JPH0727213B2 - 筒状感光性樹脂構造物の製造法 - Google Patents

筒状感光性樹脂構造物の製造法

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JPH0727213B2
JPH0727213B2 JP60186482A JP18648285A JPH0727213B2 JP H0727213 B2 JPH0727213 B2 JP H0727213B2 JP 60186482 A JP60186482 A JP 60186482A JP 18648285 A JP18648285 A JP 18648285A JP H0727213 B2 JPH0727213 B2 JP H0727213B2
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、フレキソ印刷用樹脂版その他の目的に用いる
印刷版用の継ぎ目のない(シームレスの)筒状の感光性
樹脂構造物を製造する方法に関するものである。
従来の技術 凸版、特にフレキソ版のシームレス樹脂版を感光性樹脂
を用いて製造する方法として、従来、次の方法が知られ
ている。
(1)感光性樹脂層を筒状支持部材に外部塗布により形
成する方法。たとえば、スチールシリンダー上に所定の
厚さ(たとえば約1.5mm)を持つ硬化ポリマー層を接着
剤を用いて取り付け、その上から所定厚(たとえば約1.
0mm)に未硬化感光性樹脂層を塗布形成する方法。
(2)感光性樹脂シートを筒状支持部材に巻き付け、継
ぎ目を加熱、加圧により一体に接合する方法。たとえ
ば、未露光の感光性樹脂シートをシリンダーの外径に沿
って正確に巻き付け、収縮フィルムをこの上から巻き付
けた後、減圧、加熱することによりシートを軟化して接
合部分を均質化し、熱間中にカレンダー加工装置で表面
を平滑にする方法。
(3)二重管の外管と内管との間隙に液状の感光性樹脂
液を充填し、固化する方法。
(4)回転している円筒状壁の内面上に、液状の光重合
性成形材料を遠心力によって塗布し、紫外線照射により
硬化させる方法(特開昭55-15195号公報参照)。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記(1)の方法は、硬化した感光性樹
脂シートをシリンダー上に貼り付けるときに継ぎ目がで
きるため、その上から未硬化感光性樹脂層を塗布形成す
るときに継ぎ目の部分で膜厚が不均一になりやすいこ
と、所定の厚さにまで未硬化感光性樹脂層を塗布するた
めには、塗布操作および乾燥操作を多数回行わなければ
ならないが、その際の工程操作が著しく複雑となり、し
かも塗布厚が均一になりにくいことなどの問題点があ
る。
上記(2)の方法は、未露光の感光性樹脂シートをシリ
ンダーに巻き付けて両端部を正確に合致させる作業が熟
練者であっても難しい上、接合部を均質化するために加
熱を要するため、未露光シートの品質を損ねることがあ
り、さらには接合部は厳密には均質にはならないので、
微細で連続調の画像を得る場合支障を来すおそれがあっ
た。
上記(3)の方法は、膜厚を均一にするためには二重管
の作成に高度の寸法精度が要求される上、得られる筒状
感光性樹脂シートに気泡が入りやすいという重大な欠点
がある。
上記(4)の方法は、得られる印刷版の強度が不足し、
そのままでは印刷版として使いづらいという問題点があ
る。
本発明は、このような状況に鑑み、均一膜厚の継ぎ目の
ない筒状の感光性樹脂構造物であって、内面に特定の筒
状支持体を有する印刷版用の筒状感光性樹脂構造物を製
造する工業的に有利な方法を提供することを目的とする
ものである。
問題点を解決するための手段 本発明の印刷版用の筒状感光性樹脂構造物の製造法は、
印刷版用の継ぎ目のない筒状の感光性樹脂構造物を製造
