JPH0726920A - エンジンのバルブタイミング制御装置 - Google Patents

エンジンのバルブタイミング制御装置

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JPH0726920A
JPH0726920A JP19403193A JP19403193A JPH0726920A JP H0726920 A JPH0726920 A JP H0726920A JP 19403193 A JP19403193 A JP 19403193A JP 19403193 A JP19403193 A JP 19403193A JP H0726920 A JPH0726920 A JP H0726920A
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camshaft
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真生 福馬
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博明 出口
Masami Nishida
正美 西田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カム軸移動手段が配設されるシリンダヘッドの
全長を短縮しつつ、スラスト変動による打音発生を抑制
する。 【構成】軸方向にテーパ状に形成されたカム3を有する
カム軸1と、カム軸1を軸方向に移動させてバルブリフ
ト量を可変するカム軸移動手段4とを備えたエンジンの
バルブタイミング制御装置であって、カム軸移動手段4
は、複動型油圧シリンダを構成するシリンダ部材25
と、シリンダ部材25に挿入されてカム軸方向へ往復動
するピストン部材26と、ピストン部材26に一体形成
され、カム軸1のスラスト方向への移動を規制すべくカ
ム軸端部に係止されるスラスト規制部材30とを備え、
シリンダ部材25の油圧室27内にスラスト規制部材3
0を配設すると共に、シリンダ部材25でカム軸端部の
軸受部34を形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、テーパカム
を有するカム軸を軸方向に移動させてバルブリフト量を
可変するようなエンジンのバルブタイミング制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のエンジンのバルブタイミ
ング制御装置としては、例えば、特公昭58−3860
3号公報に記載の装置がある。すなわち、図10に示す
ように、エンジンに同期して回転するカムシャフト10
1にテーパカム102を一体的に形成し、このテーパカ
ム102により駆動され揺動カムシャフト103を中心
に揺動する揺動カム104と、この揺動カム104に従
動して吸排気弁105をリフトさせるロッカアーム10
6とを備え、上述のテーパカム102と揺動カム104
との接触面をそれぞれテーパ状に形成すると共に、上述
の揺動カム104を軸方向に相対移動させる駆動手段を
設け、運転状態に応じて上述の揺動カム104の初期位
相を変えてバルブタイミングを可変制御するように構成
したエンジンのバルブタイミング制御装置である。
【0003】ここで、上述のテーパカム102はカムシ
ャフト101の軸方向にテーパ状に形成されているの
で、このテーパカム102およびカムシャフト101に
はスラスト変動が発生する。つまり、上述のロッカアー
ム106による吸排気弁105の開弁時にはバルブスプ
リング107の反力が各要素を介してテーパカム102
に付勢され、ロッカアーム106による吸排気弁105
の閉弁時にはバルブスプリング107の反力が零となる
ので、吸排気弁105の開閉により上述のテーパカム1
02のテーパ面を介してカムシャフト101には零から
最大、最大から零の順に繰返し付勢されるスラスト変動
が発生する。
【0004】そこで、上述の揺動カム104を軸方向に
相対移動させる駆動手段に代えて、上述のカムシャフト
101を軸方向に移動させてバルブリフト量を可変する
カム軸移動手段としての油圧アクチュエータを設けた場
合、カムシャフト101の端部と油圧アクチュエータの
ピストンロッドの間において、スラスト変動による打音
が発生する問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明(第1発明)は、カム軸移動手段が配設される
