JPH07262303A - フィルム潜像バーコードリーダ - Google Patents

フィルム潜像バーコードリーダ

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JPH07262303A
JPH07262303A JP7025116A JP2511695A JPH07262303A JP H07262303 A JPH07262303 A JP H07262303A JP 7025116 A JP7025116 A JP 7025116A JP 2511695 A JP2511695 A JP 2511695A JP H07262303 A JPH07262303 A JP H07262303A
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JP
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filmstrip
bar code
film
track
edge
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JP7025116A
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English (en)
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Mark E Shafer
エルドン シェイファー マーク
Robert W Easterly
ダブリュウ イースタリー ロバート
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/14Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation using light without selection of wavelength, e.g. sensing reflected white light

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーコードの正確な読出し。 【構成】 光源と、フィルム通過通路30を横切るCC
D素子からなる直線アンテナ列を有し、各CCD素子の
受信光強度に応じてアンテナ列が信号を出力する。側壁
32は、光源及び直線アンテナ列に対してCCD素子の
第1部分の光受信を阻止して黒レベル基準信号を生成
し、また縁部と側壁32との隙間においてCD素子の第
2部分を強い光に露出して白レベル基準信号を生成す
る。フィルムストリップ縁部が隙間と接する点で透過光
濃度が希薄になるため、これによりフィルムストリップ
の第1縁部を検出する。次にバーコードと重なるアンテ
ナ列部分の出力信号を抽出し、デジタル化して基準信号
と比較し、パターンを認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィルムストリップの縁
部に印刷されたバーコードを読みとるための潜像バーコ
ード(LIBC)リーダに関し、特に、フィルムストリ
ップ通過通路に置かれたフィルムストリップの実際の縁
部位置に対して位置敏感型でないフィルムストリップ通
過通路に設定される潜像バーコードリーダに関する。
【0002】
【従来の技術】LIBC情報は製造時にフィルムストリ
ップ(例えば35ミリのネガフィルム)上に露光され、
フィルムストリップ処理後、現像焼き付け装置によりフ
ィルムストリップ製造元、製品クラス等、フィルムスト
リップ上に符号化された情報を読み出し、焼き付けに役
立てることができる。例えば、LIBCデータのひとつ
にフィルム製品/生産ID番号があるが、このデータは
後続作業時に読み出され、フィルム製品や生産の特徴に
従って自動的に設定される機能、例えば焼き付け露光時
間等の制御に使用される。イメージフレーム番号を示す
データもID番号データと同じあるいは反対側のフィル
ムストリップ縁部のLIBCに記録され、フレームを追
う時に使用される。LIBCはDXバーコードとも呼ば
れるので、以下の説明では両者を同様の意味で用いる。
【0003】図1及び図2で示すように、LIBCクロ
ック及びデータトラックがフィルムストリップの片側縁
部に表示される構成が一般的である。バーコードは送り
穴12とフィルムストリップ縁部13の間の狭い部分
に、ブロック14の形で表示される。各ブロック14は
何も書かれていない部分で互いに分離され、フィルムス
トリップ10上の各イメージフレーム16に対して少な
くとも一つのブロックが現れるように繰り返し配置され
る。
【0004】各ブロック14のバーコードパターンを図
2に拡大表示する。バーコードパターンはクロックトラ
ック20とデータトラック22とを含み、これらトラッ
クはフィルムストリップ10の縁部から内側に向けて隣
あわせに表示される。各トラック20、22のバーコー
ドパターンはフィルムストリップに沿って表出され、図
2で示す位置にそれぞれ、出口、パリティ、データ、入
り口ビットを表示する。フィルムストリップ10を現像
すると、LIBCが認識できるようになる。各トラック
20、22のビット透過率はフィルム上の透過率濃度を
変えて表される(図2では黒白で表示している)。
【0005】図2に示すクロックまたはデータトラック
のビットバーと一致し、かつこれらと物理的に同じ大き
さで、フィルム上の場所を通過する光量を測定する。こ
の測定場所を以下ではフィルムからの“読み出しスポッ
ト”と呼ぶ。例えば、フィルムストリップの各トラック
に一条の光をあてると、その透過光がフォトセンサ上に
像をつくる時に、読み出しスポットにあたるフィルムス
トリップLIBCがフォトセンサ上に投影される。
【0006】LIBC寸法はANSI PH.14−1
990、135サイズフィルムストリップ及び入力マガ
ジン仕様書で規定される。これによると、最低保証デー
タトラック位置は、フィルムストリップ縁部から0.0
〜0.030インチ、つまり0.0〜0.075cmの
位置であり、クロックトラックは同様に0.050〜
0.0730インチ(0.125〜0.185cm)の
0.023インチ(0.058cm)の範囲である。
【0007】フィルムストリップの最小幅と最大幅の差
は、フィルムストリップ幅の仕様(ANSI PH1.
14−1990)、老朽化によるフィルムストリップの
縮み、接合部寸法を考慮して決定されなくてはならず、
これらを勘案すると、この差は0.030インチ、つま
り0.075cmを越えることが望ましい。
【0008】クロック及びデータトラックビットの透過
率濃度のばらつきを正確に読むために、フィルムストリ
ップ10からの読み出しスポットはクロック及びデータ
トラック20、22の特定位置に対して横向きに位置さ
れなくてはならない。またスポットはバーコードの各バ
ーに見合う大きさにして、適切なバー透過率が決定され
るようにしなくてはならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィル
ムストリップが移動する際に、読み出しスポットとフィ
ルムストリップ縁部及びバーコードの実際の位置とがず
れることがある。この問題は過去に少なくとも三通りの
