JPH07276908A - ノンパンクタイヤとその製造方法 - Google Patents

ノンパンクタイヤとその製造方法

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JPH07276908A
JPH07276908A JP6097990A JP9799094A JPH07276908A JP H07276908 A JPH07276908 A JP H07276908A JP 6097990 A JP6097990 A JP 6097990A JP 9799094 A JP9799094 A JP 9799094A JP H07276908 A JPH07276908 A JP H07276908A
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Japan
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foaming
tire
polyurethane
wheel mounting
cushion
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JP6097990A
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Kenzo Tanaka
健蔵 田中
Katsuyuki Hioki
勝行 日置
Hirohide Enami
博秀 榎並
Shinji Kuramoto
信二 倉本
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Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0679Centrifugal casting specially adapted for tyres or parts thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2075/00Use of PU, i.e. polyureas or polyurethanes or derivatives thereof, as moulding material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2105/00Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29L2030/006Solid tyres
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレッド層には強度、耐スリップ性を重視
し、そしてクッション層にはクッション性と低ヒステリ
シスロスを与えることにより従来より高性能のノンパン
クタイヤとその製造方法を提供することにある。 【構成】 型を回転しながらウレタン原液を注入し、発
泡固化させてノンパンクタイヤを製造する方法であり、
まず非発泡性もしくは低発泡性のウレタン原液を回転中
の型1に注入し、発泡固化させてトレッド部18を形成
した後、次いで発泡性のウレタン原液を同じ回転中の型
に注入し、発泡固化させてクッション部19とホイール
取付部20を形成しトレッド部18と一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はノンパンクタイヤとその
製造方法に係り、詳しくはトレッド層と内部のクッショ
ン層の材質を変えることにより強度、耐スリップ性を改
善したトレッド層とクッション性と低ヒステリシスロス
に優れるノンパンクタイヤとその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタンフォームを用いたノンパン
クタイヤは、車椅子、自転車、玩具等に使用されてい
る。例えば、米国特許第4,446,903号明細書に
開示されているようにポリウレタンフォーム中に抗張体
を埋設させた構造である。また、従来のノンパンクタイ
ヤの製造方法では、タイヤ中心面で2分割した型の一方
を開いた状態でウレタン原液を注入した後に型を閉じ、
次いで型を回転してウレタン原液を遠心力でトレッド部
に押し付け、トレッド部より内周部に向けて発泡させ固
化させる方法が行われている。型回転面は水平面あるい
は垂直面いずれも可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリウレタン
フォームを用いたノンパンクタイヤは、転がり抵抗やク
ッション性の性能においてはニューマティックタイヤに
比べて劣っているため、用途が限定されていた。更に、
その限定された用途においても、例えば乾燥したアスフ
ァルト路面で走行している自転車に急制動をかけると、
タイヤが路面にロックして接地面が完全に削られるとい
った問題が発生していた。
【0004】ポリウレタンは耐磨耗性に優れているが、
2倍前後に発泡させると、大幅に耐磨耗性が悪化するこ
とは避けられなかった。特に、従来のノンパンクタイヤ
の製造方法では、一回しかウレタン原液を注入していな
かったため、トレッド部と内部のクッション部の構成に
変化を付与するために、インテグラルスキン法や型の回
転数を調節することで、ポリウレタンフォームのスキン
層の発泡を抑えることで、スキン層の強度を高めてい
た。しかし、これも単一の材料では限界があった。
【0005】本発明はこのような問題点を改善するもの
であり、トレッド部とクッション部の構成に変化を与
え、トレッド層には強度、耐スリップ性を重視し、そし
てクッション層にはクッション性と低ヒステリシスロス
を与えることにより従来より高性能のノンパンクタイヤ
とその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の特徴は、
トレッド部、サイドウォール部、クッション部、そして
突出したホイール取付部をポリウレタンフォームで形成
したノンパンクタイヤにおいて、発泡倍率0〜2倍の非
発泡性もしくは低発泡性のポリウレタンからなるトレッ
ド部と、これより発泡倍率の大きいサイドウォール部、
クッション部、及びホイール取付部とを一体化したノン
パンクタイヤにある。
【0007】そして、本発明は、上記ノンパンクタイヤ
において、密度0.6〜1.2g/cm3 で発泡倍率0
〜2倍の非発泡性もしくは低発泡性のポリウレタンから
なるトレッド部と、密度0.3〜0.6g/cm3 で発
泡倍率2〜4倍の発泡性のポリウレタンからなるサイド
ウォール部及びクッション部と、密度0.3〜0.6g
/cm3 で発泡倍率2〜4倍の発泡性のポリウレタンか
らなるホイール取付部とを一体化したノンパンクタイヤ
にある。
【0008】また、本発明は、トレッド部、サイドウォ
ール部、クッション部、そして突出したホイール取付部
をポリウレタンフォームで形成したノンパンクタイヤに
おいて、発泡倍率0〜2倍の非発泡性もしくは低発泡性
のポリウレタンからなるトレッド部とサイドウォール部
と、これより発泡倍率の大きいクッション部とホイール
取付部とを一体化したノンパンクタイヤも含む。
【0009】また、本発明は、上記ノンパンクタイヤに
おいて、密度0.6〜1.2g/cm3 で発泡倍率0〜
2倍の非発泡性もしくは低発泡性のポリウレタンからな
るトレッド部とサイドウォール部と、密度0.3〜0.
