JPH07270527A - 船舶位置検知装置 - Google Patents

船舶位置検知装置

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JPH07270527A
JPH07270527A JP6062245A JP6224594A JPH07270527A JP H07270527 A JPH07270527 A JP H07270527A JP 6062245 A JP6062245 A JP 6062245A JP 6224594 A JP6224594 A JP 6224594A JP H07270527 A JPH07270527 A JP H07270527A
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JP
Japan
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relative position
ship
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absolute position
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Application number
JP6062245A
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English (en)
Inventor
Makoto Fujiyoshi
誠 藤吉
Hiroshi Isshiki
浩 一色
Akira Watanabe
明 渡辺
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確な絶対位置と他船あるいは陸地の相対位
置を検知可能な船舶位置検知装置を提供する。 【構成】 GPS5とレーダ4とソナー3と一対のカメ
ラ2を備え、レーダ4により測定された海図絶対位置情
報のメンバシップ関数と、GPS5により測定されたG
PS絶対位置情報のメンバシップ関数の和集合をとり、
その重心位置を船舶絶対位置情報と推定する絶対位置推
定装置を設け、カメラ2の画像信号から検出された物体
の画像相対位置情報のメンバシップ関数と、ソナー3に
より測定された物体の相対位置情報のメンバシップ関数
の和集合をとり、その重心位置を物体の相対位置情報と
推定する相対位置推定装置を設ける。 【効果】 より正確な船舶絶対位置情報、相対位置情報
を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶に設置される自船
の絶対位置(緯度と経度)と、陸地あるいは他船の相対
位置(自船を中心にした他船あるいは陸地の方位と距
離)を検知する船舶位置検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】船舶は、自船の絶対位置に基づいて、エ
ネルギーを節約できる最適の航路を選択し、進行方向を
(自動)選択して航行している。よって、自船の絶対位
置を正確に測定することは安全上も非常に重要であるた
め、船舶位置検知装置として広域測位システム(global
positioning system )(以下、GPSと略す)が装備
されるようになってきている。また、他船あるいは陸地
との衝突を防止するため、レーダが装備され、レーダに
より他船あるいは陸地の相対位置を確認している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、GPSでは、
海域の場所と時刻により常に安定した精度の絶対位置情
報を得ることができないという問題があった。よって、
経験をもとに大体の絶対位置を割り出しているのが現状
で、経験差、技量によるバラツキも少なくないという問
題があった。また、レーダでは、電波障害により、他船
あるいは陸地を捉えることができなくなるという問題が
あった。
【0004】本発明は上記問題を解決するものであり、
より正確な絶対位置と他船あるいは陸地の相対位置を検
知可能な船舶位置検知装置を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、第1発明の船舶位置検知装置は、広域測位システム
とレーダを備え、前記広域測位システムにより測定され
たGPS絶対位置情報と前記レーダにより測定された海
