JPH07271962A - 試料パターン読み取り装置 - Google Patents

試料パターン読み取り装置

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JPH07271962A
JPH07271962A JP6085708A JP8570894A JPH07271962A JP H07271962 A JPH07271962 A JP H07271962A JP 6085708 A JP6085708 A JP 6085708A JP 8570894 A JP8570894 A JP 8570894A JP H07271962 A JPH07271962 A JP H07271962A
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義隆 中村
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永典 奈須
Toshiaki Ito
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平板状の試料から発光する微弱な発光パター
ンを読み取るための試料パターン読み取り装置を提供す
る。 【構成】 平板状で発光する試料パターンを読み取る試
料パターン読み取り装置において、読み取り対象の試料
を載置するステージ手段と、前記試料パターンから発光
する光を集光する集光手段と、前記ステージ手段と前記
集光手段とを相対的に移動させる移動手段と、前記集光
手段により集光された試料パターンの光を所定の区画に
分割し、前記区画からの光を1次元状で選択的に受光す
る受光手段と、前記受光手段で受光した光信号を電気信
号に変換するための光電変換手段と、前記光電変換手段
からの電気信号をディジタル信号に変換し、1次元状で
選択的に受光した区画の光信号から画像の再構成を行う
データ処理手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平板状で発光する試料
パターンを読み取る試料パターン読み取り装置に関し、
特に、平板状の試料から発光する微弱な発光パターンを
読み取るための試料パターン読み取り装置に関する。
【0002】
【従来に技術】従来から、生体高分子の蛋白質,核酸の
分画や構造解析には、ゲル電気泳動法による分析手法が
多く用いられる。ゲル電気泳動法は、微量な試料を適切
に分析できるので、ゲル電気泳動法が用いられる場合
は、取得できる試料の量が限られている場合が多い。こ
のため、分析処理では限られた試料を用いるため、特
に、確実で、高い検出感度が要求される。
【0003】したがって、従来においては、入手できる
試料の量が少ない場合、分析する対象の試料を放射性同
位体で標識し、ゲルに試料を注入して電気泳動を行った
後、そのゲルをx線フィルムなどに貼付て露光し、その
x線フィルムに転写された放射性同位体による露光のパ
ターンを読み取ることにより、試料の電気泳動パターン
として読み取っていた。
【0004】しかし、放射性同位体は危険であり、取扱
を厳重に管理しなければならない。そのため、近年で
は、化学発光を用いて高感度で電気泳動パターンを検出
する化学発光法が開発されるに至っている。このような
化学発光法では、試料に標識した酵素などの物質と発光
基質を混合することによって得られる化学反応による化
学発光で、フィルムを感光させて試料パターンを得る。
【0005】化学発光法による読み取り法に関する開発
を報告した文献の例として「C. Martin, L. Bresnick,
R. R. Juo. J. C. Voyata, and I. Bronstein 1991:
“Improved Chemiluminescent DNA Sequencing", Bio T
echniques 8, 110〜113」がある。これらの手法は、原理
的にDNAの塩基配列決定やサザンブロッティング,ウ
ェスタンブロッティング,ノザンブロッティングなどの
各種の実験に使用されている。
