JPH07262311A - 文字認識前処理装置 - Google Patents

文字認識前処理装置

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JPH07262311A
JPH07262311A JP6078113A JP7811394A JPH07262311A JP H07262311 A JPH07262311 A JP H07262311A JP 6078113 A JP6078113 A JP 6078113A JP 7811394 A JP7811394 A JP 7811394A JP H07262311 A JPH07262311 A JP H07262311A
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image
character
storage device
line
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Application number
JP6078113A
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English (en)
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Noriaki Otake
紀明 大竹
Masaomi Nakajima
正臣 中嶋
Takahiro Sakurai
隆博 桜井
Takahiro Oura
貴裕 大浦
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N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Corp
Original Assignee
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Communications Systems Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 文字認識前処理装置において、処理量の多い
文字処理を高速に行ない、かつ前処理部バスラインの負
荷を削減して前処理全体を高速に行なう。 【構成】 前処理全体の制御を行う前処理制御装置1に
対して、前処理部バスライン8を介して、の前処理を行
う画像処理装置2が接続されている。画像処理装置2に
は、イメージスキャナのような画像取得装置3と、画像
取得装置3からの書面イメージを格納するページデータ
記憶装置4と、行イメージを格納するラインデータ記憶
装置5と、文字パタンを格納する文字データ記憶装置6
とが接続されている。画像処理装置2は、書面イメージ
をページデータ記憶装置4に書き込むページ処理と、
ページデータ記憶装置4からデータを読み出しラインデ
ータ記憶装置5に書込む行処理及び文字処理(濃度
補正、2値化、フィルタ処理)と、ラインデータ記憶装
置6からデータを読み出し文字データ記憶装置に書込む
文字処理(正規化、文字切出し処理)とを同時並行的に
実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式文字読取り装置
(OCR:Optical Character Reader)等に使用する文
字認識前処理装置に関し、特に、入力された画像から雑
音等を取り除き、文字の切出し処理を行なう文字認識前
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】OCRは、機械によって印字された文字
または手書きの文字を光学式に読み取り、そのパタンを
電気信号に変換して、コンピュータに入力する装置であ
る。
【0003】OCRに入力される画像には、傾き、濃
淡、汚れ(以後、雑音という)等があり、これらは文字
認識を行なうためには理想的ではない。
【0004】精度良く文字認識を行なうために、OCR
では画像の傾きを補正したり、入力された画像から雑音
等を取り除き指定された文字領域から1文字ずつ文字を
切り出す前処理が行なわれている。
【0005】前処理には、画像の取得と入力された画像
の傾きを補正するページ処理、ラインマーク等により行
中心を求める行処理、及び文字毎に文字の整形や切り出
しを行なう文字処理がある。
【0006】さらに、文字処理には次のような処理が含
まれる。
【0007】(1) 濃淡補正:入力された画像の濃淡
を整えること。
【0008】(2) 2値化:入力された多階調の画像
を適切な閾値で白と黒に量子化すること。
【0009】(3) フィルタ:入力された画像から雑
音等を取り除くこと。
【0010】(4) 正規化:大きさや位置を整えるこ
と。
