JPH07263946A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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Publication number
JPH07263946A
JPH07263946A JP6055942A JP5594294A JPH07263946A JP H07263946 A JPH07263946 A JP H07263946A JP 6055942 A JP6055942 A JP 6055942A JP 5594294 A JP5594294 A JP 5594294A JP H07263946 A JPH07263946 A JP H07263946A
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JP
Japan
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helical antennas
helical
line
radome
antenna
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Application number
JP6055942A
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English (en)
Inventor
Masataka Otsuka
昌孝 大塚
Yoji Isoda
陽次 磯田
Yoshihiko Konishi
善彦 小西
Makoto Matsunaga
誠 松永
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、周波数が変化してもビーム方向
が殆ど変化せず、かつ所望の方向に微調整できるアンテ
ナ装置を提供することを目的とする。 【構成】 所定のピッチで筒を構成して巻かれた導体線
14a、14bから成り、上記筒の軸方向に配置された
複数のヘリカルアンテナ16a、16bと、該複数のヘ
リカルアンテナに給電する給電線路を分配する分配手段
10と、上記給電線路を通過する信号の位相を制御する
位相制御手段11と、上記複数のヘリカルアンテナ16
a、16bの周囲に設けられ、上記複数のヘリカルアン
テナ16a、16bの廻りを回転し、上記複数のヘリカ
ルアンテナ16a、16bの一端が固定されたレドーム
17とからアンテナ装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば人工衛星を用いた
自動車電話等に用いるアンテナ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図13は例えば特開平3ー274906
号公報に示された従来のアンテナ装置の構成図である。
同図において、1は円筒状の支持誘電体、2a、2bは
支持誘電体1の周囲に等間隔かつ一定のピッチ角αで巻
かれた2本の導体線であり、2線巻きヘリカルアンテナ
を構成している。3は上記導体線2a、2bの給電端に
接続された平衡形の給電線路、4は給電線路3に接続さ
れた平衡不平衡変換器、5は平衡不平衡変換器4に接続
された入出力端子である。6はアンテナ軸、7は導体線
のピッチ角α、8はヘリカルアンテナの直径Dである。
また図14(a)は本従来例のアンテナ装置の電波の放射
の様子を示す図である。同図において9はアンテナ軸6
から見たビーム方向θを示す。また図14(b)は電波の
放射方向の原理を示す図である。同図において、9は1
4(a)のそれと同じである。51はヘリカルアンテナ
のアンテナ軸方向の1巻き分の距離dを示す。
【0003】次に、動作について説明する。図13にお
いて、入出力端子5から入力された信号は平衡不平衡変
換器4で平衡形の給電線路3との整合をとった後に、こ
の平衡形の給電線路3を介して導体線2a、2bで構成
された2線巻きヘリカルアンテナの上部の給電端に給電
される。この給電信号は、上端から下方に向かって巻か
れたヘリカルアンテナの平衡形導体線2a、2b上を流
れながら徐々に空間に放射される。導体線2a、2bで
構成された2線巻きヘリカルアンテナの直径D8および
上記ピッチ角α7を適切に選んだ場合、空間に放射され
た信号を合成した放射ビームの形状は、図14(a)に
示すようなアンテナ軸6に対して軸対称でかつ斜め上方
に指向性を有する円錐ビームとなる。尚、この図ではヘ
リカルアンテナ全体から放射されるビームの形状を描い
ている。また、このビームの大きさ(数十km〜数百k
mオーダ)に比べてヘリカルアンテナの大きさは無視で
きる程度に小さい。
【0004】また、ヘリカルアンテナから放射されるビ
ームの方向θ9は周波数により異なる。次に、ビーム方
向θ9が周波数により異なる理由について述べる。図1
4(b)はヘリカルアンテナの螺旋の各巻きから放射さ
れる信号の放射方向に関する原理について示したもので
ある。簡単化のためにヘリカルアンテナが1線巻きで構
成されているとする。またこの螺旋のピッチ角αは一定
