JPH07277210A - パワーステアリングシステム用装置 - Google Patents

パワーステアリングシステム用装置

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JPH07277210A
JPH07277210A JP6852794A JP6852794A JPH07277210A JP H07277210 A JPH07277210 A JP H07277210A JP 6852794 A JP6852794 A JP 6852794A JP 6852794 A JP6852794 A JP 6852794A JP H07277210 A JPH07277210 A JP H07277210A
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Laurence L Miller
ローレンス・エル・ミラー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 捩り張力ばねを有する液圧制御弁により、適
確な操舵操作を可能にする。 【構成】 パワーステアリングシステムは、捩り張力ば
ね52により相互接続された一対の弁部材42,46を
含む。操舵操作中に、トルクが捩り張力ばねに作用し、
捩り張力ばねに増大する張力変形をもたらす。張力はま
た捩り張力ばねに作用し、捩り張力ばねに増大する軸方
向変形をもたらす。張力は、スラスト軸受80のローラ
110とローラの両側に係合するカム面86,94の環
状列84,92との間の相互作用により作用する。カム
面86,94は、剛体42,62,102,76によっ
て捩り張力ばね52の両端に接続されており、これによ
りカム面間のいかなる距離の増大も捩り張力ばねの相応
する伸長を招く。カム面86,94は、相対回転の各増
分中に捩り張力ばね52の軸方向変形量が減少するよう
な形状を有する。このことで、捩り張力ばね52の各連
続した軸方向変形の増分を生ずるに必要な力が減少す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液圧パワーステアリン
グシステム用の新規で改良された液圧制御弁に係り、よ
り詳しくは一対の弁部材間の相対回転に抗する捩り張力
ばねを有する液圧制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】公知のパワーステアリングシステムで
は、一対の相対回転可能な液圧制御弁を相互接続するの
に捩り棒が用いられる。操舵操作がなされると、捩り棒
は捩り弾性変形を受ける。捩り棒は弾性的に変形される
ため、弁部材は互いに相対回転する。弁部材間の相対回
転により、加圧液体がポンプから車両のフレームと操舵
輪との間に接続された液圧パワーステアリングモータへ
と流れ、パワーステアリングモータを作動させて車両の
操縦が行われるようにする。捩り棒が捩り変形を受ける
パワーステアリングシステムが、米国特許第3,70
9,099号,第4,557,342号,第4,59
8,787号に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車両の操作中、オペレ
ータが入力する操舵トルクが低いか又は存在しないとき
に、ステアリングシステムの液圧弁を中立な非操舵状態
に付勢する力を有することが望ましい。また、操舵輪を
回すのに必要な手動による入力トルク量が、車両が静止
しているか或いは非常に低速で作動しているときに駐車
操作がなされたのか、又は時速55マイルでレーン変更
操作中であるのかどうか比較可能であることも望まし
い。しかしながら、車両の運転者がステアリングシステ
ムに入力すべきトルク量は、車両が時速55マイルで移
動しているときのレーン変更中よりも駐車操作における
操舵の方が約240%大である。捩り棒ばねは、本質的
には線形なばね定数を有しており、オンセンター状態に
向けた液圧制御弁付勢トルク、すなわち角度変位にばね
定数を乗じた積であるトルクをもたらす。入力トルクが
所定の最小レベルに達するまでは捩り棒の角度変位を抑
止するよう予荷重を与えることは望ましい。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、液圧パワース
テアリングシステム内で使用する新規で改良された捩り
棒ばね装置に関する。この装置は、パワーステアリング
モータの操作を制御するため互いに相対回転可能とされ
た一対の液圧制御弁を含んでいる。捩り張力ばねが、液
圧弁部材を弾力的に相互接続している。
【0005】
【作用】操舵操作を始めると、トルクが捩り張力ばねに
作用して捩り張力ばねに捩り方向及び軸方向の変形をも
たらす。駐車操作或いは比較的高速のレーン変更のいず
れを行うにも同じような力の入れ具合が要求されるよ
う、弁部材間の相対回転の各増分に対する捩り張力ばね
の軸方向変形の増分は、捩り張力ばねの角度変位量が部
材間の相対回転範囲の少なくとも一部を通してずっと増
加するときに、減少する。
