JPH10254686A - オブジェクト指向プログラミング支援装置 - Google Patents
オブジェクト指向プログラミング支援装置Info
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- JPH10254686A JPH10254686A JP5283597A JP5283597A JPH10254686A JP H10254686 A JPH10254686 A JP H10254686A JP 5283597 A JP5283597 A JP 5283597A JP 5283597 A JP5283597 A JP 5283597A JP H10254686 A JPH10254686 A JP H10254686A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 等価変換候補と態様の自動算出によるオブジ
ェクト指向プログラム等価変換方式を実現する。 【解決手段】 プログラムモデル解析手段6でファイル
1によるプログラムコードからプログラムモデルを算出
する。変換候補抽出手段7でファイル2経由の当該プロ
グラムモデルと設計パターンカタログ3による設計パタ
ーンとの構成要素の対応関係を照合し変換候補を抽出し
変換態様雛形を生成し等価変換候補を算出する。変換態
様決定手段8でファイル4経由の当該等価変換候補群に
変換候補選択手段9と変換態様パラメータ入力手段10
とによるユーザの候補選択入力と具体的変換態様入力と
を適用し変換態様を決定する。コード等価変換実行手段
11でファイル5経由の当該変換態様に従いファイル1
によるプログラムコードに対し等価変換を実行する。全
体制御部20で各手段の動作順序を制御する。
ェクト指向プログラム等価変換方式を実現する。 【解決手段】 プログラムモデル解析手段6でファイル
1によるプログラムコードからプログラムモデルを算出
する。変換候補抽出手段7でファイル2経由の当該プロ
グラムモデルと設計パターンカタログ3による設計パタ
ーンとの構成要素の対応関係を照合し変換候補を抽出し
変換態様雛形を生成し等価変換候補を算出する。変換態
様決定手段8でファイル4経由の当該等価変換候補群に
変換候補選択手段9と変換態様パラメータ入力手段10
とによるユーザの候補選択入力と具体的変換態様入力と
を適用し変換態様を決定する。コード等価変換実行手段
11でファイル5経由の当該変換態様に従いファイル1
によるプログラムコードに対し等価変換を実行する。全
体制御部20で各手段の動作順序を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はオブジェクト指向
プログラムの自動等価変換(変換前後のプログラム内容
等価を前提とするクラス間ネットワーク構造の変換)を
支援するオブジェクト指向プログラミング支援装置に関
する。
プログラムの自動等価変換(変換前後のプログラム内容
等価を前提とするクラス間ネットワーク構造の変換)を
支援するオブジェクト指向プログラミング支援装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】数年前から現実の事物を自然にプログラ
ム上の実体であるオブジェクトにモデル化をし、モジュ
ール構造の明解性とモジュールの独立性に優れたソフト
ウェアを実現するオブジェクト指向プログラミング支援
環境として、たとえば特開平6−348499号公報に
示す従来のオブジェクト指向プログラミング支援装置は
図15のように、クラスデータファイル106と関係デ
ータファイル107は、キーボード101からI/O制
御回路103経由クラスデータ入力部104と関係デー
タ入力部105で入力するプログラムデータであるクラ
スデータと関係データを格納する。等価変換部110
は、キーボード101からI/O制御回路103経由変
換範囲入力部108と変換態様入力部109で入力する
等価変換の範囲と態様に従いクラスデータ入力部104
と関係データ入力部105によるプログラムデータを等
価変換する。生成部111は、キーボード101からI
/O制御回路103経由表示範囲入力部112と表示形
式入力部113で入力するプログラムデータの表示範囲
と形式による表示データを生成する。表示装置102
は、I/O制御回路103経由生成部111による表示
データで表されるダイヤグラムを表示する。
ム上の実体であるオブジェクトにモデル化をし、モジュ
ール構造の明解性とモジュールの独立性に優れたソフト
ウェアを実現するオブジェクト指向プログラミング支援
環境として、たとえば特開平6−348499号公報に
示す従来のオブジェクト指向プログラミング支援装置は
図15のように、クラスデータファイル106と関係デ
ータファイル107は、キーボード101からI/O制
御回路103経由クラスデータ入力部104と関係デー
タ入力部105で入力するプログラムデータであるクラ
スデータと関係データを格納する。等価変換部110
は、キーボード101からI/O制御回路103経由変
換範囲入力部108と変換態様入力部109で入力する
等価変換の範囲と態様に従いクラスデータ入力部104
と関係データ入力部105によるプログラムデータを等
価変換する。生成部111は、キーボード101からI
/O制御回路103経由表示範囲入力部112と表示形
式入力部113で入力するプログラムデータの表示範囲
と形式による表示データを生成する。表示装置102
は、I/O制御回路103経由生成部111による表示
データで表されるダイヤグラムを表示する。
【0003】上記従来のオブジェクト指向プログラミン
グ支援装置は、ユーザ指定の等価変換態様に従い、オブ
ジェクト指向プログラムの自動等価変換をする方式を採
る。
グ支援装置は、ユーザ指定の等価変換態様に従い、オブ
ジェクト指向プログラムの自動等価変換をする方式を採
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のオ
ブジェクト指向プログラミング支援装置では、ユーザ指
定の等価変換態様に従いオブジェクト指向プログラムの
自動等価変換をする方式を採るから、ユーザは等価変換
実行前に理解する現行プログラム構造の欠点をどのよう
な態様に従い修正すべきかを判断する必要があり、オブ
