JPH07263402A - 半導体ウエハの洗浄方法 - Google Patents

半導体ウエハの洗浄方法

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JPH07263402A
JPH07263402A JP5630694A JP5630694A JPH07263402A JP H07263402 A JPH07263402 A JP H07263402A JP 5630694 A JP5630694 A JP 5630694A JP 5630694 A JP5630694 A JP 5630694A JP H07263402 A JPH07263402 A JP H07263402A
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JP
Japan
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wafer
water
oxide film
layer
water repellent
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JP5630694A
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English (en)
Inventor
Tadashi Mori
規 森
Takashi Osako
孝志 大迫
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエハ洗浄に当り、ウエハ表面のウォーター
マークを減少させる。 【構成】 Si基板10a 上に順次に熱酸化膜10b 及びポリ
Si層10c を形成する。熱酸化膜10b 及びポリSi層10c
は、MOS FET のゲート絶縁膜及びゲート電極を形成する
ためのものである。然る後、HF溶液を用いて、ポリSi
層10c を覆う自然酸化膜12の除去とポリSi層10c 表面の
撥水処理とを、順次に連続して行なう。自然酸化膜12を
除去してポリSi層10c 表面を露出させ、このポリSi層10
c 表面に対し撥水処理を行なう。撥水処理は、ポリSi層
10c 表面に落とした水滴の接触角が最低でも60度とな
るまで行なう。この撥水処理により、目的を達成でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体ウエハ表面を
洗浄するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの微細化が進むにつれ、
その作成途上のウエハ表面を、如何にして清浄に洗浄及
び乾燥するかが重要な課題となっている。洗浄した後の
ウエハ表面を乾燥した場合にウエハ表面に生じるウォー
ターマーク(乾燥残渣とも称す)を少なくするための方
法として、例えば、文献1:平成3年度 次世代ウルト
ラクリーン化技術に関する調査研究報告書 第4分冊
ウエハ表面加工・計測技術に関する調査研究報告 平成
4年6月発行 社団法人日本機械工業連合会 p141
〜142や文献2:電子通信情報学会技術研究報告 V
ol.87 No.397 SDM87−188 p3
3〜38に開示されている方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら文献1に
開示されている方法では、ウエハ表面を、イソプロピル
アルコールの蒸気に晒した後に乾燥させる。この場合、
ウエハ表面のパーティクルを減少させることはできる
が、必ずしも充分にウォーターマークを少なくすること
はできない。
【0004】また文献2に開示されている方法では、ウ
エハ表面を、N2 雰囲気中で高速回転させて乾燥する。
この場合、ウエハ回転用の機械的駆動部から埃が生じ
る、或はウエハ表面がN2 との摩擦によって帯電するの
でウエハ表面のパーティクルは増加する、或はN2 の価
格は高いといった問題があり、その結果、半導体デバイ
スの歩留低下や作成コストの増加を生じる。
【0005】この発明の主たる目的は、ウォーターマー
クをより効果的に減少させることのできる、新規な、ウ
