JPH07277175A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置

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JPH07277175A
JPH07277175A JP6070306A JP7030694A JPH07277175A JP H07277175 A JPH07277175 A JP H07277175A JP 6070306 A JP6070306 A JP 6070306A JP 7030694 A JP7030694 A JP 7030694A JP H07277175 A JPH07277175 A JP H07277175A
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valve
fail
control
master cylinder
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Toshiya Osawa
俊哉 大澤
Iwane Inokuchi
岩根 井之口
Hajime Kosaka
元 小坂
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前後輪2系統に独立のフェールセーフ機能を
持たせたブレーキ制御装置において、リア側ブレーキ制
御系統のみにフェールが発生した場合のドライバへの制
動違和感の抑制と、フロント側ブレーキ制御系統のみに
フェールが発生した場合の後輪ロックの防止との両立を
図ること。 【構成】 リア側ブレーキ制御系統のみにフェールが発
生した場合、フロント側は制御圧でリア側はマスタシリ
ンダ圧とし、フロント側ブレーキ制御系統のみにフェー
ルが発生した場合、フロント側及びリア側を共に制御圧
あるいはマスタシリンダ圧により同圧とする第1フェー
ル対応制御手段gあるいは第2フェール対応制御手段h
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各輪に加えるブレーキ
液圧を任意に制御するブレーキ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブレーキ制御装置としては、例え
ば、特開平4−87867号公報に記載のものが知られ
ている。
【0003】上記従来出典には、マスタシリンダ圧に応
じて油圧を調圧する電子油圧制御弁により、制動操作時
にホイールシリンダに供給するブレーキ圧を制御する装
置が示されれている。
【0004】すなわち、上記電子油圧制御弁は、外部液
圧源とホイールシリンダとの途中に設けられ、電流値に
応じて減圧側に押す比例ソレノイドからの力と、マスタ
シリンダ圧に応じて増圧側に押すプランジャからの力と
が作用するスプールを有するバルブ構造であり、外部液
圧源から供給される外部液圧を2つの入力の差に応じた
制御圧に調圧するようにしている。
【0005】このブレーキ制御装置をベースとし、正常
時に4輪独立のブレーキ制御を達成しながら、フェール
発生時に電子油圧制御弁からホイールシリンダへの制御
圧供給を遮断し、マスタシリンダからのマスタシリンダ
圧をホイールシリンダへ供給し、フェール発生時にマス
タシリンダ圧による制動力を確保するシステムとした場
合には、図7に示すように、オイルポンプ3とアキュム
レータ4による外部液圧源の下流位置に、フェール発生
時に外部液圧をカットする電磁弁構造のフェール弁7を
1個設ける構造となる。尚、図7において、1はマスタ
シリンダ、2,12はホイールシリンダ、5,15はメ
イン弁、6,16はパイロット弁、8,18はリーク低
減用切換弁、9,19はパイロット切換弁である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フェー
ル発生時に外部液圧をカットするフェール弁7を有する
ブレーキ制御システムにあっては、フロントあるいはリ
アの一方の系統にフェールが発生した場合、フェールが
発生していない系統をも含め全系統のマスタシリンダ1
とホイールシリンダ2とが連結されるため、フェール発
生に基づきフェール弁7が切り換わる瞬間にトータル制
動力が低下し、ドライバに違和感を与えるという問題が
ある。
【0007】すなわち、システム正常時には、パイロッ
ト弁6,16及びメイン弁5,15により構成される油
圧制御弁の持つ倍力機能によりマスタシリンダ圧より高
い制御圧に調圧し、これをホイールシリンダ2に供給し
ている状態にある。しかし、フェールが発生すると、フ
ェール弁7の切り換え動作により、マスタシリンダ圧が
直接ホイールシリンダ2へ供給される状態となり、前後
の4輪全てのホイールシリンダ圧がマスタシリンダ圧レ
