JPH072755A - オレフィン性不飽和イソシアネート、その製造方法及び一成分系被覆用組成物に於ける使用 - Google Patents

オレフィン性不飽和イソシアネート、その製造方法及び一成分系被覆用組成物に於ける使用

Info

Publication number
JPH072755A
JPH072755A JP11177394A JP11177394A JPH072755A JP H072755 A JPH072755 A JP H072755A JP 11177394 A JP11177394 A JP 11177394A JP 11177394 A JP11177394 A JP 11177394A JP H072755 A JPH072755 A JP H072755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
component
isocyanate
olefinically unsaturated
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11177394A
Other languages
English (en)
Inventor
Martin Dr Brahm
マルテイン・ブラーム
Eberhard Arning
エーベルハルト・アルニング
Lutz Dr Schmalstieg
ルツツ・シユマルステイーク
Juergen Schwindt
ユルゲン・シユヴインツ
Josef Dr Pedain
ヨーゼフ・ペダイン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH072755A publication Critical patent/JPH072755A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/2805Compounds having only one group containing active hydrogen
    • C08G18/281Monocarboxylic acid compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C265/00Derivatives of isocyanic acid
    • C07C265/10Derivatives of isocyanic acid having isocyanate groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/2805Compounds having only one group containing active hydrogen
    • C08G18/2815Monohydroxy compounds
    • C08G18/282Alkanols, cycloalkanols or arylalkanols including terpenealcohols
    • C08G18/2825Alkanols, cycloalkanols or arylalkanols including terpenealcohols having at least 6 carbon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
    • C07C2601/14The ring being saturated
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31551Of polyamidoester [polyurethane, polyisocyanate, polycarbamate, etc.]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31551Of polyamidoester [polyurethane, polyisocyanate, polycarbamate, etc.]
    • Y10T428/31573Next to addition polymer of ethylenically unsaturated monomer

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 イソホロンジイソシアネート又はイソホロン
ジイソシアネートの混合物(a1)、他の有機ポリイソ
シアネート(a2)、オレフィン性不飽和カルボン酸又
はそれらの混合物(b1.1)、他の一塩基性又は多塩基
性カルボン酸(b1.2)、オレフィン性不飽和アルコー
ル(b2.1)及び/又は他の一価又は多価アルコール
(b2.2)を反応させることから成る、オレフィン性不
飽和イソシアネートの製造方法、得られる不飽和イソシ
アネート及び室温で硬化し得る一成分系被覆用組成物に
おけるバインダーとしての使用。 【効果】 室温で硬化可能な一成分系被覆用組成物にお
けるバインダー成分として有用なイソシアネートを提供
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イソホロンジイソシア
ネート及び選択されたオレフィン性不飽和カルボン酸か
らのオレフィン性不飽和イソシアネートの製造方法、そ
れにより得られるオレフィン性不飽和イソシアネート及
び室温で硬化することのできる一成分系被覆用組成物に
於けるバインダーとしての該イソシアネートの使用に係
わるものである。
【0002】
【従来の技術】ウレタン基を含有する官能性イソシアネ
ートプレポリマーをベースとし、一成分系生成物として
処理される被覆用組成物が従来より知られている(Houb
en-Weyl, Methoden der organischen Chemie, Vol. E2
0, p. 1646, Georg Thieme Verlag 1987)。これらの組
成物は、ジイソシアネート又は変性ジイソシアネートと
ポリエーテル又はポリエステルポリオールのような官能
性の高いポリオールとの反応によって製造される。これ
らは相対的に高分子量構造を有しているため、これらを
含む組成物は優れた膜形成特性を有し、更にこの組成物
から得られる被膜は優れた光学特性を有するものとな
る。しかしながら、この高分子量構造が故に高粘度とな
り、かかる被覆用組成物は高度に希釈されるか、又はか
なり多量のモノマー性ジイソシアネートと組み合わされ
た場合にしかバインダーとして使用することができない
のである。このようにモノマー性ジイソシアネートの濃
度が高いことは、生理的に許容し難いことであり、溶剤
を多量に使用することは環境的見地からも正当化するこ
とはできないものである。市販されている物質に頼る限
り、高分子量、高官能性及び高粘度ではあるけれども有
利な特性を有するものか、又は低分子量及び低粘度では
あるが耐溶剤性及び乾燥特性が不充分なもののいずれか
を選択しなければならない。従って、高粘度生成物の特
性を有する低粘度な生成物が求められている。官能性イ
ソシアネート被覆用物質の他に、酸化的に架橋すること
のできる一成分系が記載されている(Ullmann, Enzyklo
paedie der technischen Chemie, 4thEdition, Vol. 1
9, p. 75 et seq., Verlag Chemie Weinheim, Deerfiel
d Beach Florida, Basle, 1980)。この一成分系もまた
希釈溶液の状態でしか被覆用物質に於けるバインダーと
して使用できないものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た特性を有し、室温で迅速に化学乾燥することができ、
生理的に無害で万能な、無溶剤又は低溶剤の被覆用組成
物に用いる為の新規な低粘度バインダーを提供すること
である。この目的は、以下に記載する本発明製造方法に
よって達成することができ、該方法によって、オレフィ
ン性二重結合、アミド基、任意のウレタン基及びイソシ
アネート基が同時に存在するという上述の要件を満たす
生成物が得られる。本発明の重要な特徴の一つは、アミ
ド基、イソシアネート基及び酸化的架橋が可能な二重結
合間の均整のとれた割合に在る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、イソシアネー
ト含量が4〜20重量%であるオレフィン性不飽和イソ
シアネートの製造方法であって、(a1)イソホロンジ
イソシアネート40〜100重量%、及び(a2)イソ
シアネート含量が10〜60重量%である一種又は複数
種の他の有機ポリイソシアネート0〜60重量%を含
み、(平均)官能価が2.5未満であってイソシアネー
ト含量が20〜51重量%であるイソシアネート成分
(a)と、(b1.1)一分子当り10〜22個の炭素原
子を有する、一種又は複数種のオレフィン性不飽和一塩
基性カルボン酸80〜100重量%、及び(b1.2)一
種又は複数種の、分子量が46〜350である他の一塩
基性又は多塩基性カルボン酸0〜20重量%を含むカル
ボン酸成分(b1)1〜100重量%、並びに(b2.
