JPH072653A - 活性剤施薬パッド - Google Patents

活性剤施薬パッド

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JPH072653A
JPH072653A JP3101940A JP10194091A JPH072653A JP H072653 A JPH072653 A JP H072653A JP 3101940 A JP3101940 A JP 3101940A JP 10194091 A JP10194091 A JP 10194091A JP H072653 A JPH072653 A JP H072653A
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JP
Japan
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layer
carrier
activator
film
adhesive
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JP3101940A
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English (en)
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John J Wick
ジェイ. ウイック ジョン
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M L I AKUIJISHIYON CORP SE
M L I AKUIJISHIYON CORP SEKANDO
MLI ACQUISITION CORP SECOND
Original Assignee
M L I AKUIJISHIYON CORP SE
M L I AKUIJISHIYON CORP SEKANDO
MLI ACQUISITION CORP SECOND
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 患者の肌に施した後も薬剤を分離状態に保持
することにより、常に適正な施薬速度を維持する 【構成】 基礎層2の第1の面を剥離可能とするととも
に、その第2の面上にキャリア片12a,12bを具え
たキャリア層6を配し、キャリア片間において基層2の
第1の面をキャリア層6の第1の面に剥離可能にヒート
シールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は活性剤施薬パッドに関
するものであり、さらに詳しくは1種以上の活性剤およ
びフィルム層をある期間に亘る治療の目的で患者の肌ま
たは粘膜部に施すための医療具の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】活性剤とフィルム層を患者の肌に施す医
療具に関しては、例えばアメリカ特許第4,915,1
02号に開示のように最近顕著な進歩が認められる。こ
の特許には、それ以前と比較して遥かに簡単容易な方法
で、フィルム層または活性剤を伴ったフィルム層を患者
の肌または粘膜部に施すことが開示されている。
【0003】アメリカ特許第4,915,102号の従
来技術の記載に述べられているように、上記のようなフ
ィルム層を施すこととは別に、活性剤キャリアそのもの
を施すことにも努力が払われてきた。この特許にはチバ
・ガイギーの「トランスデルム・ニトロシステム」や
「トランスデルム・ブイシステム」などの種々の皮膚浸
透式施薬システムが紹介されている。またアメリカ特許
第4,573,996号には使用中の漏出抵抗性を持っ
たものが提案されており、従来からの汚染の問題を改善
している。
【0004】薬剤などを施薬するための複数の房室を使
用するシステムも数多くあった。例えばアメリカ特許第
4,460,370がその一例である。
【0005】さらにアメリカ特許第4,917,676
号および第4,911,707号には複数の貯室を具え
た皮膚浸透式施薬システムが紹介されている。これはア
メリカ特許第4,666,441号などにも開示されて
いるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】歯科しだい4,66
6,441号特許の場合には1個以上の貯室を画定する
のに使用している膜体は1枚だけである。すなわち膜体
によって囲まれた部位をヒートシールすることにより、
膜体を個々の貯室に分割しているのである。この目的は
施す際に貯室間での混合を行なうためのものであり、患
者に施した後も2個のシステムを分離状態に保持するも
のではないのである。したがって異なる薬剤を同時に施
すとはいっても、その本来の意味は施す際に分離状態を
保つために非波断性の障壁を薬剤間に用いるということ
なのである。この発明の目的は患者の肌に施した後も異