であるとする。図14(b)において、信号が螺旋状に
巻かれた導体線上を上端から下方に向かって進むにつれ
て行路長による位相遅れが発生し、この位相遅れは信号
がヘリカルアンテナの下方へ進む導体線の距離に比例し
て増えていく。図14(b)のようにヘリカルアンテナ
の各巻き毎に一点を選びそれぞれA,B,C,Dとす
る。ここでAの真下にB、C、Dがあるものとする。従
って、AB間の距離,BC間の距離,CD間の距離はそ
れぞれ等しい。これをd51とする。また、AB間の行
路長、BC間の行路長、CD間の行路長もそれぞれ等し
い。信号がヘリカルアンテナの導体線上を進む間に各タ
ーン(1巻き分)から放射される信号は共相になる方向
に放射ビームを形成する。即ちAとBとの間で生じた位
相の遅れ、AとCとの間で生じた位相の遅れ、AとDと
の間で生じた位相の遅れは空間に信号が放射された場合
の信号行路長も含めた位相の遅れがすべて信号波長の整
数倍になるような空間の位置に波面(等位相面)を形成す
る。この波面の進行方向はビーム方向θ9となり、円錐
状の放射ビームが形成される訳である。
【0005】また、ビーム方向θ9と周波数との関係に
ついては以下の式で表される。
【0006】
【数1】
【0007】(ここで、εは支持誘電体1の比誘電
率、πは円周率、Dはヘリカルアンテナの円筒の直径、
αは螺旋のピッチ角、dはヘリカルアンテナ1巻き分の
アンテナ軸方向の距離、θはビーム方向、λは波長、π
D/cosαはヘリカルアンテナ1巻き分の長さ、dcosθ
はビーム方向θ9に於けるヘリカルアンテナの第mター
ンに対する第m+1ターンの放射信号の空間における行
路差、nは波長の整数倍を表す正の整数) 式(1)においてπD/cosα及びnが一定であり、か
つ周波数が高いと信号の波長は短くなる為、cosθも小
さくなる必要がある。従ってビーム方向θ9は大きくな
る。逆に周波数が低いとビーム方向θ9は小さくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、従来のア
ンテナ装置では、導体2a、2bで構成された2線巻き
ヘリカルアンテナから放射されるビームの方向が周波数
によって異なるため、図14(a)に示すように、ビー
ム方向θ9は周波数が低い場合には小さく、周波数が高
い場合には大きくなってしまう。例えば、通信のように
送受信の周波数が異なる場合には放射されたビームの方
向θ9が異なる。従って、ビーム方向が変化した場合に
所望方向でのビームの利得が、急激に低下するという問
題点があった。この理由について図15を用いて述べ
る。図15において、点Oはビームの発射点であるヘリ
カルアンテナ、点Pはビームが所望方向を向いた場合の
ビームの最大利得を示す点、点Qは周波数の変化により
ビームが所望方向とは別の方向を向いた場合の所望方向
でのビームの利得を示す点である。また、OPを点Oと
点Pとの間のレベル差、OQを点Oと点Qとの間のレベ
ル差とする。図15に示すようにビーム方向が変化した
場合の所望方向でのビームの利得は、所望の方向にビー
ムが向いた場合の利得のOQ/OP倍となり、ビームの
レベルが急激に低下することになる。
【0009】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、周波数が変化してもビーム放射方
向が殆ど変化せず、かつビーム放射方向を所望の方向に
調整できるアンテナ装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるアンテ
ナ装置は所定のピッチで筒に巻かれた導体線から成り、
上記筒の軸方向に配置された複数のヘリカルアンテナ
と、該複数のヘリカルアンテナに給電する給電線路を分
配する分配手段とを備えたものである。
【0011】また、この発明に係わるアンテナ装置は、
所定のピッチで筒に巻かれた導体線から成り、上記筒の
軸方向に配置された複数のヘリカルアンテナと、該複数
のヘリカルアンテナに給電する給電線路を分配する分配
手段と、上記給電線路を通過する信号の位相を制御する
位相制御手段とを備えたものである。
【0012】また、この発明に係わるアンテナ装置は、
所定のピッチで筒に巻かれた導体線から成り、上記筒の
軸方向に配置された複数のヘリカルアンテナと、該複数
のヘリカルアンテナに給電する給電線路を分配する分配
手段と、上記複数のヘリカルアンテナの周囲に設けら
れ、上記複数のヘリカルアンテナの廻りを回転し、上記
複数のヘリカルアンテナの一端が固定されたレドームを
備えたものである。
【0013】また、この発明に係わるアンテナ装置は、
所定のピッチで筒に巻かれた導体線から成り、上記筒の
軸方向に配置された複数のヘリカルアンテナと、該複数
のヘリカルアンテナに給電する給電線路を分配する分配
手段と、上記給電線路を通過する信号の位相を制御する
位相制御手段と、上記複数のヘリカルアンテナの周囲に
設けられ、上記複数のヘリカルアンテナの廻りを回転
し、上記複数のヘリカルアンテナの一端が固定されたレ
ドームを備えたものである。
【0014】また、この発明に係わるアンテナ装置は、