【0006】捩り張力ばねには、軸受エレメントの両側
に係合するカム面によって伸張力が作用する。カム面間
の相対回転により、剛体を介して捩り張力ばねの両端部
へ伸張力が伝達され、捩り張力ばねは軸方向に伸長す
る。カム面は、カム面間の相対回転の少なくとも一部に
おいて、連続する相対回転の増分のそれぞれがカム面間
相対回転の先行増加時よりも捩り棒ばねをして少ない量
だけ軸方向に変形させるような形状を有する。
【0007】
【実施例】概説 パワーステアリングシステム10(図1)は、車両の操
舵輪(図示せず)を回すのに用いられる。パワーステア
リングシステム10は、加圧液体のエネルギを機械的な
出力トルクに変換するのに必要なエレメントを含んでい
る。エレメントの一つは、液圧パワーステアリングモー
タ12である。パワーステアリングモータ12は、チャ
ンバ18を画成する筒状内面16を有するハウジング1
4を含んでいる。ピストン20が、チャンバ18を左右
の端部22,24(図1参照)に分割している。
【0008】複数のラック歯26がピストン20上に形
成されている。ラック歯26はセクタギヤの歯28に噛
合している。セクタギヤの歯28は、適当な操舵連鎖機
構(図示せず)により操舵輪に接続された出力軸32上
に配設されている。チャンバ18内のピストン20の動
きにより出力軸32は回転し、公知の方法で操舵連鎖機
構を作動させる。
【0009】ハウジング14は、ポンプ又は他の被加圧
液圧源に接続された流体流入ポート34を有する。ハウ
ジング14はまた、リザーバに接続された流体流出ポー
ト36を有する。
【0010】本発明に従って構成された方向制御弁組立
体40が、パワーステアリングモータ12の操作方向を
制御する。方向制御弁組立体40は、弁芯すなわち回転
可能な入力軸44に制御された部材42を含んでいる。
入力軸44は、操舵輪の手動回転によって回転される。
弁芯42は、弁筒すなわち部材46内にいれ子式に受け
入れられている。弁筒46は、外螺子を有する従動軸4
8に接続されている。従動軸48は、ボールナット50
によりピストン20に接続されている。
【0011】弁芯42と弁筒46は、捩り張力ばね52
によって相互接続されている。捩り張力ばね52の内端
部56は、ピン58によって弁筒46に接続されてい
る。捩り張力ばね52の外端部60は、ピン62によっ
て弁芯42に接続されている。捩り張力ばね52は、公
知の捩り棒の形状に対応する形状を有する。
【0012】弁筒46内に形成された流出路66は、弁
筒46の内部をパワーステアリングモータチャンバ18
の左端部22に流体連通している。弁筒46内に形成さ
れた別の流路(図示せず)が、ハウジング流路70を介
して弁筒の内部をモータシリンダチャンバ18の右端部
に流体連通している。
【0013】パワーステアリングシステム10は、米国
特許第4,942,803号に開示されたのと同じ構成
を有する。しかしながら、パワーステアリングシステム
は、図1に示された構成とは異なる構成ももち得る。例
えば、パワーステアリングシステムは、米国特許第3,
709,099号に開示された種類のラックとピニオン
からなるものでもよい。要望があれば、電動弁を用いて
米国特許第4,557,342号に開示されたようにパ
ワーステアリングモータへの流体の流れを制御してもよ
い。さもなくば、パワーステアリングシステムは、米国
特許第4,598,787号に開示されたような電動操
舵補助モータを含むこともできる。
【0014】捩り力並びに張力作用組立体 本発明の特徴に従えば、捩り力並びに張力作用組立体7
4(図2)が、捩り張力ばね52に張力を作用させるの
に用いられる。組立体74は、剛体金属を介して捩り張
力ばねの内端部56と外端部60とに接続されている。
かくして、組立体74は、金属クリップ76と剛体金属
弁筒46とにより捩り張力ばねの内端部56に接続され
ている。弁筒46は、剛体金属ピン58により捩り張力
ばね52の内端部56に接続されている。組立体74
は、剛体弁芯42と剛体金属ピン62(図2)を介して
捩り張力ばね52の外端部60に接続されている。
【0015】捩り並びに張力作用組立体74は、環状の
スラスト軸受組立体80を含んでいる。スラスト軸受組
立体80は、同一のカム面86の環状外部列84(図
3,4)の間に配設されている。カム面86は、平坦な
半径方向に延びるランド88によって分離されている。
本発明の図示の実施例では、カム面86は剛体金属弁芯
42の軸方向内端部上に形成されている。しかしなが
ら、要望があれば、カム面86とランド88は、環状部
材すなわち弁芯42の内端部にしっかりと固着されたワ
ッシャ上に形成することもできる。
【0016】同一のカム面94の内部環状列92は、環
状の輪郭ワッシャ98(図3,5)上に形成されてい
る。環状列92内の筒状カム面94は、平坦な半径方向
に延びるランド96(図5)によって分離されている。
カム面94(図5)は、カム面86(図4)と同じ形状
を有する。
【0017】輪郭ワッシャ98は、剛体の環状金属支持
リング102(図2,3)にしかりと固着されている。