【0006】ゲル電気泳動法による試料パターンの読み
取りでは、通常の場合、電気泳動を完了した後、ゲルか
ら試料をメンブレン上に転写して固定し、発光に関与す
る酵素を標識したプローブなどをハイブリダイゼーショ
ンすることにより、対象とする試料断片を特異的に発光
させる。発光のメカニズムに関しては上記文献を含めて
多くの試薬メーカから試薬が発売され、説明書に説明さ
れており、特に、後に説明する本発明の要部と直接的に
関係しないので、ここでの説明を省略する。
【0007】酵素による発光時間は、試薬の種類によっ
て異なるが、10数分から数時間程度持続する。フィル
ムへの露光は、発光状態となっている試料が転写されて
いるメンブレンを樹脂製の透明バッグに入れ、遮光した
ケース内で可視光に感光する高感度フィルムを密着させ
て、試料からの発光にあわせて露路時間を調整しなが
ら、例えば10〜30分程度で実施する。ここでの高感
度フィルムとしては、放射性同位体による露光に用いら
れるx線フィルムなどが使用可能である。感光したフィ
ルムは、現像し、目視によるパターンの解析を行う。ま
た、露光したフィルムの画像は、CCDカメラ,イメー
ジスキャナなどの画像読み取り装置を用いて読み取り、
各種の画像分析ソフトウェアにより解析を行う。
【0008】ところで、上述したような従来の技術にお
いて、化学発光検出法による電気泳動パターン読み取り
では、化学発光によって発生した光を直接読み込む場
合、発光する光が非常に微弱な光であるため、特に、超
高感度で読み取ることが必要とされる。このため、冷却
型CCDカメラなどの高価な高感度読み取り装置が必要
となる。また、CCDカメラによるイメージの取り込み
は、拡大縮小が自由である面でフレキシブルであるが、
試料相互の比較時には、泳動距離など標準となる尺度を
同時に読み込む必要があり、また、その換算など煩わし
いという問題点がある。
【0009】これに対し、1次元密着型センサを用いた
スキャナは、読み取りの距離的な精度を正確に読み取る
利点があるが、その反面、高感度が要求される場合にお
いても、高感度で読み取る装置が開発されていない。
【0010】また、フィルムを直接読み取るイメージス
キャナが開始されているが、フィルム感度の非直線性の
ため定量分析に向かないという問題点がある。フィルム
を用いる試料パターンの分析方法は、一旦、高感度フィ
ルムに露光して、現像する作業と、当該フィルムをフィ
ルム読み取り装置に装着する作業と、更に、試料パター
ンを読み取る作業とが必要であり、その一連の作業が煩
雑な上、適切な露光時間により、露光を行なわないと、
目的の試料の発光パターンが捕らえられなかったり、バ
ックグランドノイズが上昇するなど、実験の再現性や信
頼性に欠けるという問題点もある。
【0011】本発明は、これらの問題点を解決するため
になされたものであり、本発明の目的は、定量性が高
く、安価で、高感度で、平板状の試料から発光する微弱
な発光パターンを読み取る試料パターン読み取り装置を
提供することにある。また、本発明の他の目的は、定量
性を高めるため、発光の時間的な変化を補正して読み取
ることができる試料パターン読み取り装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明の第1の特徴とする試料パターン読み
取り装置は、平板状で発光する試料パターンを読み取る
試料パターン読み取り装置において、読み取り対象の試
料を載置するステージ手段と、前記試料パターンから発
光する光を集光する集光手段と、前記ステージ手段と前
記集光手段とを相対的に移動させる移動手段と、前記集
光手段により集光された試料パターンの光を所定の区画
に分割し、前記区画からの光を1次元状で選択的に受光
する受光手段と、前記受光手段で受光した光信号を電気
信号に変換するための光電変換手段と、前記光電変換手
段からの電気信号をディジタル信号に変換し、1次元状
で選択的に受光した区画の光信号から画像の再構成を行
うデータ処理手段とを備えることを特徴とする。
【0013】本発明の第2の特徴とする試料パターン読
み取り装置において、前記ステージ手段は、読み取り対
