JP2002157552A - 光学式文字読取装置 - Google Patents

光学式文字読取装置

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JP2002157552A
JP2002157552A JP2000355369A JP2000355369A JP2002157552A JP 2002157552 A JP2002157552 A JP 2002157552A JP 2000355369 A JP2000355369 A JP 2000355369A JP 2000355369 A JP2000355369 A JP 2000355369A JP 2002157552 A JP2002157552 A JP 2002157552A
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Yuji Hamazaki
祐兒 濱崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切な2値化閾値で2値化処理を行い、処理
時間が短く、認識率が高いOCRを提供する。 【解決手段】 読取部1で読み取られた帳票の多値のイ
メージデータは、イメージメモリ2に格納される。イメ
ージデータは2値化処理部3で2値化されて2値画像が
生成され、線幅算出部4で文字の平均線幅が算出され
る。また。文字切出部6で、2値画像から文字パターン
が切り出され、文字認識部8で文字認識が行われる。こ
こで、線幅算出部4で算出された平均線幅が許容範囲外
であったり、文字認識部8で文字認識ができないと、閾
値制御部9によって、平均線幅と所定の許容値との差に
応じて2値化閾値の値が変更される。更に、認識制御部
10の制御に従い、変更後の2値化閾値に基づいて、2
値化処理部3、線幅算出部4、文字切出部6及び文字認
識部8の処理が繰り返される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に入力され
た画像の文字認識を行う光学式文字読取装置(以下、
「OCR」という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のOCRの一例を示す構成
図である。このOCRは、読み取り対象の文字が記入又
は印字された帳票を、周知の技術で搬送しながら光学的
に画像を得る読取部1を有している。読取部1の出力側
には、読み取られた帳票の画素の輝度に対応した多値の
イメージを格納するイメージメモリ2が接続されてい
る。イメージメモリ2には、設定された2値化閾値に基
づいて、多値のイメージを白・黒の2値のパターンに変
換する2値化処理部3が接続されている。2値化処理部
3の出力側には、2値化されたパターンの平均線幅を計
算する線幅算出部4、及び2値化されたパターンの汚れ
や欠けを補正するフィルタ処理部5が接続されている。
【0003】フィルタ処理部5の出力側には、認識可能
な1文字単位にパターンを切り出す文字切出部6と、切
り出された1文字分の文字パターンを格納するパターン
メモリ7が接続されている。更にパターンメモリ7に
は、文字パターンの特徴を抽出し、抽出した特徴と文字
辞書に格納された標準パターンの特徴とを比較して文字
認識を行う文字認識部8が接続されている。また、この
OCRは認識制御部10を備え、この認識制御部10に
よって各処理部に対する制御が行われるようになってい
る。
【0004】このようなOCRでは、次のようにして帳
票上の文字が読み取られる。帳票表面のイメージは、読
取部1によって画素に分解されて読み取られ、多値(例
えば、128階調)のイメージでイメージメモリ2に格
納される。イメージメモリ2に格納されたイメージは、
2値化処理部3によって読み出され、予め設定された2
値化閾値を用いて各画素が白また黒に2値化されたパタ
ーンに変換される。2値化されたパターンは、線幅算出
部4によって文字の平均線幅が算出されると共に、フィ
ルタ処理部5によって黒点が除去され、文字パターン内
の白抜けが埋められる。フィルタ処理されたパターン
は、文字切出部6によって、予め与えられた図示しない
文字位置情報(帳票フォーマット)に基づいて1文字毎
に切り出され、パターンメモリ7に格納される。
【0005】次に、認識制御部10によって、文字認識