6g/cm3 で発泡倍率2〜4倍の発泡性のポリウレタ
ンからなるクッション部と、密度0.3〜0.6g/c
3 で発泡倍率2〜4倍の発泡性のポリウレタンからな
るホイール取付部とを一体化したノンパンクタイヤも含
む。
【0010】そして、本発明では、トレッド部とクッシ
ョン部との境界は、直線状あるいは曲線状でもよい。ま
た、発泡倍率0〜2倍の非発泡もしくは低発泡のポリウ
レタンからなるトレッド部は、タイヤ断面積の10〜3
0%に相当している。
【0011】また、他の特徴は、型を回転しながらウレ
タン原液を注入し、発泡固化させてノンパンクタイヤを
製造する方法において、まず非発泡もしくは低発泡のウ
レタン原液を回転中の型に注入し、発泡固化させてトレ
ッド部を形成した後、次いで発泡性のウレタン原液を同
じ回転中の型に注入し、発泡固化させてクッション部と
ホイール取付部を形成しトレッド部と一体化したノンパ
ンクタイヤの製造方法にある。また、型を垂直面内ある
いは水平面内のように一平面で回転させるか、あるいは
回転軸を中心にして揺動するように回転させてもよい。
【0012】図1は本発明のノンパンクタイヤの製造方
法に使用する型の平面図であり、図2は図1のA−A断
面図の一部を示す。この型1は、1つのリング状の分割
型2と十字状に設けたアーム3を有する他のリング状の
分割型2からなり、各分割型2、2はクランプ5によっ
て開閉可能になっている。型1の中心部は回転軸6が挿
入され、原動機7の回転により伝動ベルト8を介して型
1を回転させるようになっている。型1の内側の全周に
わたって、ウレタン原液を注入する1〜5mmのスリッ
ト部10が設けられ、回転している型1の該スリット部
10から型内のキャビティ11内にウレタン原液を注入
するようになっている。
【0013】そして、スリット部11の両側にあって、
型1の内周面には、タイヤ外れ防止用の一対の補強材1
2が装着される。補強材12は、アラミド繊維、ポリア
ミド繊維、ポリエステル繊維、ガラス繊維、金属繊維を
素材とするもので、平織物、綾織物等の種々の織物が使
用される。タイヤ外れを防止しかつリムに装着しやすく
するためには、比較的柔軟で伸びやすいポリアミド繊維
からなる平織物がよい。
【0014】この注型の場合、一度ウレタン原液を漏斗
13のような受けに入れてから注入したり、あるいはウ
レタン原液注入部を広くとり、そこから遠心力でスリッ
ト部10に導き、キャビティ11内に投入することも可
能である。ウレタン原液を注型し終わると、スリット部
11をシャットリング操作ロッド15により閉鎖する。
スリット部11の幅は1〜5mmが好ましく、1mm未
満になると一回目のウレタン原液注入で閉塞する可能性
があり、また5mmを越えるとスリット部11を閉鎖す
る機能を設けないと、ウレタン原液の漏れが発生する。
2個の注入ヘッドは、注入時に注入ポイントへ移動し
て、それ以外は待機場所に位置している。
【0015】また、型1へのウレタン原液の注入は、ゲ
ートよりスプールランナーを介して行ってもよい。この
場合には、ウレタン原液を回転軸6に設けたゲートから
アーム3中に設けたランナーを流れ、そして遠心力によ
ってキャビティ11内に注入される。ゲートやランナー
は一回目のウレタン原液注入で閉塞される程の細いもの
や入り組んだものであってはならない。
【0016】2回目のウレタン原液注入は一回目のウレ
タン原液が半キュアーされた状態で行われ、通常1分以
内で長くても2〜3分後には行われる。使用するゲート
やランナーは一回目のそれらと同じである。均一な材料