象の試料を載置する載置台部材と、試料カバー部材とか
ら構成され、試料の読み取り時に、試料カバー部材によ
り載置台部材に載置された試料を覆い、光学的に密閉さ
れた部屋を構成することを特徴とする。
【0014】本発明の第3の特徴とする試料パターン読
み取り装置においては、読み取り対象の試料のパターン
からの光は、メンブレンに転写された試料からの燐光ま
たは輝尽性蛍光、または化学的な変化に伴って発光する
光パターンであることを特徴とする。
【0015】また、更に、本発明の第4の特徴とする試
料パターン読み取り装置においては、データ処理手段
は、更に、発光強度の時間的変化を補正する補正処理手
段を含むことを特徴とする。
【0016】また、本発明の第5の特徴とする試料パタ
ーン読み取り装置においては、前記受光手段は、所定の
区画を形成するシャッタ素子とライトガイドを含み、シ
ャッタ素子による区画シャッタの制御より、試料パター
ンの光を所定の区画で分割し、分割した区画の光を1次
元状で選択的に通過させ、ライトガイドより導出して受
光することを特徴とする。
【0017】また、本発明の第6の特徴とする試料パタ
ーン読み取り装置においては、更に、試料パターンに対
し平面状に光を照射するための平面状光源を含み、平板
状の試料が発光しない場合に前記平面状光源を発光さ
せ、試料からの透過光パターンを読み取ることを特徴と
する。
【0018】
【作用】このような特徴を有する本発明の試料パターン
読み取り装置においては、平板状で発光する試料パター
ンを読み取る場合、ステージ手段に、読み取り対象の試
料を載置すると、集光手段は、前記試料パターンから発
光する光を集光する。移動手段は、前記ステージ手段と
前記集光手段とを相対的に移動させる。これにより、試
料パターンの読み取りが開始される。受光手段は、前記
集光手段により集光された試料パターンの光を所定の区
画に分割し、前記区画からの光を1次元状で選択的に受
光する。光電変換手段は、前記受光手段で受光した光信
号を電気信号に変換する。そして、データ処理手段が、
前記光電変換手段からの電気信号をディジタル信号に変
換し、1次元状で選択的に受光した区画の光信号から画
像の再構成を行う。
【0019】ここでのステージ手段は、読み取り対象の
試料を載置する載置台部材と、試料カバー部材とから構
成されている。そして、試料の読み取り時に、試料カバ
ー部材により載置台部材に載置された試料を覆い、光学
的に密閉された部屋を構成する。これにより、非常に微
弱な発光パターンを読み取る場合にも、外光のノイズを
遮断して高感度で読み取ることができる。
【0020】また、ここでの試料パターン読み取り装置
において、読み取り対象の試料のパターンからの光は、
メンブレンに転写された試料からの燐光または輝尽性蛍
光、または化学的な変化に伴って発光する光パターンで
あり、データ処理手段は、更に、発光強度の時間的変化
を補正する補正処理手段を含む。また、前記受光手段
は、所定の区画を形成するシャッタ素子とライトガイド
を含んでいる。光パーンを受光する場合、シャッタ素子
による区画シャッタの制御より、試料パターンの光を所
定の区画で分割し、分割した区画の光を1次元状で選択
的に通過させ、ライトガイドより導出して受光する。
【0021】また、ここでの試料パターン読み取り装置
においては、試料パターンに対し平面状に光を照射する
ための平板状光源を含んでおり、平板状の試料が発光し
ない場合、前記光源を発光させ、平板状で照射する。こ
れによる透過光パターンの試料パターンは、発光パター
ンと同様に扱えるので、その試料からの透過光パターン
を読み取る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて具体的
に説明する。図1は、本発明の一実施例にかかる試料パ
ターン読み取り装置の全体の装置構成を説明するブロッ
ク図である。図1において、10は読み取り装置本体、
11は試料支持台、12は試料カバー部、13は平板状
光源、14は受光部を含む読み取りキャリッジ、15は
データ処理部、16はプリンタ、17はデータ記憶装置
である。
