JPH07261691A - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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JPH07261691A
JPH07261691A JP1245895A JP1245895A JPH07261691A JP H07261691 A JPH07261691 A JP H07261691A JP 1245895 A JP1245895 A JP 1245895A JP 1245895 A JP1245895 A JP 1245895A JP H07261691 A JPH07261691 A JP H07261691A
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circuit
signal
video signal
conversion
frequency
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JP1245895A
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English (en)
Inventor
Ikuya Arai
郁也 荒井
Koji Kito
浩二 木藤
Seiji Kishimoto
清治 岸本
Ryuichi Someya
隆一 染矢
Kozo Masuda
浩三 増田
Sadao Tsuruga
貞雄 鶴賀
Jiro Kawasaki
二郎 川崎
Takeshi Sano
剛 佐野
Masayasu Eto
正容 江渡
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスプレイ装置の対応する映像信号走査周
波数範囲を複雑な回路や面倒な調整なしに容易に拡大
し、各種映像信号を表示可能とする。 【構成】 従来のマルチスキャンディスプレイで使用さ
れる偏向回路3と、ビデオ回路2と、映像を表示する陰
極線管4と、入力される映像信号の水平走査周波数また
は垂直走査周波数や解像度を前記偏向回路3で取り扱え
る範囲に変換する周波数・解像度変換回路1とを備えた
ディスプレイ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ端末等の
表示装置に関し、各種コンピュータや映像出力装置から
の水平走査周波数および垂直走査周波数の異なる映像信
号を表示可能なディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、コンピュータ端末等のディスプレ
イ装置では、コンピュータ等から送られてくる映像信号
(ビデオ信号)の仕様が統一されておらず、表示すべき
映像信号の走査周波数、映像表示期間、及び表示位置、
映像帰線期間等が多種多様となっている。このため、1
台のディスプレイ装置で各種の映像信号(ビデオ信号)
に対応して適切な映像表示ができる、いわゆるマルチス
キャンディスプレイが使用されるようになってきた。
【0003】この種のディスプレイ装置では、映像信号
の多様な走査周波数に対応するために特公昭61−86
28号公報に記載の同期発振装置を用いて、水平偏向回
路の水平発振周波数をディスプレイ装置に入力する映像
信号の同期信号周波数に対応させて可変させるものや、
また、表示仕様については映像表示位置に対応してディ
スプレイ画面上の表示位置を調整するために特開昭61
−100078号公報等に記載の表示位置補正回路によ
り映像信号中の同期信号の位相をモノマルチバイブレー
タを用いてずらすもの等、マルチスキャン化に関わる多
くの従来技術がある。
【0004】さらに、特開平3ー73994号公報に
は、ディスプレイ装置に入力された水平同期信号の周波
数が予め設定された周波数より低いとき検出信号を出力
する検出回路と、前記検出信号があったときに前記水平
偏向回路の偏向周波数およびディスプレイ装置に入力さ
れた映像信号の走査周波数を2倍にする変換回路とを備
えたマルチ周波数対応CRTディスプレイ装置が示され
ている。
【0005】しかしながら、このディスプレイ装置は、
入力される水平同期信号周波数が所定の値より低い場合
に2倍の周波数に変換するものであることから、特定の
周波数を持つ水平同期信号のときだけにしか所望の効果
が得られないものであって、真に広範囲の信号周波数に
対応することができないものである。つまり、ディスプ
レイ装置の偏向回路は、該装置に入力される水平同期信
号周波数の最低周波数の2倍以下を対応周波数範囲の下
限としないとあらゆる入力信号に連続的に対応できな
い。広範囲の信号周波数に対応しようとすると上記偏向
回路の対応範囲もおのずと広げざるを得ず、回路規模や
信頼性が課題となる。
【0006】上記従来例では、多種多様な映像信号仕様
に対応するため、偏向系回路では能動素子を多用し、ま
た動作の安定度や信頼性を保つために、回路規模は増大
し、ディスプレイ装置の作り易さや調整のし易さの面で
課題があった。
【0007】また、現在は上記映像信号の走査周波数は
さらに高い方へ移行しており、従ってディスプレイ装置
で対応すべき映像信号仕様は拡大している。特に映像信
号の走査周波数についてみても水平走査周波数でNTS
C信号の15.75KHzから高精細映像やCAD/CA
Mクラスに対応する約90KHz程度まで対応できるもの
が望まれている。さらに、高解像度化に伴って、上限周
波数が上昇する傾向にある。
【0008】この様なきわめて広範囲の周波数の信号を
扱う場合には、上記従来例ではそのままでは対応できな
くなり、素子定数の切替制御等の回路の煩雑さや部品点
数が増し、動作の信頼性確保のために回路規模は増大す
る。そればかりか、各種映像信号に対応して画質や画面
歪み等に対応し、性能を確保することが難しくなってく
る。このため、調整箇所が増大し、コストも増加する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、多種多様な走査周波数や異なる表示解像度を有する
映像信号に対応するディスプレイ装置を提供するにあた
って、性能、信頼性および動作の安定性向上を図り、コ
ストの上昇を押さえることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、映像信号の走査周波数や解像度を変換する周波数
・解像度変換手段と、対応周波数範囲を抑えたマルチス
キャンディスプレイ手段とでディスプレイ装置を構成し
た。
【0011】
【作用】周波数・解像度変換手段は、ディスプレイ装置
に入力される映像信号の水平走査周波数または垂直走査
周波数を所定範囲内のいずれかの周波数まで高める動作
を行い、マルチスキャンディスプレイ手段は周波数・解
像度変換手段で処理されて所定周波数範囲に変換された
映像信号を画面の所定位置に正確に表示するように動作
する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は、本発明のディスプレイ装置の第一の実
施例を示すブロック図である。ディスプレイ装置は、デ
ィスプレイ装置に入力される映像信号の周波数、または
解像度を変換する周波数・解像度変換回路(以下、スキ
ャンコンバータという)と、ビデオ回路2と、偏向回路
3と、陰極線管4とから構成される。
【0013】図1に示される第一の実施例のディスプレ
イ装置では、ビデオ回路2および偏向回路3ならびに陰
極線管4で構成される部分は、偏向周波数対応範囲が狭
く設定されたマルチスキャンディスプレイを構成してい
る。つまり、現行のマルチスキャンディスプレイの偏向
周波数対応範囲(ディスプレイ装置に入力される各種映
像信号の走査周波数に対応している)は、水平偏向周波