ジェクト指向プログラムのモジュール性向上を図るため
の適切な知識と経験をもち、当該支援装置の提供する等
価変換機能を熟知することをユーザに要請する問題点が
あった。
ブジェクト指向プログラミング支援装置では、ユーザ指
定の等価変換態様に従いオブジェクト指向プログラムの
自動等価変換をする方式を採るから、ユーザは等価変換
実行前に理解する現行プログラム構造の欠点をどのよう
な態様に従い修正すべきかを判断する必要があり、オブ
ジェクト指向プログラムのモジュール性向上を図るため
の適切な知識と経験をもち、当該支援装置の提供する等
価変換機能を熟知することをユーザに要請する問題点が
あった。
【0005】この発明が解決しようとする課題は、オブ
ジェクト指向プログラミング支援装置でプログラムの修
正作業を効率化しかつより良いプログラムに修正できる
ように、プログラムの修正作業を設計パターンの変更作
業と捉え自動的に算出をする、現行/修正先設計パター
ンの等価変換候補と当該候補の等価変換態様に従い、オ
ブジェクト指向プログラムの自動等価変換をする方式
(等価変換候補と態様の自動算出によるオブジェクト指
向プログラム等価変換方式)を提供することにある。
ジェクト指向プログラミング支援装置でプログラムの修
正作業を効率化しかつより良いプログラムに修正できる
ように、プログラムの修正作業を設計パターンの変更作
業と捉え自動的に算出をする、現行/修正先設計パター
ンの等価変換候補と当該候補の等価変換態様に従い、オ
ブジェクト指向プログラムの自動等価変換をする方式
(等価変換候補と態様の自動算出によるオブジェクト指
向プログラム等価変換方式)を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のオブジェクト
指向プログラミング支援装置は、上記課題を解決するた
めつぎの手段を設け、等価変換候補と態様の自動算出に
よるオブジェクト指向プログラム等価変換方式を採る。
指向プログラミング支援装置は、上記課題を解決するた
めつぎの手段を設け、等価変換候補と態様の自動算出に
よるオブジェクト指向プログラム等価変換方式を採る。
【0007】プログラムモデル解析手段は、クラスを有
するプログラムコードからプログラムモデルを算出す
る。またはプログラムモデルとして、プログラムコード
中のクラス定義を解釈し生成するオブジェクトモデル生
成部による、クラスの構成とクラス間の関連を表すオブ
ジェクトモデルと、当該プログラム中のメンバ関数本体
を解釈し生成する相互作用モデル生成部による、互いに
関連をもつオブジェクト間の相互呼出手順を表す相互作
用モデルとを用いる。またはオブジェクトモデル生成部
に代えて、対話するユーザが入力する別途設けるオブジ
ェクトモデル入力手段によるオブジェクトモデルから算
出をするクラス定義のためのプログラムコードに対し、
別途設けるクラス定義生成手段とプログラムコード編集
手段とで生成をし適宜編集をする。
するプログラムコードからプログラムモデルを算出す
る。またはプログラムモデルとして、プログラムコード
中のクラス定義を解釈し生成するオブジェクトモデル生
成部による、クラスの構成とクラス間の関連を表すオブ
ジェクトモデルと、当該プログラム中のメンバ関数本体
を解釈し生成する相互作用モデル生成部による、互いに
関連をもつオブジェクト間の相互呼出手順を表す相互作
用モデルとを用いる。またはオブジェクトモデル生成部
に代えて、対話するユーザが入力する別途設けるオブジ
ェクトモデル入力手段によるオブジェクトモデルから算
出をするクラス定義のためのプログラムコードに対し、
別途設けるクラス定義生成手段とプログラムコード編集
手段とで生成をし適宜編集をする。
【0008】変換候補抽出手段は、プログラムモデル解
析手段によるプログラムモデルと別途格納する設計パタ
ーンカタログによる設計パターンとの構成要素の対応関
係を照合し抽出する当該プログラムが属する設計パター
ンと等価な機能をもつ等価変換候補と当該候補に当該プ
ログラムを変換する方法を示す等価変換態様雛形とに対
し設計パターンカタログから検索をする。または設計パ
ターンカタログで格納する設計パターンとして、クラス
の構成とクラス間の関連を表すオブジェクトモデルと、
互いに関連をもつオブジェクト間の相互呼出手順を表す
相互作用モデルとを用いる。
析手段によるプログラムモデルと別途格納する設計パタ
ーンカタログによる設計パターンとの構成要素の対応関
係を照合し抽出する当該プログラムが属する設計パター
ンと等価な機能をもつ等価変換候補と当該候補に当該プ
ログラムを変換する方法を示す等価変換態様雛形とに対
し設計パターンカタログから検索をする。または設計パ
ターンカタログで格納する設計パターンとして、クラス
の構成とクラス間の関連を表すオブジェクトモデルと、
互いに関連をもつオブジェクト間の相互呼出手順を表す
相互作用モデルとを用いる。
【0009】変換候補選択手段と変換態様パラメータ入
力手段は、変換候補抽出手段による等価変換候補の集合
に対し特定する候補の選択入力をし、当該特定等価変換
候補に対する等価変換態様雛形のパラメータ入力をす
る。
力手段は、変換候補抽出手段による等価変換候補の集合
に対し特定する候補の選択入力をし、当該特定等価変換
候補に対する等価変換態様雛形のパラメータ入力をす
る。
【0010】変換態様決定手段には、変換候補抽出手段
による等価変換候補と態様雛形に対し、変換態様パラメ
ータ入力手段による等価変換態様雛形のパラメータを適
用し等価変換態様を決定する。
による等価変換候補と態様雛形に対し、変換態様パラメ
ータ入力手段による等価変換態様雛形のパラメータを適
用し等価変換態様を決定する。
【0011】コード等価変換実行手段は、変換態様決定
手段による等価変換態様に従い当該プログラムコードに
対し等価変換を実行する。
手段による等価変換態様に従い当該プログラムコードに
対し等価変換を実行する。
【0012】プログラムモデル表示手段は、ユーザが視
覚的に理解し易い形式で表示する、プログラム解析手段
/モデル等価変換実行手段によるプログラムモデルに従
い、ユーザが当該プログラムコードの等価変換実行の可
否を確認する。またはプログラムコードに先立ちプログ
ラムモデルに対し実行する複数回の等価変換結果表示に
より、ユーザが一括して当該プログラムコードの等価変
換実行を指示する。