【0023】次に、図1を参照しながら装置全体の概略
の動作を、試料パターンの発光パターン読み取り操作に
従って説明する。読み取り装置本体10において試料カ
バー部12を開き、予じめ準備された発光パターンの試
料を、その試料支持台11に載置し、試料カバー12を
閉じる。なお、ここでの試料の発光パターンの光は、非
常に微弱な光なので、後述するように、試料カバー部1
2と試料支持台11の周囲は、上部側の試料カバー部1
2の周囲が凸部とされ、また、下部側の試料支持台11
の周囲の筐体が凹部とされて、互いに嵌合する構造とな
っており、試料カバー部12により周囲から光が漏れ込
まないような部屋を構成する構造となっている。
【0024】試料カバー部12の裏面(試料面)に装備
されている平板状光源13は、試料パターンに対し平面
状に光を照射するための平板状光源であり、試料支持台
11に載置される平板状の試料が発光しない場合に、平
板状光源13を発光させて試料面を照射する。これによ
り、試料が発光しない場合においても、平板状光源13
による試料の透過光のパターンの試料パターンが、発光
パターンと同様に扱えるので、そのまま読み取れる。な
お、後述するように、ここでの試料の発光パーンを読み
取る受光部は高い読み取り感度を有するもので、平板状
光源13はその輝度は低くても十分に利用可能である。
平板状光源13として、ここでは平面発光体のエレクト
ロルミネッセンス発光体(EL発光体)が用いられる。
【0025】ところで、試料パターンからの発光は、1
0数分以上継続するので、その間に受光部を含む読み取
りキャリッジ14が駆動機構により、図1では右左方向
に移動し、その移動した読み取り位置に応じて、受光部
が発光パターンからの光を読み取る。読み取りキャリッ
ジ14の受光部は、その構成は詳細を後述するが、受光
部は、試料から発光する光を、セルフォックレンズアレ
イなどの集光素子を使用して集光し、PLZT光シャッ
タを用いて所定の区画に分割し、試料の読み取り区画に
対応するサイズの光を一次元状で選択的に通過させ、ラ
イトガイドで光を光変換素子に導き電気信号に変換し、
更に、ディジタル信号に変換して出力する。
【0026】このようにして、読み取られた発光パター
ンのディジタル信号のデータは、データ処理部15に送
られる。そして、データ処理部15において、必要に応
じて画像データとして加工され、発光パターンの画像の
再構成を行い、ディスプレイ装置の画面に表示される。
また、データ記憶装置17に画像データとして記憶され
る。この画像データはプリンタ16にも出力される。こ
こでプリンタ16としては、多階調表現が可能なプリン
タが好ましく、そのため、ここでは例えば熱昇華型の2
56階調の性能を有するフルカラープリンタを使用す
る。
【0027】図2は、読み取り装置本体における試料カ
バー部および試料支持台の構造を説明する要部の断面図
である。図2に示すように、試料カバー部12は、カバ
ー全体を支持するカバー支持部材21と、面発光体22
と、保護シート23とから構成されており、試料支持台
11は、透明ガラス板の試料支持板24と、試料支持板
24を支持する筐体25とから構成されている。また、
筐体25の内部には、前述した受光部を含む読み取りキ
ャリッジ14が設けられており、図示しない駆動機構に
より、読み取りキャリッジ14は、紙面にして前後方向
に移動する。
【0028】上部側のカバー支持部材21は、周囲が下
向きの凸部26に形成されており、凸部26の形状に対
応して、下部側の試料支持体11の筐体25は、その対
向する部分の周囲の形状が凹部27の形状に形成されて
いる。この凸部26および凹部27の形状は、試料カバ
ー部12が閉じられた時の構造となっている。
【0029】また、発光する試料パターンの読み取り時
には、面発光体22の電源が切られた状態とし、発光し
ない試料パターンの読み取り時には、例えば、フィルム
の試料パターンの読み取り時には、面発光体22の電源
が入れられ状態(点灯させた状態)として、試料パター
ンの読み取り動作を行う。これにより、発光する試料パ
ターンおよび発光しない試料パターンの双方とも同様に
