JPH07268852A - 水門扉の水密装置 - Google Patents

水門扉の水密装置

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JPH07268852A
JPH07268852A JP6065346A JP6534694A JPH07268852A JP H07268852 A JPH07268852 A JP H07268852A JP 6065346 A JP6065346 A JP 6065346A JP 6534694 A JP6534694 A JP 6534694A JP H07268852 A JPH07268852 A JP H07268852A
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JP
Japan
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water
piston
annular
gate door
watertight member
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JP6065346A
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Toshiaki Makihata
敏秋 巻幡
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Hitachi Zosen Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水密性を長期にわたって確実に維持してメン
テナンスレスを可能とすること。 【構成】 水門扉4により開閉される水路2の開口周縁
部2aに蟻溝状の環状凹部14が形成され、該環状凹部
14内に、該環状凹部14の奥部14aに挿入されるピ
ストン部15と該ピストン部15に一体突設されて環状
凹部14の出入口14bから外部に突出する突出部16
とからなる金属、炭素繊維材などの硬質材料製環状水密
部材5が水門扉4に対して当接離間自在に配設され、前
記環状凹部14のピストン部15により仕切られた密閉
室19内に供給した圧力水により前記環状水密部材5が
押圧されて、その突出部16が前記水門扉4に圧接され
るように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば治水、発電など
の多目的ダムに形成した放水用水路を開閉する水門扉の
水密装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、多目的ダム1に形成
した放水用水路2は、枢支軸3を中心に上下回動する水
門扉4により開閉され、水路2の開口周縁部2aに設け
た環状の水密部材5により水門扉4の水密性が維持され
るようになっている。
【0003】従来、上記水密部材5は、図5に示すよう
に、環状のゴム製弾性板6と、該弾性板6の裏面側に配
設されたゴム製弾性チューブ7とからなり、上記弾性板
6は、水路2の開口周縁部2aに形成した凹部8内に嵌
め込まれると共に、その周縁部6a,6aが開口周縁部
2aにボルト止めした一対の止め金9,9により支持さ
れており、圧力水供給パイプ10から弾性チューブ7に
圧力水を供給することにより、該弾性チューブ7を膨張
させ、これによって、図5仮想線に示すように、弾性板
部6を弾性変形させて、その中央突出部6bを水門扉4
に圧接させ、水密性を維持するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
水密部材5がゴム製の弾性板6及び弾性チューブ7から
なり、耐久性(耐摩耗性)の点で劣り、その寿命が水門
扉の寿命(100年程度)の10分の1から20分の1
程度と短いため、その水密部材5を5〜10年程度の間
隔で全体的に交換する必要があり、維持費が高くつくと
共に、図4に示す中間開度において、弾性板6の水門扉
4に圧接してない部分が弾性チューブ7の膨張で異常変
形して、その周縁部6aが凹部8と止め金9との間から
抜け出て、水密性を維持することができなくなる虞れが
あり、メンテナンスに手間がかかって面倒である。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、水密性を長
期にわたって確実に維持してメンテナンスレスを可能と
する水門扉の水密装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、水門扉により開閉される水路の開口周縁
部に蟻溝状の環状凹部が形成され、該環状凹部内に、該
環状凹部の奥部に挿入されるピストン部と該ピストン部
に一体突設されて環状凹部の出入口から外部に突出する
突出部とからなる金属、炭素繊維材などの硬質材料製環
状水密部材が水門扉に対して当接離間自在に配設され、
前記環状凹部のピストン部により仕切られた密閉室内に
供給した圧力水により前記環状水密部材が押圧されて、
その突出部が前記水門扉に圧接されるように構成したこ
とを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成において、水路を閉鎖する場合には、
水門扉を閉鎖状態にした後、密閉室に圧力水を供給する
だけでよい。これによって、密閉室に供給された圧力水
により水密部材が押圧されて、その突出部が水門扉に圧
接されるため、水門扉と水路との間の水密性を確実に維
持することができる。
【0008】この場合、上記水密部材が金属、炭素繊維
材などの硬質材料により形成されているので、耐久性
(耐磨耗性)に優れており、その寿命を水門扉の寿命と
ほぼ同程度に長く保持でき、その維持費が安くつくと共
に、水門扉を中間開度状態にした場合でも、水密部材の
水門扉に圧接しない部分が密閉室にかかる圧力水によっ
て異常変形されたりせず、確実に水密性を維持すること
ができ、メンテナンスレスを可能とするものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図3は本発明の一実施例である水密装置