覚的に理解し易い形式で表示する、プログラム解析手段
/モデル等価変換実行手段によるプログラムモデルに従
い、ユーザが当該プログラムコードの等価変換実行の可
否を確認する。またはプログラムコードに先立ちプログ
ラムモデルに対し実行する複数回の等価変換結果表示に
より、ユーザが一括して当該プログラムコードの等価変
換実行を指示する。
【0013】変換範囲入力手段と照合範囲入力手段は、
プログラムモデル表示手段による変換範囲と照合範囲指
定画面を用い、ユーザが当該プログラムモデルから選択
する等価変換対象構成要素範囲と設計パターンカタログ
による照合/抽出対象設計パターン範囲とを指示する。
プログラムモデル表示手段による変換範囲と照合範囲指
定画面を用い、ユーザが当該プログラムモデルから選択
する等価変換対象構成要素範囲と設計パターンカタログ
による照合/抽出対象設計パターン範囲とを指示する。
【0014】モデル等価変換実行手段は、変換態様決定
手段による等価変換態様に従いプログラムコードに先立
ちプログラムモデルに対し等価変換を実行する。
手段による等価変換態様に従いプログラムコードに先立
ちプログラムモデルに対し等価変換を実行する。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施の一形態を示すオ
ブジェクト指向プログラミング支援装置は図1のよう
に、プログラムコードファイル1は、等価変換の対象と
なる、オブジェクト指向言語で記述されたクラス(同一
種類のオブジェクト構造)を有するプログラムコードを
格納する。プログラムモデルファイル2は、プログラム
コードの構造を設計パターンとの照合に適する形式で表
現するプログラムモデルを格納する。設計パターンカタ
ログ3は、設計パターンの集合を格納する。等価変換候
補群ファイル4は、現行プログラムの等価変換先となる
べき設計パターン候補の集合を格納する。等価変換態様
ファイル5は、等価変換の態様を指定するデータを格納
する。プログラムモデル解析手段6は、プログラムコー
ドファイル1によるプログラムコードからプログラムモ
デルを算出する。変換候補抽出手段7は、プログラムモ
デル解析手段6によるプログラムモデル2経由のプログ
ラムモデルと設計パターンカタログ3による設計パター
ンとの構成要素の対応関係を照合し、変換候補を抽出
し、変換態様雛形を生成し、等価変換候補を算出する。
変換態様決定手段8は、変換候補抽出手段7による等価
変換候補群ファイル4経由複数の等価変換候補に変換候
補選択手段9によるユーザの候補選択入力と変換態様パ
ラメータ入力手段10によるユーザの具体的変換態様入
力とを適用し、変換態様を決定する。コード等価変換実
行手段11は、変換態様決定手段8による等価変換態様
ファイル5経由の変換態様に従いプログラムコートファ
イル1によるプログラムコードに対し等価変換を実行す
る。全体制御部20は、上記各手段の動作順序を制御す
る。現行プログラムがどのような設計パターンに属し、
どのような設計パターンに変換できるかを自動的に算出
しユーザに提示するから、設計パターン改良に必要なノ
ウハウに乏しいユーザでも提示等価変換候補の適否を判
断し取拾選択をするだけの簡単な作業で適切なプログラ
ム改良案を発見できる。
ブジェクト指向プログラミング支援装置は図1のよう
に、プログラムコードファイル1は、等価変換の対象と
なる、オブジェクト指向言語で記述されたクラス(同一
種類のオブジェクト構造)を有するプログラムコードを
格納する。プログラムモデルファイル2は、プログラム
コードの構造を設計パターンとの照合に適する形式で表
現するプログラムモデルを格納する。設計パターンカタ
ログ3は、設計パターンの集合を格納する。等価変換候
補群ファイル4は、現行プログラムの等価変換先となる
べき設計パターン候補の集合を格納する。等価変換態様
ファイル5は、等価変換の態様を指定するデータを格納
する。プログラムモデル解析手段6は、プログラムコー
ドファイル1によるプログラムコードからプログラムモ
デルを算出する。変換候補抽出手段7は、プログラムモ
デル解析手段6によるプログラムモデル2経由のプログ
ラムモデルと設計パターンカタログ3による設計パター
ンとの構成要素の対応関係を照合し、変換候補を抽出
し、変換態様雛形を生成し、等価変換候補を算出する。
変換態様決定手段8は、変換候補抽出手段7による等価
変換候補群ファイル4経由複数の等価変換候補に変換候
補選択手段9によるユーザの候補選択入力と変換態様パ
ラメータ入力手段10によるユーザの具体的変換態様入
力とを適用し、変換態様を決定する。コード等価変換実
行手段11は、変換態様決定手段8による等価変換態様
ファイル5経由の変換態様に従いプログラムコートファ
イル1によるプログラムコードに対し等価変換を実行す
る。全体制御部20は、上記各手段の動作順序を制御す
る。現行プログラムがどのような設計パターンに属し、
どのような設計パターンに変換できるかを自動的に算出
しユーザに提示するから、設計パターン改良に必要なノ
ウハウに乏しいユーザでも提示等価変換候補の適否を判
断し取拾選択をするだけの簡単な作業で適切なプログラ
ム改良案を発見できる。
【0016】上記実施の形態のオブジェクト指向プログ
ラミング支援装置は、プログラムの修正作業を設計パタ
ーンの変更作業と捉え自動的に算出をする、現行/修正
先設計パターンの等価変換候補と当該候補の等価変換態
様に従い、オブジェクト指向プログラムの自動等価変換
をする方式(等価変換候補と態様の自動算出によるオブ
ジェクト指向プログラム等価変換方式)を採る。
ラミング支援装置は、プログラムの修正作業を設計パタ
ーンの変更作業と捉え自動的に算出をする、現行/修正
先設計パターンの等価変換候補と当該候補の等価変換態
様に従い、オブジェクト指向プログラムの自動等価変換
をする方式(等価変換候補と態様の自動算出によるオブ
ジェクト指向プログラム等価変換方式)を採る。
【0017】プログラム解析手段6は図2の手順s10
1とs102のように、プログラムコードファイル1に
よるオブジェクト指向プログラミング言語(たとえばC
++)で記述されたプログラムコードに対し当該構造を
把握し、まずオブジェクトモデル生成部6aでプログラ
ムコードに含むクラス定義を解釈し、図3(a)に示す
文面を用いクラスの構成とクラス間の関連を表すメンバ