方法について指摘されている。
【0010】第一の方法は、通常のフィルムストリップ
幅用のフィルムトラックすなわち通過通路の片側縁部に
スポット読出し手段を並べるものである。しかしこの方
法ではフィルムストリップがトラック内で横方向にずれ
てしまう。実際のフィルムストリップ幅に対してフィル
ムトラック幅が狭すぎなければ、読み出しスポットがク
ロック及びデータトラック20、22と重なるように、
フィルムストリップを位置づけることもできるが、実際
には、フィルムストリップはその位置に固定することは
できない。その理由は、写真現像焼き付け操作時にフィ
ルムを接合したとき、基準サイズに作られた狭いフィル
ムトラックでは、フィルム接合部を通しにくく、ずれが
生じるからである。更に、フィルム幅の公差、老朽化に
よる縮み、フィルムがうねって短くなる等によりフィル
ムストリップが実際の大きさより小さくなると、クロッ
ク及びデータトラックを含むフィルムストリップ縁部が
読み出しスポット位置から、一時的であれ、外れてしま
うことがよくある。図3は、フィルムストリップ10が
ガイドの側壁32、34にはさまれて、かかる通過通路
すなわちフィルムトラック30上に置かれる様子を示
す。スポット読出し手段28は側壁32に対し固定さ
れ、クロック及びデータトラック20、22上に焦点を
あわせる。しかしフィルムストリップ10が曲がってい
るため、データ読み出しは不完全もしくは不正確にな
る。またこの方法は耐久性にも問題があり、LIBC読
み出しの正確さに欠ける。
【0011】つづいて、第2の方法を図4に示す。この
例では、押しつけ機構36がフィルムストリップ縁部1
5を押しつけることでフィルムストリップ10の縁部1
3がフィルムトラック30の側壁32に接触し、この側
壁に沿って縁部13を誘導する。この方法では、フィル
ムトラック30の幅をフィルムストリップ10の幅より
広くとることができ、結合したフィルムストリップでも
通過通路に沿って進むことができる。しかし、押しつけ
機構36(図では簡略化されている)を設けることで、
フィルムストリップ10を誘導する際に機構的な煩雑さ
が加わり、正確に動作しないこともある。すなわち、図
4に示すように、互いに結合されたフィルムストリップ
10、10’の端部は接合部38で横方向に並置される
が、この部分がスポット読出し手段28にむけて正確に
押しつけられないとき、少なくとも接合部38におい
て、フィルムストリップ10’のクロック及びデータト
ラック20、22が正確に読みとられない。
【0012】図5に示す第3の方法においても、押しつ
け機構36が縁部15に接触して、フィルムストリップ
16、16’を側壁32に向けて押しつけ、この場合は
縁部13、13’をスポット読出し手段28に隣接する
ガイドローラ40に押しつける。従って、フィルムスト
リップ縁部13、13’との接触部分は少なくなり、結
合部38に隣接する並置フィルムストリップの縁部はス
ポット読出し手段28と位置あわせされる。フィルムス
トリップ10はガイドローラ40及びスポット読出し手
段28に押しつけられるか、あるいはガイドローラ40
及びスポット呼び出し手段28が機構的に自由にフィル
ムストリップ縁部13、13’に従って進むことができ
る。光源や検出器、バーコードDXリーダをフィルムス
トリップ縁部に沿って移動させる装置は、米国特許第
4,933,716号で開示されている。かかるガイド
ローラやそれ以外のポイントコンタクト機構を用いた場
合、更に機構的な煩雑さが増し、並置結合された端部分
でフィルムストリップの詰まりや絡まりを起こす可能性
が高まる。
【0013】米国特許第4,629,876号で開示さ
れる方法は、第2と第3の方法を混合した方法であり、
バネ付の中枢機構を用いてフィルムトラックの両壁を両
側からフィルムストリップ縁部に押しあてて、スポット
読出し手段をバーコードデータブロックのあるフィルム
ストリップ縁部に位置あわせする。しかし、このような
機構では、やはりフィルムストリップの並置接合された
端部分で詰まりや絡まりを起こし易い。
【0014】本発明の目的は、スポット読出し手段をフ
ィルムストリップ縁部に沿うLIBCブロックに位置あ
わせして、クロック及びデータトラック情報を正確に読
み出すとともに、フィルムストリップや、並置接合され
たフィルムストリップ端部の幅の多様性に対応できる、
単純なセンサ装置及び方法を開示することにある。
【0015】すなわち本発明の目的は、フィルムストリ
ップやその他の媒体から、係るバーコードデータを読み
出す際に、フィルムストリップやその他媒体を、機構的
なしくみに頼ることなく、光学センサに対して適切な通
過通路上の位置に位置づけて、データ読み出しを行うこ
とにある。
【0016】また本発明の別の目的としては、フィルム
ストリップやその他媒体上の実際のバーコード位置を静
止したセンサ手段により電子的に検出し、フィルムスト
リップやその他媒体、あるいはセンサ手段の位置を変え
ることなく、バーコードデータとクロックトラックデー
タを読み出すことにある。
【0017】
【発明を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のバーコードリーダは、フィルムストリップ
の縁部に添ったバーコードトラック内に形成され、フィ
ルムストリップイメージフレームに関連したバーコード
を読むためのバーコードリーダにおいて、前記バーコー
ドは、前記フィルムストリップ縁部に添う少なくとも一
つのトラック内に光学的に識別可能な状態で形成される
バーコードパターンによって表記され、該バーコードリ
ーダは、フィルムストリップの横の動きを制限するため
に、第1と第2の側壁を有するフィルムトラックと、前
記フィルムトラックにおいて、フィルムストリップを横
方向に移動させる手段と、少なくとも前記第1の側壁に
関連して位置づけられ、前記第1の側面から前記フィル
ムトラックを横切って所定距離分延びる通路に光を向
け、前記フィルムストリップの縁部に添って広がる前記
バーコードトラックを含む前記フィルムストリップの少
なくとも一部と、前記フィルムストリップ縁部と前記第
1の側壁との間の隙間とを照射する照明手段と、光反応
素子から成る直線アンテナ列状に形成され、各光反応素
子が受信する光強度の関数として変化する複数の分離電
子出力信号を提供する光反応手段と、前記光反応手段の
直線アンテナ列を前記第1の側壁に対して固定位置に位
置づけ、前記隙間と、前記フィルムトラック上に、その
横方向に対していかなる位置にでも置かれる前記フィル
ムストリップの前記バーコードトラックとを通過する光
強度の関数として変化する複数の分離出力信号を提供す
るに十分な程、前記直線アンテナ列を、トラックを第1
の側壁から所定距離分横切る位置に位置づけるための手
段とを有するものである。
【0018】また本発明はさらに、縁部検出限度値信号
を設定するための手段と、前記複数の分離出力信号を前
記縁部検出限度値信号と比較し、前記フィルムストリッ
プの前記第1の縁部を検出する手段と、前記第1の縁部
を検出すると、それに応じて、前記バーコードにより前
記バーコードトラック内に表されている光濃度の変化を
示す分離手段信号を読み出す手段とを有するものであ
る。
【0019】また本発明はさらに、直線抽出列における
