JPH07273641A - 比較回路 - Google Patents

比較回路

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JPH07273641A
JPH07273641A JP6087720A JP8772094A JPH07273641A JP H07273641 A JPH07273641 A JP H07273641A JP 6087720 A JP6087720 A JP 6087720A JP 8772094 A JP8772094 A JP 8772094A JP H07273641 A JPH07273641 A JP H07273641A
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circuit
threshold
complement
input
input voltage
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JP6087720A
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Kokuriyou Kotobuki
国梁 寿
Sunao Takatori
直 高取
Makoto Yamamoto
山本  誠
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YOUZAN KK
Yozan Inc
Sharp Corp
Original Assignee
YOUZAN KK
Yozan Inc
Sharp Corp
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Publication date
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Priority to US08/467,827 priority patent/US5568080A/en
Priority to US08/487,154 priority patent/US5563544A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ、あるいは多値入力を直接多値論理
で比較することができると共に、負の電圧を発生させる
必要のない比較回路を提供することを目的とする。 【構成】 第2の入力電圧Yを補数回路10を用いて所
定段階で量子化してその補数Y’に相当する電圧を出力
させ、一方の入力電圧Yの補数に相当する電圧Y’と他
方の入力電圧Xとをそれぞれ電圧の和が所定の閾値を越
えたときに出力が反転する2つの閾値回路20,30に
入力させると共に、2つの閾値回路20,30の出力の
組合せから入力電圧X,Yの大小関係を比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2つの入力信号の大
小関係を判定する比較回路に関し、特に、アナログある
いは多値の入力を直接比較することができる比較回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】2つの数値X,Yの大小を比較するため
には、X−Yの演算結果が正になるか、0になるか、負
になるかを判断すればよい。従来のディジタル技術で
は、2つのアナログ、多値の入力信号を一旦A/D変換
器によりディジタル信号に変換し、ビット毎に比較演算
を行なうことによりX−Yの結果を求めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の比較回路では回路規模が大きくなるという問
題がある。一方、上記の比較演算を多値論理で電圧レベ
ルの演算として実行しようとすると、比較結果によって
は負の電圧を発生させることとなり、電源の確保が繁雑
になるという問題がある。
【0004】
【発明の目的】この発明は、上述した従来技術の課題に
鑑みてなされたものであり、アナログ、あるいは多値入
力を直接多値論理で比較することができると共に、負の
電圧を発生させる必要のない比較回路を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる比較回
路は、上記の目的を達成させるため、第1、第2の入力
電圧X,Yのうち少なくとも一方の電圧を補数回路を用
いて所定段階で量子化してその補数に相当する電圧を出
力させ、一方の入力電圧の補数に相当する電圧と他方の
入力電圧とをそれぞれ電圧の和が所定の閾値を越えたと
きに出力が反転する2つの閾値回路に入力させると共
に、2つの閾値回路の出力の組合せから入力電圧X,Y
の大小関係を比較することを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、この発明にかかる比較回路の実施例を
説明する。この発明では、2つの多値入力X,Yの大小
関係を比較するに当り、従来のようにX−Yの演算を行
