JP3067719U - スクリュ―型綿棒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【解決手段】綿棒の先端部を、耳や鼻の内部を傷つけな
い柔らかい物質で、スクリュー形状を作成し、これを細
い棒の先端に取り付ける。 【効果】スクリュー形状の先端部を有するので、従来の
綿棒を使用する動作の他に、スクリューの回転方向に棒
を回転させることにより、耳、鼻の穴の液状物、固形物
を、スクリューの凹部や凸部にまつわりつかせ、奥に押
し込むことなく、安全に外部へ取り出すことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【００１】

【産業上の利用分野】

本考案は病人，幼児の耳や鼻の穴掃除に効力を発揮する物である。

【００２】

【従来の技術】

通常使用されている綿棒は，２本の指で使用できる太さを有する細い棒の先端 に，脱脂綿を丸く巻きつけられているだけのものである。

【００３】 この形状の綿棒で，幼児や病人の耳や鼻の掃除を行なう際，穴の内部から液状 物や固形物を外部へ取り出そうとすると，なおさら内部へ押し込むといった欠点 があった。

【００４】

【当考案が解決しようとする課題】

耳，鼻の穴の中から液状物，固形物を奥に押し込まずに外部へ取り出すには， 綿棒の先端部を，耳や鼻の内部を傷つけない柔らかい物質で，スクリュー形状を 作成し，これを細い棒の先端に取り付けると良い。

【００５】 スクリュー形状の先端を有する綿棒を，スクリュー形状に添った方向へ回転さ せながら使用することにより，奥のほうへ押し込むことを防ぐことが解決できる 。

【００６】

【課題を解決するための手段】

綿棒の先端に使用する材質については，耳や鼻の内部の柔らかい部分を傷つけ ない物であれば『スクリュー状の形を作成できる物質であれば』脱脂綿やスポン ジ，合成樹脂，シリコン等でも良く，容易に考えられるのは，ある程度の太さを 有する脱脂綿で作成された糸状のものを，スクリュー状に巻きつけるのが考えら れる。

【００７】

【作用】

スクリュー形状の先端部を有する当考案の綿棒は，従来の綿棒を使用する動作 の他に，スクリューの回転方向に棒を回転させることにより，耳，鼻の穴の液状 物，固形物を，スクリューの凹部や凸部にまつわりつかせ，奥に押し込むことな く，安全に外部へ取り出すことができる。

【００８】

【実施例】

実施例については、図面を参照して説明する。 図−１は従来の綿棒の先端部の形状である。

【００９】 図−２は 図−１の綿棒の先端部にスクリュー型の凹状の溝を有したものであ り、図−３は溝部分に凸状のラインを有したものである。

【０１０】 図−４は 四角棒を捻った形状で凹部と凸部の両方を備えたものであり、図− ５は 三角棒を捻った形状で凹部と凸部の両方を備えたものであり、いずれもス クリュー形状の先端部分を有している。

【０１１】

【考案の効果】

当考案の形状を有する綿棒を回転しながら使用することにより、幼児、病人の 耳、鼻の穴の中に発生する液状物質、固形物質を間違って奥に押し込ませること なく、外部へ取り出すことができる。

【０１２】

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の綿棒の形状である。

【図２】凹のスクリュー形状を有する綿棒先端部

【図３】凸のスクリュー形状を有する綿棒先端部

【図４】捻り四角棒形状で凸と凹のスクリュー形状を有
する綿棒先端部

【図５】捻り三角棒形状で凸と凹のスクリュー形状を有
する綿棒先端部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 綿棒の頭部に使用されている綿の部分
   が，スクリューの形状を有している綿棒。