なる薬剤を分離状態で保持できるような施薬パッドを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このためこの発明におい
ては、基層に第1の面と第2の面とを具え、この基層の
第1の面に剥離可能な面と第1の面と第2の面とを具え
たキャリア層とキャリア層の第1の面上に設けられた複
数の活性剤キャリア片とを設け,少なくとも複数の活性
剤キャリア片間の位置において基層の第1の面をキャリ
ア層の第1の面に剥離可能にヒートシールし、基層をキ
ャリア層から分離する前に複数の活性剤キャリア片が分
離されるようにしたことを要旨とするものである。
【0008】
【作用】キャリア層上のキャリア片間における基層とキ
ャリア層とのヒートシール部分がキャリア層の貯留部内
の活性剤を分離する
【0009】
【実施例】以下図面により説明するが、各図において実
質的に同一の要素については同一の参照番号を付して表
す。図1において基層2は使用前に活性剤とフィルム層
とを保護するためのものであり、最終的にこれらを施肌
することは阻まないが移転可能とするものである。この
基層2はキャリア層6にヒートシールされて,活性剤を
保護するのみならず後述の目的から活性剤を分離状態に
保持するのである。したがって基層2は紙、含紙層、ラ
ミネート、押出しポリオレフィンやポリエチレンなどの
熱可塑性樹脂、ポリエステルフィルム、箔ライナー、種
々のポリマーにコーチングまたはラミネートされた布状
層、押出しポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート
など種々の層体から構成されるものである。
【0010】しかしこの基層2は最初に接触している材
料や層体、例えばキャリア層6上の粘着層9aおよび9
bなど(図2参照)から剥離可能であることが必要であ
る。したがって紙層などが使用されているときには剥離
コーチングを施す。これにはその表面にシリコンまたは
テフロンコーチングなどを公知の手法により施せばよ
い。徳に好ましくはポリエチレンなどのプラスチック層
2a,2bをラミネートし、シリコンコーチングを施し
たり表面をエンボス加工したりしてこれらを剥離可能と
する。
【0011】エンボス加工には従来公知の種々の手法を
用いることができ、一般的には雄雌具に好ましくは熱を
併用する。このエンボス加工の基本的な目的は表面を非
平坦または粗くして、その全面がキャリア層6の内面と
完全には接触しないようにすることにある。このエンボ
ス加工は基層2をキャリア層6と合体する前に行なう。
エンボス加工の実施態様としては種々のものがあるが、
基層2の大きな接触部位に及ぶこともある。活性剤がキ
ャリア層6上に含まれている場合には、基層2の全面ま
たは活性剤または活性剤キャリアを囲んでいる部位にエ
ンボス加工を施す。このように基層2とキャリア6との
接触面積を減らすことにより、その分離を容易とする。
好ましくは基層2の30%位をエンボス加工する。エン
ボス加工により施薬パッド使用時における分離を容易と
する点はこの発明の眼目のひとつである。
【0012】さらに基層2の選択は使用目的によっても
大きく左右される。したがって基層2とキャリア層6と
の間には2個の層を合体させておくための粘着性は必要
ではあるが、いずれにしても全体のシールは剥離可能
で、基層2の端を引っ張るだけで剥離可能な程度に容易
なものでなければならない。しかし剥離後も活性剤キャ
リアは多くの場合フィルム層とともにキャリア層6の下
面と接触状態を保つ。これは活性剤をキャリア層6採接
触状に保持する粘着層中の粘着材料および活性剤kとキ
ャリア層6および基層2間の粘着層との関係による。
【0013】図2においてキャリア層6上には活性剤が
単独またはフィルム層と一緒に保持されている。図3に
示す構造にあっては、活性剤のキャリア片12a,12
bは別のフィルム層10a,10b上に載置されてお
り、これらのフィルム層は同時に肌に施される。フィル
ム層の使用は必須の要件ではなく、キャリア片12a,
12bのみの場合も多く、第4〜6図に示すように活性
剤キャリア片128a,128b用いた場合もある。し
かしこの場合には基層を剥離したときにこれらのキャリ
ア片をキャリア層と合体状態に保つ手段を採用する必要
がある。すなわち活性剤キャリア片とキャリア層との間
に別設の粘着層を介装する必要がある。
【0014】キャリア層6それ自身は施薬パッドを施す
患部の形状に沿えるだけの充分な可撓性を帯びる必要が
ある。さらに活性剤を支持する機能に充分な強度を必要
とし、しわがよらないことが望まれる。材料としては例
えばポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ポリビニリデ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリ
アミドなどがある。これらをラミネートしてさらに箔、
紙および布などを添加してもよい。しかしこのような場
合には内側にポリマー層を伴うことが望ましく、活性剤
