JPH07262718A - ヘッド位置決め制御装置 - Google Patents
ヘッド位置決め制御装置Info
- Publication number
- JPH07262718A JPH07262718A JP4716994A JP4716994A JPH07262718A JP H07262718 A JPH07262718 A JP H07262718A JP 4716994 A JP4716994 A JP 4716994A JP 4716994 A JP4716994 A JP 4716994A JP H07262718 A JPH07262718 A JP H07262718A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- recording surface
- servo information
- recording
- positioning control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は回転駆動されるディスク媒体に対し
てサーボ情報によりヘッドの位置決め制御を行う装置に
関し、１セクタ当たりのサーボ情報数を一定にした実用
的な装置の提供を目的とする。 【構成】 ディスク媒体２の第１の記録面（ディスク表
面）における互いに隣り合うゾーンの境界はいずれも第
２の記録面（ディスク裏面）における互いに隣り合うゾ
ーンの境界に一致しないようにされ、シーク制御に際し
ては、第１の記録面における境界を第１のヘッドが通過
するときに第２の記録面から得られるサーボ情報を使用
し、第２の記録面における境界を第２のヘッドが通過す
るときには第１の記録面から得られるサーボ情報を使用
するようにされている。
てサーボ情報によりヘッドの位置決め制御を行う装置に
関し、１セクタ当たりのサーボ情報数を一定にした実用
的な装置の提供を目的とする。 【構成】 ディスク媒体２の第１の記録面（ディスク表
面）における互いに隣り合うゾーンの境界はいずれも第
２の記録面（ディスク裏面）における互いに隣り合うゾ
ーンの境界に一致しないようにされ、シーク制御に際し
ては、第１の記録面における境界を第１のヘッドが通過
するときに第２の記録面から得られるサーボ情報を使用
し、第２の記録面における境界を第２のヘッドが通過す
るときには第１の記録面から得られるサーボ情報を使用
するようにされている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に、磁気ディス
ク装置に適用可能なヘッド位置決め制御装置に関し、さ
らに詳しくは、回転駆動されるディスク媒体に対してサ
ーボ情報によりヘッドの位置決め制御を行うヘッド位置
決め制御装置に関する。
ク装置に適用可能なヘッド位置決め制御装置に関し、さ
らに詳しくは、回転駆動されるディスク媒体に対してサ
ーボ情報によりヘッドの位置決め制御を行うヘッド位置
決め制御装置に関する。
【０００２】近年、磁気ディスク装置における記憶容量
を増大させる技術として、ゾーンビットレコーディング
（ＺＢＲ）が盛んに使用されている。ＺＢＲにおいて
は、ディスク媒体のアウタ側のトラックにインナ側より
も多くのセクタを配置する。このため、このようなセク
タの配置形態に対応可能なヘッド位置決め制御装置が要
望されている。
を増大させる技術として、ゾーンビットレコーディング
（ＺＢＲ）が盛んに使用されている。ＺＢＲにおいて
は、ディスク媒体のアウタ側のトラックにインナ側より
も多くのセクタを配置する。このため、このようなセク
タの配置形態に対応可能なヘッド位置決め制御装置が要
望されている。
【０００３】
【従来の技術】ＺＢＲが適用される装置の各部分は例え
ば次のように構成される。ディスク媒体はそれぞれ複数
のトラックからなる第１及び第２の記録面を有する。ヘ
ッドは第１及び第２の記録面にそれぞれ対応する第１及
び第２のヘッドからなる。
ば次のように構成される。ディスク媒体はそれぞれ複数
のトラックからなる第１及び第２の記録面を有する。ヘ
ッドは第１及び第２の記録面にそれぞれ対応する第１及
び第２のヘッドからなる。
【０００４】第１及び第２のヘッドは共通の駆動手段に
より連動するように駆動される。第１及び第２の記録面
のトラックはそれぞれディスク媒体の半径方向について
複数のゾーンに分割されている。
より連動するように駆動される。第１及び第２の記録面
のトラックはそれぞれディスク媒体の半径方向について
複数のゾーンに分割されている。
【０００５】トラックの各々は、記録情報に対応するデ
