JPH07262959A - 走査型電子顕微鏡 - Google Patents
走査型電子顕微鏡Info
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- JPH07262959A JPH07262959A JP6053711A JP5371194A JPH07262959A JP H07262959 A JPH07262959 A JP H07262959A JP 6053711 A JP6053711 A JP 6053711A JP 5371194 A JP5371194 A JP 5371194A JP H07262959 A JPH07262959 A JP H07262959A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/02—Details
- H01J37/244—Detectors; Associated components or circuits therefor
-
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01J37/26—Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes
- H01J37/28—Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes with scanning beams
-
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2237/00—Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
- H01J2237/18—Vacuum control means
- H01J2237/188—Differential pressure
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】試料表面の良好な観察とコンタクトホールのよ
うな試料に形成された穴の底の観察とを同じ顕微鏡で簡
単に実現できる環境制御型の走査型電子顕微鏡を得る。 【構成】圧力制限アパーチャ7aを通して試料室9内の
試料10に電子線を照射して走査する。試料10から放
出された二次電子を試料室9内のガスによりガス増幅す
る。圧力制限アパーチャ板7は電極を兼ねており、また
圧力制限アパーチャ7aの周りには別の電極15が設け
られている。圧力制限アパーチャ板7は、モータ25、
ピニオン軸23、ピニオン22、ラック21、連結部材
20よって電子銃3からの電子線の通路に沿って移動可
能である。圧力制限アパーチャ7は、コンタクトホール
の観察時には試料の近くに位置付けられ、試料の表面の
観察時には、試料から遠い位置に位置付けられる。
うな試料に形成された穴の底の観察とを同じ顕微鏡で簡
単に実現できる環境制御型の走査型電子顕微鏡を得る。 【構成】圧力制限アパーチャ7aを通して試料室9内の
試料10に電子線を照射して走査する。試料10から放
出された二次電子を試料室9内のガスによりガス増幅す
る。圧力制限アパーチャ板7は電極を兼ねており、また
圧力制限アパーチャ7aの周りには別の電極15が設け
られている。圧力制限アパーチャ板7は、モータ25、
ピニオン軸23、ピニオン22、ラック21、連結部材
20よって電子銃3からの電子線の通路に沿って移動可
能である。圧力制限アパーチャ7は、コンタクトホール
の観察時には試料の近くに位置付けられ、試料の表面の
観察時には、試料から遠い位置に位置付けられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査電子顕微鏡に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】通常の走査型電子顕微鏡は、真空中に配
置された試料から放出される二次電子をシンチレータの
発光により検出している。これに対して、いわゆる環境
制御型電子顕微鏡は、水蒸気等の低圧気体中に配置され
た試料からの二次電子を水蒸気等の低圧気体によりガス
増倍(電子増倍)し、この増倍された二次電子を検出電
極で直接検出している。この様な環境制御型の走査電子
顕微鏡によれば、通常の電子顕微鏡では観察できない水