キャリアさらにはフィルム層10a,10bなどと接触
させる。すなわち図2の例ではキャリア層6にはポリエ
チレンなどのプラスチック外側箔層6aおよび内側箔層
6bが付設されている。
【0015】キャリア片12a,12bは基本的には一
体構造の活性剤キャリア片である。これらの活性剤キャ
リア片は活性剤または薬剤と混合された粘着層を有して
いる。図2の例の場合キャリア偏12bは秘湯通性のバ
リア層13bに載置されており、このバリア層はキャリ
ア片12b中に含まれている溶媒または増進剤を通さな
いものである。このようなバリア層13bがあることに
よりキャリア層6に増進剤が逃げるのが防がれ、キャリ
ア片12bの有効性が保持される。このバリア層13b
は基層2やキャリア層6と同じようなプラスチック要素
を含むこともでき、好ましくは押出しポリエチレンテレ
フタレート、ポリアミド、塩化ポリビニリデンおよびサ
ランなどがそれである。
【0016】図1〜図3に示す実施態様の場合には、フ
ィルム層10bが活性剤キャリア片12bを支持してい
る。さらにフィルム層12bの表面は粘着層9bを有し
ている。フィルム層とキャリア層と肌に施した後これら
を肌に保持するのは粘着層9bである。他方フィルム層
10bが用いられないでキャリア片12bのみが単独で
肌に施される場合には、キャリア片12bそれ自身の粘
着性がより必要となる。図1〜図3の実施態様の場合に
はこれが問題となるので、フィルム層10bを含んだ実
施態様の方が好ましい。特に一体構造の活性剤キャリア
片12bが用いられて薬剤および向上剤が粘着物質と混
合されているときには、粘着成分の粘着性が低下する。
したがって粘着物質をいつまでも肌に施しておこうとす
ると問題がある。しかしフィルム層10bと一緒に粘着
層9bが有ると、キャリア偏12bの粘着特性が減少し
ても、さして障害とはならない。この理由から活性剤キ
ャリア片12bに全然粘着成分を含ませないこともあ
る。
【0017】特に下記のような水溶性または非水溶性の
ガムまたは樹脂を結合剤を使用しまたは使用しないで用
いることによりこの発明に用いるハイドロゲルが調製さ
れる。すなわちアガローゼ、アリグネート、アルキル、
ハイドロオキシアルカリセルローズ、アミロペクチン、
アラビノグラタン、カーボキシルメチルセルローズ、カ
ラギーナン、アイチュウマ、フコイダン、フルセララ
ン、ゼラチン、グアーガム、ガムアガー、ガムアラビッ
ク、ガムガッチ、ガムカラヤ、ガムトラガカンス、ハイ
ドロオキシエチルセルローズ、ハイドロオキシイプロピ
ルセルローズ、ヒプネア、ケラチン、ラミナラン、ロク
ストベーンガム、ペクチン、ポリアクリルアミド、ポリ
(アクリリック)酸および同族体、ポリエチレングリコ
ール、ポリ(エチレン)オキサイド、ポリ(ハイドロオ
キシアルキルメタアクリレート)、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリピレングリコールアル
ギネート、スターチおよびその同族体、タマリンドガ
ム、n−ビニルラクタムポリサッカライドおよびクサン
サムなどがそれである。
【0018】加えてそのようなハイドロゲルは下記のよ
うな親水性および疎水性のモノマーの共重合と交差結合
によっても調製できる。すなわちアクリル酸およびメタ
アクリル酸のハイドオキシアルキルエステル、アクリル
アミドメタアクリルアミドの誘導体、n−ビニル−2ー
ピロロリドン、アルキルアクリレートおよびメタアクリ
レート、ビニルアセテート、アクリルニトリルおよびス
チレンなどがそれである。
【0019】フィルム層10b上の粘着層9bは施薬パ
ッド全体を粘着性のない肌上に保持するのである。
【0020】さらに図4〜図6に示す実施例にあって
は、活性剤キャリア片128a,128bが粘着層13
6a,136bによりキャリア層106の表面に取り付
けられている(図示の例ではフィルム層110a,11
0bが粘着層137a,137bによりキャリア片とキ
ャリア層との間に介装されて用いられている)。キャリ
ア片128a,128bは裏付材138a,138bと
膜132a,132bとにより構成される区分された貯
留部134a,134b中に粘着剤を有している。裏付
け材と膜とは後者の演舞に添ってシール(好ましくはヒ
ートシール)されている。活性剤が透通できる粘着層1
30a,130bを貯留部と反対側において膜に添付し
てもよい。
【0021】以上いずれの実施例にあっても、活性剤キ
ャリア片はフィルム層10a,10b(および110
a,110b)と接触を保っている。図4〜図6の実施
例の場合には、粘着層136a,136bにより行なわ
れている。すなわち基本的にキャリア片は、単独であろ
うとフィルム層と一緒であろうと、充分な強さでキャリ
ア層6に粘着され、基層を剥離したときでもその状態を
保ち、しかも活性剤が肌に施された後は用意にキャリア
層6から剥離されることが要求される。
【0022】これが達成されるのは、一方では粘着層5
