JPH0727510A - 画像処理装置の光源装置及び基準マークの検出方法 - Google Patents
画像処理装置の光源装置及び基準マークの検出方法Info
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- JPH0727510A JPH0727510A JP5197927A JP19792793A JPH0727510A JP H0727510 A JPH0727510 A JP H0727510A JP 5197927 A JP5197927 A JP 5197927A JP 19792793 A JP19792793 A JP 19792793A JP H0727510 A JPH0727510 A JP H0727510A
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- light source
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Abstract
(57)【要約】
【目的】基準マークが表面にハンダがコーティングされ
たハンダレベラーの場合でも、画像の欠損部がなく、確
実に基準マークを検出する。 【構成】光源と、該光源の上方にあって光源からの光を
散乱させ、且つ中心に透光孔が設けられた拡散板と、該
拡散板の下方にあって内面が梨地状に形成されていて拡
散板を通過した光を乱反射させ、下端部を被検出物に充
分接近して設けた導光筒と、前記光源の上方にあって光
源からの光が直接カメラに入射することを防止し、且つ
中心に透光孔を設けた遮蔽板とを有する反射光による画
像処理装置の光源装置。及びこの光源装置によって投光
される被検出物が、プリント回路基板の基準マーク、特
に、基準マークの表面が、ハンダレベラーをサンドペー
パーで研磨した面とした基準マークの検出方法。
たハンダレベラーの場合でも、画像の欠損部がなく、確
実に基準マークを検出する。 【構成】光源と、該光源の上方にあって光源からの光を
散乱させ、且つ中心に透光孔が設けられた拡散板と、該
拡散板の下方にあって内面が梨地状に形成されていて拡
散板を通過した光を乱反射させ、下端部を被検出物に充
分接近して設けた導光筒と、前記光源の上方にあって光
源からの光が直接カメラに入射することを防止し、且つ
中心に透光孔を設けた遮蔽板とを有する反射光による画
像処理装置の光源装置。及びこの光源装置によって投光
される被検出物が、プリント回路基板の基準マーク、特
に、基準マークの表面が、ハンダレベラーをサンドペー
パーで研磨した面とした基準マークの検出方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検出物からの反射光
をITV(工業用テレビ)カメラで撮像した画像を二値
化して処理する画像処理装置の光源装置に関するもので
あり、特に、プリント回路基板のハンダレベラーの位置
を検出するのに好適に使用される画像処理装置の光源装
置及び基準マークの検出方法に関するものである。
をITV(工業用テレビ)カメラで撮像した画像を二値
化して処理する画像処理装置の光源装置に関するもので
あり、特に、プリント回路基板のハンダレベラーの位置
を検出するのに好適に使用される画像処理装置の光源装
置及び基準マークの検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ITVカメラで撮像した画像を二値化し
て処理する画像処理装置は、数多くの技術分野で使用さ
れるようになり、電子部品の自動実装装置においても、
プリント回路基板上の電子部品の実装位置や基準マーク
等の検出等にも使用されるようになってきた。
て処理する画像処理装置は、数多くの技術分野で使用さ
れるようになり、電子部品の自動実装装置においても、
プリント回路基板上の電子部品の実装位置や基準マーク
等の検出等にも使用されるようになってきた。
【0003】従来の反射光による画像処理装置の光源装
置11は、図1に想像線で描かれているように、ITV
カメラの鏡筒4を避けて充分に高い位置に配置され、冷
陰極管又は発光ダイオード等の光源から発生した光を拡
散板を通過させて投光するものであって、拡散板を通過
させた散乱光が充分な光量を有するように、比較的光量
の多い光源を使用していた。この散乱光が、例えばプリ
ント回路基板3の基準マーク10に投射される範囲は、
図1において光源装置11と基準マーク10とを結ぶ想
像線の範囲の光のみであり、基準マーク10に投光され
る光の方向は、この想像線で描かれた範囲内の方向の光
となっていた。
置11は、図1に想像線で描かれているように、ITV
カメラの鏡筒4を避けて充分に高い位置に配置され、冷
陰極管又は発光ダイオード等の光源から発生した光を拡
散板を通過させて投光するものであって、拡散板を通過
させた散乱光が充分な光量を有するように、比較的光量
の多い光源を使用していた。この散乱光が、例えばプリ
ント回路基板3の基準マーク10に投射される範囲は、
