JPH07276618A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH07276618A JPH07276618A JP7600394A JP7600394A JPH07276618A JP H07276618 A JPH07276618 A JP H07276618A JP 7600394 A JP7600394 A JP 7600394A JP 7600394 A JP7600394 A JP 7600394A JP H07276618 A JPH07276618 A JP H07276618A
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- line
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ライン方式を採用して迅速に印字するととも
に、ノズルの配置ピッチよりも細かい印字ピッチで印字
することができるインクジェットプリンタを提供する。 【構成】 ラインヘッド1に主走査方向に沿って形成さ
れた複数のノズル4と、ラインヘッド1を記録紙に対し
て接近及び離間させる円板カム1と、ラインヘッド1の
位置を検出するポテンショメータと、同ポテンショメー
タの検出信号に基づいてノズル4からインクを噴射させ
るCPUとを有するように構成し、更に前記ノズル4の
オリフィス部6を記録紙Pに対して傾斜させた。これに
より、ノズルの数を減らすことができるため、ラインヘ
ッドの機構を簡略化できる。
に、ノズルの配置ピッチよりも細かい印字ピッチで印字
することができるインクジェットプリンタを提供する。 【構成】 ラインヘッド1に主走査方向に沿って形成さ
れた複数のノズル4と、ラインヘッド1を記録紙に対し
て接近及び離間させる円板カム1と、ラインヘッド1の
位置を検出するポテンショメータと、同ポテンショメー
タの検出信号に基づいてノズル4からインクを噴射させ
るCPUとを有するように構成し、更に前記ノズル4の
オリフィス部6を記録紙Pに対して傾斜させた。これに
より、ノズルの数を減らすことができるため、ラインヘ
ッドの機構を簡略化できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、インクを噴射して記
録紙上に印字するようにしたインクジェット記録装置に
関するものである。
録紙上に印字するようにしたインクジェット記録装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】 記録紙上に印字する記録方式としてイ
ンクジェットのノズルより粒子状のインクを噴射するイ
ンクジェット記録方式がある。このインクジェット記録
方式におけるノズルの配列形式として、いわゆるシリア
ル方式とライン方式の二種類がある。シリアル方式では
ノズルはヘッドの副走査方向に一列或いは千鳥に配置さ
れ、主走査方向へヘッドを移動させて印字していくよう
になっている。このシリアル方式ではノズルの数は一般
に50〜64個とされ,200〜360dpi(ドット
パーインチ)程度のピッチで配置されている。
ンクジェットのノズルより粒子状のインクを噴射するイ
ンクジェット記録方式がある。このインクジェット記録
方式におけるノズルの配列形式として、いわゆるシリア
ル方式とライン方式の二種類がある。シリアル方式では
ノズルはヘッドの副走査方向に一列或いは千鳥に配置さ
れ、主走査方向へヘッドを移動させて印字していくよう
になっている。このシリアル方式ではノズルの数は一般
に50〜64個とされ,200〜360dpi(ドット
パーインチ)程度のピッチで配置されている。
【0003】また、ライン方式では記録紙の幅方向、す
なわち主走査方向に長く形成されたラインヘッドの主走
査方向に多数のノズルが一列に配置され、副走査方向へ
記録紙を移動させて印字していくようになっている。
なわち主走査方向に長く形成されたラインヘッドの主走
査方向に多数のノズルが一列に配置され、副走査方向へ
記録紙を移動させて印字していくようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、シリアル
方式では印字の際にヘッドを主走査方向へ数ライン分走
査させ、印字後再び原位置に復帰させるようになってい
る。従って、印字速度が遅くなるというという課題が生
じていた。また、ライン方式では、シリアル方式のよう
な主走査方向への往復移動がないため印字速度は速くな
り、速度の点では非常に好ましい方式である。しかし、
ラインヘッドにドット数と対応する数だけのノズルを設
けることが必要となり、ラインヘッドを製造するのが大
変面倒であるとともに機構が複雑化するためラインヘッ
ドの高コスト化を招来していた。更に、ノズルに目詰ま
りが発生した場合、修復できなければラインヘッド自体
を交換しなければならなくなる。ノズルの数が多いとい
うことは、それだけノズルが目詰まりを起こす確率も高
いということである。そこで、印字速度の早いライン方
式を採用する一方で同方式におけるノズルの数を減らす
技術が望まれていた。
方式では印字の際にヘッドを主走査方向へ数ライン分走
査させ、印字後再び原位置に復帰させるようになってい
る。従って、印字速度が遅くなるというという課題が生
じていた。また、ライン方式では、シリアル方式のよう
な主走査方向への往復移動がないため印字速度は速くな
り、速度の点では非常に好ましい方式である。しかし、
ラインヘッドにドット数と対応する数だけのノズルを設
けることが必要となり、ラインヘッドを製造するのが大
変面倒であるとともに機構が複雑化するためラインヘッ
ドの高コスト化を招来していた。更に、ノズルに目詰ま
りが発生した場合、修復できなければラインヘッド自体
を交換しなければならなくなる。ノズルの数が多いとい
うことは、それだけノズルが目詰まりを起こす確率も高
いということである。そこで、印字速度の早いライン方
式を採用する一方で同方式におけるノズルの数を減らす
技術が望まれていた。
【0005】本発明は上記課題を解決するためのもので
ある。その目的は、ライン方式を採用して迅速に印字す
るとともに、ノズルの配置ピッチよりも細かい印字ピッ
チで印字することができるインクジェットプリンタを提
供することにある。
ある。その目的は、ライン方式を採用して迅速に印字す
るとともに、ノズルの配置ピッチよりも細かい印字ピッ
チで印字することができるインクジェットプリンタを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決する
ために、請求項1の発明ではラインヘッドに主走査方向
