JPH07264291A - 加入者線監視回路並びに加入者線試験装置 - Google Patents

加入者線監視回路並びに加入者線試験装置

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JPH07264291A
JPH07264291A JP5365694A JP5365694A JPH07264291A JP H07264291 A JPH07264291 A JP H07264291A JP 5365694 A JP5365694 A JP 5365694A JP 5365694 A JP5365694 A JP 5365694A JP H07264291 A JPH07264291 A JP H07264291A
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JP5365694A
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Akiyuki Nakanishi
映之 中西
Hiroshi Masukawa
博史 桝川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加入者線試験装置内において、加入者線各々
の短絡/開放状態、対応加入者端末のオンフック/オフ
フック状態を経済的に検出すること。 【構成】 加入者線試験装置202内に具備された加入
者線監視回路101により、装置202内に選択的に引
き込まれた加入者線206が既存の試験用加入者回路2
03により給電された状態で、その加入者線206の短
絡/開放状態、対応加入者端末のオンフック/オフフッ
ク状態が電圧検出方式で検出可とされる場合には、その
加入者線206が現におかれている状態が装置202内
実装スペース少なくして経済的に検出され得るものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加入者端末対応に設け
られている加入者線が、短絡、開放の何れの状態にある
か、あるいはその加入者端末がオンフック、オフフック
の何れの状態にあるかを検出するための加入者線監視回
路、更には、その加入者線監視回路を内部に含む加入者
線試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバケ−ブルによる通信網
のインフラストラクチャ整備の一環として、交換局舎か
らユ−ザビル等の遠隔地に加入者インタフェース装置が
分離設置された上、加入者端末各々は加入者線(メタリ
ック加入者線)を介し一旦その加入者インタフェース装
置に収容せしめられた上、更に光ファイバケ−ブルを介
し交換局舎に収容せしめられる形態が採られるようにな
っている。より詳細には、図4に示すように、加入者端
末107各々は加入者端末107対応の加入者線206
を介し、加入者線束205として集線された状態で、加
入者端末107対応の加入者回路201を内部に含む加
入者インタフェ−ス装置200に一旦収容された上、更
に、加入者端末107各々に対し共通に設けられている
光ファイバケ−ブル208を介し交換局舎207に収容
せしめられているものである。
【0003】ところで、加入者端末107各々が以上の
ようにして加入者インタフェ−ス装置200に収容され
ている場合に、加入者線206と加入者端末107から
構成される加入者回線に対し各種項目についての試験/
測定を行うには、その加入者線206は、対応加入者回
路201内切替スイッチを介し加入者線試験装置202
に引き込みされた状態で試験/測定が行われるものとな
っている。図示のように、加入者線試験装置202に
は、加入者線206での短絡状態(A線、B線間短絡状
態)を検出するためのショ−ト検出回路400や短絡状
態を検出する際に加入者回線を給電するための給電回路
401、加入者端末107各々での送受話器の戻し忘れ
状態(以下、オフフック状態と称す)に対し加入者へ警
告を与えるべくハウラ信号を送出するためのハウラ送出
回路204、ハウラ信号送出中に加入者端末107各々
での送受話器の戻し状態(以下、オンフック状態と称
す)を検出するためのハウラ監視回路402、オンフッ
クへの移行が監視されるに際して、加入者回線を給電す
るための給電回路403等が設けられたものとなってい