ベルとなることでトータル制動力として低下し、フェー
ル弁7の切り換え動作の前後で制動力変化幅が大きくな
る。
【0008】そこで、これを解決するべく、図8に示す
ように、フロント側とリア側の2系統に対しそれぞれに
フロント側フェール弁17とリア側フェール弁7を設
け、一方の系統がフェールとなっても他方の非フェール
側での油圧制御を確保する案がある。
【0009】しかしながら、この場合には、フロント側
のブレーキ制御系統のみがフェールした場合、フロント
側のホイールシリンダにはマスタシリンダ圧が供給され
るのに対し、リア側のホイールシリンダには油圧制御弁
で倍力された制御圧が供給されることになり、後輪がロ
ックし操安性が低下してしまうという問題がある。
【0010】すなわち、制動時には、車体に加わる減速
度により車両重心位置が前方へと移動し、この重心移動
に伴って前輪側(フロント側)の輪荷重が増大し、後輪
側(リア側)の輪荷重が減少するという状況を呈する。
よって、フロント側はリア側より多少大きな制動力とな
ってもロックしにくいが、リア側はフロント側より大き
な制動力が加わった場合にロックしやすくなる。
【0011】本発明は、上記問題に着目してなされたも
ので、共通の目的とするところは、前後輪2系統に独立
のフェールセーフ機能を持たせたブレーキ制御装置にお
いて、リア側ブレーキ制御系統のみにフェールが発生し
た場合のドライバへの制動違和感の抑制と、フロント側
ブレーキ制御系統のみにフェールが発生した場合の後輪
ロックの防止との両立を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の発明のブレーキ制御装置では、図1のクレーム対
応図に示すように、ブレーキ操作力に応じたマスタシリ
ンダ圧を発生するマスタシリンダaと、各車輪の制動装
置に設けられ、前記マスタシリンダ圧より高圧な制御圧
により作動する各ホイールシリンダb,b’と、ブレー
キ操作と無関係に液圧を発生する外部液圧源cと、前輪
側(フロント側)と後輪側(リア側)との2系統にそれ
ぞれ設けられ、マスタシリンダ圧を信号圧とし、信号圧
により生じる力とソレノイドにより生じる力とを入力
し、外部液圧源から供給される外部液圧を2つの入力の
差に応じた制御圧に調圧するフロント側油圧制御弁d及
びリア側油圧制御弁d’と、を有するブレーキ制御装置
において、リア側ブレーキ制御系統のみがフェールの
時、リア側のホイールシリンダb’へはマスタシリンダ
圧を直接加えフロント側のホイールシリンダbへはフロ
ント側油圧制御弁dからの制御圧を加え、フロント側ブ
レーキ制御系統のみがフェールの時、リア側油圧制御弁
d’からの制御圧をリア側のホイールシリンダb’のみ
ならずフロント側のホイールシリンダbにも加える第1
フェール対応制御手段gを設けたことを特徴とする。
【0013】さらに詳しくは、請求項1記載のブレーキ
制御装置において、外部からの指令により外部液圧また
はリターン圧を選択し出力するフロント側フェール弁e
及びリア側フェール弁e’と、前記フロント側フェール
弁e及びリア側フェール弁e’の出力圧をそれぞれ弁動
作圧とし、ホイールシリンダb,b’への供給圧を選択
するフロント側パイロット切換弁f及びリア側パイロッ
ト切換弁f’とが設けられ、前記フロント側パイロット
弁fは、リターン圧選択時にフロント側のホイールシリ
ンダbをリア側のホイールシリンダb’に連結し、外部
液圧選択時にフロント側油圧制御弁dとホイールシリン
ダbを連結し、前記リア側パイロット弁f’は、リター
ン圧選択時にマスタシリンダaとホイールシリンダb’
を連結し、外部液圧選択時にリア側油圧制御弁d’とホ
イールシリンダb’を連結する構造を持ち、前記第1フ
ェール対応制御手段gは、リア側ブレーキ制御系統のみ
がフェールの時、フロント側フェール弁eに外部液圧選
択指令を出力すると共にリア側フェール弁e’にリター
ン圧選択指令を出力し、フロント側ブレーキ制御系統の
みがフェールの時、フロント側フェール弁eにリターン
圧選択指令を出力すると共にリア側フェール弁e’に外
部液圧選択指令を出力する手段であることを特徴とす
る。
【0014】上記目的を達成するため第2の発明のブレ
ーキ制御装置では、図2のクレーム対応図に示すよう
に、ブレーキ操作力に応じたマスタシリンダ圧を発生す
るマスタシリンダaと、各車輪の制動装置に設けられ、
前記マスタシリンダ圧より高圧な制御圧により作動する
各ホイールシリンダb,b’と、ブレーキ操作と無関係
に液圧を発生する外部液圧源cと、前輪側(フロント
側)と後輪側(リア側)との2系統にそれぞれ設けら
れ、マスタシリンダ圧を信号圧とし、信号圧により生じ
る力とソレノイドにより生じる力とを入力し、外部液圧
源から供給される外部液圧を2つの入力の差に応じた制
