JPH07267082A - 鉄道車両用トイレの換気装置 - Google Patents

鉄道車両用トイレの換気装置

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JPH07267082A
JPH07267082A JP6074294A JP6074294A JPH07267082A JP H07267082 A JPH07267082 A JP H07267082A JP 6074294 A JP6074294 A JP 6074294A JP 6074294 A JP6074294 A JP 6074294A JP H07267082 A JPH07267082 A JP H07267082A
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JP
Japan
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toilet
exhaust
air
toilet room
exhaust fan
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Application number
JP6074294A
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English (en)
Inventor
Yutaka Tanifuji
裕 谷藤
Masaaki Otaki
正昭 大滝
Kazuo Kudo
和雄 工藤
Kazunori Shibata
和典 柴田
Toru Ueno
徹 上野
Yoshihito Ogasawara
義仁 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
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Publication date
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トイレ室内ができるだけ負圧にならないよう
に、トイレ室内の上部から下部に向けて気流が生じるよ
うに排気して、便器側からの臭気の流入を抑止し、トイ
レ室内の臭気を確実になくする。 【構成】 車室内側からドア開閉により出入り可能であ
るとともにフロア3に便器4を備えたトイレ室1を有
し、トイレ室1外に便器から通過管5を通って流下する
汚物を貯留するタンク6を備えた鉄道車両用トイレの換
気装置において、上記通過管5の途中に、該通過管5の
空気が流出可能な管用排気口7を設け、トイレ室1の上
部に車室内側に連通し空気が流入可能な室内給気口20
を設け、トイレ室1の下部にトイレ室1内の空気が流出
可能な室内排気口25を設け、トイレ室1外に上記室内
排気口25及び管用排気口7から排気パイプ31を介し
てトイレ室1内の空気を吸引して排気する電動の排気フ
ァン装置30を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両用トイレの換
気装置に係り、特に、排気ファンによって強制的にトイ
レ室内の空気を排気して換気する鉄道車両用トイレの換
気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道車両用トイレは、図12に
示すように、例えば車両Tの後部に設けられ、車室内側
通路からドア開閉により出入り可能なトイレ室1を備え
ている。このトイレ室1は、例えばFRP(繊維強化プ
ラスチック)等で作成されたユニット式になっており、
車両Tのシャシ上の車体床2上に取付けられている。ト
イレ室1のフロア3は、下段3aと上段3bの2段にな
っており、この上段3bに便器4が設けられている。ま
た、トイレ室1外の車体床2下部には、便器4から通過
管5を通って流下する汚物を貯留するタンク6が設けら
れている。
【0003】従来、このような鉄道車両用トイレに設け
られた換気装置は、タンク6に汚物を流下させる通過管
5の途中に、管用排気口7を設け、トイレ室1外の車体
床2上に上記管用排気口7から排気パイプ8を介して通
過管5の空気を吸引して排気する電動の排気ファン9を
設けている。また、トイレ室1の天井部に、トイレ室1
内の空気が流出可能な排気口10を設け、トイレ室1外
に上記排気口10から排気パイプ11を介してトイレ室
1内の空気を吸引して車外に排気する排気ファン12を
設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
の鉄道車両用トイレの換気装置にあっては、トイレ室1