なう代わりに、R進数で一方の入力Yの補数Y’をY’
=R−Y−1により計算し、X+Y’の加算結果がR−
1より大きいときにX>Y、R−1に等しいときにX=
Y、R−1より小さいときにX<Yと判断することを特
徴としている。補数を用いた加算とすることにより、演
算結果が負となることがなく、電圧レベルでの演算時に
も負の電源電圧を確保する必要がない。
【0007】以下、上記演算を実行するための具体的な
回路を2例説明する。実施例1,2では、8進数により
補数を計算しており、したがって、表1に示すX+Y’
の演算結果が7より大きいときにX>Y、7に等しいと
きにX=Y、7より小さいときにX<Yと判断する。
【0008】
【表1】
【0009】
【実施例1】実施例1の比較回路は、図1に示されるよ
うに、第1、第2の入力電圧X,Yのうち少なくとも一
方、この例では第2の入力電圧Yのみを所定段階で量子
化してその補数に相当する電圧を出力するよう設けられ
た補数回路10と、一方の入力電圧Yの補数に相当する
電圧Y’と他方の入力電圧Xとが入力され、これらの電
圧の和が所定の閾値を越えたときに出力が反転する第
1、第2の閾値回路20,30とを備えている。
【0010】第1の閾値回路20の閾値は、量子化段階
の最大レベルより一段高い値、この例では多値8に設定
され、第2の閾値回路30の閾値は最大レベル、この例
では多値7に設定されている。
【0011】閾値回路20は、図2に示されるように、
並列接続された4つのキャパシタンスC20,C21,C2
2,C23と、これらのキャパシタンスの共通出力を入力
とする2つのMOS型トランジスタT01,T02から構成
されるソースフォロワーとを備えている。キャパシタン
スC20,C21,C22には、それぞれ入力電圧X,Y’、
基準電圧Vdが入力され、キャパシタンスC23は接地さ
れている。
【0012】nMOS型トランジスタTr01のドレイン
にはバイアス電圧Vdが印加され、そのソースはpMO
S型トランジスタTr02のドレインに接続されている。
両トランジスタのゲートは、互いに接続されてキャパシ
タンスの接続点に接続されており、pMOS型トランジ
スタTr02のソースは接地されている。
【0013】閾値回路30も同様に容量結合されたキャ
パシタンスとソースフォロワーとから構成されている。
これらの閾値回路20,30は、入力電圧の和が所定の
閾値レベルを越えない場合には非反転で0Vを出力し、
越えた場合に反転して基準電圧Vdを出力する。
【0014】2つの閾値回路20,30の出力A,Bの
組合せは、以下の表2に示すとおりであり、第1、第2
の閾値回路の出力が共に反転したときにはX>Y、第2
の閾値回路のみが反転したときにはX=Y、共に非反転
のときにはX<Yであると判断できる。実施例では、こ
れらの閾値回路の出力A,Bを判定回路40に入力し、
比較結果を表示、あるいは信号として他の回路に出力す
るよう構成されている。
【0015】
【表2】
【0016】次に、上記の比較回路で使用されている補
数回路10について説明する。補数回路10は、閾値の
異なる閾値回路が複数並列に設けられて構成され、入力
電圧を各閾値回路に入力すると共に、各閾値回路の出力
を所定の重み付けで加算して補数を得る。
【0017】入力電圧は、段階的な多値でもよいし、連
続的なアナログ値でもよい。アナログ値で入力される場
合には、補数回路10により所定段階に量子化されるこ
ととなる。
【0018】実施例の補数回路10は、図3に示される
ように、それぞれ入力電圧が多値4,2,1となったと
きに出力が反転するよう接続された3つの閾値回路1
1,12,13と、それぞれの閾値回路の出力a,b,
cを重み付けをして加算する加算回路14とを備え、ア
ナログ入力電圧Aを3ビット段階の多値電圧に量子化す
ると共に、量子化した信号に対して8進数における補数
に対応した信号電圧Y'を出力する。
【0019】アナログ入力電圧Yと量子化される多値デ
ータとの対応は、多値7に相当する最大レベルを基準電
圧Vdとして以下の表3に示される通りとなる。
【0020】
【表3】
【0021】各閾値回路11,12,13は、それぞれ
3,2,1の各ビットに対応しており、上位ビット相当
側の出力が下位ビット側の全ての閾値回路にアナログ入
力電圧Yと共に入力されるよう接続されている。また、
この接続には、各閾値回路がアナログ入力電圧Yの変化
に応じて段階的に反転、非反転を繰り返すよう所定の重
み付けがなされている。
【0022】各閾値回路は、最も段階の高い閾値回路を
除き、より上位の閾値回路の出力電圧と入力電圧Yとを
並列接続されたキャパシタンスにより容量結合してお
り、アナログ入力電圧と、より高い段階の閾値回路の出
力とを容量結合により加算し、入力の総和が閾値以下で
あると基準電圧Vdを出力し、閾値を越えると発火して
0Vを出力する。
【0023】キャパシタンスの容量は、n段階高い閾値
回路の出力に対して2nの重み付けをして入力させると
共に、入力電圧Yに対しては最も高い閾値回路の出力に
対する重み付けを2mとして、2m+1の重み付けをして入