る。なお、上記以外にも加入者線試験装置202内に
は、試験用加入者回路203を始めとして、各種試験/
測定回路が設けられているが、その試験用加入者回路2
03は、特に線間容量、対地間容量、線間電圧等が測定
される際に、加入者回線を給電するために設けられてい
るものである。
【0004】ここで、ショート検出回路400の一例で
の利用形態について説明すれば、例えば電話接続工事に
おいて、加入者端末107に加入者線206を所望に接
続する場合を想定すれば、加入者インタフェ−ス装置2
00から加入者宅近傍まで引き延ばされている加入者線
束205の中からは、その加入者端末107への加入者
線206を識別した上、これを加入者端末107に接続
する必要があるが、その加入者線206を識別するのに
ショート検出回路400が利用され得るものである。即
ち、該当加入者線206を加入者回路201内切替スイ
ッチを介し加入者線試験装置202内ショ−ト検出回路
400に引き込み、この該当加入者線206に給電回路
401から電力が供給された状態で、加入者線束205
に含まれている多数の加入者線206相互間で、そのA
線、B線が意図的に順次接続されるものとなっている。
もしも、あるA線、B線の組合せ接続の際に、これら両
線間に電流が流れた場合には、この旨はショート検出回
路400で加入者線短絡状態として検出されることか
ら、したがって、それらA線、B線が加入者端末107
への加入者線206を構成するものとして識別され得る
ものである。
【0005】因みに、ショ−ト検出回路400の具体的
構成に言及すれば、図5はその具体的回路構成を示した
ものである。これによる場合、ショ−ト検出回路400
はループ電流検出型とされ、2つのフォトカプラ50
0,501を主構成要素として、これらフォトカプラ5
00,501各々でのフォトトランジスタがカスケード
接続されたものとして構成されたものとなっている。し
たがって、加入者線束205の中から該当加入者線が選
択された上、この該当加入者線が給電回路401により
給電されている状態で、そのA線(加入者線105)、
B線(加入者線106)間が接続(短絡)されたとすれ
ば、加入者線105,106を介しフォトカプラ50
0,501各々でのダイオ−ドには初めてル−プ電流が
流れ、フォトカプラ500,501各々でのフォトトラ
ンジスタはともにON状態に移行される結果として、シ
ョート検出出力端子502はLレベル状態におかれるも
のとなっている。換言すれば、ショート検出出力端子5
02がLレベル状態におかれた場合でのA線、B線の組
合せを以て、これらA線、B線からなる該当加入者線が
加入者端末107に接続されるべきものとして初めて識
別され得るものである。
【0006】また、ハウラ送出回路204およびハウラ
監視回路402の使用方法について図4により説明すれ
ば、加入者が通話が終了したにも拘わらず、何等かの理
由により通話終了後に一定時間に亘って、加入者端末1
07がそのままオフフック状態におかれた場合、加入者
インタフェ−ス装置200による制御下に、その加入者
端末107対応の加入者線206は加入者回路201内
切替スイッチを介し加入者線試験装置202に引き込ま
れた上、給電回路403から給電された状態で、ハウラ
送出回路204からは、その加入者に対し警告を与える
べく、その加入者端末107にはハウラ信号が送出され
るものとなっている。このハウラ信号の送出中に、ハウ
ラ信号音に促され加入者により加入者端末107がオン
フックにおかれた場合には、その旨はハウラ監視回路4
02で検出された上、これにもとづきハウラ送出回路2
04からのハウラ信号の送出は停止せしめられているも
のである。
【0007】因みに、ハウラ監視回路402の具体的構
成に言及すれば、図6はその基本的回路構成を示したも
のである。これによる場合、加入者線試験装置202内
に引き込まれたA線(加入者線105)、B線(加入者
線106)は給電回路403により給電された状態で、
加入者線105,106各々での電位変化がハウラ監視
回路402により監視されることによって、加入者端末
107がオンフック状態におかれたか否かが検出される
ものとなっている。例えばオフフック状態にある場合に
は、A線上の電位V3を抵抗R5,R7で分圧した電位V1
と、電位E1とB線上の電位V4との電位差を抵抗R6