内に臭気が充満して、使用者に不快感を与えることがあ
るという問題があった。その理由は、トイレ室1の天井
上部からトイレ室1内の空気を吸引しており、また、車
両Tが走行すると、ドアの隙間等からトイレ室1内の空
気が吸引されることもあって、トイレ室1内が負圧にな
り、そのため、排気ファン9で通過管5の空気を吸引し
て排気してはいるものの、タンク6から立ち上がる臭気
がどうしても便器4からトイレ室1内に流れ込むからで
ある。しかも、トイレ室1内ではこの臭気は下から上へ
流れる気流に乗るので、使用者の鼻につき易く、一層不
快感を与える原因となっている。
【0005】また、車両Tが走行すると、車体床2上の
排気ファン9に車外から空気が流れ込んで、逆流現象を
起こすこともあり、この場合には、一層臭気がトイレ室
1内に流れ込むとともに、場合によっては、洗浄用の水
がタンク6に流れ込まずに逆にトイレ室1内側に吹き上
がってしまうような現象も確認されている。
【0006】このようなトイレ室1内の臭気対策として
は、トイレ室1内に消臭剤を置いたり、タンク6に薬剤
を投入したりもしているが、トイレ室1内への臭気の流
入を止めるものではないので、その効果は不十分になっ
ているという現状である。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、トイレ室内ができるだけ負圧にならないように
して、便器側からの臭気の流入を抑止し、また、トイレ
室内の上部から下部に向けて気流が生じるように排気し
て、臭気がトイレ室内に充満しないように換気できるよ
うにし、トイレ室内の臭気を確実になくするようにした
鉄道車両用トイレの換気装置を提供することを目的とす
る。また、必要に応じ、排気効率を向上させ、排気の逆
流を防止し、非使用時のトイレ室からの臭気漏れを防止
し、メンテナンスをやり易くし、更に、冬期の使用に対
する利便性の向上を図る点も課題とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の技術的手段は、車室内側からドア開閉により出
入り可能であるとともにフロアに便器を備えたトイレ室
を有し、トイレ室外に便器から通過管を通って流下する
汚物を貯留するタンクを備えた鉄道車両用トイレの換気
装置において、トイレ室の上部に車室内側に連通し空気
が流入可能な室内給気口を設け、トイレ室の下部にトイ
レ室内の空気が流出可能な室内排気口を設け、トイレ室
外に上記室内排気口から排気パイプを介してトイレ室内
の空気を吸引して排気する電動の排気ファン装置を設け
たものである。
【0009】そして、必要に応じ、上記タンクに汚物を
流下させる通過管の途中に、該通過管の空気が流出可能
な管用排気口を設け、この管用排気口と上記排気ファン
装置とを排気パイプを介して接続して該排気ファン装置
によって上記通過管からの排気を可能にした構成として
いる。また、上記室内排気口はトイレ室内に複数設けら
れていることが有効である。
【0010】そしてまた、必要に応じ、上記排気ファン
装置は、上記排気パイプが接続され排気パイプから流入
する空気が集合させられる集合ダクトと、集合ダクト内
の空気を排気する排気ファンと、該排気ファンが収容さ
れ集合ダクトに開口し排気ファンが吸気を行なう入口開
口及び車外に開口し排気ファンが排気を行なう出口開口
を備えたファン収納ボックスとを備えた構成としてい
る。
【0011】更に、必要に応じ、上記排気ファン装置の
ファン収納ボックスの出口開口に空気の逆流を防止する
逆流防止装置を設けた構成としている。また、必要に応
じ、上記排気ファン装置の集合ダクトの一部を透明部材
で形成した構成としている。
【0012】更にまた、必要に応じ、上記室内給気口
に、上記排気ファン装置の始動時に該室内給気口を開に
し、上記排気ファン装置の停止時に該室内給気口を閉に
する給気シャッタを設けた構成としている。
【0013】また、必要に応じ、上記トイレ室のドアの
ロック時にロック信号を送出するロック信号送出スイッ
チを設け、車両の通電時に上記排気ファン装置及び給気
シャッタに通電する駆動回路と、該駆動回路を有効及び
ロック信号の送出時に無効のいずれかの状態に切り替え
る切替回路とを設けた構成としている。
【0014】
【作用】このような構成からなる鉄道車両用トイレの換
気装置によれば、排気ファン装置が駆動されると、室内
排気口からトイレ室内の空気が吸引され、室内給気口か
ら車室内側の空気が供給される。これにより、トイレ室
の上部から下部に向けて気流が生じて換気されていき、
そのため、便器から立ち上がろうとする臭気がトイレ室
内に上昇しようとしても、この気流によって下部に吸引
させられ、臭気がトイレ室内に充満してしまう事態が防