かくして、支持リング102は、輪郭ワッシャ98の内
径に割り込み嵌合する筒状中央部104を有する。内部
支持リング102はまた、捩り張力ばね52の筒状端部
に割り込み嵌合している。支持リング102の軸方向内
端部は、環状クリップ76に当接係合して配設されてい
る。
【0018】支持リングと捩り張力ばねの内端部との間
の割り込み嵌合により、支持リング102から捩り張力
ばね52の内端部56へ力が伝達される。さらに、支持
リング102から捩り力ばね52の内端部へ、クリップ
76により力が伝達される。
【0019】スラスト軸受80(図2,6)は、環状列
112内に配設された複数の筒状ローラ110を含んで
いる。ローラ110は、環状のリテーナリング114
(図6)により均一に離間した関係に保たれている。ス
ラスト軸受組立体80は多くの異なる構成が可能だが、
本発明の特定の一実施例では、スラスト軸受組立体80
はINA TC−1018スラスト軸受である。
【0020】スラスト軸受80内のローラ110の数
は、カム面86の環状列84(図4)内のカム面の数及
びカム面94の環状列92(図5)内のカム面の数に等
しい。カム面列84内のカム面86とカム面列92内の
カム面94は、ローラ110両端の各端に当接係合して
いる。リテーナ114(図6)は、カム面86間のラン
ド88とカム面94間のランド96とを拡幅してローラ
110を相互接続している。本発明の特定の一実施例で
は、スラスト軸受80は、カム面列84内の20個のカ
ム面86とカム面列92内の20個のカム面94とに係
合する20個のローラ110を含んでいる。
【0021】ローラ110の一つとカム面列92内の一
のカム面94との関係は、図7に図解されている。カム
面94は、ローラの環状列112が車両の直進移動に対
応するオンセンター位置にあるときにローラ110が休
止する中央溝すなわち凹み部122を有する。カム面9
4は、ランド96に向けて緩やかに上方傾斜(図7参
照)する一対の側部124,126を有する。側部12
4,126は遷移部128,130により溝122に接
続されている。
【0022】溝122は、やや急峻な側面を有する。カ
ム面94の側部124,126は、より緩やかな上方傾
斜を有する。溝122の急峻な傾斜側面は、遷移部12
8,130によって穏やかに傾斜する側面124,12
6に接続されている。カム面94の中心軸134は、側
部124,126とランド96との相互接続間の中道に
配設されている。ステアリングシステムがオンセンター
状態にあるときは、ローラ110の中心軸は、カム面9
4の中心軸134上にある。
【0023】本発明の特定の実施例では、軸134の一
方に対するカム面94の一部例えば図7に見られる右側
面は、図表I(第12頁)に従って組み立ててある。カ
ム面94の構成は、中心軸134の両側で同一であるこ
とは理解さるべきである。図表Iでは、角度は、カム面
94の中心を通って延びて垂直軸134(図7参照)を
二等分する第1すなわち基本放射軸138(図5)から
計測される。角度は、第2の放射軸140(図5)まで
計測される。角度は、図5内に符号142にて示され
る。
【0024】角度142は、両放射軸138,140
(図5)がカム面94の中心を通って延びるときは、0
度であると考えられる。反時計方向(図5参照)に角度
が増すにつれ、放射軸140は放射軸138からますま
す引き離され、角度142はより大きくなる。
【0025】図表I(第12頁)では、カム面の深さ
は、ランド面96からカム面94と放射軸140の交点
までの垂直距離であると考えている。かくして、カム面
94の深さは、ランド96からカム面94に放射軸14
0が交差する高さまで垂直に下方(図7参照)に計測さ
れる。
【0026】角度が0度であるときは、図表Iに対応す
る本発明の特定の実施例におけるカム面94の深さは、
0.00200インチである。角度142が1度に増大
すると、カム面94の深さは0.00161インチとな
る。同様に、角度142(図5)が2度に増大すると、
カム面94の深さは0.00136インチとなる。カム
面94は、カム面列92の中心からの放射軸によって生
成されるような形状を有する。かくして、カム面の中心
からの放射軸は、カム面の全域を通じてカム面94に対
して一点で接する。
【0027】角度142の各増分に対するカム面94の
上昇量(図7参照)は、変化する。かくして、カム面9
4の中心近くすなわち溝122の領域内での角度142
の各増分に対しては、カム面の深さに比較的大きな減少
が存在する。カム面94の緩やかに傾斜する外部126
において、角度142の各増分に対して凹部94の深さ
は比較的小さく変化する。遷移部130では、カム面9
4の深さは角度142の各増分に対して一の減少率で変
化する。