エハ洗浄方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明の半導体ウエハの洗浄方法は、半導体ウエ
ハ表面を洗浄するに当り、ウエハ表面の撥水処理を行な
った後に、ウエハ表面を洗浄し、撥水処理は、ウエハ表
面に在る水滴の接触角が最低でも60度となるまで行な
うことを特徴とする。
【0007】
【作用】このような方法によれば、ウエハ表面に在る水
滴の接触角が最低でも60度となるまで撥水処理を行な
った後に、ウエハ表面を洗浄するので、ウエハ表面のウ
ォーターマークを激減させることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照し、発明の実施例につき説
明する。尚、図面は発明が理解できる程度に概略的に示
してあるにすぎず、従って発明を図示例に限定するもの
ではない。
【0009】図1〜図2はこの実施例の洗浄工程の説明
に供する断面図である。この実施例では、一例として、
MOS(Metal-Oxide-Semiconductor )トランジスタの
ゲート電極材料として用いるポリSi(ポリシリコン)
の表面が自然酸化膜で覆われている場合に、この自然酸
化膜をエッチング除去してポリSi表面を露出させ、そ
の後にポリSi表面を洗浄する例につき説明する。これ
は、ウォーターマークの発生が、特にポリSi表面にお
いて顕著であるからである。
【0010】(1)まず、表層10cを露出させた半導
体ウエハ10を用意する。
【0011】この実施例では、MOSトランジスタ作成
で通常行なわれる如く、Si基板10a上に順次に、S
iO2 膜(シリコン酸化膜)10b及びポリSi層10
cを形成し、これら基板10a、SiO2 膜10b及び
ポリSi層10cから成るウエハ10を得る(図1
(A))。基板サイズを6インチとする。SiO2 膜1
0bはMOSトランジスタのゲート酸化膜を形成するた
めのものであって、基板10a表面を熱酸化することに
よって、SiO2 膜10bを形成する。ポリSi層10
cはMOSトランジスタのゲート電極を形成するための
ものであって、CVD(Chemical Vapor Deposition )
法により、不純物例えばPをドープしたポリSi層10
cを形成する。
【0012】次いでウエハ10を洗浄して、有機物、金
属、パーティクル或はそのほかの汚損物質をウエハ10
から除去する。洗浄方法は問わないが、ここでは薬液洗
浄を行なう。薬液としては、例えばH2 SO4 (硫酸)
及びH22 (過酸化水素)の混合液、或はNH4 OH
(アンモニア)、H22 及びH2 O(純水)の混合
液、或はHCl(塩化水素)、H22 及びH2 Oの混
合液を用いることができる。
【0013】ウエハ10の表層10cここではポリSi
層10cの表面は、薬液洗浄終了後において、自然酸化
膜12で覆われている(図1(B))。自然酸化膜12
はプロセス途上で不可避的にポリSi層10cの表面上
に生成するSiO2 膜或はSiOX 膜であって、その膜
厚は10Å程度である。
【0014】次いで自然酸化膜12をエッチング除去し
て、ポリSi層10cの表面を露出させる(図1
(C))。エッチング方法は問わないが、ここでは1%
HF(弗化水素)溶液をエッチャントとしたウエットエ
ッチングを行なう。この場合のエッチングレートはほぼ
1Å/秒程度であり、従ってウエハ10をエッチャント
中に約10秒間浸漬することにより、自然酸化膜12を
エッチング除去できる。この場合のエッチング時間α秒
はほぼα=10秒であるが、当然のことながら自然酸化
膜12の膜厚に応じて、ポリSi層10cの表面を露出
するのに足りる長さのエッチング時間αを設定すること
となる。従って自然酸化膜12の厚さが10Åより薄い
或は厚くなるのに応じてエッチング時間αを10秒より
も短くしたり長くしたりすることとなる。
【0015】(2)次に、露出させた表層10c表面の
撥水処理を行なう。撥水処理は、表層10c表面に在る
水滴の接触角が最低でも60度となるまで行なう。
【0016】この実施例では、自然酸化膜12のエッチ
ャントとして用いる1%HF溶液を、撥水処理剤として
も用いる。そして自然酸化膜12のエッチング除去と、
ウエハ表層10cここではポリSi層10cの表面の撥
