JPH0727506Y2 - 画像重畳装置 - Google Patents

画像重畳装置

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JPH0727506Y2
JPH0727506Y2 JP1989038561U JP3856189U JPH0727506Y2 JP H0727506 Y2 JPH0727506 Y2 JP H0727506Y2 JP 1989038561 U JP1989038561 U JP 1989038561U JP 3856189 U JP3856189 U JP 3856189U JP H0727506 Y2 JPH0727506 Y2 JP H0727506Y2
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孝一 田岸
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ビデオプリンタに好適な画像重畳装置に関す
る。
[従来の技術] ビデオプリンタでは、テレビやVTR等からの1コマ分の
画像データをいったんメモリに書き込み、次に該メモリ
から画像データを1ラインずつ読み出してプリンタに送
り、画像を印画するようにしている。このようなシステ
ムで、最近、プリント画像の中にタイトルや日付・時刻
等の文字情報を付加(重畳)できるようにしたものが現
れている。
第7図は、このような文字情報付加機能を備えた従来の
プリンタシステムの構成を示す。この図において、重畳
回路102は、例えば、垂直走査期間の最初の90%までは
テレビ受像回路またはVTR等からの画像データを通し、
残り10%の期間は文字情報メモリ100からの画像データ
を通す。スイッチ104は、モニタ時にはディスプレイ110
側に切り替わっており、これによって画面110a上では図
示のように垂直方向の上部90%に主画像VPが表示され、
残り(下部)10%に文字情報の画像mpが表示される。主
画像VPが動画の場合、その動画象の内容は画面110a上で
時間的に変化する。文字情報画像mpの内容は、メモリ10
0内のデータを書き替えることで、変えられる。しかし
て、印画したい画像が画面110a上に現れたなら、スイッ
チ104をフィールドまたはフレームメモリ106側へ切り替
えてその時の合成画像をメモリ106に書き込み、しかる
後メモリ106にデータを出力させプリンタ108に印画を行
わせる。
[考案が解決しようとする課題] 上述したような従来のシステムによれば、画面の垂直走
査に関して主画像と文字情報画像とを切り替える方式で
あるから、重畳によって主画面が切断または消去される
影響を最小限に押さえるには、どうしても文字情報を画
面内の下端または上端等の隅にしか重畳できず、任意の
位置、特に主画像中の背景部分や空白部分に文字情報を
重畳することができなかった。
また、主画像が動画の場合、画面110a上で主画像VPの内
容が時間的に変化するが、その変化に合わせてタイトル
mpを変えるのは難しく、したがって印画したい所望の画
像に合ったタイトルを付けるのがなかなかできなかっ
た。
さらにまた、従来は、文字情報mpの色が一色に固定され
ており、その色と主画像の色が同一または近似している
場合は、文字情報がプリント画像中にはっきりと現れな
かった。
本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、主画
像中の任意の位置に文字情報等の付加画像を重畳可能と
し、さらには付加画像の色を任意に選択できるようにし
た画像重畳装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本考案の画像重畳装置は、
主画像を表す主画像データを第1のメモリエリア内に格
納するとともに、主画像に重畳すべき文字,図形等の付
加画像を表す重畳データを第2のメモリエリア内に格納
する記憶手段と;主画像に対する付加画像の所望の重畳
位置に対応する記憶手段内のメモリ番地を設定する手段
と;重畳位置以外の画像領域については第1のメモリエ
リアより主画像データを読み出し、重畳位置の画像領域