上記給電線路を不平衡線路から平衡線路に変換する変換
器を備えたものである。
【0015】また、この発明に係わるアンテナ装置は上
記レドームの内側に螺旋状の溝を設け、上記螺旋状の溝
にはめ込むリングを上記複数のヘリカルアンテナの一端
に取り付けたものである。
【0016】また、この発明に係わるアンテナ装置は上
記分配手段を上記複数のヘリカルアンテナの内部に配置
したものである。
【0017】また、この発明に係わるアンテナ装置は上
記変換器を基板上に構成して上記複数のヘリカルアンテ
ナの内部に配置したものである。
【0018】また、この発明に係わるアンテナ装置は上
記レドームに上記変換器の地板を形成し、上記複数のヘ
リカルアンテナの導体線路を形成した基板上に変換器の
導体線路を設けたものである。
【0019】また、この発明に係わるアンテナ装置は、
所定のピッチでレドームの側面に印刷で形成された導体
線から成り、上記レドームの軸方向に配置された複数の
ヘリカルアンテナと、該複数のヘリカルアンテナに給電
する給電線路を分配する分配手段とを備えたものであ
る。
【0020】また、この発明に係わるアンテナ装置は、
所定のピッチでレドームの側面に印刷で形成された導体
線から成り、上記レドームの軸方向に配置された複数の
ヘリカルアンテナと、該複数のヘリカルアンテナに給電
する給電線路を分配する分配手段と、上記給電線路を通
過する信号の位相を制御する位相制御手段とを備えたも
のである。
【0021】また、この発明に係わるアンテナ装置は、
上記給電線路を不平衡線路から平衡線路に変換する変換
器を備えたものである。
【0022】
【作用】この発明では、給電線路を通過する信号は分配
手段により分配され、複数のヘリカルアンテナに供給さ
れる。次に信号は複数のヘリカルアンテナの導体線路上
を流れる間に徐々に空間に発せられるが、このヘリカル
アンテナの各部分から発する信号が共相を形成する波面
の進行方向は波長によらないので、放射ビームの方向θ
は周波数が変化しても一定となる。
【0023】また、この発明では、上記位相制御装置に
おいて、給電線路の長さを調整することにより給電線路
内の信号の位相が調整され、その結果ヘリカルアンテナ
から発する信号が共相を形成する波面の方向が調整され
る。これにより、放射ビームの方向が調整される。
【0024】また、この発明では、上記レドームの回転
角度を調整することによりヘリカルアンテナの幅や導体
線のピッチ角度が微妙に変わるので、ヘリカルアンテナ
内を流れる信号の位相がきめ細かに調整できる。従っ
て、信号の共相を形成する波面の方向が微調整されるの
で、放射ビームの方向が微調整できる。
【0025】また、この発明では、上記位相制御装置の
粗い位相調整により放射ビームの方向を所望の方向に調
整した上で、上記レドームの回転による微妙な位相調整
により放射ビームの利得が最大になるように微調整する
ことが可能になる。
【0026】また、この発明では、不平衡線路から供給
された信号は変換器で整合をとった上で平衡線路に供給
される。
【0027】また、上記の発明において、上記レドーム
の内側に螺旋状の溝を設け、上記螺旋状の溝にはめ込む
形状のリングを複数個の上記ヘリカルアンテナの一端に
取り付けたので、レドームの回転によるヘリカルアンテ
ナの幅や導体線のピッチ角度の変化がより安定し更に微
妙な調整が可能になる。従って、放射ビームの方向を所
望の方向に高精度に微調整できる。
【0028】また、この発明では、上記給電線路と共に
上記分配手段を上記ヘリカルアンテナの内部に収納する
ことによりアンテナ長が短くなる。
【0029】また、上記の発明において、上記変換器を
基板上に設けて上記ヘリカルアンテナの内部に収納する
ことによりアンテナ長が短くなる。
【0030】また、この発明では、上記レドームに上記
変換器の地板を形成し、上記ヘリカルアンテナの導体線
路を形成した基板上に変換器の導体線路を設けたので変
換器の基板が不要となる。
【0031】また、この発明では、上記複数のヘリカル
アンテナの導体線をレドームの側面に印刷したので、別
体のヘリカルアンテナが不要となる。
【0032】また、この発明では、上記別体のヘリカル
アンテナが不要なアンテナ装置においても、上記位相制
御装置により給電線路の長さを調整することにより給電
線路内の信号の位相が調整され、その結果ヘリカルアン
テナから発する信号が共相を形成する波面の方向が調整
される。これにより、放射ビームの方向が調整される。
【0033】また、この発明では、上記別体のヘリカル
アンテナが不要なアンテナ装置においても、不平衡線路
から供給された信号は変換器で整合をとった上で平衡線
路に供給される。
【0034】
【実施例】
実施例1.図1(a)は、この発明に係わるアンテナ装置
の一実施例を示す構成図である。図1(b)は同アンテナ
装置の図1(a)の状態でのビームの発生原理を示す説明
図、図2はアレーアンテナ装置の放射パターンの周波数
の変化に対する特性を示す図である。図1(a)におい
て6〜8は図13の符号と同じなので説明を省略する。
10は給電する信号を分配する分配器、11は位相を制
御してビーム方向θを調整する為の位相制御装置、12