図上の絶対位置情報を入力し、GPS絶対位置情報のメ
ンバシップ関数と海図絶対位置情報のメンバシップ関数
の和集合をとり、その重心位置を船舶絶対位置情報と推
定する絶対位置推定手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0006】第2発明の船舶位置検知装置は、上記第1
発明の船舶位置検知装置であって、絶対位置推定手段
は、広域測位システムの衛星捕捉数により、適応度を設
定し、この適応度によりGPS絶対位置情報のメンバシ
ップ関数の比率を圧縮することを特徴とするものであ
る。
【0007】また第3発明の船舶位置検知装置は、ソナ
ーと一対の同方向に向けたカメラを備え、前記カメラの
画像信号から物体の相対位置情報を検出する画像処理手
段と、前記ソナーにより測定された物体の相対位置情報
および前記画像処理手段により検出された画像相対位置
情報を入力し、ソナー相対位置情報のメンバシップ関数
と画像相対位置情報のメンバシップ関数の和集合をと
り、その重心位置を物体の相対位置情報と推定する相対
位置推定手段を設けたことを特徴とするものである。
【0008】第4発明の船舶位置検知装置は、上記第3
発明の船舶位置検知装置にさらに、音源と、所定間隔を
おいて設置した2本のマイクと、この2本のマイクの音
響信号により物体の相対位置情報を検出するドップラー
位置検出手段を付加し、上記第3発明の相対位置推定手
段に、前記ドップラー位置検出手段により検出された相
対位置情報を入力し、この音響相対位置情報のメンバシ
ップ関数とソナー相対位置情報のメンバシップ関数との
積集合をとり、この積集合が空集合か否かを判断し、前
記音源を発して空集合でない場合、物体を他船と判断
し、前記音源を発せず空集合でない場合、物体を陸地と
判断する機能を付加したことを特徴とするものである。
【0009】第5発明の船舶位置検知装置は、上記第3
発明の船舶位置検知装置にさらに、広域測位システム
と、レーダと、前記広域測位システムにより測定された
GPS絶対位置情報および前記レーダにより測定された
海図上の海図絶対位置情報を入力し、GPS絶対位置情
報のメンバシップ関数と海図絶対位置情報のメンバシッ
プ関数の和集合をとり、その重心位置を船舶絶対位置情
報と推定する絶対位置推定手段とを付加し、第3発明の
相対位置推定手段に、前記船舶絶対位置情報と、物体と
の相対位置情報と予め入力された陸地の海図情報より推
定された船舶絶対位置情報との誤差を演算し、誤差に応
じてソナー相対位置情報のメンバシップ関数と画像相対
位置情報のメンバシップ関数を補正する機能を付加した
ことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記第1発明の船舶位置検知装置により、絶対
位置推定手段において、レーダにより測定された海図絶
対位置情報のメンバシップ関数と広域測位システムによ
り測定されたGPS絶対位置情報のメンバシップ関数と
の和集合がとられ、その重心位置が船舶絶対位置情報と
推定される。
【0011】また上記第2発明の船舶位置検知装置によ
り、広域測位システムの衛星捕捉数による適応度により
GPS絶対位置情報のメンバシップ関数の比率が圧縮さ
れ、この圧縮されたGPS絶対位置情報のメンバシップ
関数と海図位置検出手段により検出された海図絶対位置
情報のメンバシップ関数との和集合がとられ、その重心
位置が船舶絶対位置情報と推定される。
【0012】上記第3発明の船舶位置検知装置により、
画像処理手段において、カメラの画像信号から物体の相
対位置情報が検出され、相対位置推定手段において、こ
の相対位置情報のメンバシップ関数とソナーにより測定
された物体の相対位置情報のメンバシップ関数との和集
合がとられ、その重心位置が物体の相対位置情報と推定
される。
【0013】さらに上記第4発明の船舶位置検知装置に
より、ドップラー位置検出手段において、2本のマイク
の音響信号により物体の相対位置情報が検出され、相対
位置推定手段において、この音響相対位置情報のメンバ
シップ関数とソナー相対位置情報のメンバシップ関数と
の積集合がとられ、この積集合が空集合か否かが判断さ
れ、前記音源を発して空集合でない場合、物体は他船と
判断され、前記音源を発せず空集合でない場合、物体は
陸地と判断される。
【0014】さらに上記第5発明の船舶位置検知装置に
より、絶対位置推定手段において、レーダにより測定さ