【0011】(5) 切り出し:2値化された画像から
1文字ずつ文字を出力すること。
【0012】図6は、前処理を行なう従来装置の一例を
示すブロック構成図である。
【0013】前処理制御装置101は、前処理全体を制
御し、画像処理装置102から通知される画像の傾き情
報、ラインマークの上端/下端位置等に基づき補正処理
を行なう。また、前処理制御装置101は、画像処理装
置102に対して前処理を行なう画像の領域を指定し、
処理の開始指示等を行なう。
【0014】画像処理装置102は、前処理制御装置1
01から指示される画像の指定領域に対して上述した内
容の前処理を行なう。
【0015】画像取得装置103は、書面の画像を取得
する装置で例えばイメージスキャナ等である。
【0016】ページ/ラインデータ記憶装置104は、
画像取得装置103から入力された書面の多値画像(ペ
ージデータ)を格納するページデータ領域と、この多値
画像に2値化処理等を行った結果(2値画像)を格納す
るラインデータ領域からなる。
【0017】文字データ記憶装置106は、2値画像か
ら切り出された文字パタンを格納する。
【0018】図7は、図6の装置における前処理の概略
的処理流れを示すフローチャートである。
【0019】図7に示すように、まずページ処理を行な
い(S1)、次に行処理を行ない(S2)、続いて、そ
の行処理を行なった行内の全文字に対して、文字処理を
行なう(S3)。その行内の全文字の文字処理が終了す
ると(S4)、次の行の行処理を行ない、全行が終了す
るまで繰り返す(S5)。
【0020】図6には、ページ処理、行処理及び文字処
理におけるデータ流れが、各処理の参照符号〜を伴
った矢印で示されている。
【0021】まず、ページ処理では、画像処理装置1
02が画像取得装置103から入力されるページデータ
(多値画像)をページ/ラインデータ記憶装置104の
ページデータ領域に格納する。これと同時に、画像処理
装置102は入力されたページデータから傾き情報を抽
出し、前処理制御装置101へ通知する。前処理制御装
置101はこの傾き情報から画像の傾きを補正する。
【0022】行処理では、画像処理装置102がペー
ジ/ラインデータ記憶装置104のページデータ領域に
格納されているページデータ(多値画像)を読み出し、
ラインマークの上端/下端位置等を検出する。前処理制
御装置101は、このラインマークの上端/下端位置等
から行中心を算出する。
【0023】文字処理の濃度補正・2値化・フィルタ処
理では、画像処理装置102がページ/ラインデータ
記憶装置104のページデータ領域に格納されているペ
ージデータ(多値画像)を読み出し、これに濃度補正・
2値化・フィルタ処理を施し、その処理結果(2値画
像)をページ/ラインデータ記憶装置104のラインデ
ータ領域へ書き込む。これと同時に、画像処理装置10
2は処理領域の黒点の垂直/水平分布等を算出し、前処
理制御装置101に通知する。前処理制御装置101
は、黒点の垂直/水平分布等から文字の切り出し位置を
決定する。
【0024】文字処理の正規化・切り出し処理では、
画像処理装置102がページ/ラインデータ記憶装置1
04のラインデータ領域に格納されている濃度補正・2
値化・フィルタ処理された画像(2値画像)を読み出
し、各文字を切出して、切出した文字パタンを前処理部
バスライン108を通じて文字データ記憶装置106へ
書込む。
【0025】また、以上の構成において、前処理を高速
に行なうために、ページ/ラインデータ記憶装置104
内にページデータを格納する領域を2面持ち、画像処理
装置102が一方の領域にページ処理を行なっている時
に、もう一方の領域に行処理や文字処理を行なうような
ことも行われている。
【0026】図8は、このようなページ/ラインデータ
記憶装置104内にページデータを格納する領域を2面
(ページデータ領域1、ページデータ領域2)持つ前処
理装置における処理の流れを示したものである。
【0027】図8に示すように、ページデータ領域1に
対するページデータの書込み(ページ処理)と、ペー
ジデータ領域2からのデータの読み出し及びラインデー
タ領域への書込み(行処理や文字処理)とが同時並
行的に行われ、これにより処理の高速化か図られてい
る。
【0028】一方、行処理と文字処理(濃淡補正、
2値化、フィルタ処理)と文字処理(正規化、切り出
し処理)とは逐次的に処理されている。その理由は、図
6に示したように、画像処理装置102とページ/ライ
ンデータ記憶装置104との間は1つのバスラインで接
続されているため、ページ/ラインデータ記憶装置10
4からのデータ読み出しが競合する行処理、文字処理
及び文字処理は同時並行的には実行できないからで
ある。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の文