についは第2のメモリエリアより重畳データを読み出す
メモリ読出手段とを具備する構成とした。
また、記憶手段に通さない主画像データに対する付加画
像の重畳を可能とするため、重畳位置以外の画像領域に
ついは記憶手段に通さない主画像データを出力し、重畳
位置の画像領域についてはメモリ読出手段によって記憶
手段の第2のメモリエリアより読み出された重畳データ
を出力するセレクタ手段を具備する構成とした。
また、記憶手段に通さない主画像データに対して付加画
像の必要部分だけを任意の色に選んで重畳するため、所
望の色を表す1ドット分の画像データをカラーデータと
して保持するカラーデータ保持手段を備え;記憶手段の
第2のメモリエリア内に付加画像の各ドット毎に該カラ
ーデータに対応する色を付けるべきか否かの情報をもつ
パターンデータを格納し;セレクタ手段に重畳位置以外
の画像領域についは主画像データを出力させ、重畳位置
の画像領域についてはメモリ読出手段によって第2のメ
モリエリアより読み出されたパターンデータの情報を基
に1ドット毎に主画像データもしくはカラーデータを選
択的に出力させるように構成した。
[作用] 本考案の第1の画像重畳装置では、記憶手段の第1およ
び第2のメモリエリア内にそれぞれ主画像のデータおよ
び付加画像のデータを書き込み、出力の段階で、主画像
データと重畳データとを選択的に切り替えることにより
主画像中に付加画像を重畳する。重畳位置は、主画像に
対する付加画像の重畳位置に対応する記憶手段内のメモ
リ番地を適当に設定することで、主画像内の任意の位置
を選ぶことが可能である。また、付加画像の内容も重畳
データの設定次第で任意のものにすることができる。
本考案の第2の画像重畳装置では、重畳位置か否かに応
じて記憶手段の出力(重畳データ)かもしくは記憶手段
に通さない主画像データを出力することにより、主画像
中に付加画像を重畳する。重畳位置は、やはり主画像に
対する付加画像の重畳位置に対応する記憶手段内のメモ
リ番地を適当に設定することで、主画像内の任意の位置
を選ぶことができる。また、付加画像の内容も重畳デー
タの設定次第で任意のものとすることができる。
本考案の第3の画像重畳装置では、記憶手段の第2のメ
モリエリアに格納されるのは付加画像を直接表わす重畳
データではなく、付加画像の各ドット毎に所定の色(カ
ラーデータ保持手段に設定した色)を付けるべきか否か
の情報をもつパターンデータである。そして、重畳位置
の画像領域に対応して第2のメモリエリアより該パター
ンデータが読み出されたなら、その情報の指示するとこ
ろにしたがって1ドット毎にカラーデータかもしくは主
画像データを選択的に出力する。したがって、例えば、
付加画像中の文字だけを重畳し、残りの背景部分につい
ては重畳させない場合には、文字を構成するドットにつ
いてはカラーデータの色を出し、背景部分のドットにつ
いては主画像の色を出すことができる。
[実施例] 以下、第1図ないし第6図を参照して本考案の実施例を
説明する。
先ず第6図につき、この実施例によるプリンタシステム
の構成を概説する。
第6図において、画像メモリ10は、普通のRAM,書込回路
およびこの実施例による読出回路等を含む。この画像メ
モリ10には、テレビ受像回路またはVTR(図示せず)等
からの主画像データと、CPU(図示せず)からの文字・
図形等の付加画像を表す重畳データが書き込まれる。
この実施例では、画像メモリ10に通さない主画像データ
(スルー画像データ)に重畳データを重畳するモード
(以下、スルー画像重畳モードという)と、画像メモリ
10に格納された主画像データ(メモリ画像データ)に重
畳データを重畳するモード(以下、メモリ画像重畳モー
ドという)の2つの重畳モードがある。
セレクタ回路12は、スルー画像重畳モードではスルー画
像データと画像メモリ10からの重畳データとを垂直およ
び水平走査方向に関して時分割的に通すように機能し、
メモリ画像重畳モードではメモリ10より読み出された画
像データだけを通すように機能する。プリンタ14および
CRTディスプレイで16はそれぞれ普通のものであるが、
この実施例によれば、ディスプレイ16の画像16a上に図