シリンダヘッドの全長を短縮しつつ、スラスト変動によ
る打音発生を抑制することができるエンジンのバルブタ
イミング制御装置の提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述のカムをカム軸
移動手段側が大径となるテーパカムにすることで、複動
型油圧シリンダによりスラスト力に抗してカム軸を移動
させる時、この複動型油圧シリンダのヘッド側油圧室を
密封構造として、オイル漏れのない状態で容易に高油圧
力を発生することができるエンジンのバルブタイミング
制御装置の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項3記載の発明は、カム軸
移動手段の油圧シリンダにおけるピストン部材の少なく
ともカム側に油圧室を形成し、かつカムをピストン部材
側が大径となるテーパカムにすることでカム軸のスラス
ト力発生方向と、カム側の油圧室への油圧供給時におけ
るピストン部材の移動方向とを一致させ、カム側の油圧
室への低圧油圧の供給でピストン部材およびカム軸を移
動させることができて、必要油圧力の低減により実用燃
費の向上を図ることができると共に、油圧シリンダのロ
ッドカバーをカム軸のジャーナルとして利用することが
できるエンジンのバルブタイミング制御装置の提供を目
的とする。
【0008】この発明の請求項4記載の発明(第2発
明)は、テーパ状のカムを介してカム軸に付勢されるス
ラスト変動と、容積型油圧ポンプの吐出油圧の脈動とを
一致させることで、例えば、カムのカム軸方向への移動
位置制御を行なう時のカム停止位置に対するスラスト変
動に起因するハンチングを吐出油圧脈動により打ち消す
ことができる等、制御性の向上を図ることができるエン
ジンのバルブタイミング制御装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明(第1発明)は、軸方向にテーパ状に形成された
カムを有するカム軸と、上記カム軸を軸方向に移動させ
てバルブリフト量を可変するカム軸移動手段とを備えた
エンジンのバルブタイミング制御装置であって、上記カ
ム軸移動手段は、複動型油圧シリンダを構成するシリン
ダ部材と、上記シリンダ部材に挿入されてカム軸方向へ
往復動するピストン部材と、上記ピストン部材に一体形
成され、カム軸のスラスト方向への移動を規制すべくカ
ム軸端部に係止されるスラスト規制部材とを備え、上記
シリンダ部材の油圧室内に上記スラスト規制部材を配設
すると共に、該シリンダ部材で上記カム軸端部の軸受部
を形成したエンジンのバルブタイミング制御装置である
ことを特徴とする。
【0010】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記カムはカム軸移
動手段側が大径で、反カム軸移動手段側が小径となるテ
ーパカムと成したエンジンのバルブタイミング制御装置
であることを特徴とする。
【0011】この発明の請求項3記載の発明は、軸方向
にテーパ状に形成されたカムを有するカム軸と、上記カ
ム軸を軸方向に移動させてバルブリフト量を可変するカ
ム軸移動手段とを備えたエンジンのバルブタイミング制
御装置であって、上記カム軸移動手段は、油圧シリンダ
を構成するシリンダ部材と、上記シリンダ部材に挿入さ
れてカム軸方向へ往復動するピストン部材とを備え、上
記ピストン部材の少なくともカム側に油圧室を形成する
と共に、上記カムはピストン部材側が大径で、反ピスト
ン部材側が小径となるテーパカムと成したエンジンのバ
ルブタイミング制御装置であることを特徴とする。
【0012】この発明の請求項4記載の発明(第2発
明)は、軸方向にテーパ状に形成されたカムを有するカ
ム軸と、上記カム軸を油圧力により軸方向に移動させて
バルブリフト量を可変するカム軸移動手段とを備えたエ
ンジンのバルブタイミング制御装置であって、上記カム
軸移動手段を駆動させる油圧を供給する容積型油圧ポン
プを設け、上記カムが吸排気弁を最大リフトさせる時、
上記容積型油圧ポンプの吐出圧力が最大となるように設
定したエンジンのバルブタイミング制御装置であること
を特徴とする。
【0013】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明(第1発
明)によれば、複動型油圧シリンダを構成するシリンダ