図1において光源装置11と基準マーク10とを結ぶ想
像線の範囲の光のみであり、基準マーク10に投光され
る光の方向は、この想像線で描かれた範囲内の方向の光
となっていた。
【0004】従って、この光源装置11をプリント回路
基板3の基準マーク10の検出に使用する場合には、基
準マーク3が銅箔等の導電体で形成されているときに
は、その表面が平坦でなので、図1に想像線で描かれた
範囲内の方向の光のみであっても、反射光がITVカメ
ラに入射する方向に充分な光量が反射するので格別の支
障は生じないが、この銅箔等の導電体の表面にハンダが
コーティングされたハンダレベラーの場合には、塗布さ
れたハンダの厚さにバラツキが生じ、図3に符号12で
示すようにハンダの表面は平坦とならないことが多く、
しかも溶融したハンダの表面張力でハンダの表面は平滑
になって乱反射がほとんど生じないので、基準マーク3
から反射する反射光の方向は、光の入射角によって定ま
るほぼ一定方向のみになり、ハンダの表面の傾きの角度
或いはピンホールの発生等によっては、例えば図3の点
Bのように反射光がほとんどITVカメラ2に入射しな
いことが生じ、画像処理装置における二値化した画像に
おいてはその部分が欠損した状態で認識されることがし
ばしば生じていた。
基板3の基準マーク10の検出に使用する場合には、基
準マーク3が銅箔等の導電体で形成されているときに
は、その表面が平坦でなので、図1に想像線で描かれた
範囲内の方向の光のみであっても、反射光がITVカメ
ラに入射する方向に充分な光量が反射するので格別の支
障は生じないが、この銅箔等の導電体の表面にハンダが
コーティングされたハンダレベラーの場合には、塗布さ
れたハンダの厚さにバラツキが生じ、図3に符号12で
示すようにハンダの表面は平坦とならないことが多く、
しかも溶融したハンダの表面張力でハンダの表面は平滑
になって乱反射がほとんど生じないので、基準マーク3
から反射する反射光の方向は、光の入射角によって定ま
るほぼ一定方向のみになり、ハンダの表面の傾きの角度
或いはピンホールの発生等によっては、例えば図3の点
Bのように反射光がほとんどITVカメラ2に入射しな
いことが生じ、画像処理装置における二値化した画像に
おいてはその部分が欠損した状態で認識されることがし
ばしば生じていた。
【0005】このように画像が欠損した状態で認識され
たときには、画像処理装置で認識される画像の中心位置
は、当然として、基準マークの中心位置とは異なり、画
像処理装置による基準マークの中心位置の測定に誤差が
生じることとなる。そのために、画像が欠損した状態で
認識されたときには、画像が欠損していることを検出し
て、特殊な演算処理を行って欠損した画像を補充して認
識することも行われていたが、画像処理装置が高価なも
のとなると同時に、画像が欠損しているか否かの判定が
困難なものも多く、この方法も完全なものではなかっ
た。
たときには、画像処理装置で認識される画像の中心位置
は、当然として、基準マークの中心位置とは異なり、画
像処理装置による基準マークの中心位置の測定に誤差が
生じることとなる。そのために、画像が欠損した状態で
認識されたときには、画像が欠損していることを検出し
て、特殊な演算処理を行って欠損した画像を補充して認
識することも行われていたが、画像処理装置が高価なも
のとなると同時に、画像が欠損しているか否かの判定が
困難なものも多く、この方法も完全なものではなかっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点を
解消して、ハンダレベラーの場合でもハンダの表面の傾
きの角度やピンホールの存在に関係なく、基準マークか
らの反射光が確実にITVカメラに入射する画像処理装
置の光源装置を提供し、更に、この画像処理装置の光源
装置を使用することによって、確実に基準マークを検出
することができるプリント回路基板の基準マークの検出
方法を提供しようとするものである。
解消して、ハンダレベラーの場合でもハンダの表面の傾
きの角度やピンホールの存在に関係なく、基準マークか
らの反射光が確実にITVカメラに入射する画像処理装
置の光源装置を提供し、更に、この画像処理装置の光源
装置を使用することによって、確実に基準マークを検出
することができるプリント回路基板の基準マークの検出
方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、反射光による画像処理装置の光源装置
を、光源と、該光源の上方にあって光源からの光を散乱
させ、且つ中心に透光孔が設けられた拡散板と、該拡散
板の下方にあって内面が梨地状に形成されていて拡散板
を通過した光を乱反射させ、下端部を被検出物に充分接
近して設けた導光筒と、前記光源の上方にあって光源か
らの光が直接カメラに入射することを防止し、且つ中心
に透光孔を設けた遮蔽板とを有するように構成すること
によって達成し、画像処理装置の光源装置によって投光
される被検出物が、プリント回路基板の基準マーク、特
に、表面をハンダレベラーをサンドペーパーで研磨した