1)一分子当り10〜22個の炭素原子を有する、一種
又は複数種のオレフィン性不飽和一価アルコール0〜1
00重量%、及び(b2.2)一種又は複数種の、分子量
が32〜4,000である他の一価又は多価アルコール
0〜100重量%(但し、(b2.2)のアルコールの全
量は成分(b)の全重量に基づき20重量%以下であ
る。)を含むアルコール成分(b2)0〜99重量%を
含み、ヨウ素価が70より大であってイソシアネート付
加反応に於ける平均官能価が1.5未満であるオレフィ
ン性不飽和反応成分(b)を、成分(a)のイソシアネ
ート基の成分(b)のカルボキシル基及びヒドロキシル
基に対する当量比が4:1〜40:1で反応させ;続い
て、過剰な蒸留可能出発イソシアネート(a1)及び/
又は(a2)が0.5重量%以下になるまで、該イソシ
アネートを蒸留によって反応生成物から除去することか
ら成る前記方法に関する。
【0005】本発明は更に、上記方法によって製造され
るオレフィン性不飽和イソシアネート及び室温にて硬化
することのできる一成分系被覆用組成物に於けるバイン
ダーとしての該イソシアネートの使用にも関するもので
ある。有機カルボン酸と過剰量の有機ジイソシアネート
との反応はドイツ国特許出願公告第1,230,778
号明細書に開示されている。しかしながら、この先行文
献に特定して記載されている該反応生成物はポリウレタ
ン化学に於ける通常の目的の為に使用されるアシル化ウ
レアポリイソシアネートである。本発明方法で得られる
ような、アミド基を有するオレフィン性不飽和イソシア
ネートの製造については該先行文献には記載されておら
ず、加えて一成分系被覆用組成物に於いて該イソシアネ
ートをバインダーとして使用することについても何等記
載されていない。
【0006】本発明方法は、イソホロンジイソシアネー
ト又はそれを含む混合物をカルボン酸との反応体として
用いると、アシルウレア基を含む化合物は製造されたと
しても極く僅かであるという、ドイツ国特許出願公告第
1,230,778号明細書の教示に反する予想外の知
見に基づくものである。本発明方法で得られる生成物は
むしろ、例えばNMR分光によって示すことができるよ
うに、主にアミド基を含有している。本発明生成物には
アシルウレアは実質的に含まれておらず、結晶として安
定であり粘度が低い。本発明生成物の一つの重要な効果
は、ラッカー用バインダーとして使用したときに、短時
間で乾燥が得られるということである。これは、イソシ
アネート基、アミド基及び酸化的架橋が可能な二重結合
間の均整のとれた割合に依るものである。
【0007】本発明生成物は、4〜20重量%、好まし
くは6〜13重量%のイソシアネート含量を有し、ヨウ
素価が20〜250、好ましくは30〜150であり、
0.5重量%未満、好ましくは0.2重量%未満の蒸留
可能出発イソシアネートしか含まないものである。該生
成物の23℃に於ける粘度は、溶剤なしの状態で一般に
30,000mPa.s未満である。イソシアネート成
分(a)は、イソホロンジイソシアネート(a1)又は
イソホロンジイソシアネートと成分(a)の全重量に基
づき60重量%まで、好ましくは40重量%まで、より
好ましくは30重量%までの量で存在する他の有機ポリ
イソシアネート(a2)との混合物から選択される。
【0008】出発イソシアネート(a2)はイソシアネ
ート含量10〜60重量%を有し、1,4−ジイソシア
ナトブタン、1,5−ジイソシアナトペンタン、1,6
−ジイソシアナトヘキサン(HDI)、ドデカメチレン
ジイソシアネート、ウンデカンジイソシアネート、2,
2,4−トリ−メチルヘキサンジイソシアネート、1,
3−シクロペンチレンジイソシアネート、シクロヘキサ
ン−1,3−及び1,4−ジイソシアネート、異性ジイ
ソシアナトジシクロヘキシルメタン、2,5−及び2,
6−ビス(イソシアナトメチル)ビシクロ〔2.2.