ータセクタ部とサーボ情報に対応するサーボセクタ部と
からなる複数のセクタを有している。各ゾーンにおける
セクタの数は外側のものが内側のものより大きい。
ータセクタ部とサーボ情報に対応するサーボセクタ部と
からなる複数のセクタを有している。各ゾーンにおける
セクタの数は外側のものが内側のものより大きい。
【０００６】このようなＺＢＲが適用されるヘッド位置
決め制御装置におけるサーボ情報の設定方法としては、
次の２つの方法がある。 （１）１セクタ当たりのサーボ情報数を一定にする方
法。
決め制御装置におけるサーボ情報の設定方法としては、
次の２つの方法がある。 （１）１セクタ当たりのサーボ情報数を一定にする方
法。
【０００７】（２）１トラック当たりのサーボ情報数を
一定にする方法。
一定にする方法。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】（１）の１セクタ当た
りのサーボ情報数を一定にする方法による場合、各ゾー
ン毎に得られるトラック当たりのサーボ情報数が異なる
ため、各ゾーン毎に異なるサンプリング周期の制御系を
設計する必要があり、サーボ制御回路の複雑化を招く。
このため、（１）の方法が適用される装置の実用化例は
ない。
りのサーボ情報数を一定にする方法による場合、各ゾー
ン毎に得られるトラック当たりのサーボ情報数が異なる
ため、各ゾーン毎に異なるサンプリング周期の制御系を
設計する必要があり、サーボ制御回路の複雑化を招く。
このため、（１）の方法が適用される装置の実用化例は
ない。
【０００９】一方、（２）の１トラック当たりのサーボ
情報数を一定にする方法による場合、得られるサンプリ
ング周期は一定であるためサーボ制御系は設計し易く実
用化の例はあるものの、各セクタにおけるデータセクタ
部がサーボセクタ部によって分割されるため、データの
書き込み、読み出しのための回路が複雑になるという欠
点がある。
情報数を一定にする方法による場合、得られるサンプリ
ング周期は一定であるためサーボ制御系は設計し易く実
用化の例はあるものの、各セクタにおけるデータセクタ
部がサーボセクタ部によって分割されるため、データの
書き込み、読み出しのための回路が複雑になるという欠
点がある。
【００１０】本発明の目的は、１セクタ当たりのサーボ
情報数を一定にした実用的なヘッド位置決め制御装置を
提供することにある。
情報数を一定にした実用的なヘッド位置決め制御装置を
提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明によると、回転駆
動されるディスク媒体に対してサーボ情報によりヘッド
の位置決め制御を行う装置であって、上記ディスク媒体
はそれぞれ複数のトラックからなる第１及び第２の記録
面を有し、上記ヘッドは上記第１及び第２の記録面にそ
れぞれ対応する第１及び第２のヘッドからなり、該第１
及び第２のヘッドは共通の駆動手段により連動するよう
に駆動され、上記第１及び第２の記録面のトラックはそ
れぞれ上記ディスク媒体の半径方向について複数のゾー
ンに分割され、該トラックは、それぞれ、記録情報に対
応するデータセクタ部と上記サーボ情報に対応するサー
ボセクタ部とからなる複数のセクタを有し、上記各ゾー
ンにおける該セクタの数は外側のものが内側のものより
も大きく、上記第１の記録面における互いに隣り合うゾ
ーンの境界はいずれも上記第２の記録面における互いに
隣り合うゾーンの境界に一致しないようにされ、上記第
１及び第２のヘッドを現在トラックから目標トラックに
移動させるシーク制御においては、上記第１の記録面に
おける互いに隣り合うゾーンの境界を上記第１のヘッド
が通過するときに上記第２の記録面から得られるサーボ
情報を使用し、上記第２の記録面における互いに隣り合
うゾーンの境界を上記第２のヘッドが通過するときに上
記第１の記録面から得られるサーボ情報を使用すること
を特徴とするヘッド位置決め制御装置が提供される。
動されるディスク媒体に対してサーボ情報によりヘッド
の位置決め制御を行う装置であって、上記ディスク媒体
はそれぞれ複数のトラックからなる第１及び第２の記録
面を有し、上記ヘッドは上記第１及び第２の記録面にそ
れぞれ対応する第１及び第２のヘッドからなり、該第１
及び第２のヘッドは共通の駆動手段により連動するよう
に駆動され、上記第１及び第２の記録面のトラックはそ
れぞれ上記ディスク媒体の半径方向について複数のゾー
ンに分割され、該トラックは、それぞれ、記録情報に対
応するデータセクタ部と上記サーボ情報に対応するサー