定義を抽出してオブジェクトモデルを生成する(手順s
101)。つぎに相互作用モデル生成部6bで図3
(b)に示す文面を用いプログラムコードに含むメンバ
関数本体を解釈し、互いに関連をもつオブジェクト間の
相互呼出手順を表す相互作用モデルを生成する(手順s
102)。さらに当該オブジェクトモデルと相互作用モ
デルとを含み、設計パターンとの照合が容易なデータ形
式を表現するプログラムモデルを生成する。上記解釈対
象プログラムの例を図3(b)に、生成するオブジェク
トモデルと相互作用モデルの例を図4(a)と(b)に
示す。
1とs102のように、プログラムコードファイル1に
よるオブジェクト指向プログラミング言語(たとえばC
++)で記述されたプログラムコードに対し当該構造を
把握し、まずオブジェクトモデル生成部6aでプログラ
ムコードに含むクラス定義を解釈し、図3(a)に示す
文面を用いクラスの構成とクラス間の関連を表すメンバ
定義を抽出してオブジェクトモデルを生成する(手順s
101)。つぎに相互作用モデル生成部6bで図3
(b)に示す文面を用いプログラムコードに含むメンバ
関数本体を解釈し、互いに関連をもつオブジェクト間の
相互呼出手順を表す相互作用モデルを生成する(手順s
102)。さらに当該オブジェクトモデルと相互作用モ
デルとを含み、設計パターンとの照合が容易なデータ形
式を表現するプログラムモデルを生成する。上記解釈対
象プログラムの例を図3(b)に、生成するオブジェク
トモデルと相互作用モデルの例を図4(a)と(b)に
示す。
【0018】変換候補抽出手段7は図2の手順s103
〜s105のように、まず設計パターン照合部7aでプ
ログラム解析手段6によるプログラムモデルファイル2
経由のプログラムモデルと設計パターンカタログ3によ
る設計パターンとの構成要素(クラス・属性・関連・操
作など)の対応関係を照合し、現行プログラムの属する
設計パターンを抽出する(手順s103)。また当該対
応関係を前提として設計パターンとプログラムモデルの
相互作用モデルとが矛盾するかどうかを検査し、矛盾す
る候補を取り除く。当該クラス・属性・関連・操作など
構成要素の対応関係は、たとえば図5(a)に示すデー
タ構造で表現する。つぎにたとえば図5(b)に示すよ
うに構成するデータ構造をもつ設計パターンカタログ3
から、変換候補抽出部7bで設計パターン照合部7aに
よる現行プログラムが属していると判定された設計パタ
ーンと等価な機能をもつ可能な変換先設計パターンを示
す変換候補と、変換態様雛形生成部7cで生成する、当
該変換候補に現行プログラムを変換する方法を示す等価
変換態様の雛形とを検索する(手順s104とs10
5)。
〜s105のように、まず設計パターン照合部7aでプ
ログラム解析手段6によるプログラムモデルファイル2
経由のプログラムモデルと設計パターンカタログ3によ
る設計パターンとの構成要素(クラス・属性・関連・操
作など)の対応関係を照合し、現行プログラムの属する
設計パターンを抽出する(手順s103)。また当該対
応関係を前提として設計パターンとプログラムモデルの
相互作用モデルとが矛盾するかどうかを検査し、矛盾す
る候補を取り除く。当該クラス・属性・関連・操作など
構成要素の対応関係は、たとえば図5(a)に示すデー
タ構造で表現する。つぎにたとえば図5(b)に示すよ
うに構成するデータ構造をもつ設計パターンカタログ3
から、変換候補抽出部7bで設計パターン照合部7aに
よる現行プログラムが属していると判定された設計パタ
ーンと等価な機能をもつ可能な変換先設計パターンを示
す変換候補と、変換態様雛形生成部7cで生成する、当
該変換候補に現行プログラムを変換する方法を示す等価
変換態様の雛形とを検索する(手順s104とs10
5)。
【0019】変換態様決定手段8と変換候補選択手段9
と変換態様パラメータ入力手段10とコード等価変換実
行手段11は図2の手順s106〜s108のように、
変換候補抽出手段7による等価変換候補群ファイル4経
由複数の等価変換候補と態様雛形に対し、変換候補選択
手段9で提示するユーザが1つの等価変換候補を選択し
(手順s106)、変換態様パラメータ入力手段10で
当該ユーザが指定する等価変換態様雛形のパラメータを
適用する変換態様決定手段8で、当該選択等価変換候補
に対する等価変換態様の雛形を具体化し等価変換の態様
を決定し(手順s107)、等価変換態様ファイル5経
由当該決定等価変換態様に従いコード等価変換実行手段
11で、プログラムコードに対する等価変換を実行する
(手順s108)。
と変換態様パラメータ入力手段10とコード等価変換実
行手段11は図2の手順s106〜s108のように、
変換候補抽出手段7による等価変換候補群ファイル4経
由複数の等価変換候補と態様雛形に対し、変換候補選択
手段9で提示するユーザが1つの等価変換候補を選択し
(手順s106)、変換態様パラメータ入力手段10で
当該ユーザが指定する等価変換態様雛形のパラメータを
適用する変換態様決定手段8で、当該選択等価変換候補
に対する等価変換態様の雛形を具体化し等価変換の態様
を決定し(手順s107)、等価変換態様ファイル5経
由当該決定等価変換態様に従いコード等価変換実行手段
11で、プログラムコードに対する等価変換を実行する
(手順s108)。
【0020】プログラムコードファイル1は、オブジェ
クト指向プログラミング言語(たとえばc++)による
プログラムコードでは、図3(a)と(b)とに示す文
面を用い、クラス間の関連とクラス構成メンバとメンバ
関数の本体とをそれぞれ定義する。
クト指向プログラミング言語(たとえばc++)による
プログラムコードでは、図3(a)と(b)とに示す文
面を用い、クラス間の関連とクラス構成メンバとメンバ
関数の本体とをそれぞれ定義する。
【0021】プログラムモデルファイル2は、たとえば
オブジェクト指向開発技法であるOMT(object
modeling technique)法による図
4(a)と(b)とに示す記法および図6(a)と
(b)とに示すデータ構造を用い、プログラムモデル中
に含むクラスの構成とクラス間の関連を示すオブジェク
トモデルと、互いに関連をもつオブジェクト間の相互呼
出手順を示す相互作用モデルとをそれぞれ表現する。
オブジェクト指向開発技法であるOMT(object
modeling technique)法による図