を行うか否かの判定が次のように行われる。
【0006】まず、パターンメモリ7に格納された文字
イメージについて、線幅算出部4で算出された平均線幅
が、予め設定されている線幅許容値に収まっているか否
かがチェックされる。平均線幅が線幅許容値に収まって
いれば、文字認識部8が起動される。
【0007】一方、平均線幅が線幅許容値に収まってい
なければ、2値化閾値が予め設定された補正量だけ増減
され、2値化処理部3が再起動される。このような平均
線幅のチェックと、2値化閾値の増減と、増減された2
値化閾値による2値化処理は、この平均線幅が線幅許容
範囲に収まるまで、または予め設定された回数だけ繰り
返えされる。そして、2値化処理が予め設定された回数
だけ繰り返えされたときには、たとえ平均線幅が線幅許
容範囲に収まらなくても、文字認識部8が起動される。
【0008】文字認識部8において、パターンメモリ7
に格納された文字パターンの特徴が抽出され、抽出した
特徴と文字辞書に格納された標準パターンの特徴とが比
較される。文字認識部8の認識結果は認識制御部10に
与えられ、正しく認識されていれば認識結果の文字コー
ドが出力される。認識できなかった場合には、2値化処
理が予め設定された回数だけ繰り返えされた結果のとき
は、そのまま不読の旨の情報が出力される。また、2値
化処理が予め設定された回数だけ繰り返えされていなけ
れば、2値化の閾値が更に補正値だけ増減され、再度、
2値化処理が繰り返される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
OCRでは、次のような課題があった。線幅算出部4で
算出された平均線幅が線幅許容範囲に収まるように、2
値化処理部3による2値化処理が繰り返される。このと
き、2値化閾値は、認識制御部10によって、繰り返し
の都度一定の補正量だけ増減される。
【0010】このため、補正量が小さいと、非常に濃い
文字や非常に薄い文字の場合、平均線幅が線幅許容範囲
に収まるまでの繰り返し回数が多くなり、処理時間が長
くなるという課題があった。また、予め設定された回数
だけ繰り返しても、線幅許容範囲に収まらず、不読また
は誤読となる場合もあった。
【0011】一方、補正量が大きいと2値化閾値の間隔
が大きくなるので、標準的な濃度の文字の場合、線幅許
容範囲内での2値化処理の回数が少なくなり、期待する
認識率が得られなくなるという課題があった。
【0012】このような課題は、例えばフェルトペンの
ように、ペンが太字用のものであったり、漢字のよう
に、文字の形が書く人の癖に影響され易い場合に、特に
顕著にあらわれる。
【0013】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
を解決し、適切な2値化閾値によって2値化処理を行う
ことができるOCRを提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、OCRにおいて、文字が記載された媒体
の画像を画素に分解して光学的に読み取り、各画素の濃
度に応じた多値のイメージデータを出力する読取部と、
前記イメージデータを格納するイメージメモリと、前記
イメージメモリに格納されたイメージデータを、2値化
閾値を用いて2値化して2値画像を生成する2値化処理
部と、前記2値画像中の文字を構成する線の平均線幅を
算出する線幅算出部と、前記2値画像から1文字単位に
文字パターンを切り出す文字切出部と、前記文字パター
ンの特徴データを抽出して該特徴データに基づいて文字
を認識する文字認識部を備えている。
【0015】更に、このOCRは、前記線幅算出部で算
出された平均線幅が許容範囲外の場合、または前記文字
認識部で文字認識ができなかった場合に、該平均線幅と
所定の許容値との差に応じて前記2値化閾値の値を変更
する閾値制御部と、前記閾値制御部で変更された2値化
閾値に基づいて、前記2値化処理部、線幅算出部、文字
切出部及び文字認識部による処理を繰り返すように制御
する認識制御部を備えている。
【0016】本発明によれば、以上のようにOCRを構
成したので、次のような作用が行われる。
【0017】媒体の画像は、読取部によって画素に分解
して光学的に読み取られ、各画素の濃度に応じた多値の
イメージデータがイメージメモリに格納される。イメー
