JPH07261990A - プログラム解析表示装置 - Google Patents

プログラム解析表示装置

Info

Publication number
JPH07261990A
JPH07261990A JP6051464A JP5146494A JPH07261990A JP H07261990 A JPH07261990 A JP H07261990A JP 6051464 A JP6051464 A JP 6051464A JP 5146494 A JP5146494 A JP 5146494A JP H07261990 A JPH07261990 A JP H07261990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
execution path
path
information
execution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6051464A
Other languages
English (en)
Inventor
Minako Kimura
美奈子 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6051464A priority Critical patent/JPH07261990A/ja
Publication of JPH07261990A publication Critical patent/JPH07261990A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、プログラムの実行パスを解析表示
するプログラム解析表示装置に関し、プログラムの分岐
から合流までをまとめて階層化し、任意のレベルを図形
表示すると共に実行パスに対応するソースプログラムや
ソースプログラムに対応する実行パスを視覚的に関連づ
けて表示し、プログラムの実行に伴う影響範囲を図形表
示上およびソースプログラム上の双方で探索可能とし、
プログラムの理解を容易にすることを目的とする。 【構成】 プログラムの実行パスの分岐から合流までを
まとめて階層化した階層化済実行パス情報7を生成する
階層化処理部6と、生成された階層化済実行パス情報7
をもとに階層化された任意のレベルの実行パスを図形表
示する図形表示部8とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラムの実行パス
を解析表示するプログラム解析表示装置に関するもので
ある。プログラムの構文解析結果を用いてプログラムの
実行パスを解析表示するコントロールフロー表示システ
ムにおいて、プログラムの実行パスの分岐と合流をプロ
グラム構造を基本とし、構造に依存しない形で階層的に
まとめて図形表示し、煩雑なプログラムの理解を支援
し、デバッグなどの効率化を実現するプログラム解析表
示装置が望まれている。
【0002】
【従来の技術】プログラムの改良、拡張、保守、デバッ
グなどする際に、プログラムを的確に理解することは、
ソフトウェア・ライフサイクル上のいろいろな段階で要
求されるため、プログラムの理解を支援するより良いツ
ールの提供が広く望まれている。
【0003】従来、プログラムを理解する作業におい
て、プログラムのソースコードそのものを追うことは詳
細に理解する必要のある最終段階のコーディングレベル
では、避けられないことである。しかし、プログラムの
設計や保守段階では、詳細な理解よりもむしろプログラ
ムの全体的な流れであるコントロールフローをつかむこ
とが重要となる。
【0004】プログラムのコントロールフローを表すも
のとしては、一般にフローチャートが広く用いられてい
る。フローチャートは、プログラムと同値な表現であ
り、入れ子構造などの階層性が無視されて全体がフラッ
トに表現される点では理解を支援する効果が少ない。
【0005】また、プログラムを表示する際に、条件分
岐文であるIF文やEVALUATE文などの細部を隠
蔽することによってある程度の階層性を持たせて表現す
る構造エディタがある。これはプログラムの構造に依存
してある文を見せない工夫をしているに過ぎず、プログ
ラムと同値の表示という域を出ていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は、上述したよう
に、プログラムのフローチャートによる表現や、構造エ
ディタによる表現などがあるが、いずれも小規模なプロ
グラムの理解には有用である。しかし、大規模なプログ
ラムとなった場合に全体像や詳細を把握し難いという問
題があった。このため、大規模なプログラムであって
も、プログラムの全体像であるコントロールフローをよ
り容易に把握できるプログラム解析表示装置が望まれて
いる。
【0007】本発明は、これらの問題を解決するため、
プログラムの分岐から合流までをまとめて階層化し、任
意のレベルを図形表示すると共に実行パスに対応するソ
ースプログラムやソースプログラムに対応する実行パス
を視覚的に関連づけて表示し、プログラムの実行に伴う