前記複数の分離手段信号レベルを抽出し、前記フィルム
ストリップ縁部と前記トラック側壁との間の隙間の幅に
拘らず、前記隙間を透過し、前記バーコードにより調整
される光強度の関数として変化する前記バーコードデー
タを読むための手段を有するものである。
【0020】
【作用】上記構成による本発明によれば、特に写真用フ
ィルムストリップなどの細長い媒体の、少なくとも一方
の縁部に隣接する少なくとも一つのバーコードトラック
にバーコード形式で表示された情報を、バーコードリー
ダを用いてライン走査して読み出す。適用例の説明とし
て、フィルムストリップLIBCリーダに本発明を適用
する場合について要約する。このフィルムストリップL
IBCリーダは次に挙げる手段及びステップを有する。
フィルムトラックにおいてフィルムストリップを横方向
に移動させる手段及びステップ。ただし、このフィルム
トラックはフィルムストリップがフィルムトラック上を
移動する際に起こる横ブレを制限し、フィルムストリッ
プ幅の多様性に対応するために第1と第2の側壁を有す
る。フィルムトラックの第1の側壁からトラックを横切
って所定距離分延びる通路に光を向け、フィルムストリ
ップの第1縁部に沿うバーコードを含むフィルムストリ
ップの少なくとも一部分と、第1縁部と第1の縁部接触
手段の間の隙間とを照らす手段及びステップ。直線アン
テナ列状に形成された光反応手段を提供する手段及びス
テップ。ただし、この光反応手段は、受信する光強度の
関数として変化する複数の分離した電子出力信号を供給
する。および、光反応手段の直線アンテナ列を、第1側
壁からトラックを横切って所定距離分伸びるようにフィ
ルムトラックの第1側壁に対して固定位置に位置づける
手段及びステップ。ただし、この光反応手段の直線アン
テナ列は、分離電子出力信号を供給し、フィルムストリ
ップの第1縁部と第1縁部接触手段との間の隙間や、フ
ィルムトラック上にフィルムストリップが置かれている
場合、それが横方向に対してどんな位置に置かれていて
も、そのフィルムストリップのバーコードトラックを透
過する光強度の関数として変化する。
【0021】バーコードリーダはフィルムストリップの
第1の縁部を検出し、それに応じて、バーコードトラッ
クにバーコードの形式で表される、光強度の変化を示す
分離出力信号を読み出す手段及びステップを、更に備え
ることが望ましい。
【0022】光反応手段の直線アンテナ列は直線荷電結
合素子CCD直線アンテナ列を含み、受信する光強度に
応じて各CCD感光素子で順番に出力信号を発生するこ
とが望ましい。フィルムストリップ縁部が隙間と接する
地点では、フィルムストリップ基質により透過光濃度が
希薄になり、そのために信号が拡大するが、この拡大信
号の差異により出力信号を処理してフィルムストリップ
の第1縁部を検出する。
【0023】フィルムストリップ縁部が検出されると、
クロック及びデータトラックと整列するCCDアンテナ
列部分が生じる出力信号を抽出し、デジタル化して基準
信号と比較し、クロック及びデータトラックのバーコー
ドパターンを認識する。各トラック毎に抽出するCCD
素子部分の抽出範囲は、縁部検出により誘発される抽出
時間境界関数として設定されることが望ましい。
【0024】第1フィルムトラック側壁を構成するにあ
たり、CCD素子第1部分の光受信を阻止して、“黒レ
ベル”またはゼロ出力信号レベルを提供でき、また、フ
ィルムストリップの第1縁部と第1縁部接触手段との間
に少しでもある隙間において、CCD素子の第2部分を
十分な光に露出して“白レベル”または100%出力信
号レベルを提供できるように、光源とCCD直線アンテ
ナ列に対して構成されることが望ましい。ゼロまたは1
00%出力信号レベルが提供するフィードバック制御信
号により、光レベルのふらつきを防ぎ、コード化情報を
伝えるフィルムストリップを透過する光濃度のばらつき
を表すバーコードパターンによる信号レベルの区別を適
切に行う。
【0025】本発明の別の面においては、上述のよう
に、フィルムストリップに他の情報、例えばフレーム番
号などが書かれている場合に、光源及びCCD直線アン
テナ列が倍増され、これがフィルムトラックの反対側側
壁からフィルムストリップを横切って伸びて、フィルム
ストリップのLIBCを読み取る。読み出されたLIB
Cデータにより、情報のタイプや内容を明らかにする。
さらに、LIBCリーダをこのように使用する際に、ネ
ガフィルムストリップが上下逆に移動している場合、つ
まりエマルジョン側が下ではなく上にある場合、または
フィルムストリップが誤った先端から挿入されている場
合にはそれを検出する。このような場合、イメージフレ
ームに捕われている映像は逆向きであり、逆向きに走査
記録される。このような状況にある時、スキャナにそれ
が知らされ、フィルムストリップ走査は施行されない
か、あるいはその後に生じる像が正しく配向されるよう
に、デジタル化データが逆送りされることもある。
【0026】以上を要約すれば、フィルムストリップが
フィルムトラック上を移動する際に、フィルムストリッ
プ縁部にあるクロック及びデータトラック部分の一定範
囲部分に対して光をあて、該部分に書き込まれているバ
ーコードの像を、フィルムストリップをはさんで光源と
反対側に置かれるCCD直線アンテナ列上に映しだし、
これをもとにCCD直線アンテナ列が生成する出力信号
を解読して、LIBC情報を読みとり、後続のフィルム
ストリップ処理に役立てる。この時、フィルムストリッ
プとフィルムトラックとの間の隙間や、フィルムストリ
ップのクロック及びデータトラックに描かれる、暗部と
透明部からなるバーコードパターンを透過することで変
化する光強度を、CCD素子からなる走査光センサが感
知して、これらに応じて出力信号を生成する。また、フ
ィルムトラックにフィルムストリップが誤った向きで挿
入された場合それを感知し、適切な処置を施してからフ
ィルムストリップ走査を行う。
【0027】
【実施例】本発明の好適な実施例を図面を参照しながら
説明する。添付の図面において同じ要素は同じ符号で示
されている。
【0028】前述のように、LIBC及び35mmフィ
ルムストリップ幅の寸法は写真業界で採用されたANS
I標準で規定され、世界共通サイズになっている。しか
し、上述した要素のためにフィルムストリップサイズが
異なり、スポット読出し手段との関係において維持され
ることが難しい。本発明によると、LIBCを正確に読
むはずの、いずれのスポット読出し手段及び方法もフィ
ルムストリップ縁部を参照している。本発明に従うと、
ライン走査感知手段及びその方法を使用してフィルムス
トリップの幅を横切る方向にライン走査しつつ、フィル
ムストリップ縁部を参照する。実際は、読みだしスポッ
トが移動するのであり、フィルムストリップやスポット
読出し手段及びフィルムトラックではない。
【0029】ライン走査感知手段及びその方法は色々な
様式で実行できる。一般的には、図6で示すように、自
動走査直線電子光センサをフィルムトラックまたは通過
通路30の一方あるいは両方の側壁、例えば側壁32か
ら、他方の側壁、例えば側壁34に向けて横方向に延び
るように位置づける。つまり、フィルムストリップ10
がトラック30上のどの位置を移動していても、ブロッ
ク14とそれに隣接する送り穴15を十分に網羅する距