御圧に調圧するフロント側油圧制御弁d及びリア側油圧
制御弁d’と、を有するブレーキ制御装置において、リ
ア側ブレーキ制御系統のみがフェールの時、リア側のホ
イールシリンダb’へはマスタシリンダ圧を直接加えフ
ロント側のホイールシリンダbへはフロント側油圧制御
弁dからの制御圧を加え、フロント側ブレーキ制御系統
のみがフェールの時、フロント側及びリア側の全てのホ
イールシリンダb,b’にマスタシリンダ圧を加える第
2フェール対応制御手段hを設けたことを特徴とする。
【0015】さらに詳しくは、請求項3記載のブレーキ
制御装置において、外部からの指令により外部液圧また
はリターン圧を選択し出力するフロント側フェール弁e
及びリア側フェール弁e’と、前記フロント側フェール
弁e及びリア側フェール弁e’の出力圧をそれぞれ弁動
作圧とし、ホイールシリンダb,b’への供給圧を選択
するフロント側パイロット切換弁f及びリア側パイロッ
ト切換弁f’とが設けられ、前記フロント側パイロット
弁f及びリア側パイロット弁f’は、リターン圧選択時
にマスタシリンダaとホイールシリンダb,b’を連結
し、外部液圧選択時に油圧制御弁d,d’とホイールシ
リンダb,b’を連結する構造を持ち、前記第2フェー
ル対応制御手段hは、リア側ブレーキ制御系統のみがフ
ェールの時、フロント側フェール弁eに外部液圧選択指
令を出力すると共にリア側フェール弁e’にリターン圧
選択指令を出力し、フロント側ブレーキ制御系統のみが
フェールの時、フロント側フェール弁eとリア側フェー
ル弁e’の両方にリターン圧選択指令を出力する手段で
あることを特徴とする。
【0016】
【作用】第1の発明の作用を説明する。
【0017】システム正常時には、外部からの指令によ
りフロント側フェール弁e及びリア側フェール弁e’が
外部液圧源cからの外部液圧をパイロット切換弁f,
f’に供給する側が選択され、パイロット切換弁f,
f’はフロント側油圧制御弁d及びリア側油圧制御弁
d’により調圧される制御圧をそれぞれホイールシリン
ダb,b’に導く側に切り換えられた状態にある。この
状態にてブレーキ操作を行なうと、マスタシリンダaに
おいて、ブレーキ操作力に応じたマスタシリンダ圧が発
生し、このマスタシリンダ圧がフロント側油圧制御弁d
及びリア側油圧制御弁d’に信号圧として導かれ、フロ
ント側油圧制御弁d及びリア側油圧制御弁d’のそれぞ
れにおいて、マスタシリンダ圧により生じる力とソレノ
イドにより生じる力の差に応じた制御圧に調圧され、こ
の制御圧が各ホイールシリンダb,b’に供給されるこ
とで各車輪に制動力が加えられる。
【0018】このブレーキ操作時にリア側ブレーキ制御
系統のみにフェールが発生した場合、第1フェール対応
制御手段gにおいて、フロント側フェール弁eに外部液
圧選択指令が出力されると共にリア側フェール弁e’に
リターン圧選択指令が出力される。これによって、リア
側のホイールシリンダb’へはマスタシリンダ圧が加え
られ、フロント側のホイールシリンダbへはフロント側
油圧制御弁dからの制御圧が加えられる。
【0019】したがって、リア側フェール発生時に4輪
全てのホイールシリンダ圧がマスタシリンダ圧レベルと
なる場合に比べ、トータル制動力の変化幅が小さくな
り、ドライバへの制動違和感が小さく抑えられる。
【0020】一方、ブレーキ操作時にフロント側ブレー
キ制御系統のみにフェールが発生した場合、第1フェー
ル対応制御手段gにおいて、フロント側フェール弁eに
リターン圧選択指令が出力されると共にリア側フェール
弁e’に外部液圧選択指令が出力される。これによっ
て、リア側油圧制御弁d’からの制御圧がリア側のホイ
ールシリンダb’のみならずフロント側のホイールシリ
ンダbにも加えられる。
【0021】したがって、フロントとリアの制動力が同
等の制御圧レベルとなり、十分な制動力が確保されると
共に、フロント側フェール時にリア側のみに制御圧を加
える場合のような後輪ロックが防止される。
【0022】第2の発明の作用を説明する。
【0023】システム正常時におけるブレーキ制御作用
及びブレーキ操作時にリア側ブレーキ制御系統のみにフ
ェールが発生した場合のフェール対応制御作用は第1の
発明と同様である。
【0024】第2の発明では、ブレーキ操作時にフロン
ト側ブレーキ制御系統のみにフェールが発生した場合、
第2フェール対応制御手段hにおいて、フロント側フェ
ール弁eとリア側フェール弁e’の両方にリターン圧選
択指令が出力される。これによって、フロント側及びリ
ア側の全てのホイールシリンダb,b’にマスタシリン
ダ圧が加えられる。
【0025】したがって、フロントとリアの制動力が同
等のマスタシリンダ圧レベルとなり、フロント側フェー
ル時にリア側のみに制御圧を加える場合のような後輪ロ
