JPH07277030A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ装置

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JPH07277030A
JPH07277030A JP6065280A JP6528094A JPH07277030A JP H07277030 A JPH07277030 A JP H07277030A JP 6065280 A JP6065280 A JP 6065280A JP 6528094 A JP6528094 A JP 6528094A JP H07277030 A JPH07277030 A JP H07277030A
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JP6065280A
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Inventor
Hiromasa Mizutani
寛正 水谷
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は車両情報を車両のフロントウィンド
ウに投射して表示するヘッドアップディスプレイ装置に
関し、ヘッドクリアランスを犠牲にすることなく表示の
遠視点化を実現して高い視認性を確保することを目的と
する。 【構成】 光源の発する自然光を、一定の振動方向の偏
光(S波)に変換して出射する偏光光源20をダッシュ
パネル16に組み込む。偏光光源20の偏光照射先であ
る車室天井付近に反射型LCD30を設ける。LCD3
0は、表示情報に相当する領域がP波を、非表示情報部
に相当する領域がS波をそれぞれ反射するように駆動さ
れる。また偏光光源20は、LCD30の反射光のうち
表示情報に相当する領域から発せられた偏光のみを透過
し、反射板40は偏光光源20を透過した偏光のみをフ
ロントウィンドウの情報表示部に投射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドアプディスプレ
イ装置に係り、特に車両情報を車両のフロントウィンド
ウに投射して表示するヘッドアップディスプレイ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両情報の表示装置として
は、例えば実開平4−96778号公報に開示されるよ
うなヘッドアップディスプレイ装置が知られている。こ
の装置は、運転者に対して表示すべき表示内容を形成す
る表示情報形成部と、そのバックライトとして機能する
光源とを車両天井付近に配設し、これらから投射される
表示内容を光学的にフロントウィンドウに投射してヘッ
ドアップディスプレイとしての機能を実現する装置であ
る。
【0003】すなわち、一般にヘッドアップディスプレ
イ装置を構成するにあたっては、図4に示すように表示
内容をフロントウィンドウへ投射するための光源1、光
源1により発せられ、レンズ2,3等により導かれた光
のうち表示情報を形成する部分のみを透過させる透過型
の液晶ディスプレイ装置(LCD)4、及びこの透過型
LCD4を透過した光をフロントウィンドウ等に導くレ
ンズ5等の光学装置が必要とされる。
【0004】この場合、ヘッドアップディスプレイ装置
としては、表示情報形成部である透過型LCD4からフ
ロントウィンドウに至る経路を長く確保することができ
る程、視認者にとって遠視点化が図られる。その結果、
遠方注視中の視認者がディスプレイされた表示内容を確
認する際、注視距離を大きく変化させる必要がなくな
り、表示内容確認の迅速化を実現でき、優れた視認性を
得ることができる。
【0005】上記公報に開示される装置は、特にその遠
視点化を実現することを目的とした装置であり、光源1
乃至透過型LCD4に相当する部分を一体とし、これを
車室天井付近に配設することで、透過型LCD4とフロ
ントウィンドウ上に設定した情報表示部との間に長い経
路を確保する構成としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置の如く光源1と透過型LCD4とを一体としてヘッド
アップディスプレイ装置を構成するにあたっては、この
ように一体化した構成部材が大型化することは避けられ
ず、これを車室天井付近に配設した場合、車室内におけ
るヘッドクリアランスの確保が困難となる。
【0007】情報表示部をフロントウィンドウ等に設け