分を含んだ試料のような種々の試料を観察することがで
きる。ただし、通常の低加速走査電子顕微鏡において
は、試料に入射する一次の電子線の量と試料から放出さ
れている二次電子の量とがほぼ等しいのに対して、環境
制御型の走査電子顕微鏡においては、電子線の加速電圧
が比較的大きいために、試料に入射する一次の電子線の
量よりも試料から放出される二次電子の量が少ない傾向
がある。そのため、環境制御型の電子顕微鏡では、試料
が負にチャージアップ(帯電)され易くなるので、その
試料の負のチャージアップを中和させる手段が必要であ
る。図3は従来の環境制御型の走査電子顕微鏡の一例を
示す図であり、電子銃3が収納された真空室2(実際に
は、差動排気のためにアパーチャにより区切られた複数
の部屋からなる)と試料室9とが中央にアパーチャ7a
を有する圧力制限アパーチャ板7を介して接している。
圧力制限アパーチャ板7は絶縁体8を介して鏡筒1に固
定されている。電子銃3と圧力制限アパーチャ板7との
間には、コンデンサレンズ4、対物レンズ6、偏向器5
が配置されている。試料室9には図示省略した気体供給
源より電子増倍作用のある気体(例えば水蒸気)が供給
されると共に、試料室9の気体の圧力は真空ポンプ12
により0.1〜数10Torr程度に保たれている。また、
試料室9の気体は圧力制限アパーチャ板7のアパーチャ
7aを通って真空室2に流れるが、真空ポンプ11によ
り真空室2の気体の圧力は試料室9の内部よりも小さい
圧力(高い真空度の状態)、例えば圧力制限アパーチャ
板7の真上で10-2〜10-3Torr程度に保たれている。
実際には上述したように、真空室2はアパーチャにより
複数の部屋に分離されており、各々の部屋に真空ポンプ
が設けられ電子銃3は最も高い真空度の部屋に配置され
ている。試料室9の内部に観察対象とする絶縁物よりな
る試料10が収納されている。また、この従来例では、
圧力制限アパーチャ板7が二次電子検出器を兼ねてお
り、圧力制限アパーチャ板7に可変電圧源13より試料
10に対して正の電圧が印加されている。その圧力制限
アパーチャ板7から得られる二次電子信号がプリアンプ
14を介して図示省略した処理装置に取り込まれる。圧
力制限アパーチャ板7の周りにはさらにリング状の電極
15が設けられ、電極15には可変電圧源16より試料
10に対して正の電圧が印加されている。電極15から
得られる二次電子信号がプリアンプ17を介して図示省
略した処理装置に取り込まれる。試料10の観察を行う
場合には、真空室2の電子銃から放出された一次の電子
線が圧力制限アパーチャ板7のアパーチャ7aを通過し
て試料10上に集束し、この集束した電子線で試料10
を走査する。この走査によって試料10からは二次電子
が放出され、この二次電子は圧力制限アパーチャ板7及
び/又は電極15の電場によりエネルギーを受け、試料
室9中の気体に衝突し、衝突した気体をイオン化する。
このイオン化の結果得られた電子が二次電子の増幅に寄
与することがガス増幅ということである。他方、このガ
ス増幅の結果生じた正イオンは試料10に照射され、一
次の電子線の照射により試料10に生じた負のチャージ
が中和される。また、ガス増幅された二次電子は圧力制
限アパーチャ板を兼ねる電極7及び/又は電極15に取
り込まれ、この二次電子信号がプリアンプ14、17を
介して外部の処理装置に取り込まれる。電極7と15の
使い分けは、通常の試料の観察では二次電子の移動距離
の長くなる電極15を用い(この際、オペレータは試料
の表示像を観察しながら、可変電圧源13、16の電圧
を調整して、最も見えの良い電圧を電極7、15に印加
する。勿論、電極7に印加する電圧が零の場合もあ
る)、コンタクトホールのように、できるだけ真上から
観察する必要のある対象の場合には、電極7を用いる
(この際、オペレータは試料の表示像を観察しながら、
可変電圧源13、16の電圧を調整して、最も見えの良
い電圧を電極7、15に印加する。勿論、電極15に印
加する電圧が零の場合もある)。
置された試料から放出される二次電子をシンチレータの
発光により検出している。これに対して、いわゆる環境
制御型電子顕微鏡は、水蒸気等の低圧気体中に配置され
た試料からの二次電子を水蒸気等の低圧気体によりガス
増倍(電子増倍)し、この増倍された二次電子を検出電
極で直接検出している。この様な環境制御型の走査電子