数では約30kHzから約90kHzと広範囲にわたるのに対
し、本発明に係わるマルチスキャンディスプレイでは、
水平偏向周波数の対応範囲を約64kHzから約90kHzと
いうようにディスプレイ装置の上限周波数に近い範囲に
限定している。
【0014】また、スキャンコンバータ1は、入力され
る映像信号の水平走査周波数を偏向回路3で対応できる
範囲へ周波数変換する。一方、入力映像信号の垂直走査
周波数については入力映像信号と同等とするため垂直偏
向周波数は一定に保ったまま映像信号の垂直解像度の変
換を行っている。さらに、スキャンコンバータ1では、
映像信号とともに入力される水平同期信号Hsおよび垂
直同期信号Vsについても同期再生処理を行い、映像信
号に合わせて水平同期信号は周波数変換された映像信号
の水平走査周波数とほぼ同じ周波数で、垂直同期信号は
入力とほぼ同じ周波数でそれぞれ再生し、水平同期パル
スHpおよび垂直同期パルスVpを出力する。
【0015】この様にして、偏向回路3で取り扱える偏
向周波数範囲よりも低い周波数の映像信号が入力された
場合でも、これを所定範囲の周波数に変換して陰極線管
4に表示することが可能となる。
【0016】図2に、図1におけるスキャンコンバータ
1の詳細なブロック図を示す。スキャンコンバータ1
は、アナログ/ディジタル変換回路(以下、A/D変換
回路という)21と、ビデオメモリ回路22と、垂直補
間処理回路23と、ディジタル/アナログ変換回路(以
下、D/A変換回路という)24と、PLL回路25
と、タイミング制御回路26と、発振回路27と、同期
発生回路28とから構成される。
【0017】図2では、図1のディスプレイ装置に入力
される映像信号RGR各3チャンネルの内の1チャンネ
ルを処理する場合を示しているが、3チャンネルを処理
する場合はA/D変換回路21、ビデオメモリ回路2
2、垂直補間処理回路23、D/A変換回路24をそれ
ぞれ3チャンネル分用意すればよい。
【0018】以下、図2の動作について、図3の動作概
念図も用いて説明する。A/D変換回路21に入力され
る映像信号(図3a)は、PLL回路25から出力され
る標本化クロック信号タイミングでディジタル化され
る。
【0019】ここで、PLL回路25は、スキャンコン
バータ1に入力される水平同期信号Hsに同期して、そ
の同期信号周波数fHsのN倍(N:自然数)のクロッ
ク信号を発生する、いわゆるフェーズロックループ回路
を構成している。
【0020】図3の例では、PLL回路25のNの値と
して2048を与えてクロック信号を作成しているが、
これはディジタル化すべき映像信号のもつ最高信号周波
数の2倍以上に設定し、いわゆるサンプリング定理を満
たすようにしている。
【0021】従って、上記例では映像信号の水平走査周
波数が31.5kHz、垂直走査周波数60Hzの場合、P
LL回路25の出力クロックは31.5×2048kHz
となり、ビデオメモリ回路22には一水平走査期間20
48データ、垂直方向は525ライン(1ラインは一水
平走査期間に対応)のディジタル映像信号データが書き
込まれる。このデータが書き込まれたビデオメモリ回路
22の内容を図3bに示す。ここで、1データはA/D
変換回路21の分解能に等しく、一般的には8ビットで
構成される。
【0022】次に、図3cに示すように、ビデオメモリ
回路22内に格納された各データは、発振回路27から
出力されるクロックに基づき読み出され、垂直補間処理
回路23で映像信号の垂直方向の解像度が変換されて、
入力される垂直同期信号Vsとほぼ同じ走査周波数にさ
れる。
【0023】この場合の垂直補間処理は、入力映像信号
の垂直ライン数をIとし、水平走査周波数をfHとし、
スキャンコンバータ1から出力される水平同期パルス周
波数をfHp (実際に変換すべき目標周波数)とすると、
一垂直走査期間における水平走査線数をI×fHp/f
Hとなるような処理を行い、垂直同期パルス周波数fV
pを垂直同期信号周波数fVsに等しくする。
【0024】ここで、周波数情報は、タイミング制御回
路26で水平同期信号Hsおよび垂直同期信号Vsを所
定期間に所定の周波数を有するクロック信号等で計数す
ることによって求められる。また、上記演算を行う際に
小数点以下の端数が生じる時は小数点以下を切り捨て、
もしくは四捨五入すればよい。
【0025】以上の処理によって得られる映像信号デー
タは、図3dに示すようにD/A変換回路24でアナロ
グ信号に戻されるが、この時の読み出しクロックは、水
平同期パルス周波数fHpのN倍に設定する。図3の場
合では、クロック周波数は2048×fHpとなり、発
振回路27で読み出し用クロック信号を作成する。ま
た、偏向回路3に与える水平同期パルスおよび垂直同期
パルスは、同期発生回路28で発振回路27のクロック
信号を用いて上記処理に対応するように再生する。
【0026】以上のようにして、図1のディスプレイ装
置に入力される映像信号の水平走査周波数および垂直解
像度を変換することによって、この映像信号走査周波数
よりも高い周波数に対応する偏向回路3およびビデオ回
路2ならびに陰極線管4で構成されるディスプレイ部で
受信することが可能となる。
【0027】従って、スキャンコンバータ1とディスプ
レイ部で構成されるディスプレイ装置の対応周波数範囲
は従来のマルチスキャンディスプレイ装置よりも容易に
拡大可能となる。この際にディスプレイ部は、特に広帯
域対応のマルチスキャン化を意識した設計とする必要が
なく偏向回路3は従来のものよりも簡略化できる。ま
た、ディスプレイ部は対応周波数範囲を狭めることがで
きるため、従来のものよりも画面歪特性を改善すること
ができる。
【0028】図4は、図1に示した第1の実施例のディ
スプレイ装置のスキャンコンバータ1の別の実施例を示
すブロック図である。
【0029】図2に示したスキャンコンバータとは、信
号識別回路31と第2のPLL回路33を付加した点お
よび第1のPLL回路32の機能が異なる点を除いて、
その他は図2に示すスキャンコンバータ1と同じ構成を
有し、同一符号の構成要素は少なくとも同一機能を有す
る要素から構成される。
【0030】図4の実施例では、スキャンコンバータ1
に入力される水平同期信号Hsおよび垂直同期信号Vs
から入力映像信号のタイミング仕様や解像度を判別し
て、映像信号の走査周波数の高周波数化を行う。
【0031】例えば、入力される映像信号がパーソナル
コンピュータで利用されるVGA信号であり、その表示
解像度が640×480ドット(水平方向に640ドッ
ト表示、垂直方向に480ライン表示が可能な映像)の
場合に、信号識別回路31は、水平同期信号Hsおよび
垂直同期信号Vsの周波数や極性を判断して上記映像信
号の解像度や信号の種別を識別し、その識別結果をタイ
ミング制御回路26へ送出する。
【0032】この識別結果を基にタイミング制御回路2
6は、第1のPLL回路32に対して発振周波数を設定
する。上記例では、水平走査周波数が31.5kHz、1
水平走査期間の総ドット数が800ドットとなるので第
1のPLL回路32で再生される映像信号のドットクロ
ック信号周波数は31.5k×800×2=50.4MH
zとなる。
【0033】このクロック信号に従ってA/D変換回路
21で映像信号をサンプリングし、その結果をビデオメ
モリ回路22に書き込む。書き込みのタイミングはタイ
ミング制御回路26で制御する。
【0034】次に、ビデオメモリ回路22に書き込まれ
た映像信号データを読み出し、垂直補間処理回路23で
映像の垂直方向の補間処理を行い垂直方向に補間データ
を作成する。ここでの補間処理は処理のし易さからN/
M倍(N、M:自然数、N>M)で行う。
【0035】第2のPLL回路33で発生する読み出し
クロックも同様に第1のPLL回路32のクロックに対
してN/M倍することで、映像信号の水平走査周波数の
