JPH0727326A - 蓄熱式燃焼装置 - Google Patents
蓄熱式燃焼装置Info
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- JPH0727326A JPH0727326A JP6093453A JP9345394A JPH0727326A JP H0727326 A JPH0727326 A JP H0727326A JP 6093453 A JP6093453 A JP 6093453A JP 9345394 A JP9345394 A JP 9345394A JP H0727326 A JPH0727326 A JP H0727326A
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- Japan
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- air chamber
- storage body
- burner
- air
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23L—SUPPLYING AIR OR NON-COMBUSTIBLE LIQUIDS OR GASES TO COMBUSTION APPARATUS IN GENERAL ; VALVES OR DAMPERS SPECIALLY ADAPTED FOR CONTROLLING AIR SUPPLY OR DRAUGHT IN COMBUSTION APPARATUS; INDUCING DRAUGHT IN COMBUSTION APPARATUS; TOPS FOR CHIMNEYS OR VENTILATING SHAFTS; TERMINALS FOR FLUES
- F23L15/00—Heating of air supplied for combustion
- F23L15/02—Arrangements of regenerators
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Air Supply (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 合理的な構成で廃熱回収率の向上と、騒音及
びNOx値の低減を図ると共に、コンパクトでメンテナ
ンスを容易とする。 【構成】 バーナ本体6の周囲に、セラミックハニカム
構造の第1及び第2の蓄熱体18a〜18dを周方向に
対して隣合わせで交互に配置する。ハウジングフレーム
1の後部には、第1の空気室15、連通路19を経て、
第1の蓄熱体を18a.18cに連通する経路と、空気
室16、連通孔20を経て第2の蓄熱体18b.18d
に連通する経路とを設け、バタフライ弁22,23を同
時に切り換え操作し、燃焼用二次空気A2及び排気Fの
通過経路を入れ換え、隣接する蓄熱体18a,18c
(18b,18d)を交互に通過するように構成する。
びNOx値の低減を図ると共に、コンパクトでメンテナ
ンスを容易とする。 【構成】 バーナ本体6の周囲に、セラミックハニカム
構造の第1及び第2の蓄熱体18a〜18dを周方向に
対して隣合わせで交互に配置する。ハウジングフレーム
1の後部には、第1の空気室15、連通路19を経て、
第1の蓄熱体を18a.18cに連通する経路と、空気
室16、連通孔20を経て第2の蓄熱体18b.18d
に連通する経路とを設け、バタフライ弁22,23を同
時に切り換え操作し、燃焼用二次空気A2及び排気Fの
通過経路を入れ換え、隣接する蓄熱体18a,18c
(18b,18d)を交互に通過するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種燃焼設備に使用
される燃焼装置、殊に、廃熱を回収して燃焼用二次空気
を予熱する蓄熱体を備えた蓄熱式燃焼装置に関するもの
である。
される燃焼装置、殊に、廃熱を回収して燃焼用二次空気
を予熱する蓄熱体を備えた蓄熱式燃焼装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】蓄熱体を用いて廃熱を回収する技術は、