1〕−ヘプタン、イソシアナトメチル−1−メチルシク
ロヘキシル−イソシアネート(IMCI)、1,4−及
び1,3−ジ(イソシアナトイソプロピル)−シクロヘ
キサン及びキシレンジイソシアネートのような脂肪族及
び脂環式ジイソシアネート;2,4−ジイソシアナトト
ルエン及び/又は2,6−ジイソシアナトトルエン、異
性ジイソシアナトジフェニルメタン及びより高級な同族
類、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フ
ェニレンジイソシアネート、4,4′−ビフェニレンジ
イソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネー
ト、1,4−ナフチレンジイソシアネート及び4,4′
−ジイソシアナトジフェニルエーテルのような芳香族に
結合したイソシアネート基を含有するジイソシアネー
ト;並びに前記イソシアネート類の混合物等が含まれ
る。
【0009】出発イソシアネート(a2)には更に、ビ
ウレット、ウレトジオン、イソシアヌレート、アロファ
ネート及び/又はカルボジイミド基を含有する、上記ジ
イソシアネートの変性生成物が含まれる。単官能性イソ
シアネートも特別の性質を得るためには使用し得るが、
好ましくない。70〜100重量%のイソホロンジイソ
シアネート及び0〜30重量%の1,6−ジイソシアナ
トヘキサンから成る混合物が、イソシアネート成分
(a)として特に好適なものである。反応成分(b)
は、イソシアネート付加反応に於いて1〜1.5、好ま
しくは1の平均官能価を有し、ヨウ素価が70より大、
好ましくは90より大、最も好ましくは100〜400
である。反応成分(b)は1〜100重量%、好ましく
は80〜100重量%、最も好ましくは100重量%の
カルボン酸成分(b1)を含み、残りはアルコール成分
(b2)である。カルボン酸成分(b1)は80〜10
0重量%、好ましくは100重量%のオレフィン性不飽
和モノカルボン酸(b1.1)を含み、残りは他のモノ−
又はポリカルボン酸(b1.2)である。アルコール成分
(b2)は0〜100重量%、好ましくは80〜100
重量%のオレフィン性不飽和一価アルコール(b2.1)
を含み、残りは他の一価又は、多価アルコール(b2.
2)から成っている。アルコール成分(b2.2)の全量
は、成分(b)の全重量に基づき20重量%以下、好ま
しくは10重量%以下である。
【0010】カルボン酸(b1.1)は、一分子当り平均
10〜22個、好ましくは14〜20個の炭素原子を有
し、70より大、好ましくは90より大、最も好ましく
は100〜400のヨウ素価を有するオレフィン性不飽
和モノカルボン酸であり得る。対応する合成又は天然の
不飽和脂肪酸から誘導されるモノカルボン酸及びそれら
の混合物が特に適当である。かかるカルボン酸の例とし
ては、異性デセン酸、ドデセン酸、テトラデセン酸、ヘ
キサデセン酸、オクタデセン酸、エイコサエン酸、ドコ
サエン酸、テトラコサエン酸、キシメン酸、12−オキ
シ−オクタデセン酸、オクタデカジエン酸、オクタデカ
トリエン酸、エコサテトラエン酸、ドコサペンタエン酸
及びリシノール酸も挙げることができる。天然の脂肪酸
混合物の例としては、ヒマシ油、アメリカホドイモ油、
綿実油、べにばな油、木材油、大豆油、ヒマワリ油、亜
麻仁油、菜種油、トールオイル、鯨油及びニシン油由来
のものを挙げることができる。好ましくはないが、成分
(b1.1)として、オレフィン性不飽和ヒドロキシカル
ボン酸を使用することもできる。このようなヒドロキシ
カルボン酸を用いるような場合には、それらは不飽和カ
ルボン酸(b1.1)及び不飽和アルコール(b2.1)と
いう二重の機能を満たすことになる。従って、この点を
考慮して成分(b)中の個々の成分の量比及び当量比を
計算しなければならない。
【0011】任意のカルボン酸(b1.2)の分子量は4
6〜600、好ましくは46〜350及び最も好ましく
は60〜300である。一塩基性又は多塩基性のカルボ
ン酸のいずれでも良い。例えば、ギ酸、酢酸、異性プロ
ピオン酸、ブタン酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタ
ン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ドデカン酸、
テトラデカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、エ
イコサン酸、ドコサン酸、テトラコサン酸;マレイン
酸、フマル酸、マロン酸、アジピン酸及びセバシン酸の
ようなジカルボン酸;不飽和脂肪酸(b1)の二量体生
成物;トリメリト酸、クエン酸、及び不飽和脂肪酸(b
1)の三量体生成物のようなトリカルボン酸;ベンゼン
テトラカルボン酸のようなテトラカルボン酸;並びにこ
れらカルボン酸の混合物を挙げることができる。適当な
アルコール(b2.1)としては、一分子当り平均10〜
22、好ましくは14〜20個の炭素原子を有し、70
より大、好ましくは90より大、最も好ましくは100
〜400のヨウ素価を有するオレフィン性不飽和アルコ
ール及びそれらの混合物がある。例えば前記(b1.1)
の不飽和カルボン酸の還元によって得られるアルコール
を含めて、対応する不飽和の合成又は天然の脂肪酸もし
くは脂肪酸混合物から誘導された一価のアルコール及び
アルコール混合物を挙げることができる。
【0012】任意成分であるアルコール(b2.2)は分
子量が32〜4,000、好ましくは74〜286であ
る。それらは飽和の一価又は多価アルコールであり得
る。その例としては、メタノール、エタノール、n−プ
ロパノール、イソプロパノール、異性ブタノール、ペン
タノール、ヘキサノール、n−オクタノール、n−ドデ
カノール、n−オクタデカノール、飽和脂肪アルコー
ル;エチレングリコール、プロピレングリコール、異性
ブタンジオール、ヘキサンジオール、及びオクタンジオ
ール、グリセロール、及びトリメチロールプロパンのよ
うな多価アルコール;並びに所望の分子量を有するポリ
エーテル−ポリカーボネートポリオール又はポリアクリ
レートポリオールのようなポリマー性ポリオールを挙げ
ることができる。これらアルコール類の混合物も使用す
ることができる。カルボン酸(b1.2)及びアルコール
(b2.2)を少しでも用いる場合には、すでに述べた成
分(b)の官能価及びヨウ素価に関する条件が満たされ
るような前記の範囲内の量で使用する。
【0013】本発明方法を実施するに際して、成分
(a)のイソシアネート基の成分の(b)のカルボキシ
ル基及びヒドロキシ基に対する当量比が4:1〜40:
1、好ましくは、5:1〜20:1、より好ましくは
6:1〜15:1となるような量で、成分(a)及び
(b)を互いに反応させる。この反応は通常80〜20
0℃、好ましくは100〜170℃にて行なわれる。反
応は、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N,
N′,N′−テトラメチルブチル−1,4−ジアミン、
ビス(ジメチルアミノ)−エチルエーテル、ジメチルエ
タノールアミン、1,4−ジアザビシクロ−〔2.2.