離をセンサが移動する。自動走査直線電子光センサはC
CD要素から成る、少なくとも一本の直線アンテナ列5
0Rであり、その上にフィルムストリップLIBCブロ
ック14のクロック及びデータトラック20、22の像
が映されることが望ましい。接触走査方法は要求解像度
がおよそ0.002〜0.10インチ(0.005〜
0.025cm)であるため、フィルムストリップのL
IBCブロック14の像をCCD直線アンテナ列50R
に映し出すのに適している。このような接触走査構造を
図6に示す。
【0030】図6に示す粒子移動ローラ(PTR)アセ
ンブリ100は、既に言及した同時係属出願申請に開示
される型のフィルム走査器に使用されている。この型の
フィルム走査器には本発明が用いられることがある。P
TRアセンブリ100は特に上記の米国特許出願第20
1,282号のフィルム走査器において、これ以外の構
成要素との関連で説明される。PTRアセンブリ100
はPTR上部駆動ローラ110,112、PTR下部駆
動ローラ114,116、PTR駆動モータ108を備
え、これら全てがPTRフレーム106に搭載される。
ローラ112,114はPTR駆動モータ120によ
り、ドライブベルト121を介して駆動される。PTR
フレーム106に搭載されるブラケット98に装着され
る2つの赤外線センサ、逆反射センサを用いてアセンブ
リにフィルムが挿入されたことを検出する。
【0031】PTRローラ110〜116は低デュロメ
ータ(23shore A)ウレタンから作られ、フィルムス
トリップのほこりや繊維分子がこれを通過することで、
走査前にイメージフレームを掃除する効果がある。ロー
ラ110〜116の目的は粒子を次のフィルムストリッ
プに送ることではなく、この定期的な掃除にある。
【0032】PTRアセンブリフレーム106は左フレ
ームガイド102を有し、これは図6で略示するように
着脱可能であり、取り付けられてフィルムトラック30
に接近する。左フィルムガイド102をPTRアセンブ
リフレーム106に取り付けた場合、ガイド内部の縁部
105がフィルムトラック30の左側を規定する。この
PTRアセンブリフレーム106はフィルムトラック3
0(図ではローラに隠れている)の右側を規定するの
で、フィルムストリップはPTR駆動モータ120の働
きにより、左右の側壁の間を進む。
【0033】PTRアセンブリフレーム106は、右左
縁部LED52R,52Lのための上部据え付け板10
1をフィルムトラック30上部で、またトラック両側壁
から互いに内側方向に伸びているCCD直線アンテナ列
50R,50Lのための下部据え付け板103をフィル
ムトラック30下側で、それぞれ支持している。フィル
ムストリップは、上下据え付け板101,103に装着
される左右LEDとCCD直線アンテナ列に挟まれたP
TRフィルムトラックを通過する。図6では、左腕LE
D52Lと左腕CCD直線アンテナ列50Lの一部しか
見えないが、右腕LED52Rと内側に突き出す右腕C
CD直線アンテナ列50Rが上下据え付け板101,1
03上に取り付けられている。
【0034】上下据え付け板101,103の右端部は
PTRアセンブリフレーム106に固定され、左端部は
左フィルムガイド102と嵌合する。この場合、マスキ
ングプレート122はLED52LとCCD直線アンテ
ナ列50Lの間に嵌合する。孔124とLED52Lが
重なり、光はこの孔を通ってCCD直線アンテナ列50
L部分に届き、フィルムトラックの左縁部分を横切る。
マスキングプレート122により、CCD直線アンテナ
列50Lの最も左側にある最初の短い部分は光を受信せ
ず、その結果、後述する理由のための“黒”信号レベル
ができる。マスキングプレート122上にある透明な窓
に覆われた孔124は、フィルムトラックの左側まで伸
びており、この窓124のために、フィルムストリップ
左縁部はCCD直線アンテナ列50LのCCD素子から
成る第2の短い部分を覆うことができず、従ってこの部
分は十分な光強度を受信して、後述する理由のために
“白”信号レベルを作る。
【0035】同様な構成を用いて、マスキングプレート
126で右腕CCD直線アンテナ列50R部分を覆った
り、この部分を十分に露出したりする。LED52Rか
ら発する光はこのマスキングプレート126を通過して
フィルムトラックの右縁部に向かう。フィルムストリッ
プは左右マスキングプレート124、126の上を通過
する。
【0036】図6に示す構成を有する接触走査におい
て、フィルムストリップ10はフィルムトラック30上
の、CCD直線アンテナ列50R,50L近傍を通る。
実際は、フィルムストリップ10の挿入状況(つまり、
エマルジョン側が上下どちらか、またフレーム番号は順
列か逆列か)に応じて、LIBC光源52Rまたは52
Lがフィルムストリップ10上のLIBCブロック14
を照射し、光源と反対側に位置するCCD直線アンテナ
列50Rまたは50Lの一方または他方のCCD素子部
分にブロック14の影を映す。
【0037】図6に示す特別な構成はセンサ構成部品を
搭載するためのものであり、特殊な実施例であるが、次
に挙げる、より一般的な説明のように、PTR構成部品
を含まない、より単純なアセンブリにセンサを内臓して
もよい。以下の説明は特殊例にも、また本発明の原理を
他に応用した場合にも適用される。
【0038】光源52R,52L、フィルムストリップ
10、CCD直線アンテナ列50R,50Lのそれぞれ
の間隔を選定するには、有限光源範囲の制約に起因する
拡大効果とぶれ効果を勘案する。解像度を考慮する時
に、回折効果は重要でない。これらの点について図7、
図8に示す光線軌跡ジオメトリを参照しながら説明す
る。
【0039】図7では、フィルムストリップ面44から
距離D1で、かつCCD直線アンテナ列46から距離D
2にある理想化された点光源42からフィルムストリッ
プ上の像機構、この場合はフィルムベースより高い濃度
で描かれた有限長のバー45に光をあて、CCD直線ア
ンテナ列を構成する多数のCCD素子を有する平面46
上の領域にこの影を投影する。この時、バー45の影の
長さはD2/D1倍される。像機構から光源と平面46
をそれぞれ等距離分離すために、D2をD1の2倍とす
ると、倍率は2倍となる。平面44のフィルムストリッ
プが、平面46のCCD直線アンテナ列と接触して保持
される場合、つまりD2=D1の場合、倍率は1倍とな
る。
【0040】図8では、平面46上の像点の影が拡大さ
れるにつれ、有限長の光源47がフィルム平面44に投
影する像点48がぼやけてくる様子を示す。CCD直線
アンテナ列平面46上の錯乱円の実際の直径は光源直径
47を(D2−D1)/D1倍した大きさである。同様
に、平面44のフィルムストリップ表面が平面46のC
CD直線アンテナ列に接触していれば、D2−D1=0
であるから、CCD直線アンテナ列の錯乱円の直径はゼ
ロになる。
【0041】小さな光源52R,52Lを、フィルムス
トリップ10から(フィルムストリプ平面からCCD直
線アンテナ列平面までの距離、つまりD2−D1と比較
して)比較的長い距離D1に設置すると、各CCD直線
アンテナ列50R、50Lはフィルムストリップ10か
ら機能的に適した距離に置かれた状態になり、高解像度
が得られる。実施例では、光点源は約0.3mm×0.