【0028】 図表I 角度 深さ 角度 深さ 角度 深さ 0.00 0.00200 2.00 0.00136 4.00 0.00084 0.25 0.00183 2.25 0.00129 4.25 0.00078 0.50 0.00172 2.50 0.00122 4.50 0.00073 0.75 0.00166 2.75 0.00115 4.75 0.00067 1.00 0.00161 3.00 0.00109 5.00 0.00062 1.25 0.00155 3.25 0.00102 5.25 0.00057 1.50 0.00149 3.50 0.00096 5.50 0.00052 1.75 0.00142 3.75 0.00090 5.75 0.00047 6.00 0.00042 カム面の2列84,92(図4,5)内のカム面86,
94は、同じ形状を有する。ローラ110は、カム面列
84内のカム面86の一つ及びカム面列92内のカム面
94の一つに係合している。それ故に、角度142内の
各増分は、カム面列84,92をして、図表Iに示した
距離の2倍の大きさの距離だけ離間させる。例えば、角
度142が1度から2度に増大すると、カム面列84,
92は、0.00050インチすなわち凹部の一の深さ
の0.00025インチの変化の2倍の距離だけ離間す
る。
【0029】カム面列84は、剛体弁芯42とピン62
とにより捩り張力ばねの外端部60に接続されている。
カム面の内部列92は、剛体支持リング102とクリッ
プ76とにより捩り張力ばねの内端部56に接続されて
いる。それ故に、捩り張力ばね52の長さは、カム面列
84,82が離間するにつれて弾力的に増大する。
【0030】ローラ110(図7)がカム面94に沿っ
て回転すると、ローラが係合するカム面の部分の傾斜が
変化する。かくして、ローラ110が車両の直進移動に
対応するオンセンター位置にあるときに、ローラは溝1
22の比較的急峻な傾斜の側面に係合する。ローラ11
0がオンセンター位置から、例えば図7に示した右方に
変位すると、ローラはカム面94のより緩やかに傾斜す
る遷移部に係合するよう移動する。ローラが係合するカ
ム面の部分の傾斜が変化すると、カム面がローラに係合
する線もまた変化する。
【0031】ローラ110(図8)が図8内に144で
概略示したようにカム面94の比較的急峻な傾斜部分に
係合すると、ローラはカム面94に係合する第1の線1
45を有する。ローラ110が上方に移動して(図7,
8に見られるように)カム面94の急峻さがより少ない
傾斜部分146に係合すると、ローラはカム面94に係
合する第2の線147を有する。カム面94の部分14
4,146の傾斜の変化は、図8の図解を明瞭にする目
的で誇張されており、実際に生ずるであろうよりも大き
いことは理解さるべきである。
【0032】カム面94,86が同じ形状を有するた
め、カム面86の傾斜は図8に線148で示した傾斜か
ら線149で示した傾斜まで変化する。このことで、カ
ム面86に対するローラ110の係合線は、図8に15
1で示した線から図8に153で示した線に変化する。
【0033】ローラ110に対するカム面94の係合線
が半径方向外方(図8では下方に見える)に移動する半
径方向距離は、傾斜が144で示された線から146で
示された線にまで変化するときに、図8に距離X/2と
して示されている。同様に、ローラ110に対するカム
面86の係合線が半径方向外方(図8では下方)に移動
する半径方向距離は、傾斜が148で示された線から1
49で示された線にまで変化するときに、図8に距離X
/2として示されている。かくして、カム面86,94
に対するローラ110の係合線の複合半径方向距離はX
に等しい。
【0034】カム面86,94に対するローラ110の
係合線が変化する量、すなわち距離Xは、角度142
(図5)の各増分に対して図表II(第14頁)に示され
る。角度142が変化する各増分に対して、捩り張力ば
ね52の伸長量は、カム面86,94の深さの変化とロ
ーラ110の面に対するカム面の係合線の変化とに起因
する変化の合計に等しい量だけ変化する。
【0035】角度が1度から2度に増加すると、捩り張
力ばねの軸長の変化は、カム面86の深さの変化とカム
面94の深さの変化とカム面に対するローラ110の係
合線の変化とから生ずる。例えば、角度が1度から2度
に増加すると、カム面列84,92は、0.00050
インチすなわちカム面の一つにおける深さの変化0.0
0025インチの2倍の距離だけ離間する。さらに、カ
ム面列は、図表II内に示された距離Xの合計すなわち
0.00037(0.00014+0.00010+
0.00007+0.00006)インチに等しい距離
だけ離間する。これにより、角度142が1度から2度
に変化した結果として、捩り張力ばね52の全軸方向伸
長量は0.00087インチとなる。
【0036】 図表II 角度 深さ 角度 深さ 角度 深さ 0.00 2.00 0.00006 4.00 0.00001 0.25 2.25 0.00005 4.25 0.00001 0.50 0.00011 2.50 0.00004 4.50 0.00001 0.75 0.00020 2.75 0.00003 4.75 0.00001 1.00 0.00018 3.00 0.00003 5.00 0.00001 1.25 0.00014 3.25 0.00002 5.25 0.00001 1.50 0.00010 3.50 0.00002 5.50 0.00001 1.75 0.00007 3.75 0.00002 5.75 0.00001 6.00 0.00001作動 車両が直進しているときは、カム面86,94の環状列