示のように主画像VP中の任意の位置に(かつ任意の色
の)文字情報等の付加画像mpを重畳(挿入)することが
でき、したがってプリンタ14においてもそのような画面
に対応したプリント画像が得られる。
次に、第5図につき、この実施例による画像メモリ20内
のメモリ構成を説明する。
画面16a上の解像度を水平512ドット×垂直460ラインと
した場合、1ドットの深さを6ビット(64階調)とし、
1回のメモリ・アドレッシングで水平方向4ドット(計
24ビット)ずつ読み出して画面表示するものとする。そ
うすると、64K(256×256)×4ビットのメモリ容量を
もつRAMを6つ並列接続することでメモリ20を構成する
ことができる。
このメモリ20のROW方向を水平走査方向、COLUMN方向の
垂直走査方向にそれぞれ対応させると、1水平走査期間
中にアクセスされるメモリ番地の数は128(512÷4)
で、全ROWアドレス(258)の半分でまかなえる。したが
って、左半分のメモリエリア内の各メモリ番地にフィー
ルド走査に対応した順序で奇数フィールドの画像データ
を格納し、右半分のメモリエリア内の各メモリ番地にフ
ィールド走査に対応した順序で偶数フィールドの画像デ
ータを格納することで、フレームメモリとすることがで
きる。また、垂直方向に関しては、230ライン分のメモ
リエリアMEでまかなえるから、残り(下部)の26ライン
分のエリアが空く。この実施例では、このメモリエリア
me内は、タイトル,日付・時刻等や図形等の付加画像を
表す重畳データがフィールド走査に対応した順序で格納
される。
第1図および第2図は、この実施例によるメモリ読出回
路およびセレクタ回路12の構成例を示す。
第1図において、水平読出用のカウンタ22は各水平同期
信号▲▼に応動して水平走査期間中に読出用クロッ
クパルスBTCKを512個までカウントし、出力端子より各
カウント値に対応する9ビットのアドレス信号を出力す
る。この実施例では、1回のメモリアクセスで4ドット
分のデータ(24ビット)を読み出すので、このアドレス
信号の中、上位7ビットがアドレッシングに使われ、下
位の2ビットは4ビット分のデータを各ドット(6ビッ
ト)毎に分割するために使われる。垂直読出用のカウン
タ24は各垂直同期信号▲▼に応動して垂直走査期間
中に水平同期パルス▲▼を460個までカウントし、
出力端子より各カウント値に相当する9ビットのアドレ
ス信号を出力する。水平同期パルス▲▼,垂直同期
信号▲▼,クロック信号BTCKは同期信号発生回路
(図示せず)より与えられる。
レジスタ26〜36には、データバス38を介してCPU(図示
せず)より次のようなアドレス情報がそれぞれセットさ
れる。先ず、レジスタ26,28には、画面16a上で主画像VP
に対する付加画像mpの重畳位置の左端位置に対応するメ
モリエリアME内のアドレスαのROWアドレス,COLUMNアド
レスがそれぞれ絶縁値でセットされる。レジスタ30,34
には、重畳データメモリエリアme内に格納されている重
畳データの始点アドレスβのROWアドレス,COLUMNアドレ
スがそれぞれ絶縁値でセットされる。レジスタ32,36に
は、重畳データメモリエリアme内に格納されている重畳
データの終点アドレスγのROWアドレス,COLUMNアドレス
が始点に対する相対値でセットされている。これらのレ
ジスタ26〜36にアドレスがセットされるに際して、CPU
よりデコーダ(図示せず)を介してそれぞれのクロック
端子CKにパルスRT1〜RT6が供給される。
メモリ画像重畳モードにおいて、最初、セレクタ62,64
のセレクト制御端子(SEL)にはフリップ・フロップ
(F・F)60より“L"が与えられ、両セレクタ62,64は
A入力端子を選択して両カウンタ22,24からの水平アド
レス,垂直アドレスをメモリ20に与える。これにより、
メモリ20の主画像データメモリエリアMEに対してフィー
ルド走査に対応したメモリアクセスが行われ、1回のア
クセスで4ドット分のデータが読み出される。
そうして、メモリアクセスのメモリ番地が重畳開始位置
αまで進んだ時、比較器44,46においてそれぞれの2入
力が互いに一致する。すなわち、比較器44においては、