4(a)と(b)とに示す記法および図6(a)と
(b)とに示すデータ構造を用い、プログラムモデル中
に含むクラスの構成とクラス間の関連を示すオブジェク
トモデルと、互いに関連をもつオブジェクト間の相互呼
出手順を示す相互作用モデルとをそれぞれ表現する。
【0022】設計パターンカタログ3は、たとえば図7
(a)と(b)に示すように図4(a)と(b)と同じ
記法によるオブジェクトモデルと相互作用モデルおよび
図6(a)と(b)と同じデータ構造を用い、様々な現
実のプログラムにおけるクラス/メンバの構成方法とオ
ブジェクトの相互作用を汎用的モデルとして抽出する設
計パターンを表現する。また開発者は、設計パターンに
基づき作成する現実のプログラムにおいて当該設計パタ
ーンに含むメンバ名やクラス名を適切な名称に置換し、
要すれば各クラスに対し当該設計パターンに含まれない
メンバや関連を追加する。
(a)と(b)に示すように図4(a)と(b)と同じ
記法によるオブジェクトモデルと相互作用モデルおよび
図6(a)と(b)と同じデータ構造を用い、様々な現
実のプログラムにおけるクラス/メンバの構成方法とオ
ブジェクトの相互作用を汎用的モデルとして抽出する設
計パターンを表現する。また開発者は、設計パターンに
基づき作成する現実のプログラムにおいて当該設計パタ
ーンに含むメンバ名やクラス名を適切な名称に置換し、
要すれば各クラスに対し当該設計パターンに含まれない
メンバや関連を追加する。
【0023】等価変換候補ファイル4は、たとえば図8
(a)に示す現設計パターン番号(現行プログラムの属
する設計パターンを示すコード)と変換先設計パターン
番号(変換先となる設計パターンを示すコード)と等価
変換の態様の雛形(等価変換態様の元データとなるも
の)との3つの組から構成する。
(a)に示す現設計パターン番号(現行プログラムの属
する設計パターンを示すコード)と変換先設計パターン
番号(変換先となる設計パターンを示すコード)と等価
変換の態様の雛形(等価変換態様の元データとなるも
の)との3つの組から構成する。
【0024】等価変換態様ファイル5は、たとえば図8
(b)に示す要素等価変換種別(抽象クラス導入/クラ
ス間メンバ移動/クラス分割・併合/クラス・メンバ名
変更などの要素的変換の種類を示すコード)と当該パラ
メータ(要素的変換の種類に固有のデータ構造で表現す
るもの)との組の列から構成する。当該等価変換態様の
雛形は、図8(c)に示すデータ構造を用い既存の複数
クラスから抽象クラスを導入する要素的等価変換のパラ
メータに対し図7(d)に示すデータ構造を用いること
により、等価変換態様に含む各パラメータ値の一部を未
決定としたデータである。
(b)に示す要素等価変換種別(抽象クラス導入/クラ
ス間メンバ移動/クラス分割・併合/クラス・メンバ名
変更などの要素的変換の種類を示すコード)と当該パラ
メータ(要素的変換の種類に固有のデータ構造で表現す
るもの)との組の列から構成する。当該等価変換態様の
雛形は、図8(c)に示すデータ構造を用い既存の複数
クラスから抽象クラスを導入する要素的等価変換のパラ
メータに対し図7(d)に示すデータ構造を用いること
により、等価変換態様に含む各パラメータ値の一部を未
決定としたデータである。
【0025】上記実施の形態で「設計パターン」は、設
計の目的に応じたオブジェクトの構成と当該役割分担に
係る設計のパターンを分類・抽出し、良好なモジュール
性をもつ設計構造を抽象化したものである。具体的に
は、複数のオブジェクトと当該メンバ(オブジェクトご
とに固有の値(属性/状態/参照を表す値など)をもつ
メンバ変数とオブジェクト固有の操作を実現する手続/
関数であるメンバ関数との総称)の構成およびオブジェ
クト間の関連と相互作用(オブジェクトが互いのメンバ
関数を呼び出し合うことによる連携動作)を雛形化した
ものとして表現される。最近のオブジェクト指向プログ
ラミング分野では、開発者がカタログ化した当該設計パ
ターンを参考にしオブジェクトの構成と責務分配(クラ
ス/メンバ構成と各構成要素機能の割当て)を決定し良
好な設計を得ようとする開発方式が採用されている。ま
た「等価変換」の種類としては、たとえば(1)複数ク
ラスから抽出するメンバを既存/新規上位クラスに移動
すると共に、プログラム機能の等価性を保つために元の
クラスが当該上位クラスから継承するクラス定義/手続
文面、(2)クラスの分割/併合により生ずるクラス間
メンバの移動作業をするプログラム文面、(3)メンバ
名/クラス名の変更と当該メンバ/クラスの参照をする
プログラム文面をそれぞれ適切に修正する変換などを含
む。
計の目的に応じたオブジェクトの構成と当該役割分担に
係る設計のパターンを分類・抽出し、良好なモジュール
性をもつ設計構造を抽象化したものである。具体的に
は、複数のオブジェクトと当該メンバ(オブジェクトご
とに固有の値(属性/状態/参照を表す値など)をもつ
メンバ変数とオブジェクト固有の操作を実現する手続/
関数であるメンバ関数との総称)の構成およびオブジェ
クト間の関連と相互作用(オブジェクトが互いのメンバ
関数を呼び出し合うことによる連携動作)を雛形化した
ものとして表現される。最近のオブジェクト指向プログ
ラミング分野では、開発者がカタログ化した当該設計パ
ターンを参考にしオブジェクトの構成と責務分配(クラ
ス/メンバ構成と各構成要素機能の割当て)を決定し良
好な設計を得ようとする開発方式が採用されている。ま
た「等価変換」の種類としては、たとえば(1)複数ク
ラスから抽出するメンバを既存/新規上位クラスに移動
すると共に、プログラム機能の等価性を保つために元の
クラスが当該上位クラスから継承するクラス定義/手続
文面、(2)クラスの分割/併合により生ずるクラス間
メンバの移動作業をするプログラム文面、(3)メンバ
名/クラス名の変更と当該メンバ/クラスの参照をする
プログラム文面をそれぞれ適切に修正する変換などを含
む。
【0026】なお上記図1に示す発明の実施の形態でプ
ログラムコードファイル1とプログラムモデル2は図9
のように、対話するユーザが入力する別途設けるオブジ
ェクトモデル入力手段12によるプログラムモデル2経
由のオブジェクトモデルから算出するクラス定義のため
のプログラムコードを生成するクラス定義生成手段13
を別途設け、当該プログラムコードに対し、プログラム