84,92は、互いに軸方向に整合している。このと
き、ローラ110はカム面86,94内の溝122に係
合している。捩り張力ばね52は、予荷重の力により張
力をもって軸方向に緊張している。このことで、捩り張
力ばね52はカム面86,94をスラスト軸受組立体8
0の両端に対して押圧している。
【0037】車両の操舵輪が回転されるまで、初期予荷
重の力が弁芯42と弁筒46をしてパワーステアリング
モータ12が非作動であるオンセンター位置に止めてい
る。回転操舵を開始すると、入力軸44と弁芯42は弁
筒46に対して回転する。
【0038】弁芯42と弁筒46との間の相対回転によ
り、パワーステアリングモータチャンバ18の左端部2
2か右端部24のどちらかに圧力流体が供給される。パ
ワーステアリングモータの他方のチャンバは、リザーバ
に接続されている。このことで、操舵輪の回転運動が生
ずる。
【0039】弁芯42が弁筒46に対して回転すると、
カム面の内部列84と外部列92は互いにオフセットす
る。かくして、角度142(図5)は増大する。角度1
42が増大するにつれ、ローラ110(図7)は溝12
2からカム面94に沿って例えば右方(図7参照)に回
転する。
【0040】溝122を形成するカム面94の部分は比
較的急峻な傾斜を有しており、これにより弁芯42と弁
筒46との間の相対運動の各増分に対して、カム面94
の深さは比較的大きく変化する。かくして、角度142
が0度から1度に増大するにつれ、ローラが係合するカ
ム面94の部分の深さが0.00200インチから0.
00161インチに減少する(図表I参照)。さらに、
ローラの反対側に係合するカム面86の深さもまた、
0.00200インチから0.00161インチに減少
する。このことで、カム面内に全体で0.00078イ
ンチの変化が生まれる。
【0041】ローラ110がカム面86,94に沿って
回転すると、カム面に対するローラの係合線は図表II内
にXで示した量だけカム面列84,92に対して軸方向
に変化する。かくして、角度142が0度から1度に増
大すると、ローラの係合点の軸方向変化は、0.000
49(0.00011+0.00020+0,0001
8)インチだけシフトする。捩り張力ばね52の長さに
おける複合変化すなわち全変化は、カム面86,94の
深さの変化とカム面に対するローラ110の係合線の変
化とに起因する変化の合計である。かくして、捩り張力
ばね52の軸方向量の全変化は、0.00078インチ
に0.00049インチを加算した0,00127イン
チとなる。捩り張力ばね52の両端部56,60が剛体
金属部材によってカム面列84,92に接続されている
ため、捩り張力ばね52が受ける張力は、捩り張力ばね
を弾力的に緊張させてその長さを同量すなわち0.00
127インチだけ弾性的に増加させる。
【0042】弁芯42と弁筒46との間の相対回転が続
くと、スラスト軸受80のローラが係合するカム面8
6,94の傾斜は減少する。それ故に、弁芯42と弁筒
46との間の相対回転の等分の増分に対して、捩り張力
ばねの弾力的な軸方向変形量は、弁芯42と弁筒46間
の相対回転が増大するにつれて減少する。
【0043】捩り張力ばね52の軸方向伸長量が減少す
ると、弁芯42と弁筒46との間の相対回転の連続する
増分の間に、捩り張力ばねの弾性的な張力変形に起因す
る弁芯の回転の連続的な増分をそれぞれ引き起こすのに
必要な力の量が減少する。このことは、図9内の曲線1
50によって示される。操舵輪が初期位置から向きを変
えると、溝122に隣接するカム面86,94の急峻な
傾斜の部分は、弁芯42と弁筒46との間の相対回転に
対する抵抗力が比較的大きな増加率を示す。このこと
は、曲線150(図9)の部分152の比較的急峻な傾
斜によって示される。
【0044】弁芯42と弁筒46との間の相対回転量が
増大すると、ローラ110が係合する外部カム面86及
び内部カム面94の部分の傾斜は減少する。それ故に、
弁芯42と弁筒46との間の相対回転のさらなる増分の
間に遭遇する抵抗量は減少する。このことは、図9内に
154で示した曲線の部分で示される。これは、弁芯4
2と弁筒46との間の相対的な回転の各増分に対する捩
り張力ばね52の弾力的な軸方向伸長量が、捩り張力ば
ね52のより少ない軸方向伸長量を招くからである。そ
れ故に、たとえ捩り張力ばね52の全弾性軸方向伸長と
捩り張力ばね内の全軸方向歪みとが、弁芯42と弁筒4
6との間の相対回転の各増分に対して増大しようとも、
相対回転の各追加的増分に対する抵抗力は、曲線150
の場合は部分154により示されたように減少する。
【0045】捩り張力ばね52に対する張力の作用に起