水処理とを、順次に連続して行なう(図1(D))。す
なわち、自然酸化膜12のエッチング時間α秒に、ポリ
Si層10c表面の撥水処理時間β秒だけ加算した時間
(α+β)秒の間継続して、ウエハ10を1%HF溶液
中に浸漬する。この結果、自然酸化膜12をエッチング
除去してポリSi層10c表面を露出させ、さらにこれ
に続いて連続して、ポリSi層10cの撥水処理を行な
うことができる。撥水処理により、ポリSi層10cの
表面は撥水性を有する表面となる。撥水処理時間β秒
は、ポリSi層10c表面に在る水滴の接触角γが最低
でも60度となるのに充分な長さの時間であり、例えば
β≧5秒である。
【0017】このように同一種類の材料から成るエッチ
ャント及び撥水処理剤を用いるほか、別種類の材料から
成るエッチャント及び撥水処理剤を用いて自然酸化膜1
2のエッチング除去とポリSi層10c表面の撥水処理
とを時間的に断続させて行なうこともできる。しかしな
がら工程の簡略化或はポリSi層10c表面の清浄度を
挙げるためには、同一種類の材料から成るエッチャント
及び撥水処理剤を用いて、自然酸化膜12のエッチング
除去とポリSi層10cの撥水処理とを、順次に連続し
て行なう方が有利である。
【0018】自然酸化膜12のエッチャントとしてHF
溶液を用いることは従来周知であるが、従来において
は、自然酸化膜12をエッチング除去するのに充分な長
さのエッチング時間αを設定しているのに留まり、ポリ
Si層10c表面に在る水滴の接触角が最低でも60度
となるまでHFで撥水処理を行なうという点について
は、何ら配慮が成されていなかったものである。
【0019】(3)次に、撥水処理を行なった後の表層
10c表面を洗浄する。
【0020】この実施例では、まずHF溶液或はF(フ
ッ素)を除去するために純水で、表層10cここではポ
リSi層10cの表面を洗浄する(図2(A))。
【0021】次にこの実施例では、ウエハ10をIPA
(イソプロピルアルコール)蒸気中に入れて、ポリSi
層10c表面をIPA蒸気に晒す(図2(B))。ウエ
ハ10の温度がIPA蒸気の温度とほぼ等しくなった
ら、ウエハ10を、IPA蒸気中から取り出し空気中で
乾燥させる(図2(C))。その後、図示せずも、ポリ
Si層10c及びSiO2 膜10bを順次に、所定の形
状にエッチング加工し、所定形状のポリSi層10c及
びSiO2 膜10bから成るゲート電極及びゲート酸化
膜を得る。
【0022】尚、撥水処理後のウエハ洗浄方法及びウエ
ハ乾燥方法はここに述べたものに限定されず、任意好適
な種々の方法を用いることができる。例えば、ポリSi
層10cを純水洗浄した後に、ウエハ10を、IPA蒸
気中に入れずに空気中で回転させ、これによりポリSi
層10c表面を乾燥させるようにしても良い。
【0023】この実施例によれば、上述したようにポリ
Si層10cの撥水処理剤として、HF溶液を用いる。
HF溶液は、従来より自然酸化膜12のエッチャントに
用いられており、従って従前より自然酸化膜12のエッ
チング処理に用いていた装置を、撥水処理のためにその
まま流用できるので、新たな設備投資を行なわなくて済
むという利点がある。しかもHFは安価であるという利
点もある。
【0024】図3はHF溶液浸漬時間Tと水滴の接触角
γとの関係を実験的に調べた結果を示す図であって、図
の横軸にHF溶液浸漬時間T(秒)を及び縦軸に水滴の
接触角γ(度)を示す。また図4は水滴の接触角γとウ
ォーターマーク総個数との関係を実験的に調べた結果を
示す図であって、図の横軸に水滴の接触角γ(度)を及
び縦軸にウエハ一枚当りのウォーターマーク総個数(個
/ウエハ)を示す。
【0025】図3の実験では、厚さ10Åの自然酸化膜
12で覆われたウエハ10を、上述した実施例と同一条
件で作成して、用意する。次いでウエハ10を1%HF
溶液中に浸漬し、然る後、ウエハ10を1%HF溶液中
から取り出す。ウエハ10の浸漬開始から終了までの浸
漬時間Tを、T=5、10、20、40或は60秒とし
て段階的に変化させる。次いでウエハ10を純水を貯え
た水槽中に浸漬して、自然酸化膜12或はウエハ表層1
0cの表面を洗浄する。然る後、ウエハ10を水槽から