れた海図絶対位置情報のメンバシップ関数と広域測位シ
ステムにより測定されたGPS絶対位置情報のメンバシ
ップ関数との和集合がとられ、その重心位置が船舶絶対
位置情報と推定され、この船舶絶対位置情報と、物体の
相対位置情報と予め入力された陸地の海図情報より検出
された船舶絶対位置情報との誤差が演算され、誤差に応
じてソナー相対位置情報のメンバシップ関数と画像相対
位置情報のメンバシップ関数が補正される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例における船舶位置検知
装置を備えた船舶の構成図である。
【0016】船舶1には、船舶位置検知装置として、船
首の両舷にそれぞれ同一方向を向けて設けられた一対の
CCDカメラ2と、船底に設けられたソナー3と、レー
ダ4と、GPS5と、船首から船尾方向へ所定間隔をお
いて設けられた2本のマイク6と、これら装置の信号を
入力し、自船(船舶1)の絶対位置(緯度と経度)と、
他船あるいは陸地の相対位置(自船を中心にした他船あ
るいは陸地の方位と距離)を検出する測定装置7が装備
されている。また図1において、8は音源としての汽
笛、9はGPS5が捕捉する電波を発信するローラン
A,ローランCなどの衛星である。
【0017】測定装置7は、図2に示すように、次の装
置から構成される。すなわち、CCDカメラ2の画像情
報から他船あるいは陸地の相対位置情報(画像相対位置
情報)を検出する画像処理装置11と、最低2本のマイク
6の音響信号により物体の相対位置情報(音響相対位置
情報)を検出するドップラー位置検出装置12と、他船あ
るいは陸地の相対位置を推定する相対位置推定装置14
(詳細は後述する)と、この相対位置推定装置14により
推定された他船あるいは陸地の相対位置情報を表示する
第1表示装置15と、自船の絶対位置を推定する絶対位置
推定装置16(詳細は後述する)と、この絶対位置推定装
置16により出力された絶対位置情報を表示する第2表示
装置17と、相対位置推定装置14により推定された他船あ
るいは陸地の相対位置情報から自船のつき合わせ絶対位
置を推定するつき合わせ補正位置推定装置18(詳細は後
述する)から構成されている。
【0018】まず、絶対位置推定装置16について説明す
る。絶対位置推定装置16には、GPS5より、測定され
た自船の位置情報(GPS絶対位置情報)と、衛星9の
捕捉数が入力され、さらにレーダ4より、測定された海
図上の海図絶対位置情報と、電波障害の度合い(0〜10
0 %)が入力され、つき合わせ補正位置推定装置18より
つき合わせ絶対位置情報が入力される。
【0019】また、絶対位置推定装置16には、図3に示
すように、上記GPS絶対位置情報の精度メンバシップ
関数と海図絶対位置情報の精度メンバシップ関数が設定
されており、また入力された衛星9の捕捉数と電波障害
の度合いにより、それぞれ適応度が設定されており、こ
れら適応度によりGPS絶対位置情報の精度メンバシッ
プ関数と海図絶対位置情報の精度メンバシップ関数はそ
れぞれ(確信度)比率が圧縮される。実施例では、精度
メンバシップ関数は、計測値(位置情報)を中心に誤差
±εの関数で表している。
【0020】絶対位置推定装置16は、GPS絶対位置情
報、衛星9の捕捉数、海図絶対位置情報、および電波障
害の度合いにより、上記精度メンバシップ関数に応じ
て、図3に示すように、GPS絶対位置のメンバシップ
関数と海図絶対位置のメンバシップ関数をそれぞれ設定
し、その和集合をとり、その重心位置を船舶絶対位置情
報と推定している。図3では、経度を推定している。
【0021】また絶対位置推定装置16は、GPS5およ
びレーダ4が故障の場合を除き、上記推定した船舶絶対
位置情報を第2表示装置17へ出力し、GPS5およびレ
ーダ4とも故障の場合は、後述するつき合わせ補正位置
推定装置18から入力したつき合わせ絶対位置情報を第2
表示装置17へ出力し、船舶1の緯度、経度を表示させて
いる。なお、衛星9の捕捉数および電波障害の度合いに
応じて、第2表示装置17へ出力する情報を、推定した船
舶絶対位置情報、あるいは入力したつき合わせ絶対位置
情報かに選択するようにすることもできる。
【0022】したがって、衛星9の捕捉数が少ない場
合、海図絶対位置情報の絶対位置に近い値が船舶絶対位
置情報として出力され、また電波障害の度合いが大きい
場合、GPS絶対位置情報の絶対位置に近い値が船舶絶