a,5bと粘着層9a,9bの強さの間の関係による。
ここでキャリア層とフィルム層との間の粘着層の粘着係
数はフィルム層と基層との間の粘着係数より小である。
かくしてフィルム層とキャリア層とを上記の粘着層と共
に患者に施すと、フィルム層は患者に粘着し同時にキャ
リア層から剥離される。図4〜図6の場合も同じ原理で
ある。
【0023】図2に示すような断面構造を有した施薬パ
ッドを製造するには、間に活性剤(さらにはフィルム
層)を挟んで基層2をキャリア層6と面接触させる。こ
れらの層間の接触は粘着層9a,9bによっても保持さ
れるが、さらに両者間にヒートシールを施す。このシー
ルは図中キャリア片12a,12b の間の場所に施
す。このヒートシール箇所を図1中18で、図3中24
で示す。このヒートシールは剥離可能なシールである。
【0024】2個の対面する層が内側にポリエチレン層
を有しているような場合、このような「剥離可能なシー
ル」を形成するには、例えばアメリカ特許第4,71
0,191号に記載されているような方法による。すな
わち基層2のような層の内側面に剥離コーチングを施し
てヒートシール領域を形成し、その中の熱的結合を弱く
する。また該特許にはこれに代えて、基層2とキャリア
層6の内側層として2枚の異なる材料(例えばポリエチ
レンとポリプロピレンなど)を用いることが記載されて
いる。この場合には、少なくとも「剥離可能なシール」
を形成するためには、基層2の内側に剥離コーチングを
施す必要がない。
【0025】一般に「剥離可能なシール」は、活性剤キ
ャリアを分離し向上剤の移転を防ぐ目的ばかりではな
く、同時に基層2とキャリア層6との分離を容易とする
ためのものである。例えばシリコン層などのような剥離
コーチングを両者間になしに2枚のポリエチレン層が上
記のようにヒートシールされたとすると、これらは合体
してしまい分離は難しくなる。したがってこの発明にお
いて「剥離可能なシール」というのは重要な概念であ
る。
【0026】再び図1〜図3において、活性剤キャリア
片12a,12bを区分している「剥離可能なシール」
は両者の間ばかりでなく、これらを囲む経路16に添っ
ても延在している。ヒートシール16とは別のヒートシ
ール14がキャリア片を含む全体を囲んにでいる。
【0027】かくして各キャリア片はフィルム層と共に
基層2をキャリア層6から分離する前に区分された状態
になっている。すなわ血活性剤キャリア片と共に異なる
薬剤が施されるときには、これらの各活性剤にのために
各仕様を注意して特定する必要がある。この仕様とはこ
れらの活性剤と共に用いられるエタノールなどの比較的
揮発性の溶媒または向上剤を含むものである。ここで
「向上剤」とは患者の毛穴を開き薬剤の施薬を容易とす
るような効果を有した添加物をいう。しかし一般には
これらの溶媒および/またはキャリアは患者に対する皮
膚浸透の速度を決定する。この施薬速度は活性剤を用い
る際に非常に決定的なものなので、前もってこれらの溶
媒やキャリアの移転や混合があると施薬速度が変わって
しまい、始末の悪いことになる。
【0028】活性剤キャリア片間にヒートシールがある
ことによりこのような移転や混合が防止され、決定的に
かつ注意深く定められた施薬速度と各活性剤の効能とが
保たれ、しかも同時に肌に施すときにはキャリア層と基
層とが容易に分離されるのである。しかもこのようなヒ
ートシールを設けたことにより1この施薬パッドを数個
に分割することもできる。これには単にヒートシールの
幅を広げればよく、例えば1/4インチ位にする。した
がってキャリア層を基層から分離する前にこのヒートシ
ール18,24をハサミなどで切断すればよい。
【0029】キャリア片とフィルム層とを患者の肌上に
保持する粘着層9a,9bはアレルギー性がないことが
必要である。図4〜図6の実施例の場合だとキャリア片
の膜132a,132bの場所に相当する粘着層の部位
が活性剤透通性の層であることが必要で、これにより活
性剤がこれらの層を透通する。これらの粘着層のそのよ
うな部位を図6中130a,130bで示す。しかしこ
れらの活性剤透通性粘着層は膜の領域に限定されるべき
であって、キャリア層6,106の面をコートするに必
要な粘着の残余の部分は活性剤非透通性の粘着層でなけ
ればならない。この理由は基層の全域に亘って(または
少なくとも活性剤キャリア片の周縁部を超えて)活性剤
透通性粘着を用いると、付随的に薬剤施薬面が増加し
て、望まないのに施薬量が変わってしまうからである。
【0030】加えてキャリア片と共にフィルム層が移転
するような実施例の場合には、フィルム層10a,10
bの面の残りの部分は活性剤非透通性の粘着層を含むこ
とになり、換言すると比較的強い粘着がフィルム層を肌
と接触状に保つことになる。この場合にはキャリア片上
における粘着層の存在はたいして重要ではなくなる。な
ぜならその面は周囲の粘着層11a,11b,111
a,111bなどにより肌と接触状に保たれるからであ
る。にもかかわらずこの場合にはキャリア片の領域には