字認識前処理装置では、画像処理装置102とページ/
ラインデータ記憶装置104の間が1つのバスラインで
接続されているため、ページ/ラインデータ記憶装置1
04からのデータ読み出しが競合する行処理、文字処
理(濃度補正、2値化、フィルタ処理)及び文字処理
(正規化、切り出し処理)は逐次的に実行せざるを得
ない。ところが、文字認識前処理では、通常、処理すべ
き画像は多くの文字を含むため、文字処理の処理量が他
の処理に比べて多い。従って、文字処理が逐次的である
ことは、前処理の処理速度を大きく低下させることにな
る。
【0030】また、文字処理の正規化・切り出し処理
では、図6に示したように、文字パタンデータの転送に
前処理部バスライン108を使用する。しかし、前処理
部バスライン108は、本来、前処理装置全体の制御に
関わるプログラムやデータの伝送に使用されるものであ
るため、文字パタンデータの伝送にも使用すると、この
前処理部バスライン108の負荷が大きくなり過ぎると
いう問題がある。
【0031】従って、本発明の目的は、文字認識前処理
において、処理量の多い文字処理が高速に行なえ、か
つ、前処理部バスラインの負荷を削減し、もって前処理
全体を高速に実行できる文字認識前処理装置を提供する
ことにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明の文字認識前処理
装置は、基本的構成として、画像取得装置から書面イメ
ージを受け、この書面イメージから行イメージを取り出
し、そして、この行イメージから文字認識されるべき文
字パタンを切出すための所定の前処理を行う画像処理装
置と、この画像処理装置と接続された、書面イメージを
格納するための第1の記憶装置と、画像処理装置と接続
された、行イメージを格納するための第2の記憶装置
と、画像処理装置と接続された、文字パタンを格納する
ための第3の記憶装置とを備えている。
【0033】この基本的構成において、本発明の第1の
側面に従えば、第3の記憶装置がこれに専用のバスライ
ンを介して画像処理装置と接続されている。
【0034】また、本発明の第2の側面に従えば、第
1、第2及び第3の記憶装置が、それぞれ別個のバスラ
インを介して画像処理装置に接続されている。より望ま
しい態様では、第2の記憶装置が、行イメージを各々格
納できる2つのラインイメージ格納領域を有している。
【0035】また、本発明の好適な実施例では、第1、
第2及び第3の記憶装置が、各々に専用のバスラインを
介して前記画像処理装置と接続され、第1の記憶装置が
書面イメージを各々格納できる2つのページデータ格納
領域を有し、第2の記憶装置が行イメージを各々格納で
きる2つのラインイメージ格納領域を有し、第3の記憶
装置が文字パタンを各々格納できる複数の文字データ格
納領域を有している。
【0036】
【作用】本発明の第1の側面に従う前処理装置では、文
字パタンを格納するための第3の記憶装置が、他のバス
ラインとは切り離された専用のバスラインで画像処理装
置と接続されているため、文字パタンデータの伝送が他
のバスラインの負担を重くするという問題がなくなる。
特に、従来技術と比較すると、前処理装置全体の制御情
報を伝送するための前処理部バスラインから、文字パタ
ンデータ伝送の負担が除去されるために、前処理装置全
体の制御がより容易に行えるようになり、結果として前
処理の高速化に寄与できる。
【0037】本発明の第2の側面に従う前処理装置で
は、第1の記憶装置と第2の記憶装置と第3の記憶装置
とが別個のバスラインで接続されているため、これら3
つの記憶装置に対するアクセスの競合が発生する頻度が
減り、前処理を高速に行うことが出来る。即ち、第1の
記憶装置と第2の記憶装置とが別個のバスラインをもつ
ことにより、第1の記憶装置からデータ読み出しを行う
処理(例えば、行処理及び文字処理のうちの濃度補正・
2値化・フィルタ処理)と、第2の記憶装置からデータ
読み出しを行う処理(例えば、文字処理のうちの正規化
・切り出し処理)との間で、データ読み出し動作が競合
しなくなる。特に、処理量の多い文字処理の濃度補正・
2値化・フィルタ処理と正規化・切り出し処理との競合
が減るために、処理が高速にできるようになる。
【0038】この第2の側面に従う前処理装置におい
て、更に、第2の記憶装置に2つのラインデータ格納領
域を設けた場合には、一方の領域への書込と他方の領域
への読み出しとが実質的に同時並行的にできるため、文
字処理の濃度補正・2値化・フィルタ処理と正規化・切
り出し処理とが実質的に同時並行的に行え、処理速度は
大きく向上する。
【0039】また、好適な実施例に従う上記構成では、
第1の記憶装置への書込を伴う処理(例えば、ページ処
理)と、第1の記憶装置からの読み出しと第2の記憶装