るヘッドアップディスプレイ装置においては、太陽光等
により情報表示部における表示がウォッシュアウトしな
いだけの十分な光量が光源1に要求され、更に、透過型
LCD4を用いて表示情報を形成するためには、LCD
4の両面に偏光板6,7を設けて、光源1が発する自然
光のうち特定方向の偏光だけを利用して表示情報を形成
するのが一般的であることから光源1には全光量のうち
特定の偏光のみで十分な光量が賄える能力が要求され、
その小型化が困難だからである。
【0008】このため、上記従来のヘッドアップディス
プレイ装置は、表示情報形成部と情報表示部との間に十
分な距離を確保し、遠視点化による優れた視認性を実現
することはできるものの、その搭載性の面で実用化が困
難であるという問題を有していた。
【0009】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、ヘッドアップディスプレイ装置を構成する光源
と表示情報形成部とを分離して表示情報形成部のみを車
室天井付近に配設し、また光源の発する全ての自然光を
特定方向の偏光として情報表示に利用し、光源の負担を
軽減してその小型化を図ることにより、上記の課題を解
決するヘッドアップディスプレイ装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、所定光量
の光を発する光源と、該光源の発する光を振動方向の異
なる2つの偏光に分離する偏光ビームスプリッタと、分
離された一方の偏光を他方の偏光と同一の偏光に変換す
る波長板とを備え、前記光源の発する光を特定方向に振
動する偏光に統一して発するべく車室内所定位置に配設
される偏光光源と、該偏光光源が発する偏光を受光し、
表示情報部分と非表示情報部分とを互いに振動方向の異
なる偏光に分離して出射すべく車室天井付近に配設され
る表示情報形成部と、該表示情報形成部から出射された
偏光のうち、表示情報部分を形成する偏光のみを、所定
部位に設定した情報表示部に投射する偏光投射部とを備
えるヘッドアップディスプレイ装置により達成される。
【0011】また、上記の構成において、前記表示情報
形成部を、非表示情報部分については受光した偏光をそ
のまま反射し、表示情報部分については前記波長板で変
換される以前の偏光と同一の偏光として反射する反射型
液晶ディスプレイ装置で構成し、前記偏光投射部を、前
記偏光ビームスプリッタと、該偏光ビームスプリッタ通
過後の偏光を所定部位に設定した情報表示部に投射する
投射部とで構成したヘッドアップディスプレイ装置も有
効である。
【0012】
【作用】本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置の
第1の態様において、前記光源から発せられる自然光
は、前記偏光ビームスプリッタにより偏光方向の異なる
2つの偏光に分離される。そして、その一方は、前記波
長板を通過することで他方の偏光と同一方向の偏光に変
換される。従って、前記光源を発した全ての自然光は、
結果的に全て単一の偏光に変換されて前記偏光光源から
出射され、前記光源の光量は高い高率で情報表示に利用
されることになる。
【0013】前記表示情報形成部は、前記偏光光源から
特定の偏光の照射を受け、情報表示部か非情報表示部か
により偏光方向を変換する。この際、表示情報部には光
源を一体化する必要がなく、その体格が小型であるた
め、車室天井付近に配設した場合においても、車室内で
ヘッドクリアランスが大幅に犠牲になることがない。
【0014】また、前記偏光投射部は、受光した光のう
ち特定方向の偏光のみを前記情報表示部に投射する。こ
の際、該偏光投射部には、前記表示情報形成部の情報表
示部と非情報表示部とから偏光方向の異なる偏光が照射
されている。そのため、前記情報表示部には、前記表示
情報形成部から表示情報として発せられた偏光だけが表
示される。
【0015】本発明に係るヘッドアップディスプレイ装
置の第2の態様において、前記反射型液晶ディスプレイ
装置は、前記偏光光源が出射する偏光のうち、非表示情
報部分に照射された偏光については偏光方向を変えるこ
となくそのまま反射する。
【0016】ここで、本発明の第2の態様においては、
前記偏光投射部が前記偏光光源の偏光ビームスプリッタ
により構成されるため、その出射光と同一の偏光である
当該反射光は、前記偏光光源の出射経路を逆に辿り、前
記光源方向へ戻される。このため、前記反射型液晶ディ
スプレイ装置の非情報表示部における反射偏光は、前記
投射部に到達することがなく、従って前記情報表示部に
