JPH07274673A - コンバインのブレ−キ制御装置 - Google Patents
コンバインのブレ−キ制御装置Info
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- JPH07274673A JPH07274673A JP6874194A JP6874194A JPH07274673A JP H07274673 A JPH07274673 A JP H07274673A JP 6874194 A JP6874194 A JP 6874194A JP 6874194 A JP6874194 A JP 6874194A JP H07274673 A JPH07274673 A JP H07274673A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】パワ−ステアリング操作時におけるブレ−キ油
圧力を検出して、予め設定されている複数段のブレ−キ
モ−ドから自動選択してブレ−キ制御を行う。 【構成】比例減圧弁1を介してブレ−キ油圧力を制御す
るコンバインのパワ−ステアリング2において、該比例
減圧弁1に一定電流を通したときのブレ−キ油圧力の検
出値と、設定によるブレ−キ油圧力の目標値との偏差か
ら、予めコントロ−ラ3に設定された該比例減圧弁1の
駆動量とブレ−キ油圧力との間の圧力特性を示す複数段
のブレ−キモ−ド4のうち、最適のブレ−キモ−ド4を
自動選択してブレ−キ制御を行うことを特徴とするコン
バインのブレ−キ制御装置の構成とする。
圧力を検出して、予め設定されている複数段のブレ−キ
モ−ドから自動選択してブレ−キ制御を行う。 【構成】比例減圧弁1を介してブレ−キ油圧力を制御す
るコンバインのパワ−ステアリング2において、該比例
減圧弁1に一定電流を通したときのブレ−キ油圧力の検
出値と、設定によるブレ−キ油圧力の目標値との偏差か
ら、予めコントロ−ラ3に設定された該比例減圧弁1の
駆動量とブレ−キ油圧力との間の圧力特性を示す複数段
のブレ−キモ−ド4のうち、最適のブレ−キモ−ド4を
自動選択してブレ−キ制御を行うことを特徴とするコン
バインのブレ−キ制御装置の構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバインのブレ−
キ制御装置に関し、パワ−ステアリングの傾斜操作によ
ってブレ−キ油圧力を制御する油圧回路に比例減圧弁を
有するもの等に利用できる。
キ制御装置に関し、パワ−ステアリングの傾斜操作によ
ってブレ−キ油圧力を制御する油圧回路に比例減圧弁を
有するもの等に利用できる。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
から、コンバインにおいては、パワ−ステアリングの左
右側への傾斜操作によって左右の油圧シリンダを各々作
動させ、この油圧シリンダのピストンにより走行用のミ
ッションケ−スに内装された操向クラッチの切りと、ブ
レ−キ油圧力の強弱制御によって進行方向の操向制御又
は旋回制御を行わせるものが一般的である。
から、コンバインにおいては、パワ−ステアリングの左
右側への傾斜操作によって左右の油圧シリンダを各々作
動させ、この油圧シリンダのピストンにより走行用のミ
ッションケ−スに内装された操向クラッチの切りと、ブ
レ−キ油圧力の強弱制御によって進行方向の操向制御又
は旋回制御を行わせるものが一般的である。
【0003】このブレ−キ油圧力の強弱制御は、パワ−
ステアリングの傾斜角度に対応して作用する電磁弁とし
ての比例減圧弁の電磁コイルへ流れる電流の大きさに左
右されるものであり、この比例減圧弁に一定の電流を流
したときに発生するブレ−キ油圧力の検出値が、比例減
圧弁の加工精度のバラツキや圧油の温度差による電磁コ
イルの抵抗値の変化等によって、設定されたブレ−キ油
圧力の目標値に対して偏差を生じ、この偏差によりブレ