ボセクタ部とからなる複数のセクタを有し、上記各ゾー
ンにおける該セクタの数は外側のものが内側のものより
も大きく、上記第１の記録面における互いに隣り合うゾ
ーンの境界はいずれも上記第２の記録面における互いに
隣り合うゾーンの境界に一致しないようにされ、上記第
１及び第２のヘッドを現在トラックから目標トラックに
移動させるシーク制御においては、上記第１の記録面に
おける互いに隣り合うゾーンの境界を上記第１のヘッド
が通過するときに上記第２の記録面から得られるサーボ
情報を使用し、上記第２の記録面における互いに隣り合
うゾーンの境界を上記第２のヘッドが通過するときに上
記第１の記録面から得られるサーボ情報を使用すること
を特徴とするヘッド位置決め制御装置が提供される。
【００１２】
【作用】従来の（１）の方法による場合、サーボ情報は
各セクタに１つずつ配置されているため、セクタ数が変
われば、ディスク１回転当たりのサーボ情報数が変化す
る。従って、ヘッドを目標トラックに移動させるシーク
制御に際しては、ヘッドがあるゾーンから隣りのゾーン
へ移る毎に、得られるサーボ情報の周波数、即ちサンプ
リング周波数が変化することになる。一般に、サンプリ
ング周波数が変更されると、その直後で制御回路が正し
い特性を示すことができない。
各セクタに１つずつ配置されているため、セクタ数が変
われば、ディスク１回転当たりのサーボ情報数が変化す
る。従って、ヘッドを目標トラックに移動させるシーク
制御に際しては、ヘッドがあるゾーンから隣りのゾーン
へ移る毎に、得られるサーボ情報の周波数、即ちサンプ
リング周波数が変化することになる。一般に、サンプリ
ング周波数が変更されると、その直後で制御回路が正し
い特性を示すことができない。
【００１３】本発明によると、第１の記録面における互
いに隣り合うゾーンの境界がいずれも第２の記録面にお
ける互いに隣り合うゾーンの境界に一致しないように
し、シーク制御に際しては、第１の記録面における互い
に隣り合うゾーンの境界を第１のヘッドが通過するとき
に第２の記録面から得られるサーボ情報を使用し、第２
の記録面における互いに隣り合うゾーンの境界を第２の
ヘッドが通過するときに第１の記録面から得られるサー
ボ情報を使用するようにしているので、常に安定な制御
を行うことができる。
いに隣り合うゾーンの境界がいずれも第２の記録面にお
ける互いに隣り合うゾーンの境界に一致しないように
し、シーク制御に際しては、第１の記録面における互い
に隣り合うゾーンの境界を第１のヘッドが通過するとき
に第２の記録面から得られるサーボ情報を使用し、第２
の記録面における互いに隣り合うゾーンの境界を第２の
ヘッドが通過するときに第１の記録面から得られるサー
ボ情報を使用するようにしているので、常に安定な制御
を行うことができる。
【００１４】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に従って詳細
に説明する。図１は本発明の実施例におけるゾーン設定
の例を示す図である。この実施例では、説明の便宜上、
ディスク媒体２が１枚だけ用いられているものとする。
に説明する。図１は本発明の実施例におけるゾーン設定
の例を示す図である。この実施例では、説明の便宜上、
ディスク媒体２が１枚だけ用いられているものとする。
【００１５】第１及び第２の記録面は、それぞれ、ディ
スク媒体２の表面及び裏面に設定される。第１及び第２
の記録面は、それぞれ、ディスク媒体２の半径方向（内
側から外側に向かう方向）に複数のトラックを有してい
る。各記録面のトラックはそれぞれディスク媒体２の半
径方向について複数（この例では各々３つ）のゾーンに
分割される。
スク媒体２の表面及び裏面に設定される。第１及び第２
の記録面は、それぞれ、ディスク媒体２の半径方向（内
側から外側に向かう方向）に複数のトラックを有してい
る。各記録面のトラックはそれぞれディスク媒体２の半
径方向について複数（この例では各々３つ）のゾーンに
分割される。
【００１６】第１の記録面のトラックは、内側から順に
ゾーンＸ１，Ｘ２及びＸ３に分割され、第２の記録面の
トラックは、内側から順にゾーンＹ１，Ｙ２及びＹ３に
分割されている。
ゾーンＸ１，Ｘ２及びＸ３に分割され、第２の記録面の
トラックは、内側から順にゾーンＹ１，Ｙ２及びＹ３に
分割されている。
【００１７】各ゾーンのディスク半径方向の長さはディ
スク表裏面で異なる。つまり、第１の記録面における互
いに隣り合うゾーン（例えばゾーンＸ１及びＸ２）の境
界は、第２の記録面における互いに隣り合うゾーン（例