顕微鏡によれば、通常の電子顕微鏡では観察できない水
分を含んだ試料のような種々の試料を観察することがで
きる。ただし、通常の低加速走査電子顕微鏡において
は、試料に入射する一次の電子線の量と試料から放出さ
れている二次電子の量とがほぼ等しいのに対して、環境
制御型の走査電子顕微鏡においては、電子線の加速電圧
が比較的大きいために、試料に入射する一次の電子線の
量よりも試料から放出される二次電子の量が少ない傾向
がある。そのため、環境制御型の電子顕微鏡では、試料
が負にチャージアップ(帯電)され易くなるので、その
試料の負のチャージアップを中和させる手段が必要であ
る。図3は従来の環境制御型の走査電子顕微鏡の一例を
示す図であり、電子銃3が収納された真空室2(実際に
は、差動排気のためにアパーチャにより区切られた複数
の部屋からなる)と試料室9とが中央にアパーチャ7a
を有する圧力制限アパーチャ板7を介して接している。
圧力制限アパーチャ板7は絶縁体8を介して鏡筒1に固
定されている。電子銃3と圧力制限アパーチャ板7との
間には、コンデンサレンズ4、対物レンズ6、偏向器5
が配置されている。試料室9には図示省略した気体供給
源より電子増倍作用のある気体(例えば水蒸気)が供給
されると共に、試料室9の気体の圧力は真空ポンプ12
により0.1〜数10Torr程度に保たれている。また、
試料室9の気体は圧力制限アパーチャ板7のアパーチャ
7aを通って真空室2に流れるが、真空ポンプ11によ
り真空室2の気体の圧力は試料室9の内部よりも小さい
圧力(高い真空度の状態)、例えば圧力制限アパーチャ
板7の真上で10-2〜10-3Torr程度に保たれている。
実際には上述したように、真空室2はアパーチャにより
複数の部屋に分離されており、各々の部屋に真空ポンプ
が設けられ電子銃3は最も高い真空度の部屋に配置され
ている。試料室9の内部に観察対象とする絶縁物よりな
る試料10が収納されている。また、この従来例では、
圧力制限アパーチャ板7が二次電子検出器を兼ねてお
り、圧力制限アパーチャ板7に可変電圧源13より試料
10に対して正の電圧が印加されている。その圧力制限
アパーチャ板7から得られる二次電子信号がプリアンプ
14を介して図示省略した処理装置に取り込まれる。圧
力制限アパーチャ板7の周りにはさらにリング状の電極
15が設けられ、電極15には可変電圧源16より試料
10に対して正の電圧が印加されている。電極15から
得られる二次電子信号がプリアンプ17を介して図示省
略した処理装置に取り込まれる。試料10の観察を行う
場合には、真空室2の電子銃から放出された一次の電子
線が圧力制限アパーチャ板7のアパーチャ7aを通過し
て試料10上に集束し、この集束した電子線で試料10
を走査する。この走査によって試料10からは二次電子
が放出され、この二次電子は圧力制限アパーチャ板7及
び/又は電極15の電場によりエネルギーを受け、試料
室9中の気体に衝突し、衝突した気体をイオン化する。
このイオン化の結果得られた電子が二次電子の増幅に寄
与することがガス増幅ということである。他方、このガ
ス増幅の結果生じた正イオンは試料10に照射され、一
次の電子線の照射により試料10に生じた負のチャージ
が中和される。また、ガス増幅された二次電子は圧力制
限アパーチャ板を兼ねる電極7及び/又は電極15に取
り込まれ、この二次電子信号がプリアンプ14、17を
介して外部の処理装置に取り込まれる。電極7と15の
使い分けは、通常の試料の観察では二次電子の移動距離
の長くなる電極15を用い(この際、オペレータは試料
の表示像を観察しながら、可変電圧源13、16の電圧
を調整して、最も見えの良い電圧を電極7、15に印加
する。勿論、電極7に印加する電圧が零の場合もあ
る)、コンタクトホールのように、できるだけ真上から
観察する必要のある対象の場合には、電極7を用いる
(この際、オペレータは試料の表示像を観察しながら、
可変電圧源13、16の電圧を調整して、最も見えの良
い電圧を電極7、15に印加する。勿論、電極15に印
加する電圧が零の場合もある)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、コンタクトホールの観察を良好にするために電極
7を試料に近づけた構成にすると、電極15での検出に
電極7が邪魔になって試料像が劣化し、電極15での観
察が良好に行えない、という欠点があった。本発明はこ