コードファイル1経由別途設けるプログラムコード編集
手段14で適宜編集をするようにしてもよい。なおこの
構成においてはオブジェクトモデル生成部6aを省略し
てもよい。プログラムコードはプログラムモデルのうち
相互作用モデルから生成するのは難しいが、オブジェク
トモデルからは当該プログラムコード中のクラス定義を
自動的かつ容易に生成でき、作成するプログラムモデル
に従いプログラムコードを生成する開発手順を支援する
方式に有効である。
ログラムコードファイル1とプログラムモデル2は図9
のように、対話するユーザが入力する別途設けるオブジ
ェクトモデル入力手段12によるプログラムモデル2経
由のオブジェクトモデルから算出するクラス定義のため
のプログラムコードを生成するクラス定義生成手段13
を別途設け、当該プログラムコードに対し、プログラム
コードファイル1経由別途設けるプログラムコード編集
手段14で適宜編集をするようにしてもよい。なおこの
構成においてはオブジェクトモデル生成部6aを省略し
てもよい。プログラムコードはプログラムモデルのうち
相互作用モデルから生成するのは難しいが、オブジェク
トモデルからは当該プログラムコード中のクラス定義を
自動的かつ容易に生成でき、作成するプログラムモデル
に従いプログラムコードを生成する開発手順を支援する
方式に有効である。
【0027】また上記図1に示す発明の実施の形態で変
換候補抽出手段7は図10のように、ユーザが視覚的に
理解し易い形式(たとえば図4(a)と(b)に示すオ
ブジェクトモデルと相互作用モデルの表現形式)でプロ
グラムモデル解析手段6/モデル等価変換実行手段19
によるプログラムモデルファイル2経由のプログラムモ
デルを表示するプログラムモデル表示手段18を別途設
け、ユーザがたとえば図13に示す変換範囲指定画面を
用い、別途設ける変換範囲入力手段16でプログラムモ
デルファイル2経由のプログラムモデルから選択する照
合/抽出対象構成要素(クラスやメンバ)範囲を指示
し、またユーザがたとえば図14に示す照合範囲指定画
面を用い、別途設ける照合範囲入力手段17で設計パタ
ーンカタログ3による照合/抽出対象設計パターン範囲
を指示するようにし、別途設けるモデル等価変換実行手
段19で変換態様決定手段8による等価変換態様ファイ
ル5経由の等価変換態様に従いプログラムモデルファイ
ル2によるプログラムモデルに対し等価変換を実行する
ようにしてもよい。なお等価変換候補群ファイル4によ
る等価変換候補の態様の雛形をユーザに表示する変換態
様雛形表示手段15を別途設けてもよい。複数回の連続
等価変換時、プログラムモデル解析手段6によるプログ
ラムコードから何度もプログラムモデル生成をする必要
がなく、プログラムモデル解析に必要な多くの計算量を
減らし高速化できる。またはプログラムコードの等価変
換(手順s108)に先立ち、ユーザはプログラムモデ
ル上での等価変換を複数手順で実行し効果を確認でき
る。変換範囲入力手段16と照合範囲入力手段17は図
11または図12の手順s102aとs102bのよう
に、プログラムモデル表示手段18でユーザに表示する
変換範囲指定画面(図13)と照合範囲指定画面(図1
4)を用い、等価変換対象となる構成要素(クラスやメ
ンバ)の範囲を指定し(手順s102a)照合/抽出対
象となる設計パターンの範囲を指定する(手順s102
b)。モデル等価変換実行手段19は図11または図1
2の手順s107aとs107bとs107cまたはs
107dのように、等価変換態様に従いプログラムモデ
ルに対する等価変換を実行し(手順s107a)、当該
変換後プログラムモデルをプログラムモデル表示手段1
8に表示し(手順s107b)、ユーザが当該表示を見
てプログラムコードに対する等価変換を実行するか、中
止するか、等価変換候補の再選択をするかを確認する
(手順s107c)。または手順s107aによる等価
変換を加えられたプログラムモデルに対し、さらに等価
変換候補の抽出、選択、変換態様の決定(手順s102
a〜s107d)を繰り返す(手順s107d)。
換候補抽出手段7は図10のように、ユーザが視覚的に
理解し易い形式(たとえば図4(a)と(b)に示すオ
ブジェクトモデルと相互作用モデルの表現形式)でプロ
グラムモデル解析手段6/モデル等価変換実行手段19
によるプログラムモデルファイル2経由のプログラムモ
デルを表示するプログラムモデル表示手段18を別途設
け、ユーザがたとえば図13に示す変換範囲指定画面を
用い、別途設ける変換範囲入力手段16でプログラムモ
デルファイル2経由のプログラムモデルから選択する照
合/抽出対象構成要素(クラスやメンバ)範囲を指示
し、またユーザがたとえば図14に示す照合範囲指定画
面を用い、別途設ける照合範囲入力手段17で設計パタ
ーンカタログ3による照合/抽出対象設計パターン範囲
を指示するようにし、別途設けるモデル等価変換実行手
段19で変換態様決定手段8による等価変換態様ファイ
ル5経由の等価変換態様に従いプログラムモデルファイ
ル2によるプログラムモデルに対し等価変換を実行する
ようにしてもよい。なお等価変換候補群ファイル4によ
る等価変換候補の態様の雛形をユーザに表示する変換態
様雛形表示手段15を別途設けてもよい。複数回の連続
等価変換時、プログラムモデル解析手段6によるプログ
ラムコードから何度もプログラムモデル生成をする必要
がなく、プログラムモデル解析に必要な多くの計算量を
減らし高速化できる。またはプログラムコードの等価変
換(手順s108)に先立ち、ユーザはプログラムモデ
ル上での等価変換を複数手順で実行し効果を確認でき
る。変換範囲入力手段16と照合範囲入力手段17は図
11または図12の手順s102aとs102bのよう
に、プログラムモデル表示手段18でユーザに表示する
変換範囲指定画面(図13)と照合範囲指定画面(図1
4)を用い、等価変換対象となる構成要素(クラスやメ
ンバ)の範囲を指定し(手順s102a)照合/抽出対
象となる設計パターンの範囲を指定する(手順s102
b)。モデル等価変換実行手段19は図11または図1
2の手順s107aとs107bとs107cまたはs
107dのように、等価変換態様に従いプログラムモデ
ルに対する等価変換を実行し(手順s107a)、当該
変換後プログラムモデルをプログラムモデル表示手段1