粘着層を用いるのが好ましく、これにより少なくとも活
性剤キャリア片と肌との接触が保たれるのである。この
目的から実質的に弱い強度の接触タイプ粘着が用いられ
る。
【0031】フィルム層10a,10b,110a,1
10bと非透通性粘着層9a,9bとはバリア層13
a,13bとキャリア片12a,12bその他などを取
り囲むポケットを形成し、肌に施薬パッドが施されたと
きに、活性剤はキャリア片から解放されて膜132aな
どや活性剤透通性粘着層130aなどを透通するが、フ
ィルム層を透通したり活性剤非透通性粘着層を通って半
径方向外側に透通することはできない。
【0032】図4〜図6に示す実施例のフィルム層11
0aなどと接触している活性剤キャリア片ははいかなる
形態にせよ薄いフィルムまたはシートであることが望ま
しい。多くの場合施薬パッドを施される肌の領域の故
に、施薬パッドは明るい色にして美容的効果を挙げるの
がよい。好ましくは無色のポリエステル層で、活性剤ま
たは薬剤に対して閉鎖的であって、種々の色に染めるこ
とができるか、プリントされた材料を内蔵しているのが
好ましい。外側表面層は通常は施薬パッドに対して支持
および保護の役目を果すものである。これらの層はポリ
エチレンテレフタレートまたはSARANなどのポリビ
ニリデンクロライド化合物の高度に閉鎖的な層である。
【0033】外側層は好ましくは活性剤や粘着層に対し
て非透通性の材料の組合せである。しかし基本的な目的
は活性剤の漏出を防止することにある。もし外側の層が
施薬パッドの残りの部分に活性剤非透通性粘着層と共に
コートされているときは、外側層が完全活性剤に対して
非透通性でなくとも非透通性の粘着層がこの役目をす
る。したがって外側層は必ずしも活性剤に対して非透通
性である必要はない。ここで「実質的に非透通性であ
る」ということは、問題となっている層をこれと接触し
ている他の成分が認識できるほどには透通しないという
ことである。
【0034】外側層、例えばバリア層13aなどにいか
なる材料を用いるかはそれと接触する物質により左右さ
れる。一例を挙げるとセロファン、セルローズアセテー
ト、エチルセルローズ、プラスチック化ビニルアセテー
ト/ビニルクロライド共重合物、エチレン/ビニルアセ
テート共重合物、、ポリエチレンテレフタレート、ナイ
ロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニリデン
クロライド(SARAN)、紙、布、アルミニウム箔な
どがある。好ましくはこの外側層は可撓性で施薬パッド
が施される身体の部位に適合するのがよい。
【0035】全体を覆う層および/またはバリア層13
8aなどとしてはフィルムまたは複合フィルムを用いる
のがよい。複合フィルムとしては金属化(アルミ化)さ
れたものまたはその2枚以上をラミネートまたは合体し
たものがよい。例えばポリエチレンテレフタレートとポ
リエチレンのラミネート、ポリエチレン/金属化ポリエ
チレンテレフタレート/ポリエチレンラミネートなどを
用いる。ポリマーとしてはポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリビニルクロライド、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリビニリデンクロライド(SARAN)などが用
いられる。ポリビニリデンクロライドまたはSARAN
をバリア層138aなどに用い以下に述べるPEBAX
をフィルム層110aなどに用いて組合せるのが非常に
好ましい。問題となっている材料に対してはSARAN
が非常に閉塞性があるが、いささか硬くて柔軟性に欠け
るので、フィルム層110aなどに以下に述べるような
柔らかく可撓性のフィルムを用いることにより、快適性
と肌への適合性の観点から好ましい結果が得られるので
ある。
【0036】以上述べたことはフィルム層なしに活性剤
キャリア片のみを肌に施す場合にも当てはまる。この場
合にはバリア層138aなどのようなキャリア層とキャ
リア片の外面との間に介装される粘着層は感圧性の粘着
剤を含んでおり、例えば交差結合が可能なアクリル共重
合体などが用いられる。これはキャリア片112aなど
と共にフィルム層110aなどが用いられる際にフィル
ム層をキャリア層に粘着させる粘着層137aなどと同
じものである。いずれにしてもアクリル粘着剤としては
例えばアベリイケミカル社のAS−351HSXなどを
コート密度25〜35g/平方mで用いるとよい。この
感圧粘着剤は交差結合可能なポリーマーであって、乾燥
すると全固体含有率が52%位で、ブルックフィールド
粘度(LVT/04/12RPM@25度C)が15,
000〜25,000cps位で、ガロン当りの重量が
7.4lbs位である。またヘキサンやトルエンで希釈
して所望の粘度範囲にしてコーチングなどに用いてもよ
いい。
【0037】その他にもナショナルアドセッシブ社によ
るアクリル感圧粘着剤としてDUROTAKK80−1
054が挙げられる。この粘着剤は固体含有率が47.