のような点に鑑み、試料表面の良好な観察とコンタクト
ホールのような試料に形成された穴の底の観察とを同じ
顕微鏡で簡単に実現できる環境制御型の走査型電子顕微
鏡を得ることを目的とする。
では、コンタクトホールの観察を良好にするために電極
7を試料に近づけた構成にすると、電極15での検出に
電極7が邪魔になって試料像が劣化し、電極15での観
察が良好に行えない、という欠点があった。本発明はこ
のような点に鑑み、試料表面の良好な観察とコンタクト
ホールのような試料に形成された穴の底の観察とを同じ
顕微鏡で簡単に実現できる環境制御型の走査型電子顕微
鏡を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の本発明は、電子銃からの電子線を圧
力制限アパーチャを通して試料室内の試料に照射して走
査すると共に、試料から放出された二次電子を試料室内
のガスによってガス増幅させ、検出器で検出する走査型
電子顕微鏡において、前記検出器を、少なくとも前記電
子銃からの電子線の通路に近接して配置した内側電極
と、該内側電極の外側に配設した外側電極とで構成する
と共に、前記内側電極を前記電子銃からの電子線の通路
に沿って移動させる移動装置を設けた。
に請求項1に記載の本発明は、電子銃からの電子線を圧
力制限アパーチャを通して試料室内の試料に照射して走
査すると共に、試料から放出された二次電子を試料室内
のガスによってガス増幅させ、検出器で検出する走査型
電子顕微鏡において、前記検出器を、少なくとも前記電
子銃からの電子線の通路に近接して配置した内側電極
と、該内側電極の外側に配設した外側電極とで構成する
と共に、前記内側電極を前記電子銃からの電子線の通路
に沿って移動させる移動装置を設けた。
【0005】また、請求項2に記載の本発明は、前記内
側電極を前記圧力制限アパーチャを形成した圧力制限ア
パーチャ板と兼用した。
側電極を前記圧力制限アパーチャを形成した圧力制限ア
パーチャ板と兼用した。
【0006】
【作用】移動装置によって、内側電極の位置を電子銃か
らの電子線の通路に沿って移動できるので、コンタクト
ホールのような試料に形成した穴の底を観察する際は、
内側電極を試料に近づけることによって、内側電極でS
/Nよく観察することができ、また、試料の表面の観察
時には、外側電極でS/Nよく観察することができる。
このとき、内側電極は、外側電極による二次電子の検出
に支障がない位置に退避させることができる。
らの電子線の通路に沿って移動できるので、コンタクト
ホールのような試料に形成した穴の底を観察する際は、
内側電極を試料に近づけることによって、内側電極でS
/Nよく観察することができ、また、試料の表面の観察
時には、外側電極でS/Nよく観察することができる。
このとき、内側電極は、外側電極による二次電子の検出
に支障がない位置に退避させることができる。
【0007】請求項2のように、内側電極を圧力制限ア
パーチャを形成した圧力制限アパーチャ板と兼用するこ
とによって、装置の構成を簡単なものにすることができ
る。
パーチャを形成した圧力制限アパーチャ板と兼用するこ
とによって、装置の構成を簡単なものにすることができ
る。
【0008】
【実施例】図1は本発明の環境制御型の走査電子顕微鏡
を概念的に示すものである。図1において、鏡筒1Aに
囲まれた真空室2の上部には電子銃3が配置され、真空
室2の中部の外側にはコンデンサレンズ4が配置され、
真空室2の下部の外側には電磁偏向器5が配置されてい
る。なお、真空室2は概念的に一つの部屋で示したが、
実際には、電子線の進行方向に複数の圧力制限アパーチ
ャ板にて仕切られた例えば3つの部屋から構成されてお
り、各々の部屋が真空ポンプにより差動排気されるよう
に構成されている。そして、最も真空度の高い部屋に電
子銃3が設けられている。また、真空室2に対して、真
空室2の下端に設けた圧力制限アパーチャ板7を挟ん
で、絶縁性の試料10の収納された試料室9が配置され
ている。この試料室9には不図示の供給源よりガス増幅
(電子増倍)作用のある気体(例えば水蒸気)が供給さ
れると共に、試料室9の気体の圧力は真空ポンプ12に
より0.1〜数10Torr程度に保たれている。圧力制限
アパーチャ板7のアパーチャ7aを通って、試料室9の
気体が真空室2に漏れるが、真空ポンプ11により真空