対位置情報として出力され、より正確な情報が推定され
る。また、GPS5あるいはレーダ4のいずれか一方の
情報が入力されない場合でも、他方の位置情報が船舶絶
対位置情報として推定・出力される。なお、GPS5、
レーダ4とも故障の場合は、後述するつき合わせ補正位
置推定装置18から入力したつき合わせ絶対位置情報が出
力される。
【0023】このように、より正確な船舶絶対位置情報
を得ることができ、さらに一方の情報が入力されない場
合でも、船舶絶対位置情報を得ることができる。次に、
相対位置推定装置14について説明する。
【0024】相対位置推定装置14には、画像処理装置11
より、他船あるいは陸地(他の固定障害物を含む;以
下、物体と略す)の画像相対位置情報と天候による物体
の識別度合い情報が入力され、ソナー3より、測定され
た物体との相対位置情報(ソナー相対位置情報)と天候
による物体の測定度合い情報が入力され、さらにドップ
ラー位置検出装置12より、物体の音響相対位置情報が入
力され、また絶対位置推定装置16より推定された船舶絶
対位置情報が入力され、つき合わせ補正位置推定装置18
よりつき合わせ絶対位置情報が入力される。
【0025】また、相対位置推定装置14には、図4に示
すように、上記画像相対位置情報の精度メンバシップ関
数とソナー相対位置情報の精度メンバシップ関数と音響
相対位置情報の精度メンバシップ関数が設定されてお
り、また物体の識別度合い情報と物体の測定度合い情報
により、それぞれ適応度が設定されており、これら適応
度により画像相対位置情報の精度メンバシップ関数とソ
ナー相対位置情報の精度メンバシップ関数はそれぞれ比
率が圧縮される。
【0026】相対位置推定装置14の動作を図5に示すフ
ローチャートに従って説明する。 ステップ−1 まず、画像相対位置情報、ソナー相対位置情報、音響相
対位置情報、および物体の識別度合い情報と物体の測定
度合い情報により、上記精度メンバシップ関数に応じ
て、図4に示すように、画像相対位置のメンバシップ関
数とソナー相対位置のメンバシップ関数と音響相対位置
のメンバシップ関数をそれぞれ設定する。
【0027】ステップ−2 次に、画像相対位置のメンバシップ関数とソナー相対位
置のメンバシップ関数の積集合をとる。
【0028】ステップ−3 そして、この積集合が空集合か否かを判断する。 ステップ−4 空集合でない場合、画像相対位置のメンバシップ関数と
ソナー相対位置のメンバシップ関数の和集合をとり、そ
の重心位置を物体の相対位置情報と推定して第1表示装
置15へ出力し、相対位置を表示させる。
【0029】ステップ−5 ステップ−3において空集合の場合、画像相対位置情報
とソナー相対位置情報の平均値を演算し、その値を物体
の相対位置情報と推定して第1表示装置15へ出力し、相
対位置を表示させる。ステップ−1へ戻る。
【0030】ステップ−6 ステップ−4に続いて、ソナー相対位置のメンバシップ
関数と音響相対位置のメンバシップ関数の積集合をと
り、この積集合が空集合か否かを判断し、汽笛8を発し
て空集合でない場合、物体を他船と判断し、汽笛8を発
せず空集合でない場合、物体を陸地、あるいは他の固定
障害物と判断する。
【0031】ステップ−7,ステップ−8 そして、物体を陸地、あるいは他の固定障害物と判断し
た場合、この陸地、あるいは他の固定障害物判断情報
と、物体の相対位置情報をつき合わせ補正位置推定装置
18へ出力する。
【0032】ステップ−9〜ステップ−11 そして、つき合わせ補正位置推定装置18よりつき合わせ
絶対位置情報を入力すると、このつき合わせ絶対位置情
報と、絶対位置推定装置16により推定された船舶絶対位
置情報との誤差を演算し、この誤差に応じてソナー相対
位置情報の精度メンバシップ関数と画像相対位置情報の
精度メンバシップ関数を補正する。この補正では、精度
メンバシップ関数の誤差εの増減、あるいは適応度が増
減される。
【0033】上記動作により、識別、あるいは測定の度
合いによって、度合いの高い相対位置情報に近い値が船
舶相対位置情報として出力され、正確な相対位置情報を
求めることができる。また、いずれかの情報が入力され
ない場合でも、他方の位置情報が相対位置情報として出
力される。また、絶対位置推定装置16により推定された
船舶絶対位置情報との誤差に応じてソナー相対位置情報
の精度メンバシップ関数と画像相対位置情報の精度メン
バシップ関数が補正されることにより、次回の情報から