3mm、距離D1は約2.4cm、距離D2−D1は約
0.6cmである。フィルムストリップ10が移動する
時にその厚みが問題にならないように、フィルムトラッ
クには約0.1cmの高低差が設けてある。フィルムス
トリップは一般にこれよりかなり薄いので、スプライス
やその他のテープ素材がついても厚さは0.09cm程
度にしかならない。
【0042】光源52R,52Lのスペクトラル内容も
装置の解像度にとっては重要である。現像して可視DX
バーコードにした場合、赤色スペクトラルにおけるLI
BC最高濃度は、ステイタスM濃度計で測定した時に、
フィルムストリップベース最低濃度より0.5高い値に
特定される。また、黄色とマゼンダの染料はそれらが必
ずしも現れるとは限らないので、光源を広域にすると変
化は少なくなる。この結果、650〜700nmの光源
が適当と思われる(ネガカラーフィルムのシアン染料は
普通、約700nmで最高を示す。従って最高値の光源
を用いると、若干大きな変化を起こすことができると思
われる)。
【0043】一般に入手可能で、発光部分が小さく、6
50〜700nmスペクトラル出力を有する光源は非常
に明るい赤のLEDであるが、これは現在様々な多様性
がある。放射測定研究によれば、CCD素子を積分する
ための適当な時間を与え、かつフィルムストリップの移
動に対応する十分な光パワーがあることが分かった。
【0044】さらにCCD直線アンテナ列50R,50
Lの活性素子の数や密度分布、またその物理的な長さも
考慮する必要がある。すなわち、これらは走査するブロ
ック14や送り穴12の幅、フィルムストリップの考え
うる横の動き、フィルムトラック30に対するCCD直
線アンテナ列の公差、等に十分に適用できる、それぞれ
数、分布、長さでなくてはならない。
【0045】図6に示す本発明の実施例において、CC
D直線アンテナ列50R,50Lは市販の東芝TCD1
32D CCDを用いている。このCCD直線アンテナ
列は長さ1.43cmの場所に1024個の分離素子を
有し、積分時間が約1.25ms、クロック周波数は約
1MHzである。
【0046】これらの要件を満たすだけで、フィルムス
トリップ縁部13,15とCCD直線アンテナ列50
R,50Lの位置あわせを心配することも、従来技術の
配列方法を使用することもなく、走査装置を組み立てる
ことが出来る。フィルムストリップ縁部13または1
5、及びブロック14は、ライン走査距離のどこかで必
ず、十分な数のCCD直線アンテナ列素子上に像を結
び、フィルムストリップ10がこれら素子を通過する際
に、LIBCクロック及びデータトラック20,22が
読み出される。これは、フィルムストリップ10がフィ
ルムトラック30上にゆがんで置かれるためにLIBC
クロック及びデータトラック20,22の影がブロック
14のひとつ分の長さを越えて横方向にずれても問題が
ない。
【0047】図9と図10は、ライン走査呼出手段及び
方法がクロック及びデータトラック20、22を読み出
し、CCD直線アンテナ列の素子から測定したライン走
査読み出し信号の振幅からフィルムストリップ縁部と送
り穴を検出する方法を示す。CCD直線アンテナ列によ
る走査ラインを、図9では側壁から離れる方向に伸びる
走査ライン54で示す。走査ライン54はCCD直線ア
ンテナ列50Rまたは50Lの配向と、分離素子、つま
りライン走査読出信号レベル、を測定する走査方向の両
方を示す。
【0048】CCD素子の第1部分は側壁32及び切り
込み56の外側にあり(図6の孔124に相当)、CC
D素子のその部分からの出力信号レベルは黒レベルを示
す。あるいは、通常、直線アンテナ列に内臓されている
いわゆるCCD光遮へい体、またはダークフォトサイト
(DARK PHOTO-SITES)から黒レベルを感知してもよい。
【0049】CCD素子の第2部分は側壁32に形成さ
れる切り込み56上に位置されるため、フィルムストリ
ップ3の位置に係わらず、常に光源52Rまたは52L
からの未調整光があたる。このため白レベル出力信号を
供給し、後述の通りに縁部の識別が行われる。光源52
Rまたは52Lはフィルムストリップ10の上に位置さ
れ、光は切り込み56、側壁32とフィルムストリップ
縁部13との隙間58、クロック及びデータトラック2
0,22、(走査ライン内にあれば)送り穴12、イメ
ージフレーム16の一部を通り抜ける。
【0050】図9の走査ライン54に沿った、フィルム
ストリップ10の影が直線アンテナ列50R,50Lの
CCD素子部分に投影される。図10はこのCCD素子
部分の出力レベル信号を示す。図10に示すライン走査
読み出し信号の強度は、CCD素子の第2部分を照らす
未調整光源強度(つまり100%)から発生する最大白
レベル信号出力の割合として示される。図10は走査ラ
イン54に沿って走査した時の変化であり、0%から1
00%まで変化している。ゼロ出力とは、側壁32の中
あるいは上にあって光を受信していないCCD直線アン
テナ列素子第1部分の出力である。図10に示される、
各CCD素子部分におけるCCD素子の電子信号出力の
変化は、暗部と透明部から成るLIBCクロック及びデ
ータトラックパターンによる光の変化と直接対応する。
このパターンが現れる前には、切り込み56、及びもし
あれば隙間58と重なるCCD素子により100%白レ
ベル信号出力が示される。従って、最初に現れるこの1
00%信号出力は、切り込み56に起因する最小値か
ら、隙間58が存在すればそれ含む最大値まで、幅を変
える。
【0051】信号レベルは黒レベルから白レベル限界値
TE を通って100%の白レベルまで上昇し、続いてフ
ィルムストリップ縁部13において、2つある低レベル
の一方まで落ちこむ。図9では、縁部13においてデー
タトラックに黒いバーコードが現れているため、通過光
が希薄になり、図10に示すように、信号レベルは22
のレベルまで降下する。しかし、走査ライン上のクロッ
クトラック20は黒いバーコードを含まないので、信号
レベルは図10の20まで上昇する。
【0052】CCD素子第2部分の出力レベルが100
%を示した後、信号レベルが白レベルから限界値レベル
TE を過ぎて、図10で示す2つの低レベルのどちらか
まで落ち込むと縁部13が検出される。このように、C
CD素子信号レベルを順番に走査または測定して、この
値が100%から限度値を過ぎる変化を検出するだけ
で、ライン走査信号によりフィルムストリップ縁部13
の検出ができる。次に来る2つのCCD素子部分の出力
信号を走査して、黒と白のバーコードビットの識別を行
う。これは縁部が検出されると、それに誘発されて始動
する抽出タイミング窓を各トラック毎に設定して行う。
【0053】送り穴12がある場合も、ライン走査信号
レベルの移動により検出される。つまり、縁部から送り
穴までの距離に相当する寸法を走査すると、限度値より
上にあるライン走査信号レベルは100%出力(図10
の12)に戻り、送り穴の幅寸法に相当する距離を走査
すると、限度値より下で同様の変化が起こる。これによ
り送り穴の存在を検出する。しかし、実際にこの動作は
必要なく、クロックデータ部分を越えた部分について示
される信号レベルは無視してよい。
【0054】クロック及びデータトラックの境界をいか
に判別し、正確に読み出せるかを説明する前に、100
%信号レベルが示されることの別の利点を説明する。フ
ィルムストリップがフィルムトラック30を移動する際
に、CCD素子が各ラインを走査読み出しする間に未調
整の100%透過信号レベルを抽出保持し、測定できる
ことが望ましい。これにより、システムゲイン(例えば
LED光源50Rの動力)を調整して、フィルムストリ
ップ縁部識別のため適当な信号レベルを一定して供給で
きる。従って、この出力信号が利用できれば、閉ループ
サーボ技術を適用してシステムゲインを長時間維持でき
る。
【0055】同様に抽出保持される最大出力信号を電圧
分割し、ライン走査信号レベルに限界値TE を設定して
フィルムストリップ縁部13を検出できる。これによ
り、100%出力信号が絶対電圧レベルにおいて変化す
る一方で、縁部検出限界値を、100%を最大とする一
定の比率に維持できる。この時、フィルムストリップベ
ースの最低濃度は0.2〜0.5濃度の範囲に特定され
る。0.2濃度の縁部を適切に検出するために、限界値
は0.1濃度、つまり最大信号出力レベルの約80%に
設定される。
【0056】ライン走査信号によりフィルムストリップ
縁部の検出時が(後続の動作に間に合うタイミングで)
分かれば、クロック及びデータトラック20,22を適
切に抽出できる。これは、LIBC寸法、CCD直線ア
ンテナ列寸法、ピクセル周波数、光学倍率が全て既知で
ある時に可能である。
【0057】例えば、フィルムストリップ縁部13から
クロックトラック20の反対側の縁部までの距離はAN
SI標準により、(パーフォレーショオンを考慮して)
0.0495〜0.0730インチ、つまり0.125
cmから0.185cmの範囲と規定されている。(フ
ィルムストリップ対CCD直線アンテナ列の)拡大率を
1.25とすれば、この範囲はCCD素子表面におい
て、0.062〜0.091インチ(0.157〜0.