室2の気体の圧力は試料室9よりも高い真空度(小さい
圧力)に維持されている(実際には、差動排気により順
次真空度が高くなる)。本例においては、その圧力制限
アパーチャ板7が二次電子検出器を兼ねており、圧力制
限アパーチャ板7には、試料室9の側壁1Bの絶縁性の
ハーメチックシール1Cを介して可変電圧源13より試
料10に対して正の電圧が供給され、圧力制限アパーチ
ャ板7からの二次電子信号がプリアンプ14を介して不
図示の処理装置に取り出されている。圧力制限アパーチ
ャ板7は電子線の進行方向に延びた円筒形状の被案内面
7bが形成されており、被案内面7bが筒状の絶縁体4
の内周面に案内されて、圧力制限アパーチャ板7が電子
線の進行方向へ移動可能になっている。圧力制限アパー
チャ板7の被案内面7bの上端(電子銃3側)には連結
部材20の一端が結合し、連結部材20は鏡筒1Aの内
壁に沿って上方に延び、他端近傍にはラック21が設け
られている。図2に詳細に示したように、ラック21に
はピニオン22が噛合している。ピニオン22を回転さ
せるピニオン軸23が鏡筒1Aを貫通しつつ、リング付
きフランジ24を介して鏡筒1Aの外部に導かれ、モー
タ25により回転制御できる。モータ25を回転すると
ピニオン軸23が回転し、ピニオン22が回転すること
により、ラック21が電子線の進行方向(矢印P)へ上
下し、結局、圧力制限アパーチャ板7が電子線の進行方
向に沿って上下する。また、圧力制限アパーチャ板7を
囲むように、リング状の二次電子検出器15が設けら
れ、試料室10の側壁1Bの絶縁性のハーメチックシー
ル1Dを介して可変電圧源16より試料10に対して正
の電圧が供給され、その二次電子検出器15からの二次
電子信号がプリアンプ17を介して不図示の処理装置に
取り出されている。本例の動作の説明を行うに、電子銃
3から放出された電子線は、コンデンサレンズ4により
電磁偏向器5の偏向支点の位置に集束された後、再び対
物レンズ6によって、圧力制限アパーチャ板7のアパー
チャ7aを通過して試料室9の内部の試料10上に集束
される。また、試料10上に集束した電子線は、電磁偏
向器5により試料10上で走査される。このように電子
銃3から射出されて試料10に達する電子が一次電子で
ある。この一次電子からなる一次の電子線の照射により
試料10から二次電子が発生する。この二次電子の検出
は、圧力制限アパーチャ板7を兼ねた二次電子検出器7
または圧力制限アパーチャ板7を囲むように設けた二次
電子検出器15によって検出できる。圧力制限アパーチ
ャ板7を兼ねた二次電子検出器7が、試料10から最も
離れた上方位置にあるときは、二次電子検出器7の退避
位置であり、二次電子検出器15が使用される。二次電
子検出器7は退避位置から下降させ、試料10に近づけ
て用いる。すなわち、一般的な試料10の観察は、二次
電子検出器15の方が二次電子検出器7に比べて遠方に
ありかつ広い検出面積のものを採用することができるの
で、ガス増幅(電子増倍)作用を有効に利用することが
でき、かつ多くの電子を検出できるので、S/Nの高い
良好な像を得ることができる。このことは逆にみれば、
ガス増幅される際の二次電子の走行距離が長くなるため
に、より高い真空度(より低いガス圧)であっても、同
じ信号強度(同じ数の電子)を得ることが可能になるの
で、ガス圧が低くなることにより、一次電子の散乱を抑
えることができるからでもある。しかしながら、コンタ
クトホールの底の観察のような場合には、コンタクトホ
ールの真上から検出した方が検出器からみて影が無くな
るので効率良くホールの底からの二次電子を検出するこ
とができるため、圧力制限アパーチャを兼ねた二次電子
検出器7を用いる。チャージアップの少ない試料10の
コンタクトホールの観察では二次電子検出器7を試料1
0に近づけると共にガス圧を高く(低い真空度)するこ
とによりコンタクトホールの周囲を正の電場にして、コ
ンタクトホール内からの二次電子を効率良く引き出すこ
とができる。従って、コンタクトホールの底の観察のよ
うな試料10に形成された穴の底の観察の場合には、二
次電子検出器7と試料10との間隔を変化させて、最も
見え方のよい位置を決定すればよい。二次電子検出器7
の位置を変えるには、鏡筒1Aもしくは試料室10の側
壁1Bの外部の不図示の制御装置から、電気的にモータ
25の回転量を制御すればよい。モータ25としてパル