面とすることによって、確実にプリント回路基板の基準
マークを検出することができる基準マークの検出方法を
達成したものである。
決するために、反射光による画像処理装置の光源装置
を、光源と、該光源の上方にあって光源からの光を散乱
させ、且つ中心に透光孔が設けられた拡散板と、該拡散
板の下方にあって内面が梨地状に形成されていて拡散板
を通過した光を乱反射させ、下端部を被検出物に充分接
近して設けた導光筒と、前記光源の上方にあって光源か
らの光が直接カメラに入射することを防止し、且つ中心
に透光孔を設けた遮蔽板とを有するように構成すること
によって達成し、画像処理装置の光源装置によって投光
される被検出物が、プリント回路基板の基準マーク、特
に、表面をハンダレベラーをサンドペーパーで研磨した
面とすることによって、確実にプリント回路基板の基準
マークを検出することができる基準マークの検出方法を
達成したものである。
【0008】
【作用】画像処理装置の光源装置を上記のように構成す
ることによって、基準マークに入射する光は、被検出物
に充分接近して設けた導光筒の口径全体から投光される
広い範囲の散乱光となり、ハンダの表面の傾きの角度や
ピンホールの存在によって反射光がITVカメラに入射
しない可能性がほとんどなくなると共に、光量も増加す
るので、光量の比較的少ない光源で充分となる。また、
この画像処理装置の光源装置を採用することによって、
確実にプリント回路基板の基準マークを検出することが
できる基準マークの検出方法を構成することができる。
ることによって、基準マークに入射する光は、被検出物
に充分接近して設けた導光筒の口径全体から投光される
広い範囲の散乱光となり、ハンダの表面の傾きの角度や
ピンホールの存在によって反射光がITVカメラに入射
しない可能性がほとんどなくなると共に、光量も増加す
るので、光量の比較的少ない光源で充分となる。また、
この画像処理装置の光源装置を採用することによって、
確実にプリント回路基板の基準マークを検出することが
できる基準マークの検出方法を構成することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例を示す図面に基づいて
説明する。図1は、本発明の画像処理装置の光源装置の
縦断面図、図2は、図1の光源部分の横断面図、図3
は、投射光と反射光との関係を示す説明図である。
説明する。図1は、本発明の画像処理装置の光源装置の
縦断面図、図2は、図1の光源部分の横断面図、図3
は、投射光と反射光との関係を示す説明図である。
【0010】図において、1は、画像処理装置のITV
カメラや電子部品の装着装置をXY方向に移動させるロ
ボット、2は、該ロボット1に支持されてプリント回路
基板3上をXY方向に移動するITVカメラであって、
レンズ等を有している鏡筒4が下方に延びている。この
鏡筒4の下方には、本発明の画像処理装置の光源装置5
が、鏡筒4のねじ部4aに螺合して取り付けられてい
る。
カメラや電子部品の装着装置をXY方向に移動させるロ
ボット、2は、該ロボット1に支持されてプリント回路
基板3上をXY方向に移動するITVカメラであって、
レンズ等を有している鏡筒4が下方に延びている。この
鏡筒4の下方には、本発明の画像処理装置の光源装置5
が、鏡筒4のねじ部4aに螺合して取り付けられてい
る。
【0011】光源装置5には、その上端ねじ部が前記鏡
筒4のねじ部4aに螺合して取り付けられている導光筒
6と、導光筒6の上端近くに光源として配置された複数
個の発光ダイオード7と、発光ダイオード7の上方に設
けられた遮蔽板8と、発光ダイオード7の下方に設けら
れた拡散板9とからなっている。
筒4のねじ部4aに螺合して取り付けられている導光筒
6と、導光筒6の上端近くに光源として配置された複数
個の発光ダイオード7と、発光ダイオード7の上方に設
けられた遮蔽板8と、発光ダイオード7の下方に設けら
れた拡散板9とからなっている。
【0012】この光源として放射状に配置された複数個
の発光ダイオード7は、図2に示すように相互に連結さ
れて、図示しない制御手段によって点滅されるものであ
る。そして、光源としての発光ダイオード7から投光さ
れた光は、拡散板9を通過することによって散乱光とな
り、導光筒6の梨地状の反射面となっている内周面6a
で乱反射し、又は直接プリント回路基板3の基準マーク
10に投光される。従って、直接プリント回路基板3の
基準マーク10に投光される光は、被検出物に充分接近
して設けられた導光筒6の下端部の口径のほぼ全面から
投光される散乱光となっている。
の発光ダイオード7は、図2に示すように相互に連結さ
れて、図示しない制御手段によって点滅されるものであ
る。そして、光源としての発光ダイオード7から投光さ
れた光は、拡散板9を通過することによって散乱光とな
り、導光筒6の梨地状の反射面となっている内周面6a
で乱反射し、又は直接プリント回路基板3の基準マーク
10に投光される。従って、直接プリント回路基板3の
基準マーク10に投光される光は、被検出物に充分接近
して設けられた導光筒6の下端部の口径のほぼ全面から
