JPH0726218Y2 - ダツシユパネル用クロスメンバ構造 - Google Patents

ダツシユパネル用クロスメンバ構造

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JPH0726218Y2
JPH0726218Y2 JP1985098872U JP9887285U JPH0726218Y2 JP H0726218 Y2 JPH0726218 Y2 JP H0726218Y2 JP 1985098872 U JP1985098872 U JP 1985098872U JP 9887285 U JP9887285 U JP 9887285U JP H0726218 Y2 JPH0726218 Y2 JP H0726218Y2
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JP
Japan
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dash panel
cross
cross member
plate material
fixed
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JP1985098872U
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JPS626178U (ja
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淳一 永野
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術的背景〕 この考案はダッシュパネルの下端部に取着されてこのダ
ッシュパネルを補強するクロスメンバの構造に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
一般に自動車の車体は、エンジンルームと車室内とがダ
ッシュパネルで隔別されている。このダッシュパネルの
下端部には両端をフロントサイドメンバに固着したクロ
スメンバが幅方向全長にわたって固着されている。そし
て、このクロスメンバによってダッシュパネルの幅方向
の強度向上が計られている。
ところで、従来上記クロスメンバは板材を断面がほぼ袋
状となるように絞り加工して形成されていた。しかしな
がら、クロスメンバを絞り加工で成形するようにする
と、厚い板材を用いての深絞りが困難であるために、薄
い板材によって断面積の大きなクロスメンバを成形する
ようになる。しかしながら、薄い板材を用いてもあまり
深く絞ることは難しいから、大きな断面積で十分な座屈
強度を有するクロスメンバが得られないということがあ
った。また、上記クロスメンバはエンジンルームから導
出される種々の部品、たとえばマフラーなどの被支持部
品を保持するための取付部材として利用される。しかし
ながら、車種によってはエンジンの出力増大化により、
クロスメンバが薄い板材で成形されていると、被支持部
品を支持したときに変形するなど十分な支持強度が得ら
れないということもある。係る不具合に鑑みて、予め被
支持部品を支持するための取付部材を固着した補強部材
をクロスメンバに固着することが考えられるが、この場
合、クロスメンバ以外に別部品である上記補強部材を用
意しなければならないから、それだけ部品点数が増える
ということになる。
〔考案の目的〕
この考案は、簡単な加工で十分な座屈強度と被支持部品
の支持強度とを備えることができるようにしたダッシュ
パネル用クロスメンバ構造を提供することにある。
〔考案の概要〕
この考案は、ダッシュパネルの下端にこの幅方向に沿っ
て取着されるクロスメンバの構造において、このクロス
メンバは、板材を断面ほぼL字状に折曲しその一端が上
記ダッシュパネルの前面下端部に固着された第1の部材
と、この第1の部材よりも厚い部材を断面凹溝状に折曲
しその後端を上記前面下端部から後方に位置する上記ダ
ッシュパネルの下面に固着された第2の部材とを有し、
上記第1の部材の他端部に上記第2の部材の後端から前
方に存する上記凹溝状の底部を重合させ上記ダッシュパ
ネルと共に閉断面形状を形成し、この重合部分に位置す
る第2の部材の上記底部には被支持部品を支持するため
の取付部材が固着されたことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は車体1の前方部分を示し、この車体1はダッシ
ュパネル2によって車内3とエンジンルーム4とに隔別
されている。車内3の底部を仕切るフロアパン5の前端
は上記ダッシュパネル2の下端に形成された傾斜部6の
末端に固着されている。上記ダッシュパネル1の下端部
は上記傾斜部6を介して車体1の後方に向かって曲成さ
れている。また、ダッシュパネル2の下端部前面側には
クロスメンバ7が幅方向全長にわたって設けられ、その
両端はエンジンルーム4の幅方向両側に設けられた図示
せぬフロントサイドメンバに固着されている。また、上
記クロスメンバ7は第2図に示すように板材を断面ほぼ
L字状に曲成した第1の部材8と第2の部材9とからな
る。第2の部材9は第1の部材8よりも厚い板材によっ
