JPH0727589U - 可撓性チューブの閉止装置 - Google Patents

可撓性チューブの閉止装置

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JPH0727589U
JPH0727589U JP040044U JP4004493U JPH0727589U JP H0727589 U JPH0727589 U JP H0727589U JP 040044 U JP040044 U JP 040044U JP 4004493 U JP4004493 U JP 4004493U JP H0727589 U JPH0727589 U JP H0727589U
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JP
Japan
Prior art keywords
flexible tube
tube
communication
folding rod
communication hole
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Pending
Application number
JP040044U
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English (en)
Inventor
啓太郎 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nipro Corp
Original Assignee
Nipro Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 親バッグ等に固着される接続用可撓性チュー
ブ7には、径方向外方に突出する係止部22が形成され
ている。接続用可撓性チューブ7内に配設される閉止具
10は、連通筒11と、薄肉部と、折棒部13とを軸心
方向に連設することで、構成されている。連通筒11
は、接続用可撓性チューブ7内面に密着して、該チュー
ブ7に保持されると共に、連通筒11には、連通孔15
が軸心方向に貫通形成されている。薄肉部の肉厚は、連
通筒11及び折棒部13よりも小とされている。折棒部
13は、連通孔15の先端開口を閉鎖する。閉止具10
を薄肉部で折ると、折棒部13が、連通孔15の先端開
口を開放した状態で、係止部22に係止される。 【効果】 閉止具10を折った後に、折棒部13が接続
用可撓性チューブ7内を移動することを防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は可撓性チューブの閉止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
全血サンプルに含まれる多様な血液成分を取り出して、製剤化する際には、例 えば、図1に示すような血液バッグセットが使用され、遠心分離により、全血サ ンプルが各血液成分に分離される。血液バッグセットは、親バッグ1と、第1〜 第3子バッグ2〜4等を有する。
【0003】 親バッグ1には、CPD液、ACD−A液等の血液の保存液が封入されると共 に、採血針付き採血用可撓性チューブ6が接続されており、全血サンプルが採集 される。親バッグ1には、接続用可撓性チューブ7を介して、移送用可撓性チュ ーブ8が接続され、該チューブ8は、途中で分岐される等して、各子バッグ2〜 4に接続されている。
【0004】 第2子バッグ3には、SAGM液等の赤血球保存液が封入されると共に、第2 子バッグ3と、移送用可撓性チューブ8の端部間には、接続用可撓性チューブ7 が介装されている。
【0005】 図2及び図3に示すように、各接続用可撓性チューブ7内には、各接続用可撓 性チューブ7内を開放可能に閉止する閉止具10が配設され、閉止具10は、硬 質の合成樹脂により一体成形されている。合成樹脂としては、ポリカーボネート 、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等が使用される 。閉止具10は、連通筒11と、薄肉部12と、折棒部13とを軸心方向に連設 することで、構成されている。
【0006】 連通筒11は、接続用可撓性チューブ7の内径よりも大きな外径を有し、接続 用可撓性チューブ7内面に密着して、該チューブ7に保持されている。連通筒1 1には、連通孔15が軸心方向に貫通形成されている。連通筒11の寸法は、接 続用可撓性チューブ7の寸法を考慮して決定される。通常、連通筒11の外径は 5mm程度、内径は4mm程度、長さは10〜17mm程度とされる。