a、12bはそれぞれ上ヘリカルアンテナに接続する給
電線路、下ヘリカルアンテナに接続する給電線路、13
a、13bはそれぞれ上ヘリカルアンテナの給電点、下
ヘリカルアンテナの給電点、14a、14bはそれぞれ
フレキシブル基板上に構成された上ヘリカルアンテナを
構成する導体線、下ヘリカルアンテナを構成する導体
線、15a、15bは導体線14a、14bを支持する
フレキシブル基板、16a、16bは導体線14a、1
4b、フレキシブル基板15a、15bより構成された
上ヘリカルアンテナと下ヘリカルアンテナ、17は上ヘ
リカルアンテナ16a、下ヘリカルアンテナ16b(以
後上下ヘリカルアンテナ16a、16bと呼ぶ)の周囲
に配置され、かつ回転可能な円筒状のレドーム、18
a、18bは上下ヘリカルアンテナ16a、16bの終
端に設けたレドーム17との接続点、19は所望のビー
ム方向θである。なお、図13では平衡不平衡変換器は
円筒状の支持誘電体の外側に配置されていたが、図1
(a)では平衡不平衡変換器は円筒状の支持誘電体の内部
に配置されている(図示せず)。
【0035】次に動作について説明する。一般的にアレ
ーアンテナの放射パターンf(θ)は以下の式で表され
る。
【0036】
【数2】
【0037】ここでA(θ)はアレーファクタを示す部分
であり、複数のヘリカルアンテナを点波源とした場合の
アレーアンテナの放射パターンを表すもので、後述のよ
うに、放射ビームの方向に周波数特性がない。また、g
(θ)は単一のヘリカルアンテナの放射パターンを表すも
ので放射ビームの周波数特性をもつ。尚、f(θ)、A
(θ)、g(θ)は、振幅、位相を表す複素数である。図2
に周波数の変化に対する各f(θ)、A(θ)、g(θ)の特
性を示す。同図において、横軸は放射ビームの方向θを
表し、縦軸は振幅を表す。実線は周波数がf1での放射
ビームの方向θに対する振幅特性を表し、破線は周波数
がf2での放射ビームの方向θに対する振幅特性を表
す。図2から、周波数がf1からf2に変化するとg(θ)
の放射ビームの方向θが大きく変化することが分かる。
即ち、g(θ)は周波数の変化に対して放射ビームの方向
θが大きく変化する。それに対してこのA(θ)は周波数
が変化しても放射ビームの方向θが殆ど変化しない。最
終結果として得られるf(θ)はA(θ)とg(θ)との積で
あるが、放射ビームの方向θについてはA(θ)が支配的
となる。このため、f(θ)はg(θ)に比べて周波数の変
化に対する放射ビームの方向θの変化がかなり小さい。
本発明の放射パターンがf(θ)であるのに対して、従来
例はアレー化されていないので、その放射パターンはg
(θ)のみである。従って、従来よりもこの発明の方が周
波数の変化に対する放射ビームの方向θの変化が小さ
い。
【0038】図1(a)に示すように、本実施例では上下
ヘリカルアンテナ16a、16bで2素子のアレーアン
テナとなっている。分配器10で分配された信号は給電
線路12a、12bを通じて給電点13a、13bにお
いて上下ヘリカルアンテナ16a、16bにそれぞれ給
電され、各々のヘリカルアンテナ16a、16bより放
射される。このとき、2つの信号の行路長(分配器10
ー給電線路12a、12bー上下ヘリカルアンテナ16
a、16bービーム方向θ19)がビーム方向θ19で
等しくなるようにビームが発射される。
【0039】図1(b)は図1(a)における給電線路12
a、12bの長さとビームの方向θ19との関係を示し
ている。図1(b)において、給電線路12a、12bと
A(θ)のビーム方向θ19との間には次の関係式
【0040】
【数3】
【0041】(ここでεは支持誘電体の比誘電率、a
1は給電線路12aの長さ52、a2は給電線路12b
の長さ53、pは上下のヘリカルアンテナの間隔、θは
ビーム方向19である。)が成り立つ。(3)式の右辺
には波長λが含まれていないので上下ヘリカルアンテナ
16a、16bから放射されるビームの方向θ19は周
波数によって変化することがない。
【0042】以上、上下ヘリカルアンテナでは周波数に
よってビーム方向θが変化することがないことを示した
が、このビーム方向θを位相制御装置11による位相調
整によって、所望の方向に調整することができる。次
に、位相制御装置11による位相調整方法の一例を示
す。位相制御装置11の一例として、軸方向に長い2本
の中空の円筒の導体から成り、一方が他方の筒内に収納
でき、収納される方の外側面が他方方の内側面に接した
状態で互いに摺動自由なものを設ける。これを給電線路
12bの途中に設けて摺動させることにより、給電線路
12bの長さを自由に変えることができる。従って、給
電線路12aと12bとの差が変化するのでビームを所
望の方向に調整(粗い調整)することができる訳である。
なお、この調整は手動又は自動のいずれでも可能であ
る。
【0043】実施例2.また、図3は図1のレドームを
回転させて上下ヘリカルアンテナの径等を変化させた状
態を表す図である。このレドームの回転により放射ビー
ム方向θを変えることができる。次にその理由について
述べる。図3において6〜19は図1の符号と同じなの