投光される散乱光となっている。
【0013】光源となる発光ダイオード7の上方に設け
られた遮蔽板8は、光源である発光ダイオード7からの
光が直接ITVカメラ2に入射して、画像処理装置のノ
イズとなることを防止するためのものである。従って、
遮蔽板8の形状は、図1に例示するように、発光ダイオ
ード7の上方のみに平板状に形成されている形状ばかり
でなく、この目的に合致する各種の形状、即ち少なくと
も発光ダイオード7の上方は遮蔽されている形状であれ
ば足りるものであり、例えば下方のみを開放して発光ダ
イオード7を囲むように構成した反射板等のように構成
することが可能であることは自明である。
られた遮蔽板8は、光源である発光ダイオード7からの
光が直接ITVカメラ2に入射して、画像処理装置のノ
イズとなることを防止するためのものである。従って、
遮蔽板8の形状は、図1に例示するように、発光ダイオ
ード7の上方のみに平板状に形成されている形状ばかり
でなく、この目的に合致する各種の形状、即ち少なくと
も発光ダイオード7の上方は遮蔽されている形状であれ
ば足りるものであり、例えば下方のみを開放して発光ダ
イオード7を囲むように構成した反射板等のように構成
することが可能であることは自明である。
【0014】拡散板9及び遮蔽板8の中心には、プリン
ト回路基板3の基準マーク10からの反射光を画像処理
装置のITVカメラ2に入射する光として通過させるた
めの透光孔8a、9aが設けられている。従って、この
透光孔8a、9aは、透光性を有することのみが必要な
ものであって必ずしも孔に限定されるものではなく、透
明なガラス又はレンズ等であってもよい。
ト回路基板3の基準マーク10からの反射光を画像処理
装置のITVカメラ2に入射する光として通過させるた
めの透光孔8a、9aが設けられている。従って、この
透光孔8a、9aは、透光性を有することのみが必要な
ものであって必ずしも孔に限定されるものではなく、透
明なガラス又はレンズ等であってもよい。
【0015】次に、本発明の光源装置5の作用を従来技
術の光源装置11と比較して詳細に説明する。前述した
ように、従来技術の光源装置11によって基準マーク1
0に投光される光は、図1において光源装置11から基
準マーク10に想像線で描かれた範囲の光である。これ
を図3の点Aに投光される光として記入すると、図示の
ハッチングを施した範囲となる。この範囲から明らかな
ように、基準マーク10の表面の傾きが更に大きくなる
と、入射光Aiが基準マーク10の表面で反射してIT
Vカメラ2の方向に進む反射光Aoとなるためには、更
に入射角の大きい(傾いた方向から入射される)光でな
ければならないことは明らかである。しかし、前述した
ように、従来技術の光源装置11によって基準マーク1
0に投光される光の入射角は、入射光Aiが最大であ
る。従って基準マーク10の表面の傾きが更に大きくな
った場合には、全ての反射光Aoは、ITVカメラ2の
方向から外れて画像処理装置に入力されず、二値化した
画像としては、この部分が欠損したものとなる。
術の光源装置11と比較して詳細に説明する。前述した
ように、従来技術の光源装置11によって基準マーク1
0に投光される光は、図1において光源装置11から基
準マーク10に想像線で描かれた範囲の光である。これ
を図3の点Aに投光される光として記入すると、図示の
ハッチングを施した範囲となる。この範囲から明らかな
ように、基準マーク10の表面の傾きが更に大きくなる
と、入射光Aiが基準マーク10の表面で反射してIT
Vカメラ2の方向に進む反射光Aoとなるためには、更
に入射角の大きい(傾いた方向から入射される)光でな
ければならないことは明らかである。しかし、前述した
ように、従来技術の光源装置11によって基準マーク1
0に投光される光の入射角は、入射光Aiが最大であ
る。従って基準マーク10の表面の傾きが更に大きくな
った場合には、全ての反射光Aoは、ITVカメラ2の
方向から外れて画像処理装置に入力されず、二値化した
画像としては、この部分が欠損したものとなる。
【0016】一方、本発明の光源装置5では、図1に図
示したように、入射角の範囲が広くなり、これを図3の
点Bに投光される光として記入すると、図示のハッチン
グを施した範囲となる。この範囲から明らかなように、
基準マーク10の表面の傾きが更に大きくなった点Bに
おいても、充分に反射光BoがITVカメラ2の方向と
なる入射光Biを含む範囲であり、画像処理装置に二値
化した画像として描かれるので、基準マーク10の位置
を確実に検出することができる。
示したように、入射角の範囲が広くなり、これを図3の
点Bに投光される光として記入すると、図示のハッチン
グを施した範囲となる。この範囲から明らかなように、
基準マーク10の表面の傾きが更に大きくなった点Bに
おいても、充分に反射光BoがITVカメラ2の方向と
なる入射光Biを含む範囲であり、画像処理装置に二値
化した画像として描かれるので、基準マーク10の位置
を確実に検出することができる。
【0017】しかし、図3の基準マーク10の周辺部で