古くから溶鉱炉やガラス溶解炉に適用されているが、近
年は、燃焼設備の省エネルギー対策にこの廃熱回収技術
が燃焼装置に応用されている。従来の燃焼装置は、2台
のバーナを備え、それぞれに蓄熱室が設けられている。
各バーナは交互に燃焼され、燃焼用二次空気は吸気口か
ら蓄熱室を通して一方のバーナに供給され、そこに発生
した排気は他方のバーナの蓄熱室を通し排気口から排出
される。こうすれば、一方のバーナの燃焼時に廃熱が他
方のバーナの蓄熱室内に収容されている蓄熱体に蓄えら
れるので、熱効率を向上させることができる。
古くから溶鉱炉やガラス溶解炉に適用されているが、近
年は、燃焼設備の省エネルギー対策にこの廃熱回収技術
が燃焼装置に応用されている。従来の燃焼装置は、2台
のバーナを備え、それぞれに蓄熱室が設けられている。
各バーナは交互に燃焼され、燃焼用二次空気は吸気口か
ら蓄熱室を通して一方のバーナに供給され、そこに発生
した排気は他方のバーナの蓄熱室を通し排気口から排出
される。こうすれば、一方のバーナの燃焼時に廃熱が他
方のバーナの蓄熱室内に収容されている蓄熱体に蓄えら
れるので、熱効率を向上させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の燃焼
装置によると、2台のバーナを使用するため、高価にな
るばかりでなく、交互点火に伴って大きな騒音が発生
し、しかも、排気中のNOx値も高くなるという問題点
があった。尚、1台のバーナに対して2つの蓄熱室を設
け、燃焼用二次空気が吸気口から一方の蓄熱室内の蓄熱
体を経て供給される経路と、燃焼により発生した排気を
他の蓄熱室内の蓄熱体を経て排気口から排出させる経路
とを付設し、それらの経路相互間に切り換え手段を設
け、各蓄熱体に燃焼用二次空気と排気とを交互通過させ
ることが考えられるものの、二系統の経路を新設するこ
とによって装置が大型、且つ煩雑化し、蓄熱体の交換を
始めとするメンテナンス上の問題が生ずる。
装置によると、2台のバーナを使用するため、高価にな
るばかりでなく、交互点火に伴って大きな騒音が発生
し、しかも、排気中のNOx値も高くなるという問題点
があった。尚、1台のバーナに対して2つの蓄熱室を設
け、燃焼用二次空気が吸気口から一方の蓄熱室内の蓄熱
体を経て供給される経路と、燃焼により発生した排気を
他の蓄熱室内の蓄熱体を経て排気口から排出させる経路
とを付設し、それらの経路相互間に切り換え手段を設
け、各蓄熱体に燃焼用二次空気と排気とを交互通過させ
ることが考えられるものの、二系統の経路を新設するこ
とによって装置が大型、且つ煩雑化し、蓄熱体の交換を
始めとするメンテナンス上の問題が生ずる。
【0004】そこで、この発明の課題は、安価な構成で
廃熱回収率を向上でき、騒音及びNOx値を低下できる
と共に、コンパクト化及びメンテナンス作業の向上を図
った蓄熱式燃焼装置を提供することにある。
廃熱回収率を向上でき、騒音及びNOx値を低下できる
と共に、コンパクト化及びメンテナンス作業の向上を図
った蓄熱式燃焼装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、バーナ本体と、そのバーナ本体に外
嵌される蓄熱体ホルダと、それらバーナ本体と蓄熱体ホ
ルダとを収容するハウジングフレームとを備え、前記蓄
熱体ホルダには、周方向に少なくとも第1の蓄熱体と第
2の蓄熱体とが交互に四以上の偶数個隣接して装着され
ると共に、後部にフランジ状をした二枚の隔壁を設け、
そのような蓄熱体ホルダを前記ハウジングフレームに収
容した状態で、前記隔壁の後方と隔壁間とに第1の空気
室と第2の空気室とを形成可能とし、前記隔壁間には、
第1の空気室から第1の蓄熱体に連通する連通路を設け
ると共に、蓄熱体側の隔壁に、第2の空気室から第2の
蓄熱体に連通する連通孔を設け、一方ハウジングフレー
ムには、吸気口と排気口、及び吸気口が前記第1又は第
2のいずれかの空気室に連通する接続を、他方の空気室
に連通する接続に切り換えると同時に、排気口が、前記
吸気口と接続されていない空気室に連通した接続を、他
方の空気室に連通する接続に切り換える切換機構を設
け、前記蓄熱体ホルダを、バーナ本体と共にハウジング