するにあたり、筒体内部に感光性樹脂液を供給すると共
に、この筒体を高速回転させて遠心力により感光性樹脂
液を筒体内面に均一に付着させながら固化させること、
および該感光性樹脂液により形成した層に接触しうる外
径を有しかつ袋織りにより得られた筒状のシームレス織
物からなる筒状支持体を、前記感光性樹脂液が完全固化
に至る前に挿入し、さらに回転を続行して固化を行うこ
とを特徴とするものである。
以下、本発明の製造法を詳細に説明する。
本発明における感光性樹脂液としては、次のようなタイ
プのものが用いられる。このうち、溶剤揮散により固化
するもの、加熱により硬化するもの、あるいは逆に冷却
により固化するものが有用である。
(a)光重合性モノマーと高分子とからなる光重合組成
系 この系に属するものとしては、たとえば、単官能性モノ
マーを高分子マトリックス中で光重合するタイプ、多官
能性モノマーを高分子マトリックス中で光重合するタイ
プまたはこれに単官能性モノマーを加えたタイプ、単官
能性モノマーをプレポリマー中で光重合するタイプ、多
官能性モノマーと単官能性モノマーとをプレポリマー中
で光重合するタイプ、プレポリマーとポリマーとからな
るタイプなどがあげられる。
光重合性モノマーとしては、多価アルコールのアクリル
酸エステル、ウレタン型アクリル酸エステル、多価カル
ボン酸の不飽和エステル、不飽和酸アミド、アセチレン
性不飽和基含有モノマー、グリシジル基含有モノマーな
どが例示され、高分子としては、エポキシ樹脂、ポリエ
ステル、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリアミド、ポ
リアクリル酸またはマレイン酸共重合体、シリコーン樹
脂、セルロース系樹脂、合成ゴム系ポリマーをはじめと
する各種のポリマーまたはプレポリマーが例示される。
(b)感光性化合物と高分子とからなる系 この系に属するものとしては、感光性化合物として重ク
ロム酸塩を用いるもの、芳香族ジアゾ化合物を用いるも
の、芳香族アジド化合物を用いるもの、有機ハロゲン化
合物を用いるもの、光重合開始剤による不飽和高分子の
橋かけによるものなどがあげられる。
(c)感光基を持つ高分子からなる系 この系に属するものとしては、シンナモイル基を有する
高分子、ジアゾ基を有する高分子、アジド基を有する高
分子などがあげられる。
そして本発明においては、このような感光性樹脂液を用
いて以下のようにして印刷版用の筒状構造物を製造す
る。
すなわち、金属その他の材質からなる筒体をその中心線
がほぼ水平方向になるように配置し、この筒体を低速回
転させながら適当な供給具により感光性樹脂液を筒体内
部に注ぎ、ついで筒体を高速回転させる。この高速回転
により筒体内面に付着した感光性樹脂液は遠心力により
筒体内面に拡散され、気泡を含まない状態で均一膜厚の
層が形成されるので、高速回転を続けた状態で溶剤揮
散、加熱、冷却、その他の手段によりこの膜を固化させ
る。
このうち加熱手段としては、赤外線ヒーター、電熱ヒー
ター、加熱気体の導入などの手段が採用される。加熱
は、筒体の外部または内部のいずれかの側から行っても
よく、あるいは筒体の内外双方から行ってもよい。
なお、筒体の回転中に系を減圧条件に移行させれば、目
的物である筒状感光性樹脂構造物に気泡が入るおそれが
さらに減少し、また、溶剤揮散により固化を図るとき
は、溶剤の揮散が容易となるので有利である。
感光性樹脂液として溶剤希釈タイプのものを用いれば、
加熱または減圧による溶剤揮散により固化が図られ、感
光性樹脂液として加熱により硬化するタイプのものを用
いれば、この加熱により樹脂の硬化が進んで固化が図ら
れ、また感光性樹脂液として熱可塑性タイプの感光性樹
脂を溶融したものを用いれば、冷却により固化が図られ