力させるよう設定されている。
【0024】閾値回路11は、図4(a)に示されるよう
に、入力電圧Yが入力される2つのMOS型トランジス
タT11,T12から構成されるインバータを備えている。
インバータのスレッショルドレベルはVd/2であり、
入力電圧が多値4に相当するレベルを越えると発火す
る。
【0025】pMOS型トランジスタT11のドレインに
はバイアス電圧Vdが印加され、そのソースはnMOS
型トランジスタT12のドレインに接続されている。両ト
ランジスタのゲートは、互いに接続されてキャパシタン
スの接続点に接続されており、nMOS型トランジスタ
T12のソースは接地されている。
【0026】閾値回路12は、図4(b)に示されるよう
に、入力電圧Yと閾値回路11の出力aと基準電圧Vd
とが入力されるキャパシタンスC12a,C12b,C12c
と、接地されたキャパシタンスC12dと、これらのキャ
パシタンスの共通出力を入力とする2つのMOS型トラ
ンジスタT22,T22から構成されるインバータとを備え
ている。キャパシタンスC12a、C12b、C12c、C12dの
容量比は、4:2:1:1に設定されている。
【0027】同様にして閾値回路13は、図4(c)に示
されるように、入力電圧Yと閾値回路11,12の出力
a,bと基準電圧Vdとが入力されるキャパシタンスC
13a,C13b,C13c,C13dと、接地されたキャパシタン
スC13eと、これらのキャパシタンスの共通出力を入力
とする2つのMOS型トランジスタT31,T32から構成
されるインバータとを備えている。キャパシタンスC13
a,C13b,C13c,C13d,C13eの容量比は、8:4:
2:1:1に設定されている。
【0028】各キャパシタンスの静電容量をCi、各キ
ャパシタンスに対する入力電圧をViとすると、閾値回
路内のキャパシタンスにより容量結合された電圧Vout
は、以下の式(1)で表される。
【0029】
【数1】Vout=(ΣCi・Vi)/(ΣCi) …(1)
【0030】閾値回路11,12,13の閾値は、すべ
てVd/2で共通である。閾値回路12,13は、上記
の容量結合された電圧VoutがVd/2を越えると発火
して出力が反転する。
【0031】アナログ入力電圧Yに対する各閾値回路の
出力は、以下の表4に示される通りとなる。なお、電圧
については表内では数値のみで示しているが、実際の電
圧は全て表記される数値に基準電圧Vdを乗じた値とな
る。また、Vout12,Vout13は、それぞれ閾値回路1
2,13のインバータ前の容量結合による電圧を上記の
(1)式により計算した結果を示している。インバータの
反転、非反転は、この値Vout12,Vout13がVd/2よ
り小さい場合には非反転でVdを出力し、大きい場合に
は反転して0を出力する。
【0032】
【表4】 閾値回路11 入力電圧Y 0 1/8 2/8 3/8 4/8 5/8 6/8 7/8 8/8 出力a 1 1 1 1 0 0 0 0 閾値回路12 入力電圧Y×4 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5 4 入力a×2 2 2 2 2 2 0 0 0 0 Vd 1 1 1 1 1 1 1 1 1 Vout12 3/8 3.5/8 4/8 4.5/8 5/8 3.5/8 4/8 4.5/8 5/8 出力b 1 1 0 0 1 1 0 0 閾値回路13 入力電圧Y×8 0 1 2 3 4 5 6 7 8 入力a×4 4 4 4 4 4 0 0 0 0 入力b×2 2 2 2 0 0 2 2 0 0 Vd 1 1 1 1 1 1 1 1 1 Vout13 7/16 8/16 9/16 8/16 9/16 8/16 9/16 8/16 9/16 出力c 1 0 1 0 1 0 1 0
【0033】閾値回路に接続された加算回路14は、図
5に示されるように、並列接続されたキャパシタンスC
14a,C14b,C14c,C14d,C14eにより構成されてい
る。各閾値回路11,12,13の出力a,b,cは、
それぞれキャパシタンスC14a,C14b,C14cに入力さ
れると共に、キャパシタンスC14dには基準電圧Vdが
入力され、キャパシタンスC14eは接地されている。
【0034】キャパシタンスC14a,C14b,C14c,C1
4d,C14eの容量は、閾値回路11,12,13の出力
に段階に応じた2nの重み付け、すなわちここでは4:
2:1の重み付けをするため、8:4:2:1:1の比
となるよう設定されている。各閾値回路の出力に重み付
けをして表すと、入力電圧Yと加算回路14の出力との
関係は以下の表5の通りとなり、出力電圧Y'が入力電
圧Yに対して8進数の補数となる。
【0035】
【表5】 入力電圧Y 0 1/8 2/8 3/8 4/8 5/8 6/8 7/8 8/8 a×8 8 8 8 8 0 0 0 0 入力b×4 4 4 0 0 4 4 0 0 c×2 2 0 2 0 2 0 2 0 Vd 1 1 1 1 1 1 1 1 出力Y' 15/16 13/16 11/16 9/16 7/16 5/16 3/16 1/16