8で分圧した電位V2との関係はV1>V2となるよう
に、抵抗R5〜R8、電位E1が予め設定されているもの
として、コンパレータとしての演算増幅器600で電位
1,V2間の大小関係が判定されているものであり、V
1>V2であると判定された場合には、まだ、オフフック
の状態にあるとして検出され、オフフック状態の途中
で、それとは逆にV1<V2であると検出された場合は、
加入者端末107がオフフック状態からオンフック状態
におかれたと検出された上、ハウラ送出回路204から
のハウラ信号の送出が停止されているものである。
【0008】なお、この種の技術に係わる公知文献とし
て、例えば特開昭63−312760号公報(名称:回
線監視回路)には、その第4図に示されているように、
一例として、抵抗R1〜R5により加入者線であるところ
のA線、B線各々での電位が分圧された上、分圧後の電
位V1,V2が演算増幅器11で比較されており、これら
電位V1,V2間の大小関係から加入者線の状態がループ
状態にあるか、開放状態にあるかが検出されたものとな
っている。また、特開平4ー154360号公報(名
称:地絡・混触検出回路)では、A線、B線各々には対
応する給電回路より電流が流された状態で、A線、B線
各々に流れる電流が給電回路内で検出された上、基準電
圧と比較されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、交換局舎か
ら遠隔に設置される加入者インタフェ−ス装置への収容
加入者数は、今後、伝送路の光ファイバ化が進展するに
伴い減少する傾向にあるも、その反面、加入者線試験装
置に要される1加入者当りのコストおよびスペ−スはそ
れとは逆に増大するようになっている。即ち、加入者イ
ンタフェ−ス装置に収容されている加入者線各々を試験
/測定するための加入者試験装置としては、今後、より
一層その小型化、コスト低減化が要請されているもので
ある。特に、加入者線での短絡状態を監視検出するため
のショ−ト検出回路400とその給電回路401、更に
は、加入者端末のオフフック状態からオンフック状態へ
の移行を監視検出するためのハウラ監視回路402とそ
の給電回路403には実装スペ−スが多く要されてお
り、その分、加入者線各々を試験/測定する上で、多く
のコストが要されているのが実情である。
【0010】本発明の第1の目的は、単一の回路構成を
以て、加入者端末対応に設けられている加入者線が短
絡、開放の何れの状態にあるか、あるいはその加入者端
末がオンフック、オフフックの何れの状態にあるかを検
出し得る加入者線監視回路を供するにある。本発明の第
2の目的は、装置内に選択的に引き出された加入者線に
対し、実装スペース少なくして、その加入者線が短絡、
開放の何れの状態にあるか、あるいはその加入者端末が
オンフック、オフフックの何れの状態にあるかを経済的
に検出し得る加入者線試験装置を供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、基本
的には、加入者線を構成している対としてのA線、B線
のうち、A線を引き込み該A線上での電位の、基準電位
r1に対する大小関係を監視する第1の加入者線監視部
と、上記B線を引き込み該B線上での電位の、基準電位
r2に対する大小関係を監視する第2の加入者線監視部
と、上記第1,第2の加入者線監視部各々からの監視結
果を論理的に判定し、該監視結果が相異なることを以
て、上記加入者線の短絡/開放状態、あるいは加入者端
末のオンフック/オフフック状態を検出する加入者線状
態判定部とから構成することで達成される。
【0012】上記第2の目的は、基本的には、端末対応
の加入者線が短絡、開放の何れの状態にあるか、あるい
は該加入者端末がオンフック、オフフックの何れの状態
にあるかを検出するに際し、少なくとも該加入者線を給
電状態におく試験用加入者回路と、通話終了状態にある
加入者端末がオンフック状態におかれるまでの間、該端
末対応の加入者線に対しハウラ信号を送出するハウラ送
出回路と、端末対応の加入者線を構成している対として
のA線、B線のうち、A線を引き込み該A線上での電位
の、基準電位Vr1に対する大小関係を監視する第1の加
入者線監視部、上記B線を引き込み該B線上での電位
の、基準電位Vr2に対する大小関係を監視する第2の加