高周波数化が図れるとともに、垂直走査周波数は変化さ
せずに済む。
【0036】また、読み出しクロックをN/M倍する
と、スキャンコンバータ1に入力される映像信号のタイ
ミング仕様によってはスキャンコンバータから出力され
る水平同期パルスHpの周波数は完全に同一周波数値と
ならないが、適当な範囲内に納まるようにNおよびMの
値を設定することによって、ほぼ同一周波数値とするこ
とはでき、従って偏向回路3の対応周波数範囲内とする
ことができる。
【0037】以上の操作によって、本発明のディスプレ
イ装置は、偏向回路3の対応可能周波数範囲よりも低い
範囲の走査周波数を持つ映像信号にも対応することがで
きるようになり、偏向系の信頼性や調整時間等を損ねず
に様々な映像信号に対応することができる。
【0038】次に、本発明に係わるディスプレイ装置の
第2の実施例を図5に示す。本実施例では、周波数・解
像度変換回路(以下、スキャンコンバータという)11
と、偏向回路13の機能が図1の実施例と異なってお
り、その他の図1と同一符号の構成要素は少なくとも同
一機能を有している。本実施例の偏向回路13は、ある
所定の水平走査周波数および垂直走査周波数に対応する
いわゆるマルチスキャン対応の構成であり、その対応周
波数範囲はディスプレイ装置に入力される各種映像信号
の走査周波数範囲よりも狭く、その上限近くの範囲に設
定してある。
【0039】従って、スキャンコンバータ11は図1と
ほぼ同様な動作を行うが、更に入力映像信号や変換処理
後の映像信号にあわせて偏向回路13を制御し、映像信
号毎に異なる様々な表示タイミングに対して陰極線管4
に表示される映像サイズや表示位置等が自動的に最適と
なるように制御を行う。
【0040】図6に、図5に示したスキャンコンバータ
11の詳細な構成を示す。図6に示すスキャンコンバー
タ11は、図4に示されたスキャンコンバータ1の例に
映像切り替えスイッチ回路(以下、SW回路という)4
1と偏向制御回路42を付加するとともに、垂直補間処
理回路23を除いた点で相違しており、その他の図4と
同一符号の構成要素は少なくとも同一機能を有してい
る。
【0041】図6のスキャンコンバータ11の動作は以
下の通りである。まず、第1のPLL回路32はスキャ
ンコンバータ11に入力される水平同期信号Hsの走査
周波数fHsによって、その発振周波数が変更される。
つまり、水平同期信号周波数fHsが第一の所定の値A
よりも低い第1の場合には、信号識別回路31からの識
別信号によってタイミング制御回路26が第1のPLL
回路32に対して制御信号を与え、スキャンコンバータ
11に入力される映像信号周波数よりも少なくとも2倍
以上は高い所定の発振周波数のクロック信号を出力す
る。
【0042】また、水平同期信号周波数fHsが所定の
値Aよりも高く、第2の所定値Bよりも低い第2の場合
には、タイミング制御回路26から第1のPLL回路3
2を制御し、第1のPLL回路32が水平同期信号Hs
に同期した発振クロックを出力するようにする。
【0043】この様にして得られたクロック信号を用い
てA/D変換回路21で入力映像信号の標本化を行い、
ビデオメモリ回路22に順次映像信号データを蓄える。
【0044】一方、第2のPLL回路33はタイミング
制御回路26からの制御信号によって発振周波数の制御
を行うが、その発振周波数は上記第1のPLL回路32
の発振周波数に対応して、上記第1の場合には第1のP
LL回路32の発振周波数のI倍(Iは自然数)の周波
数のクロック信号を出力し、第2の場合には第1のPL
L回路32の発振周波数のN/M倍(N、Mは自然数で
あって、N>M)の周波数を有するクロック信号を出力
する。
【0045】従って、第1のPLL回路32及び第2の
PLL回路33は、上記第1の場合にはスキャンコンバ
ータ11は水平同期信号Hsと非同期のクロック信号が
得られるようにし、また、第2の場合にはスキャンコン
バータ11は水平同期信号Hsと同期したクロック信号
が得られるように信号を出力するので、ビデオメモリ回
路22から読み出される映像信号データは、D/A変換
回路24によって水平同期信号HsのほぼI倍、または
N/M倍の水平走査周波数を持つ映像信号として再生さ
れる。
【0046】さらに、スキャンコンバータ11に入力さ
れる水平同期信号周波数fHsが偏向回路13で対応す
る上限に近い、つまり前述の第2の所定値Bよりも高い
第3の場合には、これを信号識別回路31で判定し、こ
の結果に基づきタイミング制御回路26はSW回路41
をD/A変換回路24の出力をビデオ回路へ出力する側
からスキャンコンバータ11に入力される映像信号を直
接通す方へと切り替える。
【0047】従って、映像信号走査周波数が高い場合は
走査周波数変換または解像度変換を行わないため、スキ
ャンコンバータ11では特に高速な処理が不要となり、
部品コストを抑えることができる。
【0048】また、偏向回路13に与える同期パルスは
同様に第2のPLL回路33の発振クロックを基に再生
する。
【0049】一方、映像信号の垂直走査周波数および、
垂直同期信号周波数については、周波数・解像度変換の
前後でほぼ同じとなる様にしている。この処理の様子に
ついて、図7の模式図を用いて説明する。スキャンコン
バータ11に入力される映像信号の状態を図7aに示
す。ここで映像信号の表示解像度のうち水平分をHD
で、垂直分をVDで水平走査期間全体をHSで、垂直全
体をVSで表しており、水平走査周波数fHがa1で、
垂直走査周波数fVがb1で入力される。
【0050】第1のPLL回路32の発振クロック信号
で入力映像信号を標本化し、ビデオメモリ回路22に蓄
積した映像信号データが図7のbに示される。ここで、
fPLL1は第1のPLL回路32のクロック信号周波
数であり、fdotckは入力映像信号を構成するドッ
トクロック信号周波数である。この様にビデオメモリ回
路22に蓄えられる映像信号データの水平方向の解像度
はfPLL1/fdotck倍に変換されて読み込まれ
るが垂直方向の解像度は何も処理せずに読み込む。
【0051】次に、ビデオメモリ回路22に書き込まれ
た映像信号データを読み出す際には、水平方向について
は第1のPLL回路32よりもn/m倍(n、mは自然
数でn>mの関係を有す)高い周波数のクロック信号を
出力する第2のPLL回路33のクロック信号を用い
て、水平走査周波数の変換を行い、垂直方向は図7cに
示すように表示解像度VDは一定で読み出し、垂直走査
周波数をスキャンコンバータ11の入出力間で、ほぼ同
じに保つために映像の垂直ブランキング期間を増やす。
具体的にはタイミング制御回路26が信号識別回路31
からの情報に基づいて、上記周波数と解像度から(fP
LL1/fdotck)×Vsなる演算を行い、ブラン
キング期間の垂直走査線数を増やして映像信号の垂直走
査周波数を入力映像信号とほぼ同じにする。
【0052】以上により、スキャンコンバータ11から
出力される映像信号の水平走査周波数fHはn/m倍に
高周波数変換され、一方垂直走査線数もn/m倍化とな
る。
【0053】この処理後の映像信号を図6に示した陰極
線管4で表示する場合、垂直走査期間に対する垂直ブラ
ンキング期間の割合いが実際にディスプレイ装置に入力
される映像信号よりも大きくなるために、そのままでは
表示映像が垂直方向に縮んだ映像となってしまう。
【0054】そこで、図6の信号識別回路31からの情
報をもとに偏向制御回路42は図5の偏向回路13に対
して垂直偏向サイズを拡大するように制御信号を出力す
る。
【0055】偏向の制御信号に基づき偏向回路13は陰
極線管4の垂直偏向サイズ、具体的には陰極線管4に付
属する偏向ヨークに流す電流量を増大し、表示画面を適
切な状態にする。
【0056】以上により、所定範囲の走査周波数や表示
解像度にしか対応しない偏向回路13を使用した場合で