232cm)となる。14μmCCDのピッチで1ピク
セル毎に1マイクロ秒で抽出すれば、縁部の検出時から
生じる112〜165マイクロ秒の遅延は、クロックト
ラックのライン走査信号を測定する時間に相当するであ
ろう。この遅延時間をプログラマブルロジックにより測
定し、クロック及びデータ抽出保持回路を別々に使用可
能にすれば、LIBCクロック及びデータトラック2
0、22のそれぞれを、これらの時間内に正確に読みと
れる。
【0058】クロック及びデータトラックのライン走査
を制御し、上述の原理に従ってトラック内のバーコード
を読み出すため回路系統図を、直線アンテナ列50Rと
LED52Rについて、図11に示す。図6の例で示す
ようにCCD直線アンテナ列50L及びLED52Lを
装置に設置する場合、図11に示す回路が(マイクロコ
ントローラ80以外)もうひとつできる。
【0059】前記米国特許出願第197,778号及び
第201,282号に開示されるフィルムスキャナにお
いて、図11の回路の構成要素は(CCD直線アンテナ
列50R,50L,LED52R,52L以外)LIB
Cコントローラボード上に、またマイクロコントローラ
80はLIBCコントローラボードマイクロコントロー
ラ上に、それぞれ搭載される。
【0060】さらに、これら米国特許出願第201,2
82号及び第197,778号に開示されるフィルム走
査器にはスキャナコンピュータも装備され、このスキャ
ナコンピュータは、キーボードとモニタを有する外付け
コンピュータと相互接続される。外付けコンピュータに
は操作ソフトウェアが搭載されており、これによりオペ
レータに指示プロンプトを出し、オペレータの打ち込む
コマンドに応えてスキャナコンピュータの状況や操作モ
ードをモニタしながら、フィルムスキャナを操作する。
このスキャナコンピュータは、フィルムストリップ及び
スライドの取扱い操作を制御するフィルム取扱いマイク
ロコントローラボードと、走査機構の様々な動作や走査
ゲートフレームの移動を制御するフィルム走査マイクロ
コントローラボードと、LIBCリーダ操作を扱うLI
BCコントローラボードとを有する。
【0061】フィルム取扱いマイクロコントローラはマ
イクロプロセッサを含み、様々なセンサからのセンサ信
号や状況信号に反応してフィルムストリップ取扱い装置
に関連するステッパドライブモータにモータ制御信号を
供給する。上述のPTRローラアセンブリにより、フィ
ルムストリップはフィルムストリップクランプ及び走査
ゲートに送られ、そこで、フィルムストリップドライブ
ローラアセンブリにより、プレ走査及び主走査操作中
に、走査機構に対し、送り入れられたり引き出されたり
する。
【0062】フィルムストリップがLIBCリーダアセ
ンブリに挿入され、LIBC読みとりが開始される時
に、図11のLIBCコントローラボードはフィルム取
扱いマイクロコントローラからコマンドを受信する。P
TRアセンブリに搭載されるフィルムストリップセンサ
は、PTRローラにより前進させられるフィルムストリ
ップの先端部を検出し、その信号をフィルム取扱いマイ
クロコントローラに供給する。LIBCマイクロコント
ローラ60はLIBCクロック及びデータトラックを解
読し、DXデータはフィルム取扱いマイクロコントロー
ラに送られてイメージフレーム位置決めのためのイメー
ジフレーム番号を伝える。
【0063】イメージフレーム番号データや、フィルム
特性に関するその他データもフィルム走査マイクロコン
トローラに適用され、イメージフレーム走査において色
彩修正に使用される。解読されたDXデータもフィルム
走査マイクロコントローラから外付けコンピュータに転
送される。
【0064】外付けコンピュータに転送された、フィル
ム型、製造者、生産に関するDXデータを用いて、常駐
ソフトウェアにより、ライン走査データの色彩を当業者
に周知の方法でモニタのカラーディスプレイ特性に合わ
せ、印刷時に実物に近い色で表示する。
【0065】図11をもう一度参照して、LIBCコン
トローラボードのプログラマブルロジックブロック60
を用いて、CCD直線アンテナ列50Rを時間測定する
ためのタイミング信号を生成する。ブロック60は、ラ
イン走査信号が“黒レベル”を示す間にDC回復(DC
R)回路62を使用可能にする。DCR62内のサーボ
は当業者に周知の方法により、黒レベルを調整して0ボ
ルトにする。プログラマブルロジックブロック60によ
り、データ及びクロック抽出保持回路66,68同様、
100%または“白レベル”抽出保持回路64も使用可
能にする。プログラマブルロジック60が各ラインを走
査しながら、適切な時に使用可能信号を供給できるよう
に、比較器70,72により、CCD直線アンテナ列5
0R出力信号内の信号レベルが白レベル及びフィルムス
トリップ縁部レベルへ移行する確認をとる。抽出された
信号レベルはライン74,76、及び78を通ってマイ
クロコントローラ80に転送される。
【0066】マイクロコントローラ80が生成し、光強
度を規定するフィードバック制御信号がPWMライン8
6を介してLEDPWNドライブ回路88に供給される
と、PWMドライブ回路88はLED光源52Rを駆動
する。プログラマブルロジックブロック60はマイクロ
コントローラ80に対し、状況信号を供給し、ライン走
査開始制御信号を受信する。
【0067】CCD直線アンテナ列50Rは積分クロッ
クドライバ、オンチップ、ピクセルレート、ビデオクラ
ンプ、抽出保持回路を有する。より単純な構造のCCD
直線アンテナ列50Rを用いる場合は、これらの機能を
外付きの装置で行える。
【0068】CCD直線アンテナ列から送られるビデオ
信号は、エミッタフォロワにより緩衝され、ラインレー
トDCR62に適用される。DCR62は反転ゲイン付
の低域通過フィルタを内臓する。図9、図10について
の上記説明では、DCR出力を“ライン走査信号”とし
た。
【0069】次にDCR出力は、白地点比較器70、フ
ィルムストリップ縁部比較器72、3つの抽出保持回路
64,66、及び68に同時供給される。限界値TW 電
圧を設定して100%電圧、つまりDCR62のライン
走査信号出力における白レベル信号の上昇開始を検出
し、この白レベル信号は、抵抗器90及び92との接続
点で比較器70の別の入力に適用される。比較器70の
出力はプログラマブルロジックブロック60に供給さ
れ、わずかに遅延して、白地点値保持回路64を使用可
能にする。
【0070】フィルムストリップ縁部比較器72は第2
入力も有し、これは抵抗器94,96を通って限界値T
E 電圧に接続される。この適用限界値TE 電圧は、白地
点抽出保持出力信号レベルの80%、または最大白地点
の80%に設定される。比較器72の出力信号はプログ
ラマブルロジックブロック60に供給され、上述のよう
に得られる時々に、あるいはある期間において、データ
及びクロック抽出保持回路のそれぞれに対する2つの使