部材の油圧室内に上述のスラスト規制部材を配設すると
共に、このシリンダ部材でカム軸端部の軸受部を形成し
たので、カム軸移動用のストロークに相当する逃がし量
は、カムと複動型油圧シリンダのロッドカバーとの間、
往動時のピストン部材が復動する距離の合計2箇所でよ
く、シリンダヘッドの全長を短縮することができる。
【0014】因に上述のスラスト規制部材をシリンダ部
材の油圧室外に配設した場合、カム軸移動用のストロー
クに相当する逃がし量は、カムとシリンダヘッドに設け
られるジャーナルとの間、スラスト規制部材と油圧シリ
ンダのロッドカバーとの間、往動時のピストン部材が復
動する距離の合計3箇所必要となるが、この発明の上記
構成により、既述した如くシリンダヘッドの全長を短縮
することができる。しかも、ピストン部材に一体形成さ
れ、カム軸のスラスト方向への移動を規制すべくカム軸
端部に係止されるスラスト規制部材は、シリンダ部材の
油圧室内部に配設したので、スラスト変動による打音の
発生を、油中におけるダンピング効果により抑制するこ
とができる効果がある。
【0015】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述のカムは
カム軸移動手段側が大径で、反カム軸移動手段側が小径
となるテーパカムに設定したので、上述の複動型油圧シ
リンダによりスラスト力に抗してカム軸を移動させる
時、この複動型油圧シリンダのヘッド側油圧室にはスラ
スト力に抗する高油圧力を発生させる必要がある。この
時、シリンダ部材におけるカム軸端部の軸受部はロッド
側油圧室のロッドカバーに形成されるので、上述のヘッ
ド側油圧室を密封構造とすることができて、このヘッド
側油圧室にオイル漏れのない状態で容易に高油圧力を発
生することができる効果がある。したがってオイル漏れ
のない状態でスラスト力に抗してカム軸を移動させるこ
とができる効果がある。
【0016】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上述のピストン部材の少なくともカム側に油圧室を形成
すると共に、上述のカムはピストン部材側が大径で、反
ピストン部材側が小径となるテーパカムに設定したの
で、カム軸のスラスト力発生方向と、カム側の油圧室へ
の油圧供給時におけるピストン部材に移動方向とが互に
一致する。
【0017】このためピストン部材をスラスト力発生方
向と同一方向へ移動させる時には、カム側の油圧室に対
して低圧油圧を供給するのみでよく、この結果、必要油
圧力の低減により燃費の向上を図ることができると共
に、上述の油圧シリンダのロッドカバーをカム軸のジャ
ーナル(軸受部)として利用することができる効果があ
る。
【0018】この発明の請求項4記載の発明(第2発
明)によれば、カムが吸排気弁を最大リフトさせる時、
容積型油圧ポンプの吐出圧力が最大となるように設定し
て、テーパ状のカムを介してカム軸に付勢されるスラス
ト変動と、容積型油圧ポンプの吐出油圧の脈動とを一致
させることができる。この結果、例えば、カムのカム軸
方向への移動位置制御を行なう時のカム停止位置に対す
るスラスト変動に起因するハンチングを吐出油圧脈動に
より打ち消すことができる等、制御性の向上を図ること
ができる効果がある。
【0019】ここで、上述のスラスト変動と容積型油圧
ポンプの吐出油圧の脈動とを一致させるには、容積型油
圧ポンプとしてカム軸駆動タイプのギヤポンプを用いる
場合には、エンジンの気筒数と同一歯数に設定すると共
に、位相を選定する。また容積型油圧ポンプとしてクラ
ンク軸駆動タイプのギヤポンプを用いる場合には、エン
ジンの気筒数の1/2の歯数に設定すると共に、位相を
選定する。さらに容積型油圧ポンプとして回転ピストン
ポンプを用いる場合には、ピストン数を機関気筒数と対
応させると共に、ピストン配設位置を選定すればよい。
【0020】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は吸気2弁、排気2弁のDOHC構造のエ
ンジンのバルブタイミング制御装置を示し、図1におい
て、このエンジンのバルブタイミング制御装置は、カム
シャフト1と、このカムシャフト1の一端側(図1の左
端側)に配設されクランクプーリにタイミングベルトを
介して連動されたカムプーリ2とを備え、カムシャフト
1とカムプーリ2との相対回転位相を可変して、バルブ