読み取り動作が行なわれる。なお、発光しない試料パタ
ーンの読み取りの場合には、試料パターンを透過する光
パターンを受光部が読み取ることになる。
【0030】試料パターンの読み取りを開始する時、読
み取り対象の試料を試料支持板24の上に載置して試料
カバー部12を閉じる。試料カバー部12が閉じられる
と、保護シート23が試料を押さえ、更に、凸部26お
よび凹部25が嵌合して、周囲から光が漏れ込まないよ
うな部屋を構成する。そして、この部屋の中で試料の発
光パターンの読み取りが行なわれる。発光パターンの読
み取りの開始はデータ処理部15からの指示で開始され
る。読み取りが開始されると、読み取りキャリッジ14
を移動させて読み取り動作を行う。その際、フィルム状
の試料の場合には、面発光体22を点灯させ、試料を透
過する光による試料パターンを受光部が検出し、電気信
号に変換して画像を読み取る。
【0031】図3は、読み取り装置本体の読み取りキャ
リッジの駆動機構を説明する斜視図であり、図4は、読
み取り装置本体の読み取りキャリッジの受光部の構成を
説明する側面図である。また、図5は、読み取り装置本
体の読み取りキャリッジの受光部の構成を説明する斜視
図である。図3,図4,および図5において、14は読
み取りキャリッジ、23は試料を押える保護シート、2
4は透明ガラス板の試料支持板、30a,30bはガイ
ドシャフト、31はタインミングベルト、40は平板状
の試料、41は受光部のセルフォックレンズアレイ、4
2はPLZT光シャッタ、43はライトガイド、44は
ライトガイドの口金、45はフォトマルチプライヤ、4
6は電気信号線である。
【0032】読み取りキャリッジの駆動機構は、図3に
示すように、透明ガラス板の試料支持板24の下部に読
み取りキャリッジ14が設けられ、読み取りキャリッジ
14には、セルフォックレンズアレイ41,ライトガイ
ド43,フォトマルチプライヤ45などからなる受光部
が搭載されている。読み取りキャリッジ14は、ガイド
シャフト30a,30bに案内され、右左方向に摺動自
在に保持されている。ここでの駆動機構では、読み取り
キャリッジ14にタイミングベルト31の一部分が固定
され、タイミングベルト31が駆動用ステッピングモー
タ(図示せず)に連結されて、ステッピングモータから
の駆動力を読み取りキャリッジ14に伝達している。こ
れにより、タインミングベルト31の回転により、読み
取りキャリッジ14は移動する。
【0033】読み取りキャリッジ14においては、図4
に示すように、セルフォックレンズアレイ41,PLZ
T光シャッタ42,ライトガイド43,口金44,フォ
トマルチプライヤ45などからなる受光部が、試料40
からの光パターンを読み取る光学系を構成する。セルフ
ォックレンズアレイ41は、ロッド上のレンズでロッド
の中心と週辺で屈折率が異なり集光レンズとしての働き
を有する光学部品であり、各々のロッドのレンズが1次
元アレイ状に並べられることにより試料上の発光パター
ンを1次元的に忠実に反対側の焦線上に結像する。
【0034】試料40から発光した光パターンの光は、
セルフォックスレンズアレイ41で集光され、PLZT
光シャッタ42上で結像する。PLZT光シャッタ42
が透過状態になっている区画を通過した試料からの光
は、ライトガイド43の光入射口に到達する。読み取り
の分解能はPLZT光シャッタ42の区画によって決定
される。この例では16画素/mmの1次元状PLZT
光シャッタを使用する。
【0035】ここでのライトガイド43は、図5に示す
ように、光ファイバをアレイ上に並べ、他方の末端を1
つに束ねた光学部品である。光ファイバは、この例にお
いては、PLZT光シャッタ42からの光が充分に取り
込めるように直径0.25mmのプラスチックファイバ
を使用する。なお、ここでは受光部では、ライトガイド
43からの光を口金44を介して、直接にフォトマルチ
プライヤ45に加えているが、特定の波長を分離して読
み取る場合は、口金44とフォトマルチプライヤ45の
間に干渉フィルタや色がラスを挿入することにより多色