用可能信号を生成し、各回路から別々に読み出しを行
う。LIBCデータ及びクロックトラックの保証幅は
0.02インチ以上に“平均”されなくてはならないの
で、クロック及びデータ抽出保持回路68,66の閉ル
ープ反応を“遅く”することが役立つ。各抽出保持回路
64,66,68が同じゲインを得ることが大切であ
り、これはそれぞれに共通の閉ループ統合ゲイントポロ
ジーを用いて実現する。
【0071】抽出保持回路64,66、及び68の3つ
の出力信号は、それぞれのコンダクタ64,66,68
を介して、積分アナログ電送制御装置(MUX)とアナ
ログ/デジタルコンバータ(ADC)を有するマイクロ
コントローラ80に適用される。各抽出保持回路がプロ
グラマブルロジック60により使用可能状態にある時に
これら3つの信号が送られると、マイクロコントローラ
80はリアルタイムでこれらアナログ出力信号をデジタ
ル化する。マイクロコントローラ80は更にライン終結
も制御し、ラインエンド制御信号をプログラマブルロジ
ックブロック60に、時間間隔をあけて送信する。また
プログラマブルロジック60から、各走査ライン状況も
感知する。例えば、白レベルから縁部検出限界値を通
り、図10のレベル22または20のいずれかに向かう
移動に関する信号を、縁部比較器72が出力しない場合
は、“フィルムストリップ縁部未発見”の状況を検出す
る。
【0072】マイクロコントローラ80は更に、LED
PWM駆動回路88内のパルス幅調整を介してLED
52Rに向かう駆動電流を制御する。このようにして、
マイクロコントローラ80は、ライン74を通して受信
する、白次点を表す出力電圧を、図10の100%電圧
に相当する所望の電圧レベルに調整できる。
【0073】ブロック14ひとつ分の走査を完成させる
には、フィルムストリップがトラック上を移動し、影像
が上述の方法で連続的に直線アンテナ列50RのCCD
素子に露出されるにつれ、連続的にライン走査されたア
ナログ信号がライン74,76,78を通ってマイクロ
コントローラ80に伝わる。ライン走査は1.25ms
を越える積分時間をおいて繰り返される。各ライン走査
が終了すると、マイクロコントローラ80はクロック及
びデータトラック20,22に書き込まれたDXバーコ
ードに相応するデジタルデータビット値を引き出し、当
業者に周知の方法で解読して記録データを取り出す。
【0074】本発明に係るライン走査直線アンテナ列感
知手段及び方法は、図11で示す回路構成を有し、図2
で示すフォーマット構成のブロック14を解読したり、
その他のデータ、例えばある製造者が他方のフィルムス
トリップ縁部15に記録したフレーム番号データなど、
を解読するためにも使用される。
【0075】いずれの場合でも、左右腕のLED及びC
CD直線アンテナ列、及び上記回路構成を使用して、マ
イクロコントローラにより、エマルジョン側が上下どち
らになってフィルムストリップが移動しているかを検出
する。オペレータはフィルムストリップのどちらを上に
して挿入してもよいが、エマルジョンの誤った側が上に
あれば、走査される像は現在捕らえられているシーンか
ら後ろ向きになる。例えば、フォトCDや焼き付けコピ
ーなどのフィルムストリップとは別の媒体にイメージを
写したり、ビデオイメージとして映写した時に、印刷文
章は反対に現れる。本発明のこの点によると、マイクロ
コントローラ80はフィルムストリップ上のイメージが
後ろ向きであるという印を設定し、誤りを修正するため
にフィルムストリップを後ろ向きに走査するか、もしく
はデータプロセッサが走査された像データフィールドを
逆にして、像が適切な配向で記録、印刷または映写され
るようにする。あるいはオペレータがフィルムストリッ
プを取り出して、設定しなおしてから走査する。
【0076】更に、フィルムストリップが誤った端部を
先にして挿入されていれば、これもイメージ走査に影響
する。CCD直線アンテナ列の左右どちらかでLIBC
トラックを解読する場合、マイクロコントローラ80は
クロック及びデータトラックの“入口”“出口”コード
が適切な順序であるかを迅速に判断する。この順序が逆
であれば、フィルム走査器に対し、正しい順番で像を走
査するように指示する。あるいは、オペレータがフィル
ムストリップを取り出して、フィルムストリップを入れ
直すように指示する。
【0077】フィルムストリップイメージフレームデー
タを走査し、デジタル化するフィルム走査器を例にして
本発明のいろいろな側面を詳述したが、本発明は他の用
途にも適用できる。例えば、カラープリンタやその他の
フィルム処理装置を通るフィルムストリップ上のLIB
CまたはDXデータを正確に検出し解読することもでき
る。加えて、ネガフィルム以外の媒体の縁部に記録され
る様々な印を読み出し、上述した以外の目的にも使用で
きる。
【0078】これまでに説明したLED及びCCD直線
アンテナ列の構造は、フィルムストリップの光透過と、
フィルムベースとバーコードの濃度により投影された影
による変化を利用する構造であるが、他の配向を用いて
光学的に構成してもよい。また、選択的光源及びライン
走査手段を用いたり、それらを光反射または光透過モー
ドで他の媒体に使用しても良い。フィルムストリップま
たはその他媒体の同じ側にLED及びCCD直線アンテ
ナ列を適切に配列した構成により、バーコードパターン
からの光の反射により投影される影を検出しても良い。
【0079】本発明の実施例を示してきたが、本発明の
本質から外れることなく、変更や調整を加えることがで
きる。従って、請求項には、発明の真の範囲に該当する
それら変更や調整も含める。
【0080】
【発明の効果】本発明の自動ライン走査感知手段は可動
部分を排除することができる。つまり、バーコードトラ
ックに機構的に力を加えて、固定スポットやライン走査
感知手段に対する位置決めをしたり、前述した従来方法
により、可動スポットやライン走査感知手段の位置調整
をする必要がない。フィルムトラックを十分広くとるこ
とで、製造フィルムストリップ幅と、隣接して互いに結
合されたフィルムストリップ間の結合部分との最大公差
にも対応でき、フィルムストリップのつまりを避けるこ
とができる。フィルムストリップはフィルムトラック両
壁の間に緩やかに置かれ、そのフィルムストリップの縁
部が検出されると、バーコードトラックに相当する信号
のみが抽出される。本発明に係るバーコード読み出し方
法及び装置は、フィルムストリップがトラック上を横に
移動する時に、フィルムストリップ縁部を動的に位置づ
けるため、バーコードデータトラックを確実に読み出す
ことができる。
【0081】抽出時間の調整は電子的に行われ、隣接す
るバーコードトラック間での識別を微調整する。さら
に、ライン走査読み出し中の照射強度は、各ライン走査
中に決定される100%及びゼロ信号レベルを参照しな
がら、CCD感光度に対して、動的に調整される。