影響範囲を図形表示上およびソースプログラム上の双方
で探索可能とし、プログラムの理解を容易にすることを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、対応関係
情報5は、プログラムと実行パスとの対応関係を収集し
て登録したものである。
【0009】階層化処理部6は、プログラムの実行パス
の分岐から合流までをまとめて階層化し、階層化済実行
パス情報7を生成するものである。図形表示部8は、階
層化済実行パス情報7をもとに任意のレベルの実行パス
を図形表示するものである。
【0010】プログラム表示部10は、図形表示上の実
行パスに対応するプログラムを強調表示したり、プログ
ラム部分に対応する実行パスを表示あるいはその該当す
る実行パス部分を強調表示したりするものである。
【0011】
【作用】本発明は、図1に示すように、階層化処理部6
がプログラムと実行パスとの対応関係を収集して登録し
た対応関係情報5をもとに実行パスの分岐から合流まで
を抽出してこれをまとめ階層化して、階層化済実行パス
情報7を生成し、図形表示部8がこの階層化済実行パス
情報7をもとに、任意のレベルの実行パスを図形表示す
るようにしている。
【0012】この際、プログラム表示部10が任意のレ
ベルの図形表示上の実行パスを指定したプログラム表示
指示に対応して、対応関係情報5を参照して該当するプ
ログラムを表示し、更にの該当するプログラム部分を強
調表示可能としている。
【0013】また、プログラム表示部10が任意のプロ
グラム部分を指定した実行パスの表示指示に対応して、
対応関係情報5を参照して該当する実行パスを表示ある
いはその実行パスを通過する実行パスを強調表示するよ
うにしている。
【0014】従って、プログラムの分岐から合流までを
まとめて階層化し、任意のレベルを図形表示すると共に
実行パスに対応するプログラムやプログラムに対応する
実行パスを視覚的に関連づけて表示することにより、プ
ログラムの実行に伴う影響範囲を図形表示上およびソー
スプログラム上の双方に探索可能となり、プログラムの
理解が容易となる。
【0015】
【実施例】次に、図1から図11を用いて本発明の実施
例の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の1実施例構成図を示す。
図1において、プログラム解析表示装置1は、ソースプ
ログラムの構文解析結果を元に実行パスを階層化して表
示などするものであって、階層化処理部6、階層化済実
行パス情報7、図形表示部8、図形関係情報9、プログ
ラム表示部10、および制御部11などから構成される
ものである。
【0017】プログラム2は、解析対象のソースプログ
ラムである(図4の(a)参照)。プログラム解析装置
3は、プログラム2を構文解析し、実行パス情報4を収
集して登録するものである。
【0018】実行パス情報4は、ソースプログラム2の
実行パスに関する情報(例えば分岐の有無、次の実行パ
スNoなど)を収集して登録したものである(図4の
(c)参照)。
【0019】対応関係情報5は、ソースプログラム2と
実行パスとの対応関係を登録したものである(図4の
(d)参照)。階層化処理部6は、実行パス情報4をも
とに分岐から合流までをまとめて階層化し、階層化済実
行パス情報7を生成するものである(図3参照)。
【0020】階層化済実行パス情報7は、実行パスの分
岐から合流までを階層的にまとめたものである(図4の
(f)参照)。図形表示部8は、階層化済実行パス情報
7をもとにレベルに対応して実行パスを図形表示するも
のである(図5参照)。
【0021】図形関係情報9は、階層化済実行パス情報
7をもとに階層のレベルに対応づけて実行パスに図形を
対応づけた図形情報である(図6参照)。プログラム表
示部10は、図形表示上の実行パスの指定に対応して、
対応関係情報5を参照して該当するプログラムを表示
し、更にその該当するプログラム部分を強調表示した
り、プログラム部分の指定に対応して、対応関係情報5
を参照して該当する実行パスを表示あるいはその該当す
る実行パス部分を強調表示したりするものである。
【0022】制御部11は、全体を統括制御するもので
ある。表示装置12は、実行パスを図形表示したりなど
各種図形やプログラムなどを表示するものである。
【0023】まず、図2のフローチャートに示す順序に
従い、プログラムの実行パスなどを階層化して図形表示
するときの全体の動作を説明する。図2において、S1
は、ソースプログラムを指定する。これは、図形表示し
ようとするソースプログラム(図1のプログラム2)を
利用者が指定する。
【0024】S2は、実行パス情報を取り出す。これ
は、後述する例えば図4の(c)の実行パス情報4を取
り出す。この実行パス情報4は、図4の(a)のソース
プログラムを構文解析したときに、実行パスNoに対応
づけて分岐の有無、次の実行パスNo、自パスへの流れ
込みなどの情報を収集して登録したものである。
【0025】S3は、階層化処理を行い、階層化済実行
パス情報7を作成する。これは、後述する図3のフロー
チャートに従い、S2で取り出した実行パス情報4をも
