JPH0727654U - 折畳ウェーデルンスケボー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のウェーデルンスケボーはハンドルが高
くて嵩張るという欠点を鑑み、折畳むことができてコン
パクトになり、不使用時に場所をとらないウェーデルン
スケボーを提供することを目的としている。 【構成】 車体前部と車体後部とに分割されており、こ
れらが折曲材とバックルとで強固に連結一体化され、バ
ックルを外して折畳んだ際にはハンドルが後方に倒れて
車体後部の上に収まる仕組みの折畳ウェーデルンスケボ
ー

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ハンドル舵取方式の蛇行推進式駆動乗物に関しており、詳しくは実 願平４−８３８６５号の改良に関している。

【０００２】

【従来の技術】

従来のウェーデルンスケボーとしては、上記実願平４−８３８６５号に示され た如く、スケートボードの前部に揺動中心軸１０が設けられ、該揺動中心軸の下 端に操向用双輪１１、上端にハンドル１が設けられ、スケートボードの後部下方 には一組の首振駆動キャスターが間隔を置いて並設されてなるウェーデルンスケ ボーが存している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来のものはハンドルがスケートボードから立設されてい る為に、使用しない時や運搬する時に嵩張り、クルマのトランクにも収納しきれ ないという欠点があった。 本考案の目的はハンドルの強度を犠牲にせず、且つワンタッチで折畳・組立の 自在な丈夫な折畳ウェーデルンスケボーを提供することを目的としている。

【０００４】 しかして、本考案の要旨は、車体前部１と車体後部２とがその上縁において折 曲材３で連結され、車体前部１にはハンドル１３及びこれにより舵取される前輪 １５とが設けられ、車体前部１と車体後部２との連結部分に於ける下方には、バ ックル４・５が設けられていることを特徴とする折畳ウェーデルンスケボーに存 している。

【０００５】

【実施例】

次に本考案折畳ウェーデルンスケボーの一例を図面により説明すると、図１に 示す如く、車体前部１と車体後部２とがその上縁において折曲材３で連結されて いる。 これを折畳むと、図２に示す如く、車体前部１と車体後部２とは折曲材３を中 心として折れ曲がる。 折曲材３には蝶番などの市販品を流用すると便利である。 車体前部１にはヘッドチューブ１１が固定立設され、この中を貫通してハンド ル軸１２が舵取自在に設けられ、その上端にハンドル１３、そしてその下端に連 結軸１４がそれぞれ固定されている。

【０００６】 １５は間隔を置いて設けられた前輪であり、上記連結軸１４の両端に配設され ている。 また、車体後部２には、その上面にステップ２０が設けられており、下面には 駆動キャスター２１が設けられている。 図３に示す如く、バックル４．５は前記車体前部１と車体後部２との連結部分 に於ける下方に設けられ、掛け留めされた状態では、バックル本体４がバックル 支体５にしっかりと噛み合っている。

【０００７】 バックル耳４０を引き起こせばこの噛合が外れ、図２の如き状態となり、ハン ドル１３は車体後部２の上面に倒れ込む。

【０００８】

【考案の効果】

本考案折畳ウェーデルンスケボーでは、車体前部１と車体後部２とがその上縁 において折曲材３で連結され、車体前部１にはハンドル１３及びこれにより舵取 される前輪１５とが設けられ、車体後部２にはステップ２０及び駆動キャスター ２１が設けられ、車体前部１と車体後部２との連結部分に於ける下方にはバック ル４．５が設けられているから、バックル４．５の掛け外しだけのワンタッチ動 作で上記折曲材３を中心として折畳むことができ、ハンドル１３がうまく倒れ込 み、不使用時に嵩張らず、クルマのトランクにも入る。前輪１５が前方へ突き出 されるので、クッションとなり他のものを傷つけない。

【０００９】 本考案折畳ウェーデルンスケボーでは、車体前部１と車体後部２とがその上縁 において折曲材３で連結されるが、この折曲材は蝶番など折曲できる部材ならど のようなものでもよい。 本考案折畳ウェーデルンスケボーでは、車体前部１にハンドル１３及びこれに より舵取される前輪１５とが設けられるが、このハンドル形状は丸型でもよく、 又、種々形状の乗物ハンドルが設けられる。また、前輪１５は単輪でもよく、フ ォーク金具により支承されてもよい。

【００１０】 本考案折畳ウェーデルンスケボーでは、図４に示す如く、車体後部２の上面に 防振ゴム１６を介してスキー板１７を取着せしめ、車体前部１の前輪１５のハン ドル軸１２の上端にストックハンドル１８を設け、グリップ１９を握ってスキー 風に走行できるようにすれば、一層楽しめる。

【００１１】 本考案折畳ウェーデルンスケボーでは、車体後部２にステップ２０及び駆動キ ャスター２１が設けられるが、このステップ２１上に人が乗り、左右に振って駆 動キャスター２１を駆動しうるものならどのような形状でもよい。

【００１２】 本考案折畳ウェーデルンスケボーでは、車体前部１と車体後部２との連結部分 に於ける下方にはバックル４．５が設けられるが、このバックル４．５は車体前 部１の下部と車体後部２の下部とをしっかりと係合する形状のものならどのよう なものでもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案の一例を示す斜視図

【図２】図１のものを折畳んだ状態を示す側面図

【図３】折畳接合部構造を示す一部断面図

【図４】他の例を示す側面図

【符号の説明】 １ 車体前部 ２ 車体後部 ３ 折曲部 ４．５ バックル ６ テールブレーキ １１ ヘッドチューブ １２ ハンドル軸 １３ ハンドル １４ 連結軸 １５ 前輪 １６ 防振ゴム １７ スキー板 １８ ストックハンドル １９ グリップ ２０ ステップ ２１ 駆動キャスター ４０ バックル耳

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 車体前部１と車体後部２とがその上縁に
   おいて折曲材３で連結され、車体前部１にはハンドル１
   ３及びこれにより舵取される前輪１５とが設けられ、車
   体後部２にはステップ２０及び駆動キャスター２１が設
   けられ、車体前部１と車体後部２との連結部分に於ける
   下方にはバックル４・５が設けられていることを特徴と
   する折畳ウェーデルンスケボー。
2. 【請求項２】 車体後部２の上面にスキー板１７が設け
   られてなる、請求項１記載の折畳ウェーデルンスケボ
   ー。