JPH07265212A - 固形分濾過器付き容器 - Google Patents

固形分濾過器付き容器

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Publication number
JPH07265212A
JPH07265212A JP6059351A JP5935194A JPH07265212A JP H07265212 A JPH07265212 A JP H07265212A JP 6059351 A JP6059351 A JP 6059351A JP 5935194 A JP5935194 A JP 5935194A JP H07265212 A JPH07265212 A JP H07265212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
container
cup
filter
solid material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6059351A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuo
寛 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUO SHOKUHIN KK
Original Assignee
MATSUO SHOKUHIN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MATSUO SHOKUHIN KK filed Critical MATSUO SHOKUHIN KK
Priority to JP6059351A priority Critical patent/JPH07265212A/ja
Publication of JPH07265212A publication Critical patent/JPH07265212A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 有効成分溶出後の根こんぶの処置の繁雑さを
解消し、かつ、コップに付着している粘着状の有効成分
も飲用しやすい構造の容器を提供する。 【構成】 リング3の両側に、2個のカップ1,2の口
縁部を密着状態で装着可能とし、かつ、前記リング3
に、濾過穴を有する濾過体7を備えた固形分濾過器付き
容器。前記リング3の上下外周面に雄ねじ6を形成し、
2個のカップ1,2の口縁部の内周に雌ねじ4を形成す
る。濾過体7は凹面である。前記リング3の外周面には
滑り止めのローレットを形成する。 【効果】 有効成分を溶出した後の固形物を箸等で取り
出す手間がなくなる。液と固形物が分離されるので、液
を安心して飲むことができる。濾過体の上に固形物が残
るので、手や箸でつまんだりせずに固形物を簡単に捨て
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、根こんぶや漢方薬等の
固形物原料から有効成分を水や湯に溶出させた後に、有
効成分溶出液と固形物とを分離して、有効成分溶出液の
みを飲用するのに便利な構造とした容器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年では、健康を維持するために、医薬
品とは別に、自然に存在する植物などの有効成分を摂取
することが注目されている。例えば、血圧を降下させる
ために、根こんぶ(昆布の根の部分をある大きさに切っ
たもの)を半日ないし一日、常温の水を入れたコップに
入れておき、根こんぶの成分を水に溶出させ、その溶出
液を飲用することが有効であると言われている。
【0003】従来は、根こんぶの成分が溶出した水を飲
む場合、根こんぶが入ったままコップを傾けて飲もうと
すると、最後の方では根こんぶも一緒に口許に落ちてく
るので、飲みにくくなる。特に、根こんぶ成分溶出液
は、ねばりがあり、そのねばりが根こんぶの周りに付着
しているので滑り易く、液だけを吸い込もうとして強く
すすると、根こんぶ自体が口の中に入り、さらに吸い込
む勢いで喉につかえて、呼吸できなくなるおそれがあ
る。このように、根こんぶがコップに入ったままである
と、最後まで飲みにくい上に、事故につながるので、根
こんぶは飲む前にコップから取り出した方がよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
に、根こんぶの周りは、粘液状の成分が付着しているの
で、箸やスプーン等では滑って取りにくい。ピンセット
状のものを用いてとれたとしても、コップの底の方に付
着している粘着液状のものはなかなかコップから流出し
ないので、飲みにくい。
【0005】本発明が解決すべき課題は、有効成分溶出
後の根こんぶの処置の繁雑さを解消し、かつ、コップに
付着している粘着状の有効成分も飲用しやすい構造の容
器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の固形分濾過器付き容器は、リングの両側
に、2個のカップの口縁部を密着状態で装着可能とし、
かつ、前記リングに、濾過穴を有する濾過体を備えたも
のである。
【0007】本発明の実施態様としては、次の構成があ
る。 前記リングの上下の外周面に雌ねじを形成し、2個
のカップの口縁部の内周に雌ねじを形成する。 濾過体を凹面とする。 リングの外周面に滑り止めのローレットを形成す
る。
【0008】
【作用】2個のカップのうち、第1のカップに有効成分
を溶出させたい固形材料と水(または湯,焼酎等の液)
を入れ、リングを第1のカップの口縁に装着し、埃よけ
を目的として、リングの他方に第2のカップをさかさま
にして口縁を装着する。所定の時間経過後、全体をさか
さまにすると、有効成分溶出液は第2のカップ側に移
り、成分が溶出した固形材料はリングに備えられている
濾過体によって止められ、第2のカップ側には入らな
い。液切りが出来た頃に、リングを外して第2のカップ
に入っている有効成分溶出液のみを飲む。
【0009】第1および第2のカップとリングとの装着
は、雄ねじと雌ねじによって行うことができる。また、
濾過体は固形材料を受け止め易くするために、第2のカ
ップ側が底側となるような凹面とする。また、リングに