で説明を省略する。上下ヘリカルアンテナ16a、16
bの各々の上端はアンテナ軸を構成する給電線路(被覆
の固いケーブル)に固定されている。また、上下ヘリカ
ルアンテナ16a、16bの終端はレドーム17と接続
点18a、18bで各々2カ所以上接続され固定されて
いる。レドーム17を回転させると図3のように上下ヘ
リカルアンテナ16a、16bの各々の上端と下端の上
下の位置は固定されているので変わらないが、途中部の
上下ヘリカルアンテナ16a、16bの直径D8と巻き
数が同時に変化する。直径D8が変化すると、上下ヘリ
カルアンテナ16a、16bの素子放射パターンのビー
ム方向が変化するので、レドーム17の回転角度を調整
することにより、上下ヘリカルアンテナ16a、16b
の径やピッチ角がきめ細かく調整(微調整)できるので素
子放射パターンのビーム方向を所望の方向θ19に合わ
せることができる。
【0044】実施例3.図4は、この発明に係わるアン
テナ装置の他の実施例の構成図、図5は上側ヘリカルア
ンテナ16aの終端に取り付けたリングの形を示す図、
図6は図5とは別の形状のリングを示す図である。図
4、図5、図6において、10〜16(a)、16(b)につい
ては図1(a)の符号と同じなので説明を省略する。20
は内側に螺旋状の溝を設けたレドーム、21はレドーム
20に設けられた螺旋状の溝、22は螺旋状の溝20に
はめ込めるように周囲に突起を有するリング、23はリ
ング22の周囲に設けた突起、24は給電線路12a、
12bの周囲に設置したリング回転防止機構、25はリ
ング22の周囲に設けたねじ溝である。なお、ここでは
上側ヘリカルアンテナ16aについて述べたが、下側ヘ
リカルアンテナ16bについても同様である。
【0045】次に動作について説明する。図4、図5に
示すように、本実施例において、上下ヘリカルアンテナ
16a、16bの下端に取り付けられたリング22は、
その周囲の突起23をレドーム20の内側に設けられた
螺旋状の溝21にはめた状態で、溝21に沿って上下に
移動できるようになっている。但し上下ヘリカルアンテ
ナ16a、16bの上端はそれぞれ固定されている為、
上下に移動することはない。また、図6に示すように、
上下ヘリカルアンテナ16a、16bの下端に取り付け
られたリング22は、その周囲に設けたねじ溝25をレ
ドーム21の内側に設けられたねじ溝に嵌合して溝21
に沿って上下に移動できるようになっている。 また、
リング22の中には給電線路12a、12bの周囲に設
置したリング回転防止機構24が通っており、リング自
身の回転を防いでいる。但し、このリング回転防止機構
24はリングの上下移動は防げない。ここでレドーム2
0を回転させるとリング22は溝21に沿ってレドーム
20内を上下に移動する。このためリング22と接続す
る上下ヘリカルアンテナ16a、16bは同時にその直
径D8と導体線のピッチ角α7が変化する。直径D8、
ピッチ角α7が変化すると、上下ヘリカルアンテナ16
a、16bの素子放射パターンのビーム方向が変化す
る。従ってレドーム20を回転させることで、上下ヘリ
カルアンテナ16a、16bの素子放射パターンのビー
ム方向を所望のビーム方向θ19に合わせることができ
る。
【0046】このように、リング22の突起23を図6
のようにねじ溝25に変えて、レドーム20とリング2
2を雌ねじと雄ねじの関係にしても同じ効果が得られ
る。以上の通り、レドーム17の回転により、ビームを
所望の方向に微調整することができる。
【0047】実施例4.図7は、この発明に係るアンテ
ナ装置の他の実施例を示す構成図である。図8はビーム
方向を固定してしまう場合の給電線路12a、12bの
形状の例を示した図である。図7、図8において10〜
18bは図1(a)の符号と同じなので説明を省略する。
【0048】分配器10をヘリカルアンテナ16bの外
部に設置せず、本実施例のように内部に設置すること
で、アンテナ装置の長さを短縮できる。
【0049】なお、本実施例では位相調整機構11は図
7のようにヘリカルアンテナの途中に設けることになる
が、ビーム方向を固定してしまう場合には、図8のよう
に位相調整機構11を削除して給電線路12a、12b
の長さを固定する。ビーム方向は給電線路12a、12
bの長さで決るが、いずれかの長さが余る場合、余る方
を他方に巻き付けてしまう構造も考えられる。
【0050】実施例5.図9(a)は、この発明に係る
アンテナ装置の平衡不平衡変換部分の実施例を示す構成
図である。図9(b)は図9(a)の平衡不平衡変換器
の基板の裏側を示す図である。図9(a)、図9(b)
において12(a)〜16(a)は図1(a)の符号と
同じなので説明を省略する。図9(a)において26は
同軸の給電線路12aとヘリカルアンテナを構成する導
体線14aを接続する平衡不平衡変換器である。31は
平衡不平衡変換器26の基板上に設けられた平衡不平衡
変換器の導体線路である。図9(b)において平衡不平
衡変換器26の基板の表に導体線路31が形成され、裏
に不平衡部分の地板となる導体30が形成されており、
この導体30には不平衡線路である同軸ケーブルの外導