とに、階層化処理部6が階層化処理、即ち実行パスの分
岐から合流までを1つの階層にまとめることを繰り返
し、階層化済実行パス情報7(図4の(f)参照)を作
成する。
【0026】S4は、図形対応処理を行い、図形関係情
報を作成する。これは、後述する図5のフローチャート
に従い、図形を対応づけて例えば図6の図形関係情報9
を作成する。
【0027】S5は、S4で作成した図形関係情報9に
従い、図形(初期図形)の表示を行う。例えば図7に示
すようにレベルに対応づけて図形表示を行う。S6は、
表示レベルの変更要求が有りか判別する。YESの場合
には、S7で図形関係情報9の階層レベルを辿り、指定
されたレベルの図形情報を取り出して表示する。そし
て、S6に戻る。一方、NOの場合には、終了する(E
ND)。
【0028】以上によって、指定されたソースプログラ
ムの実行パス情報4を取り出し、この実行パス情報4を
もとに図3の階層化処理を行って階層化済実行パス情報
7を作成し、この階層化済実行パス情報7をもとに図5
の図形対応処理を行って図形関係情報9を作成し、この
図形関係情報9をもとに初期レベルあるいは指定された
レベルの図形情報を取り出して表示装置12上に表示す
る。これにより、実行パスの分岐から合流までをまとめ
て階層化し、任意のレベルの実行パスの状態を図形表示
しているため、ソースプログラムの任意のレベルの階層
をユーザは眺めてソースプログラムとの双方向の対応づ
けを後述する図8、図10で表示し、確認でき、実行パ
スからソースプログラム、ソースプログラムから実行パ
スのいずれも追跡でき、プログラムの理解が容易とな
る。以下順次詳細に説明する。
【0029】図3は、本発明の階層化処理フローチャー
トを示す。これは、構文解析装置3がソースプログラム
を構文解析して収集した実行パス情報4をもとに、階層
化処理を行って、実行パスの分岐から合流までを1つの
階層にまとめることを繰り返し、階層化済実行パス情報
7を生成するときの手順である。
【0030】図3において、S11は、 ・goto元、goto飛び先リストL1 ・分岐点リストL2 ・合流点・流れ元リストL3 ・パスリストL4 ・階層リストL5 をそれぞれクリアする。L1からL5に以下の手順で格
納するリストをクリアしたものである。
【0031】S12は、パスが在るか判別する。これ
は、後述する図4の(c)の実行パス情報4中に、階層
化の未処理の実行パスが在るか判別する。YESの場合
には、S13でパスを取り出し、S14に進む。一方、
NOの場合には、全ての実行パスについて階層化の処理
を終了したので、S23で、リストL1、L2、L3、
L4から階層をまとめて(実行パスの分岐から合流まで
をまとめて)、リストL5(階層リストL5)に登録す
る。
【0032】S14は、S13で取り出したパスが自パ
ス内にgoto文(分岐)が在るか判別する。YESの
場合には、S15で自パスIDと、飛び先のパスIDを
リストL1に登録し、S16に進む。一方、NOの場合
には、S16に進む。
【0033】S16は、自パスIDと、次のパスIDを
リストL1に登録する。以上のS14からS16によっ
て、取り出したパス内にgoto文があれば飛び先のパ
スIDと次のパスIDを、goto文がなければ次のパ
スIDをリストL1に登録する。
【0034】S17は、自パスが条件分岐文であるか判
別する。YESの場合には、S18で入れ子について階
層アルゴリズムを適用し、自パスIDをリストL2(分
岐点リストL2)に登録し、S19に進む。一方、NO
の場合には、S19に進む。
【0035】以上のS17、S18によって、自パスが
条件分岐文(例えばIF文)である場合、分岐点リスト
L2に自パスIDを登録する(階層は分岐から合流まで
を1つにまとめるので、ここでは階層の分岐点である旨
を登録する)。
【0036】S19は、自パスへの流れ込みが2つ以上
在るか判別する。YESの場合には、2つ以上の実行パ
スが流れ込み、合流点と判明したので、S20で自パス
をリストL3(合流点・流れ元リストL3)に登録し、
S21でリストL1、L2、L3、L4から階層をまと
めてリストL5に登録し、S12に戻る。一方、S19
のNOの場合には、合流点でないので、S22で自パス
をリストL4(パスリストL4)に登録し、S12に戻
る。
【0037】以上のS19からS22によって、自パス
ヘの流れ込みが2つ以上在ったときに自パスをリストL
3に登録した後、L1からL4をもとに1つの階層にま
とめる(分岐から合流までを1つの階層にまとめる)。
そして、S12以降を繰り返し、同様に分岐から合流ま
でを1つの階層にまとめることを全ての実行パスについ
て繰り返し、全ての実行パスについて終了したときに、
S23で全ての階層をまとめてリストL5に登録する。
これにより、図4の(c)の実行パス情報4中の実行パ
スについて分岐から合流までを1つの階層にまとめるこ
とを繰り返し、図4の(f)の階層化済実行パス情報7
を生成することができる。
【0038】図4は、本発明の動作説明図を示す。図4
の(a)は、プログラム例を示す。これは、図形表示す
