JPH0726492U - コンクリート用型枠 - Google Patents

コンクリート用型枠

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JPH0726492U
JPH0726492U JP6231593U JP6231593U JPH0726492U JP H0726492 U JPH0726492 U JP H0726492U JP 6231593 U JP6231593 U JP 6231593U JP 6231593 U JP6231593 U JP 6231593U JP H0726492 U JPH0726492 U JP H0726492U
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JP
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concrete
concrete formwork
formwork
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cushioning
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JP6231593U
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English (en)
Inventor
宗彦 佐坂
Original Assignee
コーヨー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 桟木で構成された枠体の片面に堰板が取り付
けられてなるコンクリート用型枠において、このコンク
リート用型枠の周囲が傷ついたりするということが少な
く、コンクリート用型枠を何度も転用して数多く使用で
きるようにし、またこれによってコンクリート用型枠の
堰板に使用されるラワン等の南洋材が無駄に消費される
のを抑制する。 【構成】 桟木11,12で構成された枠体10の片面
に堰板14が取り付けられてなるコンクリート用型枠に
おいて、少なくともこのコンクリート用型枠の周囲に緩
衝用保護材20を取り付けるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、コンクリート壁を構築するにあたり、その壁面の表面仕上げを行 うのに用いられるコンクリート用型枠に係り、桟木で構成された枠体の片面に堰 板が取り付けられてなるコンクリート用型枠を数多く転用して何度も使用できる ようにする点に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンクリートを打ち込んでコンクリート壁等を構築するにあたって は、そのコンクリート壁の表面仕上げを行うために、コンクリート用型枠が使用 されていた。
【0003】 そして、このようなコンクリート用型枠としては、一般に、図1及び図2に示 すように、一対の妻桟木11と一対の親桟木12とによって長方形の四角環状に なった枠体10を形成し、この枠体10内において、上記一対の妻桟木11間に 親桟木12に沿って適当数の内桟木13を配すると共に、この枠体10の片面に 堰板14を取り付けたものが用いられていた。
【0004】 ここで、このようなコンクリート用型枠においては、その堰板14として、一 般にラワン等の南洋材で構成された合板を使用していた。
【0005】 しかし、近年においては、このように堰板14に使用されるラワン等の南洋材 の乱伐による自然破壊が問題となり、環境保全等の点からラワン等の南洋材の伐 採が規制され、堰板14に使用されるラワン等の南洋材の入手が次第に困難にな った。
【0006】 このため、上記のようなコンクリート用型枠を数多く転用して何度も使用でき るようにし、堰板14に使用されるラワン等の南洋材の消費を少なくすることが 検討されるようになった。
【0007】 ここで、上記のようなコンクリート用型枠においては、このコンクリート用型 枠を用いてコンクリート壁を構築した後、このコンクリート用型枠をコンクリー ト壁から取り外す場合、このコンクリート用型枠の周囲にバール等を差し込んで コンクリート壁から取り外すようにしていたため、このコンクリート用型枠の周 囲がバール等によって傷つくことがあった。また、このコンクリート用型枠を組 み立てたり、運搬したりする作業時においても、このコンクリート用型枠を落と したり、このコンクリート用型枠が物にぶつかったりすることがあり、これによ ってこのコンクリート用型枠の周囲が傷つくということもあった。
【0008】 このため、上記のようなコンクリート用型枠においては、その堰板14の部分 がまだ使用できるような状態であるにもかかわらず、このコンクリート用型枠の 周囲が傷ついて使用できなくなることがあり、コンクリート用型枠を何回も転用 して長い間使用することができず、またこれにより堰板14に使用されたラワン 等の南洋材が無駄に消費される等の問題があった。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、コンクリート壁等を構築するにあたって、そのコンクリート壁の 表面仕上げを行うのに使用するコンクリート用型枠における上記のような問題を 解決することを課題とするものである。