体が接続され、導体線路31には同軸ケーブルの内導体
が接続される。この導体30と導体線路31との組み合
わせで平衡線路と不平衡線路との整合がとられる。
【0051】図9(a)のように基板上に構成した平衡
不平衡変換器26をヘリカルアンテナ16aの外部に設
置せず、本実施例のように内部に設置することで、平衡
不平衡変換器を外部に設置する場合よりもアンテナ装置
の長さを短くできる。また、平衡不平衡変換器26をヘ
リカルアンテナ16aの上端に配置することにより平衡
線路の代わりに不平衡線路を使用することができる。
【0052】なお、本実施例では上側のヘリカルアンテ
ナ16aを例にとったが、下側のヘリカルアンテナ16
bでも同じような構造にできることはいうまでもない。
【0053】実施例6.図10は、この発明に係るアン
テナ装置の他の実施例の構成図、図11はヘリカルアン
テナと平衡不平衡変換器を同一面に配置したフレキシブ
ル基板の展開図である。図10、図11において、10
〜18bは図1の符号と同じなので説明を省略する。2
7は信号の分配を兼ねた平衡不平衡変換器の導体線路で
あり、フレキシブル基板15a、15bと一体となって
いる。なお、図10には図示していないがヘリカルアン
テナの裏面にも平衡不平衡変換器の導体線路が配置され
ている。28はレドーム17の外側表面に設けられた平
衡不平衡変換器の導体線路27の不平衡部分の地板とな
る導体である。
【0054】本実施例のように平衡不平衡変換器の導体
線路27をヘリカルアンテナの下端に設置してそれとレ
ドーム17の外側表面に設けられた導体28を組み合わ
せると、平衡不平衡変換器基板の役割を兼ねることがで
きる。したがって、平衡不平衡変換器のために新たな基
板を用いなくても良いので、図9の平衡不平衡変換器2
6が削減できる。部品数の減少により、より安価にアン
テナ装置を構成できる。
【0055】なお、本実施例では4線巻きの下側から給
電するヘリカルアンテナを例にとったが、2線巻きの上
側から給電するヘリカルアンテナ等、複数の導体線を円
筒状に巻いた他のヘリカルアンテナでも同じような構成
にできることは言うまでもない。
【0056】実施例7.図12は、この発明に係るヘリ
カルアンテナ部分の他の実施例の構成図である。 図1
2において29はレドーム17の内側表面にエッチング
等の印刷で構成されたヘリカルアンテナの導体線であ
る。このように複数のヘリカルアンテナを軸方向にレド
ーム17に形成して分配器を接続することにより実施例
1と同じ機能と効果を持つことはいうまでもない。
【0057】本実施例のようにヘリカルアンテナの導体
線29を構成すれば、導体線を設置するためのフレキシ
ブル基板を必要としないので、更に部品数が減ってより
安価にアンテナ装置を構成できる。
【0058】また、更にこれに位相制御装置を接続する
ことにより、実施例2と同じ機能と効果を持つことはい
うまでもない。
【0059】また、更に平衡不平衡変換器を設けること
により実施例5と同じ機能を持つことはいうまでもな
い。
【0060】なお、実施例1〜7ではヘリカルアンテナ
が2個のアレーアンテナについて説明したが、同様な考
え方で、ヘリカルアンテナが3個以上でも同じように構
成できることは言うまでもない。
【0061】また、実施例1〜7では円筒状に巻いたヘ
リカルアンテナについて説明したが、例えば16角柱や
24角柱等の多角柱でもほぼ同じように構成できること
はいうまでもない。
【0062】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、所定の
ピッチで筒に巻かれた導体線から成り、上記筒の軸方向
に配置された複数のヘリカルアンテナと、該複数のヘリ
カルアンテナに給電する給電線路を分配する分配手段と
を備えたので、放射ビームの方向は周波数が変化しても
一定となるという効果がある。
【0063】また、この発明によれば、所定のピッチで
筒に巻かれた導体線から成り、上記筒の軸方向に配置さ
れた複数のヘリカルアンテナと、該複数のヘリカルアン
テナに給電する給電線路を分配する分配手段と、上記給
電線路を通過する信号の位相を制御する位相制御手段と
を備えたので、更に位相制御装置の調整によりビームの
方向を粗く調整できるという効果がある。
【0064】また、この発明によれば、所定のピッチで
筒に巻かれた導体線から成り、上記筒の軸方向に配置さ
れた複数のヘリカルアンテナと、該複数のヘリカルアン
テナに給電する給電線路を分配する分配手段と、上記複
数のヘリカルアンテナの周囲に設けられ、上記複数のヘ
リカルアンテナの廻りを回転し、上記複数のヘリカルア
ンテナの一端が固定されたレドームを備えたので、レド
ームの回転によりビームの方向を微調整できるという効
果がある。
【0065】また、この発明によれば、所定のピッチで
筒に巻かれた導体線から成り、上記筒の軸方向に配置さ
れた複数のヘリカルアンテナと、該複数のヘリカルアン
テナに給電する給電線路を分配する分配手段と、上記給
電線路を通過する信号の位相を制御する位相制御手段
と、上記複数のヘリカルアンテナの周囲に設けられ、上
記複数のヘリカルアンテナの廻りを回転し、上記複数の