2〕−オクタン、ジアザビシクロウンデセン、N,N−
ジメチルベンジルアミン、1−及び2−メチルイミダゾ
ール、トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、ピ
リジン、マンニッヒ塩基、モルホリン、テトラアルキル
アンモニウム水酸化物、水酸化ナトリウムのようなアル
カリ金属水酸化物、アルカリ金属フェノレート、塩化鉄
(III)又はオクタン酸カリウムのような金属塩、オクタ
ン酸スズ(II)、エチルヘキサン酸スズ(II)、ラウリ
ン酸スズ(II)、アルミニウム−トリ(エチルアセトア
セテート)、酸化ジブチルスズ、二塩化ジブチルスズ、
二酢酸ジブチルスズ、二ラウリン酸ジブチルスズ、マレ
イン酸ジブチルスズ又は二酢酸ジオクチルスズのような
スズ化合物、並びに硫酸、塩酸、リン酸及び過塩素酸の
ような鉱酸等の公知の触媒によって促進することもでき
る。
【0014】アルコール(b2)を用いるときは、まず
最初に30〜100℃の温度にてそれらをイソシアネー
ト成分と反応させて予備生成物を得、その後該生成物を
カルボン酸成分(b1)と反応させることが便利であり
得る。反応後に、最終生成物中の含量が0.5重量%未
満、好ましくは0.2重量%未満となるように、過剰の
蒸留可能出発ジイソシアネートを蒸留、好ましくは薄層
蒸留によって除去する。本発明の生成物は、大気中の水
分及び大気中の酸素によって硬化することのできる被覆
用組成物に於けるバインダーとして有用なものである。
本発明の生成物を使用する前に、酸化的架橋を促進する
ものとして公知の触媒を添加することもできる。適当な
触媒は、例えば、Ullmann, Enzyklopaedie dertechnisc
hen Chemie, 4th Edition, Vol. 23, p. 42 (Trockenst
offe) VerlagChemie 1983 及びドイツ国特許出願公開第
4,032,546号明細書並びにそれらの中で引用さ
れている文献中に開示されている。例としては、コバル
ト、鉛、マグネシウム、ジルコニウム、アルミニウム、
マンガン、カルシウム、セリウム、銅、ニッケル、バナ
ジウム、バリウム、及び亜鉛の乾燥剤並びにそれらの混
合物を挙げることができる。
【0015】これらイソシアネート付加反応の促進用触
媒は、本発明生成物が使用される前に添加することがで
きる。特徴のある諸特性を有する被覆用組成物を得るた
めには、追加分のバインダー成分として、他の官能基非
含有ポリマー又はイソシアネート官能性添加剤及び酸化
的架橋が可能なポリマー成分を含有させることが望まし
い。このような追加分のバインダー成分は、一般的に3
0重量%以下、好ましくは10重量%以下の量で用いら
れる。本発明生成物を使用するに際して、追加のバイン
ダー成分は添加されていないことが特に好ましい。追加
分のバインダー成分の例としては、Roempps Chemielexi
kon, Vol. l, p.202, Frankh's Verlagsbuchhandlung,
Stuttgart, l966; 又は D.H. Solomon,「The Chemistry
of Organic Filmformers」, p.75−101, John Wiley/S
ons Inc.,New York 1967に記載されているアルキル樹脂
を挙げることができる。本発明生成物に加えて使用する
ことのできるイソシアネート官能性バインダー成分には
公知のラッカー用ポリイソシアネートがあり、好ましく
は、ウレタン基(i)、イソシアヌレート及び/又はウ
レットジオン基(ii)又はビウレット基(iii)を有する
脂肪族ジイソシアネートの誘導体、特に1,6−ジイソ
シアナトヘキサンの誘導体が好ましい。
【0016】本発明生成物及び他の任意のバインダー成
分に加えて、他の添加剤も被覆用組成物中で使用するこ
とができる。これら他の添加剤として溶剤もあるが、被
覆用組成物中の固形成分が85重量%より大、好ましく
は90重量%より大となるように、これらの溶剤は少量
で使用するべきである。溶剤は使用しないことが好まし
い。適当な溶剤には、トルエン、キシレン、シクロヘキ
サン、クロロベンゼン、酢酸ブチル、酢酸エチル、酢酸
エチルグリコール、酢酸ペンチル、酢酸ヘキシル、酢酸
メトキシプロピル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
アセトン、メチルエチルケトン、石油スピリット、高級
芳香族化合物(例えば、ソルベッソ(Solvesso)又はシ
ェルソル(Shellsol)溶剤)及びこれらの溶剤の混合物
がある。イソパー(Isopar)及びナッパー(Nappar)溶
剤のような比較的無臭のイソパラフィン溶剤が特に好適
である。本発明生成物はこれらの無極性溶剤との相溶性
及び混和性が高い。本発明の被覆用組成物は更に、公知
の湿潤剤、均展剤、皮張り防止剤、消泡剤、シリカ、ケ
イ酸アルミニウム、高沸点ワックスのような艶消剤、粘