入者線監視部、および上記第1,第2の加入者線監視部
各々からの監視結果を論理的に判定し、該監視結果が相
異なることを以て、上記加入者線の短絡/開放状態、あ
るいは加入者端末のオンフック/オフフック状態を検出
する加入者線状態判定部からなる加入者線監視回路と、
を少なくとも内部に含むべく構成することで達成され
る。
【0013】
【作用】加入者線を構成している対としてのA線、B線
上での電位をそれぞれ基準電位Vr1,Vr2と比較するこ
とによって、加入者線、あるいは加入者回線が短絡状
態、または開放状態にあるかが検出されるようにしたも
のである。これにより、従来、擬似ショ−トによる誤検
出防止の目的から、ル−プ電流検出を以て短絡状態を検
出していたショ−ト検出回路は電圧検出型ハウラ監視回
路に統合され得るものである。即ち、本発明による加入
者線監視回路による場合には、単一の回路構成を以て、
加入者端末対応に設けられている加入者線が短絡、開放
の何れの状態にあるか、あるいはその加入者端末がオン
フック、オフフックの何れの状態にあるかを検出し得る
ものである。また、本発明による加入者線監視回路を加
入者線試験装置に具備せしめるに際し、その加入者線監
視回路に対し専用の給電回路を設けることなく、既存の
試験用加入者回路を給電用として充てる場合には、加入
者線試験装置内に選択的に引き出された加入者線に対
し、実装スペース少なくして、その加入者線が短絡、開
放の何れの状態にあるか、あるいはその加入者端末がオ
ンフック、オフフックの何れの状態にあるかを経済的に
検出し得るものである。
【0014】
【実施例】以下本発明を図1から図3により説明する。
先ず本発明による加入者線試験装置の全体における一例
での位置付けについて説明すれば、図2は既述の加入者
インタフェース装置に関連して設置されたものとして示
したものである。既述のように、加入者線206と加入
者端末107から構成される加入者回線に対し各種項目
についての試験/測定を行うには、その加入者線206
は、対応加入者回路201内切替スイッチを介し加入者
線試験装置202に引き込みされた状態で試験/測定が
行われるが、図示のように、図4に示すものと実質的に
異なるところは、本発明による加入者線試験装置202
においては、既述のショ−ト検出回路400およびハウ
ラ監視回路402が加入者線監視回路101に置換され
ているとともに、同じく既述の給電回路401,403
各々での給電機能は、既存の試験用加入者回路203の
給電機能によってカバーされていることである。即ち、
加入者線試験装置202内に選択的に引き出された加入
者線に対し、その加入者線が短絡、開放の何れの状態に
あるか、あるいはその加入者線に接続されている加入者
端末がオンフック、オフフックの何れの状態にあるかを
加入者線監視回路101によって検出するに際しては、
その加入者線は既存の試験用加入者回路203によって
給電されているものである。
【0015】したがって、例えば電話接続工事におい
て、多数の加入者線206の中から、特定の1つの加入
者線206を加入者端末107に所望に接続する場合に
は、その加入者端末107に接続されるべき加入者線2
06は、対応加入者回路201内切替スイッチを介し加
入者線試験装置202に引き込まれた上、試験用加入者
回路203により給電された状態で、加入者線監視回路
101によりその加入者線206を構成しているA線、
B線上での電位がそれぞれ検出されることによって、加
入者線束205の中から、該当加入者線206が識別さ
れ得るものである。
【0016】一方、加入者が通話が終了したにも拘ら
ず、その後一定時間に亘って加入者端末107がオフフ
ック状態におかれる場合には、加入者インタフェ−ス装
置200による制御下に、加入者回路201内切替スイ
ッチを介しその加入者端末107対応の加入者線206
は加入者線試験装置202に引き込まれた上、試験用加
入者回路203により給電された状態で、ハウラ送出回
路204からその加入者端末107にはハウラ信号が送
出されるものである。このハウラ信号の送出中に、ハウ
ラ信号音に促され加入者により加入者端末107がオン
フックにおかれた場合には、その旨は加入者線監視回路
101で検出された上、これにもとづきハウラ送出回路
204からのハウラ信号の送出は停止せしめられている
ものである。