に沿って形成された複数のノズルと、ラインヘッドを記
録紙に対して接近及び離間させる移動手段と、ラインヘ
ッドの位置を検出する位置検出手段と、同検出手段の検
出信号に基づいてノズルにインクを噴射させるノズル作
動手段とを有し、前記ノズルを記録紙に対して傾斜させ
たことをその要旨とするまた、請求項2の発明では前記
請求項1の発明において、移動手段をカム機構で構成し
たことを要旨とする。請求項3の発明では、前記請求項
1の発明において、移動手段をボイスコイルモータで構
成したことを要旨とする。
ために、請求項1の発明ではラインヘッドに主走査方向
に沿って形成された複数のノズルと、ラインヘッドを記
録紙に対して接近及び離間させる移動手段と、ラインヘ
ッドの位置を検出する位置検出手段と、同検出手段の検
出信号に基づいてノズルにインクを噴射させるノズル作
動手段とを有し、前記ノズルを記録紙に対して傾斜させ
たことをその要旨とするまた、請求項2の発明では前記
請求項1の発明において、移動手段をカム機構で構成し
たことを要旨とする。請求項3の発明では、前記請求項
1の発明において、移動手段をボイスコイルモータで構
成したことを要旨とする。
【0007】
【作用】 上記の構成とすれば、請求項1の発明では、
移動手段によりラインヘッドの往復動に伴ってラインヘ
ッドと記録紙との間隔が変化する。一方、各ノズルのイ
ンク噴射通路は主走査方向に対して傾斜しており、イン
クは斜めに記録紙上に噴射される。そのため、ラインヘ
ッドと記録紙が接近した場合と離間した場合とでは印字
位置が異なる。すなわち、1つのノズルで複数位置に印
字することができる。印字位置とラインヘッドの位置関
係を位置検出手段が検出し、所定のラインヘッドの位置
においてノズル作動手段は印字位置に応じてノズルから
インクを噴射させ記録紙上に印字する。
移動手段によりラインヘッドの往復動に伴ってラインヘ
ッドと記録紙との間隔が変化する。一方、各ノズルのイ
ンク噴射通路は主走査方向に対して傾斜しており、イン
クは斜めに記録紙上に噴射される。そのため、ラインヘ
ッドと記録紙が接近した場合と離間した場合とでは印字
位置が異なる。すなわち、1つのノズルで複数位置に印
字することができる。印字位置とラインヘッドの位置関
係を位置検出手段が検出し、所定のラインヘッドの位置
においてノズル作動手段は印字位置に応じてノズルから
インクを噴射させ記録紙上に印字する。
【0008】請求項2の発明では前記請求項1の発明の
作用に加え、カムが回転軸を中心に回転すると徐々に偏
位し、従節たるラインヘッドを往復動させる。請求項3
の発明では前記請求項1の発明の作用に加え、ボイスコ
イルモータのコイルに所定の周波数の電流が流れるとそ
の電流に応答してコイルが進出、後退しラインヘッドを
往復動させる。
作用に加え、カムが回転軸を中心に回転すると徐々に偏
位し、従節たるラインヘッドを往復動させる。請求項3
の発明では前記請求項1の発明の作用に加え、ボイスコ
イルモータのコイルに所定の周波数の電流が流れるとそ
の電流に応答してコイルが進出、後退しラインヘッドを
往復動させる。
【0009】
【実施例】 以下、本発明のインクジェット記録装置の
実施例について図1〜図14に基づいて説明する。 (実施例1)図1〜図7に示すように、断面ほぼ方形の
主走査方向に延びる長尺状のインクジェット記録装置の
ラインヘッド1は、案内部材たるガイドロッド2に支承
されている。ガイドロッド2は左右それぞれ2本ずつ各
々が互いに平行となるように配設されており、ラインヘ
ッド1は同ガイドロッド2に沿って移動可能となってい
る。ラインヘッド1の長さは300mmとされており、
A4サイズの記録紙の長手幅に対応するように形成され
ている。
実施例について図1〜図14に基づいて説明する。 (実施例1)図1〜図7に示すように、断面ほぼ方形の
主走査方向に延びる長尺状のインクジェット記録装置の
ラインヘッド1は、案内部材たるガイドロッド2に支承
されている。ガイドロッド2は左右それぞれ2本ずつ各
々が互いに平行となるように配設されており、ラインヘ
ッド1は同ガイドロッド2に沿って移動可能となってい
る。ラインヘッド1の長さは300mmとされており、
A4サイズの記録紙の長手幅に対応するように形成され
ている。
【0010】図1〜図6及び図8に示すようにラインヘ
ッド1内上部には主走査方向に沿って延びるインクタン
ク3が形成されており、同タンク3内にインクが貯留さ
れている。インクタンク3の下方には複数のノズル4が
形成されている。各ノズル4はインクキャビティ5、オ
リフィス部6及びインク噴射口7等より構成されてい
る。インクキャビティ5の一側壁はピエゾ素子8により
構成されている。各インク噴射口7は主走査線方向に沿
って100dpiの間隔で配設されている。
ッド1内上部には主走査方向に沿って延びるインクタン
ク3が形成されており、同タンク3内にインクが貯留さ
れている。インクタンク3の下方には複数のノズル4が
形成されている。各ノズル4はインクキャビティ5、オ
リフィス部6及びインク噴射口7等より構成されてい
る。インクキャビティ5の一側壁はピエゾ素子8により
構成されている。各インク噴射口7は主走査線方向に沿
って100dpiの間隔で配設されている。
【0011】インクはインクタンク3及びインクキャビ
ティ5内に満たされており、更にオリフィス部6にも毛
管現象によって充填されている。オリフィス部6はライ
ンヘッドから記録紙上に下ろした垂線に対して45度の
斜度を持つよう形成されている。そして、図示しない電
源からピエゾ素子8に電圧が印加されると、ピエゾ素子
8は変形し、インクキャビティ5の体積が減少する。す
なわち、インクキャビティ5内のインクは加圧されて、
インク噴射口7よりインクを噴射させ、記録紙P上に印
字するようになっている。インクはオリフィス部6が傾
斜して形成されているため、各ノズル4の直下ではなく
図上右下方45度の方向に噴射されるようになってい
る。
ティ5内に満たされており、更にオリフィス部6にも毛
管現象によって充填されている。オリフィス部6はライ
ンヘッドから記録紙上に下ろした垂線に対して45度の
斜度を持つよう形成されている。そして、図示しない電
源からピエゾ素子8に電圧が印加されると、ピエゾ素子
8は変形し、インクキャビティ5の体積が減少する。す
なわち、インクキャビティ5内のインクは加圧されて、
インク噴射口7よりインクを噴射させ、記録紙P上に印
字するようになっている。インクはオリフィス部6が傾
斜して形成されているため、各ノズル4の直下ではなく
図上右下方45度の方向に噴射されるようになってい
る。
【0012】ラインヘッド1の上方中央にはカム機構た