ヘリカルアンテナの一端が固定されたレドームを備えた
ので、位相制御手段の粗調整とレドームの回転による微
調整により所望のビーム方向で最大利得が得られるとい
う効果がある。
【0066】また、この発明によれば、上記給電線路を
不平衡線路から平衡線路に変換する変換器を備えたので
不平衡線路でも利用できるという効果がある。
【0067】また、この発明によれば、上記レドームの
内側に螺旋状の溝を設け、上記螺旋状の溝にはめ込むリ
ングを上記複数のヘリカルアンテナの一端に取り付けた
ので放射ビームのビーム方向を高精度に微調整できると
いう効果がある。
【0068】また、この発明によれば、上記分配手段を
上記複数のヘリカルアンテナの内部に配置したので、ア
ンテナ長が短くなるという効果がある。
【0069】また、この発明によれば、上記変換器を基
板上に構成して上記複数のヘリカルアンテナの内部に配
置したのでアンテナ長が短くなるという効果がある。
【0070】また、この発明によれば、上記レドームに
上記変換器の地板を形成し、上記複数のヘリカルアンテ
ナの導体線路を形成した基板上に変換器の導体線路を設
けたので部品点数を減らしてより安価にアンテナ装置を
構成できるという効果がある。
【0071】また、この発明によれば、所定のピッチで
レドームの側面に印刷で形成された導体線から成り、上
記レドームの軸方向に配置された複数のヘリカルアンテ
ナと、該複数のヘリカルアンテナに給電する給電線路を
分配する分配手段とを備えたので部品点数を減らしてよ
り安価にアンテナ装置を構成できるという効果がある。
【0072】また、この発明によれば、所定のピッチで
レドームの側面に印刷で形成された導体線から成り、上
記レドームの軸方向に配置された複数のヘリカルアンテ
ナと、該複数のヘリカルアンテナに給電する給電線路を
分配する分配手段と、上記給電線路を通過する信号の位
相を制御する位相制御手段とを備えたので、位相制御装
置の調整によりビームの方向を粗調整できるという効果
がある。
【0073】また、この発明によれば、導体線がレドー
ムの側面に印刷されたアンテナ装置においても、上記給
電線路を不平衡線路から平衡線路に変換する変換器を備
えたので不平衡線路でも利用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1のアンテナ装置の構成図で
ある。
【図2】アレーアンテナの放射パターンの周波数による
変化を示す図である。
【図3】この発明の実施例2のアンテナ装置の構成図で
ある。
【図4】この発明の実施例3のアンテナ装置の構成図で
ある。
【図5】この発明の実施例3のアンテナ装置のヘリカル
アンテナの終端に取り付けたリングの形状を示す図であ
る。
【図6】この発明の実施例3のアンテナ装置のヘリカル
アンテナの終端に取り付けたリングの形状(ねじ溝)を示
す図である。
【図7】この発明の実施例4のアンテナ装置の構成図で
ある。
【図8】この発明の実施例4のアンテナ装置で、ビーム
方向を固定してしまう場合の給電線路の例を示す図であ
る。
【図9】この発明の実施例5のアンテナ装置の構成図で
ある。
【図10】この発明の実施例6のアンテナ装置の構成図
である。
【図11】この発明の実施例6のアンテナ装置のフレキ
シブル基板の展開図である。
【図12】この発明の実施例7のアンテナ装置のヘリカ
ルアンテナ部分の図である。
【図13】従来例のアンテナ装置の構成図である。
【図14】従来例のアンテナ装置の放射の様子を示す図
である。
【図15】従来例のアンテナ装置の周波数変動による放
射ビームの方向の変化を示す図である。
【符号の説明】
1 支持誘電体 2a 導体線 2b 導体線 3 平衡形の給電線路 4 平衡不平衡変換器 5 入出力端子 6 アンテナ軸 7 導体線のピッチ角α 8 ヘリカルアンテナの直径D 9 アンテナ軸6から見たビーム方向θ 10 分配器 11 位相制御装置 12a 給電線路 12b 給電線路 13a 上ヘリカルアンテナの給電点 13b 下ヘリカルアンテナの給電点 14a 導体線 14b 導体線 15a フレキシブル基板 15b フレキシブル基板 16a 上ヘリカルアンテナ 16b 下ヘリカルアンテナ 17 レドーム 18a 上ヘリカルアンテナとレドームの接続点 18b 下ヘリカルアンテナとレドームの接続点 19 ビーム方向θ 20 内側に螺旋状の溝を設けたレドーム 21 螺旋状の溝 22 リング 23 リングの周囲に設けた突起 24 リング回転防止機構 25 リングの周囲に設けたねじ溝 26 平衡不平衡変換器 27 平衡不平衡変換器の導体線路 28 平衡不平衡変換器の地板導体 29 レドームの内側表面に印刷で構成された導体線 30 平衡不平衡変換器の地板導体 31 平衡不平衡変換器の導体線路 51 ヘリカルアンテナ1巻きの筒の軸方向の距離d 52 12aの長さ 53 12bの長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01Q 5/00 21/00 (72)発明者 松永 誠 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社電子システム研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のピッチで筒に巻かれた導体線から