も、この実施例のスキャンコンバータ11と併せて使用
することによって、偏向回路13の対応外周波数、特に
低い周波数範囲にも対応し、ディスプレイ装置全体とし
て対応周波数範囲を拡大することができる。
【0057】また、偏向回路13は対応範囲が狭いなが
らもマルチスキャン対応としていることで、スキャンコ
ンバータ11での処理を簡略化することができる。
【0058】次に、図5に示した第2の実施例のディス
プレイ装置のスキャンコンバータ11の第2の実施例を
図8を用いて説明する。このスキャンコンバータ11
は、動き検出回路51を付加した点で図6に示したスキ
ャンコンバータ11と相違しており、その他図6と同一
符号の構成要素は少なくとも同一機能を有する要素で構
成されている。
【0059】図8の実施例では、スキャンコンバータ1
1は、映像信号の内容によって一部処理を切り替えるよ
うにしている。つまり、スキャンコンバータ11では入
力の垂直同期信号と出力の垂直同期パルスとの間に僅か
な周波数の差異が存在すると、ビデオメモリ回路22の
書き込み速度と読み出し速度がずれ、単位時間あたりの
入力映像信号フレームと出力映像信号フレームの数が合
わなくなり、映像データ読み出しの途中で一瞬画像がず
れると言うようなことが生じる。
【0060】そこで、本実施例では、映像信号が動画像
を含むものである場合には、ビデオメモリ回路22の映
像データ内容を用いて動き検出回路51で動画像である
ことを判断し、タイミング制御回路26に動き検出情報
を送る。
【0061】タイミング制御回路26は動き検出情報に
基づき、上記フレームずれの生じる箇所ではフレームメ
モリはずれの生じるフレームを読み飛ばし前フレームの
映像データを再度読み出したり、動き量すなわちずれの
量を検出して、ずれの生じる部位の映像データを動き量
に合わせて補間処理したりする。その他の周波数・解像
度変換処理は図6と全く同様に行う。
【0062】以上により、動きのある映像信号に対して
も表示映像の画質劣化なく、周波数・解像度変換が可能
となる。
【0063】図5に示したスキャンコンバータ11の第
3の実施例を図9を用いて説明する。このスキャンコン
バータ11は、重畳映像データ発生回路(以下、インポ
ーザという)61と、ディジタル加算回路(以下、加算
回路という)62を付加した点で図6に示したスキャン
コンバータ11と相違しており、その他図6と同一符号
の構成要素は少なくとも同一機能を有する要素で構成さ
れている。
【0064】図9の実施例では、インポーザ61は映像
信号としてどの様な信号が入力され、ディスプレイ装置
がどの様な表示状態にあるか等の状態を示す簡単な表示
映像データをタイミング制御回路26からの制御情報に
従って発生する。
【0065】インポーザ61からの映像データとビデオ
メモリ回路22から読み出された映像データは加算回路
62で加算処理され、D/A変換回路24でアナログ映
像信号に戻される。この様にして状態表示映像がディス
プレイ装置に入力される映像信号に重畳されて、画面上
に表示される。
【0066】以上により、入力映像信号の種類やディス
プレイ装置の表示状態を図5の陰極線管4の管面上で確
認することができるオンスクリーン機能を実現でき、使
い勝手が増す。その他の動作や機能は図6と全く同様で
ある。
【0067】次に、図5示したスキャンコンバータ11
の第4の実施例を図10を用いて説明する。この実施例
のスキャンコンバータ11は、カラールックアップテー
ブル回路(以下、CLT回路という)71を付加した点
で図6に示したスキャンコンバータ11と相違してお
り、その他図6と同一符号の構成要素は同一機能を有す
る要素で構成されている。
【0068】この実施例では、CLT回路71でビデオ
メモリ回路22から読み出される映像データの色調補正
を行い、陰極線管4に表示される映像の表示色が所定の
色調となるようにする。例えば、陰極線管4はその蛍光
体の性質上、映像信号振幅に対して非線形特性、いわゆ
るγ特性を有しており、これは当然ディスプレイ装置ご
とに個体差を持つものであるから、その補正データをC
LT回路71に格納しておくことで本来必要とされる表
示色が得られる。
【0069】以上のように、ディスプレイ装置の入力映
像信号を標本化することでディジタル信号処理が可能と
なり高画質化が達成できる。また、その他の回路の動作
は図6と同様に行われる。
【0070】本発明に係わるディスプレイ装置の第3の
実施例を図11および図12を用いて説明する。この実
施例では図1または図5のスキャンコンバータとは別の
機能を有するスキャンコンバータを用いた点に特徴があ
り、その他の回路は図5と同様の動作を行うものであ
る。
【0071】図11で、スキャンコンバータ12は通常
ディスプレイ装置に入力されるアナログ映像信号の他に
ディジタル映像信号であって、例えばCD−ROM装置
やハードディスク装置に保持されるディジタル映像信
号、またはネットワークを介して接続されるコンピュー
タに保持されるディジタル映像信号等が入力される。こ
のディジタル映像信号とアナログ映像信号とがスキャン
コンバータ12で合成され、どちらか一方の映像の上に
他方の映像を重畳して表示したり、またはどちらか一方
の映像内に窓を切って、その中にもう一方の映像を表示
することができる。この様に種類の異なる映像信号を重
ね合わせて表示することも可能となる。
【0072】図11に示されるディスプレイ装置のスキ
ャンコンバータ12の詳細な構成を図12を用いて説明
する。第3の実施例のディスプレイ装置のスキャンコン
バータ12は、インタフェース回路(以下、I/F回路
という)81と、ビデオメモリ回路(以下、バッファ回
路という)82と、第2の信号選択回路(以下、第2S
W回路という)83を設けた点で図1に示される第1の
実施例のディスプレイ装置のスキャンコンバータ11と
相違している。その他図6と同一符号の構成要素は同一
機能を有する要素で構成されている。
【0073】図12で、A/D変換回路21、第2SW
回路83、ビデオメモリ回路22、D/A変換回路2
4、SW回路41、そしてバッファ回路82はそれぞれ
RGB映像信号の各系統ごとに必要であるが、同図では
そのうちの1系統を代表して記載している。従って、実
際は上記回路をRGBの各系統に対応して、それぞれ3
回路を用意すればよい。
【0074】以下、本実施例のディスプレイ装置のスキ
ャンコンバータ12の動作について図12を用いて説明
する。図12では、ディジタル映像信号はI/F回路8
1で受信した映像データ形式を通常のRGB映像信号と
同様な線順次映像形式に変換し、そのままでアナログ信
号に変換すれば、映像信号として表示可能な状態にす
る。
【0075】形式変換された映像データはバッファ回路
82にフレーム単位で一時保持される。バッファ回路8
2に一時保持された映像データと、A/D変換回路21
で標本化された後ビデオメモリ回路22に保持されてい
る映像信号データとは、タイミング制御回路26の制御
によって第2SW回路83で適当なタイミングで切り替
えられる。
【0076】従って、D/A変換回路24を介して出力
される映像信号は、アナログRGB映像信号とディジタ
ル映像信号とが合成されたもの、あるいはどちらか一方
となる。この様にして、CD−ROM装置やハードディ
スク装置などのディジタル機器等と接続して映像を表示
することが可能となる。また、その他の機能については
図6に示すものと同様である。
【0077】次に、本発明に係わるディスプレイ装置の
第4の実施例を図13に示す。本実施例では、スキャン
コンバータ14の機能が図1、図5および図11に示し
た実施例と異なっており、その他の図1、図5または図
11と同一符号の構成要素は少なくとも同一機能を有し
ている。
【0078】本実施例のスキャンコンバータ14は、第
1の映像信号(メイン映像信号)の他に第2の映像信号