止される。
【0015】また、室内給気口から車室内側の空気が供
給されるので、室内排気口からトイレ室内の空気が吸引
され、また、車両の走行時にドアの隙間等からトイレ室
内の空気が吸引されても、トイレ室内が負圧になろうと
する事態が抑制され、そのため、より一層、タンクから
の臭気が便器からトイレ室内に流れ込む事態が押えられ
る。
【0016】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
に係る鉄道車両用トイレの換気装置を詳細に説明する。
尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明す
る。図1乃至図5に示すように、実施例が適用される鉄
道車両用トイレは、上述もしたように、例えば車両Tの
後部に設けられ、車室内側通路13からドア14の開閉
により出入り可能なトイレ室1を備えている。このトイ
レ室1は、例えばFRP(繊維強化プラスチック)等で
作成されたユニット式になっており、車両Tのシャシ上
の車体床2上に取付けられている。トイレ室1のフロア
3は、下段3aと上段3bの2段になっており、この上
段3bに便器4が設けられている。また、トイレ室1外
の車体床2下部には、便器4から通過管5を通って流下
する汚物を貯留するタンク6が設けられている。
【0017】実施例に係る換気装置において、20はト
イレ室1内に空気が流入可能な室内給気口であり、トイ
レ室1の上部である天井15に設けられている。この室
内給気口20は、ダクト21を介して通路13側壁部の
上部に設けた空気導入口22に接続され、車室内側通路
13に連通している。この室内給気口20には、例えば
電磁作動型の周知の給気シャッタ23が設けられてい
る。この給気シャッタ23は、車両Tの加圧時(通電
時)により開放する常閉タイプであり、後述の排気ファ
ン装置30の始動時に室内給気口20を開にし、排気フ
ァン装置30の停止時に室内給気口20を閉にする。
【0018】25はトイレ室1内の空気が流出可能な室
内排気口であり、トイレ室1の下部に設けられている。
室内排気口25は、図6に示すように、トイレ室1の壁
部1aに穴26をあけ、この穴26に、トイレ室1外側
から筒状の排気口本体27を取付けるとともに、トイレ
室1内側から防虫網28及び通気性の板状グリル29を
ビスで取付けて構成されている。室内排気口25はトイ
レ室1内に複数(実施例では4個)設けられている。詳
しくは、フロア3の下段3aと上段3bとの段差壁3c
に1つ設けられ、フロア3の上段3b近傍であって、該
上段3bから同じ高さ位置の壁部に3つ設けられてい
る。また、上記タンク6に汚物を流下させる通過管5の
途中には、該通過管5の空気が流出可能な管用排気口7
が設けられている。
【0019】30はトイレ室1外の車体床2に取付けら
れている電動の排気ファン装置であって、上記各室内排
気口25及び管用排気口7から排気パイプ31を介して
トイレ室1内の空気及び通過管5の空気を吸引して車外
に排気するものである。この排気ファン装置30は、図
7及び図8に示すように、上記各排気パイプ31が接続
され排気パイプ31から流入する空気が集合させられる
集合ダクト32を備えている。この集合ダクト32はL
型のボックス状に形成され、その一部である車体外板1
6の開閉可能な開口17(図3)に対面する部位が、例
えばアクリル板等の透明部材33で形成されている。透
明部材33はビス等で着脱可能になっている。また、集
合ダクト32の透明部材33に対面する部位には、集合
された空気が排出されるための排出開口34が形成され
ている。排出開口34にはフィルタ35が設けられてい
る。
【0020】更に、集合ダクト32には上記排気パイプ
31が接続される接続口36が、1つの側部に2個、他
の側部に1個、上部に3個設けられている。1つの側部
の接続口36には、上記フロア3の上段3b近傍の室内
排気口25の1つに至る排気パイプ31と、管用排気口
7に至る排気パイプ31が接続され、他の側部の接続口
36には、段差壁3cに設けられた室内排気口25に至
る排気パイプ31が接続され、上部の接続口36のうち
2つには、フロア3の上段3b近傍の2つの室内排気口
25に至る排気パイプ31が接続されている。上部の接
続口36のうち残りの1つは、閉塞されてメクラなって
いる。
【0021】また、排気ファン装置30において、40
は集合ダクト32内の空気を排気する所謂シロッコファ
ンといわれる排気ファンであり、車両Tの加圧時(通電
時)に始動させられ、非加圧時(非通電時)に停止させ
られる。41は集合ダクト32に連設され排気ファン4
0が収容されるファン収納ボックスであり、集合ダクト
