JPH0726224B2 - 銅精錬用カソードプレート - Google Patents
銅精錬用カソードプレートInfo
- Publication number
- JPH0726224B2 JPH0726224B2 JP3359976A JP35997691A JPH0726224B2 JP H0726224 B2 JPH0726224 B2 JP H0726224B2 JP 3359976 A JP3359976 A JP 3359976A JP 35997691 A JP35997691 A JP 35997691A JP H0726224 B2 JPH0726224 B2 JP H0726224B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suspension rod
- copper
- cathode plate
- copper refining
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、銅精錬用カソードプレ
ートに関する。
ートに関する。
【０００２】
【従来の技術】電解法による銅精錬は広く行われてお
り、この方法では通常陽極が不純銅からなり、電解槽内
に浸漬されたカソードプレートの表面に純銅が電着され
る。前記カソードプレートとしては、一部においてはチ
タン板を使用したものもあるが、金属自体が高く、更に
は加工性も困難であるので、高価になるという欠点があ
り、銅からなる懸吊棒の下部にステンレス板をネジ止め
したものが一般に広く使用されている。
り、この方法では通常陽極が不純銅からなり、電解槽内
に浸漬されたカソードプレートの表面に純銅が電着され
る。前記カソードプレートとしては、一部においてはチ
タン板を使用したものもあるが、金属自体が高く、更に
は加工性も困難であるので、高価になるという欠点があ
り、銅からなる懸吊棒の下部にステンレス板をネジ止め
したものが一般に広く使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例のステンレス板を使用した銅精錬用カソードプレー
トにおいては、電極となるステンレス板をネジ止めによ
って固定しているので、その部分に接触抵抗を生じ通電
性が悪いという問題点があった。そこで、ステンレス板
を直接銅棒に溶接することも理論上可能であるが、銅と
ステンレスとは馴染みが悪くて溶接性が悪く、仮に溶接
できても使用中にクラック等が入り、これによって通電
性が悪くなるという問題点があった。また、銅からなる
懸吊棒が電解液によって徐々に腐食し、寿命が短いとい
う問題点もあった。本発明はかかる事情に鑑みてなされ
たもので、通電性が良く、寿命が長く、廉価な銅精錬用
カソードプレートを提供することを目的とする。
来例のステンレス板を使用した銅精錬用カソードプレー
トにおいては、電極となるステンレス板をネジ止めによ
って固定しているので、その部分に接触抵抗を生じ通電
性が悪いという問題点があった。そこで、ステンレス板
を直接銅棒に溶接することも理論上可能であるが、銅と
ステンレスとは馴染みが悪くて溶接性が悪く、仮に溶接
できても使用中にクラック等が入り、これによって通電
性が悪くなるという問題点があった。また、銅からなる
懸吊棒が電解液によって徐々に腐食し、寿命が短いとい
う問題点もあった。本発明はかかる事情に鑑みてなされ
たもので、通電性が良く、寿命が長く、廉価な銅精錬用
カソードプレートを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項１
記載の銅精錬用カソードプレートは、両側に通電部を備
え心材が銅からなる懸吊棒と、該懸吊棒の下部に吊り下
げられるステンレス製の電極板とを有してなる銅精錬用
カソードプレートであって、前記懸吊棒の両側通電部を
除く部分以外にはニッケルクラッドがなされ、前記電極
板は前記懸吊棒の下部のニッケルクラッド面に溶接され
て構成されている。なお、以上のニッケルクラッドには
純ニッケルを用いたクラッドの他、ニッケルを主成分と
するニッケル合金のクラッドも含まれる。
記載の銅精錬用カソードプレートは、両側に通電部を備
え心材が銅からなる懸吊棒と、該懸吊棒の下部に吊り下
げられるステンレス製の電極板とを有してなる銅精錬用
カソードプレートであって、前記懸吊棒の両側通電部を
除く部分以外にはニッケルクラッドがなされ、前記電極
板は前記懸吊棒の下部のニッケルクラッド面に溶接され
て構成されている。なお、以上のニッケルクラッドには
純ニッケルを用いたクラッドの他、ニッケルを主成分と
するニッケル合金のクラッドも含まれる。
【０００５】
【作用】本発明に係る銅精錬用カソードプレートにおい
ては、懸吊棒の表面にニッケルクラッドを行い、ステン
レス製の電極板を懸吊棒の下部のニッケルクラッド部分
に溶接しているので、溶接性が良い。従って、使用中に
割れ等が発生せず、これによって通電性が悪くなること
がない。更には、懸吊棒の周囲にはニッケルクラッドが
なされているで、電解液に対する腐食性に優れ長期の寿
命を有する。
ては、懸吊棒の表面にニッケルクラッドを行い、ステン
レス製の電極板を懸吊棒の下部のニッケルクラッド部分
に溶接しているので、溶接性が良い。従って、使用中に
割れ等が発生せず、これによって通電性が悪くなること
がない。更には、懸吊棒の周囲にはニッケルクラッドが
なされているで、電解液に対する腐食性に優れ長期の寿
命を有する。
【０００６】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図１は本発明の一実施例に係る銅精錬用カ
ソードプレートの正面図、図２及び図３は同部分断面図
である。
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図１は本発明の一実施例に係る銅精錬用カ
ソードプレートの正面図、図２及び図３は同部分断面図
である。
【０００７】図１に示すように、本発明の一実施例に係
る銅精錬用カソードプレート１０は、上部の懸吊棒１１
と下部の電極板１２とを有する。以下、これらについて
詳しく説明する。前記懸吊棒１１は図２に示すように、
断面四角形の銅材１３の表面にニッケルクラッド１４が
なされている。そして、該懸吊棒１１の両側下面には通
電部１５、１６が形成されているが、該通電部１５、１
６は前記ニッケルクラッド１４をその下面まで削り取
り、内部の銅を露出することによって構成されている。
る銅精錬用カソードプレート１０は、上部の懸吊棒１１
と下部の電極板１２とを有する。以下、これらについて
詳しく説明する。前記懸吊棒１１は図２に示すように、