(サブ映像信号)が入力される。スキャンコンバータ1
4は、このメイン映像信号上に映像の窓を切って、その
中にサブ映像信号を合成したり、どちらか一方の映像信
号だけを陰極線管4の画面上に全画面表示できるように
する。
【0079】図14に、図13に示した第4の実施例の
ディスプレイ装置のスキャンコンバータ14の詳細な構
成を示す。図14に示すスキャンコンバータ14は、前
記の各実施例で述べた同期発生回路に代えて同期処理回
路92を設けた点で前述の各スキャンコンバータとは相
違しており、その他図2から図12に示したスキャンコ
ンバータと同一符号の構成要素は同一機能を有する要素
で構成されている。
【0080】図14で、A/D変換回路21、ビデオメ
モリ回路22、D/A変換回路24、およびSW回路4
1はRGBの各原色映像信号の1チャネルを処理する場
合を示しているが、実際に3チャネルを処理する場合に
は上記各回路を3系統分用意すればよい。また、その他
の回路部分についてはRGB3系統で同一の回路が使用
できるが、例えば第1のPLL回路32、及び第2のP
LL回路33などのクロック発生回路についてはクロッ
クの発生タイミングおよび位相を調整するために3系統
独立に設けてもよい。
【0081】以下、図14のスキャンコンバータ14の
動作について説明する。スキャンコンバータ14に入力
されるメイン映像信号はSW回路41に入力される。一
方、A/D変換回路21に入力されるサブ映像信号は、
第1のPLL回路32から出力される標本化クロック信
号タイミングで標本化され、映像信号データとなる。
【0082】標本化クロック信号は、サブ映像信号を構
成するドットクロック信号と同一周波数となるように、
第1のPLL回路32でサブ映像信号の水平同期信号H
sを所定倍して作成する。
【0083】ビデオメモリ回路22はタイミング制御回
路26からの指示に従って前記映像信号データが書き込
まれる。
【0084】次にビデオメモリ回路22に格納された映
像信号データは、第2のPLL回路33の発生するクロ
ック信号に同期し、やはりタイミング制御回路26の指
示に従って読み出され、D/A変換回路24で周波数変
換されたアナログ映像信号として出力される。
【0085】ここで、メイン映像信号上にサブ映像信号
を子画面として、いわゆるピクチャーインピクチャー表
示する場合には、同期処理回路92ではメイン映像信号
の水平同期信号Hmおよび垂直同期信号Vmが選択さ
れ、これらの同期信号に同期して、ビデオメモリ回路2
2から映像信号データの読み出しを行う。
【0086】この時、第2のPLL回路33の出力クロ
ック信号はメイン映像信号を構成するドットクロック信
号と同一周波数とするとメイン映像信号とサブ映像信号
との表示解像度の関係を保ったままで、サブ映像信号の
周波数変換を行える。
【0087】周波数変換されたサブ映像信号は、SW回
路41に接続されタイミング制御回路26の指示に従っ
てメイン映像信号との切り換え操作が行われ、メイン映
像信号内にサブ映像信号を合成することができる。
【0088】以上の実施例の場合では、メイン映像信号
中にサブ映像信号をはめ込むため、メイン映像信号の解
像度はサブ映像信号の解像度よりも高く、さらには走査
周波数もメイン映像信号の方が高い。
【0089】また、上記実施例では第1のPLL回路3
2及び第2のPLL回路33で発生するクロック信号の
周波数は各映像信号のドットクロック信号周波数と同一
としたが、PLL回路から発生させるクロック信号周波
数を適当に可変設定することによって、メイン映像信号
中に表示するサブ映像信号の表示サイズを拡大または縮
小することができる。
【0090】例えば、第2のPLL回路33の出力クロ
ック周波数を上記メイン映像信号のドットクロック信号
周波数の2倍とすれば、サブ映像信号を1/2に縮小表
示することができ、逆にドットクロック信号周波数の1
/2倍とすれば、2倍の拡大表示が可能となる。
【0091】次に合成表示を行わない場合について説明
する。メイン映像信号のみを表示する場合には、SW回
路41と同期処理回路92はメイン映像信号と水平同期
信号Hmおよび垂直同期信号Vmを選択し、それぞれを
ビデオ回路2および偏向回路13に出力する。
【0092】一方、サブ映像信号のみを表示したい場合
には、スキャンコンバータ14は図6に示したスキャン
コンバータ11と同様の動作を行い、SW回路41はD
/A変換回路24の出力側を選択し、同期処理回路92
は図6に示したスキャンコンバータ11の同期発生回路
28と同様の動作を行い水平同期パルスHpおよび垂直
同期パルスVpを発生する。
【0093】また、図14の実施例でA/D変換回路2
1、ビデオメモリ回路22、D/A変換回路24、第1
のPLL回路32を追加すれば図13のディスプレイ装
置に入力するサブ映像信号数を増やすことができ、合成
表示を行う際の子画面数も容易に増やせる。
【0094】以上のようにして、本実施例ではディスプ
レイ装置に入力される異なる表示タイミングを有する複
数の映像信号を同一画面上に表示することができる。
【0095】次に、図13に示したスキャンコンバータ
14の第2の実施例を図15を用いて説明する。この実
施例のスキャンコンバータ14は、SW回路83、第3
のPLL回路93、第2のA/D変換回路94、及び第
2のビデオメモリ回路95を付加した点で図14に示し
たスキャンコンバータとは相違しており、その他図14
に示したスキャンコンバータと同一符号の構成要素は少
なくとも同一機能を有する要素で構成されている。
【0096】図15で、A/D変換回路21および第2
のA/D変換回路94、ビデオメモリ回路22および第
2のビデオメモリ回路95、D/A変換回路24、およ
びSW回路83はそれぞれRGB映像信号の各系統ごと
に必要であるが、図15ではその内の1系統を代表して
記載しており、実際には前述の各従来例と同様に上記各
回路を3系統分用意すればよい。
【0097】また、その他の回路部分についてはRGB
3系統で同一の回路が使用できるが、例えば第1のPL
L回路32、及び第2のPLL回路33などのクロック
発生回路についてはクロックの発生タイミングや位相を
調整するために3系統独立に設けてもよい。
【0098】以下、図15に示すスキャンコンバータ1
4の動作について説明する。スキャンコンバータ14に
入力されるメイン映像信号は、第3のPLL回路93の
出力するクロック信号で第2のA/D変換回路94によ
ってディジタル化される。第3のPLL回路93の出力
クロック信号は、メイン映像信号を構成するドットクロ
ック信号周波数と同一周波数である。
【0099】ディジタル化されたメイン映像信号は、第
2のビデオメモリ回路95に書き込まれる。
【0100】一方、サブ映像信号は、図14に示したス
キャンコンバータ14と同様の動作によってビデオメモ
リ回路22に書き込まれる。ビデオメモリ回路22及び
第2のビデオメモリ回路95の内容はタイミング制御回
路26からの指示に従って読み出され、SW回路83で
ディジタル的に合成され、メイン映像信号上にサブ映像
信号を合成したり、逆にサブ映像信号上にメイン映像信
号を合成することや、さらに両映像信号のうちのどちら
か一方のみを表示することが可能となる。
【0101】図15では、映像信号の合成をディジタル
的に行っているため、合成した映像信号データをD/A
変換回路24でアナログ映像信号へ戻す際にメイン映像
信号およびサブ映像信号ともに走査周波数を変換するこ
とができる。
【0102】従って、図13に示されるディスプレイ装
置の偏向回路3の対応周波数範囲を図14の実施例の場
合よりもさらに限定して、周波数範囲を狭めたり固定周
波数とすることができる。従って、ディスプレイ装置の
性能を向上させることができる。
【0103】また、上記実施例では、2種類の異なるタ