32の排出開口34に開口し排気ファン40が吸気を行
なう入口開口42及び車外に開口し排気ファン40が排
気を行なう出口開口43を備えている。
【0022】このファン収納ボックス41は、図8に示
すように、取付部材44を介してビス等で車体床2に取
付けられている。この取付部材44は上記出口開口43
に連通するとともに車体床2に形成した開口45に連通
する通路46を有している。47はファン収納ボックス
41と取付部材44との間及び取付部材44と車体床2
との間に介装されるゴム製パッキンである。このゴム製
パッキン47により耐震性が確保される。
【0023】この排気ファン装置30のファン収納ボッ
クス41が取付けられる取付部材44の通路46の出口
には、図7及び図8に示すように、空気の逆流を防止す
る逆流防止装置50が設けられている。この逆流防止装
置50は、ファン収納ボックス41の出口開口43及び
取付部材44の通路46に連通し車両Tの進行方向R左
右に開口して排気を車両Tの進行方向R左右に排出する
ようガイドするガイドダクト51と、ガイドダクト51
の前後に夫々一対ずつ付設され、車両Tの進行方向Rに
一方の開口52を有し進行方向R左右に他方の開口53
を有し、車両Tの進行時に進行方向Rに対向する一方の
開口52から流入する空気を他方の開口53から排出し
てガイドダクト51からの排気を車外に吸引する吸引ダ
クト54とを備えて構成されている。
【0024】更に、実施例においては、図5に示すよう
に、ドア14の上部に換気装置等を制御する制御部60
が設けられている。また、図5及び図9に示すように、
上記トイレ室1のドア14に、そのロック時、即ち、ト
イレ室1の使用時にロックキーを施錠したとき、ロック
信号を送出するロック信号送出スイッチ61が設けられ
ている。また、車両Tの座席のある室内には、トイレ室
1が使用中であることを知らせる使用認知ランプ62が
設けられている。上記制御部60には、図9に示すよう
に、実施例に係る換気装置を制御する制御回路63が設
けられている。この制御回路63において、64は車両
Tの加圧時(通電時)に上記排気ファン40及び給気シ
ャッタ23に通電する駆動回路であり、排気ファン40
及び給気シャッタ23が夫々ブレイカ65,ブレイカ6
6及び後述のリレー70の常閉スイッチ71を介して電
源に接続されている。67は上記ロック信号送出スイッ
チ61のロック信号の送出時に使用認知ランプ62を点
灯する点灯回路であり、使用認知ランプ62がブレイカ
65,ロック信号送出スイッチ61を介して電源に接続
されている。また、点灯回路67には後述のリレー70
の常開スイッチ72が並列に接続されている。68は上
記駆動回路64を有効及びロック信号の送出時に無効の
いずれかの状態に切り替える切替回路であり、上記ロッ
ク信号送出スイッチ61のON動作により通電可能かつ
通電により常閉スイッチ71を開にし常開スイッチ72
を閉にするリレー70と、該リレー70を切断接続する
手動のタンブラスイッチからなる切替スイッチ73とか
ら構成されている。
【0025】従って、この実施例に係る鉄道車両用トイ
レによれば、常時は切替回路68の切替スイッチ73を
断にしておく。この状態では、リレー70の常閉スイッ
チ71が閉状態を保持し、常開スイッチ72が開状態を
を保持するので、車両Tが加圧されると、駆動回路64
が有効になり、排気ファン40及び給気シャッタ23に
通電され、排気ファン40が駆動するとともに、給気シ
ャッタ23が開になる。
【0026】この状態において、トイレ室1では、排気
ファン装置30が駆動されているので、排気ファン40
により吸引が行なわれる。そのため、図1乃至図4に示
すように、先ず、管用排気口7から通過管5の空気が吸
引されているので、タンク6から上昇しようとする臭気
が吸引され、トイレ室1内に上昇する事態が抑制され
る。また、各室内排気口25からトイレ室1内の空気が
吸引され、給気シャッタ23が開になっているので、室
内給気口20から車室内側の空気が供給される。そのた
め、天井15部からフロア3に向けて気流が生じ、トイ
レ室1内の換気が行なわれるとともに、天井15部から
トイレ室1内下部に向けて気流が生じているので、便器
4から立ち上がろうとする臭気がトイレ室1内に上昇す
ることなく下部に吸引され、臭気が充満してしまう事態
が防止される。また、室内排気口25は便器4近傍に複
数設けられているので、それだけ、便器4の周囲からの
空気の吸引が確実に行なわれ、それだけ、臭気の吸収が
確実に行なわれる。
【0027】特に、車両Tが走行すると、ドア14の隙
間等からトイレ室1内の空気が吸引されることもあっ
て、トイレ室1内が負圧になろうとするが、室内給気口