フレーム内から後方に挿脱可能で、更にその蓄熱体ホル
ダをバーナ本体から分離可能に構成した蓄熱式燃焼装置
である。
めに、この発明は、バーナ本体と、そのバーナ本体に外
嵌される蓄熱体ホルダと、それらバーナ本体と蓄熱体ホ
ルダとを収容するハウジングフレームとを備え、前記蓄
熱体ホルダには、周方向に少なくとも第1の蓄熱体と第
2の蓄熱体とが交互に四以上の偶数個隣接して装着され
ると共に、後部にフランジ状をした二枚の隔壁を設け、
そのような蓄熱体ホルダを前記ハウジングフレームに収
容した状態で、前記隔壁の後方と隔壁間とに第1の空気
室と第2の空気室とを形成可能とし、前記隔壁間には、
第1の空気室から第1の蓄熱体に連通する連通路を設け
ると共に、蓄熱体側の隔壁に、第2の空気室から第2の
蓄熱体に連通する連通孔を設け、一方ハウジングフレー
ムには、吸気口と排気口、及び吸気口が前記第1又は第
2のいずれかの空気室に連通する接続を、他方の空気室
に連通する接続に切り換えると同時に、排気口が、前記
吸気口と接続されていない空気室に連通した接続を、他
方の空気室に連通する接続に切り換える切換機構を設
け、前記蓄熱体ホルダを、バーナ本体と共にハウジング
フレーム内から後方に挿脱可能で、更にその蓄熱体ホル
ダをバーナ本体から分離可能に構成した蓄熱式燃焼装置
である。
【0006】
【作用】上記構成によれば、1台のバーナを連続的に燃
焼させることができるため、装置を安価に構成できると
ともに騒音も低下する。また、燃焼用空気及び排気が隣
接する蓄熱室を交互に通過するので、双方間の熱交換が
促進され、廃熱回収率が向上し、排気中のNOx値も低
下する。而も蓄熱体ホルダに設けられた隔壁とハウジン
グフレームに設けた切り換え機構とで2つの空気室を利
用した二系統の流路が構成され、コンパクト化が図れる
と共に、バーナ本体と蓄熱体ホルダとをハウジングフレ
ームから簡単に取り出せる。
焼させることができるため、装置を安価に構成できると
ともに騒音も低下する。また、燃焼用空気及び排気が隣
接する蓄熱室を交互に通過するので、双方間の熱交換が
促進され、廃熱回収率が向上し、排気中のNOx値も低
下する。而も蓄熱体ホルダに設けられた隔壁とハウジン
グフレームに設けた切り換え機構とで2つの空気室を利
用した二系統の流路が構成され、コンパクト化が図れる
と共に、バーナ本体と蓄熱体ホルダとをハウジングフレ
ームから簡単に取り出せる。
【0007】
【実施例】以下、この発明を具体化した実施例を図面に
基づいて説明する。図に示すように、燃焼装置のハウジ
ングフレーム1は、蓄熱部1aと吸排気部1bとが繋っ
た円筒状に形成され、前方が閉塞された先端面には、空
気穴2,2・・が、図1に示す蓄熱式燃焼装置からバー
ナタイルを省いた右側面図に示す如く、上下左右に夫々
落し込み形成された扇形の各エリアa,b,c,dに分
れて形成され、その前方にバーナタイル3を備え、又後
面が開放された基部の外周には、燃焼用二次空気A2を
導入する吸気口4と、排気Fを排出する排気口5とが設
けられている。6は前記ハウジングフレーム1の後方よ
りそのハウジングフレーム1の中心に挿通支持されるバ
ーナ本体であり、燃料ガスGの導入口7と一次空気A1
の導入口8とが設けられ、燃料ガス導入口7は燃料管9
に、一次空気導入口8は空気管10にそれぞれ接続さ
れ、燃料管9と空気管10とで構成される二重筒が先端
方向に延び、その二重筒部の基端に、フランジ状の閉塞
板11を有した構造となっている。バーナ本体6の前方
に延びた二重筒における空気管10の外周面と、ハウジ
ングフレーム1の内側面との間には、蓄熱体ホルダ12
が配置される。
基づいて説明する。図に示すように、燃焼装置のハウジ
ングフレーム1は、蓄熱部1aと吸排気部1bとが繋っ
た円筒状に形成され、前方が閉塞された先端面には、空
気穴2,2・・が、図1に示す蓄熱式燃焼装置からバー
ナタイルを省いた右側面図に示す如く、上下左右に夫々
落し込み形成された扇形の各エリアa,b,c,dに分
れて形成され、その前方にバーナタイル3を備え、又後
面が開放された基部の外周には、燃焼用二次空気A2を
導入する吸気口4と、排気Fを排出する排気口5とが設
けられている。6は前記ハウジングフレーム1の後方よ
りそのハウジングフレーム1の中心に挿通支持されるバ