水平読出カウンタ22からの上位7ビットのアドレスがレ
ジスタ26からの重畳開始ROWアドレスに一致し、比較器4
4の出力信号は“L"に変わる。また、比較器46において
は、垂直読出カウンタ24からの9ビットのアドレスがレ
ジスタ28からの重畳開始COLUMNアドレスに一致し、比較
器46の出力信号は“L"に変わる。これによって、D型フ
リップフロップ58がトリガされ、その反転出力信号は
“L"となる。さらに、この時、CPUからの重畳イネーブ
ル信号▲▼が“L"に変わる。その結果、3入力
ORゲート56の出力信号が“L"になり、これによってRSフ
リップフロップ60がセット状態となり、その出力信号Q
は“H"になる。そうすると、セレクタ62,64は、各々の
セレクト制御端子が“H"になったので、B入力に切り替
わり、加算器48,52の出力データをそれぞれ水平方向ア
ドレス,垂直方向アドレスとして出力する。
加算器48は、レジスタ30からの重畳データメモリエリア
me内の始点ROWアドレスにカウンタ40のカウント値を加
算したものを出力データとしてセレクタ62へ送る。カウ
ンタ40は、フリップフロップ60の出力信号が“H"に変わ
った時から水平読出クロック信号BTCKをカウントしてそ
のカウント値を出力する。しかして、セレクタ62より出
力される水平方向アドレスはフィールド走査に対応して
重畳データメモリエリアme内の重畳データをアクセスす
るためのROWアドレスを与えることになる。そして、カ
ウンタ40のカウント値がレジスタ32の重畳データ終点RO
Wアドレスに達すると、比較器50の出力信号が“L"に変
わり、これによってフリップフロップ60はリセット状態
となり、その出力信号は“L"になる。そうすると、セレ
クタ62,64は再びA入力に切り替わり、主画像データメ
モリエリアMEをアクセスするための水平方向アドレスを
出力する。そして、次の水平走査期間になって、再び重
畳位置にアドレスが進むと、比較器44の出力信号が“L"
となって上述と同様なセレクタ62,64の切替(A→B)
が行われ、メモリエリアme内の次の水平ラインをアクセ
スするためのROWアドレスが出力される。
垂直方向においても、比較器46,カウンタ42,加算器52,
比較器54によって上記の水平方向と略々同様な動作が行
われる。すなわち、セレクタ62,64がB入力に切り替わ
ると、加算器52はレジスタ34からの重畳データ始点COLU
MNアドレスにカウンタ42のカウント値を加算したものを
垂直方向アドレスとして送る。カウンタ42は、重畳デー
タの1ライン分のアクセスが終了する度に出力される比
較器50からのパルスをカウントする。また、比較器54
は、メモリエリアme内の重畳データに対するアクセスが
最後の水平ラインに至った時、“L"の出力信号を発生し
てフリップフロップ58をリセットし、これによって3入
力ORゲート56をディスイネーブル状態にする。
以上のように、メモリ画像重畳モードでは、重畳位置以
外の画像領域についてはメモリエリアME内のメモリ番地
をフィールド走査に対応した順序でアクセスし、重畳位
置の画像領域についてはメモリエリアme内のメモリ番地
をフィールド走査に対応した順序でアクセスするような
読出動作が行われる。そして、レジスタ26〜36にセット
するアドレスを適宜選択することで、主画像内の任意の
位置に任意の範囲にわたって付加画像を重畳させること
ができる。
なお、レジスタ30〜36に、重畳データメモリエリアme内
の重畳データ始点・終点アトレスβ,γの代わりに、主
画像データメモリエリアME(奇数フィールドだけでなく
偶数フィールドも可能)内の所望のアドレスをセットす
ることで、そのアドレスに対応した主画像内の部分を重
畳位置にコピーした合成画像を得ることができる。
第2図において、レジスタ70〜76は、1回のメモリアク
セスでメモリ20より読み出された4ドット分のデータを
それぞれラッチし、セレクタ84の入力端子A〜Dにそれ
ぞれ与える。このセレクタ84のセレクタ制御端子SEL1,S
EL2には水平読出カウンタ22の出力アドレスの下位2ビ
ットが与えられる。これらの2ビット信号の値が(0,