【0010】 すなわち、この考案においては、桟木で構成された枠体の片面に堰板が取り付 けられてなるコンクリート用型枠において、このコンクリート用型枠の周囲が傷 ついたりするということが少なく、コンクリート用型枠を数多く転用して何度も 使用できるようにし、またこれによって堰板に使用されるラワン等の南洋材が無 駄に消費されるのを少なくすることを課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】 この考案においては、上記のような課題を解決するため、桟木11,12で構 成された枠体10の片面に堰板14が取り付けられてなるコンクリート用型枠に おいて、少なくともこのコンクリート用型枠の周囲に緩衝用保護材20を取り付 けるようにしたのである。
【0012】 ここで、この考案におけるコンクリート用型枠において、枠体10の片面に取 り付ける堰板14には、従来より一般に使用されているラワン等の南洋材で構成 された合板の他に、このような南洋材で構成された合板以外の各種の合板や他の 板材の表面にプラスチック板を設けたものや、プラスチック板だけで構成したも の等を用いることができる。
【0013】 また、この考案におけるコンクリート用型枠において、その周囲に取り付ける 緩衝用保護材20には、ゴム,柔軟性樹脂,プラスチック板,樹脂ベルト等の各 種のベルト等を用いることができ、このような緩衝用保護材20をコンクリート 用型枠の周囲に取り付けるにあたっては、リング状になったゴムを伸ばしてコン クリート用型枠の周囲に装着させるようにしたり、柔軟性樹脂やプラスチック板 をコンクリート用型枠の周囲に接着させるようにしたり、樹脂ベルト等のベルト をコンクリート用型枠の周囲に巻き付けて取り付けるようにすることができる。 なお、リング状に形成されたゴムを伸ばしてコンクリート用型枠の周囲に装着さ せる場合、傷つきやすいコンクリート用型枠の角部の部分においてゴムをコンク リート用型枠に接着させるようにし、角部においてゴムが切れたとしても、この ゴムがコンクリート用型枠から外れないようにしておくことが好ましい。
【0014】
【作用】
この考案におけるコンクリート用型枠においては、上記のように少なくともコ ンクリート用型枠の周囲に緩衝用保護材20を設けるようにしたため、このコン クリート用型枠を使用してコンクリート壁を構築した後、バール等をこのコンク リート用型枠の周囲に差し込んで、このコンクリート用型枠をコンクリート壁か ら取り外す際に、このコンクリート用型枠の周囲がバール等によって傷ついたり するということがなく、またこのようなコンクリート用型枠を組み立てたり、運 搬したりする作業時において、このコンクリート用型枠を落としたり、このコン クリート用型枠が物にぶつかったとしても、このコンクリート用型枠の周囲が傷 ついたりするということが少なくなる。
【0015】 また、このようにコンクリート用型枠の周囲が傷ついたりするということが少 なくなるため、堰板14の部分がまだ使用できるような状態であるにもかかわら ず、このコンクリート用型枠の周囲が傷ついて使用できなくなるということがな く、このコンクリート用型枠を数多く転用して何度も使用することができるよう になる。
【0016】
【実施例】
以下、この考案の実施例に係るコンクリート用型枠を添付図面に基づいて具体 的に説明する。
【0017】 この実施例におけるコンクリート用型枠Pにおいては、図3に示すように、一 対の妻桟木11と一対の親桟木12とによって縦1800mm,横600mm, 高さ60mmになった枠体10を形成し、この枠体10内において、幅が30m mの二本の内桟木13を所要間隔を介してそれぞれ親桟木12に沿って上記一対 の妻桟木11間に掛け渡すようにした。
【0018】 なお、この実施例におけるコンクリート用型枠Pにおいては、上記のような大 きさになった枠体10を形成するようにしたが、枠体10の大きさは特に上記の ような大きさのものに限られず、枠体10の大きさを変更させて、様々な大きさ になったコンクリート用型枠Pを得ることができる。
【0019】 そして、上記のように形成された枠体10の片面にラワン等の南洋材で構成さ れた堰板14を取り付けるようにした。
【0020】 また、この実施例におけるコンクリート用型枠Pにおいては、このコンクリー ト用型枠Pの周囲に、図3〜図5に示すように、リング状に形成されたゴムから なる緩衝用保護材20を伸ばして装着させると共に、このコンクリート用型枠P における4つの角部において、上記の緩衝用保護材20をコンクリート用型枠P に接着させるようにした。
【0021】 そして、このように周囲に緩衝用保護材20を取り付けたこの実施例のコンク リート用型枠Pを用いてコンクリート壁を構築した後、バール等をこのコンクリ ート用型枠Pの周囲に差し込んで、コンクリート壁からこのコンクリート用型枠 Pを取り外すようにした場合、上記の緩衝用保護材20によってこのコンクリー ト用型枠P1の周囲が保護され、バール等によってこのコンクリート用型枠Pの 周囲が傷つくということがなかった。