度調節剤、顔料、染料、紫外線吸収剤及び熱又は酸化に
よる分解を防ぐ安定化剤を含有することができる。
【0017】本発明生成物をバインダーとして含む被覆
用組成物は、木材、プラスチック、皮、紙、繊維、ガラ
ス、セラミック、石膏、煉瓦、金属又はコンクリートの
ようなあらゆる基材の被覆に使用することができる。該
組成物は、スプレー、はけ塗、流し塗、注入、浸漬又は
ロール塗等の公知の方法によって塗ることができる。本
発明被覆用組成物は透明ラッカー又は顔料入ラッカーの
形態で使用することができる。得られる被膜は、20℃
にて通常2〜24時間以内に硬化し、高品質の被膜を形
成する。−5℃に至るようなより低温下でも硬化するこ
とができ、あるいは、例えば130℃に至る高温下で硬
化を加速することも可能である。以下に記載する実施例
中、特記のない限りは、全ての部及び%は重量ベースで
示す。
【0018】
【実施例】実施例1〜3 (本発明生成物の製造及び特性) 窒素でフラッシングされた攪拌容器中にイソシアネート
成分x当量を導入し、これに脱水カルボン酸成分y当量
を150℃にて3〜4時間かけて滴下した。窒素雰囲下
で6〜7時間反応させた後に、混合物を放冷した。過剰
のジイソシアネートを高真空度(0.1〜0.3ミリバ
ール)下150℃にて薄層蒸留して除去した。この製造
方法に関する詳細な事項及び生成物の特性は以下の表1
に示す。
【0019】
【表1】 1) 13C−NMR分光分析によると、本方法の生成物に
於けるカルボニル基を含む基の約75当量%はアミド基
であった。
【0020】比較例4〜7(比較生成物の製造及び特
性) 実施例1〜3に記載の方法に従って、比較生成物を製造
した。この製造に関する詳細な事項及び生成物の特性は
以下の表2に示す。
【0021】
【表2】 * 薄層蒸留されなかった生成物
【0022】実施例8〜10(本発明による透明被膜の
製造及び特性) 透明被覆用組成物は次の組成を有するものであった。 ラッカーバインダー 93.4部 オクタゾーリゲン(Octa Soligen)カルシウム4 2.8部 オクタゾーリゲン コバルト6 0.5部 オクタゾーリゲン ジルコニウム18 2.8部 濃アシニン(Ascinin) R(H.C. Starck, Goslar, Germany より市販の皮張り防止剤) 0.5部 オクタゾーリゲン乾燥剤は Borchers AG, Germany から
市販されている。表3に示されたバインダー調合物を透
明ガラス板に120μmの膜厚で塗布し、室温で硬化さ
せた。得られた乾燥時間(20℃に於けるサンドドライ
を達成する為の時間)、耐圧性(DIN53,150に
よる)、振子型ダンピング値(DIN53,157によ
る)及び耐溶剤性(0=無変化、5=溶解)を表3に示
す。
【0023】
【表3】
【0024】比較例11及び12(本発明外) 実施例8〜10と同じ調合にて、比較例6及び7のバイ
ンダーを用いて被覆用組成物を製造した。得られた被膜
の特性を表4に示す。
【表4】
【0025】本発明は以下の態様を含む。 1.イソシアネート含量が4〜20重量%であるオレフ
ィン性不飽和イソシアネートの製造方法であって、(a
1)イソホロンジイソシアネート40〜100重量%、
及び(a2)イソシアネート含量が10〜60重量%で
ある一種又は複数種の他の有機ポリイソシアネート0〜
60重量%を含み、(平均)官能価が2.5未満であっ
てイソシアネート含量が20〜51重量%であるイソシ
アネート成分(a)と、(b1.1)一分子当り10〜2
2個の炭素原子を有する、一種又は複数種のオレフィン
性不飽和一塩基性カルボン酸80〜100重量%、及び
(b1.2)一種又は複数種の、分子量が46〜350で
ある他の一塩基性又は多塩基性カルボン酸0〜20重量
%を含むカルボン酸成分(b1)1〜100重量%、並
びに(b2.1)一分子当り10〜22個の炭素原子を有
する、一種又は複数種のオレフィン性不飽和一価アルコ
ール0〜100重量%、及び(b2.2)一種又は複数種
の、分子量が32〜4,000である他の一価又は多価
アルコール0〜100重量%(但し、(b2.2)のアル
コールの全量は成分(b)の全重量に基づき20重量%
以下である。)を含むアルコール成分(b2)0〜99
重量%を含み、ヨウ素価が70より大であってイソシア
ネート付加反応に於ける平均官能価が1.5未満である
オレフィン性不飽和反応成分(b)を、成分(a)のイ
ソシアネート基の成分(b)のカルボキシル基及びヒド
ロキシル基に対する当量比が4:1〜40:1で反応さ
せ;続いて、過剰な蒸留可能出発イソシアネート(a
1)及び/又は(a2)が0.5重量%以下になるま
で、該イソシアネートを蒸留によって反応生成物から除
去することから成る前記方法。
【0026】2.成分(a)が少なくとも60重量%の
イソホロンジイソシアネートを含む前記1の方法。 3.成分(b)が少なくとも80重量%のカルボン酸