    成り、上記筒の軸方向に配置された複数のヘリカルアン
    テナと、該複数のヘリカルアンテナに給電する給電線路
    を分配する分配手段とを備えたことを特徴とするアンテ
    ナ装置。
  2. 【請求項2】 所定のピッチで筒に巻かれた導体線から
    成り、上記筒の軸方向に配置された複数のヘリカルアン
    テナと、該複数のヘリカルアンテナに給電する給電線路
    を分配する分配手段と、上記給電線路を通過する信号の
    位相を制御する位相制御手段とを備えたことを特徴とす
    るアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 所定のピッチで筒に巻かれた導体線から
    成り、上記筒の軸方向に配置された複数のヘリカルアン
    テナと、該複数のヘリカルアンテナに給電する給電線路
    を分配する分配手段と、上記複数のヘリカルアンテナの
    周囲に設けられ、上記複数のヘリカルアンテナの廻りを
    回転し、上記複数のヘリカルアンテナの一端が固定され
    たレドームを備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 所定のピッチで筒に巻かれた導体線から
    成り、上記筒の軸方向に配置された複数のヘリカルアン
    テナと、該複数のヘリカルアンテナに給電する給電線路
    を分配する分配手段と、上記給電線路を通過する信号の
    位相を制御する位相制御手段と、上記複数のヘリカルア
    ンテナの周囲に設けられ、上記複数のヘリカルアンテナ
    の廻りを回転し、上記複数のヘリカルアンテナの一端が
    固定されたレドームを備えたことを特徴とするアンテナ
    装置。
  5. 【請求項5】 上記給電線路を不平衡線路から平衡線路
    に変換する変換器を備えたことを特徴とする請求項1、
    2、3、4いずれか記載のアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 上記レドームの内側に螺旋状の溝を設
    け、上記螺旋状の溝にはめ込むリングを上記複数のヘリ
    カルアンテナの一端に取り付けたことを特徴とする請求
    項3又は4記載のアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 上記分配手段を上記複数のヘリカルアン
    テナの内部に配置したことを特徴とする請求項1、2、
    3、4いずれか記載のアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 上記変換器を基板上に構成して上記複数
    のヘリカルアンテナの内部に配置したことを特徴とする
    請求項5記載のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 上記レドームに上記変換器の地板を形成
    し、上記複数のヘリカルアンテナの導体線路を形成した
    基板上に変換器の導体線路を設けたことを特徴とする請
    求項5記載のアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 所定のピッチでレドームの側面に印刷
    で形成された導体線から成り、上記レドームの軸方向に
    配置された複数のヘリカルアンテナと、該複数のヘリカ
    ルアンテナに給電する給電線路を分配する分配手段とを
    備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  11. 【請求項11】 所定のピッチでレドームの側面に印刷
    で形成された導体線から成り、上記レドームの軸方向に
    配置された複数のヘリカルアンテナと、該複数のヘリカ
    ルアンテナに給電する給電線路を分配する分配手段と、
    上記給電線路を通過する信号の位相を制御する位相制御
    手段とを備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  12. 【請求項12】 上記給電線路を不平衡線路から平衡線
    路に変換する変換器を備えたことを特徴とする請求項1
    0又は11記載のアンテナ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013507850A (ja) * 2009-10-16 2013-03-04 イーエムエス・テクノロジーズ・カナダ,リミテッド 区分された直線導体の最適な懸架によるアレイアンテナの利得の増大
CN117543197A (zh) * 2024-01-09 2024-02-09 广东云百科技有限公司 一种工业物联网dtu及通信方法

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