−キ制御が目標通りに行われず、ブレ−キ油圧力が強過
ぎた場合は、操向時におけるチャタリングや回向時にお
ける急旋回等が発生し、逆に弱過ぎた場合は、操向時に
おける方向修正の遅れや回向時における旋回半径の膨ら
み等が発生し、走行時の障害となる。
ステアリングの傾斜角度に対応して作用する電磁弁とし
ての比例減圧弁の電磁コイルへ流れる電流の大きさに左
右されるものであり、この比例減圧弁に一定の電流を流
したときに発生するブレ−キ油圧力の検出値が、比例減
圧弁の加工精度のバラツキや圧油の温度差による電磁コ
イルの抵抗値の変化等によって、設定されたブレ−キ油
圧力の目標値に対して偏差を生じ、この偏差によりブレ
−キ制御が目標通りに行われず、ブレ−キ油圧力が強過
ぎた場合は、操向時におけるチャタリングや回向時にお
ける急旋回等が発生し、逆に弱過ぎた場合は、操向時に
おける方向修正の遅れや回向時における旋回半径の膨ら
み等が発生し、走行時の障害となる。
【0004】そこでこの発明は、ブレ−キ油圧力を制御
する比例減圧弁の目標値と検出値との偏差によって、複
数段のブレ−キモ−ドのうちから最適のブレ−キモ−ド
を自動選択してブレ−キ制御を行わせる。
する比例減圧弁の目標値と検出値との偏差によって、複
数段のブレ−キモ−ドのうちから最適のブレ−キモ−ド
を自動選択してブレ−キ制御を行わせる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、比例減圧弁
1を介してブレ−キ油圧力を制御するコンバインのパワ
−ステアリング2において、該比例減圧弁1に一定電流
を通したときのブレ−キ油圧力の検出値と、設定による
ブレ−キ油圧力の目標値との偏差から、予めコントロ−
ラ3に設定された該比例減圧弁1の駆動量とブレ−キ油
圧力との間の圧力特性を示す複数段のブレ−キモ−ド4
のうち、最適のブレ−キモ−ド4を自動選択してブレ−
キ制御を行うことを特徴とするコンバインのブレ−キ制
御装置の構成とする。
1を介してブレ−キ油圧力を制御するコンバインのパワ
−ステアリング2において、該比例減圧弁1に一定電流
を通したときのブレ−キ油圧力の検出値と、設定による
ブレ−キ油圧力の目標値との偏差から、予めコントロ−
ラ3に設定された該比例減圧弁1の駆動量とブレ−キ油
圧力との間の圧力特性を示す複数段のブレ−キモ−ド4
のうち、最適のブレ−キモ−ド4を自動選択してブレ−
キ制御を行うことを特徴とするコンバインのブレ−キ制
御装置の構成とする。
【0006】
【作用、及び発明の効果】パワ−ステアリング2の操作
によって、操向クラッチを切りブレ−キを制動させて進
行方向の操向制御や旋回制御を行うコンバインにおい
て、パワ−ステアリング2を傾斜操作して、例えば、図
5の線図に示す如く、比例減圧弁1に一定電流を連続出
力させる定電流駆動域において、ブレ−キがその油圧力
によってロックされた状態のときに、この比例減圧弁1
の駆動によるブレ−キ油圧力を圧力センサ等により検出
した検出値と、コントロ−ラ3に設定されている目標値
との偏差を求め、この偏差によって、図7の線図に示す
如く、コントロ−ラ3に設定されている比例減圧弁1の
駆動量(パルスのオンタイム)とブレ−キ油圧力との関
係において複数段の圧力特性を持ったブレ−キモ−ド4
のうちから、例えば、偏差が目標値の圧力特性Sより大
きいときは圧力特性Nを、圧力特性Sより小さいときは
圧力特性N′を自動的に選択して各々ブレ−キ制御を行
わせる。
によって、操向クラッチを切りブレ−キを制動させて進
行方向の操向制御や旋回制御を行うコンバインにおい
て、パワ−ステアリング2を傾斜操作して、例えば、図
5の線図に示す如く、比例減圧弁1に一定電流を連続出
力させる定電流駆動域において、ブレ−キがその油圧力
によってロックされた状態のときに、この比例減圧弁1
の駆動によるブレ−キ油圧力を圧力センサ等により検出