5%、粘度が3,000cpsで可塑性(ウイリアム
ス)が2.9mmである。これと共用される溶媒として
はエチルアセテート、ヘプタン、イソプロピル、アルコ
ールおよびトルエンなどがある。さらにその他にも粘着
剤としてはモンサント社によるGELVAマルチポリマ
ーエマルジョン2484が安定で感圧性があるアクリル
エマルジョンで固体含有率が59%、粘度が1,500
−Z300cpsである。
【0038】図4〜図6に示す活性剤キャリア片に戻る
と、これらの活性剤キャリア片は貯留部138aなどに
含まれた活性剤を収容しており、活性剤透通性粘着層1
30aなどが用いられている。また活性剤非透通性の粘
着層136aなども一緒に用いられている。すなわち活
性剤非透通性の粘着層が活性剤透通性の粘着層を囲んで
いるのである。上記したようにこのような非透通性粘着
層を用いる基本的な目的は肌への粘着を防止ししかも施
薬時における活性剤の漏出を防止することにある。
【0039】非透通性粘着層に要求される非透通性の度
合いは活性剤やキャリア片によって左右される。一例を
挙げるとBFグッドリッチ社のRー1072,CLハサ
ウエイ社の第735号、エバンスStケレイアー社の第
5702号、CLハサウエイ社のPS−41、HBヒュ
ーラー社のVr−0833、モルトンケミカル社のAd
cote73A207A、ナショナルスターチ社の第8
0ー2404号、80ー1054号、72ー9056号
および72ー9399号、ロームアンドハール社のE2
015,E2067およびE1960、ユニロイアル社
のM6112、WRグレース社のDaratak74、
ナショナルスターチ社のJowatherm270−0
0,S−3202などがある。
【0040】非透通性粘着層の厚さと幅とは 活性剤の
漏出を完全に防止できるmのでなければならない。一例
としては幅が1/16〜2インチ、より好ましくは1/
8〜1インチであるが、多くの場合1/4〜1/2イン
チ 位である。また厚さと幅とは全域に亘って均一であ
る必要はない。
【0041】非透通性粘着層は施薬パッドを肌に接着す
るものであるが、キャリア片をフィルム層一緒に施す場
合には、接触を保つのが目的なので粘着強さは若干小さ
くてもよい。また粘着層は生物学的に受容できるもので
なければならない。非透通性粘着層は感圧性のものであ
ることが望ましい。一例を挙げるとアクリルまたはメタ
アクリル酸(n−ブタノール、n−ペンタノール、イソ
オペンタノール、2−メチルブタノール、1−メチルブ
タノール、1メチルペンタノール、2−メチルペンタノ
ール、3−メチルペンタノール、2−エチルブタノー
ル、イソオクタノール、n−デカノール、n−ドデカノ
ールエステル)などである。これらは単独で用いてもよ
いし、エチレン不飽和モノマーと共重合させてもよい。
そのようなモノマーとしてはアクリル酸、メタアクリル
酸、アクリルアキド、メタアクリルアキド、N−アルコ
オキシメチルアクリルアミド、N−アルコオキシルメチ
ルメタアクリルアミド、N−t−ブチルウアクリルアミ
ド、イタコン酸、ビニルアセテート、アルキル基が10
〜24個の炭素原子を有したN−分岐アルキルメラミッ
ク酸、グリコールジアクリレートまたはこれらの混合
物、シリコンラバ、スチレンブタジエンラバー、ブチル
−エーテルラバー、ネオプレンラバー、ニトリルラバ
ー、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリイソプレ
ンなどの天然または合成ゴム、ポリビニルアルコール、
ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニ
ルアセテートなどのビニルポリマー、ウレアフォルアル
デヒド樹脂、フェーノールフォルムアルデヒド樹脂、レ
ソルシノールフォルムアルデヒド樹脂、エチルセルロー
ズ、メチルセルローズ、ニトロセルローズ、セルローズ
アセテートブチレートカルボキシメチルセルローズなど
のセルローズ誘導体、グアーアカシア、ペクチナ、スタ
ーチ、デストリア、ゼラチン、カゼイン、などの天然ガ
ムがある。その他安定剤などを含んでもよいことは勿論
である。
【0042】活性剤透通性粘着層は施薬パッドが肌に施
されたときに活性剤を収容している。これにより肌に初
期薬剤が存在することになり、活性剤の吸収の遅れがな
くなって薬剤は即座に患者に役立つことになる。これは
製造時に薬剤が膜を透通して活性剤透通性粘着層と混じ
るからである。一方非透通性粘着層のまわりを囲んでい
る層は施薬を制約してその区域を画定する。透通性粘着
層中に存在する活性剤の量は必要とされる初期薬剤存在
量による。例えばアメリカ特許第4,031,894号
に記載されている例では1平方cm当り200mgが適
正な量となっている。
【0043】透通性粘着層の厚さと幅とは活性剤に充分
な透通を行なわせかつ肌の適当な表面領域に所望の施薬
速度が得られるようなものとする。また非透通性粘着層
は多くの場合透通性粘着層と直接接触するかその近辺に