タイミングを変更すべく構成すると共に、上述のカムシ
ャフト1にテーパカム3,3を一体的に設け、カムシャ
フト1の他端側(図1の右端側)に同カムシャフト1を
軸方向へ移動させるカム軸移動手段としての複動型油圧
シリンダ4を設けて、バルブリフト量を可変すべく構成
している。
【0021】上述のテーパカム3は図2に示すようにベ
ース円部3Bとリフト部3Lとを有すると共に、そのカ
ムプロフィールは図1に示す如くカムシャフト1の軸方
向への移動により、バルブリフト量を可変すべくカムシ
ャフト1方向にテーパ状に形成され、しかも、カムプー
リ2側が小径で、複動型油圧シリンダ4側が大径となる
テーパカムに設定している。
【0022】上述のカムプーリ2側の構成は次の通りで
ある。すなわち、上述のカムプーリ2は図1に示す如く
断面椀状に形成され、このカムプーリ2の内部空間5に
はその吐出油圧により上述の複動型油圧シリンダ4を駆
動するための容積型油圧ポンプ、例えばギヤポンプ6が
配設されている。
【0023】このギヤポンプ6は、インナカバー7、ア
ウタカバー8、アウタロータ9、インナロータ10を有
し、複数のセットボルト11…(但し、図においては1
本のセットボルト11のみを示す)を用いてアウタカバ
ー8およびインナカバー7をシリンダヘッドカバー12
およびシリンダヘッド13に一体的に取付けている。
【0024】上述のギヤポンプ6の回転部材の一部を構
成するインナロータ10は、締結部材としてのボルト1
4により上述のカムプーリ2に一体的に結合固定され
て、カムプーリ2と同期回転し、かつ、このインナロー
タ10にはヘリカルスプライン孔15を形成している。
【0025】一方、上述のカムシャフト1の一端側に
は、このヘリカルスプライン孔15に噛合するヘリカル
スプライン軸16を一体形成し、これら両者15,16
により、カムシャフト1が軸方向に移動することで、該
カムシャフト1と上述のカムプーリ2との相対回転位相
を可変するヘリカルスプライン機構を構成している。
【0026】また上述のヘリカルスプライン孔15とヘ
リカルスプライン軸16とが互に噛合する噛合空間と、
上述のギヤポンプ6のポンプ室17とをクリアランス1
8を介して互に連通させ、ヘリカルスプラインのバック
ラッシュに起因する歯打ち音(打音)を同空間に充満す
る油中においてダンピングさせるように構成している。
【0027】さらに、このギヤポンプ6のサクション側
はシリンダヘッド13内のオイルギャラリ19に連通さ
せる一方、この実施例では上述のギヤポンプ6はバルブ
タイミング制御装置専用いわゆるVVT専用とし、例え
ば、その吐出圧力を15kgf/cm2 に設定すると共に、既
設の吐出圧力が約4kgf/cm2 のエンジンオイルポンプと
は別個に形成している。
【0028】しかも、上述のギヤポンプ6は、テーパカ
ム3,3が吸排気弁(図示せず)を最大リフトさせる
時、その吐出圧力が最大となるように、歯数および位相
を設定して、テーパカム3を介してカムシャフト1に付
勢されるスラスト変動と、ギヤポンプ6の吐出油圧の脈
動とを一致させている。なお、図中、20はアウタカバ
ー8とインナロータ10との間のシール部材、21はイ
ンナカバー7とカムシャフト1との間のシール部材であ
る。
【0029】ところで、上述のカムシャフト1を軸方向
へ移動させる複動型油圧シリンダ4は次の如く構成して
いる。すなわち、シリンダチューブ22とロッドカバー
23とヘッドカバー24との三者でシリンダ部材25を
形成し、このシリンダ部材25にはカム軸方向へ往復動
するピストン部材26を挿入して、上述のシリンダ部材
25内をロッド側の油圧室27とヘッド側の油圧室28
とに区画している。
【0030】上述のピストン部材26は図3に示すよう
に、その外周にシール部材29を嵌着すると共に、この
ピストン部材26のロッド側にはカムシャフト1のスラ
スト方向への移動を規制するスラスト規制部材30を一
体形成している。
【0031】このスラスト規制部材30にはカムシャフ
ト1の他端側を回転自在に係止するためのU字溝31を
形成している。一方、上述のカムシャフト1の他端側に
は小径部1aとフランジ状の大径部1bとを一体形成
し、上述の小径部1aをU字溝31に回転自在に配設
し、上述の大径部1bをスラスト規制部材30とピスト
ン部材26との間の空間部に回転自在に配設している。
【0032】また上述のピストン部材26には所定長さ