【0017】以上の説明からも判るように、本発明によ
る加入者線監視回路101は加入者線試験装置202内
に具備される構成要素の要とされているが、図1は本発
明による加入者線監視回路の機能ブロックを示したもの
である。図示のように、加入者線105,106が加入
者線試験装置202内に引き込まれているものとして、
加入者線105,106は給電部100より給電された
状態で、加入者線監視回路101では、基準電位Vr1
対しての加入者線105上での電位変化が加入者線監視
部102で監視されている一方、基準電位Vr2に対して
の加入者線106上での電位変化が加入者線監視部10
3で監視されており、加入者線監視部102,103各
々からの監視結果にもとづき加入者線状態判定部104
では、加入者回線状態が判定されているものである。な
お、この場合、給電部100としては、単に給電機能が
具備されたものが想定されているが、加入者線試験装置
202に加入者線監視回路101が具備せしめられる限
りにおいては、給電部100として、既存の試験用加入
者回路203が使用されればよいものである。
【0018】さて、図3には本発明による加入者線監視
回路101の一例での具体的構成が示されているが、こ
れによりその回路動作を考察すれば以下のようである。
即ち、本例では、加入者線105,106は試験用加入
者回路203により給電されており、また、基準電位V
r1,Vr2が同一電位に設定された場合が想定されたもの
となっている。加入者線105,106が試験用加入者
回路203により給電された状態で、加入者線105上
での電位V1は抵抗R1,R3によって分圧されており、
この分圧により得られる電位V3は演算増幅器300で
基準電位Vr1と比較されているものである。同様にし
て、加入者線106上での電位V2と電位E0との電位差
は抵抗R2,R4により分圧されており、この分圧により
得られる電位V4が演算増幅器301で基準電位Vr1
比較されているものである。演算増幅機300,301
各々からの較結果にもとづき論理回路(加入者線状態判
定部に相当)302では、加入者回線の状態が判定され
ているものである。
【0019】ここで、ショ−ト検出時での詳細動作を、
1=R2、R3=R4(R1<R3)、r0=試験用加入者
回路203の内部抵抗(R1、R3>>r0)、Vs=E0
r1=Vs/2に設定した場合について説明すれば、
今、端子a、bを短絡し加入者線105,106の抵抗
r(R1、R3>>r)を介し試験用加入者回路203が閉
回路となったとする。この場合でのA線(加入者線10
5)上での電位V1と、B線(加入者線106)上での
電位V2は以下の通りである。
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】したがって、これら電位V1,V2から演算
増幅器300,302各々への入力電位V3,V4は以下
のように求められる。
【0023】
【数3】
【0024】
【数4】
【0025】ここで、説明の簡単化上、r=0とおく
と、電位V1,V2は数式1,2より以下のようになる。
【0026】
【数5】
【0027】
【数6】
【0028】したがって、電位V3,V4は数式3,4よ
り以下の通りとなる。
【0029】
【数7】
【0030】
【数8】
【0031】以上は該当加入者線を構成しているA線、
B線が短絡されている場合であるが、端子aと他加入者
線の端子bを選択した上、短絡した場合には、電位V3
は変化せず電位V4だけが変化するものとなっている。
また、端子bと他加入者線の端子aを選択した上、短絡
した場合は、電位V4は変化せず電位V3だけが変化する
ものとなっている。結局なところ、端子a,bが短絡さ
れた場合には、演算増幅器300,301各々の出力電
圧状態はそれぞれLレベル、Hレベルとして得られるも
のである。また、端子aと他加入者線の端子bが短絡さ
れた場合は、演算増幅器300,301各々の出力電圧
状態はそれぞれLレベル、Lレベルとして、端子bと他
加入者線の端子aが短絡された場合には、演算増幅器3
00,301各々の出力電圧状態はそれぞれHレベル、
Hレベルとして得られるものである。更に、他加入者線
の端子aと他加入者線の端子bが短絡された場合、即
ち、加入者線105,106が開放されている状態で
は、演算増幅器300,301各々の出力電圧状態はそ