イミング仕様の映像信号を処理する場合について述べた
が、多数の異なる映像信号の合成や切り換え表示に対応
する場合はA/D変換回路21、第1のPLL回路3
2、ビデオメモリ回路22の増設と、タイミング制御回
路26の制御信号やSW回路83を対応すべき入力映像
信号分増やせばよい。
【0104】
【発明の効果】以上の様に本発明のディスプレイ装置で
は、簡単な構成の周波数・解像度変換回路と所定の映像
信号仕様に対応するマルチスキャンディスプレイとによ
り、複雑な画像処理を行わずに、しかも画質の劣化を抑
え上記マルチスキャンディスプレイの対応外の各種映像
信号も表示可能となりディスプレイ装置の対応できる映
像信号走査周波数範囲を拡大することができる。また、
ディジタル的に周波数範囲の拡大を行うため、ディスプ
レイ装置の偏向回路における損失を抑え、最適設計が行
い易くなり、従ってディスプレイ組立時における調整も
容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例を示すブロック図。
【図2】図1の周波数・解像度変換回路(スキャンコン
バータ)の詳細を示すブロック図。
【図3】図1の動作を示す概念図。
【図4】図1の周波数・解像度変換回路の第2の実施例
を示すブロック図。
【図5】本発明に係わるディスプレイ装置の第2の実施
例を示すブロック図。
【図6】図5の周波数・解像度変換回路の詳細を示すブ
ロック図。
【図7】図6の動作を示す概念図。
【図8】図5の周波数・解像度変換回路の第2の実施例
を示すブロック図。
【図9】図5の周波数・解像度変換回路の第3の実施例
を示すブロック図。
【図10】図5の周波数・解像度変換回路の第4の実施
例を示すブロック図。
【図11】本発明に係わるディスプレイ装置の第3の実
施例を示すブロック図。
【図12】図11の周波数・解像度変換回路の詳細を示
すブロック図。
【図13】本発明に係わるディスプレイ装置の第4の実
施例を示すブロック図。
【図14】図13の周波数・解像度変換回路の詳細を示
すブロック図。
【図15】図13の周波数・解像度変換回路の第2の実
施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1,11,12,14 周波数・解像度変換回路(スキ
ャンコンバータ) 2 ビデオ回路 3,13 偏向回路 21 A/D変換回路 22 ビデオメモリ回路 24 D/A変換回路 25 PLL回路 26 タイミング制御回路 27 発振回路 28 同期発生回路 31 信号識別回路 32 第1のPLL回路 33 第2のPLL回路 41 スイッチ回路 42 偏向制御回路 51 動き検出回路 61 重畳映像データ発生回路 62 加算回路 71 カラールックアップテーブル回路 81 I/F回路 82 ビデオメモリ回路 83 第2SW回路 92 同期発生回路 93 第3のPLL回路 94 第2のA/D変換回路 95 第2のビデオメモリ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 染矢 隆一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 増田 浩三 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 鶴賀 貞雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 川崎 二郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報映像事業部内 (72)発明者 佐野 剛 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所情報映像事業部内 (72)発明者 江渡 正容 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 様々な走査周波数や仕様を有する各種映
    像信号を表示可能としたディスプレイ装置において、 該ディスプレイ装置に入力される映像信号の水平走査周
    波数を高いかまたは等しい周波数に、あるいは垂直解像
    度を高いかまたは等しい解像度に変換する変換手段と、
    該変換手段から出力される映像信号を表示するマルチス
    キャンディスプレイ手段とを備え、該変換手段は該マル
    チスキャンディスプレイ手段の所定の対応走査周波数あ
    るいは解像度範囲に上記入力映像信号の走査周波数ある
    いは解像度を変換することを特徴とするディスプレイ装
    置。
  2. 【請求項2】 入力される映像信号の水平走査周波数を
    高いかまたは等しい周波数に、または垂直解像度を高い
    かまたは等しい解像度に変換する変換手段と、該変換手
    段から出力される映像信号を表示するマルチスキャンデ
    ィスプレイ手段とを備え、あらゆる仕様や走査周波数を
    有する映像信号を表示可能とした上記ディスプレイ装置
    において、該変換手段は、入力映像信号をディジタル化
    するA/D変換回路と、該A/D変換回路の出力を少な
    くとも水平走査期間単位で保持するビデオメモリ回路
    と、該メモリ回路の出力の映像の垂直方向の走査線数を
    増やすための補間処理を行う補間処理回路と、該補間処
    理回路の出力をアナログ化するD/A変換回路と、上記
    A/D変換回路に入力映像信号の水平同期信号に同期し
    たクロック信号を供給するPLL回路と、上記D/A変
    換回路に第2のクロック信号を供給する発振回路と、該
    発振回路のクロック信号に同期して上記マルチスキャン
    ディスプレイ手段の偏向回路に対して水平同期パルスお
    よび垂直同期パルスを出力する同期発生回路と、上記各
    回路を制御するタイミング制御回路とを備えたことを特
    徴とするディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 入力される映像信号の水平走査周波数を
    高いかまたは等しい周波数に、または垂直解像度を高い
    かまたは等しい解像度に変換する変換手段と、該変換手
    段から出力される映像信号を表示するマルチスキャンデ
    ィスプレイ手段とを備え、あらゆる仕様や走査周波数を
    有する映像信号を表示可能とした上記ディスプレイ装置
    において、該変換手段は、入力映像信号をディジタル化
    するA/D変換回路と、該A/D変換回路の出力を少な
    くとも水平走査期間単位で保持するビデオメモリ回路
    と、該メモリ回路の出力の映像の垂直方向の走査線数を
    増やすための垂直補間処理を行う補間処理回路と、該補
    間処理回路の出力をアナログ化するD/A変換回路と、
    上記A/D変換回路に入力映像信号の水平同期信号に同
    期したクロック信号を供給するPLL回路と、上記D/
    A変換回路に第2のクロック信号を供給する発振回路
    と、該発振回路のクロック信号に同期して上記マルチス
    キャンディスプレイ手段の偏向回路に対して水平同期パ
    ルスおよび垂直同期パルスを出力する同期発生回路と、
    上記各回路を制御するタイミング制御回路と、該タイミ
    ング制御回路に対して入力映像信号の識別情報を出力す
    る信号識別回路とを備えたことを特徴とするディスプレ
    イ装置。
  4. 【請求項4】 様々な走査周波数や仕様を有する各種映
    像信号を表示可能としたディスプレイ装置において、 該ディスプレイ装置に入力される映像信号の水平走査周
    波数あるいは垂直走査周波数を高いかまたは等しい周波
    数に変換する変換手段と、該変換手段から出力される映