スモータを用いれば、パルスの数により回転量を制御す
ることができる。モータ25の回転はピニオン軸23を
回転する。ピニオン軸23はOリングの付いたフランジ
24にて真空を保ちながら鏡筒1A内に挿入してあるか
ら、鏡筒1A内の真空を保ちながら二次電子検出器7を
移動し、二次電子検出器7と試料10との間の間隔を変
化させることができる。これらの動作の際、可変電圧源
13、16の設定電圧は、最も見え方のよい値に調節さ
れる。なお、二次電子検出器7の位置を、モータ25に
よって電気的に制御することなく手動で調整してもよい
ことは勿論である。二次電子検出器7、15で検出した
ガス増幅された二次電子検出信号は、プリアンプ14、
17でそれぞれ増幅された後、不図示の処理装置(それ
ぞれ専用のものを持っていてもよいし、共通のものを用
いてもよい)で処理され、不図示のモニタに試料10の
画像が表示される。以上の説明では試料10の観察対象
によって2つの二次電子検出器7、15を使い分ける利
点を述べたが、観察対象によっては2つの二次電子検出
器7、15を同時に使用し、それぞれの検出器7、15
から得られる信号を合成して観察してもよい。また、内
側の二次電子検出器7と外側の二次電子検出器15のう
ち、内側の二次電子検出器7を圧力制限アパーチャと兼
用したが、圧力制限アパーチャとは独立して内側の二次
電子検出器を設けてもよい。ただし、この場合、内側の
二次電子検出器は、出来るだけ一次の電子線の通路に近
づける必要がある。さらに、以上の説明では、一次の電
子線の通路を中心として二次電子検出器を二重に設けた
例で説明したが、二次電子検出器15の外側にさらに二
次電子検出器を設けてもよく、また、内側の二次電子検
出器及び外側の二次電子検出器はリング状である必要は
必ずしもなく、必要に応じて分割したものであってもよ
い。
を概念的に示すものである。図1において、鏡筒1Aに
囲まれた真空室2の上部には電子銃3が配置され、真空
室2の中部の外側にはコンデンサレンズ4が配置され、
真空室2の下部の外側には電磁偏向器5が配置されてい
る。なお、真空室2は概念的に一つの部屋で示したが、
実際には、電子線の進行方向に複数の圧力制限アパーチ
ャ板にて仕切られた例えば3つの部屋から構成されてお
り、各々の部屋が真空ポンプにより差動排気されるよう
に構成されている。そして、最も真空度の高い部屋に電
子銃3が設けられている。また、真空室2に対して、真
空室2の下端に設けた圧力制限アパーチャ板7を挟ん
で、絶縁性の試料10の収納された試料室9が配置され
ている。この試料室9には不図示の供給源よりガス増幅
(電子増倍)作用のある気体(例えば水蒸気)が供給さ
れると共に、試料室9の気体の圧力は真空ポンプ12に
より0.1〜数10Torr程度に保たれている。圧力制限
アパーチャ板7のアパーチャ7aを通って、試料室9の
気体が真空室2に漏れるが、真空ポンプ11により真空
室2の気体の圧力は試料室9よりも高い真空度(小さい
圧力)に維持されている(実際には、差動排気により順
次真空度が高くなる)。本例においては、その圧力制限
アパーチャ板7が二次電子検出器を兼ねており、圧力制
限アパーチャ板7には、試料室9の側壁1Bの絶縁性の
ハーメチックシール1Cを介して可変電圧源13より試
料10に対して正の電圧が供給され、圧力制限アパーチ
ャ板7からの二次電子信号がプリアンプ14を介して不
図示の処理装置に取り出されている。圧力制限アパーチ
ャ板7は電子線の進行方向に延びた円筒形状の被案内面
7bが形成されており、被案内面7bが筒状の絶縁体4
の内周面に案内されて、圧力制限アパーチャ板7が電子
線の進行方向へ移動可能になっている。圧力制限アパー
チャ板7の被案内面7bの上端(電子銃3側)には連結
部材20の一端が結合し、連結部材20は鏡筒1Aの内
壁に沿って上方に延び、他端近傍にはラック21が設け
られている。図2に詳細に示したように、ラック21に
はピニオン22が噛合している。ピニオン22を回転さ
せるピニオン軸23が鏡筒1Aを貫通しつつ、リング付
きフランジ24を介して鏡筒1Aの外部に導かれ、モー
タ25により回転制御できる。モータ25を回転すると
ピニオン軸23が回転し、ピニオン22が回転すること
により、ラック21が電子線の進行方向(矢印P)へ上
下し、結局、圧力制限アパーチャ板7が電子線の進行方
向に沿って上下する。また、圧力制限アパーチャ板7を