0),(0,1),(1,0),(1,1)となる度毎にセレクタ
84の入力A〜Dが順次選択されることにより、レジスタ
70〜76からの各データがセレクタ84を通過する。セレク
タ86は、メモリ画像重畳モードのとき(dsPEX=“0")
はセレクタ84からのデータ、つまりメモリ20より読み出
されたデータを通し、スルー画像重畳モードのとき(ds
PEX=“1")はテレビ受像回路等からのスルー画像デー
タを通す。
以上の回路によって、スルー画像重畳モードを実現する
ことが可能である。すなわち、重畳位置以外の画像領域
についてはモード切換信号dsPEXを“1"としてスルー画
像データを出力し、重畳位置の画像領域についてはdsPE
Xを“0"としてメモリ20のメモリエリアmeからの重畳デ
ータを出力するよう、CPUにdsPEXを制御させればよい。
しかし、そのようなメモリアクセス毎の切換方式では、
付加画像が4ドット単位の矩形エリアとして画面上に表
示されるため、文字本体以外の背景色によって主画像が
消去(隠蔽)されてしまうという不具合がある。すなわ
ち、第3図に示すように、文字本体部分を所望の色(例
えば赤)に設定しただけでは足りず、背景についても例
えば白に設定せざるを得ず、その背景色(白)によって
主画像が隠れてしまうのである。
この実施例は、上記のような不具合を解消するために、
次のような回路を備える。レジスタ78には、CPUより所
望の色の1ドット分の画像データを表すカラーデータ
(6ビット)がセットされる。一方、メモリ20の重畳デ
ータ用メモリエリアmeには、付加画像の各ドット毎にレ
ジスタ78のカラーデータの色を付けるべきか否かの情報
をもつパターンデータが格納される。このようなパター
ンデータとしては、文字本体の構成要素となるドットに
対しては最上位ビットを“1"とし、背景の構成要素とな
るドットに対しては最上位ビットを“0"とする。したが
って、第4図に示すような文字については、背景中のド
ットe1〜e3にそれぞれ対応するメモリエリアme内のメ
モリ番地にはパターンデータ(000000)が格納され、文
字本体中のドットe4に対応するメモリエリアme内のメ
モリ番地にはパターンデータ(100000)が格納される。
再び第2図において、レジスタ70〜76の出力データの最
上位ビットは、パラレル入力−シリアル出力のシフトレ
ジスタ80にそれぞれロードされる。そして、水平読出ク
ロックBTCKに同期してシフトレジスタ80よりD3〜D0
順に最上位ビットがシリアルに出力される。一方、重畳
位置の画像領域に対しては重畳イネーブル信号SPENが
“H"となる。
しかして、メモリエリアmeより例えば第4図のドットe
1〜e4が読み出されると、第1ドットe1〜第3ドット
3の最上位ビットはいずれも“L"であるから、シフト
レジスタ80より出力されるD3〜D1はそれぞれ“L"であ
る。これにより、ANDゲート82より“L"の出力信号がセ
レクタ88のセレクト制御端子(SEL)に与えられ、セレ
クタ88はA入力、つまりセレクタ86の出力データを表示
データとしてディスプレイ16側へ出力する。スルー画像
重畳モードであるから、セレクタ86はスルー画像データ
を1ドットずつ通す。その結果、ドットe1〜e3に対応
する画面位置にはスルー画像のドットが表示されること
になる。しかし、3つ目のクロックBTCKに応動してシフ
トレジスタ80より“H"のD4(ドットe4の最上位ビッ
ト)が出力されると、ANDゲート82の出力信号は“H"と
なり、セレクタ88はB入力、つまりレジスタ78の保持す
るカラーデータを表示データとして出力する。その結
果、ドットe4に対応する画面位置にはレジスタ78にセ
ットしたカラーデータの表す色が表示されることにな
る。レジスタ78にセットするデータを変えることで、任
意の色(特に、主画像の色に対して対照的な色)を選択
することができる。このようにして、第4図のような文
字については、文字本体だけが所望の色で主画像上に鮮
明に重畳し、背景部分は主画像が隠れずに(重畳されず
に)現れることになる。
[考案の効果] 本考案は、上述したような構成を有することにより、次
のような効果を奏する。