    像信号を表示するマルチスキャンディスプレイ手段とを
    備え、さらに該変換手段は該マルチスキャンディスプレ
    イ手段の所定の対応走査周波数範囲に上記入力映像信号
    の走査周波数を変換し、該マルチスキャンディスプレイ
    手段は偏向サイズや偏向位置を該変換手段から出力され
    る制御信号によって制御できる偏向回路を有することを
    特徴とするディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 入力される映像信号の水平走査周波数ま
    たは垂直周波数を高いかまたは等しい周波数に変換する
    変換手段と、該変換手段から出力される映像信号を表示
    するマルチスキャンディスプレイ手段とを備え、あらゆ
    る仕様や走査周波数を有する映像信号を表示可能とした
    上記ディスプレイ装置において、該変換手段は、入力映
    像信号をディジタル化するA/D変換回路と、該A/D
    変換回路の出力を少なくとも水平走査期間単位で保持す
    るビデオメモリ回路と、該ビデオメモリ回路の出力をア
    ナログ化するD/A変換回路と、該D/A変換回路の出
    力と上記入力映像信号とを選択的に切り替えて出力する
    映像信号切り替え回路と、上記A/D変換回路に入力映
    像信号の水平同期信号に同期したクロック信号を供給す
    るPLL回路と、上記D/A変換回路に第2のクロック
    信号を供給する発振回路と、該発振回路のクロック信号
    に同期し、上記マルチスキャンディスプレイ手段の偏向
    回路に対して水平同期パルスおよび垂直同期パルスを出
    力する同期発生回路と、上記各回路を制御するタイミン
    グ制御回路と、該タイミング制御回路に対して入力映像
    信号の識別情報を出力する信号識別回路と、該信号識別
    回路から上記マルチスキャンディスプレイ手段の偏向回
    路に対して偏向サイズや偏向位置の制御信号を出力する
    偏向制御回路とを備えたことを特徴とするディスプレイ
    装置。
  6. 【請求項6】 入力される映像信号の水平走査周波数ま
    たは垂直周波数を高いかまたは等しい周波数に変換する
    変換手段と、該変換手段から出力される映像信号を表示
    するマルチスキャンディスプレイ手段とを備え、あらゆ
    る仕様や走査周波数を有する映像信号を表示可能とした
    上記ディスプレイ装置において、該変換手段は、入力映
    像信号をディジタル化するA/D変換回路と、該A/D
    変換回路の出力を少なくとも水平走査期間単位で保持す
    るビデオメモリ回路と、該ビデオメモリ回路の出力をア
    ナログ化するD/A変換回路と、該D/A変換回路の出
    力と上記入力映像信号とを選択的に切り替えて出力する
    映像信号切り替え回路と、上記A/D変換回路に入力映
    像信号の水平同期信号に同期したクロック信号を供給す
    るPLL回路と、上記D/A変換回路に第2のクロック
    信号を供給する発振回路と、該発振回路のクロック信号
    に同期し、上記マルチスキャンディスプレイ手段の偏向
    回路に対して水平同期パルスおよび垂直同期パルスを出
    力する同期発生回路と、上記各回路を制御するタイミン
    グ制御回路と、該ビデオメモリ回路の保持情報から映像
    信号内容の動き部分を検出し、該タイミング制御回路に
    動き情報を与える動き検出回路と、該タイミング制御回
    路に対して入力映像信号の識別情報を出力する信号識別
    回路と、該信号識別回路の出力から上記マルチスキャン
    ディスプレイ手段の偏向回路に対して偏向サイズや偏向
    位置の制御信号を出力する偏向制御回路とを備えたこと
    を特徴とするディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 入力される映像信号の水平走査周波数ま
    たは垂直周波数を高いかまたは等しい周波数に変換する
    変換手段と、該変換手段から出力される映像信号を表示
    するマルチスキャンディスプレイ手段とを備え、あらゆ
    る仕様や走査周波数を有する映像信号を表示可能とした
    上記ディスプレイ装置において、該変換手段は、入力映
    像信号をディジタル化するA/D変換回路と、該A/D
    変換回路の出力を少なくとも水平走査期間単位で保持す
    るビデオメモリ回路と、入力映像信号とは別のディジタ
    ル映像信号情報を発生する映像データ発生回路と、該映
    像データ発生回路の出力を該ビデオメモリ回路の出力に
    重畳する加算回路と、該加算回路の出力をアナログ化す
    るD/A変換回路と、上記A/D変換回路に入力映像信
    号の水平同期信号に同期したクロック信号を供給するP
    LL回路と、上記D/A変換回路に第2のクロック信号
    を供給する発振回路と、該発振回路のクロック信号に同
    期し、上記マルチスキャンディスプレイ手段の偏向回路
    に対して水平および垂直同期パルスを出力する同期発生
    回路と、上記各回路を制御するタイミング制御回路と、
    該タイミング制御回路に対して入力映像信号の識別情報
    を出力する信号識別回路と、該信号識別回路の出力から
    上記マルチスキャンディスプレイ手段の偏向回路に対し
    て偏向サイズや偏向位置の制御信号を出力する偏向制御
    回路とを備えたことを特徴とするディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 入力される映像信号の水平走査周波数ま
    たは垂直周波数を高いかまたは等しい周波数に変換する
    変換手段と、該変換手段から出力される映像信号を表示
    するマルチスキャンディスプレイ手段とを備え、あらゆ
    る仕様や走査周波数を有する映像信号を表示可能とした
    上記ディスプレイ装置において、該変換手段は、入力映
    像信号をディジタル化するA/D変換回路と、該A/D
    変換回路の出力を少なくとも水平走査期間単位で保持す
    るビデオメモリ回路と、該フレームメモリ出力に対し所
    定の色情報を割り当てる色変換回路と、該色変換回路の
    出力をアナログ化するD/A変換回路と、該D/A変換
    回路の出力と上記A/D変換回路に入力映像信号の水平
    同期信号に同期したクロック信号を供給するPLL回路
    と、上記D/A変換回路に第2のクロック信号を供給す
    る発振回路と、該発振回路のクロック信号に同期し、上
    記マルチスキャンディスプレイ手段の偏向回路に対して
    水平同期パルスおよび垂直同期パルスを出力する同期発
    生回路と、上記各回路を制御するタイミング制御回路
    と、該タイミング制御回路に対して入力映像信号の識別
    情報を出力する信号識別回路と、該信号識別回路の出力
    から上記マルチスキャンディスプレイ手段の偏向回路に
    対して偏向サイズや偏向位置の制御信号を出力する偏向
    制御回路とを備えたことを特徴とするディスプレイ装
    置。
  9. 【請求項9】 様々な走査周波数や仕様を有する各種映
    像信号を表示可能としたディスプレイ装置において、該
    ディスプレイ装置に入力される映像信号の水平走査周波
    数または垂直走査周波数を高いかまたは等しい周波数に
    変換する変換手段と、該変換手段から出力される映像信
    号を表示するマルチスキャンディスプレイ手段とを備
    え、さらに該変換手段はアナログ信号形式の映像信号と
    は別にディジタル信号形式の映像信号をも入力可能とし
    て該マルチスキャンディスプレイ手段の所定の対応走査