20から車室内側の空気が供給されているので、負圧に
なる事態が抑制され、そのため、タンク6から立ち上が
る臭気が便器4からトイレ室1内に流れ込む事態が確実
に押えられる。
【0028】また、室内排気口25及び管用排気口7か
ら吸引された空気は、排気パイプ31を通して一度排気
ファン装置30の集合ダクト32に集合させられ、それ
から、排気ファン40によって排気させられるので、風
量が集中化させられ、そのため、個々に排気ファン40
に導く場合に比較して、風量低下が防止される。
【0029】また、排気ファン装置30のファン収納ボ
ックス41の出口開口43には、図7に示すように、取
付部材44を介して空気の逆流を防止する逆流防止装置
50が設けられているので、車両Tが走行しても、排気
ファン40に車外から空気が流れ込んで、逆流現象を起
こす事態がなくなる。即ち、車両Tが走行すると、吸引
ダクト54の車両Tの進行方向Rに対向する一方の開口
52から流入する空気が進行方向R左右の他方の開口5
3から排出され、ガイドダクト51からの排気を車外に
吸引するので、ガイドダクト51から空気が入り込むこ
とがないのである。そのため、特に管用排気口7から通
過管5に空気が逆流しないので、臭気がトイレ室1内に
流れ込む事態が確実に抑止される。
【0030】更に、仮に、逆流防止装置50を設けない
場合においても、室内排気口25及び管用排気口7から
吸引された空気は、排気パイプ31を通して一度排気フ
ァン装置30の集合ダクト32に集合させられ、それか
ら、排気ファン40によって排気させられるので、ファ
ン収納ボックス41の出口開口43から、車両Tの走行
時に、空気が入り込もうとしても、この集合ダクト32
に集合させられた空気によって、入り込もうとする空気
の風圧が緩衝させられるので、排気パイプ31へほとん
ど吹き込まれることがなく、そのため、確実に逆流が防
止され、上記のような、臭気がトイレ室1内に流れ込む
事態が確実に抑止される。
【0031】そして、トイレ室1を使用するときは、ド
ア14を開けてトイレ室1内に入り、ロックキーを施錠
する。これにより、図9に示すように、ロック信号送出
スイッチ61がONになり、使用認知ランプ62が点灯
する。この使用中においては、上記のように、便器4か
ら立ち上がろうとする臭気がトイレ室1内に上昇するこ
となく下部に吸引され、臭気が充満してしまう事態が防
止されているので、不快になることなく、快適に用をた
すことができる。特に、トイレ室1内の気流が下降する
ので、気流の鼻への影響が少なく、確実に臭気の影響が
防止される。
【0032】また、使用後には洗浄用の水を便器4に流
すが、逆流防止装置50や排気ファン装置30の集合ダ
クト32によって、空気の逆流が防止され、特に管用排
気口7から通過管5に空気が逆流しないので、この洗浄
用の水がタンク6に流れ込まずに逆にトイレ室1内側に
吹き上がってしまうような事態が防止される。
【0033】更にまた、使用時に、便器4にトイレット
ペーパ等の浮遊性の異物を捨てるが、この異物が、しば
しば、管用排気口7から排気パイプ31を通って、排気
ファン40に吸い込まれようとするが、この吸い込まれ
た異物は排気ファン装置30の集合ダクト32に入るの
で、この部位に停留し、また、集合ダクト32の排出開
口34にはフィルタ35が設けられているので、排気フ
ァン40に吸い込まれることがなく、そのため、排気フ
ァン40が異物によって損傷してしまう事態が防止され
る。
【0034】更に、この吸い込まれた異物は排気ファン
装置30の集合ダクト32に停留するので、メンテナン
ス時に透明部材33を取り外して容易に取り除くことが
できる。また、このメンテナンス時には、集合ダクト3
2の車体外板16の開閉可能な開口17に対面する部位
が透明部材33で形成されているので、入った異物を容
易に発見することができ、異物に対して容易に対応でき
る。
【0035】車両Tが車庫等に入る等して非加圧状態に
なって休止したときは、駆動回路64が無効になり、排
気ファン40が停止し、給気シャッタ23が閉になる。
この場合、排気ファン40が停止しているので、タンク
6からある程度臭気が上昇し、トイレ室1内に充満する
が、給気シャッタ23が閉になっているので、この臭気
が車室内側に漏れ出ることがなく、そのため、臭気によ
る車室内側への影響を防止することができる。この車両
Tの休止中に、トイレ室1内に充満した臭気は、上述し
たように、車両Tが加圧されたとき、排気ファン40の
駆動及び給気シャッタ23の開動作により、即座に換気
されて除去される。
【0036】また、冬期等、トイレ室1内が寒くなるよ
うなときは、図9に示すように、切替回路68の手動の
切替スイッチ73をONにしておく。この場合には、車
