JPH07260828A - 波形観測装置 - Google Patents

波形観測装置

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JPH07260828A
JPH07260828A JP6048841A JP4884194A JPH07260828A JP H07260828 A JPH07260828 A JP H07260828A JP 6048841 A JP6048841 A JP 6048841A JP 4884194 A JP4884194 A JP 4884194A JP H07260828 A JPH07260828 A JP H07260828A
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waveform
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JP6048841A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Kubota
康之 久保田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 観測する波形を画面に表示し、所定の時間に
おける波形の細かな変化を見るときに、その時間におけ
る波形が表示されている頁の画面を、すぐに表示できる
ようにする。 【構成】 使用者は、観測したい波形を表示器21の画
面に表示させ、キーボードでその画面を右又は左にスク
ロールする。この時、表示器21(画面)には、所定の
表示位置における波形のデータを記憶している波形デー
タメモリ13の先頭アドレスが表示される。使用者は、
操作部5のキーボード19からその先頭アドレスを入力
する。この操作により、表示器21に表示されている先
頭アドレスがRAM18に記憶される。そして、その先
頭アドレスに基づく波形を表示させるときは、再び、操
作部5のキーボード19を操作して、表示器21の画面
に波形を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、観測すべき波形を順
次記憶して表示部に表示する波形観測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の波形観測装置は、例えば、コン
ピュータのハードウエアを開発する際に、ハードウエア
が設計どうりに正常に動作しているかを確認する場合
に、また、ISDN(Integrated Service Digital Net
work)において、端末と、宅内交換機等の回線終端装置
(DSU:Digital Service Unit)との間で伝送される
データをモニタ解析する場合に使用される。従来の波形
観測装置としては、特願平2−261457号公報に記
載のものが存在する。同波形観測装置は、幾つかのチャ
ネルから観測をする信号を入力して、これらの信号をメ
モリのそれぞれの領域に時系列に記憶し、記憶した信号
の時間を縮小して表示器に表示するものである。このよ
うに表示器に信号を縮小して表示する理由は、限られた
表示器の画面の面積内に、測定した信号を正確に表示す
るには、その表示器の画面にして何百ページもなければ
ならないが、これでは全体的な信号の変化をとらえるこ
とが困難になるからである。この波形観測装置の表示器
表示の一例が、図8に示されている。
【0003】同図において、表示器70のA0〜A7は
各チャネルの番号を示し、1/16は信号の時間の縮小
の倍率を示している。チャネルA0には、入力された信
号が縮小されて波形として時系列に表示されており、例
えば波形gと波形hとの間には、波形jが示すように、
「H」(ハイレベル)や「L」(ローレベル)の幾つか
の変化があることが表示されている。このように縮小モ
ードで、表示器70の画面に波形を表示させることによ
り、その画面をページングする回数を少なくして、全体
的な波形の変化を見ることができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像表示装置では、波形を縮小して表示器70に表
示しているので、全体的な波形の変化を知る場合は非常
に便利であるが、波形の細かな変化を捕らえることがで
きないという不都合がある。したがって、所定の時間の
波形の変化を細かく見たい場合は、縮小の倍率を1にし