れぞれHレベル、Lレベルとして得られるものである。
これら結果より、論理回路302で演算増幅器300,
301の出力レベルの論理をとることによって、加入者
線束205の中から所望の加入者線105,106識別
し得るものである。
【0032】また、ハウラ信号送出中に加入者端末10
7がオンフック状態におかれたか否かを検出する場合
に、加入者端末107がオフフック状態にある場合での
加入者端末107のインピ−ダンスをr1とすれば、数
式1,2から電位V1,V2は以下のようになる。
【0033】
【数9】
【0034】
【数10】
【0035】したがって、電位V3,V4は数式3,4よ
り以下のようになる。
【0036】
【数11】
【0037】
【数12】
【0038】上記よりV3>Vr1、V4<Vr1となるよう
に、各電圧、抵抗値が設定されている。一方、加入者端
末107がオンフック状態におかれた場合での電位
3,V4は以下のように求められる。
【0039】
【数13】
【0040】
【数14】
【0041】上記よりV3<Vr1、V4>Vr1となる。結
局なところ、オンフック検出時、演算増幅器300,3
01各々の出力電圧状態はそれぞれHレベル、Lレベル
として、また、オフフック検出時、演算増幅器300,
301各々の出力電圧状態はそれぞれLレベル、Hレベ
ルとして得られるものである。これより論理回路302
では、加入者により加入者端末107がオンフック状態
におかれたか否かが検出され得るものである。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1,2による場合
は、単一の回路構成を以て、加入者端末対応に設けられ
ている加入者線が短絡、開放の何れの状態にあるか、あ
るいはその加入者端末がオンフック、オフフックの何れ
の状態にあるかを検出し得、また、請求項3,4による
場合には、装置内に選択的に引き出された加入者線に対
し、実装スペース少なくして、その加入者線が短絡、開
放の何れの状態にあるか、あるいはその加入者端末がオ
ンフック、オフフックの何れの状態にあるかを経済的に
検出し得るものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による加入者線監視回路の機能
ブロック構成を、加入者端末、加入者線および給電部と
に関連せしめて示す図
【図2】図2は、本発明による加入者線試験装置のブロ
ック構成を、加入者端末、加入者線、加入者インタフェ
ース装置および交換局舎とに関連せしめて示す図
【図3】図3は、本発明による加入者線監視回路の一例
での具体的構成を示す図
【図4】図4は、従来技術に係る加入者線試験装置のブ
ロック構成を、加入者端末、加入者線、加入者インタフ
ェース装置および交換局舎とに関連せしめて示す図
【図5】図5は、従来技術に係る加入者線ショ−ト検出
回路の回路構成を示す図
【図6】図6は、従来技術に係るハウラ監視回路の回路
構成を示す図
【符号の説明】
100…給電部、101…加入者線監視回路、102,
103…加入者線監視部、104…加入者線状態判定
部、105,106…加入者線(A,B線)、107…
加入者端末、200…加入者インタフェ−ス装置、20
1…加入者回路、202…加入者線試験装置、203…
試験用加入者回路、204…ハウラ送出回路、206…
(試験対象としての)加入者線、207…交換局舎、2
08…光ファイバケ−ブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者端末に接続されるべき、給電状態
    にある加入者線が短絡、開放の何れの状態にあるか、あ
    るいは該加入者端末がオンフック、オフフックの何れの
    状態にあるかを検出するための加入者線監視回路であっ
    て、加入者線を構成している対としてのA線、B線のう
    ち、A線を引き込み該A線上での電位の、基準電位Vr1
    に対する大小関係を監視する第1の加入者線監視部と、
    上記B線を引き込み該B線上での電位の、基準電位Vr2
    に対する大小関係を監視する第2の加入者線監視部と、
    上記第1,第2の加入者線監視部各々からの監視結果を
    論理的に判定し、該監視結果が相異なることを以て、上
    記加入者線の短絡/開放状態、あるいは加入者端末のオ