両Tが加圧されたときは、上記と同様に、排気ファン4
0の駆動及び給気シャッタ23の開動作により、換気動
作が行なわれる。そして、トイレ室1の使用時にロック
キーを施錠したときは、ロック信号送出スイッチ61が
オンすると、リレー70が作動して、常閉スイッチ71
が開になり、常開スイッチ72が閉になるので、排気フ
ァン40が停止し、給気シャッタ23が閉になる。この
場合、排気ファン40が停止するので、天井15部から
フロア3に向けて気流が生じなくなることから、使用者
に風が当たることがなくなり、トイレ室1内が寒くなっ
て、使用者に不快を与える事態が防止される。このと
き、タンク6からある程度臭気が上昇しようとしても、
使用中の僅かな時間なので、ほとんど影響がなく、非使
用時の排気ファン40の駆動及び給気シャッタ23の開
動作により、充分対応できる。特に、厳寒地で走行する
車両Tには有効である。
【0037】次に、実施例に係る換気装置の性能試験結
果を示す。この性能試験は、本実施例に係る換気装置
を、車両T(485系クロハ481型)に取付け、
(1)煙排出性能と、(2)臭気排出性能との2項目に
ついて、該装置を取付ける前の従来型との比較を行なっ
た。
【0038】(1)煙排出性能試験 トイレ室1内に信号煙管を1分間発煙させ、その後、換
気装置を稼動して、煙の排出状況を目視により見た。図
10に結果を示す。結果は、20回試験を行なったもの
の平均である。この結果から、従来型では、30分を過
ぎても煙がかすかに残るが、本実施例では、数分(平均
値2分35秒)で煙がなくなり、本実施例に係る換気装
置の、換気性能が極めて優れていることが分かった。
【0039】(2)臭気排出性能試験 市販の芳香剤を一定量フロア3に散布し、トイレ室1内
に試験者が入ってドア14を締め切った状態で、臭気強
度を6段階に分けて、その感応試験を行なった。図11
に結果を示す。結果は、20回試験を行なったものの平
均である。この結果から、従来型では、臭気を感じなく
なるまで25分も要したが、本実施例では、数十秒(平
均値38秒)で臭気を感じなくなり、本実施例に係る換
気装置の臭気除去性能が極めて優れていることが分かっ
た。
【0040】尚、上記実施例においては、トイレ室1の
便器4は、和式のものであるが、必ずしもこれに限定さ
れるものではなく、洋式のものであっても良い。また、
トイレ室1は、FRP等のユニット式に限らず、どのよ
うなタイプであっても良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鉄道車両
用トイレの換気装置によれば、排気ファン装置の駆動に
より、室内排気口からトイレ室内の空気が吸引され、室
内給気口から車室内側の空気が供給されるので、トイレ
室内の換気を行なうことができるとともに、しかも、ト
イレ室の上部から下部に向けて気流が生じるので、便器
から立ち上がろうとする臭気をトイレ室内に上昇させる
ことなく下部に吸引することができ、臭気がトイレ室内
に充満してしまう事態を防止することができ、使用者の
不快をなくすることができる。
【0042】また、室内給気口から車室内側の空気が供
給されるので、室内排気口からトイレ室内の空気が吸引
され、あるいは、車両の走行時にドアの隙間等からトイ
レ室内の空気が吸引されても、トイレ室内が負圧になろ
うとする事態が抑制され、そのため、より一層、タンク
からの臭気が便器からトイレ室内に流れ込む事態を確実
に押えることができる。
【0043】また、タンクに汚物を流下させる通過管の
途中に管用排気口を設け、排気ファン装置によって通過
管からの排気を可能にした場合には、管用排気口からタ
ンクから上昇しようとする臭気を吸引することができ、
より一層、臭気がトイレ室内に上昇する事態を防止する
ことができる。また、室内排気口からの吸引と管用排気
口からの吸引を1つの排気ファン装置で行なうので、そ
れだけ、装置の無駄がなく、取付けスペース等の確保も
容易になる。
【0044】更に、室内排気口をトイレ室内に複数設け
た場合には、便器の周囲からの空気の吸引を確実に行な
うことができ、それだけ、排気効率を向上させることが
でき、臭気の吸収を確実に行なうことができる。
【0045】更にまた、排気ファン装置が吸引した空気
を集合させる集合ダクトを備えた場合には、風量が集中
化させられ吸引効率を向上させることができる。また、
車両走行時にファン収納ボックスの出口開口から空気が
入り込もうとしても、集合ダクトに集合させられた空気
によって、入り込もうとする空気の風圧を緩衝させるこ
とができ、そのため、排気パイプへの逆流を防止するこ
とができ、臭気がトイレ室内に流れ込む事態を確実に防