(b1)を含む前記1の方法。 4.成分(b)が少なくとも80重量%のカルボン酸
(b1)を含む前記2の方法。 5.成分(b)が不飽和カルボン酸(b1.1)を100
%含む前記1の方法。 6.成分(b)が不飽和カルボン酸(b1.1)を100
%含む前記2の方法。
【0027】7.(a1)イソホロンジイソシアネート
40〜100重量%、及び(a2)イソシアネート含量
が10〜60重量%である一種又は複数種の他の有機ポ
リイソシアネート0〜60重量%を含み、(平均)官能
価が2.5未満であってイソシアネート含量が20〜5
1重量%であるイソシアネート成分(a)と、(b1.
1)一分子当り10〜22個の炭素原子を有する、一種
又は複数種のオレフィン性不飽和一塩基性カルボン酸8
0〜100重量%、及び(b1.2)一種又は複数種の、
分子量が46〜350である他の一塩基性又は多塩基性
カルボン酸0〜20重量%を含むカルボン酸成分(b
1)1〜100重量%、並びに(b2.1)一分子当り1
0〜22個の炭素原子を有する、一種又は複数種のオレ
フィン性不飽和一価アルコール0〜100重量%、及び
(b2.2)一種又は複数種の、分子量が32〜4,00
0である他の一価又は多価アルコール0〜100重量%
(但し、(b2.2)のアルコールの全量は成分(b)の
全重量に基づき20重量%以下である。)を含むアルコ
ール成分(b2)0〜99重量%を含み、ヨウ素価が7
0より大であってイソシアネート付加反応に於ける平均
官能価が1.5未満であるオレフィン性不飽和反応成分
(b)を、成分(a)のイソシアネート基の成分(b)
のカルボキシル基及びヒドロキシル基に対する当量比が
4:1〜40:1で反応させ;続いて、過剰な蒸留可能
出発イソシアネート(a1)及び/又は(a2)が0.
5重量%以下になるまで、該イソシアネートを蒸留によ
って反応生成物から除去することから成る方法によって
製造されるイソシアネート含量が4〜20重量%である
オレフィン性不飽和イソシアネート。
【0028】8.成分(a)が少なくとも60重量%の
イソホロンジイソシアネートを含む前記7のイソシアネ
ート。 9.成分(b)が少なくとも80重量%のカルボン酸
(b1)を含む前記7のイソシアネート。 10.成分(b)が少なくとも80重量%のカルボン酸
(b1)を含む前記8のイソシアネート。 11.成分(b)が不飽和カルボン酸(b1.1)を10
0%含む前記7のイソシアネート。 12.成分(b)が不飽和カルボン酸(b1.1)を10
0%含む前記8のイソシアネート。 13. 前記7に記載のオレフィン性不飽和イソシアネ
ートを含むバインダーを含有し、室温にて硬化すること
のできる一成分系被覆用組成物。
【0029】本発明の説明の為にここまで詳細に記載し
たが、この詳細な記載は、単に本発明を説明する目的で
あって、特許請求の範囲に制約される点を除き、本発明
の概念及び範囲から離脱しない限り、当業者によって本
発明に於ける変更は可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 175/14 PDZ (72)発明者 エーベルハルト・アルニング ドイツ連邦共和国デイー41564 カールス ト、クレフエルダー・シユトラーセ 39 (72)発明者 ルツツ・シユマルステイーク ドイツ連邦共和国デイー50676 ケルン、 シユヌルガツセ 45 (72)発明者 ユルゲン・シユヴインツ ドイツ連邦共和国デイー51373 レーフエ ルクーゼン、ヘンリー−テイー−フアウ− ベツテインガー−シユトラーセ 14 (72)発明者 ヨーゼフ・ペダイン ドイツ連邦共和国デイー51061 ケルン、 ハーフエルカムプ 6

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソシアネート含量が4〜20重量%で
    あるオレフィン性不飽和イソシアネートの製造方法であ
    って、(a1)イソホロンジイソシアネート40〜10
    0重量%、及び(a2)イソシアネート含量が10〜6
    0重量%である一種又は複数種の他の有機ポリイソシア
    ネート0〜60重量%を含み、(平均)官能価が2.5
    未満であってイソシアネート含量が20〜51重量%で
    あるイソシアネート成分(a)と、(b1.1)一分子当
    り10〜22個の炭素原子を有する、一種又は複数種の
    オレフィン性不飽和一塩基性カルボン酸80〜100重
    量%、及び(b1.2)一種又は複数種の、分子量が46
    〜350である他の一塩基性又は多塩基性カルボン酸0
    〜20重量%を含むカルボン酸成分(b1)1〜100
    重量%、並びに(b2.1)一分子当り10〜22個の炭
    素原子を有する、一種又は複数種のオレフィン性不飽和
    一価アルコール0〜100重量%、及び(b2.2)一種
    又は複数種の、分子量が32〜4,000である他の一
    価又は多価アルコール0〜100重量%(但し、(b2.