引き上げる。そして目視で確認できる範囲内の大きさの
水滴が無くなる程度に自然酸化膜12或はウエハ表層1
0cの表面の水切りを行なう。ここではウエハ表層10
c或は自然酸化膜12の表面を、鉛直方向にほぼ平行と
成すようにして、水を切る。
【0026】次いで、自然酸化膜12或はウエハ表層1
0cの表面の乾燥工程を行なわずにその表面上に水滴を
落とし、この水滴と自然酸化膜12或は表層10cの表
面とが成す接触角γを測定する。浸漬時間Tの各段階毎
に、水滴の接触角γを測定する。これら測定結果を、図
3中に白丸印で示す。またこれら測定結果と合わせて、
T=0とした場合の接触角γすなわち1%HF溶液中に
一度も浸漬していない自然酸化膜12表面上に滴下した
水滴の接触角γも、図中に白丸印で示してある。浸漬時
間T=0及び5としたときの接触角γは自然酸化膜12
上でのもの、またT=10、20、40及び60とした
ときの接触角γはウエハ10の表層10c上でのもので
ある。接触角γの測定では、一般に、注射器やマイクロ
ピペットを用いて数μlの水滴を滴下して、この水滴の
接触角γを測定する。この実験ではマイクロピペットを
用いて約7μlの水を滴下し、この水滴の接触角γを測
定した。
【0027】図4の実験では、図3の場合と同様にして
接触角γを測定し(但し浸漬時間Tは図3と必ずしも同
一ではない)、さらにこの接触角γを測定した自然酸化
膜12或はウエハ表層10cの表面を観察して、その表
面に在るウォーターマークの総個数を数える。この際、
KLA社製 欠陥検査装置 2110を用いて、目視に
より表面観察を行なった。径が0.5μm以上の欠陥を
探し出し、その欠陥がウォーターマークであるかそれ以
外の欠陥であるかを確認した上で、ウォーターマークの
総個数を数えた。その数えた結果を、図4中に白丸印で
示してある。
【0028】図3からも理解できるように、接触角γ
は、T=0のときγ=約5、T=5のときγ=約30、
T=10のときγ=約56及びT=20のときγ=約6
5となり、従って浸漬時間Tが20秒以下である場合
は、浸漬時間Tの増加とともに接触角γが大きくなって
ゆく。これに対しT=40及びT=60のときγ=約7
0であり、従って接触角γは約70度でほぼ一定となり
飽和すると推定される。
【0029】さらに図4からも理解できるように、接触
角γが約56度ではウォーターマークの総個数が15個
であったのに対し、接触角γが約62度ではウォーター
マークの総個数が2個に激減し、従って接触角γが約6
0度を越えるとウォーターマーク総個数が激減すること
が判る。また接触角γを約70度とすることにより、径
が0.5μm以上のウォーターマーク総個数を零とする
ことも可能である。
【0030】以上のことから、接触角γが最低でも60
度となるまで撥水処理を行なうことにより、ウォーター
マークの総個数を激減できることが判る。この接触角γ
は、撥水処理を終えたウエハ表層10cの表面を純水洗
浄して水切りを行なった後であってウエハ表層10cの
表面を乾燥させる前に、測定するのが好ましい。
【0031】図3から推測すると、接触角γが約60度
となる浸漬時間Tは約15秒であり、従って上述した実
施例については浸漬時間Tを15秒以上とすれば、接触
角γを最低でも60度とするように撥水処理を行なえ
る。
【0032】(変形例)この変形例では、HF溶液に代
えてHF蒸気を用いて、自然酸化膜12のエッチング除
去とポリSi層10cの撥水処理とを、順次に連続し
て、行なう。このため薬液洗浄した後に自然酸化膜12
で覆われた、ウエハ10をHF蒸気中に入れる。これに
より、自然酸化膜12を、HF蒸気に晒してエッチング
除去し、そしてポリSi層10cを露出させる。さらに
露出させたポリSi層10cを、HF蒸気に晒して、ポ
リSi層10c表面の撥水処理を行なう。そのほかは、
上述した実施例と同様である。
【0033】HF蒸気が含むパーティクル等の汚損物質
は、HF溶液に比較して極めて少ないので、HF蒸気を
用いることにより、ポリSi層10c表面の汚損程度を
非常に低く抑えることができる。従ってこの変形例によ
れば、ポリSi層10c表面のウォーターマーク及び汚
損物質の双方を低減できる。
【0034】この発明は上述した実施例にのみ限定され