ーナ本体であり、燃料ガスGの導入口7と一次空気A1
の導入口8とが設けられ、燃料ガス導入口7は燃料管9
に、一次空気導入口8は空気管10にそれぞれ接続さ
れ、燃料管9と空気管10とで構成される二重筒が先端
方向に延び、その二重筒部の基端に、フランジ状の閉塞
板11を有した構造となっている。バーナ本体6の前方
に延びた二重筒における空気管10の外周面と、ハウジ
ングフレーム1の内側面との間には、蓄熱体ホルダ12
が配置される。
【0008】この、蓄熱体ホルダ12には、後部にフラ
ンジ状をした二枚の隔壁13,14が設けられ、前記ハ
ウジングフレーム1内に、バーナ本体6とともに収容し
た状態で、ハウジングフレーム1の吸排気部1b内に、
前記隔壁13の後方、即ち隔壁13と閉塞板11との
間、及び隔壁13,14間とに夫々第1の空気室15と
第2の空気室16とが形成される。又蓄熱体ホルダ12
は、中心を貫通して前方へ突出した挿入筒17に、前記
バーナ本体6の空気管10を挿通することによって、バ
ーナ本体6に外嵌させることができ、更に、前記挿入筒
17には、第1の蓄熱体18a,18cと第2の蓄熱体
18b,18dとを周方向へ交互に四個隣接させた蓄熱
カートリッジ18が外嵌される。尚図1及び図3は、上
半分は垂直断面、下半分は水平断面を示すことによっ
て、第1の蓄熱体18a(18c)と第2の蓄熱体18
b(18d)とが同一図面に現れるようにした。又前記
隔壁13,14間には、第1の空気室15から第1の蓄
熱体18a,18cに連通される連通路19が設けられ
ていると共に、第2の空気室16から第2の蓄熱体18
b,18dに連通される連通孔20とが設けられてい
る。
ンジ状をした二枚の隔壁13,14が設けられ、前記ハ
ウジングフレーム1内に、バーナ本体6とともに収容し
た状態で、ハウジングフレーム1の吸排気部1b内に、
前記隔壁13の後方、即ち隔壁13と閉塞板11との
間、及び隔壁13,14間とに夫々第1の空気室15と
第2の空気室16とが形成される。又蓄熱体ホルダ12
は、中心を貫通して前方へ突出した挿入筒17に、前記
バーナ本体6の空気管10を挿通することによって、バ
ーナ本体6に外嵌させることができ、更に、前記挿入筒
17には、第1の蓄熱体18a,18cと第2の蓄熱体
18b,18dとを周方向へ交互に四個隣接させた蓄熱
カートリッジ18が外嵌される。尚図1及び図3は、上
半分は垂直断面、下半分は水平断面を示すことによっ
て、第1の蓄熱体18a(18c)と第2の蓄熱体18
b(18d)とが同一図面に現れるようにした。又前記
隔壁13,14間には、第1の空気室15から第1の蓄
熱体18a,18cに連通される連通路19が設けられ
ていると共に、第2の空気室16から第2の蓄熱体18
b,18dに連通される連通孔20とが設けられてい
る。
【0009】一方前記ハウジングフレーム1の基端部外
周に形成された吸気口4と排気口5は、仕切壁21,2
1により夫々二分割され、それら仕切壁21,21が前
記蓄熱体ホルダ12の隔壁13の周面に重なって、第1
の空気室15と第2の空気室16双方に対して連通可能
となっている。又吸気口4と排気口5とにはバタフライ
弁22,23が取り付けられていて、そのバタフライ弁
22,23を交互に開閉操作することで、吸気口4が前
記第1又は第2のいずれかの空気室15(16)に連通
する接続を、他方の空気室16(15)に連通する接続
に切り換えると同時に、排気口5が、前記吸気口4と接
続されていない空気室16(15)に連通した接続を、
他方の空気室15(16)に連通する接続に切り換える
切換機構を構成している。尚前記バタフライ弁22,2
3は、モータ、或はエアシリンダ等といった周知のアク
チュエータにより連動操作される。
周に形成された吸気口4と排気口5は、仕切壁21,2
1により夫々二分割され、それら仕切壁21,21が前
記蓄熱体ホルダ12の隔壁13の周面に重なって、第1
の空気室15と第2の空気室16双方に対して連通可能
となっている。又吸気口4と排気口5とにはバタフライ
弁22,23が取り付けられていて、そのバタフライ弁
22,23を交互に開閉操作することで、吸気口4が前
記第1又は第2のいずれかの空気室15(16)に連通