の配分のために、注入時には型を回転して行う必要があ
り、ゲートと注入ヘッドとの接合部は回転摩耗に耐える
ものである。注入ヘッドは材料が異なるために2個必要
となり、随時シリンダー等でゲートに固定され、ショッ
ト完了後は待機場所へ移動する。
【0017】注型機は低圧注型機、高圧注型機のいずれ
も使用可能であるが、低圧注型機はショット毎の溶剤洗
浄が必要であるので、この問題がない高圧注型機の使用
が環境上好ましい。
【0018】型1の回転は、トレッド部18の左右の偏
りをなくする上からも、垂直面内で行うほうが好まし
い。しかし、5G以上の回転を与えるときは、水平面内
であってもさしつかえない。型回転は、注入時よりウレ
タン原液が固化するまでの時間のみ必要で、速やかなキ
ャビティ11内への材料分散のため2G以上の遠心力が
必要になる。
【0019】しかし、型1は、垂直面内や水平面内のよ
うに一平面での回転に制限されず、回転軸6を中心にし
て揺動するように回転させることもできる。この場合に
は、非発泡性もしくは低発泡性のウレタン原液がトレッ
ド部18のみならず、サイドウォール21まで侵入す
る。
【0020】上記型1の材質は、樹脂、ZAS、アルミ
ニウム、スチール等いずれでもよいが、回転させるため
軽量なものがよい。
【0021】また、本発明で使用するウレタン原液は、
ポリオール系、イソシアネート系の2成分に分けて注入
前に混合攪拌して使用される。ポリオール系は高分子量
ポリオールとして分子量が1000〜7000のポリプ
ロピレングリコールもしくはポリテトラメチレングリコ
ールを主成分とし、鎖延長剤としてエチレングリコー
ル、1.4ブタンジオール、トリメチロールプロパン等
の低分子量ポリオール、触媒として3級アミンと有機ス
ズ等が添加される。発泡剤は、フロン、塩化メチレン、
ペンタン等の有機溶剤も使用されるが、環境衛生上水を
使用するのがよい。その他、ポリオール系には少量の顔
料、シリコン等の整泡剤が添加される。
【0022】イソシアネート系は、2.4−トルエンジ
イソシアネート、2.6−トルエンジイソシアネート、
1.5−ナフタレンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、4.4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート(ピュアーMDI)、ポリメリックMDI
(クルードMDI)等があり、通常4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート(MDI)を変性して液状と
したものが使用される。変性方法としては、低分子量ポ
リオールと反応させてプレポリマーとする方法や、二量
化(カルボジイミド)する方法がある。
【0023】トレッド部18を形成するウレタン原液
は、強靱性、耐スリップ性が重視されるので、非発泡性
もしくは低発泡性の配合が必要になり、比較的軟らかめ
でグリップ性を上げる必要がある。具体的には、密度
0.6〜1.2g/cm3 で、発泡倍率0〜2倍であ
る。
【0024】他方、クッション部19を形成するウレタ
ン原液は、クッション性、転がり抵抗低減等が重視さ
れ、密度0.3〜0.6g/cm3 以上で、発泡倍率2
〜4倍で低ヒステリシスロスの配合が必要になる。
【0025】型1を垂直面内や水平面内のように一平面
での回転により得られたノンパンクタイヤ17は、図4
にその断面図を示す。このタイヤ17は、密度0.6〜
12g/cm3 で発泡倍率0〜2倍の非発泡性もしくは
低発泡性のポリウレタンがトレッド部18に、密度0.