置への書込を伴う処理(例えば、文字処理の濃度補正・
2値化・フィルタ処理)と、第2の記憶装置かの読み出
しと第3の記憶装置への書込を伴う処理(例えば、文字
処理の正規化・切り出し処理)と、第3の記憶装置から
の読み出しを伴う処理(例えば、文字認識処理)とが、
実質的に同時並行的に行える。さらに、前処理部バスラ
インの負担も軽減する。これらにより、文字認識前処理
の大幅な高速化が期待できる。
【0040】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。
【0041】図1は本発明の文字認識前処理装置の一実
施例の構成を示すブロック図である。
【0042】前処理制御装置1は文字認識前処理全体を
制御するもので、画像処理装置2から通知される画像の
傾き情報、ラインマークの上端/下端位置等に基づき補
正処理を行なう。また、前処理制御装置1は、画像処理
装置2に対して前処理を行なう画像の領域を指定し、処
理の開始指示等を行なう。
【0043】画像処理装置2は、前処理制御装置1から
指示された画像の指定領域に対して、既に述べたような
内容の前処理を行なうものである。
【0044】画像取得装置3は、処理すべき書面の多値
画像(ページデータ)を取得する装置で例えばイメージ
スキャナ等である。
【0045】ページデータ記憶装置4は、画像取得装置
3から入力されたページデータを格納するためのもので
ある。
【0046】ラインデータ記憶装置5は、ページデータ
に対して濃度補正・2値化・フィルタ処理を施した結果
の行イメージの2値画像(ラインデータ)を格納するた
めのものである。
【0047】文字データ記憶装置6は、ラインデータか
ら切り出された文字パタンを格納するものである。
【0048】文字認識制御装置7は、切り出された文字
パタンに対して特徴を抽出するなどの文字認識処理を行
なうものである。
【0049】前処理制御装置1と画像処理装置2とは、
前処理部バスライン8を介して接続されている。また、
文字データ記憶装置6と文字認識制御装置7とは、文字
認識部バスライン9を介して接続されている。さらに、
ページデータ記憶装置4、ラインデータ記憶装置5及び
文字データ記憶装置6の各々と画像処理装置2との間
は、それぞれ専用のバスラインを介して接続されてい
る。
【0050】図2は図1の実施例により前処理を行う際
の画像データの流れを示す。尚、前処理自体意の基本的
な処理手順は、従来技術のそれと同様に、ページ処理
、行処理、文字処理(濃度補正、2値化、フィル
タ処理)、及び文字処理(正規化、切り出し処理)の
順で行われる。
【0051】図2に示すように、ページ処理では、画
像処理装置2が画像取得装置3からページデータを入力
してページデータ記憶装置4に書込む。これと同時に、
画像処理装置2は入力されたページデータから傾き情報
を抽出し、前処理制御装置1へ通知する。前処理制御装
置1はこの傾き情報から画像の傾きを補正する。
【0052】行処理では、画像処理装置2がページデ
ータ記憶装置4からページデータ(多値画像)を読み出
し、ラインマークの上端/下端位置等を検出する。前処
理制御装置1は、このラインマークの上端/下端位置等
から行中心を算出する。
【0053】文字処理(濃度補正・2値化・フィルタ
処理)では、画像処理装置2がページデータ記憶装置4
からページデータ(多値画像)を読み出し、これに濃度
補正・2値化・フィルタ処理を施し、その処理結果であ
るラインデータ(2値画像)をラインデータ記憶装置5
へ書き込む。これと同時に、画像処理装置2は処理領域
の黒点の垂直/水平分布等を算出し、前処理制御装置1
に通知する。前処理制御装置1は、黒点の垂直/水平分
布等から文字の切り出し位置を決定する。
【0054】文字処理(正規化・切り出し処理)で
は、画像処理装置2がラインデータ記憶装置5からライ
ンデータを読み出し、各文字を切出して、切出した文字
パタンを文字データ記憶装置6へ書込む。
【0055】以上の一連の処理の中で、従来技術との比
較において注目すべき点は、第1に、各記憶装置4、
5、6と画像処理装置2との間とがそれぞれ専用のバス
ラインで接続されているため、特に処理量の多い文字処
理と文字処理とのデータ読み出しが異なるバスライ
ンで行われるので競合することがない点である。また第
2に、文字パタンの文字データ記憶装置6への書込み
が、前処理部バスライン8を使わずに専用バスラインを
通じて行われるため、前処理部バスライン8の負担が軽
減される点である。
【0056】図3は、以上の処理を行うための画像処理
装置2の詳細な機能構成を示すブロック図である。
【0057】図3において、画像処理装置制御部21は
前処理制御装置8との通信を行なうとともに画像処理装
置2全体の制御を行なう。
【0058】画像取得部22は、画像取得部3と接続さ