る円板カム10が配設されている。円板カム10は主走
査方向とは直角方向に延設された回転軸11に偏心状態
で固着されている。図7に示すように回転軸11は回転
軸11を駆動する回転軸用モータ12に軸着されてい
る。その結果、ラインヘッド1は円板カム10の回動に
伴い、所定ストロークで上下に往復動されるようになっ
ている。回転軸11には位置検出手段たるポテンショメ
ータ13が配設されており、回転軸11の回転量を検出
するようになっている。ラインヘッド1はコイルスプリ
ング15により上方側に付勢されており、円板カム10
と係合されている。
る円板カム10が配設されている。円板カム10は主走
査方向とは直角方向に延設された回転軸11に偏心状態
で固着されている。図7に示すように回転軸11は回転
軸11を駆動する回転軸用モータ12に軸着されてい
る。その結果、ラインヘッド1は円板カム10の回動に
伴い、所定ストロークで上下に往復動されるようになっ
ている。回転軸11には位置検出手段たるポテンショメ
ータ13が配設されており、回転軸11の回転量を検出
するようになっている。ラインヘッド1はコイルスプリ
ング15により上方側に付勢されており、円板カム10
と係合されている。
【0013】次に、本実施例1のインクジェット記録装
置の主要部における電気的構成について図9に基づいて
説明する。ノズル作動手段たる中央処理装置(以下CP
Uという)20にはメモリ21、ポテンショメータ1
3、操作部22が接続されており、更に回転軸用モータ
12、記録紙Pを送る記録紙用モータ23、ピエゾ素子
8がドライバ24a〜24cを介して接続されている。
CPU20はメモリ21に記憶されたプログラムに基づ
いて装置全体の動作を制御する。メモリ21には印字デ
ータ等が一時的に記憶される。また、操作部22は電源
の入切や印字の「開始」、「中止」或いは「終了」の指
示、更に各種モードを指示する操作スイッチを備えてい
る。
置の主要部における電気的構成について図9に基づいて
説明する。ノズル作動手段たる中央処理装置(以下CP
Uという)20にはメモリ21、ポテンショメータ1
3、操作部22が接続されており、更に回転軸用モータ
12、記録紙Pを送る記録紙用モータ23、ピエゾ素子
8がドライバ24a〜24cを介して接続されている。
CPU20はメモリ21に記憶されたプログラムに基づ
いて装置全体の動作を制御する。メモリ21には印字デ
ータ等が一時的に記憶される。また、操作部22は電源
の入切や印字の「開始」、「中止」或いは「終了」の指
示、更に各種モードを指示する操作スイッチを備えてい
る。
【0014】CPU20は回転軸用モータ12のドライ
バ24aに駆動信号を出力する。回転軸用モータ12の
回転に伴いポテンショメータ13は回転軸11の回転量
に応じた位置検出信号をCPU20に出力するようにな
っている。CPU20は、ポテンショメータ13からの
位置検出信号と印字データに基づいて、ピエゾ素子8の
ドライバ24cにノズル作動信号を出力するようになっ
ている。そして、ノズル作動信号に基づいてノズル4内
のピエゾ素子8に電圧が印加される。また、記録紙用駆
動源作動手段たるCPU20はノズル作動信号をカウン
トし、所定数のカウント後に記録紙用モータ23のドラ
イバ24bに駆動信号を出力する。記録紙用モータ23
はその駆動信号に基づいて記録紙Pを1ライン分進出さ
せるように回転する。
バ24aに駆動信号を出力する。回転軸用モータ12の
回転に伴いポテンショメータ13は回転軸11の回転量
に応じた位置検出信号をCPU20に出力するようにな
っている。CPU20は、ポテンショメータ13からの
位置検出信号と印字データに基づいて、ピエゾ素子8の
ドライバ24cにノズル作動信号を出力するようになっ
ている。そして、ノズル作動信号に基づいてノズル4内
のピエゾ素子8に電圧が印加される。また、記録紙用駆
動源作動手段たるCPU20はノズル作動信号をカウン
トし、所定数のカウント後に記録紙用モータ23のドラ
イバ24bに駆動信号を出力する。記録紙用モータ23
はその駆動信号に基づいて記録紙Pを1ライン分進出さ
せるように回転する。
【0015】次に、実施例1のインクジェット記録装置
の作用について説明する。図1は、円板カム10のカム
底面がラインヘッド1と当接した基準位置である。尚、
ラインヘッド1が下方に移動する一連の動作を往路、逆
に上方へ移動する動作を復路とする。この状態でCPU
20はノズル4に往路1度目のノズル作動信号を出力
し、インク噴射口7より記録紙P上にインクを噴射させ
て1ドットの印字を行う。この印字位置をラインL1上
のA1、B1、C1・・・とする。次いで、CPU20
が回転軸用モータ12のドライバ24aに駆動信号を出
力して、回転軸用モータ12が回転すると、図1の状態
から円板カム10が図上反時計回り方向に回動されてい
く。すると、ラインヘッド1は円板カム10に押動され
て下方側へ下がっていく。
の作用について説明する。図1は、円板カム10のカム
底面がラインヘッド1と当接した基準位置である。尚、
ラインヘッド1が下方に移動する一連の動作を往路、逆
に上方へ移動する動作を復路とする。この状態でCPU
20はノズル4に往路1度目のノズル作動信号を出力
し、インク噴射口7より記録紙P上にインクを噴射させ
て1ドットの印字を行う。この印字位置をラインL1上
のA1、B1、C1・・・とする。次いで、CPU20
が回転軸用モータ12のドライバ24aに駆動信号を出
力して、回転軸用モータ12が回転すると、図1の状態
から円板カム10が図上反時計回り方向に回動されてい
く。すると、ラインヘッド1は円板カム10に押動され
て下方側へ下がっていく。
【0016】図2に示すように、円板カム10が90度
回動した状態でポテンショメータ13からの位置検出信
号が出力され、CPU20は往路2度目のノズル作動信
号を出力し、インク噴射口7より記録紙P上にインクを
噴射させて1ドットの印字を行う。この印字位置をA
2、B2、C2・・・とし、前記A1、B1、C1・・
・にそれぞれ隣接した位置に印字される。更に、図3に
おいて図2の状態から更に円板カム10が90度回動し
た状態でポテンショメータ13からの位置検出信号が出
力され、CPU20は往路3度目のノズル作動信号を出
力し、インク噴射口7より記録紙P上にインクを噴射さ
せて1ドットの印字を行う。この印字位置をA3、B
3、C3・・・とし、前記A2、B2、C2・・・にそ
れぞれ隣接したドットに印字される。以上のように動作
して、往路において1ライン分の印字データが印字され
ることとなる。そして、各ノズル4はドット3個分の領
域を担当し、円板カム10が180度回動する間に1つ
のライン分の印字が3回に分けて行われることとなる。