は、本発明の光源装置5を使用しても反射光がITVカ
メラ2の方向とならない部分がわずかに残る。この部分
は、周辺部のわずかな範囲であり周辺部にほぼ均一に残
るので、位置の検出の誤差としては通常は無視すること
ができる。この範囲が無視できない場合には、ハンダレ
ベラーの上面をサンドペーパー等で表面が粗面となるよ
うに研磨することによってハンダレベラーの表面で乱反
射し、反射光がITVカメラ2の方向とならない部分を
なくすことができる。従来もハンダレベラーの上面をサ
ンドペーパーで研磨することによって基準マーク10の
平坦度を高め、反射光がITVカメラ2の方向とならな
い部分をなくすことが行われていたが、本発明の光源装
置5を使用すると、基準マーク10の平坦度を高めるこ
とは不要となり、より簡便な研磨で充分となる。
は、本発明の光源装置5を使用しても反射光がITVカ
メラ2の方向とならない部分がわずかに残る。この部分
は、周辺部のわずかな範囲であり周辺部にほぼ均一に残
るので、位置の検出の誤差としては通常は無視すること
ができる。この範囲が無視できない場合には、ハンダレ
ベラーの上面をサンドペーパー等で表面が粗面となるよ
うに研磨することによってハンダレベラーの表面で乱反
射し、反射光がITVカメラ2の方向とならない部分を
なくすことができる。従来もハンダレベラーの上面をサ
ンドペーパーで研磨することによって基準マーク10の
平坦度を高め、反射光がITVカメラ2の方向とならな
い部分をなくすことが行われていたが、本発明の光源装
置5を使用すると、基準マーク10の平坦度を高めるこ
とは不要となり、より簡便な研磨で充分となる。
【0018】尚、前述の説明から明らかなように、光源
である発光ダイオード7から放射された光は、導光筒6
によって被検出物であるハンダレベラーに近接した位置
まで導かれるので、外部に散乱する光の量が少なくなっ
て、より光量の少ない光源を使用することができるの
で、光量が大きいがより高価な冷陰極管を使用する必要
はなくなり、より安価な発光ダイオードで充分となる。
また、入射角の範囲を広くするためには、導光筒6の下
端部の口径はできるだけ大きい方が望ましく、外部に散
乱する光量を少なくするためには、導光筒6の下端部の
口径をできるだけ小さくすることが望ましいので、この
点を考慮して導光筒6の下端部の口径を決定することが
望ましい。
である発光ダイオード7から放射された光は、導光筒6
によって被検出物であるハンダレベラーに近接した位置
まで導かれるので、外部に散乱する光の量が少なくなっ
て、より光量の少ない光源を使用することができるの
で、光量が大きいがより高価な冷陰極管を使用する必要
はなくなり、より安価な発光ダイオードで充分となる。
また、入射角の範囲を広くするためには、導光筒6の下
端部の口径はできるだけ大きい方が望ましく、外部に散
乱する光量を少なくするためには、導光筒6の下端部の
口径をできるだけ小さくすることが望ましいので、この
点を考慮して導光筒6の下端部の口径を決定することが
望ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明は、画像処理装置の光源装置を上
記のように構成することによって、基準マークに入射す
る光は、被検出物に充分接近して設けた導光筒の口径全
体から投光される広い範囲の散乱光となり、ハンダの表
面の傾きの角度やピンホールの存在によって反射光がI
TVカメラに入射しない可能性がほとんどなくなる。光
源である発光ダイオード7から放射された光は、導光筒
6によって導かれるので外部に散乱する光の量が少なく
なり、より光量の少ない安価な光源を使用することがで
きる。また、この画像処理装置の光源装置を採用するこ
とによって、ハンダレベラーの場合でもハンダの表面の
傾きの角度やピンホールの存在に関係なく、確実に基準
マークを検出することができる。
記のように構成することによって、基準マークに入射す
る光は、被検出物に充分接近して設けた導光筒の口径全
体から投光される広い範囲の散乱光となり、ハンダの表
面の傾きの角度やピンホールの存在によって反射光がI
TVカメラに入射しない可能性がほとんどなくなる。光
源である発光ダイオード7から放射された光は、導光筒
6によって導かれるので外部に散乱する光の量が少なく
なり、より光量の少ない安価な光源を使用することがで
きる。また、この画像処理装置の光源装置を採用するこ
とによって、ハンダレベラーの場合でもハンダの表面の
傾きの角度やピンホールの存在に関係なく、確実に基準
マークを検出することができる。
【図1】 本発明の画像処理装置の光源装置の縦断面図
【図2】 図1の光源部分の横断面図
【図3】 投射光と反射光との関係を示す説明図
2 ITVカメラ 4 鏡筒 5 光源装置 6 導光筒 7 光源(発光ダイオード) 8 遮蔽板 9 拡散板 10 基準マーク
Claims (3)
- 【請求項1】 光源と、該光源の上方にあって光源から
の光を散乱させ、且つ中心に透光孔が設けられた拡散板
と、該拡散板の下方にあって内面が梨地状に形成されて