した検出値と、コントロ−ラ3に設定されている目標値
との偏差を求め、この偏差によって、図7の線図に示す
如く、コントロ−ラ3に設定されている比例減圧弁1の
駆動量(パルスのオンタイム)とブレ−キ油圧力との関
係において複数段の圧力特性を持ったブレ−キモ−ド4
のうちから、例えば、偏差が目標値の圧力特性Sより大
きいときは圧力特性Nを、圧力特性Sより小さいときは
圧力特性N′を自動的に選択して各々ブレ−キ制御を行
わせる。
【0007】このように、ブレ−キ油圧力の検出値と予
め設定されている目標値との間に偏差が生じたときは、
複数段の圧力特性をもったブレ−キモ−ド4のうちか
ら、目標値の圧力特性に沿った最適の圧力特性を自動的
に選択することにより、従来の如く、比例減圧弁1の加
工精度のバラツキや圧油の温度差による電磁コイルの抵
抗値の変化等によって、ブレ−キ油圧力が目標値に対し
て強過ぎたときに生じる操向時のチャタリングや急激な
旋回、また弱過ぎたときに生じる操向時の方向修正遅れ
や旋回時の膨らみ等を軽減して、円滑且つ的確なブレ−
キ制御を行いうるものである。
め設定されている目標値との間に偏差が生じたときは、
複数段の圧力特性をもったブレ−キモ−ド4のうちか
ら、目標値の圧力特性に沿った最適の圧力特性を自動的
に選択することにより、従来の如く、比例減圧弁1の加
工精度のバラツキや圧油の温度差による電磁コイルの抵
抗値の変化等によって、ブレ−キ油圧力が目標値に対し
て強過ぎたときに生じる操向時のチャタリングや急激な
旋回、また弱過ぎたときに生じる操向時の方向修正遅れ
や旋回時の膨らみ等を軽減して、円滑且つ的確なブレ−
キ制御を行いうるものである。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。コンバインの車台5の下部側に、土壌面を走
行する左右一対の走行クロ−ラ6を有する走行装置7を
配設し、該車台5上に、フィ−ドチエン8に挟持して供
給される穀稈を脱穀し、この脱穀された穀粒を選別回収
して一時貯留するグレンタンク9を備えた脱穀装置10
を配設する。この脱穀装置10の前方側に立毛穀稈を分
草し引き起こして刈り取ると共に、この刈り取った穀稈
を後方側へ搬送しながら横倒れ姿勢に変更して該フィ−
ドチエン8へ受け渡しする刈取装置11を、土壌面に対
して上下昇降自在となるよう該車台5の前端部へ装架す
る。また、該脱穀装置10の一側にコンバインの操作制
御を行う操作装置12と、この操作のための操作席13
とを設け、この操作席13の下方にエンジン14を配設
して車体15を構成する。
説明する。コンバインの車台5の下部側に、土壌面を走
行する左右一対の走行クロ−ラ6を有する走行装置7を
配設し、該車台5上に、フィ−ドチエン8に挟持して供
給される穀稈を脱穀し、この脱穀された穀粒を選別回収
して一時貯留するグレンタンク9を備えた脱穀装置10
を配設する。この脱穀装置10の前方側に立毛穀稈を分
草し引き起こして刈り取ると共に、この刈り取った穀稈
を後方側へ搬送しながら横倒れ姿勢に変更して該フィ−
ドチエン8へ受け渡しする刈取装置11を、土壌面に対
して上下昇降自在となるよう該車台5の前端部へ装架す
る。また、該脱穀装置10の一側にコンバインの操作制
御を行う操作装置12と、この操作のための操作席13
とを設け、この操作席13の下方にエンジン14を配設
して車体15を構成する。
【0009】エンジン14からの動力を走行装置7の走
行用のミッションケ−ス16へ伝達し、図2に示すごと
く、このミッションケ−ス16の変速連動機構を形成す
るギヤトレ−ンの経路中に位置する操向クラッチ軸17
に、左右の操向クラッチ18を滑動自在に設け、この操
向クラッチ18をセンタギヤ19との噛合によりクラッ
チとして入り切りさせる左右のシフタ20を各々シフタ
軸21へ軸承すると共に、該操向クラツチ18の切りに