【0007】 薄肉部12の肉厚は、連通筒11及び折棒部13よりも小とされている。 折棒部13は、連通孔15の先端開口を閉鎖するもので、先端部に左右一対の 羽根17が形成され、各羽根17の先端部が、軸心方向前方及び径方向外方に突 出する突出部18とされている。折棒部13の両羽根17間は、先端に向かうに 従って漸次深くなる溝19とされている。折棒部13の外径は、連通筒11の外 径よりも小さく、長さは、通常、10〜12mm程度とされている。
【0008】 上記血液バッグセットを使用して、全血サンプルを各血液成分に分離する際に は、採血針付き採血用可撓性チューブ6を使用して、親バッグ1に全血サンプル を採取した後、採血用可撓性チューブ6の親バッグ側端部をシールすると共に、 採血針側端部を切断する。
【0009】 次に、血液バッグセット全体を遠心分離装置内に入れて、親バッグ1内部の全 血サンプルを遠心分離する。これにより、親バッグ1内部の上部には、血漿を含 有する上部層が、中間部には、白血球及び血小板を含有する薄い中間層(バフィ ーコート)が、下部には、赤血球を含有する下部層が、夫々、分離形成される。
【0010】 しかる後、親バッグ側の閉止具10を接続用可撓性チューブ7と共に折り曲げ て、図4に示すように、閉止具10を薄肉部12で折り、連通孔15の先端開口 を開放する。
【0011】 その後、移送用可撓性チューブ8の第1子バッグ側端部をクランプにより閉塞 した状態で、まず、親バッグ1内部における、血漿を含有する上部層を、接続用 可撓性チューブ7及び移送用可撓性チューブ8を介して、第3子バッグ4に移送 した後、移送用可撓性チューブ8における第3子バッグ側端部をシールして、第 3子バッグ4を切り離す。
【0012】 次に、移送用可撓性チューブ8の第1子バッグ側端部のクランプによる閉塞を 解除した後、親バッグ1内部における、白血球及び血小板を含有する薄い中間層 を、接続用可撓性チューブ7及び移送用可撓性チューブ8を介して、第1子バッ グ2に移送する。
【0013】 しかる後、移送用可撓性チューブ8の第1子バッグ側端部をクランプにより閉 塞した状態で、第2子バッグ側の閉止具10を折って、連通孔15の先端開口を 開放する。
【0014】 そして、第2子バッグ3内のSAGM液を、接続用可撓性チューブ7及び移送 用可撓性チューブ8を介して、親バッグ1内に戻した後、移送用可撓性チューブ 8の親バッグ1と第1子バッグ2間をシールして、切り離すと共に、移送用可撓 性チューブ8の第1子バッグ側端部のクランプによる閉塞を解除する。
【0015】 次に、第1、第2子バッグ2,3を遠心分離装置内に入れて、第1子バッグ2 内における、白血球及び血小板を含有する薄い中間層を遠心分離して、血小板を 含有する上部層と、白血球を含有する下部層とに分離し、上部層を第2子バッグ 3内に移送する。
【0016】 ところで、各接続用可撓性チューブ7内では、閉止具10を折った後には、血 液等の液体が、軸心方向に関して、一方向だけではなく、両方向に流れるため、 折棒部13に種々の方向の力が作用する。 然しながら、上記従来においては、閉止具10を折った際に、折棒部13を接 続用可撓性チューブ7内で固定する手段が備えられていなかった。
【0017】
【考案が解決しようとする課題】 このため、折棒部13が移動し易すく、これにより、折棒部13が連通孔15 の先端開口を閉鎖して、移送用可撓性チューブ8内の流れを阻害したり、あるい は、折棒部13が移送用可撓性チューブ8内を移動して、第1、第3子バッグ2 ,4内部に侵入する惧れがあった。 本考案は、上記問題を解決できる可撓性チューブの閉止装置を提供することを 目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の特徴とする処は、可撓性チューブ内を開 放可能に閉止する閉止具が、可撓性チューブ内面と密着して、可撓性チューブに 保持されると共に、連通孔が軸心方向に貫通形成された連通筒と、連通筒の先端 部から軸心方向に連設されて、連通孔の先端開口を閉鎖する折棒部とを有し、閉 止具が可撓性チューブと共に折り曲げられることにより、閉止具が折棒部と連通 筒間で折れて、連通孔の先端開口が開放されるものにおいて、可撓性チューブに 、閉止具を折った際に、折棒部を、連通孔の先端開口を開放した状態で係止する 係止部が形成された点にある。
【0019】
【作用】
閉止具を折ると、折棒部が、連通孔の先端開口を開放した状態で、係止部に係 止され、可撓性チューブ内を移動することを阻止される。
【0020】
【実施例】
以下、本考案を血液バッグセットに適用した一実施例を図5及び図6に基づき 説明する。尚、この説明は、図1を適宜参照しながら、従来技術との相違点のみ について、行う。尚、図5及び図6において、図1乃至図4と同一符号は同一部 材を示し、特に説明を加えない限り、同一機能を有する。