止することができる。また、トイレットペーパ等の異物
が吸引されてしまっても、集合ダクトに入って停留する
ので、排気ファンに吸い込まれることが抑止され、その
ため、排気ファンが異物によって損傷してしまう事態を
防止することができる。更に、異物は排気ファン装置の
集合ダクトに停留するので、メンテナンス時に容易に取
り除くことができる。
【0046】また、排気ファン装置のファン収納ボック
スの出口開口に空気の逆流を防止する逆流防止装置を設
けた場合には、車両走行時に排気ファン装置側に空気が
入り込もうとしても、入り込む事態を阻止できるので、
逆流現象を起こす事態を確実に抑止でき、臭気がトイレ
室内に流れ込む事態を確実に防止することができる。
【0047】更に、排気ファン装置の集合ダクトの一部
を透明部材で形成した場合には、メンテナンス時に、集
合ダクトに入った異物を容易に発見することができ、そ
のため、異物に対して容易に対応できる。
【0048】また、室内給気口に、排気ファン装置の始
動時に室内給気口を開にし、排気ファン装置の停止時に
室内給気口を閉にする給気シャッタを設けた場合には、
車両が車庫等に入る等して排気ファン装置が停止して
も、室内給気口が閉になるので、タンクからある程度臭
気が上昇してトイレ室内に及んでも、この臭気が車室内
側に漏れ出ることがなく、そのため、臭気による車室内
側への影響を防止することができる。
【0049】そして、トイレ室のドアのロック時にロッ
ク信号を送出するロック信号送出スイッチを設け、車両
の通電時に排気ファン装置及び給気シャッタに通電する
駆動回路と、該駆動回路を有効及びロック信号の送出時
に無効のいずれかの状態に切り替える切替回路とを設け
た場合には、冬期等、トイレ室内が寒くなるようなとき
は、切替回路を駆動回路がロック信号の送出時に無効の
状態になるよう切り替えておけば、トイレ室を使用しな
いときは換気動作を行なわせ、トイレ室の使用時には排
気ファン装置を停止させ給気シャッタを閉じることがで
きるので、トイレ室の上部から下部に向けて気流を生じ
なくすることができることから、使用者に風が当たるこ
とがなくなり、トイレ室内が寒くなって、使用者に不快
を与える事態を防止することができる。即ち、トイレの
使用中のみ換気を停止できるので、特に、厳寒地で走行
する車両には有効になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る鉄道車両用トイレの換気
装置を通路側から見て示す図である。
【図2】本発明の実施例に係る鉄道車両用トイレの換気
装置を車体外側から見て示す図である。
【図3】本発明の実施例に係る鉄道車両用トイレの換気
装置を車両の進行方向から見て示す図である。
【図4】本発明の実施例に係る鉄道車両用トイレの換気
装置のトイレ室の状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例に係る換気装置が設けられたト
イレ室の外側を通路側から見て示す図である。
【図6】本発明の実施例に係る鉄道車両用トイレの換気
装置の室内排気口の構造を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例に係る鉄道車両用トイレの換気
装置の排気ファン装置の構造を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施例に係る鉄道車両用トイレの換気
装置の排気ファン装置の構造を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例に係る鉄道車両用トイレの換気
装置の制御回路を示す回路図である。
【図10】本発明の実施例に係る鉄道車両用トイレの換
気装置の性能試験結果を示す表図である。
【図11】本発明の実施例に係る鉄道車両用トイレの換
気装置の別の性能試験結果を示す表図である。
【図12】従来の鉄道車両用トイレの換気装置の一例を
示す図である。
【符号の説明】
T 車両 1 トイレ室 2 車体床 3 フロア 4 便器 5 通過管 6 タンク 7 管用排気口 13 通路 14 ドア 20 室内給気口 23 給気シャッタ 25 室内排気口 30 排気ファン装置 31 排気パイプ 32 集合ダクト 33 透明部材 40 排気ファン 41 ファン収納ボックス 50 逆流防止装置 60 制御部 61 ロック信号送出スイッチ 62 使用認知ランプ 63 制御回路 64 駆動回路 67 点灯回路 68 切替回路 70 リレー 73 切替スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 和典 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 上野 徹 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 小笠原 義仁 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東 日本旅客鉄道株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内側からドア開閉により出入り可能