ックが防止される。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0027】(第1実施例)まず、構成を説明する。
【0028】図3は第1の発明に対応する第1実施例の
ブレーキ制御装置を示す全体システム図である。
【0029】まず、主な構成を説明すると、図3におい
て、1はマスタシリンダ、2,2,12,12はホイー
ルシリンダ、3はオイルポンプ、4はアキュムレータ
(3,4は外部液圧源cに相当)、5,5はリア側メイ
ン弁、15,15はフロント側メイン弁、6はリア側パ
イロット弁、16はフロント側パイロット弁、7はリア
側フェール弁、17はフロント側フェール弁、8はリア
側リーク低減用切換弁、18はフロント側リーク低減用
切換弁、9,9はリア側パイロット切換弁、19,19
はフロント側パイロット切換弁である。
【0030】前記マスタシリンダ1は、ブレーキペダル
へのブレーキ操作力に応じたマスタシリンダ圧を発生す
る。
【0031】前記ホイールシリンダ2,2,12,12
は、各車輪の制動装置に設けられ、メイン弁5,5,1
5,15により作り出される制御圧あるいはマスタシリ
ンダ1からのマスタシリンダ圧により作動する。
【0032】前記オイルポンプ3は、エンジンやモータ
駆動で、その吐出圧はアキュムレータ4に蓄圧される。
【0033】前記メイン弁5,5,15,15は、パイ
ロット弁6,16からのパイロット圧により生じる図面
左方向(増圧方向)の力と、ソレノイド5a,5a,1
5a,15aにより生じる図面右方向(減圧方向)の力
を入力し、アキュムレータ4から供給される外部液圧を
2つの入力の差に応じた制御圧(4輪独立)に調圧す
る。尚、Dは供給圧ポート、Eは制御圧ポート、Fはド
レーンポートである。
【0034】前記パイロット弁6,16は、マスタシリ
ンダ圧ポートGから導かれるマスタシリンダ圧を信号圧
とし、アキュムレータ4からの外部液圧をマスタシリン
ダ圧に応じたパイロット圧(前後輪独立)に調圧する。
【0035】尚、メイン弁5,5とパイロット弁6とは
同じバルブボディに設けられてリア側制御弁ユニットV
R(リア側油圧制御弁d’に相当)を構成し、また、メ
イン弁15,15とパイロット弁16とは同じバルブボ
ディに設けられてフロント側制御弁ユニットVF(フロ
ント側油圧制御弁dに相当)を構成している。
【0036】前記リア側フェール弁7及びフロント側フ
ェール弁17は、外部からの指令により切り換えられる
3位置切換電磁弁構造で、アキュムレータ4とリア側制
御弁ユニットVR及びフロント側制御弁ユニットVFの
それぞれを連結する油路の途中の分岐点Mと分岐点Nか
ら分岐した油路にそれぞれ設けられ、ON指令(外部液
圧選択指令)によりアキュムレータ4からの外部液圧を
伝え、OFF指令(リターン圧選択指令)によりパイロ
ット切換弁9,9,19,19への外部液圧をドレーン
する。
【0037】前記リア側リーク低減用切換弁8及びフロ
ント側リーク低減用切換弁18は、マスタシリンダ圧を
弁動作圧とし、マスタシリンダ圧の非発生時に供給圧ポ
ートD,Dへの外部液圧の供給を遮断し、マスタシリン
ダ圧の発生時に供給圧ポートD,Dへ外部液圧を供給す
る。尚、Cはマスタシリンダ圧ポート、Aは入力ポー
ト、Bは出力ポートである。
【0038】前記リア側パイロット切換弁9,9は、リ
ア側フェール弁7の下流位置に設けられ、リア側フェー
ル弁7を介して供給される外部液圧を弁動作圧とし、O
FF指令時にマスタシリンダ1とホイールシリンダ2,
2を連結し、ON指令時にリア側制御弁ユニットVRの
制御圧ポートE,Eとホイールシリンダ2,2を連結す
る。また、フロント側パイロット切換弁19,19は、
フロント側フェール弁17の下流位置に設けられ、フロ
ント側フェール弁17を介して供給される外部液圧を弁
動作圧とし、OFF指令時にフロント側ホイールシリン
ダ2,2とリア側ホイールシリンダ12,12を連結
し、ON指令時にフロント側制御弁ユニットVFの制御
圧ポートE,Eとホイールシリンダ12,12を連結す
る。尚、Kは外部液圧ポート、Iは制御圧ポート、Hは
マスタシリンダ圧ポート、Jはホイールシリンダ圧ポー
ト、H’はフロント側ホイーリシリンダ圧ポートであ
る。
【0039】前記リア側フェール弁7及びフロント側フ
ェール弁17とメイン弁5,15のソレノイド5a,1
5aは、図外のコントローラからの指令により駆動制御
される。
【0040】次に、作用を説明する。
【0041】[フェール対応制御作動]図4はコントロ
ーラで行なわれるフェール対応制御作動処理の流れを示
すフローチャートで、以下、各ステップについて説明す
る(第1フェール対応制御手段gに相当)。
【0042】ステップ30では、フロント側のブレーキ
制御系統がフェールしたかどうかが判断され、ステップ