因する軸方向伸長に加え、捩り張力ばねは、弁芯42と
弁筒46とが互いに相対回転するさいに捩り力により弾
性的に変形される。かくして、捩り張力ばね52の内端
部46は、弁筒46に固着され、かつ捩り張力ばねの外
端部60は弁芯42にしっかりと固着される。弁芯42
と弁筒46との間の相対回転により、捩り張力ばね52
が弾性的に捩り緊張すなわち公知の仕方で変形する。
【0046】捩り張力ばね52の捩り変形量は、弁芯4
2と弁筒46との間の相対回転の各増分に対して一定の
ままである。それ故に、張力に起因する抵抗力は、図9
内の曲線158で示したように、線形的に増大する。
【0047】弁芯42と弁筒46との間の相対回転をも
たらすのに遭遇する全抵抗力は、捩り張力ばねの弾力的
張力変形と捩り張力ばねの弾性的捩り変形とによりもた
らされる抵抗力の合計である。このことで、弁芯42と
弁筒46との間の相対回転に対する全抵抗力が、弁芯4
2と弁筒46との間の相対回転中に曲線162に示され
るように増大する結果となる。
【0048】駐車操作中は、弁芯42と弁筒46との間
の相対回転量は、典型的には3度を若干越えよう。時速
55マイルでのレーン変更中に、弁芯42と弁筒46と
の間の相対回転量は、典型的には約2.2度となろう。
弁芯42と弁筒46との間の約1.5度の相対回転の後
で、捩り張力ばね52の張力変形に基づく減少する抵抗
力が、捩り力ばねの捩り変形に基づく増大する抵抗力を
部分的にオフセットさせる。
【0049】本発明の上記の記載から、当業者は本発明
の改良と変形と修正とを想起するであろう。当業界内で
のそうした改良や変形や修正は、添付の特許請求の範囲
によって覆われるよう意図してある。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、捩り張力ばねを有する
液圧制御弁により適確な操舵操作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により構成されたパワーステアリングシ
ステムの断面図である。
【図2】図1のパワーステアリングシステムの一部を示
す拡大部分断面図である。
【図3】図2の装置の幾つかの構成部品の分解図であ
る。
【図4】図2の概ね4−4線に沿う断面図である。
【図5】図2の概ね5−5線に沿う断面図である。
【図6】図1,2の装置内で用いられるスラスト軸受組
立体の一部を示す拡大部分図である。
【図7】図6のスラスト軸受組立体内のローラの一部と
カム面の一部とを示す拡大部分断面図である。
【図8】カム面の傾斜変化に基づいてカム面に対する軸
受の係合線が変化する様子を描写した非常に簡略化され
た図である。
【図9】操舵力が変化する様子を図解したグラフであ
る。
【符号の説明】
42 弁芯 46 弁筒 52 捩り張力ばね 80 スラスト軸受 84,92 環状列 86,94 カム面 100 ローラ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーステアリングモータの操作を制御
    するよう互いに相対回転可能である第1及び第2の部材
    と、 前記第1及び第2の部材を相互接続する捩り張力ばね
    と、 前記第1の部材間での第1の方向への相対回転時に、前
    記捩り張力ばねにトルクを作用して前記捩り張力ばねの
    捩り変形を増大させる手段と、 前記第1の部材間での第1の方向への相対回転時に前記
    捩り張力ばねに張力を作用して前記捩り張力ばねの軸方
    向変形を増大させる手段とを備え、該捩り張力ばねに張
    力を作用する手段は、前記第1及び第2の部材間の第1
    の方向への相対回転の複数の等量増分の各増分中に、前
    記捩り張力ばねの軸方向変形量を減少させる手段を含
    む、 ことを特徴とするパワーステアリングシステム用装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記捩り張力ばねに張力を作用する前記手段は、前記捩
    り張力ばねの軸方向変形をもたらすよう力を伝達するカ
    ム面手段を有し、該カム面手段は、第1の傾斜を有する
    第1の部分と該第1の傾斜よりも少ない第2の傾斜を有
    する第2の部分とを有し、前記カム面の前記第1の部分
    が、前記第1及び第2の部材間の相対回転の複数の等量
    増分の第1増分の間に前記捩り張力ばねに対して張力を
    作用し、前記カム面の前記第2の部分が、前記第1及び
    第2の部材間の相対回転の複数の等量増分の第2増分の
    間に前記捩り張力ばねに対して張力を作用し、第1及び
    第2の部材間の第1の方向への相対回転中に、相対回転
    の複数の等量増分の前記第1増分は、相対回転の複数の
    等量増分の前記第2増分に先行する、 ことを特徴とする前記装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記捩り張力ばねに対して張力を作用する前記手段は、
    ローラの環状列を含んでおり、第1の環状カム面列は、