本願の画像重畳装置によれば、1つの記憶手段に主画像
のデータとともに付加画像用の任意設定可能な重畳デー
タを書き込み、任意に設定可能な重畳位置の画像領域で
は重畳データを読み出すとともに、該重畳位置以外の画
像領域では主画像データを読み出すことにより、主画像
内の任意の位置に付加画像を重畳することができる。
また、任意に設定可能な重畳位置の画像領域では記憶手
段からの重畳データを出力し、該重畳位置以外の画像領
域では記憶手段に通さない主画像データを出力すること
により、かかる主画像に対しても任意の位置に付加画像
を重畳することができる。
さらに、重畳位置の画像領域については付加画像内の必
要な部分のみを任意の色で重畳し、それほど重要でない
部分は重畳しないで主画像を残すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案の一実施例による画像メ
モリ内の読出回路の構成を示すブロック図、 第3図は、付加画像の内容の一例を示す図、 第4図は、実施例によって設定されるパターンデータの
パターンの一例を示す図、 第5図は、実施例のメモリ読出回路およびセレクタ回路
の構成を示すブロック図、 第6図は、実施例によるプリンタシステムの構成を示す
ブロック図、および 第7図は、従来のプリンタシステムの構成を示すブロッ
ク図である。 図面において、 10……画像メモリ、12……セレクタ回路、22,24,40,42
……カウンタ、26〜36,70〜78……レジスタ、44,46,50,
54……比較器、48,52……加算器、58……D型フリップ
フロップ、60……RS型フリップフロップ、62,64,84,86,
88……セレクタ、80……シフトレジスタ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主画像を表す主画像データを第1のメモリ
    エリア内に格納するとともに、前記主画像に重畳すべき
    文字、図形等の付加画像を表す重畳データを第2のメモ
    リエリア内に格納する記憶手段と、 主画像に対する付加画像の所望の重畳位置に対応する前
    記記憶手段内のメモリ番地を設定する手段と、 前記重畳位置以外の画像領域については前記第1のメモ
    リエリアから前記主画像データを所定の順序で読み出
    し、前記重畳位置の画像領域については前記第2のメモ
    リエリアから前記重畳データを所定の順序で読み出すメ
    モリ読出手段と、 前記重畳位置以外の画像領域については前記記憶手段に
    通さない前記主画像データを出力し、前記重畳位置の画
    像領域については前記メモリ読出手段によって前記記憶
    手段の第2のメモリエリアより読み出された重畳データ
    を出力するセレクタ主段と、 を具備することを特徴とする画像重畳装置。
  2. 【請求項2】所望の色の1ドット分の画像データをカラ
    ーデータとして保持するカラーデータ保持主段が備えら
    れ、 前記記憶手段は、前記付加画像の各ドット毎に前記カラ
    ーデータに対応する色を付けるべきか否かの情報をもつ
    パターンデータを前記第2のメモリエリア内に格納し、 前記セレクタ主段は、前記重畳位置以外の画像領域につ
    いては前記記憶手段に通さない主画像データを出力し、
    前記重畳位置の画像領域については前記メモリ読出主段
    によって前記第2のメモリエリアより読み出された前記
    パターンデータの情報に基づいて前記主画像データもし
    くは前記カラーデータを1ドット毎に選択的に出力する
    ように構成された、 ことを特徴とする請求項1記載の画像重畳装置。
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JPS58160983A (ja) * 1982-03-18 1983-09-24 横河電機株式会社 Crt表示装置
JPS6059387A (ja) * 1983-09-12 1985-04-05 ソニー株式会社 表示回路

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