31及びステップ32では、リア側のブレーキ制御系統
がフェールしたかどうかが判断される。これらのフェー
ル判断は、コントローラ内のフェール判断回路におい
て、信号や圧力を監視することで行なわれる。
【0043】ステップ33では、リア側のブレーキ制御
系統のみがフェールしている時、フロントホイールシリ
ンダ圧制御を実行し、リア側フェール弁7にOFF指令
が出力される。
【0044】ステップ34では、フロント側のブレーキ
制御系統のみがフェールしている時、リアホイールシリ
ンダ圧制御を通常通り実行し、フロント側フェール弁1
7にOFF指令が出力される。
【0045】ステップ35では、リア側もフロント側も
共にブレーキ制御系統がフェールしている時、リア側フ
ェール弁7とフロント側フェール弁17にOFF指令が
出力される。
【0046】[システム正常での非制動時]システム正
常での非制動時には、リア側フェール弁7及びフロント
側フェール弁17にコントローラから外部液圧の供給を
選択するON指令が出力されていて、リア側パイロット
切換弁9,9及びフロント側パイロット切換弁19,1
9は外部液圧を弁動作圧としてポートIとポートJとが
連通する位置、すなわち、メイン弁5,5,15,15
からの制御圧により作動する位置に切り換えられてい
る。
【0047】また、マスタシリンダ1からのマスタシリ
ンダ圧がゼロであることで、リーク低減用切換弁8,1
8は、図3に示すポートAとポートBを遮断する側に固
定されている。
【0048】したがって、アキュムレータ4からの外部
液圧は、リーク低減用切換弁8,18の位置で遮断さ
れ、その下流へ供給しない状態であるので、リア側制御
弁ユニットVR及びフロント側制御弁ユニットVFのス
プールでのリークが低減され、オイルポンプ3でのポン
プ吐出流量の浪費が防止される。
【0049】[システム正常での制動時]上記状態にて
ブレーキペダルへの踏み込み操作を行なうと、マスタシ
リンダ1で発生したマスタシリンダ圧はリーク低減用切
換弁8,18のポートCに導かれ、リーク低減用切換弁
8,18は、マスタシリンダ圧を開弁動作圧としてポー
トAとポートBを連通する側に切り換えられる。
【0050】また、リア側制御弁ユニットVR及びフロ
ント側制御弁ユニットVFのポートGにブレーキ操作力
に応じたマスタシリンダ圧が導かれる。
【0051】よって、アキュムレータ4からの外部液圧
がリーク低減用切換弁8,18を介してリア側制御弁ユ
ニットVR及びフロント側制御弁ユニットVFの供給圧
ポートD,Dに供給され、パイロット弁6,16におい
て、供給圧がマスタシリンダ圧の大きさに応じたパイロ
ット圧に調圧され、さらに、メイン弁5,5,15,1
5において、パイロット圧により生じる力とソレノイド
5a,5a,15a,15aにより生じる力の差に応じ
た制御圧に調圧され、この制御圧が各ホイールシリンダ
2,2,12,12に供給されることで各車輪に制動力
が加えられる。
【0052】尚、ソレノイド5a,5a,15a,15
aに対する制御指令を異ならせることで、前後輪独立あ
るいは左右輪独立あるいは4輪独立に制動力を制御する
ことができる。
【0053】[リア側ブレーキ制御系統フェール時]上
記制動時にリア側ブレーキ制御系統のみがフェールする
と、図4のフローチャートで、ステップ30→ステップ
31→ステップ33へと進む流れとなり、ステップ33
では、フロントホイールシリンダ圧制御を実行し、リア
側フェール弁7にOFF指令が出力される。
【0054】この制御により、リア側フェール弁7は、
リア側パイロット切換弁9,9のポートKから外部液圧
をドレーンさせる図3に示す位置に切り換えられ、リア
側パイロット切換弁9,9は、外部液圧が抜かれること
でポートHとポートJとが連通する位置、すなわち、マ
スタシリンダ1からのマスタシリンダ圧によりホイール
シリンダ2,2が作動する位置に切り換えられ、リア側
のホイールシリンダ2,2にはマスタシリンダ圧による
制動力が加えられる。
【0055】一方、フロント側フェール弁17は、上記
通常時の状態のままで、フロント側パイロット切換弁1
9,19はメイン弁15,15からの制御圧により作動
する位置に切り換えられていて、フロント側のホイール
シリンダ12,12はメイン弁15,15により作り出
される制御圧による制動力が加えられる。
【0056】したがって、トータル制動力としては、リ
ア側の2輪において制御圧レベルからマスタシリンダ圧
レベルに低下するだけで、フェール発生時に前後の4輪
全てのホイールシリンダ圧がマスタシリンダ圧レベルと
なる場合に比べ、トータル制動力の変化幅が小さくな
り、リア側のみの一方の系統にフェールが発生した場
合、ドライバへの制動違和感が小さく抑えられる。
【0057】[フロント側ブレーキ制御系統フェール