    ローラの前記環状列の第1の側に係合して配設されてお
    り、第2の環状カム面列は、ローラの前記環状列の第2
    の側に係合して配設されている、 ことを特徴とする前記装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記第1及び第2の部材は、パワーステアリングモータ
    への流体の流れを制御するよう協働する第1及び第2の
    弁部材であり、前記捩り張力ばねに張力を作用する前記
    手段は、前記捩り張力ばねが貫通して延びる開口する中
    央部を有するローラの環状列を含んでおり、カム面の第
    1の環状列が、前記第1の弁部材の一端部に固定的に接
    続されかつ前記ローラの環状列の第1の側面に係合配設
    されており、カム面の第2の環状列が、前記第2の弁部
    材に固定的に接続されかつ前記ローラの環状列の第2の
    側面に係合配設されている、 ことを特徴とする前記装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、 前記第1及び第2の部材は、初期位置から互いに反対方
    向に相対回転可能であり、前記捩り張力ばねにトルクを
    作用する前記手段は、初期位置から第1の方向への前記
    部材間の相対回転時に前記捩り張力ばねの伸張変形を増
    大させ、かつ第1の方向とは反対の第2の方向への前記
    部材間の相対回転時に前記捩り張力ばねの伸張変形を増
    大させる手段を含み、前記捩り張力ばねに張力を作用す
    る手段は、前記部材が初期位置にあるときに張力の影響
    下で前記捩り張力ばねを軸方向に変形した状態に保ち、
    前記捩り張力ばねが前記第1及び第2の部材を初期位置
    に付勢する力を作用するようにさせる手段を含む、 ことを特徴とする前記装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の装置において、 前記捩り張力ばねは、第1及び第2の端部を有してお
    り、前記第1の部材は前記捩り張力ばねの前記第1の端
    部に固定的に接続されており、前記第2の部材は前記捩
    り張力ばねの前記第2の端部に固定的に接続されてお
    り、前記捩り張力ばねに張力を作用する手段は、前記捩
    り張力ばねの前記第1及び第2の端部に配設されてお
    り、かつ前記捩り張力ばねの前記第1及び第2の端部と
    前記張力を作用する手段との間にさしたる変形を伴うこ
    となく張力を伝達する剛体により、前記捩り張力ばねの
    前記第1及び第2の端部に接続されている、 ことを特徴とする前記装置。
  7. 【請求項7】 パワーステアリングモータの操作を制御
    するよう互いに相対回転可能な第1及び第2の部材と、 前記第1及び第2の部材を相互接続する捩り張力ばね
    と、 前記第1の部材間での第1の方向への相対回転時に、前
    記捩り張力ばねにトルクを作用して前記捩り張力ばねの
    捩り変形を増大させる手段と、 前記第1の部材間での第1の方向への相対回転時に前記
    捩り張力ばねに張力を作用して前記捩り張力ばねの軸方
    向変形を増大させる手段とを備え、該捩り張力ばねに張
    力を作用する手段は、前記捩り張力ばねの両端部に剛体
    により接続された第1及び第2のカム面を含み、該剛体
    が前記第1及び第2のカム面と前記捩り張力ばねの両端
    部との間でさしたる変形を伴うことなく張力を伝達す
    る、 ことを特徴とするパワーステアリングシステム用装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の装置において、 前記第1のカム面と前記捩り張力ばねの一端部との間の
    距離及び前記第2のカム面と前記捩り張力ばねの他端部
    との間の距離は、前記捩り張力ばねに対して増大する張
    力が作用する間は前記捩り張力ばねに張力を作用する前
    記手段によって実質的に一定に保たれる、 ことを特徴とする前記装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の装置において、 前記捩り張力ばねに張力を作用する前記手段は、前記第
    1及び第2のカム面間に配設され、かつ前記第1及び第
    2の部材の第1の方向への相対回転時に前記第1及び第
    2のカム面と協働して該第1及び第2のカム面間の距離
    を増大させる複数の部材を含み、前記捩り張力ばねは、
    前記第1及び第2の部材の第1の方向への相対回転時に
    前記第1及び第2のカム面間の距離の増加と同じ量だけ
    軸方向に伸張変形する、 ことを特徴とする前記装置。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の装置において、 前記第1及び第2の部材は、パワーステアリングモータ
    への流体の流れを制御するよう協働する第1及び第2の