ある。しかし必ずそうというのではなく、両者の間に隙
間があってもよい。
【0044】透通性粘着層および非透通性粘着層の厚さ
と形状は同じであったり対応するものである必要はな
い。したがってまず非透通性粘着層が肌の特殊な部位に
粘着し、しかも活性剤が透通する透通性粘着層には影響
を及ぼさないのである(すなわち膜や透通性粘着層の面
積を変更することなく施薬パッドの形状を変更できるの
である)。
【0045】活性剤の貯留部は膜により透通性粘着層か
ら分離されている。これらの膜は微細孔を具えており、
これらの孔が貯留部からの活性剤により満たされる。要
するに活性剤が適正な速度でこの膜を透通すればよいの
である。膜と透通性粘着層とは一体となっていてもよ
く、この場合にはこれらの表面に粘着処理を施して、膜
の透通性を保持したままで肌に粘着するようにする。
【0046】膜を透通する活性剤の速度の適正さは必要
とされる施薬速度と肌に対する活性剤の透通性による。
肌によって決まることもある。肌に対する透通速度が所
望の透通速度である場合には、膜は透通を制約する機能
を要求されなく充分亜量の活性剤を肌に供給しさえすれ
ばよい。
【0047】分離用膜に適した材料としては例えばポリ
プロピレン、ポリカーボネート、ポリビニルクロライ
ド、セルローズアセテート、セルローズニトレートおよ
びポリアクリロニトリルなどがある。カプセル用膜とし
ては例えば非可塑化または長鎖油脂アミドにより可塑化
されたポリビニルクロライドなどの疏水性のポリマー、
可塑化ナイロン、非可塑化ソフトナイロン、シリコンラ
バー、ポリエチレンおよびポリエチレンテレフタレート
などがある。アメリカ特許第2,976,576号、第
3,220,960号およびベルギー特許第701,8
13号に記載されたアクリルおよびメタアクリル酸のエ
ステル、変態コラーゲン、交差結合親水性ポリエーテル
ゲル、交差結合ポリビニルアルコール、交差結合部分水
酸化ポリビニルアセテート、メチルセルローズ、エチル
セルローズ、ハイドロオキシルセルローズ、アカシア、
カルボキシルメチルセルローズ、コラゲンナn、ゼラチ
ンなどの親水性ポリマーも用いられる。
【0048】活性剤は単独でも異種のものを混合しても
よい。とにかく粘着層と膜を構成している透通性粘着層
を透通して肌の内部に侵入する薬剤ならなんでもよい。
例えばアメリカ特許第4,031,894号に記載の好
ましくはスコプラミンなどが用いられる。またアメリカ
特許第3,742,951号、3,996,934号お
よび4,573,996号に記載のものなども用いられ
る。
【0049】活性剤キャリア片に加えてフィルム層10
aなども上記の実施例では用いられた。これらのフィル
ム層は非常に取り扱いにくく肌に施したときには丸まり
易い。フィルム層としては非常にフィルム性が顕著で、
かつ空気や水分が透通し易いものがよく、しかもバクテ
リアなどの好ましくないものは通さないものがよい。し
たがってこれらのフィルムは薄いプラスチック材料や非
常に薄い箔や不織布などから形成され、そのお厚さは2
ミル以下、好ましくは約1.5ミル、さらに好ましくは
1ミル以下がよい。。
【0050】これらのフィルムは好ましくは熱可塑性で
あって、少なくとも部分的に断性であるのがよい。その
伸長度は約130%位と高く、適形性がよくてしかも形
状記憶性がなく、伸長されたときもある程度は復元する
ことが望まれる。加えてポリエチレンなどに比べて水分
を通すのがよい。またフィルムに要求される閉塞性は用
とに応じて異なるもので、一般的にはポリエチレングリ
コールなどのグリコールは通すものが用いられるが、用
途によっては閉塞性が多く要求されることもある。エヒ
レン−ビニルアセテート共重合体の層、ナイロンやポリ
エステルのフィルム、ラミネートやコーチングされたも
のも用いられる。
【0051】また熱可塑性フィルムの表面状態は用途に
応じて適宜なものを選択する。さらに適宜着色剤、充填
剤、粘土、芳香剤などを含有してもよい。
【0052】商業的な観点からはベルテック社のMed
ifilm800などがよい。これはポリエステルブロ
ックアミドである弾性的な樹脂(市販名PEBAX)の
押し出し整形により得られるフィルムである。このポリ
マーの構造は下記のようなものである。
【0053】
【化1】
【0054】ここでPAは比較的柔軟なポリエステルセ
グメントを示す。このように押出し成形されたフィルム
は引裂きおよび摩擦抵抗が高く、快適性にも富み、水分
透通性も優れている。2種の典型的なPEBAXフィル
ム(厚さ1ミル)を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】その他にも熱可塑性ポリウレタンなどがあ
り上記のような要求を殆ど満たしている。市販ポリウレ
タン品の名を挙げるとダウケミカル社のPELLETH
ANE(2363−80AEを含む)、ケージークイン
社のQ−THANE、グッドリッチ社のESTANE,
モベイケミカル社TXINなどがある。さらに基層2の