のキー溝32を形成し、シリンダチューブ22に一体的
に設けたキー33を、上述のキー溝32に挿入すること
で、ピストン部材26の回り止めを図っている。
【0033】しかも、上述のシリンダ部材25のロッド
側の油圧室27内部に上述のスラスト規制部材30を配
設して、スラスト力の変動による打音発生を油圧室27
内にてダンピングすべく構成すると共に、このシリンダ
部材25におけるロッドカバー23にはカムシャフト1
の端部を回転自在に軸支するジャーナル部34を形成し
ている。なお、上述のロッドカバー23およびヘッドカ
バー24には各油圧室27,28に対して作動油を供
給、排出するための油圧ポート35,36を形成してい
る。
【0034】図4はバルブタイミング制御装置の油圧回
路を示し、ギヤポンプ6の吐出ライン37をバネオフセ
ットパイロット式で、かつ2位置4ポート型の方向制御
弁38のPポートPに接続し、この方向制御弁38のT
ポートTとタンクとしてのエンジンのオイルパン39と
の間のドレンライン40にはデューティソレノイド弁4
1を介設して、このデューティソレノイド弁41による
ドレン量の設定で、ピストン部材26のスピードコント
ロールおよび位置制御を行なうように構成している。
【0035】また上述方向の制御弁38のAポートAに
はパイロットチェック弁42を介して複動型油圧シリン
ダ4の油圧ポート36を接続すると共に、BポートBに
は別のパイロットチェック弁43を介して複動型油圧シ
リンダ4の油圧ポート35を接続し、方向制御弁38を
図4の左ポジションに切換えた時、ピストン部材26を
往動(左動)させ、右ポジションに切換えた時、ピスト
ン部材26を復動(右動)させるように構成している。
ここで、上述の一方のパイロットチェック弁42はライ
ン45の油圧すなわちライン圧により、その逆止機能を
解除するパイロット操作形逆止弁である。
【0036】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下作用を説明する。エンジンのクランクシャフト
の回転は、クランクプーリおよびタイミングベルトを介
してカムプーリ2に伝達され、このカムプーリ2と一体
的に固定されたインナロータ10のヘリカルスプライン
孔15からカムシャフト1のヘリカルスプライン軸16
に回転力が伝達されるので、カムシャフト1およびテー
パカム3,3が回転すると同時に、ギヤポンプ6が駆動
される。
【0037】バルブタイミングおよびバルブリフト量を
変更する場合、図4の油圧回路における方向制御弁38
を図示の如く左ポジションに切換えると、ギヤポンプ6
からの吐出油圧は、吐出ライン37、PポートP、Aポ
ートA、ライン45、パイロットチェック弁42、油圧
ポート36を介してシリンダ部材25のヘッド側の油圧
室28に供給されるので、ピストン部材26の図面上、
左方向への移動(往動)により、カムシャフト1が軸方
向へ移動し、ヘリカルスプライン機構により、カムシャ
フト1とカムプーリ2との相対回転位相が変化して、バ
ルブタイミングが変更すると共に、テーパカム3,3の
軸方向への移動により、バルブリフト量が大リフト方向
へ変更される。
【0038】上述とは逆に方向制御弁38を右ポジショ
ンに切換えると、ギヤポンプ6からの吐出油圧は、吐出
ライン37、PポートP、BポートB、ライン44、パ
イロットチェック弁43、油圧ポート35を介してシリ
ンダ部材25のロッド側の油圧室27に供給されるの
で、ピストン部材26の図面上、右方向への移動(復
動)により、カムシャフト1が軸方向へ移動し、ヘリカ
ルスプライン機構により、カムシャフト1とカムプーリ
2との相対回転位相が変化して、バルブタイミングが変
更すると共に、テーパカム3,3の軸方向への移動によ
り、バルブリフト量が小リフト方向へ変更される。
【0039】ところで、複動型油圧シリンダ4を構成す
るシリンダ部材25の油圧室27内に上述のスラスト規
制部材30を配設すると共に、このシリンダ部材25で
カムシャフト他端部の軸受部(ジャーナル部34参照)
を形成したので、カムシャフト移動用のストロークに相
当する逃がし量は、カム3と複動型油圧シリンダ4のロ
ッドカバー23との間、往動時のピストン部材26が復
動する距離の合計2箇所でよく、シリンダヘッド13の
全長を短縮することができる。
【0040】因に上述のスラスト規制部材をシリンダ部
材の油圧室外に配設した場合、カム軸移動用のストロー