て、所定時間の頁になるまで何十枚も画面をページング
する必要があり、またページングしても観測したい波形
が画面の端にある場合には画面の見やすい位置にまでス
クロールする必要があり、波形を観測するのに多大の時
間を要していた。特に、最近においては、観測する信号
を精度良く解析するために、その信号をサンプリングす
る時間を短くする傾向にあり、これに伴い、ますます画
面の枚数が多くなってきているため、ページングやスク
ロールの操作の回数がふえる一方である。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、画面をページングしたりスクロールしたりする
回数を少なくすることによって、観測したい波形を短時
間で見ることができる波形観測装置を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の波形観測装置は、観測対象である波
形を取り込むための波形入力部と、該波形入力部によっ
て取り込まれた波形をデジタル記憶する波形記憶部と、
波形を表示する表示部と、該表示部に表示されている一
連の波形の中で、拡大して見たい所定の波形範囲の先頭
部分が記憶されている上記波形記憶部内の先頭アドレス
を入力するための操作部と、上記表示部を制御して、上
記波形記憶部に記憶されている波形を表示させると共
に、上記操作部を介して上記先頭アドレスが入力される
と、該先頭アドレスを始点とする所定の記憶領域に記憶
されている上記所定の波形範囲を上記波形記憶部から読
み出して、上記表示部に時間軸を拡大して表示させる制
御部とを備えてなることを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の波形観測装置は、上
記制御部が、該表示部に拡大表示されている一連の波形
の中で、拡大して見たい所定の波形範囲の先頭部分が記
憶されている上記波形記憶部内の先頭アドレスが操作部
から入力されると、該先頭アドレスを始点とする所定の
記憶領域に記憶されている上記所定の波形範囲を上記波
形記憶部から読み出して、上記表示部の時間軸の倍率を
変えて拡大して表示させることを特徴としている。
【0008】さらにまた、請求項3記載の波形観測装置
は、上記表示部が、表示されている一連の波形の中で、
拡大して見たい所定の波形範囲の先頭部分が記憶されて
いる上記波形記憶部内の先頭アドレスを表示することを
特徴としている。
【0009】
【作用】上記発明の構成によれば、上記表示部に表示さ
れた波形を拡大して見たい場合に、拡大して見たい波形
記憶部の所定の波形範囲の先頭アドレスを指定すること
により、波形を表示できるようにしたので、波形が表示
された上記表示部の画面をめくるペ−ジングや画面の位
置を移動するスクロールを、頻繁に行うことなわなくて
も、拡大して見たい部分の波形を見ることができる。す
なわち、表示部の画面に波形を表示させる場合は、その
波形を時間を縮小させて表示する方法と、その波形を縮
小しないで表示する方法があるが、前者の方法では、波
形の全体的な変化は把握できても、詳細な信号の変化を
見ることができない。一方、後者の方法では、波形を詳
細に見ることはできても、見たい部分の波形を画面に表
示させるまで頻繁にスクロールやペ−ジングを行う必要
がある。そこで、あらかじめ詳細に見たい波形記憶部の
所定の波形範囲の先頭アドレスを記憶しておき、その先
頭アドレスを指示することで、波形を画面に詳細に表示
するようにすれば、頻繁にスクロールやペ−ジングを行
う必要がないので、詳細に観測したい波形を、短時間に
画面に表示できる。
【0010】また、上記表示部の画面に波形を拡大表示
しておき、その拡大表示された波形を、時間軸の倍率を
変えて拡大して表示することにより、使用する都合に応
じて拡大の調整ができるので使いやすい。また、上記先
頭アドレスを表示部の画面に表示することにより、先頭
アドレスの確認ができるので使い勝手が良い。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1は、この発明の一実施例である
波形観測装置の電気的構成を概略に示す回路ブロック
図、また、図2は、同波形観測装置の電気的構成を詳細
に示すブロック図である。これらの図に示すように、こ
の波形観測装置は、波形入力処理部1と、波形記憶処理
部2と、CPU(中央処理装置)3と、主記憶部4と、
操作部5と、表示部6と、出力部7とからなっている。
