JPH07268820A - 結露除去カーブミラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【構成】 太陽電池１０と蓄電池にタイマーを組合せ、
断熱材６に熱線８の配線措置を施しこれに電気を流し結
露等を除去する。太陽電池は、ミラーを支えている支柱
１２の上部に取り付け金具により取り付けこれによって
発電された電気を蓄電池に充電しておき、ミラーと背面
板との間に、断熱材に熱線措置を施した装置に電気を流
す仕組みで結露の起りやすい時間帯に作動するように調
整し、視認効果をあげるように作製されている。なを断
熱材に配線した熱線は、結露・雪害等を除去できる程度
の熱量電流とし、熱線は約５ｃｍの間隔で、平行または
波状形に配線してある。 【効果】 視認効果が高まり運転者に安全安心運転を提
供することができ交通事故の発生を防げることと、電源
に太陽電池を使用しているため、設置・移動・移設も容
易である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、一般の道路に設置して
いるカーブミラーで、ミラー表面の結露等による見通し
の低下を解消し、交通事故の激減を図るための結露除去
カーブミラーである。

【０００２】

【従来の枝術】従来使用されていたカーブミラーは、鏡
面の材質にガラスを使用しており、以後改善されて現在
は鏡面の材質に主にステンレスが使われているがステン
レスに変わっても、設置場所、時間帯、そして季節によ
っては鏡面に結露状態が起きており、鏡面のくもりの除
去、降雪雨時の結露処理等の手段策は施されてなく特
に、早朝のラッシュ時間帯などの際、鏡面に結露・雪雨
付着等の状態となった場合、カーブミラーとしての本来
の機能は低下し事故につながる原因になっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】カーブミラーで早朝又
は降雪雨時等に、鏡面が結露・雪雨付着の状態となった
場合見通しがきかず、車の運転に支障をきたし、重大な
事故発生の原因にもつながり危険であるため、鏡面の結
露を除去できるように改良することにより視認効果をあ
げ、交通事故の激減につながることを重要視して、発明
したものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】現在、多方面に活用され
ているソーラーシステムの技術を応用し、昼間の太陽エ
ネルギーを太陽電池（１０）で蓄電池に充電しておき、
ミラーを固定している背面板（２）の内側の断熱材
（６）に配線した熱線（８）に電流を流し、タイマーを
使用して結露の起きやすい早朝の時間帯に作動させ、ミ
ラーのくもりを除去するように調整し、ミラーの機能を
最大限に発揮させるようにするものとする。

【０００５】

【作用】背面板（２）の内側に断熱材（６）を使用した
ことは、背面板外側からの冷込みによる熱損失を防ぐた
めと、熱線の固定をするために取り付けたものである。

【０００６】熱源は、太陽エネルギーを取り入れて蓄電
池に充電して使用するため、太陽光さえ得られれば、電
源の配線をする心配もなく、いかなる場所にも設置で
き、移動・移設も簡単である。

【０００７】現在の技術における太陽電池及び蓄電池
は、性能面でも優れており悪天候が当分の間続いても、
充分な機能の働きが得られる。

【０００８】タイマーを内蔵し、時間帯を決めて作動す
るように作製されているため、充電された電池の有効な
利用ができる。

【０００９】

【実施例】熱線の配線措置を施した断熱材（６）ボード
の取り付けは、カーブミラー背面板（２）の内側にねじ
と座金（７）を用いて取り付け、ミラーと断熱材ボード
の取り付け間隔は、熱効率の良い状態で取り付ける。

【００１０】カーブミラー背面板の内側に取り付けた断
熱材は、熱線の配線とカーブミラー背面板の外側からの
冷込みで熱効率が落ちないようにするために取り付けら
れている。

【００１１】太陽電池の電源部（１０）は、カーブミラ
ー支柱（１２）の上部に取り付け金具（１１）により取
り付け太陽光を良く受けやすい向きに設置する。

【００１２】ミラーを固定している背面板内側の断熱材
（６）に配線した熱線（８）は、送電電流の熱ではづれ
ることがないように、断熱材にねじと金具（９）で固定
し取り付ける。

【００１３】熱線を使用した場合の消費電力は、低電力
ですむため、現在使用されている蓄電池で充分な機能の
保持ができる。

【００１４】作動時間は、早朝５時位から９時位までの
一日のうちの４時間位で、結露が起こりやすく交通量の
多い時間に作動し、視認効果が得られるようにタイマー
で調整しておく。また、昼間、夜間のミラーのくもりは
考えられなく、夜間に関しては、対向車のライトの光
で、確認は十分にできるため必要性はない。

【００１５】寒冷地では、降雪やふぶきの時等、ミラー
表面に雪が付着することも考えられるため、そのような
地区では作動時間と熱線の配線調整を行なって使用す
る。

【００１６】

【発明の効果】本発明は、上述のとおりの構成と作用で
作製されているので、次に記載する効果がある。

【００１７】カーブミラー本来の機能を発揮できるた
め、視認効果が高まり交通事故の激減につながること
は、間違いなしである。

【００１８】車の運転者も、ミラーのくもりと、対向車
の進行に瞬間的に運転操作でとまどうことがなくなり、
安全運転ができる。

【００１９】電源に太陽電池を用いているので、太陽光
さえ得られれば商用電源のない地域でも設置ができ、移
動・移設も簡単である。

【００２０】現在使われている太陽電池及び蓄電池は、
性能が優れているので悪天候の日が続いても、充分な装
置の働きが得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】結露除去カーブミラーの、全形正面図である。

【図２】結露除去カーブミラーの、全形側面図である。

【図３】結露除去カーブミラーの、上部から見た平面図
である。

【図４】結露除去カーブミラーの、ミラーを外したとき
の内部構造の正面図である。

【図５】結露除去カーブミラーの、ミラーとフードを外
したときの内部構造の側面図である。

【図６】断熱材に熱線の配線措置をしたときの断面側面
図である。

【図７】寒冷地、結露多発地区での、ミラーとフードを
外したときの熱線配線の正面図である。

【符号の説明】 １ ミラー面（鏡面） ２ 背面板 ３ 背面板取り付け金具 ４ ミラー取り付け金具 ５ ミラーフード ６ 断熱材 ７ 断熱材取り付けねじ ８ 熱線 ９ 熱線固定ねじ １０ 太陽電池 １１ 太陽電池取り付け金具 １２ 支柱

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カーブミラーのミラー（１）とミラーを
   固定している背面板（２）との間に、断熱材（６）に熱
   線（８）の配線措置を施したボードを、背面板の内側に
   取り付け、太陽電池（１０）と蓄電池にタイマーを組合
   せ、熱線に電気を流すように作製されており、断熱材は
   熱に強く、カーブミラーの装置は気象条件に強く作られ
   ていることを特徴とする結露除去カーブミラー。