より作用させる左右のブレ−キ22を各々該操向クラッ
チ18の端部へ配設する。
行用のミッションケ−ス16へ伝達し、図2に示すごと
く、このミッションケ−ス16の変速連動機構を形成す
るギヤトレ−ンの経路中に位置する操向クラッチ軸17
に、左右の操向クラッチ18を滑動自在に設け、この操
向クラッチ18をセンタギヤ19との噛合によりクラッ
チとして入り切りさせる左右のシフタ20を各々シフタ
軸21へ軸承すると共に、該操向クラツチ18の切りに
より作用させる左右のブレ−キ22を各々該操向クラッ
チ18の端部へ配設する。
【0010】該シフタ20の一端部と駆動ア−ム軸23
に支承された左右のシフタ駆動ア−ム24の一端部とを
各々係合させると共に、このシフタ駆動ア−ム24の他
端部を左右のプッシュピン25によって押圧可能に位置
させ、このプッシュピン25を油圧駆動による左右のプ
ッシュシリンダ26のピストンによって押圧させ、該シ
フタ20の作用により操向クラッチ18を切ると同時に
ブレ−キ22を加圧制動させて、この加圧力の増減によ
り進行方向の舵取り操向や旋回を行わせる構成とする。
なお、操向クラッチ18とブレ−キ22の機構は、本発
明の要旨を逸脱しないものであれば全て適応できる。
に支承された左右のシフタ駆動ア−ム24の一端部とを
各々係合させると共に、このシフタ駆動ア−ム24の他
端部を左右のプッシュピン25によって押圧可能に位置
させ、このプッシュピン25を油圧駆動による左右のプ
ッシュシリンダ26のピストンによって押圧させ、該シ
フタ20の作用により操向クラッチ18を切ると同時に
ブレ−キ22を加圧制動させて、この加圧力の増減によ
り進行方向の舵取り操向や旋回を行わせる構成とする。
なお、操向クラッチ18とブレ−キ22の機構は、本発
明の要旨を逸脱しないものであれば全て適応できる。
【0011】このように操向クラッチ18の切りとブレ
−キ22を加圧させるパワ−ステアリング2を前記操作
装置12の一側に配設し、オペレ−タによるパワ−ステ
アリング2の左右側への傾斜操作によって、図3に示す
如く、左右の操向クラッチ18及びブレ−キ22の作用
を切り替える操向クラッチ切替弁27と、操向クラッチ
18の切りに続いてブレ−キ22の制動加圧力を調節す
る左右の比例減圧弁1と、左右のプッシュシリンダ26
とを各々接続する油圧回路によって、操向や旋回作用に
対応してブレ−キ22の制御を行わせる構成とする。
−キ22を加圧させるパワ−ステアリング2を前記操作
装置12の一側に配設し、オペレ−タによるパワ−ステ
アリング2の左右側への傾斜操作によって、図3に示す
如く、左右の操向クラッチ18及びブレ−キ22の作用
を切り替える操向クラッチ切替弁27と、操向クラッチ
18の切りに続いてブレ−キ22の制動加圧力を調節す
る左右の比例減圧弁1と、左右のプッシュシリンダ26
とを各々接続する油圧回路によって、操向や旋回作用に
対応してブレ−キ22の制御を行わせる構成とする。
【0012】CPUを中心に配して演算制御や目標値の
設定等を行うコントロ−ラ3を該操作装置12近傍に内
装して、図4に示す如く、このコントロ−ラ3の入力側
に入力インタフェ−ス28を介して、該パワ−ステアリ
ング2の左右傾斜操作時の傾斜角度を検出するパワステ
ポジションセンサ29と、該左右の比例減圧弁1の圧力
を検出する左右の圧力センサ30とを各々接続すると共
に、出力側に出力インタフェ−ス31を介して該左右の
比例減圧弁1を接続する電気回路によって、前記油圧回
路の制御を行わせる構成とする。
設定等を行うコントロ−ラ3を該操作装置12近傍に内
装して、図4に示す如く、このコントロ−ラ3の入力側
に入力インタフェ−ス28を介して、該パワ−ステアリ
ング2の左右傾斜操作時の傾斜角度を検出するパワステ
ポジションセンサ29と、該左右の比例減圧弁1の圧力
を検出する左右の圧力センサ30とを各々接続すると共
に、出力側に出力インタフェ−ス31を介して該左右の