クに相当する逃がし量は、カムとシリンダヘッドに設け
られるジャーナルとの間、スラスト規制部材と油圧シリ
ンダのロッドカバーとの間、往動時のピストン部材が復
動する距離の合計3箇所必要となるが、この実施例の上
記構成により、既述した如くシリンダヘッド13の全長
を短縮することができる。
【0041】しかも、ピストン部材26に一体形成さ
れ、カムシャフト1のスラスト方向への移動を規制すべ
くカムシャフト他端部に係止されるスラスト規制部材3
0は、シリンダ部材25の油圧室27内部に配設したの
で、スラスト変動による打音の発生を、油中におけるダ
ンピング効果により抑制することができる効果がある。
【0042】また上述のテーパカム13はカム軸移動手
段側としての油圧シリンダ4が大径で、反カム軸移動手
段側が小径となるテーパカムに設定したので、上述の複
動型油圧シリンダ4によりスラスト力に抗してカムシャ
フト1を移動させる時、この複動型油圧シリンダ4のヘ
ッド側の油圧室28にはスラスト力に抗する高油圧力を
発生させる必要がある。この時、シリンダ部材25にお
けるカムシャフト他端部のジャーナル部34はロッド側
の油圧室27のロッドカバー23に形成されるので、上
述のヘッド側の油圧室28を密封構造とすることができ
て、このヘッド側の油圧室28にオイル漏れのない状態
で容易に高油圧力を発生することができる効果がある。
したがってオイル漏れのない状態でスラスト力に抗して
カムシャフト1を移動させることができる効果がある。
【0043】さらに、上述のピストン部材26の少なく
ともテーパカム3側に油圧室27を形成すると共に、上
述のテーパカム3はピストン部材26側が大径で、反ピ
ストン部材側が小径となるテーパカムに設定したので、
カムシャフト1のスラスト力発生方向と、カム側の油圧
室27への油圧供給時におけるピストン部材26に移動
方向とが互に一致する。
【0044】このためピストン部材26をスラスト力発
生方向と同一方向へ移動させる時には、カム側の油圧室
27に対して低圧油圧を供給するのみでよく、この結
果、必要油圧力の低減により燃費の向上を図ることがで
きると共に、上述の油圧シリンダ4のロッドカバー23
をカムシャフト1のジャーナル部34として利用するこ
とができる効果がある。
【0045】加えて、テーパカム3が吸排気弁を最大リ
フトさせる時、容積型油圧ポンプ(ギヤポンプ6参照)
の吐出圧力が最大となるように設定して、テーパ状のカ
ム3を介してカムシャフト1に付勢されるスラスト変動
と、容積型油圧ポンプ(ギヤポンプ6参照)の吐出油圧
の脈動とを図5に示すように一致させることができる。
【0046】この結果、例えば、テーパカム3のカムシ
ャフト方向への移動位置制御を行なう時のテーパカム停
止位置に対するスラスト変動に起因するハンチングを吐
出油圧脈動により打ち消すことができる等、制御性の向
上を図ることができる効果がある。
【0047】図6はエンジンのバルブタイミング制御装
置の他の実施例を示し、この実施例ではカム軸移動手段
として単動型油圧シリンダ50いわゆるラム型シリンダ
を用いている。この単動型油圧シリンダ50は、下部に
インレットポート51を、上部にエア抜きを兼ねるアウ
トレットポート52をそれぞれ形成したシリンダ部材5
3と、このシリンダ部材53内にカムシャフト1の軸方
向へ往復動可能に挿入されたピストン部材54と、この
ピストン部材54の外周部に嵌着したシール部材55
と、上述のピストン部材54にピストンロッド56を介
して一体的に取付けたスラスト規制部材57と、スラス
ト力を支持する側に形成された油圧室71とを備えてい
る。
【0048】上述のスラスト規制部材57はカムシャフ
ト1他端側の小径部1aを回転自在に支持するU字溝5
8を有し、このU字溝58に上述の小径部1aを回転自
在に配設すると共に、カムシャフト1他端の大径部1b
はスラスト規制部材57の空間部59に回転自在に配設
している。
【0049】また、この実施例ではシリンダヘッド13
でカムシャフト1他端側のジャーナル部60を一体形成
し、このジャーナル部60と上述のピストン部材54と
の間にはスラスト力と同一方向のバネ力となるリターン
スプリング61を張架している。なお、図6においてカ
ムプーリ2側の構成は先の実施例と同一であるから、前
図と同一の部分には同一番号および同一符号を付して、
その詳しい説明を省略する。
【0050】図7は図6で示したバルブタイミング制御