いて拡散板を通過した光を乱反射させ、下端部を被検出
物に充分接近して設けた導光筒と、前記光源の上方にあ
って光源からの光が直接カメラに入射することを防止
し、且つ中心に透光孔を設けた遮蔽板とを有することを
特徴とする反射光による画像処理装置の光源装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置の光源装置
によって投光される被検出物が、プリント回路基板の基
準マークであることを特徴とする基準マークの検出方
法。 - 【請求項3】 請求項2記載のプリント回路基板の基準
マークの表面が、ハンダレベラーをサンドペーパーで研
磨した面であることを特徴とする基準マークの検出方
法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5197927A JPH0727510A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 画像処理装置の光源装置及び基準マークの検出方法 |
KR1019940016706A KR100269731B1 (ko) | 1993-07-15 | 1994-07-12 | 영상 프로세서용 광원장치 |
TW086218432U TW364717U (en) | 1993-07-15 | 1994-07-13 | Light source device for an image processor |
EP94111009A EP0634892B1 (en) | 1993-07-15 | 1994-07-14 | Light source device for an image processor |
SG1996004623A SG47836A1 (en) | 1993-07-15 | 1994-07-14 | Light source device for an image processor |
DE69409299T DE69409299T2 (de) | 1993-07-15 | 1994-07-14 | Lichtquelle-Vorrichtung für Bildverarbeitungsgerät |
US08/275,539 US5457492A (en) | 1993-07-15 | 1994-07-15 | Light source device for an image processor |
HK98109294A HK1008460A1 (en) | 1993-07-15 | 1998-07-20 | Light source device for an image processor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5197927A JPH0727510A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 画像処理装置の光源装置及び基準マークの検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727510A true JPH0727510A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=16382600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5197927A Pending JPH0727510A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 画像処理装置の光源装置及び基準マークの検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0727510A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011076863A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Edm Kk | 照明装置及び画像処理装置 |
CN103115589A (zh) * | 2013-02-01 | 2013-05-22 | 厦门思泰克光电科技有限公司 | 一种红绿蓝三色led光测量装置 |
-
1993
- 1993-07-15 JP JP5197927A patent/JPH0727510A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011076863A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Edm Kk | 照明装置及び画像処理装置 |
CN103115589A (zh) * | 2013-02-01 | 2013-05-22 | 厦门思泰克光电科技有限公司 | 一种红绿蓝三色led光测量装置 |
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