回動した状態でポテンショメータ13からの位置検出信
号が出力され、CPU20は往路2度目のノズル作動信
号を出力し、インク噴射口7より記録紙P上にインクを
噴射させて1ドットの印字を行う。この印字位置をA
2、B2、C2・・・とし、前記A1、B1、C1・・
・にそれぞれ隣接した位置に印字される。更に、図3に
おいて図2の状態から更に円板カム10が90度回動し
た状態でポテンショメータ13からの位置検出信号が出
力され、CPU20は往路3度目のノズル作動信号を出
力し、インク噴射口7より記録紙P上にインクを噴射さ
せて1ドットの印字を行う。この印字位置をA3、B
3、C3・・・とし、前記A2、B2、C2・・・にそ
れぞれ隣接したドットに印字される。以上のように動作
して、往路において1ライン分の印字データが印字され
ることとなる。そして、各ノズル4はドット3個分の領
域を担当し、円板カム10が180度回動する間に1つ
のライン分の印字が3回に分けて行われることとなる。
【0017】次いでCPU20は3回のノズル作動信号
をカウントして1ラインL1分の印字が終了したことを
検出すると、回転軸用モータ12を停止させる。そし
て、CPU20は記録紙用モータ23のドライバ24b
に駆動信号を出力して、記録紙用モータ23は記録紙P
を1ライン分進出させる。
をカウントして1ラインL1分の印字が終了したことを
検出すると、回転軸用モータ12を停止させる。そし
て、CPU20は記録紙用モータ23のドライバ24b
に駆動信号を出力して、記録紙用モータ23は記録紙P
を1ライン分進出させる。
【0018】図4に示すように、記録紙Pの進出後、次
のラインL2に対して、CPU20は復路1度目のノズ
ル作動信号を出力して1ドットの印字を行う。この印字
位置をラインL1上のA4、B4、C4・・・とする。
そして、再びCPU20は回転軸用モータ12のドライ
バ24aに駆動信号を出力して、回転軸用モータ12を
前記と同方向に回転させる。すると、ラインヘッド1は
前記とは逆に左方へと移動(復路)する。
のラインL2に対して、CPU20は復路1度目のノズ
ル作動信号を出力して1ドットの印字を行う。この印字
位置をラインL1上のA4、B4、C4・・・とする。
そして、再びCPU20は回転軸用モータ12のドライ
バ24aに駆動信号を出力して、回転軸用モータ12を
前記と同方向に回転させる。すると、ラインヘッド1は
前記とは逆に左方へと移動(復路)する。
【0019】そして、図5に示すように、図3又は図4
の状態から円板カム10が更に時計回り方向に90度回
動した状態でポテンショメータ13からの位置検出信号
が出力され、CPU20は復路2度目のノズル作動信号
を出力して1ドットの印字を行う。この印字位置をA
5、B5、C5・・・とし、前記A4、B4、C4・・
・にそれぞれ隣接したドットに印字される。更に、図5
の状態から円板カム10が90度回動した状態でポテン
ショメータ13からの位置検出信号が出力され、CPU
20は復路3度目のノズル作動信号を出力し、インク噴
射口7より記録紙P上にインクを噴射させて1ドットの
印字を行う。この印字位置をA6、B6、C6・・・と
し、前記A5、B5、C5・・・にそれぞれ隣接したド
ットに印字される。
の状態から円板カム10が更に時計回り方向に90度回
動した状態でポテンショメータ13からの位置検出信号
が出力され、CPU20は復路2度目のノズル作動信号
を出力して1ドットの印字を行う。この印字位置をA
5、B5、C5・・・とし、前記A4、B4、C4・・
・にそれぞれ隣接したドットに印字される。更に、図5
の状態から円板カム10が90度回動した状態でポテン
ショメータ13からの位置検出信号が出力され、CPU
20は復路3度目のノズル作動信号を出力し、インク噴
射口7より記録紙P上にインクを噴射させて1ドットの
印字を行う。この印字位置をA6、B6、C6・・・と
し、前記A5、B5、C5・・・にそれぞれ隣接したド
ットに印字される。
【0020】このように、復路では往路と逆方向に3回
の印字で1ライン分の印字データの印字が行われること
となる。以上のように、円板カム10が半回転するうち
に1ライン分の印字が行われ、次の半回転で後続の1ラ
インに印字が行われる。
の印字で1ライン分の印字データの印字が行われること
となる。以上のように、円板カム10が半回転するうち
に1ライン分の印字が行われ、次の半回転で後続の1ラ
インに印字が行われる。
【0021】このように構成することで、実施例1のイ
ンクジェット記録装置は次のような効果を奏する。 (1)1つのノズル4が各ラインにおいて3ドットずつ
印字するため、従来のライン方式のインクジェット記録
装置に比べノズル4の数が1/3で済むこととなる。ま
たノズルの数が減少して実際には減少しない場合と同じ
ドット数の印字が行われるため低解像度のラインヘッド
でも高解像度の印字が可能となった。また、ノズル4の
数が1/3に減ったため、ラインヘッド1の機構が簡略
化し、ラインヘッドのコストダウンとなる。また、ノズ
ルに目詰まりが発生する確率も従来の1/3の確率とな
り、目詰まりに基づく印字不良が生じにくくなる。
ンクジェット記録装置は次のような効果を奏する。 (1)1つのノズル4が各ラインにおいて3ドットずつ
印字するため、従来のライン方式のインクジェット記録
装置に比べノズル4の数が1/3で済むこととなる。ま
たノズルの数が減少して実際には減少しない場合と同じ
ドット数の印字が行われるため低解像度のラインヘッド
でも高解像度の印字が可能となった。また、ノズル4の
数が1/3に減ったため、ラインヘッド1の機構が簡略
化し、ラインヘッドのコストダウンとなる。また、ノズ
ルに目詰まりが発生する確率も従来の1/3の確率とな
り、目詰まりに基づく印字不良が生じにくくなる。
【0022】(2)円板カム10とスプリング15とい
う簡単な機構でラインヘッド1の往復動を行うことがで
きるため、ラインヘッド1の移動のための構成が簡単に
なった。また、ラインヘッド1はガイドロッド2により
案内されているため、上下方向に平行にスムーズに往復
動することができる。
う簡単な機構でラインヘッド1の往復動を行うことがで
きるため、ラインヘッド1の移動のための構成が簡単に
なった。また、ラインヘッド1はガイドロッド2により
案内されているため、上下方向に平行にスムーズに往復
動することができる。
【0023】(3)円板カム10の回動位置とノズルの
作動とは同期する必要があるが、ポテンショメータ13
を使用して円板カム10の回動位置を検出するようにし
ているため、確実に所定のタイミングでノズルを作動さ
せることができる。また、安価なポテンショメータ13