る。
なお、筒体に若干のテーパーをもたせれば、感光性樹脂
液の粘度および筒体の回転速度をコントロールすること
により、直円筒状でなく若干のテーパーをもった筒状感
光性樹脂構造物または膜厚が一端から他端に向かってし
だいに厚くなる筒状感光性樹脂構造物を得ることができ
るので、使用に際しシリンダーへの装着およびシリンダ
ーからの取り外しを容易にすることができる。
そして、本発明においては、筒体を高速回転させて遠心
力により感光性樹脂液を筒体内面に均一に付着させると
共に、該感光性樹脂液により形成した層に接触しうる外
径を有しかつ袋織りにより得られた筒状のシームレス織
物からなる筒状支持体を前記感光性樹脂液が完全固化に
至る前に挿入し、さらに回転を続行して固化を行い、筒
状支持体と一体化した筒状感光性樹脂構造物を製造す
る。
なおこの際、筒状支持体挿入後、さらにその内部に樹脂
液を供給して遠心力により均一に拡散させながら固化
し、この筒状支持体を補強することもできる。
このようにして得られる印刷版用の継ぎ目のない筒状感
光性樹脂構造物は、凸版印刷用樹脂版、特にフレキソ印
刷用の樹脂版として有用であり、そのほか、ロータリー
スクリーン印刷用樹脂版、凹版用樹脂版、平版用樹脂版
の目的にも用いることができる。
作用 筒体内部に供給された感光性樹脂液は、筒体を高速回転
させるときの遠心力により筒体内面に拡散して気泡を含
まない均一膜厚の層が形成する。この層を高速回転を続
行させながら溶剤揮散、加熱、冷却、その他の手段によ
り固化させれば、円周方向に完全に均質な継ぎ目のない
真円の筒状構造物が得られる。そして感光性樹脂液が完
全固化に至る前に、袋織りにより得られた筒状のシーム
レス織物からなる筒状支持体を挿入し、さらに回転を続
行して固化を行えば、内面側に筒状支持体が密着配置し
た印刷版用の筒状感光性樹脂構造物を工業的に有利に得
ることができる。
そしてこの印刷版用の筒状感光性樹脂構造物を製版すれ
ば、シームレス柄の画像を得ることができる。
実施例 次に実施例をあげて、本発明をさらに説明する。以下、
「部」、「%」とあるのは重量基準で示したものであ
る。
実施例1 第5図は本発明の方法を実施する際に使用する装置の一
例を示した一部切欠き正面図、第6図はその左側面図で
ある。
(1)は金属製の筒体であって、中心線が水平になるよ
うに配置されており、その外周両端近くにおいてそれぞ
れ上方1個所および下方2個所において支持ロール(2
3)・・によって支えられている。筒体(1)の基端側
延出部外周には従動ギヤ(24)が設けられている。な
お、筒体(1)内周の両端部は、堰(4)を形成するよ
うに段ちがいに構成してある。
筒体(1)の基端側延出部の下側には、箱体(5)に駆
動ギヤ(25)が駆動軸(26)と共に回転するように取り
付けてあり、筒体(1)の従動ギヤ(24)はこの駆動ギ
ヤ(25)に噛み合うかたちとなっている。
図中、他の符号の意味は後述の第1〜2図のものと同じ
である。
第7〜8図は、第5〜6図に示した装置における筒体
(1)の内部に感光性樹脂液を供給するための供給具の
例を示したものであって、この供給具はC字状の断面を
している。第7図が巾方向の断面図、第8図が長さ方向
の部分断面図であり、(22)が長尺の「とい」状の供給
具、(A)が感光性樹脂液である。
上記装置を用いて、次のようにして印刷版用の筒状感光
性樹脂構造物の製造を行った。
感光性樹脂液(A)としては、スチレン含量42%のスチ
レン−ブタジエンブロックコポリマー100部、、分子量1
000のポリブタジエン25部、テトラエチレングリコール
ジアクリレート4部、トリメチロールプロパントリアク
リレート14部、ベンゾインイソプロピルエーテル0.8
部、メチルヒドロキノン0.01部およびメチルエチルケト
ン120部よりなる組成物を用いた。