【0036】出力電圧Y'として表5に示すように境界
値の中間レベルの値を採用することにより、境界値をそ
のまま利用する場合と比較して、この出力Y'を受ける
回路側での誤判断の可能性を減少させることができる。
境界値をそのまま利用する場合には、例えば出力電圧が
5Vd/8であった場合、ノイズによる微小な電圧変動
が生じた場合に、これを多値4と判断するか5と判断す
るかが微妙となり、論理に誤差が混入する可能性があ
る。
【0037】なお、図5の加算回路14では、容量結合
された電圧をそのまま出力している。前述した容量結合
に関する式(1)が成立するのは、出力側のインピーダン
スがほぼ無限大の場合であるため、この加算回路14に
接続される回路の入力インピーダンスが無限大であれば
よいが、これが保証されない場合には、出力側にC−M
OSソースフォロワを用いることが望ましい。
【0038】上記の実施例では、全てのインバータのス
レッショルドレベルは、Vd/2で共通であり、また、
電圧0〜Vdを8段階に等分割するため、上述したよう
なキャパシタンスの容量配分となっている。ただし、ス
レッショルドレベルを個々に異なる値に設定する場合
や、電圧を他の方法で分割する場合には、このキャパシ
タンスの容量配分も異なったものとなる。
【0039】
【実施例2】図6は、実施例2の比較回路を示す回路図
である。実施例2の回路は、入力電圧X,Yの両者につ
いて補数回路10,10が設けられ、第1の閾値回路2
0には、第1の入力電圧Xの補数X’と第2の入力電圧
Yとが入力され、第2の閾値回路30には、第1の入力
電圧Xと第2の入力電圧Yの補数Y’とが入力されてい
る。これらの第1、第2の閾値回路20,30の閾値
は、量子化段階の最大レベル、この例では多値7に設定
されている。
【0040】上記の構成によると、以下の表5に示すよ
うに、第1、第2の閾値回路20,30の出力A,Bが
共に反転したときにはX=Y、第1の閾値回路20のみ
が反転したときにはX<Y、第2の閾値回路30のみが
反転したときにはX>Yであると判断することができ
る。この実施例では、閾値回路20,30の出力を判定
回路40に入力し、判定回路40内で上記の出力A,B
の関係から比較結果を求め、これを表示し、あるいはデ
ータとして他の回路に出力する構成とされている。
【0041】
【表6】
【0042】先に述べた実施例1の回路では、第1の閾
値回路20の閾値を量子化レベルより一段高い値に設定
する必要があるため、第2の閾値回路30の量子化段階
が3ビットで足りるのに対し、例えば4ビットの量子化
段階を用意しなければならず、回路規模が若干大きくな
る。これに対して実施例2では、第1、第2の閾値回路
のいずれも閾値7の同一の回路を用いることができ、回
路構成がより容易となる。
【0043】図7は、図1と同様の比較回路を単一のブ
ロックとして考えた場合の回路図である。図1に示した
ように比較回路を複数の回路ブロックの組み合せとして
考えると、回路ブロックはそれぞれのブロック内で一定
の作用を持つ回路として完成されている必要がある。し
かしながら、比較回路として用いる場合には、必ずしも
各構成回路が単独で完成している必要はない。
【0044】図7の例では、補数回路に相当する部分の
出力を加算回路を通さずにパラレルで出力し、これらを
直接第1、第2閾値回路のキャパシタンスに印加してい
る。このような構成により、図1の回路と比較して全体
の部品数を削減することができる。
【0045】補数回路10に相当する部分は、閾値回路
11に相当するインバータINV11、閾値回路12に相
当するキャパシタンスC12a,C12b,C12c,C12dとイ
ンバータINV12との組み合せ、閾値回路13に相当す
るキャパシタンスC13a,C13b,C13c,C13d,C13e
とインバータINV13との組み合せにより構成されてい
る。
【0046】また、第1閾値回路20に相当する部分
は、並列接続された5つのキャパシタンスC20,C21,
C22,C23,C24と、これらの共通出力に接続されたイ
ンバータINV20とから構成されている。キャパシタン
スC20にはX、C21にはインバータINV11の出力、C
22にはINV12の出力、C23にはINV13の出力が印加
され、C24は接地されている。これらのキャパシタンス
C20,C21,C22,C23,C24の容量比は8:4:2:
1:1であり、インバータINV20は入力電圧の合計が
多値の8を越えると反転する。
【0047】さらに、第2閾値回路30に相当する部分
は、並列接続された5つのキャパシタンスC30,C31,
C32,C33,C34と、これらの共通出力に接続されたイ
ンバータINV30とから構成されている。キャパシタン
スC30にはX、C31にはインバータINV11の出力、C
32にはINV12の出力、C33にはINV13の出力が印加
され、C34には基準電圧Vdが印加されている。これら