る対象のソースプログラムである。ここでは、行番号に
対応づけて文(ステートメント)を図示のように記述し
たものであって、実行パスは右側に記載したようにパス
1から4より構成されている。
【0039】図4の(b)は、実行パス例を示す。これ
は、図4の(a)のプログラム例のパス1からパス4を
模式的に判り易く表示したものである。if、goto
L1、goto L2は、それぞれプログラム例の記
述に対応している。
【0040】図4の(c)は、実行パス情報例を示す。
この実行パス情報4は、図4の(a)のプログラムを構
文解析して各パスについて分岐の有無、gotoの有
無、次パスNo、自パスへの流れ込みなどの詳細情報で
ある。
【0041】図4の(d)は、対応関係情報例を示す。
この対応関係情報5は、図4の(a)のプログラム例の
文のソース行番号と実行パスNoとの対応関係を収集し
て登録したものである。この対応関係情報5を参照し
て、ソース行番号から実行パスNoを取り出したり、実
行パスNoからソース行番号を取り出したりすることが
できる。
【0042】図4の(e)は、階層化済実行パス例を示
す。これは、図4の(b)の実行パスより、分岐から合
流までを1つの階層として、点線で囲んだ部分をまとめ
たものを模式的に記載したものである(図3のフローチ
ャートに従ってまとめて模式的に記載したものであ
る)。
【0043】図4の(f)は、階層化済実行パス情報例
を示す。この階層化済実行パス情報7は、図4のフロー
チャートに従って分岐から合流までを1つの階層にまと
めたものである。ここでは、パス1、2、3が1つの階
層を表し、各パス1、2、3は図示のようにそれぞれ次
のパスNoにつながっている。
【0044】以上によって、図4の(a)のプログラム
例から、図4の(e)に模式的に示すように、実行パス
の分岐から合流までを1つの階層にして図4の(f)の
階層化済実行パス情報7を生成する。
【0045】図5は、本発明の図形対応処理フローチャ
ートを示す。これは、図4の(f)の階層化済実行パス
情報7(模式的には図4の(e)の階層化済実行パス)
をもとに、図形を対応づけて図6の図形関係情報9を生
成する手順である。
【0046】図5において、S31は、階層化処理済の
実行パスを取り出す。これは、図4の(f)の階層化済
実行パス情報7を取り出す。S32は、パスがプログラ
ムの終端であるか判別する。YESの場合には、S37
でドット“・”で表す。これにより、図6のexitが
ドット“・”で表される。NOの場合には、S33に進
む。
【0047】S33は、パスに階層性があるか判別す
る。YESの場合には、S38でその階層部分を矩形□
で表す。これにより、図6のレベルn−1の階層が矩形
□で表される。NOの場合には、S34に進む。
【0048】S34は、パスに分岐があるか判別する。
YESの場合には、分岐のある矢印で飛び先を示す。こ
れにより、図6のレベルnでパス1に示すように、分岐
のある矢印で表される。NOの場合には、S35に進
む。
【0049】S35は、パスがgoto文であるか判別
する。YESの場合には、S40で細い矢印→で飛び先
を指す。これにより、図6のレベルnで細い矢印→で飛
び先が表される。NOの場合には、S36に進む。
【0050】S36は、太い矢印で次の実行パスを指
す。これにより、図6のレベルnで太い矢印で次の実行
パスが表される。以上の図形対応処理によって、図4の
(f)の階層化済実行パス情報7から図6の図形関係情
報9が生成されることとなる。
【0051】図6は、本発明の図形関係情報例を示す。
これは、図4の(f)の階層化実行パス情報7を図5の
図形対応処理を行って生成したものである。各記号は、
図5のS37からS40に記載したように予め定義して
いる。縦方向のリンクは親子関係を表し、横方向のリン
クは実行パスの流れを表す。このような階層をレベル
1、・・・n−1、nに対応づけて実行パスの流れを図
形でそれぞれ表現することにより、一目でユーザは実行
パスの様子および親子関係の階層関係を認識できる。
【0052】図7は、本発明の図形表示例を示す。図7
の(a)は、レベル1(初期状態)を示す。この状態で
は、太い矢印がプログラムの全体を1つの処理単位と表
したものであり、実行パスの流れは“・”に向かう、即
ち終端(exit)に向かうことを表現している。
【0053】図7の(b)は、図7の(a)の太い矢印
のプログラムの全体の1つの処理単位の階層レベルを下
げた様子を示す。ここでは、□は階層化した1つのパス
(分岐から合流まで階層的にまとめたパス)を表し、太
い矢印は次の実行パスを表す。□のパスの次にパス4が
実行されることを表す。
【0054】図7の(c)は、図7の(b)の□の階層
よりも1つ下(子ども)の階層を示す。ここでは、パス
1が分岐を持つと共に次のパス2に実行が移り、パス2
の実行後、gotoによってL2が実行される。更に、
パス1が分岐を持つと共に次のパス3に実行が移る。
【0055】以上のように表すことにより、任意の階層
レベルの実行パスを図形表示することができる。図8
は、本発明のソースプログラム表示フローチャートを示
す。