    2)のアルコールの全量は成分(b)の全重量に基づき
    20重量%以下である。)を含むアルコール成分(b
    2)0〜99重量%を含み、ヨウ素価が70より大であ
    ってイソシアネート付加反応に於ける平均官能価が1.
    5未満であるオレフィン性不飽和反応成分(b)を、成
    分(a)のイソシアネート基の成分(b)のカルボキシ
    ル基及びヒドロキシル基に対する当量比が4:1〜4
    0:1で反応させ;続いて、過剰な蒸留可能出発イソシ
    アネート(a1)及び/又は(a2)が0.5重量%以
    下になるまで、該イソシアネートを蒸留によって反応生
    成物から除去することから成る前記方法。
  2. 【請求項2】(a1)イソホロンジイソシアネート40
    〜100重量%、及び(a2)イソシアネート含量が1
    0〜60重量%である一種又は複数種の他の有機ポリイ
    ソシアネート0〜60重量%を含み、(平均)官能価が
    2.5未満であってイソシアネート含量が20〜51重
    量%であるイソシアネート成分(a)と、(b1.1)一
    分子当り10〜22個の炭素原子を有する、一種又は複
    数種のオレフィン性不飽和一塩基性カルボン酸80〜1
    00重量%、及び(b1.2)一種又は複数種の、分子量
    が46〜350である他の一塩基性又は多塩基性カルボ
    ン酸0〜20重量%を含むカルボン酸成分(b1)1〜
    100重量%、並びに(b2.1)一分子当り10〜22
    個の炭素原子を有する、一種又は複数種のオレフィン性
    不飽和一価アルコール0〜100重量%、及び(b2.
    2)一種又は複数種の、分子量が32〜4,000であ
    る他の一価又は多価アルコール0〜100重量%(但
    し、(b2.2)のアルコールの全量は成分(b)の全重
    量に基づき20重量%以下である。)を含むアルコール
    成分(b2)0〜99重量%を含み、ヨウ素価が70よ
    り大であってイソシアネート付加反応に於ける平均官能
    価が1.5未満であるオレフィン性不飽和反応成分
    (b)を、成分(a)のイソシアネート基の成分(b)
    のカルボキシル基及びヒドロキシル基に対する当量比が
    4:1〜40:1で反応させ;続いて、過剰な蒸留可能
    出発イソシアネート(a1)及び/又は(a2)が0.
    5重量%以下になるまで、該イソシアネートを蒸留によ
    って反応生成物から除去することから成る方法によって
    製造されるイソシアネート含量が4〜20重量%である
    オレフィン性不飽和イソシアネート。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のオレフィン性不飽和イ
    ソシアネートを含むバインダーを含有し、室温にて硬化
    することのできる一成分系被覆用組成物。
JP11177394A 1993-04-30 1994-04-28 オレフィン性不飽和イソシアネート、その製造方法及び一成分系被覆用組成物に於ける使用 Pending JPH072755A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4314252.4 1993-04-30
DE4314252A DE4314252A1 (de) 1993-04-30 1993-04-30 Olefinisch ungesättigte Isocyanate

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH072755A true JPH072755A (ja) 1995-01-06

Family

ID=6486818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11177394A Pending JPH072755A (ja) 1993-04-30 1994-04-28 オレフィン性不飽和イソシアネート、その製造方法及び一成分系被覆用組成物に於ける使用

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5580947A (ja)
EP (1) EP0623591B1 (ja)
JP (1) JPH072755A (ja)
KR (1) KR100288865B1 (ja)
AT (1) ATE143357T1 (ja)
CA (1) CA2122177A1 (ja)
DE (2) DE4314252A1 (ja)
ES (1) ES2092351T3 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4417745A1 (de) * 1994-05-20 1995-11-23 Bayer Ag Olefinisch ungesättigte Polyisocyanate
US5739251A (en) * 1997-03-27 1998-04-14 Bayer Corporation Low viscosity, ethylenically unsaturated polyurethanes containing allophanate groups
US6369188B1 (en) 1998-03-27 2002-04-09 Polymeright, Inc. Polyfunctional urethane- or urea-containing oligomers and polymers prepared therefrom
US6534617B1 (en) 1998-12-02 2003-03-18 Kraton Polymers U.S. Llc Extruder process for making thermoplastic polyurethanes
US6323299B1 (en) 1998-12-02 2001-11-27 Kraton Polymers U.S. Llc Method for producing mixed polyol thermoplastic polyurethane compositions
US6525024B1 (en) 2000-04-17 2003-02-25 Idun Pharmaceuticals, Inc. Inhibitors of the ICE/ced-3 family of cysteine proteases
DE10110437A1 (de) * 2001-03-05 2002-09-19 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von Polyisocyanaten durch Umsetzung von Carbonsäuren mit Isocyanaten, die nach diesem Verfahren hergestellten Produkte und deren Verwendung in Polyurethankunststoffen
US7888425B2 (en) * 2004-07-16 2011-02-15 Reichhold, Inc. Low volatile organic compound stable solvent-based polyurethane compositions for coatings
WO2009024556A1 (en) * 2007-08-21 2009-02-26 Akzo Nobel Coatings International B.V. Use of apolar-modified polyisocyanates
EP2436668B1 (de) 2010-09-30 2012-09-12 VOCO GmbH Polymerisierbare Verbindungen umfassend ein polyalicyclisches Strukturelement