のキャパシタンスC30,C31,C32,C33,C34の容量
比も8:4:2:1:1であり、インバータINV30は
入力電圧の合計が多値の7を越えると反転する。
【0048】図7の構成によっても、図1の回路と同様
にしてX,Yの大小関係に応じて出力A,Bが表2の関
係により定まる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、補数の概念を導入することにより、入力電圧の大小
関係を電圧レベルで求める際に、負の電源を設ける必要
がなく、回路構成が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1にかかる比較回路の回路
図である。
【図2】 図1の閾値回路の回路図である。
【図3】 図1の補数回路の回路図である。
【図4】 図3の補数回路内の閾値回路の回路図であ
る。
【図5】 図3の補数回路内の加算回路の回路図であ
る。
【図6】 この発明の実施例2にかかる比較回路の回路
図である。
【図7】 実施例1の比較回路の変形例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
10 補数回路 11,12,13 閾値回路(補数回路内) 14 加算回路 20 閾値回路 30 閾値回路 40 判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 5/08 Z H03M 1/34 (72)発明者 山本 誠 東京都世田谷区北沢3−5−18 鷹山ビル 株式会社鷹山内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2の入力電圧X,Yのうち少な
    くとも一方の電圧を所定段階で量子化してその補数に相
    当する電圧を出力するよう設けられた補数回路と、 一方の入力電圧の補数に相当する電圧と他方の入力電圧
    とが入力され、これらの電圧の和が所定の閾値を越えた
    ときに出力が反転する第1、第2の閾値回路とを備え、 前記2つの閾値回路の出力の組合せから入力電圧X,Y
    の大小関係を比較することを特徴とする比較回路。
  2. 【請求項2】 前記補数回路は、前記第2の入力電圧Y
    についてのみ設けられ、前記第1、第2の閾値回路に
    は、それぞれ前記第1の入力電圧Xと前記第2の入力電
    圧Yの補数Y’とが入力されると共に、前記第1の閾値
    回路の閾値は前記量子化段階の最大レベルより一段高く
    設定され、第2の閾値回路の閾値は前記最大レベルに設
    定されていることを特徴とする請求項1に記載の比較回
    路。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2の閾値回路の出力が共に
    反転したときにはX>Y、第2の閾値回路のみが反転し
    たときにはX=Y、共に非反転のときにはX<Yである
    と判断する判定手段を備えていることを特徴とする請求
    項2に記載の比較回路。
  4. 【請求項4】 前記補数回路は、前記入力電圧X,Yの
    両者について設けられ、前記第1の閾値回路には、前記
    第1の入力電圧Xの補数X’と前記第2の入力電圧Yと
    が入力され、前記第2の閾値回路には、前記第1の入力
    電圧Xと前記第2の入力電圧Yの補数Y’とが入力さ
    れ、前記第1、第2の閾値回路の閾値は前記量子化段階
    の最大レベルに設定されていることを特徴とする請求項
    1に記載の比較回路。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2の閾値回路の出力が共に
    反転したときにはX=Y、第1の閾値回路のみが反転し
    たときにはX<Y、第2の閾値回路のみが反転したとき
    にはX>Yであると判断する判定手段を備えていること
    を特徴とする請求項4に記載の比較回路。
  6. 【請求項6】 前記補数回路は、閾値の異なる閾値回路
    が複数並列に設けられて構成され、入力電圧を各閾値回
    路に入力すると共に、各閾値回路の出力を所定の重み付
    けで加算して補数を得ることを特徴とする請求項1に記
    載の比較回路。
  7. 【請求項7】 2つの多値入力X,Yに対し、R進数で
    一方の入力Yの補数Y’をY’=R−Y−1により求め
    る補数計算手段と、X+Y’の加算結果がR−1より大
    きいときにX>Y、R−1に等しいときにX=Y、R−
    1より小さいときにX<Yの判断をする判定手段とを備
    えることを特徴とする比較回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102955072A (zh) * 2011-08-26 2013-03-06 马克西姆综合产品公司 用于电源的多模参数分析器

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