感光性樹脂液(A)を入れた供給具(22)を筒体(1)
を貫通してセットし、モーター(12)を作動させて筒体
(1)を60rpmで低速回転させながら感光性樹脂液
(A)を入れた供給具(22)を静かに反転させて感光性
樹脂液(A)を注ぎ、その後供給具(22)を引き抜い
た。
次に筒体(1)を600rpmで高速回転させたところ、感光
性樹脂液(A)は遠心力により筒体(1)内面に均一に
付着した。筒体(1)の高速回転を続行しながら、図示
せざる気体導入口から加熱空気を導入すると共に、図示
せざる気体排出口から箱体(5)内の雰囲気を排出する
と、筒体(1)内面に付着した感光性樹脂液(A)は次
第に乾燥固化していった。
半固化の状態になったとき、一旦筒体(1)の回転を止
めて箱体(5)の扉(6)をはずし、筒状支持体(27)
の一例としての筒状のシームレス織物(袋織りにより製
織したもので、感光性樹脂液により形成した層に接触し
うる外径を有するもの)を筒体(1)内面に形成した半
固化状態の感光性樹脂層にぴったりと合うようにはめこ
み、続いて筒体(1)の高速回転を再開して感光性樹脂
層の完全固化を行った。
固化完了後、筒体(1)の回転を止め、筒体(1)から
筒状の構造物を剥離して引き出したところ、筒状支持体
(27)の外周面に厚さ4.0mmの感光性樹脂固化層(B)
が積層した第9図に断面図を示したような筒状構造物が
得られた。
実施例2 第1図は本発明の方法を実施する際に使用する装置の一
例を示した一部切欠き正面図、第2図はその左側面図で
ある。
(1)は金属製の筒体であって、その中心線が水平にな
るように配置されており、その基端側側面は側板(2)
により閉鎖されている。筒体(1)は、その側板(2)
の外部に取り付けた回転軸(3)周りに低速および高速
回転可能に構成されている。
(4)は筒体(1)の遊端側内部に設けた堰である。な
お図示は省略したが、この堰(4)に代えてまたはこの
堰(4)と共に、中心部が開口した蓋を着脱自在に設け
てもよい。
(5)は筒体(1)全体を覆う箱体で、筒体(1)の遊
端側には扉(6)が設けてあり、この扉(6)にはガラ
ス板よりなる窓(7)が取り付けてある。(8)はこの
扉(6)を開閉する把手、(9)はヒンジである。
(10)は、箱体(5)の内部の4隅に設けた加熱源の一
例としての赤外線ヒーターである。
また第1〜2図中、(11)は基台、(12)は回転軸
(3)を回転させるためのモーター、(13)はモーター
(12)の駆動軸に取り付けたプーリー、(14)は回転軸
(3)に取り付けたプーリー、(15)はこれら両プーリ
ー(13),(14)を連絡するベルトである。(16)は操
作パネルで、(17)はスイッチ、(18)は真空ゲージ、
(19)はスピード回転計、(20)は温度コントロールで
ある。(21)は筒体(3)に設けた温度センサーであ
る。
第3〜4図は、第1〜2図に示した装置における筒体
(1)の内部に感光性樹脂液を供給するための供給具の
例を示したものであって、第3図が巾方向の断面図、第
4図が長さ方向の部分断面図であり、(22)が長尺の
「とい」状の供給具、(A)が感光性樹脂液である。
上記装置を用いて、次のようにして印刷版用の筒状感光
性樹脂構造物の製造を行った。感光性樹脂液(A)とし
ては、実施例1で用いたのと同じものを用いた。
箱体(5)の扉(6)をあけて、感光性樹脂液(A)を
入れた供給具(12)を、第1図に破線で示したように筒
体(1)の奥にまで挿し込み、モーター(12)を作動さ
せて筒体(1)を100rpmで低速回転させながら供給具
(22)を静かに反転させて感光性樹脂液(A)を注ぎ、
ついで供給具(22)を引き出してから箱体(5)の扉
(6)を閉め、筒体(1)を1000rpmで高速回転させ
て、感光性樹脂液(A)を遠心力により筒体(1)内面