を示すものであって、水門扉4により開閉される水路2
の開口周縁部2aに金属製環状基板10が固着され、該
基板10上に、外周縁部に凹段部11aが形成された内
側止め金11と、内周縁部に凹段部12aが形成された
外側止め金12とがそれぞれボルト13により止着さ
れ、これによって、上記基板10と両止め金11,12
との間に蟻溝状の環状凹部14が形成され、該環状凹部
14内に水密部材5が水門扉4に対して当接離間自在に
配設されている。
【0010】水密部材5は、銅合金、非鉄合金などの金
属や炭素繊維材などの耐久性(耐摩耗性)に優れた硬質
材料からなり、環状凹部14の奥部14aに挿入される
ピストン部15と、該ピストン部15の上面中央に一体
突設されて環状凹部14の出入口14bから外部に突出
する突出部16とから形成されている。
【0011】ピストン部15の底面側両側縁部に形成し
た環状溝17と基板10との間にゴムなどの弾性材から
なる一対のシール材18を介装することにより、ピスト
ン部15と基板10との間に密閉室19が形成され、該
密閉室19に注水孔20から圧力水を供給することによ
り、水密部材5が押圧されて、突出部16の先端面が水
門扉4に圧接されるようになっている。
【0012】ピストン部15の上面側両側部に形成した
一対の環状溝21と、それに対向して各止め金11,1
2の凹段部11a,12aに形成した一対の環状溝22
との間にもゴムなどの弾性材からなる一対のシール材2
3が介装されており、前記密閉室19を二重にシールす
ると共に、両シール材18,23によって、ピストン部
15を環状凹部14の奥部14a内の中央部に移動可能
に保持している。
【0013】上記構成において、水路2を閉鎖する場合
には、水門扉4を閉鎖状態にした後、注水孔20から密
閉室19に圧力水(例えばダム圧水やそのダム圧水に加
圧水を加えた圧力水)を供給するだけでよい。これによ
って、図1仮想線に示すように、シール材23の弾性力
に抗して水密部材5が押圧され、その突出部16が水門
扉4に圧接されるため、水門扉4と水路2との間の水密
性を確実に維持することができる。
【0014】この場合、上記水密部材5が金属、炭素繊
維材などの硬質材料により形成されているので、耐久性
(耐磨耗性)に優れており、その寿命を水門扉の寿命
(100年程度)とほぼ同程度に長く保持でき、その維
持費が安くつくと共に、水門扉4を中間開度状態にした
場合でも、水密部材5の水門扉4に圧接しない部分が密
閉室19にかかる圧力水によって異常変形されたりせ
ず、確実に水密性を維持することができ、メンテナンス
レスを可能とするものである。
【0015】図3に示すように、水密部材5の端面どう
しの繋ぎ目25には、例えば略T字状の溝乃至凹部を形
成し、その中にゴムや合成樹脂などからなる充填材26
を充填して水密状態としており、これによって、密閉室
19内に供給された圧力水がその繋ぎ目25から漏れな
いようにしている。
【0016】ここで、図1に示すように、ピストン部1
5の圧力水を受ける受圧面の幅a及びその面圧Paと突
出部16の水門扉4に当接する受圧面の幅b及びその面
圧Pbとの関係は、Pb・b=Pa・aとなり、Pb=
Pa・a/bの関係式が得られるから、Pb>Paの関
係を満たすように、ピストン部15の圧力水を受ける受
圧面の幅aと突出部16の水門扉4に当接する受圧面の
幅bとを設定すれば、水密性を確実に確保することがで
きる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、水密部材が金属、炭素
繊維などの硬質材料により形成されているので、耐久性
(耐磨耗性)に優れており、その寿命を水門扉の寿命と
ほぼ同程度に長く保持でき、その維持費が安くつくと共
に、水門扉を中間開度状態にした場合でも、水密部材の
水門扉に圧接しない部分が密閉室にかかる圧力水によっ
て異常変形されたりせず、確実に水密性を維持すること
ができ、メンテナンスレスを可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である水門扉の水密装置を示
す要部の横断面図である。
【図2】同水密部材の斜視図である。
【図3】同水密装置の正面図である。
【図4】水路の中間開度状態を示す概略斜視図である。
【図5】従来例を示す要部の横断面図である。
【符号の説明】
2 水路 2a 水路の開口周縁部 4 水門扉 5 水密部材 14 環状凹部 15 水密部材のピストン部 16 水密部材の突出部 19 密閉室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水門扉により開閉される水路の開口周縁
    部に蟻溝状の環状凹部が形成され、該環状凹部内に、該
    環状凹部の奥部に挿入されるピストン部と該ピストン部
    に一体突設されて環状凹部の出入口から外部に突出する
    突出部とからなる金属、炭素繊維材などの硬質材料製環
    状水密部材が水門扉に対して当接離間自在に配設され、
    前記環状凹部のピストン部により仕切られた密閉室内に
    供給した圧力水により前記環状水密部材が押圧されて、
    その突出部が前記水門扉に圧接されるように構成したこ
    とを特徴とする水門扉の水密装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108824382A (zh) * 2018-06-08 2018-11-16 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 一种尾水冷却器的检修方法及装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108824382A (zh) * 2018-06-08 2018-11-16 中国电建集团贵阳勘测设计研究院有限公司 一种尾水冷却器的检修方法及装置
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