投射されることがない。
【0017】一方、前記表示情報形成部を構成する前記
反射型液晶ディスプレイが、前記表示情報部において反
射する反射偏光は、前記波長板による変換前の偏光と同
一偏光に変換されている。
【0018】従って、当該偏光が反射光として前記ビー
ムスプリッタに照射された場合、その反射偏光は前記ビ
ームスプリッタに到達後、前記偏光光源内における出射
経路とは異なる経路に分離され、結果的に前記反射型液
晶ディスプレイの表示情報部における反射偏光のみが分
離された状態となる。
【0019】そして、前記投射部が、このようにして分
離された反射偏光のみを前記情報表示部に向けて投射す
ることとすれば、前記偏光ビームスプリッタで前記偏光
投射部を代用しつつ、所望の情報表示が実現される。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるヘッドアッ
プディスプレイ装置の全体構成を表す概念図を示す。
尚、図1は、車室内要部を表す車両の断面視であり、ボ
ンネット10、フロントウィンドウ12、及びルーフ1
4周辺を表した図である。
【0021】同図に示すように、本実施例のヘッドアッ
プディスプレイ装置は、ダッシュパネル16内に配設さ
れた偏光光源20、ルームミラ18の裏面に配設された
反射型液晶ディスプレイ(以下、LCDと称す)30、
ダッシュパネル16内偏光光源20下方に配設された反
射板40により構成される。
【0022】偏光光源20は、後述の如く特定方向を振
動方向とする単一の偏光を発生する光源であり、LCD
30に向けてその偏光を照射すると共に、LCD30の
反射光の一部を、反射板40へ向けて透過させるべく配
設される部材である。
【0023】また、LCD30は、図示しない車両情報
制御装置により駆動される反射型液晶パネルであり、そ
の駆動状況に応じて受光した光に適当な偏光を施して、
偏光光源20方向に反射する。
【0024】反射板40は、偏光光源20を透過して到
達したLCD30の反射光を、フロントウィンドウ12
の特定部位に向けて反射すべく設けられたものであり、
前記した投射部に相当する部材である。尚、本実施例に
おいては、フロントウィンドウ12が前記した情報表示
部を構成している。
【0025】以下、図1中、II,III矢視である図2、及
び図3を参照して、偏光光源20、LCD30の構成、
及び本実施例のヘッドアップディスプレイ装置の動作に
ついて詳説する。
【0026】図2に示すように、偏光光源20は、所定
光量の自然光を発する光源21、光源21を取り巻いて
設けられるリフレクタ22、光源21の発する自然光の
進行方向(図中、水平方向)に隣接して設けられた2つ
の偏光ビームスプリッタ23,24、及びこれら偏光ビ
ームスプリッタ23,24間に挟持される1/2波長板
25によって構成される。
【0027】偏光ビームスプリッタ23,24は、その
対角線に平行な平面に、図2の紙面と同平面内で振動す
る偏光(以下P波と称す)を透過し、紙面に垂直な平面
内で振動する偏光(図中“・←”で示す偏光、以下S波
と称す)を反射する偏光分離面23a,24aを有して
いる。
【0028】また、1/2波長板25は、受光した偏光
の偏光方向を1/2π回転させる機能を有する部材であ
り、P波を受光した場合はS波に、S波を受光した場合
はP波に、それぞれ偏光方向を変換してその偏光を透過
させる。
【0029】従って、本実施例において光源21が自然
光、すなわちP波とS波とが混合してなる光を発した場
合、その自然光は先ず偏光ビームスプリッタ23により
P波とS波に分離される。すなわちP波は偏光分離面2
3aを透過して1/2波長板25へ向けて進行し、S波
は偏光分離面23aで反射され、偏光光源20の上面へ
向けて出射される。
【0030】偏光分離面23aを透過したP波は、その
後1/2波長板25を通過する際にS波に変換されて偏
光ビームスプリッタ24に入射する。つまり、偏光ビー
ムスプリッタ24が備える偏光分離面24aには、上記
した偏光分離面23aと同様S波が照射され、以後この
S波も偏光光源20上方へ向けて反射される。
【0031】このように偏光光源20においては、光源
21が発する全ての自然光がS波に変換されてその上面
から出射される。従って、自然光中に含まれるS波のみ
を出射するにも関わらず、光源21の発光能力を無駄無
く利用することができ、その意味で偏光光源20の小型
化、及び放熱性の確保が容易となるという利点を有して
いる。
【0032】偏光光源20から出射されるS波の進行方