3〜0.6g/cm3 で発泡倍率2〜4倍の発泡性のポ
リウレタンがクッション部19に、そして密度0.3〜
0.6g/cm3 で発泡倍率2〜4倍の発泡性のポリウ
レタンが内方向へ突出したホイール取付部20に形成さ
れ、ホイール取付部20にはタイヤ外れ防止用の補強材
12が表面に装着している。尚、サイドウォール21は
クッション部19と同じ材質からなっている。
【0026】この場合、トレッド部18とクッション部
19との境界は、明確な直線になっている。また、トレ
ッド部18はタイヤ断面積の10〜30%の領域からな
り、10%未満の場合には、接地面すべてを覆うことが
できず、また30%を超えると、重くなりすぎる。
【0027】一方、図5に示すノンパンクタイヤ17
は、型1を回転軸を中心にして揺動しながら回転させる
ことにより得られたものであり、非発泡性もしくは低発
泡性のウレタン原液がトレッド部18のみならず、サイ
ドウォール21まで侵入する。この結果、トレッド部1
8とサイドウォール21には、密度0.6〜1.2g/
cm3 で発泡倍率0〜2倍の非発泡性もしくは低発泡性
のポリウレタンが、またクッション部19には密度0.
3〜0.6g/cm3 で発泡倍率2〜4倍の発泡性のポ
リウレタンが、そしてそして内方向へ突出したホイール
取付部20には密度0.3〜0.6g/cm3 で発泡倍
率2〜4倍の発泡性のポリウレタンが存在する。そし
て、ホイール取付部20にはタイヤ外れ防止用の補強材
12が表面に装着している。ホイール取付部20とクッ
ション部19とは、同じ原料である。
【0028】この場合、トレッド部18とサイドウォー
ル21との境界22は、曲線状になっている。また、ト
レッド部18はタイヤ断面積の10〜20%の領域で前
記タイヤより小さくなっている。10%未満の場合に
は、充分な強度が得られず、また20%を超えると、重
くなる。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明をより詳細に説明
する。 実施例1 図1および図2に示すものと同じ、幅3mmのスリット
部を有する型を使用した。型の直径は673mm、外周
長さ2113mm、タイヤ体積は1600cm3 であっ
た。この型を40°Cに加熱し、油脂系の離型剤をスプ
レーで塗布した後、一対のタイヤ外れ防止用の補強材で
ある帆布を一方の分割型内周面に巻き付けた。帆布はア
ラミド繊維を素材とする平織物を使用した。
【0030】クランプによって分割型を閉じた後、型を
垂直面内で100rpm(約3.4G)で回転させ、表
1に示す処方1の材料を混合攪拌し、200gをスリッ
トより注入した。1分後に、表1に示す処方2の材料を
混合攪拌し、600gをスリットより注入し、注入後に
スリットを閉じて2分間回転を続け停止した。その後、
クランプによって型を開いて成形したノンパンクタイヤ
を脱型した。
【0031】
【表1】
【0032】このようにして作製したノンパンクタイヤ
は、図3に示すものと類似しており、これを路面特性試
験機にかけ、乾燥時とウエット時の転がり抵抗とコーナ
ーリングフォースを測定した。転がり抵抗の測定条件は
荷重40kgf、速度30km/h、コーナーリングフ
ォースの測定条件ではスリップ角が2°、キャンバー角
が5°,10°,15°,20°とした。次に、このタ
イヤを後輪に装着した自転車でアスファルト路面の坂道
を下り、決められた地点で時速30km/hになるよう
に調整し、この地点で後輪をフルロックして摩耗状態を
評価した。その結果を表2に示す。
【0033】比較例1 実施例1と同じく型準備を行い、型を垂直面内で100
rpm(約3.4G)で回転させ、表1に示す処方2の
材料を混合攪拌し、800gをスリットより注入し、そ
の後スリットを閉じ、2分後に回転を停止した。そし
て、30分経過後、型を開いて成形したノンパンクタイ
ヤを脱型した。得られたノンパンクタイヤを路面特性試
験機にかけ、乾燥時とウエット時の転がり抵抗とコーナ
ーリングフォースを測定した。その結果を表2に示す。
尚、参考例としてニューマチィックタイヤ(空気圧3k
gf/cm2 )の転がり抵抗とコーナーリングフォース
を測定した結果を併記する。
【0034】
【表2】
【0035】これによると、本実施例のタイヤにおける
転がり抵抗、コーナーリングフォースとブレーキング摩
耗はニューマチィックタイヤとほぼ同等であるが、比較
例1に比べれ優れていることが判る。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明のノンパンクタイヤ
の製造方法では、非発泡もしくは低発泡のウレタン原液
を発泡固化させて得られたトレッド部と発泡性のウレタ
ン原液を発泡固化させて得られたクッション部を一体に
形成したものが得られ、タイヤの転がり抵抗、コーナー
リングフォース、ブレーキング摩耗に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノンパンクタイヤの製造方法に使用す
る型の平面図である。
【図2】図2は図1のA−A断面図の一部を示す。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】本発明の方法によって得られたノンパンクタイ
ヤの断面図である。
【図5】本発明の方法によって得られた他のノンパンク
タイヤの断面図である。
【符号の説明】
1 型 2 分割型 6 回転軸 10 スリット部 11 キャビティ 17 ノンパンクタイヤ 18 トレッド部 19 クッション部 20 ホイール取付部 21 サイドウォール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉本 信二 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ 星ベルト株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド部、サイドウォール部、クッシ
    ョン部、そして突出したホイール取付部をポリウレタン
    フォームで形成したノンパンクタイヤにおいて、発泡倍
    率0〜2倍の非発泡性もしくは低発泡性のポリウレタン
    からなるトレッド部と、これより発泡倍率の大きいサイ
    ドウォール部、クッション部、及びホイール取付部とを
    一体化したことを特徴とするノンパンクタイヤ。
  2. 【請求項2】 密度0.6〜1.2g/cm3 で発泡倍
    率0〜2倍の非発泡性もしくは低発泡性のポリウレタン
    からなるトレッド部と、密度0.3〜0.6g/cm3
    で発泡倍率2〜4倍の発泡性のポリウレタンからなるサ
    イドウォール部及びクッション部と、密度0.3〜0.