    周波数範囲に対応するように該入力アナログ信号形式ま
    たはディジタル信号形式の映像信号の変換を行い、また
    該マルチスキャンディスプレイ手段は偏向サイズや偏向
    位置を該変換手段から出力される制御信号によって制御
    できる偏向回路を有することを特徴とするディスプレイ
    装置。
  10. 【請求項10】 入力される映像信号の水平走査周波数
    または垂直周波数を高いかまたは等しい周波数に変換す
    る変換手段と、該変換手段から出力される映像信号を表
    示するマルチスキャンディスプレイ手段とを備え、あら
    ゆる仕様や走査周波数を有する映像信号を表示可能とし
    た上記ディスプレイ装置において、該変換手段は、入力
    映像信号をディジタル化するA/D変換回路と、該A/
    D変換回路の出力を少なくとも水平走査期間単位で保持
    するビデオメモリ回路と、ディジタル映像信号を受信
    し、所定の信号形式に変換するインタフェース回路と、
    該インタフェース回路の出力を保持するビデオメモリ回
    路と、該ビデオメモリ回路と該ビデオメモリ回路の出力
    を選択的に切り替える第1の切り替え回路と、該切り替
    え回路の出力をアナログ化するD/A変換回路と該D/
    A変換回路の出力と上記入力映像信号とを切り替える第
    2の切り替え回路と、上記A/D変換回路に入力映像信
    号の水平同期信号に同期したクロック信号を供給する第
    1のPLL回路と、上記D/A変換回路に第2のクロッ
    ク信号を供給する第2のPLL回路と、該第2のPLL
    回路の出力クロック信号に同期し、上記マルチスキャン
    ディスプレイ手段の偏向回路に対して水平同期パルスお
    よび垂直同期パルスを出力する同期発生回路と、上記各
    回路を制御するタイミング制御回路と、該タイミング制
    御回路に対して入力映像信号の識別情報を出力する信号
    識別回路と、該信号識別回路の出力から上記マルチスキ
    ャンディスプレイ手段の偏向回路に対して偏向サイズや
    偏向位置の制御信号を出力する偏向制御回路とを備えた
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  11. 【請求項11】 様々な走査周波数や仕様を有する各種
    映像信号を表示可能としたディスプレイ装置において、
    該ディスプレイ装置に入力される映像信号の水平走査周
    波数または垂直走査周波数を高いかまたは等しい周波数
    に変換する変換手段と、該変換手段から出力される映像
    信号を表示するマルチスキャンディスプレイ手段とを備
    え、該変換手段は、少なくとも2信号以上の映像信号を
    入力可能として選択的にまたは各映像信号を合成して該
    マルチスキャンディスプレイ手段の所定の対応走査周波
    数範囲に適合するように映像信号の周波数変換を行い一
    映像信号を出力し、該マルチスキャンディスプレイ手段
    は、偏向サイズや偏向位置を該変換手段から出力される
    制御信号によって制御できる偏向回路を有することを特
    徴とするディスプレイ装置。
  12. 【請求項12】 入力される映像信号の水平走査周波数
    または垂直周波数を高いかまたは等しい周波数に変換す
    る変換手段と、該変換手段から出力される映像信号を表
    示するマルチスキャンディスプレイ手段とを備え、あら
    ゆる仕様や走査周波数を有する映像信号を表示可能とし
    た上記ディスプレイ装置において、該変換手段は、第2
    の入力映像信号をディジタル化するA/D変換回路と、
    該A/D変換回路の出力を保持するビデオメモリ回路
    と、該ビデオメモリ回路の出力をアナログ化するD/A
    変換回路と、該D/A変換回路の出力と該変換手段に入
    力される第1の入力映像信号とを選択的に切り換える切
    り換え回路と、上記A/D変換回路に第2の入力映像信
    号の水平同期信号Hsに同期したクロック信号を供給す
    る第1のPLL回路と、上記D/A変換回路に第2のク
    ロック信号を供給する第2のPLL回路と、上記第1の
    入力映像信号の水平同期信号Hmおよび垂直同期信号V
    mならびに第2のPLL回路の出力クロック信号を入力
    とし、該第2のPLL回路のクロック信号から作成した
    水平同期パルスおよび垂直同期パルスと上記第1の映像
    信号の同期信号とを選択的に切り換えて上記マルチスキ
    ャンディスプレイ手段の偏向回路に対して水平同期パル
    スおよび垂直同期パルスを出力する同期処理回路と、上
    記各回路を制御するタイミング制御回路と、該タイミン
    グ制御回路に対して各入力映像信号の識別情報を出力す
    る信号識別回路と、該信号識別回路の出力から上記マル
    チスキャンディスプレイ手段の偏向回路に対して偏向サ
    イズや偏向位置の制御信号を出力する偏向制御回路とを
    備えたことを特徴とするディスプレイ装置。
  13. 【請求項13】 入力される映像信号の水平走査周波数
    または垂直周波数を高いかまたは等しい周波数に変換す
    る変換手段と、該変換手段から出力される映像信号を表
    示するマルチスキャンディスプレイ手段とを備え、あら
    ゆる仕様や走査周波数を有する映像信号を表示可能とし
    た上記ディスプレイ装置において、該変換手段は、第1
    の入力映像信号をディジタル化する第1のA/D変換回
    路と、該第1のA/D変換回路の出力を保持する第1の
    ビデオメモリ回路と、第2の入力映像信号をディジタル
    化する第2のA/D変換回路と、該第2のA/D変換回
    路の出力を保持する第2のビデオメモリ回路と、該第1
    のビデオメモリ回路の出力と第2のビデオメモリ回路の
    出力を選択的に切り換える切り換え回路と、該切り換え
    回路の出力をアナログ化するD/A変換回路と、上記第
    1のA/D変換回路に第1の入力映像信号の水平同期信
    号Hsに同期したクロック信号を供給する第1のPLL
    回路と、上記第2のA/D変換回路に第2の入力映像信
    号の水平同期信号Hmに同期したクロック信号を供給す
    る第3のPLL回路と、上記D/A変換回路に第2のク
    ロック信号を供給する第2のPLL回路と、第2のPL
    L回路の出力クロック信号を入力とし、該第2のPLL
    回路のクロック信号から作成した水平同期パルスHpお
    よび垂直同期パルスVpを上記マルチスキャンディスプ
    レイ手段の偏向回路に対して出力する同期発生回路と、
    上記各回路を制御するタイミング制御回路と、該タイミ
    ング制御回路に対して各入力映像信号の識別情報を出力
    する信号識別回路と、該信号識別回路の出力から上記マ
    ルチスキャンディスプレイ手段の偏向回路に対して偏向
    サイズや偏向位置の制御信号を出力する偏向制御回路と
    を備えたことを特徴とするディスプレイ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002007074A (ja) * 2000-04-17 2002-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録装置および送信装置
KR100835035B1 (ko) * 2000-05-09 2008-06-03 소니 가부시끼 가이샤 신호 처리장치 및 방법

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