を使用しているため、コストダウンとなる。尚、回転軸
用モータ12にステッピングモータを使用すると、ポテ
ンショメータは不要である。
作動とは同期する必要があるが、ポテンショメータ13
を使用して円板カム10の回動位置を検出するようにし
ているため、確実に所定のタイミングでノズルを作動さ
せることができる。また、安価なポテンショメータ13
を使用しているため、コストダウンとなる。尚、回転軸
用モータ12にステッピングモータを使用すると、ポテ
ンショメータは不要である。
【0024】(4)円板カム10の一回転により2ライ
ン6ドット分を印字することができ、極めて効率よい印
字が可能となっている。 (5)ポテンショメータ13から出力される位置検出信
号のカウントタイミングをCPU20が変更すること
で、100dpiのノズルピッチで、100〜600d
piの解像度を得ることができ、また印字のタイミング
も自由に変更することができる。より細かくポテンショ
メータ13からの位置検出信号をカウントした場合では
次のようになる。例えば、円板カム10が90度回動し
た段階で3ドット分の印字をさせ、記録紙Pを1ライン
進出させ、次の90度回動で新たなラインに3ドット分
を印字させるようにする。こうすれば、円板カム10の
一回転で4ライン12ドットの印字が可能となる。ま
た、逆に円板カム10の一回転で1ライン3ドットの印
字とすることも可能である。
ン6ドット分を印字することができ、極めて効率よい印
字が可能となっている。 (5)ポテンショメータ13から出力される位置検出信
号のカウントタイミングをCPU20が変更すること
で、100dpiのノズルピッチで、100〜600d
piの解像度を得ることができ、また印字のタイミング
も自由に変更することができる。より細かくポテンショ
メータ13からの位置検出信号をカウントした場合では
次のようになる。例えば、円板カム10が90度回動し
た段階で3ドット分の印字をさせ、記録紙Pを1ライン
進出させ、次の90度回動で新たなラインに3ドット分
を印字させるようにする。こうすれば、円板カム10の
一回転で4ライン12ドットの印字が可能となる。ま
た、逆に円板カム10の一回転で1ライン3ドットの印
字とすることも可能である。
【0025】(実施例2)次に本発明の実施例2につい
て説明する。実施例2のインクジェット記録装置は基本
的にラインヘッド1及び内部のノズル4若しくはガイド
ロッド2に関しては実施例1と同様であるためこれらの
構成の詳しい説明は省略する。図10〜図12に示すよ
うに、ラインヘッド1の図上左側方には移動ロッド26
が水平に延設されている。移動ロッド26の先端にはコ
イル支持用のブラケット27が形成されている。ブラケ
ット27の外周にはコイル28が巻回されている。ドラ
イバ24aは交流電源Qを有しており、交流電源Qはコ
イル28に三角波交流を与えている。
て説明する。実施例2のインクジェット記録装置は基本
的にラインヘッド1及び内部のノズル4若しくはガイド
ロッド2に関しては実施例1と同様であるためこれらの
構成の詳しい説明は省略する。図10〜図12に示すよ
うに、ラインヘッド1の図上左側方には移動ロッド26
が水平に延設されている。移動ロッド26の先端にはコ
イル支持用のブラケット27が形成されている。ブラケ
ット27の外周にはコイル28が巻回されている。ドラ
イバ24aは交流電源Qを有しており、交流電源Qはコ
イル28に三角波交流を与えている。
【0026】図13に三角波の位相とヘッド1の位置と
の相関関係について示す。T1はマイナスの最大値であ
り、図12においてコイル28が最も上方に移動するタ
イミングに相当する。T3はプラスの最大値であり、図
11においてコイル28が最も下方に移動するタイミン
グに相当する。T2は電圧値0となる点である。T2は
図10においてコイル28が図11と図12の中点位置
にくるタイミングに相当する。ブラケット27に巻回さ
れたコイル28と永久磁石29とにより、ボイスコイル
モータ30が構成されている。ボイスコイルモータ30
はコイル28に流れる一定の周波数の電流と永久磁石2
9による磁界との作用によりコイル自体が移動ものであ
る。
の相関関係について示す。T1はマイナスの最大値であ
り、図12においてコイル28が最も上方に移動するタ
イミングに相当する。T3はプラスの最大値であり、図
11においてコイル28が最も下方に移動するタイミン
グに相当する。T2は電圧値0となる点である。T2は
図10においてコイル28が図11と図12の中点位置
にくるタイミングに相当する。ブラケット27に巻回さ
れたコイル28と永久磁石29とにより、ボイスコイル
モータ30が構成されている。ボイスコイルモータ30
はコイル28に流れる一定の周波数の電流と永久磁石2
9による磁界との作用によりコイル自体が移動ものであ
る。
【0027】図14に示すようにCPU20は、ノズル
作動手段及び位置検出手段を構成している。CPU20
にはメモリ21、操作部22が接続されており、コイル
28、記録紙Pを送る記録紙用モータ23、ピエゾ素子
8がドライバ24b〜24dを介して接続されている。
CPU20、メモリ21、操作部22等については実施
例1と同様であるため詳しい説明は省略する。
作動手段及び位置検出手段を構成している。CPU20
にはメモリ21、操作部22が接続されており、コイル
28、記録紙Pを送る記録紙用モータ23、ピエゾ素子
8がドライバ24b〜24dを介して接続されている。
CPU20、メモリ21、操作部22等については実施
例1と同様であるため詳しい説明は省略する。
【0028】CPU20はボイスコイルモータ30のコ
イル28にドライバ24dを介して駆動信号を出力す
る。すると、コイル28に三角波形の交流電流が流れ
る。交流電流の1周期毎にヘッド1は往復動するが、C
PU20は図12に示す三角波の周期をカウントし、T
1〜T3のいずれかのタイミングにおいて、CPU20
はピエゾ素子8のドライバ24cにノズル作動信号を出
力する。そして、ノズル作動信号に基づいてノズル4内
のピエゾ素子8に電圧が印加され、インクがインク噴射
口7より噴射されるようになっている。また、CPU2
0はノズル作動信号をカウントし、所定数のカウント後
に記録紙用モータ23のドライバ24bに駆動信号を出
力する。記録紙用モータ23はその駆動信号に基づいて
記録紙Pを1ライン分送り出すように回転する。
イル28にドライバ24dを介して駆動信号を出力す
る。すると、コイル28に三角波形の交流電流が流れ
る。交流電流の1周期毎にヘッド1は往復動するが、C
PU20は図12に示す三角波の周期をカウントし、T
1〜T3のいずれかのタイミングにおいて、CPU20