比例減圧弁1を接続する電気回路によって、前記油圧回
路の制御を行わせる構成とする。
【0013】該パワ−ステアリング2の左側又は右側へ
の傾斜操作により、パワステポジションセンサ29の検
出値が0から増大するに従って、比例減圧弁1の電磁コ
イルに流れる電流が増加し、図5に示す如く、ポジショ
ンセンサ値とブレ−キ油圧力との関係を示すカ−ブ(線
図)に沿ってブレ−キ油圧力は上昇し、最終段階では一
定電流を連続出力させてブレ−キ22がロック状態とな
る定電流駆動域に達する。
の傾斜操作により、パワステポジションセンサ29の検
出値が0から増大するに従って、比例減圧弁1の電磁コ
イルに流れる電流が増加し、図5に示す如く、ポジショ
ンセンサ値とブレ−キ油圧力との関係を示すカ−ブ(線
図)に沿ってブレ−キ油圧力は上昇し、最終段階では一
定電流を連続出力させてブレ−キ22がロック状態とな
る定電流駆動域に達する。
【0014】この定電流駆動域において、例えば、図6
のフロ−チャ−トに示す如く、比例減圧弁1が駆動中で
あり且つ連続駆動中であるときは、このときのブレ−キ
油圧力を圧力センサ30により検出し、この検出値と予
めコントロ−ラ3に設定される目標値との偏差を算出
し、この偏差から、図7の如く、ブレ−キ油圧力と比例
減圧弁1の駆動オンタイム(駆動パルスのデュ−ティ
比)との間の圧力特性を示す複数段の圧力カ−ブ(線
図)を設定するブレ−キモ−ド4のうちから、偏差が目
標値の圧力特性Sより大きいときは圧力特性Nを選択決
定し、圧力特性Sより小さいときは圧力特性N′を選択
決定して、各々自動的に選択した圧力特性N又はN′に
従って比例減圧弁1を駆動させることにより、比例減圧
弁1の加工精度のバラツキや圧油の温度差による電磁コ
イル抵抗値の変化等に関係なく、最適のブレ−キ制御を
行うことができるので、パワ−ステアリング2の操作フ
ィ−リングが向上する。
のフロ−チャ−トに示す如く、比例減圧弁1が駆動中で
あり且つ連続駆動中であるときは、このときのブレ−キ
油圧力を圧力センサ30により検出し、この検出値と予
めコントロ−ラ3に設定される目標値との偏差を算出
し、この偏差から、図7の如く、ブレ−キ油圧力と比例
減圧弁1の駆動オンタイム(駆動パルスのデュ−ティ
比)との間の圧力特性を示す複数段の圧力カ−ブ(線
図)を設定するブレ−キモ−ド4のうちから、偏差が目
標値の圧力特性Sより大きいときは圧力特性Nを選択決
定し、圧力特性Sより小さいときは圧力特性N′を選択
決定して、各々自動的に選択した圧力特性N又はN′に
従って比例減圧弁1を駆動させることにより、比例減圧
弁1の加工精度のバラツキや圧油の温度差による電磁コ
イル抵抗値の変化等に関係なく、最適のブレ−キ制御を
行うことができるので、パワ−ステアリング2の操作フ
ィ−リングが向上する。
【0015】また、ブレ−キモ−ド4の選択について
は、前記の如く一定電流を連続出力させる方法でなくと
も、図8のフロ−チャ−トに示す如く、比例減圧弁1が
駆動中であれば、この発生しているブレ−キ油圧力を圧
力センサ30により検出し、この検出値と予めコントロ
−ラ3に設定している目標値との偏差を算出し、この偏
差から、図9に示す如く、ブレ−キ油圧力と比例減圧弁
1の駆動オンタイムとの間の圧力特性を示す複数段の圧
力カ−ブ(線図)を設定するブレ−キモ−ド4によっ
て、圧力特性Sのカ−ブに沿ってp0圧力を発生させる
ために駆動オンタイムt0でコントロ−ラ3に設定して
いるブレ−キ油圧力の目標値に対して、例えば、実際に
発生検出された圧力がp1の場合圧力特性N′が適合す
るので、以後圧力特性N′を選択決定して駆動オンタイ
ムt1で比例減圧弁1を駆動させることによりp0圧力
を得るようにする。
は、前記の如く一定電流を連続出力させる方法でなくと
も、図8のフロ−チャ−トに示す如く、比例減圧弁1が
駆動中であれば、この発生しているブレ−キ油圧力を圧