時]上記制動時にフロント側ブレーキ制御系統のみがフ
ェールすると、図4のフローチャートで、ステップ30
→ステップ32→ステップ34へと進む流れとなり、ス
テップ34では、リアホイールシリンダ圧制御を実行
し、フロント側フェール弁17にOFF指令が出力され
る。
【0058】この制御により、フロント側フェール弁1
7は、フロント側パイロット切換弁19,19のポート
Kから外部液圧をドレーンさせる図3に示す位置に切り
換えられ、フロント側パイロット切換弁19,19は、
外部液圧が抜かれることでポートH’とポートJとが連
通する位置、すなわち、リア側のホイールシリンダ2,
2からのホイールシリンダ圧によりフロント側のホイー
ルシリンダ12,12が作動する位置に切り換えられ、
リア側制御弁ユニットVRからの制御圧がリア側のホイ
ールシリンダ2,2のみならずフロント側のホイールシ
リンダ12,12にも加えられる。
【0059】したがって、フロントとリアの制動力が同
等でバランスし、ドライバに違和感を与えない十分な制
動力が確保されると共に、例えば、リア側のみに制御圧
を加える場合のような後輪ロックが防止される。
【0060】[フロント・リア共にブレーキ制御系統フ
ェール時]フロント・リア共にブレーキ制御系統フェー
ル時には、図4にフローチャートにおいて、ステップ3
0→ステップ32→ステップ35へと進む流れとなり、
ステップ35では、リア側フェール弁7とフロント側フ
ェール弁17にOFF指令が出力される。
【0061】したがって、フロント・リア共にブレーキ
制御系統がフェールした場合には、上記のように、マス
タシリンダ圧による制動となり、制動力不足に対して
は、ブレーキ操作力を増大する修正ブレーキ操作にて対
応する。
【0062】次に、効果を説明する。
【0063】(1)リア側ブレーキ制御系統のみにフェ
ールが発生した場合、フロント側は制御圧でリア側はマ
スタシリンダ圧とし、フロント側ブレーキ制御系統のみ
にフェールが発生した場合、フロント側及びリア側を共
に制御圧により同圧とするフェール対応制御を行なう装
置としたため、リア側ブレーキ制御系統のみにフェール
が発生した場合のドライバへの制動違和感の抑制と、フ
ロント側ブレーキ制御系統のみにフェールが発生した場
合の後輪ロックの防止との両立を図ることができる。
【0064】(2)フロント側及びリア側を共に制御圧
とすることでフロントとリアの制動力バランスをとって
いるため、フロント側ブレーキ制御系統のみにフェール
が発生した場合、フェール発生の前後でのトータル制動
力の変化幅がほぼ解消され、十分な制動力をそのまま確
保できると共に、ドライバへ違和感を与えることも解消
することができる。
【0065】(3)アキュムレータ4とリア側制御弁ユ
ニットVR及びフロント側制御弁ユニットVFのそれぞ
れを連結する油路の途中の分岐点Mと分岐点Nから分岐
した油路にそれぞれフロント側フェール弁17及びリア
側フェール弁7を設けたため、装置の小型軽量化を図る
ことができる。
【0066】すなわち、両フェール弁7,17により制
御弁ユニットVR,VFへの流量分まで負担する構成と
した場合、大流量(約20リットル/min)を許容する大型の
フェール弁7,17が必要となるのに対し、両フェール
弁7,17はパイロット切換弁9,9,19,19への
切り換えのみの流量(1リットル/min以下)を負担すればよ
く、弁サイズの小さな低流量弁でよいことで、2つのフ
ェール弁7,17をシステムに追加しているにもかかわ
らず装置へのサイズ的影響や重量的影響を小さく抑える
ことができる。
【0067】(第2実施例)まず、構成を説明する。
【0068】図5は第2の発明に対応する第2実施例の
ブレーキ制御装置を示す全体システム図である。
【0069】第1実施例装置と異なる構成についてのみ
説明すると、リア側パイロット切換弁9,9及びフロン
ト側パイロット切換弁19,19は、それぞれリア側フ
ェール弁7及びフロント側フェール弁17の下流位置に
設けられ、フェール弁7,17を介して供給される外部
液圧を弁動作圧とし、OFF指令時にマスタシリンダ1
とホイールシリンダ2,2,12,12を連結し、ON
指令時に制御弁ユニットVF,VRの制御圧ポートE,
Eとホイールシリンダ2,2,12,12を連結する。
【0070】次に、作用を説明する。
【0071】[フェール対応制御作動]図6はコントロ
ーラで行なわれるフェール対応制御作動処理の流れを示
すフローチャートである(第2フェール対応制御手段h
に相当)。
【0072】すなわち、制動時にリア側ブレーキ制御系
統のみがフェールすると、図6のフローチャートで、ス
テップ30→ステップ31→ステップ33へと進む流れ
となり、第1実施例装置と同様に、フロント側に制御
圧、リア側にマスタシリンダ圧が加えられるが、制動時