えばゾーンＹ１及びＹ２）に対してずれている。
スク表裏面で異なる。つまり、第１の記録面における互
いに隣り合うゾーン（例えばゾーンＸ１及びＸ２）の境
界は、第２の記録面における互いに隣り合うゾーン（例
えばゾーンＹ１及びＹ２）に対してずれている。
【００１８】この実施例では、ゾーンＸ１のセクタ数は
ゾーンＹ１のセクタ数に等しく、ゾーンＸ２のセクタ数
はゾーンＹ２のセクタ数に等しく、ゾーンＸ３のセクタ
数はゾーンＹ３のセクタ数に等しい。こうしておくと、
セクタ数の等しいゾーンでは、ディスク表裏面で同一の
サンプリング周波数を得ることができる。
ゾーンＹ１のセクタ数に等しく、ゾーンＸ２のセクタ数
はゾーンＹ２のセクタ数に等しく、ゾーンＸ３のセクタ
数はゾーンＹ３のセクタ数に等しい。こうしておくと、
セクタ数の等しいゾーンでは、ディスク表裏面で同一の
サンプリング周波数を得ることができる。
【００１９】また、ＺＢＲを行うために、各ゾーンのセ
クタ数は内側から外側に向かうに従って大きくなるよう
に設定される。最も内側のゾーン（この例ではゾーンＸ
１及びゾーンＹ１）のセクタ数は例えば５０であり、最
も外側のゾーン（この例ではゾーンＸ３及びゾーンＹ
３）のセクタ数は例えば１００である。
クタ数は内側から外側に向かうに従って大きくなるよう
に設定される。最も内側のゾーン（この例ではゾーンＸ
１及びゾーンＹ１）のセクタ数は例えば５０であり、最
も外側のゾーン（この例ではゾーンＸ３及びゾーンＹ
３）のセクタ数は例えば１００である。
【００２０】図２は本発明の実施例におけるヘッド位置
決め制御装置のブロック図である。ディスク媒体２の表
裏面に対応してそれぞれヘッド４及び６が設けられてい
る。ヘッド４及び６は共通のアクチュエータ８によりデ
ィスク媒体２の半径方向に駆動される。即ち、ヘッド４
及び６は連動する。符号１０はアクチュエータ８の動力
源となるボイスコイルモータを表す。
決め制御装置のブロック図である。ディスク媒体２の表
裏面に対応してそれぞれヘッド４及び６が設けられてい
る。ヘッド４及び６は共通のアクチュエータ８によりデ
ィスク媒体２の半径方向に駆動される。即ち、ヘッド４
及び６は連動する。符号１０はアクチュエータ８の動力
源となるボイスコイルモータを表す。
【００２１】ヘッド４及び６から得られるサーボ情報
は、それぞれＡＤコンバータ１２及び１４によりアナロ
グ・デジタル変換され、各サンプリング周期毎に別々の
状態推定器１６及び１８に入力される。状態推定器１６
及び１８は、それぞれヘッド４及び６の位置及び速度を
検出するためのものであり、例えばデジタル回路で構成
される。
は、それぞれＡＤコンバータ１２及び１４によりアナロ
グ・デジタル変換され、各サンプリング周期毎に別々の
状態推定器１６及び１８に入力される。状態推定器１６
及び１８は、それぞれヘッド４及び６の位置及び速度を
検出するためのものであり、例えばデジタル回路で構成
される。
【００２２】状態推定器１６及び１８の出力信号は、シ
ーク制御を行うために選択回路２０により選択され、選
択された信号がヘッド位置決め制御器２２に供給され
る。ヘッド位置決め制御器２２は、ヘッド４及び６を正
しく位置決めするためのドライブ信号をパワーアンプ２
４に供給し、パワーアンプ２４の出力によってボイスコ
イルモータ１０が駆動される。
ーク制御を行うために選択回路２０により選択され、選
択された信号がヘッド位置決め制御器２２に供給され
る。ヘッド位置決め制御器２２は、ヘッド４及び６を正
しく位置決めするためのドライブ信号をパワーアンプ２
４に供給し、パワーアンプ２４の出力によってボイスコ
イルモータ１０が駆動される。
【００２３】選択回路２０による状態推定器１６及び１
８の選択は、例えば、シーク制御に際しての現在トラッ
クと目標トラックとの位置関係に基づき予め定められる
規則に従ってなされる。その具体例を図３により説明す
る。
８の選択は、例えば、シーク制御に際しての現在トラッ
クと目標トラックとの位置関係に基づき予め定められる
規則に従ってなされる。その具体例を図３により説明す
る。
【００２４】例えば、ディスク表面のヘッド４（図２参
照）が現在ゾーンＸ１のトラックにあり、目標トラック
がゾーンＸ２にある場合には、（Ｘ１→Ｘ２）のシーク
となり、そのシーク制御において選択されるゾーンは、
図示されるようにＸ１→Ｙ１→Ｘ２となる。
照）が現在ゾーンＸ１のトラックにあり、目標トラック
がゾーンＸ２にある場合には、（Ｘ１→Ｘ２）のシーク
となり、そのシーク制御において選択されるゾーンは、
図示されるようにＸ１→Ｙ１→Ｘ２となる。