より正確な相対位置情報を得ることができる。また、物
体を他船、あるいは陸地と特定でき、物体に応じた船舶
1の操作を実行することができる。
【0034】次に、つき合わせ補正位置推定装置18につ
いて説明する。つき合わせ補正位置推定装置18には、予
め陸地、あるいは他の固定障害物の海図情報が入力され
ており、相対位置推定装置14より、陸地、あるいは他の
固定障害物判断情報と、物体の相対位置情報が入力され
る。
【0035】つき合わせ補正位置推定装置18は、上記陸
地、あるいは他の固定障害物判断情報を入力すると、物
体の相対位置情報と予め入力された陸地の海図情報をつ
き合わせて、船舶絶対位置情報(つき合わせ絶対位置情
報)を検出して、相対位置推定装置14と絶対位置推定装
置16へこのつき合わせ絶対位置情報を出力する。
【0036】よって、相対位置推定装置14では、船舶絶
対位置情報との誤差に応じてソナー相対位置情報の精度
メンバシップ関数と画像相対位置情報の精度メンバシッ
プ関数を補正でき、絶対位置推定装置16では、GPS5
およびレーダ4とも故障の場合、つき合わせ絶対位置情
報を第2表示装置17へ出力して船舶1の緯度、経度を表
示できる。
【0037】なお、本実施例において、精度メンバシッ
プ関数を、計測値(位置情報)を中心に誤差±εのカー
ブで表しているが、このような関数に限らないことはい
うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、レーダ
により測定された海図絶対位置情報のメンバシップ関数
と、広域測位システムにより測定されたGPS絶対位置
情報のメンバシップ関数との和集合をとり、その重心位
置を船舶絶対位置情報とすることにより、より正確な船
舶絶対位置情報を得ることができ、さらに一方の情報が
入力されない場合でも、船舶絶対位置情報を得ることが
できる。
【0039】また、第2発明によれば、広域測位システ
ムの衛星捕捉数による適応度によりGPS絶対位置情報
のメンバシップ関数の(確信度)比率を圧縮し、この圧
縮したGPS絶対位置情報のメンバシップ関数と海図位
置検出手段により検出された海図絶対位置情報のメンバ
シップ関数との和集合をとり、その重心位置を船舶絶対
位置情報とすることにより、広域測位システムにより測
定されたGPS絶対位置情報の信頼度が加味され、さら
により正確な船舶絶対位置情報を得ることができる。
【0040】また、第3発明によれば、画像処理手段に
おいて検出された物体の画像相対位置情報のメンバシッ
プ関数と、ソナーにより測定された物体のソナー相対位
置情報のメンバシップ関数との和集合をとり、その重心
位置を物体の相対位置情報とすることにより、より正確
な物体の相対位置情報を得ることができ、さらに一方の
情報が入力されない場合でも、相対位置情報を得ること
ができる。
【0041】さらに、第4発明によれば、ドップラー位
置検出手段において検出された物体の音響相対位置情報
のメンバシップ関数と、ソナー相対位置情報のメンバシ
ップ関数との積集合をとり、この積集合が空集合か否か
を判断し、音源を発して空集合でない場合、物体は他船
と判断し、音源を発せず空集合でない場合、物体を陸地
と判断することにより、相対する物体を他船、あるいは
陸地と特定でき、相対的に船舶の操作を実行することが
できる。
【0042】また、第5発明によれば、第1発明により
推定された船舶絶対位置情報と、物体の相対位置情報と
予め入力された陸地の海図情報より検出された船舶絶対
位置との誤差が求められ、誤差に応じてソナー相対位置
情報のメンバシップ関数と画像相対位置情報のメンバシ
ップ関数が補正されることによって、より正確な相対位
置情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における船舶位置検知装置の
構成図である。
【図2】同船舶位置検知装置の測定装置のブロック図で
ある。
【図3】同船舶位置検知装置の測定装置の絶対値推定装
置の動作説明図である。
【図4】同船舶位置検知装置の測定装置の相対値推定装
置の動作説明図である。
【図5】同船舶位置検知装置の測定装置の相対値推定装