にフロント側ブレーキ制御系統のみがフェールすると、
図6のフローチャートで、ステップ30→ステップ35
へと進む流れとなり、ステップ35では、両フェール弁
7,17にOFF指令が出力され、フロント側とリア側
の両方にマスタシリンダ圧が加えられる。
【0073】尚、他の作用については第1実施例装置と
同様であるので説明を省略する。
【0074】次に、効果を説明する。
【0075】第1実施例装置の(1)に相当する下記の
(1’)の効果と、第1実施例装置の(3)の効果を得
ることができる。
【0076】(1’)リア側ブレーキ制御系統のみにフ
ェールが発生した場合、フロント側は制御圧でリア側は
マスタシリンダ圧とし、フロント側ブレーキ制御系統の
みにフェールが発生した場合、フロント側及びリア側を
共にマスタシリンダ圧により同圧とするフェール対応制
御を行なう装置としたため、リア側ブレーキ制御系統の
みにフェールが発生した場合のドライバへの制動違和感
の抑制と、フロント側ブレーキ制御系統のみにフェール
が発生した場合の後輪ロックの防止との両立を図ること
ができる。
【0077】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0078】実施例では、油圧制御弁として、メイン弁
とパイロット弁の2つの弁に分割したタイプのものを示
したが、特開平4−87867号公報に記載されている
ような1つの電子油圧制御弁構造のもであってもよい。
【0079】また、特開平4−87867号公報に記載
されているように、外部液圧を信号圧としてTCS制御
を行なう油圧制御弁を用いても良いことは勿論である。
【0080】
【発明の効果】請求項1,2記載の第1の発明にあって
は、前後輪2系統に独立のフェールセーフ機能を持たせ
たブレーキ制御装置において、リア側ブレーキ制御系統
のみにフェールが発生した場合、フロント側は制御圧で
リア側はマスタシリンダ圧とし、フロント側ブレーキ制
御系統のみにフェールが発生した場合、フロント側及び
リア側を共に制御圧により同圧とする第1フェール対応
制御手段を設けた装置としたため、リア側ブレーキ制御
系統のみにフェールが発生した場合のドライバへの制動
違和感の抑制と、フロント側ブレーキ制御系統のみにフ
ェールが発生した場合の後輪ロックの防止との両立を図
ることができるという効果が得られる。
【0081】請求項3,4記載の第2の発明にあって
は、前後輪2系統に独立のフェールセーフ機能を持たせ
たブレーキ制御装置において、リア側ブレーキ制御系統
のみにフェールが発生した場合、フロント側は制御圧で
リア側はマスタシリンダ圧とし、フロント側ブレーキ制
御系統のみにフェールが発生した場合、フロント側及び
リア側を共にマスタシリンダ圧により同圧とする第2フ
ェール対応制御手段を設けた装置としたため、リア側ブ
レーキ制御系統のみにフェールが発生した場合のドライ
バへの制動違和感の抑制と、フロント側ブレーキ制御系
統のみにフェールが発生した場合の後輪ロックの防止と
の両立を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明のブレーキ制御装置を示すクレーム
対応図である。
【図2】第2の発明のブレーキ制御装置を示すクレーム
対応図である。
【図3】第1実施例のブレーキ制御装置を示す全体シス
テム図である。
【図4】第1実施例装置のコントローラで行なわれるフ
ェール対応制御作動の流れを示すフローチャートであ
る。
【図5】第2実施例のブレーキ制御装置を示す全体シス
テム図である。
【図6】第2実施例装置のコントローラで行なわれるフ
ェール対応制御作動の流れを示すフローチャートであ
る。
【図7】第1従来例のブレーキ制御装置を示す全体シス
テム図である。
【図8】第2従来例のブレーキ制御装置を示す全体シス
テム図である。
【符号の説明】
a マスタシリンダ b,b’ ホイールシリンダ c 外部液圧源 d フロント側油圧制御弁 d’ リア側油圧制御弁 e フロント側フェール弁 e’ リア側フェール弁 f フロント側パイロット切換弁 f’ リア側パイロット切換弁 g 第1フェール対応制御手段 h 第2フェール対応制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ操作力に応じたマスタシリンダ
    圧を発生するマスタシリンダと、 各車輪の制動装置に設けられ、前記マスタシリンダ圧よ
    り高圧な制御圧により作動する各ホイールシリンダと、 ブレーキ操作と無関係に液圧を発生する外部液圧源と、 前輪側(フロント側)と後輪側(リア側)との2系統に
    それぞれ設けられ、マスタシリンダ圧を信号圧とし、信
    号圧により生じる力とソレノイドにより生じる力とを入