装置の油圧回路を示し、ギヤポンプ6の吐出側に主流ラ
イン62を接続し、この主流ライン62には固定絞り6
3(いわゆるオリフィス)および逆止弁64を介設して
いる。また上述の主流ライン62の先端を油圧シリンダ
50下部のインレットポート51に接続している。
【0051】上述の主流ライン62から分岐点65にお
いて分岐させたリリーフライン66を設け、このリリー
フライン66には2位置2ポートタイプの第1デューテ
ィソレノイド弁67を介設している。
【0052】一方、上述の油圧シリンダ50上部のアウ
トレットポート52とタンクとしてのオイルパン39と
の間にはドレンライン68を設け、このドレンライン6
8には固定絞り69(いわゆるオリフィス)および2位
置2ポートタイプの第2デューティソレノイド弁70を
介設している。
【0053】ここで、上述の各デューティソレノイド弁
67,70はそれぞれソレノイドSOL1,SOL2を
有し、第1デューティソレノイド弁67はソレノイドS
OL1への非通電時(OFF時)に左ポジションに切換
わって、油圧をリリーフし、第2デューティソレノイド
弁70はソレノイドSOL2への通電時(ON時)に右
ポジションに切換わって、油圧をドレンさせるように構
成している。また図7に示す油圧回路は油圧室71への
作動油の流入量と、油圧室71からの作動油の流出量と
の差により、ピストン部材54を軸方向へ駆動すべく構
成し、デューティ比50%条件下にて油圧室71内の油
圧力のリターンスプリング61のバネ力とが釣合うよう
に設定している。
【0054】このように構成したバルブタイミング制御
装置の作用を、図8、図9に示すタイムチャートを参照
して、以下に説明する。カムシャフト1、テーパカム
3、ピストンロッド56、ピストン部材54等の軸動要
素を図6に矢印aで示す高リフト側へ移動させる時、図
8の時点t1で移動指令信号を受けて第1デューティソ
レノイド弁67をONにすると、リリーフライン66か
らのリリーフ量が零に設定されるので、軸動要素は矢印
a方向へ移動する。
【0055】次に上述の軸動要素が図8に示す目標値に
達する付近の時点t2から第2デューティソレノイド弁
70をデューティ比制御し、ドレンライン68からのド
レン量をコントロールする。
【0056】次に時点t3で、両デューティソレノイド
弁67,70をOFFにすると軸動要素は目標値に制御
される。なお、油圧室71の油中に混入したエアはアウ
トレットポート52からブリードされるので、エア混入
による油圧剛性の低下を防止することができる。
【0057】上述とは逆に、カムシャフト1、テーパカ
ム3、ピストンロッド56、ピストン部材54等の軸動
要素を図6に矢印bで示す低リフト側へ移動させる時、
図9の時点t4で移動指令信号を受けて第2デューティ
ソレノイド弁70をONにすると、ドレンライン68か
らのドレン量が全量に設定されるので、軸動要素は矢印
b方向へ移動する。
【0058】次に上述の軸動要素が図9に示す目標値に
達する付近の時点t5から第2デューティソレノイド弁
70をデューティ比制御し、ドレンライン68からのド
レン量をコントロールすると共に、第1デューティソレ
ノイド弁67をONにする。
【0059】次に時点t6で、両デューティソレノイド
弁67,70をOFFにすると軸動要素は目標値に制御
される。
【0060】このように2つのデューティソレノイド弁
67,70のデューティ比制御のみで、軸動要素1,
3,56,54の制御位置を目標値に対してコントロー
ルすることができるので、主流ライン62に方向制御弁
を介設した油圧構成と比較して、制御の応答性を向上さ
せることができる効果がある。
【0061】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のカムは、実施例のテーパカム3に
対応し、以下同様に、カム軸は、カムシャフト1に対応
し、カム軸移動手段は、油圧シリンダ4に対応し、軸受
部は、ジャーナル部34に対応し、容積型油圧ポンプ
は、ギヤポンプ6に対応するも、この発明は、上述の実
施例の構成のみに限定されるものではない。
【0062】例えば、容積型油圧ポンプは上述のギヤポ
ンプ6に代えて、ベーンポンプ、回転ピストンポンプ等
の他の吐出量一定型の容積型油圧ポンプであってもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンのバルブタイミング制御装置