上記波形入力処理部1において、入力処理回路10(波
形入力部)は、例えば8つのチャンネルから観測する波
形(信号)をそれぞれ入力し、入力した信号を比較回路
11に出力する。上記各チャネルのへの波形の入力は、
ICクリップ等を用いたプローブを、プリント基盤上の
所定の入出力端子に接続することにより行われる。基準
電圧制御回路11は、入力処理回路10から入力する信
号の基準となる電圧レベルを設定し、比較回路12は、
入力処理回路10から入力した波形を、基準電圧制御回
路11で設定された電圧レベルと比較して、所定の電圧
レベル以上のものを「H」信号、また、所定の電圧レベ
ルより小さいものを「L」信号のデジタル信号として、
波形データメモリ13に出力する。
【0012】波形記憶処理部2において、波形データメ
モリ13(波形記憶部)は、トリガ制御回路14からト
リガ信号を入力し、この信号に基づいて、比較回路12
から入力したデジタル信号を波形データとして記憶する
のを開始する。この波形データは、所定のアドレスの記
憶領域に昇順に記憶される。また、その波形データを記
憶するときは、サンプリングクロック制御回路15から
のクロック信号の立ち上がり又は立ち下がりのタイミン
グに同期して行われる。この波形データメモリ13に記
憶されたデータが、表示部6に波形を表示するための基
となる。トリガ制御回路14は、CPU3の指示による
所定周期のトリガ信号又は装置外部から入力されたトリ
ガ信号を、波形データメモリ13に出力する。サンプリ
ングクロック制御回路15は、波形データメモリ13が
比較回路12から信号を入力して記憶するための基準と
なるクロック信号を出力する。このクロック信号は、そ
の周期が短ければ短いほど、入力処理回路10から入力
する信号を精度良く捕らえることができる。
【0013】アドレス制御回路16は、CPU3の指示
により、記憶された波形データを読み出すためのアドレ
スを波形データメモリ13に指定する。CPU3は、波
形データメモリ13から波形データを読み出す制御、及
び読み出した波形データを表示部6に表示する制御等を
含め総合的な制御を行う。主記憶部4において、ROM
17は、CPU3が波形観測処理を行うためのプログラ
ムを記憶する。また、RAM18は、CPU3により波
形データメモリ13から読み出された波形データ、及び
その波形データが記憶されている波形データメモリ13
のアドレス、さらに操作部5により指示された表示器2
1に表示する波形データが記憶されている波形データメ
モリ13のアドレスを記憶する。
【0014】操作部5において、キーボード19は表示
器21に表示している波形の先頭アドレスを入力し、キ
ー信号発生回路20は、キーボード19から入力された
データを内部コードに変換し、その内部コードをバスを
介してCPU3に出力する。表示部6において、表示器
21の画面は例えば256ドット(横)×128ドット
(縦)のLCD(液晶ディスプレイ)であり、表示制御
回路22の制御によりRAM18に記憶された波形デー
タを波形として表示する。表示制御回路22は、CPU
3の制御により、表示メモリ23に書き込まれた波形デ
ータを、表示器21(画面)の所定の位置に表示する。
表示メモリ23は、表示器21(画面)に表示する波形
データをアドレスと対応する記憶領域に格納する。出力
部7において、印字出力回路24はCPU3の指示によ
り、RAM18に記憶された波形データを紙に印字す
る。送信回路25はRS−232Cの規格により、CP
U3から指示された波形データを外部装置に送信する。
【0015】図3は、この波形観測装置の記憶部の使用
状態を示す概念図である。同図において、上記RAM1
8のユーザが使用できる記憶領域は、選択アドレス記憶
領域40と、表示アドレス記憶領域41と、データ記憶
領域42とに分けられている。選択アドレス記憶領域4
0は、アドレス“K+1”(データ1234)からアド
レス“L−1”(データ1840)までの領域であり、
表示器21(画面)に表示させた波形のうち、記憶させ
て再び表示させたい部分の波形データのアドレス(波形
データメモリ13のアドレス)を記憶する領域である。
この選択アドレス記憶領域40には、表示器21(画
面)に表示された記憶用に割り付けられたファンクショ
ンキーの数のアドレスだけ記憶でき、例えば5つのファ
ンクションキーが割り付けられていれば、5つのアドレ
スを記憶できる。表示アドレス記憶領域41は、アドレ