    6g/cm3 で発泡倍率2〜4倍の発泡性のポリウレタ
    ンからなるホイール取付部とを一体化した請求項1記載
    のノンパンクタイヤ。
  3. 【請求項3】 トレッド部とクッション部との境界は、
    直線状になっている請求項1記載のノンパンクタイヤ。
  4. 【請求項4】 発泡倍率0〜2倍の非発泡性もしくは低
    発泡性のポリウレタンからなるトレッド部は、タイヤ断
    面積の10〜30%に相当している請求項3記載のノン
    パンクタイヤ。
  5. 【請求項5】 トレッド部、サイドウォール部、クッシ
    ョン部、そして突出したホイール取付部をポリウレタン
    フォームで形成したノンパンクタイヤにおいて、発泡倍
    率0〜2倍の非発泡性もしくは低発泡性のポリウレタン
    からなるトレッド部とサイドウォール部と、これより発
    泡倍率の大きいクッション部とホイール取付部とを一体
    化したことを特徴とするノンパンクタイヤ。
  6. 【請求項6】 密度0.6〜1.2g/cm3 で発泡倍
    率0〜2倍の非発泡性もしくは低発泡性のポリウレタン
    からなるトレッド部とサイドウォール部と、密度0.3
    〜0.6g/cm3 で発泡倍率2〜4倍の発泡性のポリ
    ウレタンからなるクッション部と、密度0.3〜0.6
    g/cm3 で発泡倍率2〜4倍の発泡性のポリウレタン
    からなるホイール取付部とを一体化した請求項5記載の
    ノンパンクタイヤ。
  7. 【請求項7】 トレッド部とクッション部との境界は、
    曲線状になっている請求項5記載のノンパンクタイヤ。
  8. 【請求項8】 発泡倍率0〜2倍の非発泡性もしくは低
    発泡性のポリウレタンからなるトレッド部は、タイヤ断
    面積の10〜20%に相当している請求項7記載のノン
    パンクタイヤ。
  9. 【請求項9】 タイヤ外れ防止用の補強材がホイール取
    付部の表面に装着している請求項1または5記載のノン
    パンクタイヤ。
  10. 【請求項10】 型を回転しながらウレタン原液を注入
    し、発泡固化させてノンパンクタイヤを製造する方法に
    おいて、まず非発泡性もしくは低発泡性のウレタン原液
    を回転中の型に注入し、発泡固化させてトレッド部を形
    成した後、次いで発泡性のウレタン原液を同じ回転中の
    型に注入し、発泡固化させてクッション部とホイール取
    付部を形成しトレッド部と一体化したことを特徴とする
    ノンパンクタイヤの製造方法。
  11. 【請求項11】 型を、垂直面内あるいは水平面内のよ
    うに一平面で回転させる請求項10記載のノンパンクタ
    イヤの製造方法。
  12. 【請求項12】 型を、回転軸を中心にして揺動するよ
    うに回転させる請求項11記載のノンパンクタイヤの製
    造方法。
JP6097990A 1994-04-11 1994-04-11 ノンパンクタイヤとその製造方法 Pending JPH07276908A (ja)

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JP6097990A JPH07276908A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 ノンパンクタイヤとその製造方法

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