れ、ページ処理を行なう。
【0059】画像処理部23は、行処理及び文字処理
、を行なう。
【0060】ページデータ記憶装置制御部24は、ペー
ジデータ記憶装置4に対するページデータの書込み制御
及び読み出し制御を行なう。この制御部24において、
ページデータ格納位置算出部241は、書込み又は読み
出しをすべき画像データのページデータ記憶装置4にお
ける格納位置を算出する。また、書込ページデータバッ
ファ242は、数画素分まとめて画像データをページデ
ータ記憶装置4に書込むための一時記憶装置であり、読
み込みページデータバッファ243はページデータ記憶
装置4から数画素分まとめて画像データを読み込み保持
する一時記憶装置である。これにより、ページデータ記
憶装置の画像データ書込及び読み出し回数を削減するこ
とが可能である。
【0061】ラインデータ記憶装置制御部25は、ライ
ンデータ記憶装置5に対するラインデータの書込制御及
び読み出し制御を行なう。この制御部25において、ラ
インデータ格納位置算出部251は、書込み又は読み出
しをすべき画像データの領域のラインデータ記憶装置5
における格納位置を算出する。また、書込ラインデータ
バッファ252は数画素分まとめて画像データをライン
データ記憶装置に書込むための一時記憶装置であり、読
み込みラインデータバッファ253はラインデータ記憶
装置5から数画素分まとめて画像データを読み込み保持
する一時記憶装置である。これにより、ラインデータ記
憶装置5の画像データの書込及び読み出し回数を削減す
ることが可能である。
【0062】文字データ記憶装置制御部26は、文字デ
ータ記憶装置6に対する文字パタンの書込制御及び読み
出し制御を行なう。この制御部26において、文字デー
タ格納位置算出部261は、書込み及び読み出しを行な
うべき画像データの文字データ記憶装置6における格納
位置を算出する。また、書込文字データバッファ262
は数画素分まとめて画像データを文字データ記憶装置6
に書込むため一時記憶装置であり、読み込み文字データ
バッファ263は文字データ記憶装置6から数画素分ま
とめて画像データを読み込み保持する一時記憶装置であ
る。これにより、文字データ記憶装置6の画像データの
書込及び読み出し回数を削減することが可能である。
【0063】図4はこの実施例における記憶装置4、
5、6の構成を示すブロック図である。
【0064】ページデータ記憶装置4は、ページデータ
格納領域を2面もつ(領域1、領域2)。それにより、
一方の領域(例えば、領域1)にページ処理を行なって
いる時に、同時に他方の領域(例えば、領域2)に対し
て行処理又は文字処理(濃度補正、2値化、フィル
タ処理)を行なうことが可能である。
【0065】ラインデータ記憶装置5も2つのラインデ
ータ記憶領域を2面もつ(領域1、領域2)。これによ
り、一方の領域(例えば、領域1)に文字処理(濃度
補正、2値化、フィルタ処理)を行なっている時に、同
時に他方の領域(例えば、領域2)に対して文字処理
(正規化、切り出し処理)を行なうことが可能である。
【0066】文字データ記憶装置6は文字パタン格納領
域を複数面もつ(領域1〜領域N)もつ。これにより、
或領域に文字処理(正規化、切り出し処理)を行なっ
ている時に、同時に違う領域から文字パタンを文字認識
制御装置が読み出すことが可能である。
【0067】図5は、この実施例における文字認識前処
理の処理流れの例を示す説明図である。
【0068】図5において、ページデータ記憶装置4で
は、その領域1に対してページ処理での画像データの
書込が行われ、これと実質的に同時並行して、領域2に
対し行処理又は文字処理(濃度補正、2値化、フィ
ルタ処理)での画像データの読み出しが行われている。
【0069】また、ラインデータ記憶装置5では、その
領域1に対して文字処理(濃度補正、2値化、フィル
タ処理)での画像データの書込が行なわれ、これと実質
的に同時並行的して、領域2に対し文字処理(正規
化、文字切出し処理)での画像データの読み出しが行わ
れている。
【0070】また、文字データ記憶装置6では、その領
域i(i=1〜N)に対して文字処理(正規化、文字
切出し処理)での文字パタンの書込みが行なわれ、これ
と実質的に同時並行して別の領域j(j=1〜N)から
文字パタンが読み出され文字認識制御装置7に送られて
いる。
【0071】以上のようにして、ページ処理と、行処
理及び文字処理と、文字処理とが同時並行的に実
行されるため、特に、他の処理よりも処理量の多い文字
処理と文字処理とが同時並行的に実行されるため、
前処理の速度が向上する。
【0072】
【発明の効果】本発明の第1の側面に従う文字認識前処
理装置によれば、文字パタンの伝送を専用バスラインで
行うようにしたため、従来これに用いられていた前処理