置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 船舶 2 CCDカメラ 3 ソナー 4 レーダ 5 GPS(広域測位システム) 6 マイク 7 測定装置 8 汽笛(音源) 9 衛星 11 画像処理装置 12 ドップラー位置検出装置 14 相対位置推定装置 15,17 表示装置 16 絶対位置推定装置 18 つき合わせ補正位置推定装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広域測位システムとレーダを備え、前記
    広域測位システムにより測定されたGPS絶対位置情報
    と前記レーダにより測定された海図上の海図絶対位置情
    報を入力し、GPS絶対位置情報のメンバシップ関数と
    海図絶対位置情報のメンバシップ関数の和集合をとり、
    その重心位置を船舶絶対位置情報と推定する絶対位置推
    定手段を設けたことを特徴とする船舶位置検知装置。
  2. 【請求項2】 絶対位置推定手段は、広域測位システム
    の衛星捕捉数により、適応度を設定し、この適応度によ
    りGPS絶対位置情報のメンバシップ関数の比率を圧縮
    することを特徴とする請求項1記載の船舶位置検知装
    置。
  3. 【請求項3】 ソナーと一対の同方向に向けたカメラを
    備え、前記カメラの画像信号から物体の相対位置情報を
    検出する画像処理手段と、前記ソナーにより測定された
    物体の相対位置情報および前記画像処理手段により検出
    された画像相対位置情報を入力し、ソナー相対位置情報
    のメンバシップ関数と画像相対位置情報のメンバシップ
    関数の和集合をとり、その重心位置を物体の相対位置情
    報と推定する相対位置推定手段を設けたことを特徴とす
    る船舶位置検知装置。
  4. 【請求項4】 ソナーと、一対の同方向に向けたカメラ
    と、音源と、所定間隔をおいて設置した2本のマイクを
    備え、前記カメラの画像信号から物体の相対位置情報を
    検出する画像処理手段と、前記2本のマイクの音響信号
    により物体の相対位置情報を検出するドップラー位置検
    出手段と、前記ソナーにより測定された物体の相対位置
    情報、前記画像処理手段により検出された画像相対位置
    情報、および前記ドップラー位置検出手段により検出さ
    れた相対位置情報を入力し、ソナー相対位置情報のメン
    バシップ関数と画像相対位置情報のメンバシップ関数の
    和集合をとり、その重心位置を物体の相対位置情報と推
    定し、音響相対位置情報のメンバシップ関数とソナー相
    対位置情報のメンバシップ関数との積集合をとり、この
    積集合が空集合か否かを判断し、前記音源を発して空集
    合でない場合、物体を他船と判断し、前記音源を発せず
    空集合でない場合、物体を陸地と判断する相対位置推定
    手段を設けたことを特徴とする船舶位置検知装置。
  5. 【請求項5】 広域測位システムと、レーダと、ソナー
    と、一対の同方向に向けたカメラを備え、前記カメラの
    画像信号から物体の相対位置情報を検出する画像処理手
    段と、前記広域測位システムにより測定されたGPS絶
    対位置情報および前記レーダにより測定された海図上の
    海図絶対位置情報を入力し、GPS絶対位置情報のメン
    バシップ関数と海図絶対位置情報のメンバシップ関数の
    和集合をとり、その重心位置を船舶絶対位置情報と推定
    する絶対位置推定手段と、前記ソナーにより測定された
    物体の相対位置情報、前記画像処理手段により検出され
    た画像相対位置情報、および前記絶対位置推定手段によ
    り推定された船舶絶対位置情報を入力し、ソナー相対位
    置情報のメンバシップ関数と画像相対位置情報のメンバ
    シップ関数の和集合をとり、その重心位置を物体の相対
    位置情報と推定し、この物体の相対位置情報と予め入力
    された陸地の海図情報より推定された船舶絶対位置情報
    と前記絶対位置推定手段より入力された船舶絶対位置情
    報との誤差を演算し、この誤差に応じてソナー相対位置
    情報のメンバシップ関数と画像相対位置情報のメンバシ
    ップ関数を補正する相対位置推定手段を設けたことを特
    徴とする船舶位置検知装置。
JP6062245A 1994-03-31 1994-03-31 船舶位置検知装置 Pending JPH07270527A (ja)

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