する接続を、他方の空気室16(15)に連通する接続
に切り換えると同時に、排気口5が、前記吸気口4と接
続されていない空気室16(15)に連通した接続を、
他方の空気室15(16)に連通する接続に切り換える
切換機構を構成している。尚前記バタフライ弁22,2
3は、モータ、或はエアシリンダ等といった周知のアク
チュエータにより連動操作される。
【0010】このように構成された蓄熱式燃焼装置は、
前記切換機構によって、燃焼用二次空気A2が、吸気口
4から第1の空気室15、連通路19、第1の蓄熱体を
18a.18c、空気穴2を経て供給されると共に、炉
内で発生した排気Fが、空気穴2から第2の蓄熱体18
b,18d、連通孔20、第2の空気室16を経て排気
口5から排出される経路と、その逆に、燃焼用二次空気
A2が吸気口4から第2の空気室16、連通孔20、第
2の蓄熱体18b.18d、空気穴2を経て供給される
と共に、炉内で発生した排気Fが、空気穴2、第1の蓄
熱体18a,18c、連通管19、第1の空気室15を
経て排気口5から排出される経路とを選択できる。この
ように、バーナが燃焼作動中に、バタフライ弁22,2
3の同時操作によって経路を切り換え、燃焼用二次空気
A2及び排気Fが隣接する第1と第2の蓄熱体を交互に
通過するように構成されている。
前記切換機構によって、燃焼用二次空気A2が、吸気口
4から第1の空気室15、連通路19、第1の蓄熱体を
18a.18c、空気穴2を経て供給されると共に、炉
内で発生した排気Fが、空気穴2から第2の蓄熱体18
b,18d、連通孔20、第2の空気室16を経て排気
口5から排出される経路と、その逆に、燃焼用二次空気
A2が吸気口4から第2の空気室16、連通孔20、第
2の蓄熱体18b.18d、空気穴2を経て供給される
と共に、炉内で発生した排気Fが、空気穴2、第1の蓄
熱体18a,18c、連通管19、第1の空気室15を
経て排気口5から排出される経路とを選択できる。この
ように、バーナが燃焼作動中に、バタフライ弁22,2
3の同時操作によって経路を切り換え、燃焼用二次空気
A2及び排気Fが隣接する第1と第2の蓄熱体を交互に
通過するように構成されている。
【0011】又前記バーナ本体6は、図2に示す如く、
蓄熱体ホルダ12を嵌着させたまま、ハウジングフレー
ム1内から後方に挿脱可能となっていて、更にそれらバ
ーナ本体6と蓄熱体ホルダ12とは簡単に分離でき、カ
ートリッジ式の蓄熱体ごとの交換を容易としている。
蓄熱体ホルダ12を嵌着させたまま、ハウジングフレー
ム1内から後方に挿脱可能となっていて、更にそれらバ
ーナ本体6と蓄熱体ホルダ12とは簡単に分離でき、カ
ートリッジ式の蓄熱体ごとの交換を容易としている。
【0012】上記のように構成された蓄熱式燃焼装置に
よれば、1台のバーナを連続的に燃焼作動させることが
できるため、点火音等による騒音がなくなり、従来と比
較し廃熱回収率が向上し、排気中のNOx値も低下す
る。しかも4個以上の蓄熱体が隣合わせに配置されてい
るので、2個の蓄熱室を分離した従来と比べ、蓄熱体相
互の熱交換が促進され、排熱の利用効率が向上した。
よれば、1台のバーナを連続的に燃焼作動させることが
できるため、点火音等による騒音がなくなり、従来と比
較し廃熱回収率が向上し、排気中のNOx値も低下す
る。しかも4個以上の蓄熱体が隣合わせに配置されてい
るので、2個の蓄熱室を分離した従来と比べ、蓄熱体相
互の熱交換が促進され、排熱の利用効率が向上した。
【0013】更に、蓄熱体をハウジングフレームに内蔵
すると共に、蓄熱体ホルダに設けた隔壁、連通路及び連
通孔と、ハウジングフレームに形成した吸入口と排気口
及び隔壁並びにバタフライ弁とにより、切り換え可能な
二系統の流路をハウジングフレーム内に効率良く形成し
たので、シンプルな構造で而もコンパクト化が図れ、メ
ンテナンスも容易となった。尚本発明において、蓄熱体
の数は4個に限定されず、それ以上の偶数個であっても
よい。その他、この発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状
並びに構成を適宜に変更して具体化することも可能であ
る。
すると共に、蓄熱体ホルダに設けた隔壁、連通路及び連
通孔と、ハウジングフレームに形成した吸入口と排気口