材料としてはデュポン社のHYTREL、ジェネラルエ
レクトリック社のLOMOD(ポリエステルプレポリマ
ーとポリブチレンとの共重合体)およびイーストマンコ
ダック社のPCCEなどのシシックウポリエステルがあ
る。
【0057】
【発明の効果】肌に施された後もキャリア層上の活性剤
がヒートシール部により分離されているので、各活性剤
が常に適正な透通速度で患者の体内に吸収される。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の施薬パッドの一例の一部切除平面図であ
る。
【図2】その断面側面図である。
【図3】この発明の施薬パッドに用いるキャリア層の一
例の平面図である。
【図4】この発明の施薬パッドの他の例の平面図であ
る。
【図5】この発明の施薬パッドに用いるキャリア層の他
の例の平面図である
【図6】この発明の施薬パッドに用いるキャリア層のさ
らに他の例の平面図である
【符号の説明】
1 基層 2 基層 5a,5b 粘着層 6 キャリア層 9a,9b 粘着層 10a,10b フィルム層 13a,13b バリア層 16,18,24 ヒートシール

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基層(2)が第1の面と第2の面とを有し
    ており、この基層の第1の面が剥離可能な面と第1の面
    と第2の面とを具えたキャリア層(6)とキャリア層の
    第1の面上に設けられた複数の活性剤キャリア片(12
    a,12b,140a,140b)とを有しており,少
    なくとも複数の活性剤キャリア片間の位置において基層
    の第1の面がキャリア層の第1の面に剥離可能にヒート
    シールされており、基層をキャリア層から分離する前に
    複数の活性剤キャリア片が分離されることを特徴とする
    活性剤施薬パッド。
  2. 【請求項2】キャリア層と活性剤キャリア片との間に複
    数のフィルム層(10a,10b,110a,11b)
    が設けられていて、フィルム層と共にキャリア片が肌に
    施されることを特徴とする請求項1に記載の施薬パッ
    ド。
  3. 【請求項3】活性剤キャリア片が活性剤を保持する粘着
    層を有していることを特徴とする請求項1または2に記
    載の施薬パッド。
  4. 【請求項4】粘着層の厚さが0.5〜5ミルの範囲にあ
    ることを特徴とする請求項3に記載の施薬パッド。
  5. 【請求項5】基層の第1の面が少なくともキャリア片の
    周縁の周りにおいてキャリア層の第1の面にヒートシー
    ルされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    ひとつに記載の施薬パッド。
  6. 【請求項6】複数のキャリア片が 活性剤を含んだ複数
    の貯留部(134a,134b)と この貯留部からの
    活性剤の解放を制御する解放手段(132a,132
    b)と貯留部とキャリア層との間の複数の活性剤非透通
    性バリアー(138a,138b)とを有しており、キ
    ャリア片を肌に施したときのみに活性剤が貯留部の内面
    からj解放されることを特徴とする請求項1または2に
    記載の施薬パッド。
  7. 【請求項7】基層の剥離可能な面がエンボス面であるこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかひとつに記載の
    施薬パッド。
  8. 【請求項8】第1の粘着層がキャリア層の第1の面とフ
    ィルム層との間に設けられて基礎層がキャリアから分離
    されたときにフィルム層をキャリア層と接触状に保ち、
    第2の粘着層がフィルム層と基層の第1の面との間に設
    けられ、第1の粘着層と第2の粘着層とがそれぞれ第1
    の粘着係数と第2の粘着係数とを有しており前者が後者
    より小であり、第2の粘着層を間にしてフィルム層を肌
    に施したときにフィルム層が肌に粘着しフィルム層が同
    時にキャリア層から除去可能であることを特徴とする請
    求項2に記載の施薬パッド。
  9. 【請求項9】剥離可能な面がシリコンコーチングを有し
    ていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかひとつ
    に記載の施薬パッド。
  10. 【請求項10】解放手段が貯留部の内面上に形成された
    複数の活性剤透通性膜を有しており、貯留部が透通性膜
    と非透通性バリア層との間に完全に封入されていること
    を特徴とする請求項6に記載の施薬パッド。
JP3101940A 1990-10-18 1991-04-04 活性剤施薬パッド Pending JPH072653A (ja)

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