【0082】本発明に係るLIBCリーダはフィルムス
キャナ、フィルムプリンタまたはその他のフィルムスト
リップ取扱い装置のどちらにも採用でき、加えて、光を
透過させてバーコードビットの区別ができる程度に半透
明であれば、他の媒体に記録されたバーコードを読みと
るためにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 LIBCデータブロックを一方の縁部に有す
る、従来例において周知の型のフィルムストリップ部分
を示す図である。
【図2】 図1に示す各ブロックにおけるLIBCクロ
ック及びデータトラックの大きさとフォーマットを示す
図である。
【図3】 フィルムストリップがフィルムトラックに置
かれている図である。
【図4】 従来例により周知のフィルムストリップ案内
機構を示す図である。
【図5】 従来例により周知のフィルムストリップ案内
機構を示す図である。
【図6】 本発明の実施例に係る左右フィルムストリッ
プ縁部光源と直線走査アンテナ列を有する粒子移動ロー
ラアセンブリの分解斜視図である。
【図7】 光感知素子から成る直線アンテナ列のフィル
ム平面に影棒を投影する光点源からの第1の光線軌跡ジ
オメトリを示す図である。
【図8】 光感知素子から成る直線アンテナ列のフィル
ム平面に影棒を投影する光点源からの第2の光線軌跡ジ
オメトリを示す図である。
【図9】 本発明に係る、フィルムトラック上にあるフ
ィルムストリップの実際位置に係わらず、フィルムスト
リップ縁部とクロック及びデータトラックを自動走査す
る直線アンテナ列走査読み出し手段及び方法の使用を示
す図である。
【図10】 図9で示す方向にフィルムストリップを横
切って走査する際に得られるアナログ信号の出力拡張率
を示す図である。
【図11】 本発明に係る、CCD直線アンテナ列から
データを読みとり、ライン走査バーコードリーダの操作
を制御するための回路ブロック図である。
【符号の説明】
10,10’ フィルムストリップ、12,12’ 送
り穴、13 フィルムストリップ縁部、14,14’
ブロック、15,15’ 対向フィルムストリップ縁
部、16,16’ イメージフレーム、20 クロック
トラック、22データトラック、28 スポット読出し
手段、30 通過通路、32,34 側壁、36 押し
つけ機構、38 結合部、40 ガイドローラ、42
光点源、45 有限長バー、50R,50L CCD直
線アンテナ列、52R,52LLED光源、54 走査
ライン、60 プログラマブルロジックブロック、61
フィルムストリップ縁部センサ、62 ライン率DC回
復回路(DCR)、64 100%または“白レベル”
抽出保持回路、66、68 データ及びクロック抽出保
持回路、70 白地点比較器、72 縁部比較器、80
マイクロコントローラ、88 LED PWM駆動回
路、98 ブラケット、100 PTRアセンブリ、1
01 上部据え付け板、102 左フィルムガイド、1
03 下部据え付け板、105 内部縁部、106 フ
レーム、110、112、114、116 PTRロー
ラ、120 駆動モータ、122 左マスキング板、1
24 孔、126 右マスキング板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムストリップの縁部に添ったバー
    コードトラック内に形成され、フィルムストリップイメ
    ージフレームに関連したバーコードを読むためのバーコ
    ードリーダにおいて、 前記バーコードは、前記フィルムストリップ縁部に添う
    少なくとも一つのトラック内に光学的に識別可能な状態
    で形成されるバーコードパターンによって表記され、 該バーコードリーダは、 フィルムストリップの横の動きを制限するために、第1
    と第2の側壁を有するフィルムトラックと、 前記フィルムトラックにおいて、フィルムストリップを
    横方向に移動させる手段と、 少なくとも前記第1の側壁に関連して位置づけられ、前
    記第1の側面から前記フィルムトラックを横切って所定
    距離分延びる通路に光を向け、前記フィルムストリップ
    の縁部に添って広がる前記バーコードトラックを含む前
    記フィルムストリップの少なくとも一部と、前記フィル
    ムストリップ縁部と前記第1の側壁との間の隙間とを照
    射する照明手段と、 光反応素子から成る直線アンテナ列状に形成され、各光
    反応素子が受信する光強度の関数として変化する複数の
    分離電子出力信号を提供する光反応手段と、 前記光反応手段の直線アンテナ列を前記第1の側壁に対
    して固定位置に位置づけ、前記隙間と、前記フィルムト
    ラック上に、その横方向に対していかなる位置にでも置
    かれる前記フィルムストリップの前記バーコードトラッ
    クとを通過する光強度の関数として変化する複数の分離
    出力信号を提供するに十分な程、前記直線アンテナ列
    を、トラックを第1の側壁から所定距離分横切る位置に
    位置づけるための手段と、 を有し、 前記第1及び第2の側壁は相互に離れて位置され、前記
    フィルムストリップの通常幅より広いフィルムトラック
    幅を限定して前記フィルムストリップが前記フィルムト
    ラック上を移動する際に起こる横ブレを制限することを
    特徴とするバーコードリーダ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバーコードリーダにお
    いて、該バーコードリーダはさらに、 縁部検出限度値信号を設定するための手段と、 前記複数の分離出力信号を前記縁部検出限度値信号と比
    較し、前記フィルムストリップの前記第1の縁部を検出
    する手段と、 前記第1の縁部を検出すると、それに応じて、前記バー
    コードにより前記バーコードトラック内に表されている
    光濃度の変化を示す分離手段信号を読み出す手段と、 を有することを特徴とするバーコードリーダ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のバーコードリーダにお
    いて、該バーコードリーダはさらに、 直線抽出列における前記複数の分離手段信号レベルを抽
    出し、前記フィルムストリップ縁部と前記トラック側壁
    との間の隙間の幅に拘らず、前記隙間を透過し、前記バ
    ーコードにより調整される光強度の関数として変化する
    前記バーコードデータを読むための手段、 を有することを特徴とするバーコードリーダ。
JP7025116A 1994-02-16 1995-02-14 フィルム潜像バーコードリーダ Pending JPH07262303A (ja)

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