囲むように、リング状の二次電子検出器15が設けら
れ、試料室10の側壁1Bの絶縁性のハーメチックシー
ル1Dを介して可変電圧源16より試料10に対して正
の電圧が供給され、その二次電子検出器15からの二次
電子信号がプリアンプ17を介して不図示の処理装置に
取り出されている。本例の動作の説明を行うに、電子銃
3から放出された電子線は、コンデンサレンズ4により
電磁偏向器5の偏向支点の位置に集束された後、再び対
物レンズ6によって、圧力制限アパーチャ板7のアパー
チャ7aを通過して試料室9の内部の試料10上に集束
される。また、試料10上に集束した電子線は、電磁偏
向器5により試料10上で走査される。このように電子
銃3から射出されて試料10に達する電子が一次電子で
ある。この一次電子からなる一次の電子線の照射により
試料10から二次電子が発生する。この二次電子の検出
は、圧力制限アパーチャ板7を兼ねた二次電子検出器7
または圧力制限アパーチャ板7を囲むように設けた二次
電子検出器15によって検出できる。圧力制限アパーチ
ャ板7を兼ねた二次電子検出器7が、試料10から最も
離れた上方位置にあるときは、二次電子検出器7の退避
位置であり、二次電子検出器15が使用される。二次電
子検出器7は退避位置から下降させ、試料10に近づけ
て用いる。すなわち、一般的な試料10の観察は、二次
電子検出器15の方が二次電子検出器7に比べて遠方に
ありかつ広い検出面積のものを採用することができるの
で、ガス増幅(電子増倍)作用を有効に利用することが
でき、かつ多くの電子を検出できるので、S/Nの高い
良好な像を得ることができる。このことは逆にみれば、
ガス増幅される際の二次電子の走行距離が長くなるため
に、より高い真空度(より低いガス圧)であっても、同
じ信号強度(同じ数の電子)を得ることが可能になるの
で、ガス圧が低くなることにより、一次電子の散乱を抑
えることができるからでもある。しかしながら、コンタ
クトホールの底の観察のような場合には、コンタクトホ
ールの真上から検出した方が検出器からみて影が無くな
るので効率良くホールの底からの二次電子を検出するこ
とができるため、圧力制限アパーチャを兼ねた二次電子
検出器7を用いる。チャージアップの少ない試料10の
コンタクトホールの観察では二次電子検出器7を試料1
0に近づけると共にガス圧を高く(低い真空度)するこ
とによりコンタクトホールの周囲を正の電場にして、コ
ンタクトホール内からの二次電子を効率良く引き出すこ
とができる。従って、コンタクトホールの底の観察のよ
うな試料10に形成された穴の底の観察の場合には、二
次電子検出器7と試料10との間隔を変化させて、最も
見え方のよい位置を決定すればよい。二次電子検出器7
の位置を変えるには、鏡筒1Aもしくは試料室10の側
壁1Bの外部の不図示の制御装置から、電気的にモータ
25の回転量を制御すればよい。モータ25としてパル
スモータを用いれば、パルスの数により回転量を制御す
ることができる。モータ25の回転はピニオン軸23を
回転する。ピニオン軸23はOリングの付いたフランジ
24にて真空を保ちながら鏡筒1A内に挿入してあるか
ら、鏡筒1A内の真空を保ちながら二次電子検出器7を
移動し、二次電子検出器7と試料10との間の間隔を変
化させることができる。これらの動作の際、可変電圧源
13、16の設定電圧は、最も見え方のよい値に調節さ
れる。なお、二次電子検出器7の位置を、モータ25に
よって電気的に制御することなく手動で調整してもよい
ことは勿論である。二次電子検出器7、15で検出した
ガス増幅された二次電子検出信号は、プリアンプ14、
17でそれぞれ増幅された後、不図示の処理装置(それ
ぞれ専用のものを持っていてもよいし、共通のものを用
いてもよい)で処理され、不図示のモニタに試料10の
画像が表示される。以上の説明では試料10の観察対象
によって2つの二次電子検出器7、15を使い分ける利
点を述べたが、観察対象によっては2つの二次電子検出
器7、15を同時に使用し、それぞれの検出器7、15
から得られる信号を合成して観察してもよい。また、内
側の二次電子検出器7と外側の二次電子検出器15のう
ち、内側の二次電子検出器7を圧力制限アパーチャと兼
用したが、圧力制限アパーチャとは独立して内側の二次
電子検出器を設けてもよい。ただし、この場合、内側の
二次電子検出器は、出来るだけ一次の電子線の通路に近