【００２５】即ち、ディスク表面においてヘッド４がゾ
ーンＸ１及びＸ２の境界を通過するときには、ディスク
裏面のゾーンＹ１が選択されている。こうしておくと、
ディスク表面におけるゾーンの変更に際してディスク裏
面に対応するサンプリング周波数は変化しないので、良
好なシーク制御を行うことができる。
ーンＸ１及びＸ２の境界を通過するときには、ディスク
裏面のゾーンＹ１が選択されている。こうしておくと、
ディスク表面におけるゾーンの変更に際してディスク裏
面に対応するサンプリング周波数は変化しないので、良
好なシーク制御を行うことができる。
【００２６】尚、ヘッド４がゾーンＸ１及びＸ２の境界
を通過する瞬間に、状態推定器１６におけるサンプリン
グ周波数を変更しておけば、選択されるゾーンがＹ１か
らＸ２に変更されるときに、状態推定器１６は安定状態
にあるので、選択回路２０による状態推定器の切替えに
よってもシーク制御が不確実になる恐れがない。
を通過する瞬間に、状態推定器１６におけるサンプリン
グ周波数を変更しておけば、選択されるゾーンがＹ１か
らＸ２に変更されるときに、状態推定器１６は安定状態
にあるので、選択回路２０による状態推定器の切替えに
よってもシーク制御が不確実になる恐れがない。
【００２７】同じようにして、ディスク表面のヘッド４
が現在ゾーンＸ１のトラックにあり、目標トラックがゾ
ーンＸ３にある場合には、（Ｘ１→Ｘ３）のシークとな
り、そのシーク制御に際して選択されるゾーンは、図示
されるようにＸ１→Ｙ１→Ｘ２→Ｙ２→Ｘ３となる。
が現在ゾーンＸ１のトラックにあり、目標トラックがゾ
ーンＸ３にある場合には、（Ｘ１→Ｘ３）のシークとな
り、そのシーク制御に際して選択されるゾーンは、図示
されるようにＸ１→Ｙ１→Ｘ２→Ｙ２→Ｘ３となる。
【００２８】即ち、ヘッド４がゾーンＸ１及びＸ２の境
界を通過するときにはゾーンＹ１が選択され、ヘッド６
がゾーンＹ１及びＹ２の境界を通過するときにはゾーン
Ｘ２が選択され、ヘッド４がゾーンＸ２及びＸ３の境界
を通過するときにはゾーンＹ２が選択され、ヘッド６が
ゾーンＹ２及びＹ３の境界を通過するときにはゾーンＸ
３が選択されるのである。
界を通過するときにはゾーンＹ１が選択され、ヘッド６
がゾーンＹ１及びＹ２の境界を通過するときにはゾーン
Ｘ２が選択され、ヘッド４がゾーンＸ２及びＸ３の境界
を通過するときにはゾーンＹ２が選択され、ヘッド６が
ゾーンＹ２及びＹ３の境界を通過するときにはゾーンＸ
３が選択されるのである。
【００２９】以上の説明では、簡単のためディスク媒体
が１枚である装置に本発明が適用されているとしたが、
本発明は複数のディスク媒体が用いられる装置にも適用
可能である。この場合、第１及び第２の記録面は異なる
ディスク媒体に設定されても良い。
が１枚である装置に本発明が適用されているとしたが、
本発明は複数のディスク媒体が用いられる装置にも適用
可能である。この場合、第１及び第２の記録面は異なる
ディスク媒体に設定されても良い。
【００３０】また、以上の実施例ではディスク媒体の表
裏面における対応するゾーンのセクタ数が等しい場合に
ついて説明したが、本発明の原理に従えば、ディスク媒
体の表裏面で対応するゾーンのセクタ数が異なる場合に
も良好なシーク制御を行うことができる。
裏面における対応するゾーンのセクタ数が等しい場合に
ついて説明したが、本発明の原理に従えば、ディスク媒
体の表裏面で対応するゾーンのセクタ数が異なる場合に
も良好なシーク制御を行うことができる。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
１セクタ当たりのサーボ情報数を一定にした実用的なヘ
ッド位置決め制御装置の提供が可能になるという効果が
生じる。
１セクタ当たりのサーボ情報数を一定にした実用的なヘ
ッド位置決め制御装置の提供が可能になるという効果が
生じる。
【図１】本発明の実施例におけるゾーン設定の例を示す
図である。
図である。
【図２】本発明の実施例を示すヘッド位置決め制御装置
のブロック図である。
のブロック図である。
【図３】本発明の実施例におけるシーク制御の説明図で
ある。
ある。
２ ディスク媒体 ４，６ ヘッド ８ アクチュエータ １２，１４ ＡＤコンバータ １６，１８ 状態推定器 ２０ 選択回路 ２２ ヘッド位置決め制御器
Claims (3)
- 【請求項１】 回転駆動されるディスク媒体(2) に対し
てサーボ情報によりヘッドの位置決め制御を行う装置で
あって、 上記ディスク媒体(2) はそれぞれ複数のトラックからな