カップを装着したり外したりするときに滑らないように
滑り止めのローレット(ギザギザ)を形成しておくとよ
い。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は本発明に係る固形分濾過器付
き容器の全体斜視図であり、1は第1のカップ、2は第
2のカップ、3はリングである。第1のカップ1は、図
2に示すように、口縁内周に雌ねじ4が形成されてお
り、取手5も一体に形成されている。第2のカップ2も
同じ構成である。リング3には、図3に示すように、上
下外周面に雄ねじ6が形成されており、さらに、凹形の
濾過体7が一体に形成されている。濾過体7には液を濾
過し、固形分は通さない穴が形成されている。この穴の
形状は任意である。また、リング3の外周には、滑り止
めのためのローレット(ギザギザ)が形成されている。
これらのカップ1,2、リング3、濾過体7は、耐熱性
の合成樹脂で製造することができる。
【0011】この固形分濾過器付き容器の使用方法を図
4を参照しながら説明する。まず、図4(a)のよう
に、第1のカップ1に根こんぶ等の固形材料8を入れ、
これに所定量の水を入れる。次いで、図4(b)に示す
ように、濾過体7の底が上になるようにリング3を取り
付け、回転させてねじにより合体させる。次いで、第2
のカップ2をさかさまにしてリング3に同じくねじによ
り合体させる。有効成分が溶出するのに必要な一定時間
(根こんぶの場合には半日ないし一日)経過後、図4
(c)に示すように全体を反転する。そうすると、固形
材料8は濾過体7で受け止められ、有効成分溶出液のみ
が第2のカップ2側に移る。水切りが済んだ頃、図4
(d)に示すように第1のカップ1とリング3を外す
と、第2のカップ2だけとなり、有効成分が溶出した液
を飲むことができるようになる。
【0012】以上の実施例では、リング3の上下の外周
面に雄ねじ6を、カップ1,2の口縁部内周面に雌ねじ
4を形成しているが、リング3の内周面に雌ねじを、カ
ップ1,2の外周面に雄ねじを形成してもよい。
【0013】なお、固形材料としては、根こんぶについ
て主に説明してきたが、その他、漢方薬やその他の有効
成分溶出材料についても、本容器を使用することができ
る。例えば漢方薬の場合は、1回分の量だけ第1のコッ
プに入れ、湯を注ぎ、リング3と第2のカップ2を取り
付け、数分後に反転させると、漢方薬の固形分が濾過体
7の上に濾され、液体だけが第2のカップ2に移るの
で、飲み易くなり、急須を用いるよりも1回分の少量の
漢方薬で済むことになる。
【0014】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば下記の
効果を奏する。 有効成分を溶出した後の固形物を箸等で取り出す手
間がなくなる。 液と固形物が分離されるので、液を安心して飲むこ
とができる。 濾過体の上に固形物が残るので、手や箸でつまんだ
りせずに固形物を簡単に捨てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る固形分濾過器付き容器の全体斜
視図である。
【図2】 第1のカップの斜視図である。
【図3】 リングの一部切欠斜視図である。
【図4】 本発明の固形分濾過器付き容器の使用方法の
説明図である。
【符号の説明】
1 第1のカップ、2 第2のカップ、3 リング、4
雌ねじ、5 取手、6雄ねじ、7 濾過体、8 固形
材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リングの両側に、2個のカップの口縁部
    を密着状態で装着可能とし、かつ、前記リングに、濾過
    穴を有する濾過体を備えたことを特徴とする固形分濾過
    器付き容器。
  2. 【請求項2】 リングの上下外周面に雄ねじを形成し、
    2個のカップの口縁部の内周に雌ねじを形成した請求項
    1記載の固形分濾過器付き容器。
  3. 【請求項3】 濾過体は凹面である請求項1または2記
    載の固形分濾過器付き容器。
  4. 【請求項4】 リングの外周面に滑り止めのローレット
    を形成した請求項1,2または3記載の固形分濾過器付
    き容器。
JP6059351A 1994-03-29 1994-03-29 固形分濾過器付き容器 Pending JPH07265212A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6059351A JPH07265212A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 固形分濾過器付き容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6059351A JPH07265212A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 固形分濾過器付き容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07265212A true JPH07265212A (ja) 1995-10-17

Family

ID=13110782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6059351A Pending JPH07265212A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 固形分濾過器付き容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07265212A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008295810A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Yoshino Kogyosho Co Ltd 抽出容器
CN101912223A (zh) * 2010-08-09 2010-12-15 孙银焕 自过滤水杯

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