    であるとともにフロアに便器を備えたトイレ室を有し、
    トイレ室外に便器から通過管を通って流下する汚物を貯
    留するタンクを備えた鉄道車両用トイレの換気装置にお
    いて、トイレ室の上部に車室内側に連通し空気が流入可
    能な室内給気口を設け、トイレ室の下部にトイレ室内の
    空気が流出可能な室内排気口を設け、トイレ室外に上記
    室内排気口から排気パイプを介してトイレ室内の空気を
    吸引して排気する電動の排気ファン装置を設けたことを
    特徴とする鉄道車両用トイレの換気装置。
  2. 【請求項2】 上記タンクに汚物を流下させる通過管の
    途中に、該通過管の空気が流出可能な管用排気口を設
    け、この管用排気口と上記排気ファン装置とを排気パイ
    プを介して接続して該排気ファン装置によって上記通過
    管からの排気を可能にしたことを特徴とする請求項1記
    載の鉄道車両用トイレの換気装置。
  3. 【請求項3】 上記室内排気口はトイレ室内に複数設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用
    トイレの換気装置。
  4. 【請求項4】 上記排気ファン装置は、上記排気パイプ
    が接続され排気パイプから流入する空気が集合させられ
    る集合ダクトと、集合ダクト内の空気を排気する排気フ
    ァンと、該排気ファンが収容され集合ダクトに開口し排
    気ファンが吸気を行なう入口開口及び車外に開口し排気
    ファンが排気を行なう出口開口を備えたファン収納ボッ
    クスとを備えて構成されていることを特徴とする請求項
    1,2または3記載の鉄道車両用トイレの換気装置。
  5. 【請求項5】 上記排気ファン装置のファン収納ボック
    スの出口開口に空気の逆流を防止する逆流防止装置を設
    けたことを特徴とする請求項4記載の鉄道車両用トイレ
    の換気装置。
  6. 【請求項6】 上記排気ファン装置の集合ダクトの一部
    を透明部材で形成したことを特徴とする請求項4または
    5記載の鉄道車両用トイレの換気装置。
  7. 【請求項7】 上記室内給気口に、上記排気ファン装置
    の始動時に該室内給気口を開にし、上記排気ファン装置
    の停止時に該室内給気口を閉にする給気シャッタを設け
    たことを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6
    記載の鉄道車両用トイレの換気装置。
  8. 【請求項8】 上記トイレ室のドアのロック時にロック
    信号を送出するロック信号送出スイッチを設け、車両の
    通電時に上記排気ファン装置及び給気シャッタに通電す
    る駆動回路と、該駆動回路を有効及びロック信号の送出
    時に無効のいずれかの状態に切り替える切替回路とを設
    けたことを特徴とする請求項7記載の鉄道車両用トイレ
    の換気装置。
JP6074294A 1994-03-30 1994-03-30 鉄道車両用トイレの換気装置 Pending JPH07267082A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007296968A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Teshika:Kk 車両用汚水処理装置
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FR3068946A1 (fr) * 2017-07-17 2019-01-18 Alstom Transport Technologies Voiture de train, train et methode de controle de la temperature a l'interieur d'un cabinet de toilettes appartenant a une voiture de train

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