るものではなく、従って各構成成分の構成、形成材料、
形成方法、膜厚、処理時間、組成及びそのほかの条件を
任意好適に変更できる。
【0035】例えば、上述した実施例ではポリSiから
成るウエハ表面(ウエハ表層10cの表面)を洗浄する
例につき説明したが、洗浄するウエハ表面をポリSi以
外のSi系半導体材料から成る表面としても良い。Si
系半導体材料として、例えばポリSi、単結晶Si或は
Si34 (シリコン窒化物)を用いることができる。
さらに洗浄するウエハ表面を、Si系半導体材料以外の
半導体材料から成る表面とすることもできる。
【0036】またHF溶液或はHF蒸気はHFを主剤と
して含んでいれば良く、従って主剤のほか添加剤を含ん
でいても良い。添加剤として、例えばエッチングレート
を制御するためのNH4 F(弗化アンモニウム)を用い
ることができる。
【0037】この発明の実施に当っては、予備実験を行
なって、接触角γが最低でも60度となるのに要する撥
水処理時間βを予め調べておくと良い。すなわち、半導
体デバイスの作成条件と同一条件で作成した予備実験用
の半導体ウエハを用意し、このウエハについて撥水処理
時間βを種々に変化させて接触角γを測定し、そして接
触角γが最低でも60度となる撥水処理時間β、例えば
γ=60度或はγ=70度となる撥水処理時間βを調べ
ておく。このようにしておけば、その半導体デバイス作
成時には、調べた撥水処理時間βの間だけ撥水処理を行
なえば、接触角γを測定しなくても、接触角γを最低で
も60度とするように撥水処理を行なえる。
【0038】またこの発明は、ウエハ表面を覆う酸化膜
例えば自然酸化膜をエッチング除去してウエハ表面を露
出させる場合にこのエッチングで汚れたウエハ表面を洗
浄する際に用いて好適である。この場合、ウエハ表面を
覆う酸化膜をエッチング除去してウエハ表面を露出さ
せ、次にこの露出させたウエハ表面の撥水処理を行な
い、然る後、ウエハ表面を洗浄例えば純水で洗浄すれば
良い。
【0039】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の半導体ウエハの洗浄方法によれば、ウエハ表面
に在る水滴の接触角が最低でも60度となるまで、撥水
処理を行なった後に、ウエハ表面を洗浄するので、ウエ
ハ表面のウォーターマークを激減させることができる。
従って、ウォーターマークを減少させるための新規な洗
浄方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)は実施例の洗浄工程の説明に供
する断面図である。
【図2】(A)〜(C)は実施例の洗浄工程の説明に供
する断面図である。
【図3】HF溶液浸漬時間と水滴の接触角との関係を示
す図である。
【図4】水滴の接触角とウォーターマークとの関係を示
す図である。
【符号の説明】
10:ウエハ 10c:ウエハ表層例えばポリSi層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハ表面を洗浄するに当り、 前記ウエハ表面の撥水処理を行なった後に、前記ウエハ
    表面を洗浄し、 前記撥水処理は、前記ウエハ表面に在る水滴の接触角が
    最低でも60度となるまで行なうことを特徴とする半導
    体ウエハの洗浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体ウエハの洗浄方法
    において、 ウエハ表面はSi系半導体材料から成ることを特徴とす
    る半導体ウエハの洗浄方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体ウエハの洗浄方法
    において、 ウエハ表面の撥水処理に用いる撥水処理剤を、HF溶液
    としたことを特徴とする半導体ウエハの洗浄方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体ウエハの洗浄方法
    において、 ウエハ表面の撥水処理に用いる撥水処理剤を、HF蒸気
    としたことを特徴とする半導体ウエハの洗浄方法。
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