て成形されている。そして、第1の部材8はその一端を
上記ダッシュパネル2の前面下端部に溶接などで固着し
て設けられ、第2の部材9はその一端をダシュパネル2
の車体1の後方に向かって折曲され下面、つまり前面下
端部から後方に位置する下面に固着して設けられてい
る。第2の部材9の他端部は第1の部材8の他端部の上
面側に所定の幅寸法で重合している。この第2の部材9
は断面凹溝状に形成され、その溝部分の底部、つまり他
端部には取付部材としての取付ナット10が固着されてい
る。第1の部材8の上記取付ナット10と対応する箇所に
は透孔11が穿設され、この透孔11から取付ナット10に支
持具12が螺着される。この支持具12には被支持部品とし
てのマフラー13が保持されている。このマフラー13は上
記エンジンルーム4に配置されたエンジン14に接続され
ている。
このような構造のクロスメンバ7によれば、板材を断面
ほぼL字状に屈曲した第1の部材8と第2部材9とに分
割して構成したから、絞り加工に比べてその断面積を容
易に大きくして座屈強度を向上させることができ、かつ
絞り加工に比べて加工性に優れる。また、板材を屈曲し
て第1、第2の部材8、9を成形するため、これらの板
材を絞り加工に比べて厚いものを用いることができる。
とくに、この考案では第2の部材9を第1の部材8より
も厚い板材を用い、これに被支持部品を支持するための
取付ナット10を取着したから、十分な取付強度が得られ
る。
〔考案の効果〕
以上述べたようにこの考案は、クロスメンバを板材を断
面をほぼL字状に曲成した第1の部材とこの第1の部材
よりも厚い部材を凹溝状に折曲してなる第2の部材とか
ら構成し、これらの一端をダッシュパネルの下端部の前
面下端部と下面とにそれぞれ固着する一方、第1の部材
の他端部に上記第2の部材の凹溝状の底部を重合させ、
上側に位置する第2の部材の上記凹溝状の部分に被支持
部品を支持するための取付部材を取着した。したがっ
て、クロスメンバを絞り加工で成形する場合に比べてそ
の断面積を十分に大きくして座屈強度を向上させること
ができ、しかも加工性の向上を計ることもできる。さら
に、第1、第2の部材の板厚が絞り加工のように制限を
受けることがなく、そして第2の部材を第1の部材より
も厚い板材にし、この他端部に取付部材を取着するよう
にしたから、この取付部材による被支持部品の取付強度
も十分に得られる。また、クロスメンバはダッシュパネ
ルの下端部に分割された第1の部材と第2の部材との一
端部を取付け、他端部を重合させることで構成されか
ら、これら部材の他端部の重合量を変えることで閉断面
形状を種々の要求に応じて自由に設定することができる
ということもある。
さらに、この考案は、第2の部材を凹溝状としたことで
剛性が向上するから、被支持部品の支持強度を高めるこ
とができるという利点も有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は車体の前方
部分の概略的構成図、第2図はクロスメンバの拡大断面
図である。 2…ダッシュパネル、7…クロスメンバ、8…第1の部
材、9…第2の部材、10…取付ナット(取付部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダッシュパネルの下端にこの幅方向に沿っ
    て取着されるクロスメンバの構造において、 このクロスメンバは、板材を断面ほぼL字状に折曲しそ
    の一端が上記ダッシュパネルの前面下端部に固着された
    第1の部材と、この第1の部材よりも厚い板材を断面凹
    溝状に折曲しその後端を上記前面下端部から後方に位置
    する上記ダッシュパネルの下面に固着された第2の部材
    とを有し、上記第1の部材の他端部に上記第2の部材の
    後端から前方に存する上記凹溝状の底部を重合させ上記
    ダッシュパネルと共に閉断面形状を形成し、この重合部
    分に位置する第2の部材の上記底部には被支持部品を支
    持するための取付部材が固着されたことを特徴とするダ
    ッシュパネル用クロスメンバ構造。
JP1985098872U 1985-06-28 1985-06-28 ダツシユパネル用クロスメンバ構造 Expired - Lifetime JPH0726218Y2 (ja)

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JPS626178U JPS626178U (ja) 1987-01-14
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57154574U (ja) * 1981-03-26 1982-09-28
JPS58139879A (ja) * 1982-02-12 1983-08-19 Nissan Motor Co Ltd エンジンル−ム後部の車体構造

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JPS626178U (ja) 1987-01-14

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