【0021】 接続用可撓性チューブ7は、親バッグ1又は第2子バッグ3に固着される小径 チューブ20と、小径チューブ20及び移送用可撓性チューブ8の先端部に外嵌 固着される大径チューブ21とから成る。大径チューブ21内部における、小径 チューブ20と移送用可撓性チューブ8の両先端間は、小径チューブ20と移送 用可撓性チューブ8内面よりも径方向外方に突出する係止部22とされている。 尚、係止部22内面の各端面の径方向長さ、即ち、移送用可撓性チューブ8及び 小径チューブ20の肉厚は0.5mm以上とされている。
【0022】 閉止具10は、図2及び図3に示す従来のものと略同様の構成とされており、 連通筒11は、小径チューブ20内面と密着して、小径チューブ20に保持され 、折棒部13は、小径チューブ20の先端部及び大径チューブ21内に位置して いる。閉止具10を折った際には、折棒部13が、連通孔15の先端開口を開放 した状態で、係止部22に係止される。
【0023】 上記のように構成した実施例によれば、閉止具10を薄肉部12で折ると、図 6に示すように、折棒部13の一方の突出部18が、移送用可撓性チューブ8の 先端面に係止され、又、折棒部13の基端部が小径チューブ20の先端面に係止 されて、折棒部13が、連通孔15の先端開口を開放した状態で、係止部22に 係止されてる。
【0024】 従って、折棒部13が移動し、連通孔15の先端開口を閉鎖して、接続用可撓 性チューブ7内の血液等の液体の流れを阻害したり、あるいは、折棒部13が移 送用可撓性チューブ8内を移動して、第1、第3子バッグ2,4内部に侵入する 惧れはない。
【0025】 尚、上記実施例では、折棒部が、移送用可撓性チューブ及び小径チューブの両 者の先端面に係止されるようにしたが、どちらか一方の先端面にのみ係止される ようにしてもよい。
【0026】 又、上記実施例では、接続用可撓性チューブの小径チューブと大径チューブ、 移送用可撓性チューブを別体としたが、これらチューブを一体として、係止部を 径方向外方に膨出形成するようにしてもよい。
【0027】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、閉止具を折った後に、折棒部が可撓性 チューブ内を移動することを防止でき、従って、折棒部が連通孔の先端開口を閉 鎖して、可撓性チューブ内の流れを阻害したりする惧れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】血液バッグセットの正面図である。
【図2】従来の閉止具の一部断面正面図である。
【図3】従来の閉止具の側面図である。
【図4】従来の閉止具の使用状態を示す断面図である。
【図5】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図6】本考案の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
8 移送用可撓性チューブ 10 閉止具 11 連通筒 12 薄肉部 13 折棒部 15 連通孔 22 係止部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性チューブ内を開放可能に閉止する閉
    止具が、 可撓性チューブ内面と密着して、可撓性チューブに保持
    されると共に、連通孔が軸心方向に貫通形成された連通
    筒と、 連通筒の先端部から軸心方向に連設されて、連通孔の先
    端開口を閉鎖する折棒部とを有し、 閉止具が可撓性チューブと共に折り曲げられることによ
    り、閉止具が折棒部と連通筒間で折れて、連通孔の先端
    開口が開放されるものにおいて、 可撓性チューブに、閉止具を折った際に、折棒部を、連
    通孔の先端開口を開放した状態で係止する係止部が形成
    されたことを特徴とする可撓性チューブの閉止装置。
JP040044U 1993-06-25 1993-06-25 可撓性チューブの閉止装置 Pending JPH0727589U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0412735A (ja) * 1990-05-02 1992-01-17 Terumo Corp 血液採取器具

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0412735A (ja) * 1990-05-02 1992-01-17 Terumo Corp 血液採取器具

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