8に表示し(手順s107b)、ユーザが当該表示を見
てプログラムコードに対する等価変換を実行するか、中
止するか、等価変換候補の再選択をするかを確認する
(手順s107c)。または手順s107aによる等価
変換を加えられたプログラムモデルに対し、さらに等価
変換候補の抽出、選択、変換態様の決定(手順s102
a〜s107d)を繰り返す(手順s107d)。
【0028】
【発明の効果】上記のようなこの発明のオブジェクト指
向プログラミング支援装置では、等価変換候補と態様の
自動算出によるオブジェクト指向プログラム等価変換方
式を採るから、従来のようにユーザ指定の等価変換態様
に従う方式に比べ設計パターン改良に必要なノウハウに
乏しいユーザでも提示等価変換候補の適否を判断し取拾
選択をするだけの簡単な作業で適切なプログラム改良案
を発見できるほか発明ごとにつぎの効果がある。 (1)プログラムモデルのうちオブジェクトモデルから
当該プログラムコード中のクラス定義を自動的かつ容易
に生成でき、作成プログラムモデルからプログラムコー
ドを生成する開発手順支援方式に有効である。 (2)複数回の連続等価変換時、プログラムモデル解析
に必要な多くの計算量を減らし高速化できる。 (3)プログラムコードの等価変換に先立ち、ユーザは
プログラムモデル上での等価変換を複数手順で実行し効
果を確認できる。
向プログラミング支援装置では、等価変換候補と態様の
自動算出によるオブジェクト指向プログラム等価変換方
式を採るから、従来のようにユーザ指定の等価変換態様
に従う方式に比べ設計パターン改良に必要なノウハウに
乏しいユーザでも提示等価変換候補の適否を判断し取拾
選択をするだけの簡単な作業で適切なプログラム改良案
を発見できるほか発明ごとにつぎの効果がある。 (1)プログラムモデルのうちオブジェクトモデルから
当該プログラムコード中のクラス定義を自動的かつ容易
に生成でき、作成プログラムモデルからプログラムコー
ドを生成する開発手順支援方式に有効である。 (2)複数回の連続等価変換時、プログラムモデル解析
に必要な多くの計算量を減らし高速化できる。 (3)プログラムコードの等価変換に先立ち、ユーザは
プログラムモデル上での等価変換を複数手順で実行し効
果を確認できる。
【図1】 この発明の実施の一形態を示すオブジェクト
指向プログラミング支援装置のシステム構成図。
指向プログラミング支援装置のシステム構成図。
【図2】 図1に示す実施の形態の動作を説明するフロ
ー図。
ー図。
【図3】 クラス間の継承関係や各クラスの構成メンバ
定義を抽出し、プログラムコードに含むメンバ関数の本
体を解釈するために用いる文面を説明する図。
定義を抽出し、プログラムコードに含むメンバ関数の本
体を解釈するために用いる文面を説明する図。
【図4】 生成するオブジェクトモデルと相互作用モデ
ルの例を説明する図。
ルの例を説明する図。
【図5】 設計パターンとプログラムモデルとを構成す
るクラス・属性・関連・操作の対応関係を表現し、設計
パターンカタログを構成するデータ構造を説明する図。
るクラス・属性・関連・操作の対応関係を表現し、設計
パターンカタログを構成するデータ構造を説明する図。
【図6】 生成するオブジェクトモデルと相互作用モデ
ルとを表現するデータ構造を説明する図。
ルとを表現するデータ構造を説明する図。
【図7】 オブジェクトモデルと相互作用モデルを用い
表現する設計パターンの例を説明する図。
表現する設計パターンの例を説明する図。
【図8】 等価変換候補と等価変換態様の構成および要
素的等価変換パラメータと等価変換態様の雛形を表現す
るデータ構造を説明する図。
素的等価変換パラメータと等価変換態様の雛形を表現す
るデータ構造を説明する図。
【図9】 この発明の実施の他の一形態を示すシステム
構成図。
構成図。
【図10】 この発明の実施の他の一形態を示すシステ
ム構成図。
ム構成図。
【図11】 図10に示す実施形態の動作を説明するフ
ロー図。
ロー図。
【図12】 図10に示す実施の他の形態の動作を説明
するフロー図。
するフロー図。
【図13】 図10に示すプログラムモデル表示手段に
よる変換範囲指定画面を説明する図。
よる変換範囲指定画面を説明する図。
【図14】 図10に示すプログラムモデル表示手段に
よる照合範囲指定画面を説明する図。
よる照合範囲指定画面を説明する図。
【図15】 従来の技術を示すオブジェクト指向プログ
ラミング支援装置のシステム構成図。
ラミング支援装置のシステム構成図。
1 プログラムコードファイル、2 プログラムモデル
ファイル、3 設計パターンカタログ、4 等価変換候
補群ファイル、5 等価変換態様ファイル、6プログラ
ムモデル解析手段、7 変換候補抽出手段、8 変換態
様決定手段、9 変換候補選択手段、10 変換態様パ
ラメータ入力手段、11 コード等価変換実行手段、1
2 オブジェクトモデル入力手段、13 クラス定義生
成手段、14 プログラムコード編集手段、15 変換
態様雛形表示手段、16 変換範囲入力手段、17 照
合範囲入力手段、18 プログラムモデル表示手段、1
9 モデル等価変換実行手段、20 全体制御部。なお
図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
ファイル、3 設計パターンカタログ、4 等価変換候
補群ファイル、5 等価変換態様ファイル、6プログラ
ムモデル解析手段、7 変換候補抽出手段、8 変換態
様決定手段、9 変換候補選択手段、10 変換態様パ
ラメータ入力手段、11 コード等価変換実行手段、1
2 オブジェクトモデル入力手段、13 クラス定義生
成手段、14 プログラムコード編集手段、15 変換
態様雛形表示手段、16 変換範囲入力手段、17 照
合範囲入力手段、18 プログラムモデル表示手段、1
9 モデル等価変換実行手段、20 全体制御部。なお
図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 クラスを有するプログラムコードからプ
ログラムモデルを算出するプログラムモデル解析手段
と、該プログラムモデル解析手段によるプログラムモデ
ルと別途格納する設計パターンカタログによる設計パタ
ーンとの構成要素の対応関係を照合し抽出する当該プロ
グラムが属する設計パターンと等価な機能をもつ等価変
換候補と当該候補に当該プログラムを変換する方法を示