断面四角形の銅材１３の表面にニッケルクラッド１４が
なされている。そして、該懸吊棒１１の両側下面には通
電部１５、１６が形成されているが、該通電部１５、１
６は前記ニッケルクラッド１４をその下面まで削り取
り、内部の銅を露出することによって構成されている。
【０００８】前記ニッケルクラッド１４は、熱間同時押
出によってなされ、断面四角形の一辺が３０ｍｍの銅角
材に対し１ｍｍの厚みを有している。また、前記電極板
１２はこの実施例において約１．１ｍ平方で厚みが３ｍ
ｍのステンレス板からなっているが、中央上部には２箇
所の切欠き１７、１８が形成されている。前記電極板１
２と懸吊棒１１との溶接はＴＩＧ、ＭＩＧ、プラズマ溶
接あるいは電子ビーム、レーザー溶接によって行われて
いる。
出によってなされ、断面四角形の一辺が３０ｍｍの銅角
材に対し１ｍｍの厚みを有している。また、前記電極板
１２はこの実施例において約１．１ｍ平方で厚みが３ｍ
ｍのステンレス板からなっているが、中央上部には２箇
所の切欠き１７、１８が形成されている。前記電極板１
２と懸吊棒１１との溶接はＴＩＧ、ＭＩＧ、プラズマ溶
接あるいは電子ビーム、レーザー溶接によって行われて
いる。
【０００９】この銅精錬用カソードプレート１０を使用
する場合には、従来の銅精錬用カソードプレートと同
様、電解槽に跨がって取付け、両側の通電部１５、１６
から給電を行う。懸吊棒１１の表面にはニッケルクラッ
ド１４がなされているので、電解液が付着しても腐食せ
ず、長期の寿命を有する。
する場合には、従来の銅精錬用カソードプレートと同
様、電解槽に跨がって取付け、両側の通電部１５、１６
から給電を行う。懸吊棒１１の表面にはニッケルクラッ
ド１４がなされているので、電解液が付着しても腐食せ
ず、長期の寿命を有する。
【００１０】
【発明の効果】本発明に係る銅精錬用カソードプレート
は、以上の説明からも明らかなように、懸吊棒の表面に
ニッケルクラッドを行い、ステンレス製の電極板の上端
を懸吊棒のニッケルクラッドに溶接しているので、従来
の如く銅のステンレス板との接触不良による通電性が劣
化することがない。更に、懸吊棒のニッケルクラッドと
ステンレス製の電極板とは溶接性が良いので、溶接が完
全に行え、使用中にクラック等が生じにくく、これによ
って通電性が更に向上した。また、懸吊棒の表面にはニ
ッケルクラッドがなされているので、電解液に対する耐
腐食性も向上し、これによって長期の寿命を得られるこ
とになった。
は、以上の説明からも明らかなように、懸吊棒の表面に
ニッケルクラッドを行い、ステンレス製の電極板の上端
を懸吊棒のニッケルクラッドに溶接しているので、従来
の如く銅のステンレス板との接触不良による通電性が劣
化することがない。更に、懸吊棒のニッケルクラッドと
ステンレス製の電極板とは溶接性が良いので、溶接が完
全に行え、使用中にクラック等が生じにくく、これによ
って通電性が更に向上した。また、懸吊棒の表面にはニ
ッケルクラッドがなされているので、電解液に対する耐
腐食性も向上し、これによって長期の寿命を得られるこ
とになった。
【図１】銅精錬用カソードプレートの正面図である。
【図２】同部分断面図である。
【図３】同部分断面図である。
１０ 銅精錬用カソードプレート １１ 懸吊棒 １２ 電極板 １３ 銅材 １４ ニッケルクラッド １５ 通電部 １６ 通電部 １７ 切欠き １８ 切欠き
Claims (1)
- 【請求項１】 両側に通電部を備え心材が銅からなる懸
吊棒と、該懸吊棒の下部に吊り下げられるステンレス製
の電極板とを有してなる銅精錬用カソードプレートであ
って、 前記懸吊棒の両側通電部を除く部分以外にはニッケルク
ラッドがなされ、前記電極板は前記懸吊棒の下部のニッ
ケルクラッド面に溶接されていることを特徴とする銅精
錬用カソードプレート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3359976A JPH0726224B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 銅精錬用カソードプレート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3359976A JPH0726224B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 銅精錬用カソードプレート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05179478A JPH05179478A (ja) | 1993-07-20 |
| JPH0726224B2 true JPH0726224B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=18467263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3359976A Expired - Lifetime JPH0726224B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 銅精錬用カソードプレート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726224B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AUPS015902A0 (en) | 2002-01-25 | 2002-02-14 | Mount Isa Mines Limited | Hanger bar |
| US8337679B2 (en) * | 2007-08-24 | 2012-12-25 | Epcm Services Ltd. | Electrolytic cathode assemblies and methods of manufacturing and using same |
| KR100951436B1 (ko) * | 2008-08-26 | 2010-04-07 | (주)하나금속 | 동 전해정련용 음극판 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP3359976A patent/JPH0726224B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05179478A (ja) | 1993-07-20 |
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