を示す断面図。
【図2】図1のD−D線矢視断面図。
【図3】ピストン部材の斜視図。
【図4】バルブタイミング制御装置の油圧回路図。
【図5】カムスラスト力変動と油圧脈動との一致状態を
示す特性図。
【図6】エンジンのバルブタイミング制御装置の他の実
施例を示す断面図。
【図7】図6に示すバルブタイミング制御装置の油圧回
路図。
【図8】高リフト側への移動制御を示すタイムチャー
ト。
【図9】低リフト側への移動制御を示すタイムチャー
ト。
【図10】従来のエンジンのバルブタイミング制御装置
を示す断面図。
【符号の説明】
1…カムシャフト 3…テーパカム 4…油圧シリンダ 6…ギヤポンプ(容積型油圧ポンプ) 25…シリンダ部材 26…ピストン部材 27,28…油圧室 30…スラスト規制部材 34…ジャーナル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 晃 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向にテーパ状に形成されたカムを有す
    るカム軸と、上記カム軸を軸方向に移動させてバルブリ
    フト量を可変するカム軸移動手段とを備えたエンジンの
    バルブタイミング制御装置であって、上記カム軸移動手
    段は、複動型油圧シリンダを構成するシリンダ部材と、
    上記シリンダ部材に挿入されてカム軸方向へ往復動する
    ピストン部材と、上記ピストン部材に一体形成され、カ
    ム軸のスラスト方向への移動を規制すべくカム軸端部に
    係止されるスラスト規制部材とを備え、上記シリンダ部
    材の油圧室内に上記スラスト規制部材を配設すると共
    に、該シリンダ部材で上記カム軸端部の軸受部を形成し
    たエンジンのバルブタイミング制御装置。
  2. 【請求項2】上記カムはカム軸移動手段側が大径で、反
    カム軸移動手段側が小径となるテーパカムと成した請求
    項1記載のエンジンのバルブタイミング制御装置。
  3. 【請求項3】軸方向にテーパ状に形成されたカムを有す
    るカム軸と、上記カム軸を軸方向に移動させてバルブリ
    フト量を可変するカム軸移動手段とを備えたエンジンの
    バルブタイミング制御装置であって、上記カム軸移動手
    段は、油圧シリンダを構成するシリンダ部材と、上記シ
    リンダ部材に挿入されてカム軸方向へ往復動するピスト
    ン部材とを備え、上記ピストン部材の少なくともカム側
    に油圧室を形成すると共に、上記カムはピストン部材側
    が大径で、反ピストン部材側が小径となるテーパカムと
    成したエンジンのバルブタイミング制御装置。
  4. 【請求項4】軸方向にテーパ状に形成されたカムを有す
    るカム軸と、上記カム軸を油圧力により軸方向に移動さ
    せてバルブリフト量を可変するカム軸移動手段とを備え
    たエンジンのバルブタイミング制御装置であって、上記
    カム軸移動手段を駆動させる油圧を供給する容積型油圧
    ポンプを設け、上記カムが吸排気弁を最大リフトさせる
    時、上記容積型油圧ポンプの吐出圧力が最大となるよう
    に設定したエンジンのバルブタイミング制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5924397A (en) * 1996-11-19 1999-07-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Variable valve performance apparatus for engine
KR20020044605A (ko) * 2000-12-06 2002-06-19 이계안 엔진의 밸브구동장치

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US5924397A (en) * 1996-11-19 1999-07-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Variable valve performance apparatus for engine
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