力センサ30により検出し、この検出値と予めコントロ
−ラ3に設定している目標値との偏差を算出し、この偏
差から、図9に示す如く、ブレ−キ油圧力と比例減圧弁
1の駆動オンタイムとの間の圧力特性を示す複数段の圧
力カ−ブ(線図)を設定するブレ−キモ−ド4によっ
て、圧力特性Sのカ−ブに沿ってp0圧力を発生させる
ために駆動オンタイムt0でコントロ−ラ3に設定して
いるブレ−キ油圧力の目標値に対して、例えば、実際に
発生検出された圧力がp1の場合圧力特性N′が適合す
るので、以後圧力特性N′を選択決定して駆動オンタイ
ムt1で比例減圧弁1を駆動させることによりp0圧力
を得るようにする。
【0016】このように、比例減圧弁1の圧力特性を、
コントロ−ラ3に設定した複数段のブレ−キモ−ド4の
うちから、圧力特性Sに沿う圧力特性N又はN′のカ−
ブを選択決定することにより、比例減圧弁1の加工精度
のバラツキ等に関係なく最適のブレ−キ制御を行うこと
ができるので、パワ−ステアリング2の操作フィ−リン
グが向上する。
コントロ−ラ3に設定した複数段のブレ−キモ−ド4の
うちから、圧力特性Sに沿う圧力特性N又はN′のカ−
ブを選択決定することにより、比例減圧弁1の加工精度
のバラツキ等に関係なく最適のブレ−キ制御を行うこと
ができるので、パワ−ステアリング2の操作フィ−リン
グが向上する。
【0017】また、ブレ−キモ−ド4の選択について
は、前記の如き選択方法以外に、図10のフロ−チャ−
トに示す如く、比例減圧弁1が駆動中であれば、この発
生しているブレ−キ油圧力を圧力センサ30により検出
し、この検出値と予めコントロ−ラ3に設定している目
標値との偏差を算出し、この偏差から、図11に示す如
く、ブレ−キ油圧力と比例減圧弁1の駆動オンタイムと
の間の圧力特性を示す圧力カ−ブ(線図)によって、油
温(圧油の温度により比例減圧弁1の電磁コイルの抵抗
値が変化)が、例えば標準温,高温,低温の三段階に変
化したときの圧力特性S,H,Lのブレ−キモ−ド4を
設定し、標準温時の圧力特性Sのカ−ブに沿ってp0圧
力を発生させるために駆動オンタイムt0でコントロー
ラ3に設定しているブレーキ油圧力の目標値に対して、
例えば、実際に発生検出された圧力がp1の場合低温時
の圧力特性Lが適合するので、以後圧力特性Lを選択決
定して駆動オンタイムt1で比例減圧弁1を駆動させる
ことによりp0圧力を得るようにする。
は、前記の如き選択方法以外に、図10のフロ−チャ−
トに示す如く、比例減圧弁1が駆動中であれば、この発
生しているブレ−キ油圧力を圧力センサ30により検出
し、この検出値と予めコントロ−ラ3に設定している目
標値との偏差を算出し、この偏差から、図11に示す如
く、ブレ−キ油圧力と比例減圧弁1の駆動オンタイムと
の間の圧力特性を示す圧力カ−ブ(線図)によって、油
温(圧油の温度により比例減圧弁1の電磁コイルの抵抗
値が変化)が、例えば標準温,高温,低温の三段階に変
化したときの圧力特性S,H,Lのブレ−キモ−ド4を
設定し、標準温時の圧力特性Sのカ−ブに沿ってp0圧
力を発生させるために駆動オンタイムt0でコントロー
ラ3に設定しているブレーキ油圧力の目標値に対して、
例えば、実際に発生検出された圧力がp1の場合低温時
の圧力特性Lが適合するので、以後圧力特性Lを選択決
定して駆動オンタイムt1で比例減圧弁1を駆動させる
ことによりp0圧力を得るようにする。
【0018】このように、比例減圧弁1の圧力特性を、
コントローラ3に設定した複数段のブレ−キモ−ド4の
うちから、圧油の温度条件により圧力特性Sに沿う圧力
特性H又はLのカーブを選択決定することにより、油温
に関係なく最適のブレ−キ制御を行うことができるの
で、パワ−ステアリング2の操作フィ−リングが向上す
る。
コントローラ3に設定した複数段のブレ−キモ−ド4の
うちから、圧油の温度条件により圧力特性Sに沿う圧力