【0056】図8において、S41は、表示方法(枠囲
み/アンダーライン/反転/色別等)を設定する。これ
は、ソースプログラムを表示する表示方法を設定、例え
ば図9の(b)に示すように点線の枠囲みと設定したり
する。この他に、文字を反転したり、アンダーラインし
たり、色を変えて表示したりのいずれかを設定する。
【0057】S42は、クリックされたパスを認識す
る。これは、例えば図9の(a)に示すように、図形表
示上でマウスによってクリックされた実行パスを認識
(検出)する。
【0058】S43は、対応関係情報5を参照して、対
応するソースプログラムを取り出す。これは、例えば図
4の(d)の対応関係情報5を参照し、クリックされた
実行パスNoに対応するソースプログラムの行番号を取
り出す。
【0059】S44は、プログラム全体を表示し、表示
方法に従ってソースプログラムを表示する。これは、プ
ログラム全体を例えば図9の(b)に示すように表示
し、更にS41の表示方法に従って、ここでは点線の矩
形で囲んで表示する。
【0060】以上によって、図形表示上で実行パスをク
リックして指示すると、自動的にソースプログラムの全
体を表示し、対応関係情報5を参照してクリックした実
行パスに対応するソースプログラム中のステートメント
を強調表示する。これにより、ユーザは、図形表示上で
実行パスをクリックすると、自動的にソースプログラム
中の対応するステートメントが強調表示されるので、実
行パスがいずれのステートメントに対応しているかを容
易に認識することが可能となる。
【0061】図9は、本発明のソースプログラム表示例
を示す。図9の(a)は、図形表示を示す。図示のよう
にある階層のレベルにおける図形表示が表示されている
状態で、例えばパス2をクリックした場合、図9の
(b)に示すように、ソースプログラム中の対応するス
テートメントが強調表示されることとなる。
【0062】図9の(b)は、プログラムを示す。これ
は、図9の(a)の図形表示上でパス2をクリックして
指示したことに対応して、自動的にプログラム中の対応
するステートメントが点線の枠で強調表示されたもので
ある。これにより、ユーザは、図形表示上のパス2がい
ずれのステートメントに対応しているか一目で判断でき
る。
【0063】図10は、本発明の実行パス強調表示フロ
ーチャートを示す。図10において、S51は、表示方
法(点滅/色別等)を設定する。これは、実行パスを表
示する表示方法を設定、例えば図11の(a)に示すよ
うに太線と設定したりする。この他に、点滅、色を変え
て表示したりのいずれかを設定する。
【0064】S52は、指定されたソースプログラムを
認識する。これは、例えば図11の(b)に示すよう
に、ソースプログラム上で実行パスを強調表示させる部
分を図示のように指定されたことに対応して、認識す
る。
【0065】S53は、対応関係情報5を参照して、対
応する実行パスを取り出す。これは、例えば図4の
(d)の対応関係情報5を参照し、クリックされたソー
スプログラムの行番号に対応する実行パスNoを取り出
す。
【0066】S54は、図形関係情報9を参照し、影響
元のパス/影響の及ぶパスを取り出す。これは、S53
で取り出した実行パスNoをもとに、図6の図形関係情
報9中の該当する実行パスNoのパスおよび影響の及ぶ
パスを取り出す。
【0067】S55は、図形表示上で、S51の表示方
法に従って対応するパス/関連するパスを表示する。例
えば図11の(a)に示すように、ソースプログラム上
で指定された実行パスおよびそのパスに関連する他の実
行パスを強調表示する。
【0068】以上によって、図11の(b)のようにソ
ースプログラム上でソースプログラム(ソースコード)
を指定すると、対応関係情報5を参照して指定されたソ
ース行番号に対応する実行パスを取り出し、この取り出
した実行パスについて、図形関係情報9を参照して当該
実行パスおよび影響が及ぶ他の実行パスを取り出し、図
11の(a)に示すように太線などで強調表示する。こ
れにより、ユーザは、ソースプログラム上のソースプロ
グラム部分が図形表示上でいずれの実行パスで表されて
いるのか、およびその影響が及ぶ実行パスがどれなのか
を容易に認識することが可能となる。
【0069】図11は、本発明の実行パス強調表示例を
示す。図11の(a)は、図形表示を示す。図示のよう
にある階層のレベルにおける図形表示を示す。この図形
表示は、図11の(b)のプログラム上でステートメン
トが指定された場合、図11の(a)に示すように、図
形表示上の対応する実行パスおよび影響の及ぶ実行パス
を強調表示したものである。
【0070】図11の(b)は、プログラムを示す。こ
れは、プログラム上のステートメントがいずれの実行パ
スに対応しているかを表示させるためのものである。こ
こでは、図示の点線の領域を指定した状態を示す。この
指定した領域の行番号をもとに、図4の(d)の対応関
係情報5を参照して実行パスNoを取り出し、この実行
パスNoをもとに図6の図形関係情報9を参照して該当
する実行パスおよび影響の及ぶ実行パスを取り出し、図