の読み取りが可能となる。ここでのフォトマルチプライ
ヤ45は、ヘッドオンタイプのものを使用しているが、
試料からの発光波長分布に合わせサイドオンタイプでも
特に問題なく使用可能である。
【0036】図6は読み取り装置の電気系統の構成を示
すブロック図である。電気系統の構成は、図6に示すよ
うに、全体を制御処理を実行するためのマイクロプロセ
ッサ(CPU)50,制御ソフトウェアを格納しておく
ためのリードオンリーメモリ(ROM)52,一時的な
データの保存やその他のデータ処理のためのランダムア
クセスメモリ(RAM)51,PLZT光シャッタ42
を制御するためのシャッタコントローラ54,読み取り
キャシリッジの駆動制御するためのモータを制御するモ
ータコントローラ55,モータドライバ56,読み込ま
れデータをアナログディジタル変換するためのA/Dコ
ンバータ57,受光部や光源の強度ムラなどを含めた光
学測定系の固定したズレを補正するためのシェーディン
グ補正回路58、面発光体22を制御するための発光体
ドライバ59,外部のデータ処理部15とのインタフェ
ース制御を行うSCSIコントローラ53などから構成
されている。
【0037】図7は、読み取り装置の電気系統の全体の
動作の流れを説明するフローチャートである。この電気
系統の全体の動作は、図7に示すように、電源を投入す
ると、まず、ステップ61において、装置全体のイニシ
ャライズを行う。このイニシャライズの作業としては、
リードオンリーメモリ(ROM)52およびランダムア
クセスメモリ(RAM)51のチェック、光源をオン・
オフしての光源および受光部の動作チェック、インタフ
ェース制御を行うSCSIコントローラ53のインタフ
ェース部のイニシャライズ、駆動系の動作チェックおよ
び読み取りキャリッジの原点出し、PLZT光シャッタ
42の動作チェック、面発光体22の発光ムラのパター
ン読み取りなどを行う。
【0038】イニシャライズ処理が完了すると、次のス
テップ62に進み、ホスト側からのコマンド待ち状態と
なる。コマンドが入った場合には、ステップ63に進
み、そのコマンド処理を実行して、再度、ステップ62
のコマンド待ち状態に戻る。
【0039】読み取りコマンドの場合、透過光パターン
による試料パターンの読み取り時には発光体をオンとす
る。また、発光パターンによる試料パターンの読み取り
の場合には、面発光体22の光源の電源をオフのまま、
読み取りを開始する。読み取りを開始すると、1ライン
ごとのデータを取得しながら、シェーディング補正回路
58によるシェーディングの補正処理を施して、データ
処理部15に、SCSIコントローラ53のインタフェ
ースを通して送出する。1ラインのデータを送出した
後、モータを駆動し次のラインの読み取りを開始する。
【0040】PLZT光シャッタの1ラインごとの動作
は、基準となる側から1画素ずつ純に透過状態にするこ
とで各画素データを読み取る。しかし、この場合、全体
の中で透過状態になっている時間の比(デューティ比)
が低い。このため、更に高感度で試料パターンの光を読
み取るためには、PLZT光シャッタの1ライン全体の
各画素におけるオン・オフの制御を直交関数にしたがっ
て制御し、常に約半分の画素がオン状態になるように制
御して読み取りを行い、逆演算によって該当の光量値を
求める。
【0041】たとえば、各画素“ON状態”および“O
FF状態”が、それぞれ“1”および“0”に対応した
直行行列[W]とし、試料上の各区画の発光輝度を列ベ
クトル[g]とすると、測定データを[y]は、 [y]=[W][g] で表わされる。したがって、[W]の逆行列を左側から
作用させることによって列ベクトル[g]を求めること
ができる。直交行列としてはウォルシュ(Walsh)関数
を応用したものが適している。適切なスケーリングとオ
フセットを加えることによって「1,0」の行列と
「1,−1」行列がそのまま関係づけられるため、高速
Walsh変換(R.D.Brown:A Recursive Algorithm for Seq
uency‐odered Fast Walsh Transforms, IEEE‐C, Vol.