【0022】 また、このようなコンクリート用型枠Pを組み立てたり、運搬したりする作業 時等において、このコンクリート用型枠Pを落したり、このコンクリート用型枠 Pが障害物等にぶつかったとしても、上記の緩衝用保護材20によってコンクリ ート用型枠Pの周囲が保護され、このコンクリート用型枠Pの周囲が傷つくとい うことがなかった。
【0023】 また、この実施例におけるコンクリート用型枠Pにおいては、リング状に形成 されたゴムからなる緩衝用保護材20を伸ばしてコンクリート用型枠Pの周囲に 装着させるにあたり、上記のようにコンクリート用型枠Pにおける4つの角部に おいて、この緩衝用保護材20をコンクリート用型枠Pに接着させるようにした ため、このコンクリート用型枠Pの角部が物にあたったりしてゴムで構成された 緩衝用保護材20が切れたとしても、このゴムで構成された緩衝用保護材20が コンクリート用型枠Pから勝手に外れるということがなかった。
【0024】 なお、この実施例におけるコンクリート用型枠Pにおいては、その周囲に取り 付ける緩衝用保護材20として、リング状に形成されたゴムを用いるようにした が、コンクリート用型枠Pの周囲に取り付ける緩衝用保護材20は、特にこの実 施例に示されるようなものに限られず、前記のように柔軟性樹脂、プラスチック 板、樹脂ベルト等の各種のベルト等を用いることができる。
【0025】 また、この実施例におけるコンクリート用型枠Pにおいては、上記のように緩 衝用保護材20をその周囲にだけ取り付けるようにしたが、堰板14表面の周辺 部がバール等によって傷つくのを防止するため、図6に示すように、堰板14表 面の周辺部に切欠き14aを設け、上記のようにコンクリート用型枠Pの周囲に 緩衝用保護材20を設けると共に、この緩衝用保護材20を上記のように堰板1 4表面の周辺部に設けられた切欠き14a部分にも装着させて、この緩衝用保護 材20により堰板14の表面がフラットな平面になるようにし、堰板14表面の 周辺部をこの緩衝用保護材20によって保護するようにしてもよい。
【0026】
【考案の効果】
以上詳述したように、この考案に係るコンクリート用型枠においては、少なく ともこのコンクリート用型枠の周囲に緩衝用保護材を設けて、このコンクリート 用型枠の周囲を保護するようにしたため、このコンクリート用型枠を使用してコ ンクリート壁を構築した後、バール等をこのコンクリート用型枠の周囲に差し込 んで、このコンクリート用型枠をコンクリート壁から取り外す際に、このコンク リート用型枠の周囲がバール等によって傷ついたりするということがなく、また このようなコンクリート用型枠を組み立てたり、運搬したりする作業時等におい て、このコンクリート用型枠を落としたり、このコンクリート用型枠が物にぶつ かったとしても、このコンクリート用型枠の周囲が傷ついたりするということが なくなった。
【0027】 この結果、この考案に係るコンクリート用型枠においては、従来のコンクリー ト用型枠のように、堰板の部分がまだ使用できるような状態であるにもかかわら ず、このコンクリート用型枠の周囲が傷ついて使用できなくなるということがな く、コンクリート用型枠を数多く転用して何度も使用することができるようにな り、またこれにより堰板に使用されたラワン等の南洋材が無駄に消費されるとい うこともなくなり、ラワン等の南洋材を有効に利用して、その消費量を少なくす ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】堰板の裏面側から見た従来のコンクリート用型
枠の斜視図である。
【図2】堰板の表面側から見た従来のコンクリート用型
枠の斜視図である。
【図3】この考案の一実施例に係るコンクリート用型枠
において、このコンクリート用型枠の周囲に緩衝用保護
材を取り付けた状態を示した底面図である。
【図4】この考案の一実施例に係るコンクリート用型枠
において、このコンクリート用型枠の周囲に緩衝用保護
材を取り付けた状態を示した斜視図である。
【図5】この考案の一実施例に係るコンクリート用型枠
において、このコンクリート用型枠の周囲に緩衝用保護
材を取り付けた状態を示した部分拡大断面図である。
【図6】この考案の実施例に係るコンクリート用型枠に
おいて、堰板表面の周辺部に切欠きを設け、コンクリー
ト用型枠の周囲と共にこの切欠き部分にも緩衝用保護材
を取り付けた状態を示した部分拡大断面図である。
【符号の説明】
P コンクリート用型枠 10 枠体 11 妻桟木 12 親桟木 13 内桟木 14 堰板 20 緩衝用保護材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桟木11,12で構成された枠体10の
    片面に堰板14が取り付けられてなるコンクリート用型
    枠において、少なくともこのコンクリート用型枠の周囲
    に緩衝用保護材20が取り付けられてなることを特徴と
    するコンクリート用型枠。
JP6231593U 1993-10-25 1993-10-25 コンクリート用型枠 Pending JPH0726492U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102519366B1 (ko) * 2022-06-23 2023-04-06 고정숙 건축용 거푸집폼

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