す等価変換態様雛形とに対し前記設計パターンカタログ
から検索をする変換候補抽出手段と、該変換候補抽出手
段による等価変換候補の集合に対し特定する候補の選択
入力をする変換候補選択手段と、当該変換候補選択手段
による特定等価変換候補に対する等価変換態様雛形のパ
ラメータ入力をする変換態様パラメータ入力手段と、前
記変換候補抽出手段による等価変換候補と態様雛形に対
し、前記変換態様パラメータ入力手段による等価変換態
様雛形のパラメータを適用し等価変換態様を決定する変
換態様決定手段と、該変換態様決定手段による等価変換
態様に従い当該プログラムコードに対し等価変換を実行
するコード等価変換実行手段とを備えるオブジェクト指
向プログラミング支援装置。 - 【請求項2】 プログラムモデル解析手段でオブジェク
トモデル生成部と相互作用モデル生成部とを設け、プロ
グラムモデルとして、プログラムコード中のクラス定義
を解釈し生成する、クラスの構成とクラス間の関連を表
すオブジェクトモデルと、当該プログラムコード中のメ
ンバ関数本体を解釈し生成する、互いに関連をもつオブ
ジェクト間の相互呼出手順を表す相互作用モデルとを用
いることを特徴とする請求項1記載のオブジェクト指向
プログラミング支援装置。 - 【請求項3】 プログラムモデル解析手段でオブジェク
トモデル生成部に代えて、対話するユーザが当該オブジ
ェクトモデルを入力するオブジェクトモデル入力手段
と、該オブジェクトモデル入力手段によるオブジェクト
モデルから算出をするクラス定義のためのプログラムコ
ードを生成するクラス定義生成手段と、該クラス定義生
成手段によるプログラムコードに対し適宜編集をするプ
ログラムコード編集手段とを別途設けることを特徴とす
る請求項2記載のオブジェクト指向プログラミング支援
装置。 - 【請求項4】 設計パターンカタログで格納する設計パ
ターンとして、クラスの構成とクラス間の関連を表すオ
ブジェクトモデルと、互いに関連をもつオブジェクト間
の相互呼出手順を表す相互作用モデルとを用いることを
特徴とする請求項1、2または3記載のオブジェクト指
向プログラミング支援装置。 - 【請求項5】 ユーザが視覚的に理解し易い形式でプロ
グラム解析手段/モデル等価変換実行手段によるプログ
ラムモデルを表示するプログラムモデル表示手段と、該
プログラムモデル表示手段による変換範囲と照合範囲指
定画面を用い、ユーザが当該プログラムモデルから選択
する等価変換対象構成要素範囲および設計パターンカタ
ログによる照合/抽出対象設計パターン範囲を指示する
変換範囲入力手段および照合範囲入力手段と、変換態様
決定手段による等価変換態様に従い、プログラムコード
に先立ちプログラムモデルに対し等価変換を実行する前
記モデル等価変換実行手段とを別途設け、前記プログラ
ムモデル表示手段による表示プログラムモデルに従いユ
ーザが当該プログラムコードの等価変換実行の可否を確
認することを特徴とする請求項1、2、3または4記載
のオブジェクト指向プログラミング支援装置。 - 【請求項6】 プログラムモデル表示手段でプログラム
コードに先立ちプログラムモデルに対し実行する複数回
の等価変換結果表示により、ユーザが一括して当該プロ
グラムコードの等価変換実行を指示することを特徴とす
る請求項5記載のオブジェクト指向プログラミング支援
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5283597A JPH10254686A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | オブジェクト指向プログラミング支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5283597A JPH10254686A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | オブジェクト指向プログラミング支援装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10254686A true JPH10254686A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=12925913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5283597A Pending JPH10254686A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | オブジェクト指向プログラミング支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10254686A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008507014A (ja) * | 2004-07-13 | 2008-03-06 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | ネットワーク・エッジ・コンピューティング向けのアプリケーション分割 |
JP2014092920A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | クラス図変換装置およびクラス図変換プログラム |
-
1997
- 1997-03-07 JP JP5283597A patent/JPH10254686A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008507014A (ja) * | 2004-07-13 | 2008-03-06 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | ネットワーク・エッジ・コンピューティング向けのアプリケーション分割 |
JP2014092920A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | クラス図変換装置およびクラス図変換プログラム |
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