ジメモリに格納されたイメージデータは、2値化処理部
によって2値化されて2値画像が生成される。線幅算出
部によって、2値画像中の文字を構成する線の平均線幅
が算出されると共に、文字切出部によって、この2値画
像から1文字単位に文字パターンが切り出される。切り
出された文字パターンの特徴データが文字認識部で抽出
され、この特徴データに基づいて文字認識が行われる。
【0018】ここで、線幅算出部で算出された平均線幅
が許容範囲外であったり、文字認識部で文字認識ができ
なかった場合、閾値制御部によって、平均線幅と所定の
許容値との差に応じて2値化閾値の値が変更される。更
に、認識制御部の制御に従って、変更後の2値化閾値に
よる2値化処理部、線幅算出部、文字切出部及び文字認
識部の処理が繰り返される。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
OCRの構成図であり、図2中の要素と共通の要素には
共通の符号が付されている。
【0020】このOCRは、図2のOCRと同様に、読
み取り対象の文字が記入又は印字された帳票を、搬送し
ながら光学的に画像を得る読取部1を有している。読取
部1の出力側には、読み取られた帳票の画素の輝度に対
応した多値のイメージデータを格納するイメージメモリ
2が接続されている。イメージメモリ2には、設定され
た2値化閾値に基づいて、多値のイメージデータを、白
・黒の2値画像に変換する2値化処理部3が接続されて
いる。2値化処理部3の出力側には、2値画像中の文字
を構成する線の平均線幅を計算する線幅算出部4、及び
2値化画像の汚れや欠けを補正するフィルタ処理部5が
接続されている。
【0021】フィルタ処理部5の出力側には、認識可能
な1文字単位に文字パターンを切り出す文字切出部6
と、切り出された1文字分の文字パターンを格納するパ
ターンメモリ7が接続されている。更にパターンメモリ
7には、文字パターンの特徴を抽出し、抽出した特徴と
文字辞書に格納された標準パターンの特徴とを比較して
文字認識を行う文字認識部8が接続されている。
【0022】また、このOCRは、2値画像の平均線幅
と線幅許容範囲との差に応じて、次の2値化処理のため
の2値化閾値をダイナミックに制御して2値化処理部3
に与える閾値制御部9を有している。更に、このOCR
は、認識制御部10を備え、この認識制御部10によっ
て、読取部1、2値化処理部3、線幅算出部4、フィル
タ処理部5、文字切出部6及び文字認識部8等の各処理
部に対する制御が行われるようになっている。
【0023】図3(a)〜(c)は、図1中の線幅算出
部4における平均線幅算出処理の説明図である。
【0024】例えば、2値化処理部3による2値化処理
の結果、図3(a)に示すような2値画像のパターンが
得られたとする。この図に示すように、黒画素の数(こ
こでは、黒画素を黒点、黒画素の数を黒点数という)A
は、40である。
【0025】次に、図3(b)に示す2×2画素の格子
窓を用いて、図3(a)中の各画素を走査する。そし
て、2×2画素の格子窓のすべての画素が黒点となった
ときに、この格子窓の左上の窓に対応する黒点を基準黒
点とする。図3(c)は、格子窓の走査によって検出さ
れた基準黒点を示している。これらの基準黒点の総和を
四黒点とし、その四黒点数Qは、図3(a)のパターン
の場合、図3(c)に示すように27となる。
【0026】これらの黒点数Aと四黒点数Qを用いて、
平均線幅Wは次式で算出される。 W=A/(A−Q) 従って、図3(a)のパターンの平均線幅Wは、40/
(40−27)=3.1となる。
【0027】図4は、図1の動作を示すフローチャート
であり、図5は、図1における2値化処理の説明図であ
る。以下、これらの図4及び図5を参照しつつ、図1の
動作を説明する。
【0028】図4のステップS1において、読取部1が
起動され、読み取り対象の帳票の表面の画像が画素に分
解されて読み取られ、例えば、128階調の多値のイメ
ージデータがイメージメモリ2に格納される。
【0029】ステップS2において、イメージメモリ2
に格納されたイメージデータが、2値化処理部3によっ
て読み出され、予め設定された2値化閾値を用いて各画
素が白また黒に2値化された2値画像に変換される。
【0030】ステップS3において、2値画像が線幅算
出部4に与えられ、文字毎の平均線幅が算出される。