る第１及び第２の記録面を有し、 上記ヘッドは上記第１及び第２の記録面にそれぞれ対応
する第１及び第２のヘッド(4,6) からなり、 該第１及び第２のヘッドは共通の駆動手段により連動す
るように駆動され、 上記第１及び第２の記録面のトラックはそれぞれ上記デ
ィスク媒体(2) の半径方向について複数のゾーンに分割
され、 該トラックは、それぞれ、記録情報に対応するデータセ
クタ部と上記サーボ情報に対応するサーボセクタ部とか
らなる複数のセクタを有し、 上記各ゾーンにおける該セクタの数は外側のものが内側
のものよりも大きく、 上記第１の記録面における互いに隣り合うゾーンの境界
はいずれも上記第２の記録面における互いに隣り合うゾ
ーンの境界に一致しないようにされ、 上記第１及び第２のヘッド(4,6) を現在トラックから目
標トラックに移動させるシーク制御においては、上記第
１の記録面における互いに隣り合うゾーンの境界を上記
第１のヘッド(4) が通過するときに上記第２の記録面か
ら得られるサーボ情報を使用し、上記第２の記録面にお
ける互いに隣り合うゾーンの境界を上記第２のヘッド
(6) が通過するときに上記第１の記録面から得られるサ
ーボ情報を使用することを特徴とするヘッド位置決め制
御装置。 - 【請求項２】 上記第１及び第２のヘッド(4,6) のそれ
ぞれの位置及び速度を検出する第１及び第２の状態推定
器(16,18) と、 上記シーク制御が行われるように該第１及び第２の状態
推定器(16,18) を選択する選択回路(20)と、 該選択回路によって選択された状態推定器の出力に基づ
いて上記駆動手段を制御するヘッド位置決め制御器(22)
とを有する請求項１に記載のヘッド位置決め制御装置。 - 【請求項３】 上記選択回路(20)による選択は、上記現
在トラックと上記目標トラックの位置関係に基づき予め
定められる規則に従ってなされる請求項２に記載のヘッ
ド位置決め制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4716994A JPH07262718A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | ヘッド位置決め制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4716994A JPH07262718A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | ヘッド位置決め制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07262718A true JPH07262718A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12767574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4716994A Withdrawn JPH07262718A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | ヘッド位置決め制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07262718A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8885278B2 (en) | 2013-04-05 | 2014-11-11 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magnetic disk apparatus and control method of magnetic heads |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP4716994A patent/JPH07262718A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8885278B2 (en) | 2013-04-05 | 2014-11-11 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magnetic disk apparatus and control method of magnetic heads |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010605 |