    力し、外部液圧源から供給される外部液圧を2つの入力
    の差に応じた制御圧に調圧するフロント側油圧制御弁及
    びリア側油圧制御弁と、 を有するブレーキ制御装置において、 リア側ブレーキ制御系統のみがフェールの時、リア側の
    ホイールシリンダへはマスタシリンダ圧を直接加えフロ
    ント側のホイールシリンダへはフロント側油圧制御弁か
    らの制御圧を加え、フロント側ブレーキ制御系統のみが
    フェールの時、リア側油圧制御弁からの制御圧をリア側
    のホイールシリンダのみならずフロント側のホイールシ
    リンダにも加える第1フェール対応制御手段を設けたこ
    とを特徴とするブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブレーキ制御装置におい
    て、 外部からの指令により外部液圧またはリターン圧を選択
    し出力するフロント側フェール弁及びリア側フェール弁
    と、 前記フロント側フェール弁及びリア側フェール弁の出力
    圧をそれぞれ弁動作圧とし、ホイールシリンダへの供給
    圧を選択するフロント側パイロット切換弁及びリア側パ
    イロット切換弁とが設けられ、 前記フロント側パイロット弁は、リターン圧選択時にフ
    ロント側のホイールシリンダをリア側のホイールシリン
    ダに連結し、外部液圧選択時にフロント側油圧制御弁と
    ホイールシリンダを連結し、前記リア側パイロット弁
    は、リターン圧選択時にマスタシリンダとホイールシリ
    ンダを連結し、外部液圧選択時にリア側油圧制御弁とホ
    イールシリンダを連結する構造を持ち、 前記第1フェール対応制御手段は、リア側ブレーキ制御
    系統のみがフェールの時、フロント側フェール弁に外部
    液圧選択指令を出力すると共にリア側フェール弁にリタ
    ーン圧選択指令を出力し、フロント側ブレーキ制御系統
    のみがフェールの時、フロント側フェール弁にリターン
    圧選択指令を出力すると共にリア側フェール弁に外部液
    圧選択指令を出力する手段であることを特徴とするブレ
    ーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 ブレーキ操作力に応じたマスタシリンダ
    圧を発生するマスタシリンダと、 各車輪の制動装置に設けられ、前記マスタシリンダ圧よ
    り高圧な制御圧により作動する各ホイールシリンダと、 ブレーキ操作と無関係に液圧を発生する外部液圧源と、 前輪側(フロント側)と後輪側(リア側)との2系統に
    それぞれ設けられ、マスタシリンダ圧を信号圧とし、信
    号圧により生じる力とソレノイドにより生じる力とを入
    力し、外部液圧源から供給される外部液圧を2つの入力
    の差に応じた制御圧に調圧するフロント側油圧制御弁及
    びリア側油圧制御弁と、 を有するブレーキ制御装置において、 リア側ブレーキ制御系統のみがフェールの時、リア側の
    ホイールシリンダへはマスタシリンダ圧を直接加えフロ
    ント側のホイールシリンダへはフロント側油圧制御弁か
    らの制御圧を加え、フロント側ブレーキ制御系統のみが
    フェールの時、フロント側及びリア側の全てのホイール
    シリンダにマスタシリンダ圧を加える第2フェール対応
    制御手段を設けたことを特徴とするブレーキ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のブレーキ制御装置におい
    て、 外部からの指令により外部液圧またはリターン圧を選択
    し出力するフロント側フェール弁及びリア側フェール弁
    と、 前記フロント側フェール弁及びリア側フェール弁の出力
    圧をそれぞれ弁動作圧とし、ホイールシリンダへの供給
    圧を選択するフロント側パイロット切換弁及びリア側パ
    イロット切換弁とが設けられ、 前記フロント側パイロット弁及びリア側パイロット弁
    は、リターン圧選択時にマスタシリンダとホイールシリ
    ンダを連結し、外部液圧選択時に油圧制御弁とホイール
    シリンダを連結する構造を持ち、 前記第2フェール対応制御手段は、リア側ブレーキ制御
    系統のみがフェールの時、フロント側フェール弁に外部
    液圧選択指令を出力すると共にリア側フェール弁にリタ
    ーン圧選択指令を出力し、フロント側ブレーキ制御系統
    のみがフェールの時、フロント側フェール弁とリア側フ
    ェール弁の両方にリターン圧選択指令を出力する手段で
    あることを特徴とするブレーキ制御装置。
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