11の(a)に示すように強調表示する。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プログラムの分岐から合流までをまとめて階層化し、任
意のレベルを図形表示すると共に実行パスに対応するプ
ログラムやプログラムに対応する実行パスを視覚的に関
連づけて表示する構成を採用しているため、プログラム
の実行パスを階層的に表現し、任意のレベルの実行パス
(処理の流れ)を表示できると共に、プログラムの実行
に伴う影響範囲を図形表示上およびソースプログラム上
の双方向に探索でき、プログラムの理解が容易となる。
換言すれば、 (1) 図形表示上で、プログラムの実行パスを階層的
に表現し、任意の階層レベルの実行パス(処理の流れ)
を視覚的に表示できる。
【0072】(2) 図形表示上で実行パスを指定し、
対応するソースプログラムのステートメントを強調表示
できる。 (3) ソースプログラム上でステートメントの範囲を
指定し、図形表示上の対応する実行パスおよび影響の及
ぶ範囲を強調表示できる。
【0073】(4) (2)および(3)により、図形
表示上の実行パスからソースプログラム上のステートメ
ント、逆にソースプログラム上のステートメントから図
形表示上の実行パスへと双方向に対応づけて表示でき、
プログラムの全体の中の階層的な理解と、コードレベル
との対応関係を容易に認識でき、プログラムの理解およ
び保守がし易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図である。
【図2】本発明の図形表示処理フローチャートである。
【図3】本発明の階層化処理フローチャートである。
【図4】本発明の動作説明図である。
【図5】本発明の図形対応処理フローチャートである。
【図6】本発明の図形関係情報例である。
【図7】本発明の図形表示例である。
【図8】本発明のソースプログラム表示フローチャート
である。
【図9】本発明のソースプログラム表示例である。
【図10】本発明の実行パス強調表示フローチャートで
ある。
【図11】本発明の実行パス強調表示例である。
【符号の説明】
1:プログラム解析表示装置 2:プログラム 3:構文解析装置 4:実行パス情報 5:対応関係情報 6:階層化処理部 7:階層化済実行パス情報 8:図形表示部 9:図形関係情報 10:プログラム表示部 11:制御部 12:表示装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラムの実行パスを解析表示するプロ
    グラム解析表示装置において、 プログラムの実行パスの分岐から合流までをまとめて階
    層化した階層化済実行パス情報(7)を生成する階層化
    処理部(6)と、 生成された階層化済実行パス情報(7)をもとに階層化
    された任意のレベルの実行パスを図形表示する図形表示
    部(8)とを備えたことを特徴とするプログラム解析表
    示装置。
  2. 【請求項2】上記実行パスとプログラム行番号とを対応
    づけて登録した対応関係情報(5)と、 上記図形表示上の実行パスの指定に対応して、上記対応
    関係情報(5)を参照して該当するプログラムを表示
    し、更にその該当するプログラム部分を強調表示するプ
    ログラム表示部とを備えたことを特徴とする請求項1に
    記載のプログラム解析表示装置。
  3. 【請求項3】上記実行パスとプログラム行番号とを対応
    づけて登録した対応関係情報(5)と、 プログラム上の任意部分の指定に対応して、上記対応関
    係情報(5)を参照して該当する実行パスを表示あるい
    はその実行パスを通過する実行パスを強調表示する実行
    パス表示部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載
    のプログラム解析表示装置。
JP6051464A 1994-03-23 1994-03-23 プログラム解析表示装置 Withdrawn JPH07261990A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6051464A JPH07261990A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 プログラム解析表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6051464A JPH07261990A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 プログラム解析表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07261990A true JPH07261990A (ja) 1995-10-13

Family