C24, No. 8, P819〜P822 (1977) などが使用できる。
【0042】このような試料パターン読み取り装置の全
面読み取り時間は約5分であるが、試料からの発光量が
その間に大幅に変化する場合は、全体の感度が平均的に
同じになるようにシェーディング補正処理を施しながら
読み取る。まず、読み取りに先立ち、例えば、この試料
パターン読み取り装置では、光シャッタ42の全画素を
オン状態にして、各ラインの発光量の総和を短時間で読
み取り、ユーザの指示により基準位置を数点設定する。
【0043】次に読み取りを開始して、あらかじめ設定
した時間30秒から1分程度の間に近くの基準位置の1
ライン全体からの発光を読み取り、減小分の補正をかけ
ながら次のエリアの読み取りを行う。発光時間の減衰が
既値の場合は、データ処理装置15側から読み取り装置
本体10に送り込むことによりシューディンング補正と
同時に処理できる。
【0044】図8はシェーディング補正回路の要部の構
成を示すブロック図である。シェーディング補正回路
(58:図6)ではホームポジション側の基準エリアに
おいてライトガイド43やフォトマルチプライヤの感度
ムラなどを含めて取り込む。次に試料を載置しないいま
ま、受光部の読み取りキャリッジを移動させながら面発
光体22の全面のムラを測定して、図8に示すように、
シェーディング補正係数データとして書き込み可能な不
揮発生メモリ71に格納する。発光パターンの時間減衰
が明らかな場合は、読み取り方向に従って読み取り時間
に併せた補正を更に乗算しておく。
【0045】試料をセットして試料パターンを読み取る
場合は、その補正用メモリからデータを読み出し、A/
D変換した読み取りデータ73をテーブルにより変換し
て、最終データとする。この試料の発光パターン読み取
りを行う場合のシェーディング補正に伴う変換は、メモ
リテーブルよる変換方式とするため、シェーディング補
正用の補正テーブル72が設けられる。この補正テーブ
ル72に、変換する値をデータとして予めメモリテーブ
ルに書き込んでおき、補正に伴う変換は、メモリテーブ
ルのアドレスとしてA/D変換後の画素データの読み取
りデータ73を加え、補正後のデータを読み出し、デー
タバス70に送出する。この結果、図9のグラフに示す
ように、キャリッジ方向画素により、読み取りの出力レ
ベルが変化しても、これを補正することができる。
【0046】読み取り試料の発光パターンは、化学発光
のほか燐光による発光、または輝尽性蛍光体による発光
などが利用可能である。輝尽性蛍光体の場合非常に薄い
層に塗布することによって面光源から透過モードで発光
を読み取ることができる。エレクトロルミネッセンスの
場合、光源の波長の種類をある程度選択できる。それら
により輝尽性の発光のみを、フォトマルチプライヤの前
にセットした光学フィルタで選択的に透過し、信号を検
出することもできる。
【0047】以上に説明したように、本実施例の試料パ
ターン読み取り装置によれば、読み取りキャリッジ14
の受光部が非常に高感度に構成できるため、面発光体の
光源は、通常のスキャナの光源(約1000cd程度)
よりも輝度が十分に低くてよい。ここでの面発光体とし
ては、液晶ディスプレイなどで使用しているバックライ
トが使用できる。たとえば蛍光管と拡散板の組み合わせ
や、エレクトロルミネッセンス発光体などである。な
お、この実施例の装置構成では約50cd程度のエレク
トロルミネッセンス発光体を使用している。
【0048】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の試料パ
ターン読み取り装置によれば、試料パターンの発光を読
み取る場合に、化学発光などの微弱な発光パターンを簡
易な構成の受光部を有する読み取りキャリッジによっ
て、手軽なスキャナ方式と同様にして、効率的に受光し
て試料パターンを可視化できる。また、この試料パター
ン読み取り装置によれば、平面状光源(面発光体)を装
着しているので従来からのフィルムを同様に読み取るこ
とができる。平面状光源(面発光体)は移動する部分を
有しないため従来の蛍光灯などを光源として用いて移動
させながら読み取る方式よりも小型で、長寿命のシステ
ムを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の一実施例にかかる試料パタ
ーン読み取り装置の全体の装置構成を説明するブロック
図、
【図2】 図2は読み取り装置本体における試料カバー
部および試料支持台の構造を説明する要部の断面図、
【図3】 図3は読み取り装置本体の読み取りキャリッ
ジの駆動機構を説明する斜視図、
【図4】 図4は読み取り装置本体の読み取りキャリッ
ジの受光部の構成を説明する側面図、
【図5】 図5は読み取り装置本体の読み取りキャリッ
ジの受光部の構成を説明する斜視図、
【図6】 図6は読み取り装置の電気系統の構成を示す
ブロック図、
【図7】 図7は読み取り装置の電気系統の全体の動作
の流れを説明するフローチャート、
【図8】 図8はシェーディング補正回路の要部の構成
を示すブロック図、
【図9】 図9はキャリッジ方向画素により読み取りの
出力レベルが変化する様子を説明するグラフである。
【符号の説明】