    ンフック/オフフック状態を検出する加入者線状態判定
    部と、からなる構成の加入者線監視回路。
  2. 【請求項2】 加入者端末に接続されるべき、給電状態
    にある加入者線が短絡、開放の何れの状態にあるか、あ
    るいは該加入者端末がオンフック、オフフックの何れの
    状態にあるかを検出するための加入者線監視回路であっ
    て、加入者線を構成している対としてのA線、B線のう
    ち、A線を引き込み該A線上での電位の、基準電位Vr1
    に対する大小関係を監視する第1の加入者線監視部と、
    上記B線を引き込み該B線上での電位の、上記基準電位
    r1と同一の基準電位Vr2に対する大小関係を監視する
    第2の加入者線監視部と、上記第1,第2の加入者線監
    視部各々からの監視結果を論理的に判定し、該監視結果
    が相異なることを以て、上記加入者線の短絡/開放状
    態、あるいは加入者端末のオンフック/オフフック状態
    を検出する加入者線状態判定部と、からなる構成の加入
    者線監視回路。
  3. 【請求項3】 装置内に選択的に引き出された端末対応
    の加入者線に対し、該加入者線が短絡、開放の何れの状
    態にあるか、あるいは該加入者端末がオンフック、オフ
    フックの何れの状態にあるかを検出するための加入者線
    監視回路を少なくとも内部に含む加入者線試験装置であ
    って、端末対応の加入者線が短絡、開放の何れの状態に
    あるか、あるいは該加入者端末がオンフック、オフフッ
    クの何れの状態にあるかを検出するに際し、少なくとも
    該加入者線を給電状態におく試験用加入者回路と、通話
    終了状態にある加入者端末がオンフック状態におかれる
    までの間、該端末対応の加入者線に対しハウラ信号を送
    出するハウラ送出回路と、端末対応の加入者線を構成し
    ている対としてのA線、B線のうち、A線を引き込み該
    A線上での電位の、基準電位Vr1に対する大小関係を監
    視する第1の加入者線監視部、上記B線を引き込み該B
    線上での電位の、基準電位Vr2に対する大小関係を監視
    する第2の加入者線監視部、および上記第1,第2の加
    入者線監視部各々からの監視結果を論理的に判定し、該
    監視結果が相異なることを以て、上記加入者線の短絡/
    開放状態、あるいは加入者端末のオンフック/オフフッ
    ク状態を検出する加入者線状態判定部からなる加入者線
    監視回路と、を少なくとも内部に含む構成の加入者線試
    験装置。
  4. 【請求項4】 装置内に選択的に引き出された端末対応
    の加入者線に対し、該加入者線が短絡、開放の何れの状
    態にあるか、あるいは該加入者端末がオンフック、オフ
    フックの何れの状態にあるかを検出するための加入者線
    監視回路を少なくとも内部に含む加入者線試験装置であ
    って、端末対応の加入者線が短絡、開放の何れの状態に
    あるか、あるいは該加入者端末がオンフック、オフフッ
    クの何れの状態にあるかを検出するに際し、少なくとも
    該加入者線を給電状態におく試験用加入者回路と、通話
    終了状態にある加入者端末がオンフック状態におかれる
    までの間、該端末対応の加入者線に対しハウラ信号を送
    出するハウラ送出回路と、端末対応の加入者線を構成し
    ている対としてのA線、B線のうち、A線を引き込み該
    A線上での電位の、基準電位Vr1に対する大小関係を監
    視する第1の加入者線監視部、上記B線を引き込み該B
    線上での電位の、上記基準電位Vr1と同一の基準電位V
    r2に対する大小関係を監視する第2の加入者線監視部、
    および上記第1,第2の加入者線監視部各々からの監視
    結果を論理的に判定し、該監視結果が相異なることを以
    て、上記加入者線の短絡/開放状態、あるいは加入者端
    末のオンフック/オフフック状態を検出する加入者線状
    態判定部からなる加入者線監視回路と、を少なくとも内
    部に含む構成の加入者線試験装置。
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