はピエゾ素子8のドライバ24cにノズル作動信号を出
力する。そして、ノズル作動信号に基づいてノズル4内
のピエゾ素子8に電圧が印加され、インクがインク噴射
口7より噴射されるようになっている。また、CPU2
0はノズル作動信号をカウントし、所定数のカウント後
に記録紙用モータ23のドライバ24bに駆動信号を出
力する。記録紙用モータ23はその駆動信号に基づいて
記録紙Pを1ライン分送り出すように回転する。
【0029】次に、実施例2のインクジェット装置の作
用を説明する。CPU20は図10に示すヘッド1の位
置、すなわち、T2に対応する位置において、ノズル4
に1度目のノズル作動信号を出力し、1ドット目の印字
を行う。この印字位置をラインL1上のA1、B1、C
1・・・とする。次いで、ボイスコイルモータ30のコ
イル28が図13のT3のタイミングにおいて図11に
示すように最も下方に移動すると、CPU20は2度目
のノズル作動信号を出力し1ドットの印字を行う。この
印字位置をA2、B2、C2・・・とし、前記A1、B
1、C1・・・にそれぞれ隣接したドットに印字され
る。
用を説明する。CPU20は図10に示すヘッド1の位
置、すなわち、T2に対応する位置において、ノズル4
に1度目のノズル作動信号を出力し、1ドット目の印字
を行う。この印字位置をラインL1上のA1、B1、C
1・・・とする。次いで、ボイスコイルモータ30のコ
イル28が図13のT3のタイミングにおいて図11に
示すように最も下方に移動すると、CPU20は2度目
のノズル作動信号を出力し1ドットの印字を行う。この
印字位置をA2、B2、C2・・・とし、前記A1、B
1、C1・・・にそれぞれ隣接したドットに印字され
る。
【0030】更に、図13のT1のタイミング(次の周
期におけるT1となる)において、CPU20は3度目
のノズル作動信号を出力し、ボイスコイルモータ30は
図12に示すように最も上方位置に移動し、ヘッド1は
インク噴射口7より記録紙P上にインクを噴射させて1
ドットの印字を行う。この印字位置は前記A2〜C2に
隣接するA3〜C3である。以上のような動作により、
1ライン分の印字データが印字されることとなる。すな
わち、コイル28に流れる交流電流の1周期内で1つの
ノズル4により3回に分けて印字が行われることとな
る。そして、CPU20は3回のノズル作動信号を出力
したことをカウントして1ラインの印字が終了したこと
を検出すると、記録紙用モータ23のドライバ24bに
駆動信号を出力して、記録紙用モータ23に記録紙Pを
1ライン分進出させる。
期におけるT1となる)において、CPU20は3度目
のノズル作動信号を出力し、ボイスコイルモータ30は
図12に示すように最も上方位置に移動し、ヘッド1は
インク噴射口7より記録紙P上にインクを噴射させて1
ドットの印字を行う。この印字位置は前記A2〜C2に
隣接するA3〜C3である。以上のような動作により、
1ライン分の印字データが印字されることとなる。すな
わち、コイル28に流れる交流電流の1周期内で1つの
ノズル4により3回に分けて印字が行われることとな
る。そして、CPU20は3回のノズル作動信号を出力
したことをカウントして1ラインの印字が終了したこと
を検出すると、記録紙用モータ23のドライバ24bに
駆動信号を出力して、記録紙用モータ23に記録紙Pを
1ライン分進出させる。
【0031】このように構成することで、実施例2のイ
ンクジェット記録装置は次のような効果を奏する。 (1)ボイスコイルモータ30が三角波電流によって移
動させられるようになっているため、ラインヘッド1の
移動速度がリニアとなり、正確に印字タイミングを取る
ことができる。
ンクジェット記録装置は次のような効果を奏する。 (1)ボイスコイルモータ30が三角波電流によって移
動させられるようになっているため、ラインヘッド1の
移動速度がリニアとなり、正確に印字タイミングを取る
ことができる。
【0032】(2)コイル28の位置を検出するために
三角波の周期をカウントしているので、ポテンショメー
タやロータリーエンコーダ等が不要となり装置の軽量
化、コンパクト化し、更にコストダウンとなる。
三角波の周期をカウントしているので、ポテンショメー
タやロータリーエンコーダ等が不要となり装置の軽量
化、コンパクト化し、更にコストダウンとなる。
【0033】(3)ボイスコイルモータ30という簡単
な機構でラインヘッド1の往復動を行うことができるた
め、構成が簡単となった。また、ラインヘッド1はガイ
ドロッド2により挿通されているため、上下方向に平行
かつスムーズに往復動することができる。また、コイル
28の移動によりヘッド1を往復動させるため実施例1
のようなコイルスプリング15も必ずしも必要とされ
ず、更に軽量化、コンパクト化し、コストダウンとな
る。
な機構でラインヘッド1の往復動を行うことができるた
め、構成が簡単となった。また、ラインヘッド1はガイ
ドロッド2により挿通されているため、上下方向に平行
かつスムーズに往復動することができる。また、コイル
28の移動によりヘッド1を往復動させるため実施例1
のようなコイルスプリング15も必ずしも必要とされ
ず、更に軽量化、コンパクト化し、コストダウンとな
る。
【0034】(4)図13で示すCPU20のカウント
タイミングT1〜T3を変更することで、印字のタイミ
ングも自由に変更することができる。より細かくカウン
トタイミングを取れば、例えばコイル28に流れる電流
の一周期で1つのノズル4で6ドット分の印字をするこ
とも可能となる。
タイミングT1〜T3を変更することで、印字のタイミ
ングも自由に変更することができる。より細かくカウン
トタイミングを取れば、例えばコイル28に流れる電流
の一周期で1つのノズル4で6ドット分の印字をするこ
とも可能となる。
【0035】(5)実施例1の(1)の効果は勿論実施
例2においても奏される。 以上、本発明の実施例1及び2について説明したが、本
発明は上記実施例に限定されることはなく、次のように
変更して実施することも可能である。
例2においても奏される。 以上、本発明の実施例1及び2について説明したが、本
発明は上記実施例に限定されることはなく、次のように
変更して実施することも可能である。
【0036】(イ)実施例1ではノズル4は往路のみで
3ドット分の印字を行ったが、往復で3ドットとしても
勿論構わない。 (ロ)実施例1及び2では1ラインのドットを3分割し
て1つのノズル4に3ドット分を割り当てたが、必ずし
も3ドットでなくともよい。例えば、2ドットとしたり
4ドット以上とすることも可能である。例えば、従来の
機種では200dpi(1mm間隔に8個のノズル)程