【0031】ステップS4において、2値画像がフィル
タ処理部5に与えられ、汚れによる黒点が除去されると
共に、文字部分の白抜けが埋められる。
【0032】ステップS5において、文字切出部6が起
動され、予め与えられた図示しない文字位置情報(帳票
フォーマット)に基づいて、文字パターンが1文字単位
に切り出され、パターンメモリ7に格納される。
【0033】ステップS6において、認識制御部10が
起動され、2値化処理の回数が規定値に達しているか否
かが判定される。もしも、既に規定回数だけ2値化処理
が繰り返されていれば、ステップS8へ進み、まだ規定
回数の2値化処理が行われていなければ、次のステップ
S7へ進む。
【0034】ステップS7において、ステップS3で算
出された平均線幅が、線幅許容範囲内であるか否かが判
定される。平均線幅が線幅許容範囲内であれば、ステッ
プS8へ進み、範囲外であればステップS12へ進む。
【0035】ステップS8において、文字認識部8が起
動され、パターンメモリ7に格納された文字パターンの
特徴データが抽出され、抽出された特徴データと文字辞
書に格納された標準パターンの特徴が比較される。文字
認識部8の認識結果は認識制御部10に与えられ、ステ
ップS9へ進む。
【0036】ステップS9において、認識制御部10が
起動され、文字認識部8によって良好な認識結果が得ら
れているか否かが判定される。良好な認識結果が得られ
ている場合は、ステップS10へ進み、認識結果が不良
の場合はステップS11へ進む。
【0037】良好な認識結果が得られたときは、ステッ
プS10において、その認識結果が出力されてこのOC
Rの処理は終了する。
【0038】一方、認識結果が不良の場合は、ステップ
S11において、2値化処理の回数が規定値に達してい
るか否かが判定される。まだ規定回数の2値化処理が行
われていなければ、ステップS12へ進む。もしも、既
に規定回数だけ2値化処理が繰り返されていれば、ステ
ップS14へ進み、不読結果が出力されてこのOCRの
処理は終了する。
【0039】ステップS7,S11の判定結果により、
ステップS12の2値化閾値補正量制御処理へ進んだ場
合には、閾値制御部9が起動され、2値化閾値の補正量
の制御が、次のように行われる。
【0040】例えば、図5(a)に示すように、最初の
2値化処理において、予め設定された2値化閾値t1を
使用し、フエルトペンで記載された太字が2値化されて
平均線幅LW1が得られたとする。この平均線幅LW1
は、予め設定された線幅許容範囲の外側で、更にこの線
幅許容範囲よりも広く設定された振幅許容範囲よりも大
きくなっている。このため、ステップS12において、
2値化閾値の補正量が−2Δに制御され、更にステップ
S13において、2回目の2値化処理における2値化閾
値t2が、t1−2Δに設定される。そして、ステップ
S2〜S7の処理が繰り返される。
【0041】2回目の2値化処理で得られた2値化パタ
ーンの平均線幅LW2が、振幅許容範囲よりも大きい
と、3回目の2値化閾値の補正量も、−2Δに制御され
る。これにより、3回目の2値化処理における2値化閾
値t3は、t2−2Δに設定され、ステップS2〜S7
の処理が繰り返される。
【0042】3回目の2値化処理で得られた2値化パタ
ーンの平均線幅LW3は、振幅許容範囲内に収まってい
るが、線幅許容範囲外となっているので、ステップS1
2において、更に2値化閾値補正量制御処理が行われ
る。この場合、平均線幅LW3が振幅許容範囲内に収ま
っているので、2値化閾値の補正量は−Δに制御され
る。これにより、ステップS13において、4回目の2
値化処理における2値化閾値t4がt3−Δに設定さ
れ、ステップS2〜S7の処理が繰り返される。
【0043】4回目の2値化処理で得られた2値化パタ
ーンの平均線幅LW4は、線幅許容範囲に収まっている
ので、ステップS7の後、ステップS8の文字認識処理
へ進む。その後の処理は、前述のとおりである。
【0044】また、例えば、図5(b)に示すように、
最初の2値化処理において、予め設定された2値化閾値
t1を使用し、通常のシャープペン等で記載された細字
を2値化して平均線幅LW1が得られたとする。この平
均線幅LW1は、予め設定された線幅許容範囲の範囲内
であるので、ステップS7の後、ステップS8へ進んで
文字認識処理が行われる。