向上には、上述したLCD30が配設されている。LC
D30は、マトリクス状に電圧印加状況を制御し得る2
枚の透明電極30a,30b間に45°ツイスト角のネ
マティック型液晶30cを封入してなる構成であり、そ
の裏面(図中上面)には反射板31を備えている。
【0033】そして、透明電極30a,30b間に何ら
電圧が印加されていない場合は受光した光をそのまま反
射し、一方透明電極30a,30b間に所定の駆動電圧
が印加されると、液晶分子の偏光作用により、反射板3
1までの受光過程で45°、反射板31からの反射過程
で45°、合わせて90°偏光方向を変化させて受光し
た光を反射する。
【0034】図3は、上記したLCD30の機能と偏光
光源20の機能との関係を表す動作説明図を示したもの
である。上述の如く本実施例の偏光光源20は常にLC
D30へ向けてS波を出射する。従って、図3(A)に
示す如く透明電極30a,30b間に何ら電圧が印加さ
れていない場合、LCD30から偏光光源20に向けて
反射される光も同様にS波となる。
【0035】ところで、LCD30は、その反射光がそ
のまま偏光光源20に向かって戻るように配設されてい
る。従って、上述の如く反射されたS波は、偏光光源2
0からの出射経路を逆行してビームスプリッタ23,2
4に入射し、更に偏光分離面23a,24aに到達す
る。
【0036】この際、偏光分離面23a,24aは、S
波を反射する機能を有しているから、偏光分離面23a
に到達したS波は光源21へ向けて、偏光分離面24a
に到達したS波は1/2波長板25へ向けてそれぞれ反
射される。また、1/2波長板25へ向けて反射された
S波は、この1/2波長板25を通過する際にP波に変
換され、次いでビームスプリッタ23aを透過して結局
光源21側へ進行する。
【0037】つまり、LCD30に駆動電圧が印加され
ず、LCD30が受光したS波をS波のまま反射する場
合、光源21から発せられた自然光は、偏光光源20内
で所定の変換を受けてLCD30に到達し、その後全く
反対の変換過程を経て光源21に向けて反射され、その
経路を外れた進行経路が形成されることはない。
【0038】一方、図3(B)に示すようにLCD30
に所定の駆動電圧が印加され、LCD30がS波の受光
に対してP波を反射する場合、反射光は偏光分離面23
a,24aで反射されることなく、偏光ビームスプリッ
タ23,24を透過して偏光光源20下部に進行する。
【0039】ここで、偏光光源20の下部には、上述の
如く受光した光をフロントウィンドウ12上の情報表示
部に向けて反射する反射板40が設けられているから、
上記の如く偏光光源20下部に向けて反射光が侵入する
場合、その反射光は情報表示部に投射されることにな
る。
【0040】つまり、本実施例のヘッドアップディスプ
レイ装置においては、LCD30からS波が反射される
場合は、その反射光がフロントウィンドウ12上に到達
することがなく、LCD30からP波が反射される場合
に限り、その反射光がフロントウィンドウ12上に表示
される。
【0041】ところで、LCD30の電圧印加パターン
は、上記の如くマトリクス状に制御することができ、所
望の表示情報部分についてのみ駆動電圧を印加すること
が可能である。そして、そのようにして電圧印加部分を
制御する場合、フロントウィンドウ12上の情報表示部
には、所望の表示情報が投射されることになり、運転者
に対して車両情報を提供するヘッドアップディスプレイ
としての機能が実現されることになる。
【0042】尚、本実施例においては、LCD30が前
記した表示情報形成部に、偏光光源20の偏光ビームス
プリッタ23,24、及び反射板40が前記した偏光投
射部に、それぞれ相当している。
【0043】このように、本実施例のヘッドアップディ
スプレイ装置においては、情報表示形成部に相当するL
CD30を、そのバックライトとして機能する偏光光源
20から分離して設けることができる。このため、LC
D30をルームミラー18裏面等の車室天井付近に搭載
することができ、ヘッドクリアランスを犠牲にすること
なくヘッドアップディスプレイ装置の遠視点化を図るこ
とができる。
【0044】また、本実施例においては、偏光光源20
自体を小型に構成することができ、更に、その性能を維
持するために必要とされる放熱性の確保が比較的容易で
あることは前記した通りであるが、かかる利点をも合わ
せて良好は車両搭載性を実現することができる。
【0045】ところで、上記した実施例においては、L
CD30の反射光を偏光ビームスプリッタ23,24に