度であったが、25dpi(1mm毎に1個のノズル)
程度までは可能と考えられる。
3ドット分の印字を行ったが、往復で3ドットとしても
勿論構わない。 (ロ)実施例1及び2では1ラインのドットを3分割し
て1つのノズル4に3ドット分を割り当てたが、必ずし
も3ドットでなくともよい。例えば、2ドットとしたり
4ドット以上とすることも可能である。例えば、従来の
機種では200dpi(1mm間隔に8個のノズル)程
度であったが、25dpi(1mm毎に1個のノズル)
程度までは可能と考えられる。
【0037】(ハ)例えば、実施例1及び2では1ライ
ンのドットを3分割して3回にわけて1つのノズル4で
印字するようにしていた。しかし、このうちの1回を印
字せずにパスするようにしてもよい。例えば、位置検出
信号パス手段たるCPU20は2回めのポテンショメー
タ13からの位置検出信号或いは図13におけるT1の
タイミングをパスしてノズル作動信号を出力しないこと
とする。そうすれば、すべてのドットを印字する場合に
比べ解像度が低下する。あまり重要でない情報を印字す
る場合には操作部22のモードスイッチを操作してこの
ように解像度を下げるようにしてもよい。勿論、1ライ
ンのドットを3分割以外に分割した場合であっても応用
することは可能であり、その場合パスする回数を増やす
ことも自由である。
ンのドットを3分割して3回にわけて1つのノズル4で
印字するようにしていた。しかし、このうちの1回を印
字せずにパスするようにしてもよい。例えば、位置検出
信号パス手段たるCPU20は2回めのポテンショメー
タ13からの位置検出信号或いは図13におけるT1の
タイミングをパスしてノズル作動信号を出力しないこと
とする。そうすれば、すべてのドットを印字する場合に
比べ解像度が低下する。あまり重要でない情報を印字す
る場合には操作部22のモードスイッチを操作してこの
ように解像度を下げるようにしてもよい。勿論、1ライ
ンのドットを3分割以外に分割した場合であっても応用
することは可能であり、その場合パスする回数を増やす
ことも自由である。
【0038】(ニ)上記実施例1及び2のノズル4はピ
エゾ素子8を応用したインパルスジェット方式によるイ
ンクの噴射方式であった。しかし、他の方式を応用した
ノズルであってもよい。例えば、インクキャビティを加
熱して気泡を発生させてその圧力でインクを放出させる
方式でもよい。また、静電加速方式や加圧方式を応用す
ることも自由である。
エゾ素子8を応用したインパルスジェット方式によるイ
ンクの噴射方式であった。しかし、他の方式を応用した
ノズルであってもよい。例えば、インクキャビティを加
熱して気泡を発生させてその圧力でインクを放出させる
方式でもよい。また、静電加速方式や加圧方式を応用す
ることも自由である。
【0039】(ホ)上記実施例1のでは円弧カムである
円板カム10を用いた。しかし、他のカムを使用しても
よい。カムの概念には板カム、立体カムの両者が含ま
れ、例えば、接線カム、円筒カム、球面カム、エンドカ
ム等が挙げられる。
円板カム10を用いた。しかし、他のカムを使用しても
よい。カムの概念には板カム、立体カムの両者が含ま
れ、例えば、接線カム、円筒カム、球面カム、エンドカ
ム等が挙げられる。
【0040】(ヘ)本発明を複写機やプリンタ等、印字
を必要とする機器に広く応用すること。 (ト)上記実施例1におけるポテンショメータ13の代
わりに、ロータリーエンコーダとすること。
を必要とする機器に広く応用すること。 (ト)上記実施例1におけるポテンショメータ13の代
わりに、ロータリーエンコーダとすること。
【0041】(チ)上記実施例1及び2のノズル4にお
けるオリフィスブラケット6は45度の傾斜とされてい
たが、必ずしも45度でなくともよい。ラインヘッドか
ら記録紙上に下ろした垂線に対して角度をもっていれ
ば、ラインヘッドを移動させることで印字位置が異なっ
ているからである。
けるオリフィスブラケット6は45度の傾斜とされてい
たが、必ずしも45度でなくともよい。ラインヘッドか
ら記録紙上に下ろした垂線に対して角度をもっていれ
ば、ラインヘッドを移動させることで印字位置が異なっ
ているからである。
【0042】(リ)上記実施例1及び2のノズル4では
ノズル4のオリフィス部6のみを傾斜させたが、ノズル
4全体を傾斜状に配設し、インクキャビティ5に対して
オリフィス部6を直線状に形成するようにしても同様の
効果は奏される。
ノズル4のオリフィス部6のみを傾斜させたが、ノズル
4全体を傾斜状に配設し、インクキャビティ5に対して
オリフィス部6を直線状に形成するようにしても同様の
効果は奏される。
【0043】その他本発明はその主旨を逸脱しない範囲
において変更して実施することは自由である。また、以
上の実施例によって把握されるその他の技術的思想につ
いて、その効果とともに以下に記載する。
において変更して実施することは自由である。また、以
上の実施例によって把握されるその他の技術的思想につ
いて、その効果とともに以下に記載する。
【0044】(1)請求項1の構成に更に、所定回数の
ノズルの作動に基づいて記録紙を1ライン進出させる記
録紙用駆動源作動手段(例えばCPU20)を追加する
こと。こうすれば、ラインヘッドが移動して1ライン分
の印字が終了した場合、確実に次のラインに続けて印字
することができる。
ノズルの作動に基づいて記録紙を1ライン進出させる記
録紙用駆動源作動手段(例えばCPU20)を追加する
こと。こうすれば、ラインヘッドが移動して1ライン分
の印字が終了した場合、確実に次のラインに続けて印字
することができる。
【0045】(2)請求項2のカム機構に位置検出手段
たるポテンショメータを追加すること。これにより、安
価にかつ簡単にラインヘッドの位置が検出できる。 (3)請求項1の構成、請求項2又は請求項3の構成に
ラインヘッドの案内部材(例えば、ガイドロッド2)を
追加すること。これにより、ヘッドの記録紙方向への移
動が正確となり、印字精度が増す。
たるポテンショメータを追加すること。これにより、安
価にかつ簡単にラインヘッドの位置が検出できる。 (3)請求項1の構成、請求項2又は請求項3の構成に
ラインヘッドの案内部材(例えば、ガイドロッド2)を
追加すること。これにより、ヘッドの記録紙方向への移
動が正確となり、印字精度が増す。
【0046】(4)請求項1の構成に更に、位置検出信
号パス手段(例えば,CPU20)を追加すること。そ
うすれば、分割した1ラインのドットのうち、所定間隔
で印字しないドットができて解像度を調節することがが
できる。
号パス手段(例えば,CPU20)を追加すること。そ
うすれば、分割した1ラインのドットのうち、所定間隔