及び隔壁並びにバタフライ弁とにより、切り換え可能な
二系統の流路をハウジングフレーム内に効率良く形成し
たので、シンプルな構造で而もコンパクト化が図れ、メ
ンテナンスも容易となった。尚本発明において、蓄熱体
の数は4個に限定されず、それ以上の偶数個であっても
よい。その他、この発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状
並びに構成を適宜に変更して具体化することも可能であ
る。
【0014】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明によれ
ば、燃焼用二次空気及び排気が隣接配置された蓄熱体を
交互に通過するように構成したので、安価な構造で廃熱
回収率を向上できるとともに、1台のバーナが連続的に
燃焼するため騒音を低下でき、しかも、NOx値を低下
でき、更に合理的な構造によって、メンテナンスが容易
であるという優れた効果を奏する。
ば、燃焼用二次空気及び排気が隣接配置された蓄熱体を
交互に通過するように構成したので、安価な構造で廃熱
回収率を向上できるとともに、1台のバーナが連続的に
燃焼するため騒音を低下でき、しかも、NOx値を低下
でき、更に合理的な構造によって、メンテナンスが容易
であるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す蓄熱式燃焼装置の断面
図である。
図である。
【図2】図1に示す蓄熱式燃焼装置からバーナタイルを
省いた右側面図である。
省いた右側面図である。
【図3】ハウジングフレーム、バーナ本体、蓄熱体ホル
ダを分離した蓄熱式燃焼装置の断面図である。
ダを分離した蓄熱式燃焼装置の断面図である。
1・・ハウジングフレーム、1a・・蓄熱部、1b・・
吸排気部、2・・空気穴、3・・バーナタイル、4・・
吸気口、5・・排気口、6・・バーナ本体、7・・燃料
ガス導入口、8・一次空気導入口、9・・燃料管、10
・・空気管、11・・閉塞板、12・・蓄熱体ホルダ、
13,14・・隔壁、15・・第1の空気室、16・・
第2の空気室、17・・挿入筒、18・・蓄熱体カート
リッジ、18a,18c・・第1の蓄熱体、18b,1
8d・・第2の蓄熱体、19・・連通路、20・・連通
孔、21・・仕切壁、22,23・・バタフライ弁、
a,b,c,d・・エリア、G・・燃料ガス、A1・・
一次空気、A2・・二次空気、F・・排気。
吸排気部、2・・空気穴、3・・バーナタイル、4・・
吸気口、5・・排気口、6・・バーナ本体、7・・燃料
ガス導入口、8・一次空気導入口、9・・燃料管、10
・・空気管、11・・閉塞板、12・・蓄熱体ホルダ、
13,14・・隔壁、15・・第1の空気室、16・・
第2の空気室、17・・挿入筒、18・・蓄熱体カート
リッジ、18a,18c・・第1の蓄熱体、18b,1
8d・・第2の蓄熱体、19・・連通路、20・・連通
孔、21・・仕切壁、22,23・・バタフライ弁、
a,b,c,d・・エリア、G・・燃料ガス、A1・・
一次空気、A2・・二次空気、F・・排気。
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
Claims (1)
- 【請求項1】 バーナ本体と、そのバーナ本体に外嵌さ
れる蓄熱体ホルダと、それらバーナ本体と蓄熱体ホルダ
とを収容するハウジングフレームとを備え、前記蓄熱体
ホルダには、周方向に少なくとも第1の蓄熱体と第2の
蓄熱体とが交互に四以上の偶数個隣接して装着されると
共に、後部にフランジ状をした二枚の隔壁を設け、その
ような蓄熱体ホルダを前記ハウジングフレームに収容し
た状態で、前記隔壁の後方と隔壁間とに第1の空気室と
第2の空気室とを形成可能とし、前記隔壁間には、第1
の空気室から第1の蓄熱体に連通する連通路を設けると
共に、蓄熱体側の隔壁に、第2の空気室から第2の蓄熱
体に連通する連通孔を設け、一方ハウジングフレームに
は、吸気口と排気口、及び吸気口が前記第1又は第2の
いずれかの空気室に連通する接続を、他方の空気室に連
通する接続に切り換えると同時に、排気口が、前記吸気
口と接続されていない空気室に連通した接続を、他方の
空気室に連通する接続に切り換える切換機構を設け、前