特性H又はLのカーブを選択決定することにより、油温
に関係なく最適のブレ−キ制御を行うことができるの
で、パワ−ステアリング2の操作フィ−リングが向上す
る。
【0019】また、前記の如きブレ−キモ−ド4選択の
際に、圧力センサ30によりブレ−キ油圧力の検出が行
われるが、この検出時におけるサンプリングの方法とし
て、図12のフロ−チャ−トに示す如く、比例減圧弁1
の駆動パルスの立ち上がりによって、サンプリングのタ
イマセットを行うと同時に、サンプリングのカウンタを
1にセットする。次に、サンプリングのカウントがn箇
(図13参照)に達していないときは、サンプリングを
タイマアップさせて圧力センサ値を読み込み、読み込ん
だ圧力センサ値を加算する。次に、サンプリングがn箇
に達したとき圧力センサ値の平均値を算出すると共に、
サンプリングのカウントをプラス1して次のサンプリン
グを行う。
際に、圧力センサ30によりブレ−キ油圧力の検出が行
われるが、この検出時におけるサンプリングの方法とし
て、図12のフロ−チャ−トに示す如く、比例減圧弁1
の駆動パルスの立ち上がりによって、サンプリングのタ
イマセットを行うと同時に、サンプリングのカウンタを
1にセットする。次に、サンプリングのカウントがn箇
(図13参照)に達していないときは、サンプリングを
タイマアップさせて圧力センサ値を読み込み、読み込ん
だ圧力センサ値を加算する。次に、サンプリングがn箇
に達したとき圧力センサ値の平均値を算出すると共に、
サンプリングのカウントをプラス1して次のサンプリン
グを行う。
【0020】これらのサンプリングは、図13に示す如
く、圧力センサ値のサンプリングを比例減圧弁1の駆動
周期に同期させ、且つ1周期内のサンプリング値の平均
値を算出することにより、圧力センサ30による圧力値
の検出を正確に行うことができるので、比例減圧弁1に
よるブレ−キ油圧力の的確な制御によりパワ−ステアリ
ング2の操作フィ−リングが向上する。なお、上記の如
き単一周期内のサンプリングの平均値に限らずとも、複
数周期のサンプリングの平均値を算出するようにしても
よい。
く、圧力センサ値のサンプリングを比例減圧弁1の駆動
周期に同期させ、且つ1周期内のサンプリング値の平均
値を算出することにより、圧力センサ30による圧力値
の検出を正確に行うことができるので、比例減圧弁1に
よるブレ−キ油圧力の的確な制御によりパワ−ステアリ
ング2の操作フィ−リングが向上する。なお、上記の如
き単一周期内のサンプリングの平均値に限らずとも、複
数周期のサンプリングの平均値を算出するようにしても
よい。
【図1】コンバインの全体を示す側面図。
【図2】ミッションケ−スの操向クラッチとブレ−キ部
分を示した平断面図。
分を示した平断面図。
【図3】ブレ−キ装置の油圧回路を示すブロック図。
【図4】ブレ−キ装置の制御回路を示すブロック図。
【図5】パワ−ステアリングの傾斜角度とブレ−キ油圧
力との関係を示す線図。
力との関係を示す線図。
【図6】比例減圧弁を駆動する圧力特性の選択手順を示
すフロ−チャ−ト図。
すフロ−チャ−ト図。
【図7】ブレ−キ油圧力と比例減圧弁の駆動オンタイム
との間の圧力特性を示す線図。
との間の圧力特性を示す線図。
【図8】比例減圧弁を駆動する圧力特性の選択手順を示
すフロ−チャ−ト図。
すフロ−チャ−ト図。
【図9】ブレーキ油圧力と比例減圧弁の駆動オンタイム
との間の圧力特性を示す線図。
との間の圧力特性を示す線図。
【図10】比例減圧弁を駆動する圧力特性の選択手順を
示すフロ−チャ−ト図。
示すフロ−チャ−ト図。
【図11】ブレ−キ油圧力と比例減圧弁の駆動オンタイ
ムとの間の圧力特性を示す線図。
ムとの間の圧力特性を示す線図。
【図12】圧力センサによるサンプリングの手順を示す
フロ−チャ−ト図。
フロ−チャ−ト図。
【図13】圧力センサによるサンプリングの波形を示す
線図。
線図。