部バスラインの負担が軽減され、前処理部バスラインの
本来の用途である前処理装置全体の制御のための情報伝
達が円滑に行い易くなり、前処理の効率化に寄与でき
る。
【0073】また、本発明の第2の側面に従えば、書面
イメージを格納する第1の記憶装置と、行イメージを格
納する第2の記憶装置と、文字パタンを格納する第3の
記憶装置とに対するアクセスを別個のバスラインを通じ
て独立して行えるようにしたため、前処理に含まれる複
数種の画像処理の間でそれら記憶装置に対するアクセス
が互いに競合する頻度が減少し、2つ以上の画像処理を
実質的に同時並行的に実行することが可能になり、よっ
て、文字認識前処理の高速化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文字認識前処理装置の一実施例の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例における前処理での画像データの
流れを示す説明図である。
【図3】図1の実施例における画像処理装置の詳細構成
を示すブロック図である。
【図4】図1の実施例における記憶装置の詳細構成を示
すブロック図である。
【図5】図1の実施例において複数の画像処理を同時並
行的に実行している処理例を示す説明図である。
【図6】従来の文字認識前処理装置の一例の構成を示す
ブロック図である。
【図7】図6の従来装置における前処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図8】図6の従来装置において、ページ処理と同時並
行的に行処理及び文字処理を行なう処理の流れを示す説
明図である。
【符号の説明】
1 前処理制御装置 2 画像処理装置 3 画像取得装置 4 ページデータ記憶装置 5 ラインデータ記憶装置 6 文字データ記憶装置 7 文字認識制御装置 8 前処理部バスライン 9 文字認識部バスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大浦 貴裕 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 エヌ・ ティ・ティ・データ通信株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像取得装置から書面イメージを受け、
    この書面イメージから行イメージを取り出し、そして、
    この行イメージから文字認識されるべき文字パタンを切
    出すための所定の前処理を行う画像処理装置と、 前記画像処理装置と接続された、前記書面イメージを格
    納するための第1の記憶装置と、 前記画像処理装置と接続された、前記行イメージを格納
    するための第2の記憶装置と、 前記画像処理装置と接続された、前記文字パタンを格納
    するための第3の記憶装置と、を備え、 前記第3の記憶装置がこれに専用のバスラインを介して
    前記画像処理装置と接続されていることを特徴とする文
    字認識前処理装置。
  2. 【請求項2】 画像取得装置から書面イメージを受け、
    この書面イメージから行イメージを取り出し、そして、
    この行イメージから文字認識されるべき文字パタンを切
    出すための所定の前処理を行う画像処理装置と、 前記画像処理装置と接続された、前記書面イメージを格
    納するための第1の記憶装置と、 前記画像処理装置と接続された、前記行イメージを格納
    するための第2の記憶装置と、 前記画像処理装置と接続された、前記文字パタンを格納
    するための第3の記憶装置と、を備え、 前記第1、第2及び第3の記憶装置が、それぞれ別個の
    バスラインを介して前記画像処理装置と接続されている
    ことを特徴とする文字認識前処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の文字認識前処理装置にお
    いて、 前記第2の記憶装置が、前記行イメージを各々格納でき
    る2つのラインイメージ格納領域を有することを特徴と
    する文字認識前処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の文字認識前処理装置にお
    いて、 前記第1、第2及び第3の記憶装置が、各々に専用のバ
    スラインを介して前記画像処理装置と接続され、 前記第1の記憶装置が、前記書面イメージを各々格納で
    きる2つのページデータ格納領域を有し、 前記第3の記憶装置が、前記文字パタンを各々格納でき
    る複数の文字データ格納領域を有することを特徴とする
    文字認識前処理装置。
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