【0045】ステップS9において認識結果が不良であ
ると判定されると、ステップS11へ進んで2値化処理
が規定回数行われたかがチェックされる。この場合は、
規定値未満であるので、ステップS12へ進む。このと
きの平均線幅LW1は、線幅許容範囲内であり、かつこ
の線幅許容範囲の中央値よりも小さいので、ステップS
12において2値化閾値の補正量は、+Δに制御され
る。更に、ステップS13において、2回目の2値化処
理における2値化閾値t2が、t1+Δに設定される。
そして、ステップS2〜S7の処理が繰り返される。
【0046】このように、正しい認識結果が得られるま
で、または規定回数だけステップS12,S13におけ
る2値化閾値の変更処理が行われて、2値化処理と文字
認識処理が繰り返される。
【0047】このように、本実施形態のOCRは、2値
化パターンの平均線幅と線幅許容範囲との差に応じて、
次の2値化処理のための2値化閾値をダイナミックに制
御する閾値制御部9を有している。これにより、少ない
回数の2値化処理で、適切な2値化閾値を得ることが可
能になり、迅速な認識処理と認識率の向上が可能になる
という利点がある。
【0048】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次のようなものがある。
【0049】(a) 線幅算出部4における平均線幅算
出処理は、図3に例示した四黒点による方法に限定され
ない。
【0050】(b) 閾値制御部9における2値化閾値
の制御は、図5に示すようにΔ,2Δの2段階の切り替
え方法に限定されず、例えば、線幅算出部4で得られた
平均線幅と、予め設定された線幅許容範囲の中央値との
差に応じた値で、多段階に切り替えるようにしても良
い。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、平均線幅が許容範囲外であったり文字認識部で文
字認識ができなかった場合に、この平均線幅と所定の許
容値との差に応じて2値化閾値の値を変更する閾値制御
部と、この閾値制御部で変更された2値化閾値に基づい
て、2値化処理部、線幅算出部、文字切出部及び文字認
識部による処理を繰り返すように制御する認識制御部を
有している。これにより、少ない回数の2値化処理で、
適切な2値化閾値を得ることが可能になり、迅速な認識
処理と認識率の向上が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すOCRの構成図であ
る。
【図2】従来のOCRの一例を示す構成図である。
【図3】図1中の線幅算出部4における平均線幅算出処
理の説明図である。
【図4】図1の動作を示すフローチャートである。
【図5】図1における2値化処理の説明図である。
【符号の説明】
1 読取部 2 イメージメモリ 3 2値化処理部 4 線幅算出部 5 フィルタ処理部 6 文字切出部 7 パターンメモリ 8 文字認識部 9 閾値制御部 10 認識制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字が記載された媒体の画像を画素に分
    解して光学的に読み取り、各画素の濃度に応じた多値の
    イメージデータを出力する読取部と、 前記イメージデータを格納するイメージメモリと、 前記イメージメモリに格納されたイメージデータを、2
    値化閾値を用いて2値化して2値画像を生成する2値化
    処理部と、 前記2値画像中の文字を構成する線の平均線幅を算出す
    る線幅算出部と、 前記2値画像から1文字単位に文字パターンを切り出す
    文字切出部と、 前記文字パターンの特徴データを抽出して該特徴データ
    に基づいて文字を認識する文字認識部と、 前記線幅算出部で算出された平均線幅が許容範囲外の場
    合、または前記文字認識部で文字認識ができなかった場
    合に、該平均線幅と所定の許容値との差に応じて前記2
    値化閾値の値を変更する閾値制御部と、 前記閾値制御部で変更された2値化閾値に基づいて、前
    記2値化処理部、線幅算出部、文字切出部及び文字認識
    部による処理を繰り返すように制御する認識制御部と
    を、 備えたことを特徴とする光学式文字読取装置。
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