10…読み取り装置本体、 11…試料支持台、 12…試料カバー部、 13…平板状光源、 14…受光部を含む読み取りキャリッジ、 15…データ処理部、 16…プリンタ、 17…データ記憶装置、 21…カバー支持部材、 22…面発光体、 23…保護シート、 24…透明ガラス板の試料支持板、 25…筐体、 26…凸部、 27…凹部27、 30a,30b…ガイドシャフト、 31…タインミングベルト、 40…平板状の試料、 41…受光部のセルフォックレンズアレイ、 42…PLZT光シャッタ、 43…ライトガイド、 44…ライトガイドの口金、 45…フォトマルチプライヤ、 46…電気信号線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 27/447 H04N 1/04 H04N 1/04 Z (72)発明者 中村 義隆 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 奈須 永典 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 伊藤 敏明 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状で発光する試料パターンを読み取
    る試料パターン読み取り装置において、 読み取り対象の試料を載置するステージ手段と、 前記試料パターンから発光する光を集光する集光手段
    と、 前記ステージ手段と前記集光手段とを相対的に移動させ
    る移動手段と、 前記集光手段により集光された試料パターンの光を所定
    の区画に分割し、前記区画からの光を1次元状で選択的
    に受光する受光手段と、 前記受光手段で受光した光信号を電気信号に変換するた
    めの光電変換手段と、 前記光電変換手段からの電気信号をディジタル信号に変
    換し、1次元状で選択的に受光した区画の光信号から画
    像の再構成を行うデータ処理手段とを備えることを特徴
    とする試料パターン読み取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の試料パターン読み取り
    装置において、 前記ステージ手段は、読み取り対象の試料を載置する載
    置台部材と、試料カバー部材とから構成され、試料の読
    み取り時に、試料カバー部材により載置台部材に載置さ
    れた試料を覆い、光学的に密閉された部屋を構成するこ
    とを特徴とする試料パターン読み取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の試料パターン読み取り
    装置において、 読み取り対象の試料のパターンからの光は、メンブレン
    に転写された試料からの燐光または輝尽性蛍光、または
    化学的な変化に伴って発光する光パターンであることを
    特徴とする試料パターン読み取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の試料パターン読み取り
    装置において、 データ処理手段は、更に、発光強度の時間的変化を補正
    する補正処理手段を含むことを特徴とすることを特徴と
    する試料パターン読み取り装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の試料パターン読み取り
    装置において、 前記受光手段は、所定の区画を形成するシャッタ素子と
    ライトガイドを含み、シャッタ素子による区画シャッタ
    の制御より、試料パターンの光を所定の区画で分割し、
    分割した区画の光を1次元状で選択的に通過させ、ライ
    トガイドより導出して受光することを特徴とする試料パ
    ターン読み取り装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の試料パターン読み取り
    装置において、更に、試料パターンに対し平面状に光を
    照射するための平板状光源を含み、平板状の試料が発光
    しない場合に前記平板状光源を発光させ、試料からの透
    過光パターンを読み取ることを特徴とする試料パターン
    読み取り装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6493459B2 (en) 1997-11-06 2002-12-10 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image reading apparatus
JP2006098202A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Fuji Photo Film Co Ltd 蛍光画像補正方法および装置ならびにプログラム
JP2007218878A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Tokyo Institute Of Technology ガス検知管撮影装置、ガス検知管測定装置、ガス濃度測定システムおよびその方法
JP4771267B1 (ja) * 2010-11-05 2011-09-14 株式会社リポニクス 撮影装置
JP2016133373A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 株式会社島津製作所 キャピラリ電気泳動装置及びそれに用いるキャピラリカセット

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