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1230778B (de) * 1965-05-24 1966-12-22 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von acylierten Harnstoffpolyisocyanaten
AT324704B (de) * 1973-11-12 1975-09-10 Vianova Kunstharz Ag Verfahren zur herstellung von wasserlöslichen oxidativ trocknenden copolymerisaten
CA1052392A (en) * 1973-12-20 1979-04-10 John Blachford Amide waxes
DE3318147A1 (de) * 1983-05-18 1984-11-22 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von, isocyanuratgruppen und olefinische doppelbindungen aufweisenden verbindungen, die nach diesem verfahren erhaeltlichen verbindungen und ihre verwendung als bindemittel bzw. bindemittelkomponente in ueberzugsmitteln
DE3429149A1 (de) * 1984-08-08 1986-02-20 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von stabilisierten polyaminen, stabilisierte polyamine retardierter reaktivitaet und ihre verwendung zur polyurethanherstellung
DE3725259A1 (de) * 1987-07-30 1989-02-09 Bayer Ag Reaktivverduenner fuer oxidativ trocknende bindemittel
DE4011376A1 (de) * 1990-04-07 1991-10-10 Basf Lacke & Farben Oxidativ vernetzende urethanharze
DE4305162A1 (de) * 1993-02-19 1994-08-25 Bayer Ag Olefinisch ungesättigte Isocyanate

Also Published As

Publication number Publication date
DE59400717D1 (de) 1996-10-31
CA2122177A1 (en) 1994-10-31
DE4314252A1 (de) 1994-11-03
KR100288865B1 (ko) 2001-05-02
US5580947A (en) 1996-12-03
ATE143357T1 (de) 1996-10-15
ES2092351T3 (es) 1996-11-16
EP0623591A1 (de) 1994-11-09
EP0623591B1 (de) 1996-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4296230A (en) Polyurethane coatings produced from (1) a polyisocyanate mixture of polyisocyanates from the diphenol methane series and a polyhydroxy polyether containing at least one tertiary amine nitrogen with (2) a polyol in a two component coating system
EP1937742B1 (de) Zweikomponenten-systeme für die herstellung flexibler beschichtungen
KR100375468B1 (ko) 무용매이액형폴리우레탄코팅조성물및이로코팅된기판
JP2008518066A (ja) 一定のジシドール異性体をベースとする無定形の不飽和ポリエステルをベースとする水性分散液の使用
KR20060126402A (ko) 말론산 디이소프로필로 블록된 폴리이소시아네이트 및일액형 코팅 조성물에 있어서의 그 용도
MX2007015938A (es) Procedimiento para la preparacion de formulaciones curables a la radiacion con control intensificado de corrosion en sustratos de metal, y las formulaciones correspondientes.
EP1735273A1 (de) Verfahren zur herstellung von polyetherallophanaten unter verwendung von zink-verbindungen als katalysatoren
JPH06240205A (ja) 2成分ポリウレタン被覆組成物および床を被覆もしくは封止するためのその使用
JPH08259883A (ja) Vocが極端に低いポリウレタン塗料
CA2605846A1 (en) One-component moisture-cure polyurethane resin-based adhesive
EP3105271B1 (en) Polyurethane dispersions
JPH039948B2 (ja)
JP5138596B2 (ja) ポリウレアコーティングの製造のための組成物
JPH072755A (ja) オレフィン性不飽和イソシアネート、その製造方法及び一成分系被覆用組成物に於ける使用
US5705593A (en) Diphenylmethane diisocyanate based polyisocyanates containing allophanate groups and having blocked isocyanate groups
WO2005097865A1 (de) Verfahren zur herstellung von polyisocyanat-prepolymeren mit allophanat-struktureinheiten
US4560494A (en) Isocyanate functional prepolymers and coating materials based thereon
US3932357A (en) Polyurethane lacquer composition based on isophorone diisocyanate and diamine bis-aldime
JPH1067845A (ja) ヘテロアロファネート基を含むtdiポリイソシアネート
US3554951A (en) Polyester polyurethane lacquers from mixed phthalic acids
US5459214A (en) Olefinically unsaturated isocyanates
JP3990755B2 (ja) 無溶剤結合剤組成物並びに1及び2成分塗料組成物におけるその使用
JPS59168022A (ja) 有機ポリイソシアネートと少なくとも部分的にブロックされたポリアミンとの水―硬化性組成物の製造方法
US6111053A (en) Olefinically unsaturated polyisocyanates
US6620893B1 (en) Method of producing oxidative drying urethane-modified polyester dispersions and their use

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050517