づける必要がある。さらに、以上の説明では、一次の電
子線の通路を中心として二次電子検出器を二重に設けた
例で説明したが、二次電子検出器15の外側にさらに二
次電子検出器を設けてもよく、また、内側の二次電子検
出器及び外側の二次電子検出器はリング状である必要は
必ずしもなく、必要に応じて分割したものであってもよ
い。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、試料
表面の良好な観察とコンタクトホールのような試料に形
成された穴の底の観察とを同じ顕微鏡でS/Nよく簡単
に実現できる走査電子顕微鏡を得ることができる。
表面の良好な観察とコンタクトホールのような試料に形
成された穴の底の観察とを同じ顕微鏡でS/Nよく簡単
に実現できる走査電子顕微鏡を得ることができる。
【図1】本発明の第1実施例の概略図である。
【図2】本発明の第1実施例の主要部拡大図である。
【図3】従来の一実施例の概略図である。
3 ・・・電子銃 5 ・・・電磁偏向器 7 ・・・圧力制限アパーチャ板 7a・・・圧力制限アパーチャ 9 ・・・試料室 10・・・試料 15・・・二次電子検出器 20・・・連結棒 21・・・ラック 22・・・ピニオン 23・・・ピニオン軸 25・・・モータ
Claims (2)
- 【請求項1】電子銃からの電子線を、圧力制限アパーチ
ャを通して試料室内の試料に照射して走査すると共に、
試料から放出された二次電子を試料室内のガスによって
ガス増幅させ、検出器で検出する走査型電子顕微鏡にお
いて、前記検出器を、少なくとも前記電子銃からの電子
線の通路に近接して配置した内側電極と、該内側電極の
外側に配設した外側電極とで構成すると共に、前記内側
電極を前記電子銃からの電子線の通路に沿って移動させ
る移動装置を設けたことを特徴とする走査型電子顕微
鏡。 - 【請求項2】請求項1に記載の走査型電子顕微鏡におい
て、前記内側電極を前記圧力制限アパーチャを形成した
圧力制限アパーチャ板と兼用したことを特徴とする走査
型電子顕微鏡。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6053711A JPH07262959A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 走査型電子顕微鏡 |
US08/408,839 US5500528A (en) | 1994-03-24 | 1995-03-23 | Scanning electron microscope |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6053711A JPH07262959A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 走査型電子顕微鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07262959A true JPH07262959A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12950422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6053711A Pending JPH07262959A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 走査型電子顕微鏡 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5500528A (ja) |
JP (1) | JPH07262959A (ja) |
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1994
- 1994-03-24 JP JP6053711A patent/JPH07262959A/ja active Pending
-
1995
- 1995-03-23 US US08/408,839 patent/US5500528A/en not_active Expired - Lifetime
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