1. 比例減圧弁 2. パワ−ステアリング 3. コントロ−ラ 4. ブレ−キモ−ド
Claims (1)
- 【請求項1】比例減圧弁1を介してブレ−キ油圧力を制
御するコンバインのパワ−ステアリング2において、該
比例減圧弁1に一定電流を通したときのブレ−キ油圧力
の検出値と、設定によるブレ−キ油圧力の目標値との偏
差から、予めコントロ−ラ3に設定された該比例減圧弁
1の駆動量とブレ−キ油圧力との間の圧力特性を示す複
数段のブレ−キモ−ド4のうち、最適のブレ−キモ−ド
4を自動選択してブレ−キ制御を行うことを特徴とする
コンバインのブレ−キ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6874194A JPH07274673A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | コンバインのブレ−キ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6874194A JPH07274673A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | コンバインのブレ−キ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07274673A true JPH07274673A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13382517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6874194A Pending JPH07274673A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | コンバインのブレ−キ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07274673A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108253968A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-07-06 | 国网浙江省电力公司温州供电公司 | 基于三维激光的绕障方法 |
CN114802430A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-07-29 | 山推工程机械股份有限公司 | 一种车辆转向控制方法、控制装置及工程车辆 |
-
1994
- 1994-04-06 JP JP6874194A patent/JPH07274673A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108253968A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-07-06 | 国网浙江省电力公司温州供电公司 | 基于三维激光的绕障方法 |
CN108253968B (zh) * | 2017-12-08 | 2024-02-06 | 国网浙江省电力公司温州供电公司 | 基于三维激光的绕障方法 |
CN114802430A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-07-29 | 山推工程机械股份有限公司 | 一种车辆转向控制方法、控制装置及工程车辆 |
CN114802430B (zh) * | 2022-05-31 | 2023-08-15 | 山推工程机械股份有限公司 | 一种车辆转向控制方法、控制装置及工程车辆 |
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