記蓄熱体ホルダを、バーナ本体と共にハウジングフレー
ム内から後方に挿脱可能で、更にその蓄熱体ホルダをバ
ーナ本体から分離可能に構成したことを特徴とする蓄熱
式燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6093453A JP2756916B2 (ja) | 1993-05-10 | 1994-05-02 | 蓄熱式燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10827993 | 1993-05-10 | ||
JP5-108279 | 1993-05-10 | ||
JP6093453A JP2756916B2 (ja) | 1993-05-10 | 1994-05-02 | 蓄熱式燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727326A true JPH0727326A (ja) | 1995-01-27 |
JP2756916B2 JP2756916B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=26434816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6093453A Expired - Lifetime JP2756916B2 (ja) | 1993-05-10 | 1994-05-02 | 蓄熱式燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2756916B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0715123A3 (en) * | 1994-10-14 | 1997-09-17 | Toyota Motor Co Ltd | Industrial furnace, burner and regenerative combustion process |
CN103175193A (zh) * | 2011-12-23 | 2013-06-26 | 丹尼尔和科菲森梅克尼齐有限公司 | 低NOx排放自身再生式燃烧系统 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100921720B1 (ko) * | 2008-03-04 | 2009-10-15 | 한국에너지기술연구원 | 고효율 자기축열식버너 |
-
1994
- 1994-05-02 JP JP6093453A patent/JP2756916B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0715123A3 (en) * | 1994-10-14 | 1997-09-17 | Toyota Motor Co Ltd | Industrial furnace, burner and regenerative combustion process |
EP0931983A3 (en) * | 1994-10-14 | 1999-09-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | An industrial furnace and a burner for conducting regenerative combustion and a combustion method therefor |
CN103175193A (zh) * | 2011-12-23 | 2013-06-26 | 丹尼尔和科菲森梅克尼齐有限公司 | 低NOx排放自身再生式燃烧系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2756916B2 (ja) | 1998-05-25 |
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Legal Events
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