で印字しないドットができて解像度を調節することがが
できる。
【0047】
【発明の効果】 以上詳述したように、請求項1の発明
では、ノズルの数を減らすことができるため、ラインヘ
ッドの機構を簡略化できる。請求項2の発明では請求項
1の発明に加え、カム機構によりラインヘッドを移動さ
せるため、機構が簡単となる。請求項3の発明では請求
項1の発明に加え、ボイスコイルモータでによりライン
ヘッドを移動させるため、ポテンショメータ等の別段の
位置検出手段が不要となる。
では、ノズルの数を減らすことができるため、ラインヘ
ッドの機構を簡略化できる。請求項2の発明では請求項
1の発明に加え、カム機構によりラインヘッドを移動さ
せるため、機構が簡単となる。請求項3の発明では請求
項1の発明に加え、ボイスコイルモータでによりライン
ヘッドを移動させるため、ポテンショメータ等の別段の
位置検出手段が不要となる。
【図1】 本発明のインクジェット装置の実施例1を説
明する一部破断側断面図である。
明する一部破断側断面図である。
【図2】 同じく実施例1を説明する一部破断側断面図
である。
である。
【図3】 同じく実施例1を説明する一部破断側断面図
である。
である。
【図4】 同じく実施例1を説明する一部破断側断面図
である。
である。
【図5】 同じく実施例1を説明する一部破断側断面図
である。
である。
【図6】 同じく実施例1を説明する一部破断側断面図
である。
である。
【図7】 同じ実施例1の平面図である。
【図8】 同じ実施例1のインクジェット装置の要部を
説明する横断面図である。
説明する横断面図である。
【図9】 同じ実施例1の主要な電気的構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図10】 本発明のインクジェット装置の実施例2を
説明する一部破断側断面図である。
説明する一部破断側断面図である。
【図11】 同じく実施例2を説明する一部破断側断面
図である。
図である。
【図12】 同じく実施例2を説明する一部破断側断面
図である。
図である。
【図13】 同じ実施例2における三角波の波形であ
り、ラインヘッドの位置と位相との関係を示すグラフで
ある。
り、ラインヘッドの位置と位相との関係を示すグラフで
ある。
【図14】 同じ実施例2の主要な電気的構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
1…ラインヘッド、10…カム機構(移動手段)たる円
板カム、13…位置検出手段たるポテンショメータ、2
0…位置検出手段又はノズル作動手段たるCPU、30
…ボイスコイルモータ(移動手段)。
板カム、13…位置検出手段たるポテンショメータ、2
0…位置検出手段又はノズル作動手段たるCPU、30
…ボイスコイルモータ(移動手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 25/34 B41J 3/10 106 L 25/28 Z
Claims (3)
- 【請求項1】 ラインヘッドに主走査方向に沿って形成
された複数のノズルと、ラインヘッドを記録紙に対して
接近及び離間させる移動手段と、ラインヘッドの位置を
検出する位置検出手段と、同検出手段の検出信号に基づ
いてノズルにインクを噴射させるノズル作動手段とを有
し、前記ノズルを記録紙に対して傾斜させたことを特徴
とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 前記請求項1の移動手段はカム機構であ
るインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記請求項1の移動手段はボイスコイル
モータであるインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7600394A JPH07276618A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7600394A JPH07276618A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07276618A true JPH07276618A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13592638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7600394A Pending JPH07276618A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07276618A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1142717A2 (en) * | 2000-04-04 | 2001-10-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Moving up and down apparatus of print head, printing apparatus |
-
1994
- 1994-04-14 JP JP7600394A patent/JPH07276618A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1142717A2 (en) * | 2000-04-04 | 2001-10-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Moving up and down apparatus of print head, printing apparatus |
EP1142717A3 (en) * | 2000-04-04 | 2002-09-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Moving up and down apparatus of print head, printing apparatus |
US6502922B2 (en) | 2000-04-04 | 2003-01-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Moving up and down apparatus of print head, printing apparatus |
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