ID=12887669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6051464A Withdrawn JPH07261990A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 プログラム解析表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07261990A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005509465A (ja) * 2001-07-31 2005-04-14 スコット・ラボラトリーズ・インコーポレイテッド ドラッグデリバリを滴定する装置および方法
JP2013025716A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Shinichi Ishida モジュールの構造解析を支援する装置及びプログラム
JP2015005031A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ ソースコード解析装置、ソースコード解析方法、及びプログラム
JP2021157316A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 株式会社日立製作所 ソースコード解析システムおよびソースコード解析方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005509465A (ja) * 2001-07-31 2005-04-14 スコット・ラボラトリーズ・インコーポレイテッド ドラッグデリバリを滴定する装置および方法
JP2013025716A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Shinichi Ishida モジュールの構造解析を支援する装置及びプログラム
US9128807B2 (en) 2011-07-25 2015-09-08 Shinichi Ishida Module structural analysis supporting device and program
JP2015005031A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ ソースコード解析装置、ソースコード解析方法、及びプログラム
JP2021157316A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 株式会社日立製作所 ソースコード解析システムおよびソースコード解析方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2196919B1 (en) User interface and methods for building structural queries
JPH08278957A (ja) 実行不可能解及び無限解の解析支援装置
CN102866886A (zh) 一种基于Web的算法动画可视化开发系统
CN113886362A (zh) 基于工作流引擎及低代码平台的数据存储系统及存储方法
CN111679827A (zh) H5页面生成方法、装置、设备及存储介质
CN107957868A (zh) 一种html用户界面可视化编辑方法及装置
JPH07261990A (ja) プログラム解析表示装置
JPH11509948A (ja) ネットワーク管理システムにおけるグラフィック制御操作プロセスおよび制御装置
KR102299746B1 (ko) 웹 기반의 이 기종 데이터베이스의 데이터 자동 처리 시스템 및 그 방법
CN115545401A (zh) 基于可视化指标模型配置的城市体检评估方法、系统及计算机设备
JP3715993B2 (ja) シナリオ編集装置およびシナリオ実行装置
JPH0635657A (ja) ハイパーテキストモデル表示方法および装置
CN112256573B (zh) 一种面向simscript语言的仿真程序可视化方法
JPH05257666A (ja) フローチャート自動生成方法
JP2005038050A (ja) 文書変換装置及び文書変換方法
JP3988900B2 (ja) 文書処理装置およびそのプログラム記憶媒体
JP2512215B2 (ja) プログラム作成装置
JPH10260961A (ja) Www用htmlファイル作成方法及び装置
JPH1195991A (ja) 画面処理プログラムのカスタマイズ方法およびその記録媒体
CN117827342A (zh) 基于json数据格式的交互界面构建方法、系统、介质和设备
JPH03167631A (ja) エキスパートシステムのデータ生成編集方式
CN114219448A (zh) 一种流程建模方法、装置、设备及介质
JP2000353124A (ja) ハイパーテキスト表示方式
JPH04315255A (ja) データ処理システム用ワークベンチ/ツールボックスインターフェース
JPH10254686A (ja) オブジェクト指向プログラミング支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605