照射し、その偏光分離機能により表示情報部を構成する
光(P波)と非表示情報部を構成する光(S波)とを分
離する構成としているが、かかる構成に限るものではな
く、表示情報部を構成する偏光だけを透過させる偏光板
を別個に設ける構成としてもよい。
【0046】更に、本実施例においては、LCD30を
反射型液晶パネルとしているが、かかる構成に限るもの
ではなく、透過型液晶バネルにより表示情報形成部を構
成し、透過光を光学的にフロントウィンドウ12上の情
報表示部に導く構成としてもよい。
【0047】また、表示情報部を構成する偏光と非表示
部分を構成する偏光との組み合わせについては、それぞ
れP波、及びS波に限るものではなく、光波の偏光を利
用して分離して取り扱うことができる組み合わせであれ
ば、これに限るものではない。
【0048】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、光源から発せられる自然光が全て情報表示に利用で
きるため、特定の振動方向の偏光のみを利用する従来の
装置に比べて光源自体を小型化することができる。従っ
て、本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置によれ
ば、従来の装置に比べて優れた搭載性を確保することが
できる。
【0049】また、本発明においては、車室天井付近に
配設する表示情報形成部が小型化できるため、かかる配
置としても車室内のヘッドクリアランスが犠牲となるこ
とがなく、何ら実用的な弊害を伴うことなく遠視点化に
よる視認性向上を実現することができる。
【0050】更に、請求項2記載の発明によれば、表示
情報形成部を反射型液晶ディスプレイ装置により、また
偏光投射部を偏光光源が内蔵する偏光ビームスプリッタ
及び投射部により、それぞれ構成することで、新たな偏
光板等を設けることなく所望の表示経路を実現すること
ができる。
【0051】従って、本発明に係るヘッドアップディス
プレイ装置によれば、上記請求項1記載の発明の効果
を、簡単な構成で安価に実現することができるという特
長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるヘッドアップディスプ
レイ装置の全体構成図である。
【図2】本実施例のヘッドアップディスプレイ装置の要
部である偏光光源及びLCDの構成図である。
【図3】本実施例のヘッドアップディスプレイ装置の要
部である偏光光源及びLCDの動作説明図である。
【図4】従来のヘッドアップディスプレイ装置の構成概
念図である。
【符号の説明】
12 フロントウィンドウ 16 ダッシュパネル 18 ルームミラー 20 偏光光源 21 光源 23,24 偏光ビームスプリッタ 23a,24a 偏光分離面 25 1/2波長板 30 液晶ディスプレイ装置(LCD) 40 反射板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定光量の光を発する光源と、該光源の
    発する光を振動方向の異なる2つの偏光に分離する偏光
    ビームスプリッタと、分離された一方の偏光を他方の偏
    光と同一の偏光に変換する波長板とを備え、前記光源の
    発する光を特定方向に振動する偏光に統一して発するべ
    く車室内所定位置に配設される偏光光源と、 該偏光光源が発する偏光を受光し、表示情報部分と非表
    示情報部分とを互いに振動方向の異なる偏光に分離して
    出射すべく車室天井付近に配設される表示情報形成部
    と、 該表示情報形成部から出射された偏光のうち、表示情報
    部分を形成する偏光のみを、所定部位に設定した情報表
    示部に投射する偏光投射部とを備えることを特徴とする
    ヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のヘッドアップディスプレ
    イ装置において、 前記表示情報形成部を、非表示情報部分については受光
    した偏光をそのまま反射し、表示情報部分については前
    記波長板で変換される以前の偏光と同一の偏光として反
    射する反射型液晶ディスプレイ装置で構成し、 前記偏光投射部を、前記偏光ビームスプリッタと、該偏
    光ビームスプリッタ通過後の偏光を所定部位に設定した
    情報表示部に投射する投射部とで構成したことを特徴と
    するヘッドアップディスプレイ装置。
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