    弁部材であり、前記第1のカム面は前記第1の弁部材に
    固定的に接続されており、前記第2のカム面は前記第2
    の弁部材に固定的に接続されている、 ことを特徴とする前記装置。
  11. 【請求項11】 パワーステアリングモータの操作を制
    御するよう互いに相対回転可能な第1及び第2の部材
    と、 前記第1及び第2の部材を相互接続する捩り張力ばね
    と、 前記第1の部材間での第1の方向への相対回転時に、前
    記捩り張力ばねにトルクを作用して前記捩り張力ばねの
    捩り変形を増大させる手段と、 前記第1の部材間での第1の方向への相対回転時に、前
    記捩り張力ばねに張力を作用して前記捩り張力ばねの軸
    方向変形を増大させる手段とを備え、該捩り張力ばねに
    張力を作用する手段は、前記部材間の第1の方向への第
    1の増分角度距離を跨ぐ相対回転時に捩り張力ばねに作
    用された張力を第1の量だけ可変し、かつ前記部材間の
    第1の方向への前記第1の増分角度距離と等しいがオフ
    セットしている第2の増分角度距離を跨ぐ相対回転時に
    捩り張力ばねに作用された張力を前記第1の量とは異な
    る第2の量だけ可変する手段を含む、 ことを特徴とするパワーステアリングシステム用装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の装置において、 捩り張力ばねに張力を作用する前記手段は、前記捩り張
    力ばねを軸方向に変形させる力を伝達するカム面手段を
    含み、該カム面手段は、第1の傾斜を有する第1の部分
    及び第1の傾斜よりも緩やかな第2の傾斜を有する第2
    の部分とを有しており、該カム面手段の前記第1の部分
    は、前記部材間の第1の増分角度距離を跨ぐ相対回転中
    に前記捩り張力ばねに張力を作用し、該カム面手段の前
    記第2の部分は、前記部材間の第2の増分角度距離を跨
    ぐ相対回転中に前記捩り張力ばねに張力を作用する、 ことを特徴とする前記装置。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の前記装置において、 前記捩り張力ばねに張力を作用する前記手段は、ローラ
    の環状列を含んでおり、カム面の第1の環状列が、ロー
    ラの前記環状列の第1の側面に係合配設されていて、カ
    ム面の第2の環状列が、ローラの前記環状列の第2の側
    面に係合配設されている、 ことを特徴とする前記装置。
  14. 【請求項14】 請求項11記載の前記装置において、 前記第1及び第2の部材は、パワーステアリングモータ
    への流体の流れを制御するよう協働する第1及び第2の
    弁部材であり、前記捩り張力ばねに張力を作用する前記
    手段は、前記捩り張力ばねが貫通して延びる開口する中
    央部を有するローラの環状列を含み、カム面の第1の環
    状列が、前記第1の弁部材の一端に固定的に接続されか
    つローラの前記環状列の第1の側面に係合配設されてお
    り、カム面の第2の環状列が、前記第2の弁部材に固定
    的に接続されかつローラの前記環状列の第2の側面に係
    合配設されている、 ことを特徴とする前記装置。
  15. 【請求項15】 請求項11記載の前記装置において、 前記第1及び第2の部材は、初期位置から互いに反対方
    向に相対回転可能であり、前記捩り張力ばねにトルクを
    作用する前記手段は、初期位置から第1の方向への前記
    部材間の相対回転時に前記捩り張力ばねの伸張変形を増
    大させかつ第1の方向とは反対の第2の方向への前記部
    材間の相対回転時に前記捩り張力ばねの伸張変形を増大
    させる手段を含み、前記捩り張力ばねに張力を作用する
    前記手段は、前記部材が初期位置にあるときに張力の影
    響下で前記捩り張力ばねを軸方向に変形した状態に保
    ち、前記捩り張力ばねが前記第1及び第2の部材を初期
    位置に付勢する力を作用するようにさせる手段を含む、 ことを特徴とする前記装置。
  16. 【請求項16】 請求項11記載の前記装置において、 前記捩り張力ばねは、第1及び第2の端部を有してお
    り、前記第1の部材は前記捩り張力ばねの前記第1の端
    部に固定的に接続されており、前記第2の部材は前記捩
    り張力ばねの前記第2の端部に固定的に接続されてお
    り、前記捩り張力ばねに張力を作用する手段は、前記捩
    り張力ばねの前記第1及び第2の端部間に配設され、か
    つ前記捩り張力ばねの前記第1及び第2の端部と前記張
    力を作用する手段との間にさしたる変形を伴うことなく
    張力を伝達する剛体により前記捩り張力ばねの前記第1
    及び第2の端部に接続されている、 ことを特徴とする前記装置。
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