に均一に付着させた。この状態で筒体(1)の高速回転
を続行しながら加熱源(10)としての赤外線ヒーターに
より加熱乾燥を行うと共に、真空ゲージ(17)を操作し
て箱体(5)および筒体(1)内を減圧条件下におく
と、筒体(1)内面に付着した感光性樹脂液(A)は次
第に固化していった。
半固化の状態になったとき、一旦筒体(1)の回転を止
めて箱体(5)の扉(6)をはずし、実施例1の場合と
同じ筒状のシームレス織物からなる筒状支持体(27)を
筒体(1)内面に形成した半固化状態の感光性樹脂層に
ぴったりと合うようにはめこみ、続いて筒体(1)の高
速回転を再開して感光性樹脂層の完全固化を行った。
固化完了後、筒体(1)の回転を止め、筒体(1)から
筒状の構造物を剥離して引き出したところ、筒状支持体
(27)の外周面に厚さ7.0mm、膜厚精度±0.1mm以下の感
光性樹脂固化層(B)が積層した筒状構造物が得られ
た。
発明の効果 本発明によれば、均一膜厚の継ぎ目のない筒状の感光性
樹脂構造物であって、内面に特定の筒状支持体を有する
印刷版用の筒状感光性樹脂構造物を工業的に有利に製造
することができる。この構造物を製版すれば、連続調の
画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する際に使用する装置の一
例を示した一部切欠き正面図、第2図はその左側面図で
ある。 第3〜4図は、第1〜2図に示した装置における筒体
(1)の内部に感光性樹脂液を供給するための供給具の
例を示したものであって、第3図が巾方向の断面図、第
4図が長さ方向の部分断面図である。 第5図は本発明の方法を実施する際に使用する装置の一
例を示した一部切欠き正面図、第6図はその左側面図で
ある。 第7〜8図は、第5〜6図に示した装置における筒体
(1)の内部に感光性樹脂液を供給するための供給具の
例を示したものであって、第7図が巾方向の断面図、第
8図が長さ方向の部分断面図である。第9図は得られた
筒状構造物の断面図である。 (1)……筒体、(2)……側板、(3)……回転軸、
(4)……堰、(5)……箱体、(6)……扉、(7)
……窓、(8)……把手、(9)……ヒンジ、(10)…
…加熱源、(11)……基台、(12)……モーター、(1
3),(14)……プーリー、(15)……ベルト、(16)
……操作パネル、(17)……スイッチ、(18)……真空
ゲージ、(19)……スピード回転計、(20)……温度コ
ントロール、(21)……温度センサー、(22)……供給
具、(23)……支持ロール、(24)……従動ギヤ、(2
5)……駆動ギヤ、(26)……駆動軸、(27)……筒状
支持体、(A)……感光性樹脂液、(B)……感光性樹
脂固化層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷版用の継ぎ目のない筒状の感光性樹脂
    構造物を製造するにあたり、筒体内部に感光性樹脂液を
    供給すると共に、この筒体を高速回転させて遠心力によ
    り感光性樹脂液を筒体内面に均一に付着させながら固化
    させること、および該感光性樹脂液により形成した層に
    接触しうる外径を有しかつ袋織りにより得られた筒状の
    シームレス織物からなる筒状支持体を、前記感光性樹脂
    液が完全固化に至る前に挿入し、さらに回転を続行して
    固化を行うことを特徴とする印刷版用の筒状感光性樹脂
    構造物の製造法。
JP60186482A 1985-08-24 1985-08-24 筒状感光性樹脂構造物の製造法 Expired - Lifetime JPH0727213B2 (ja)

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