ス“L”(データ1004)からアドレス“M”(デー
タ1234)までの領域であり、表示器21(画面)に
表示された波形データが記憶されている波形データメモ
リ13のアドレスを記憶する領域である。この表示アド
レス記憶領域41には、波形データメモリ13のアドレ
スが、表示器21の一画面に表示可能分の数だけ記憶で
きる。すなわち、波形データメモリ13の各アドレス
に、1バイト分のデータが記憶され、この1バイト分の
データで表示器21の画面に「H」又は「L」の1つの
信号を表示できるとすると、表示器21の一画面に20
8個の信号が表示できれば、208個分のアドレスが記
憶できる。
【0016】また、この表示アドレス記憶領域41のア
ドレス“M”は、表示器21(画面)に表示させる波形
の最も端の部分を示す波形データのアドレス(先頭アド
レス)である。表示器21(画面)上で記憶させたい部
分の波形を上記操作部5からアドレスで指示する場合
は、画面をキーボードでスクロールさせ、記憶させたい
部分の波形を画面の最も端の部分に合わせて、キーボー
ド上にある記憶用に指定されたファンクションキーを押
す。そして、これにより、記憶させる波形データメモリ
13の先頭アドレスを入力してこの表示アドレス記憶領
域41に記憶する。また、その表示器21(画面)にそ
の先頭アドレスに基づく波形を再表示させる場合には、
CPU3が、その先頭アドレスをこのアドレス“M”か
ら読み出し、この読み出した波形データに基づいてその
前後のアドレスの示す波形データを、波形データメモリ
13から読み出し、RAM18に書き込む。データ記憶
領域42は、アドレス“M+1”からアドレス“N+
1”までの領域であり、表示器21に表示する一画面分
の波形の波形データを記憶する領域であり、42(1)
から42(8)の8チャネル分の波形データが記憶でき
る。
【0017】図4は、この波形観測装置の表示部におけ
る記憶モードの表示例を示す図、図5は、同表示部にお
ける表示モードの表示例を示す図である。上記表示部6
の表示器21の画面には、図4のような波形が時系列に
表示される。同図において、A0〜A7は、入力処理回
路10のそれぞれチャネル名を示しており、各チャネル
から入力された波形は、A0〜A7に対応して時間軸方
向に表示される。表示領域51aは、キーボード19の
ファンクションキーと対応する機能を示しており、この
場合は、記憶モードなので、そのファンクションキーを
F1,F2,F3,…とすると、F1が「メモリ1」,
F2が「メモリ2」,F3が「メモリ3」に定義付けら
れていることを示す。また、表示器21(画面)に表示
された波形を記憶する場合は、ファンクションキーF
1,F2,F3をそれぞれ押すことにより、表示器21
(画面)におけるfの位置に表示された波形のアドレス
(その波形の波形データを記憶する波形データメモリ1
3のアドレス)を先頭アドレスとして記憶させることが
できる。また、表示領域51aは、先頭アドレスが記憶
されると、表示している色や模様が変化し、表示された
ことを使用者に示す。
【0018】表示領域51bの「表示M」は、この表示
に定義付けられたファンクションキーが、記憶された波
形を画面に表示させる表示モードに切り替える機能をも
つことを示している。表示領域52は、現在の画面が縮
小画面であるので、その縮小画面の倍率を示しており、
この場合は、「1/16」である。表示領域53は、現
在の表示位置50cにおける先頭アドレス「1234」
を示している。また、チャンネルA0が示す波形cと波
形dとの間の波形eを詳細に観測する場合は、表示位置
fが波形cと波形dとの間に来るように、キーボード1
9で表示器21の画面を左にスクロールさせ、その位置
に来たときに、上記ファンクションキーを押す。このと
き、表示領域53には、先頭アドレス「1226」が表
示されるので、上記ファンクションキーが押されること
により、その先頭アドレス「1226」がキーボード1
9から入力される。なお、この図4では、A0以外のチ
ャネルについて、波形の表示を省略している。
【0019】次に、記憶された波形を画面に表示する場
合は、図4の表示領域51bの「表示M」と対応するキ
ーボード19のファンクションキーを押して表示モード
にする。表示モードにすると、図5で示すような画面が
拡大された表示される。表示器21(画面)に表示され
た表示領域51aには、記憶モードで記憶した先頭アド
レスに基づく波形を画面に表示するためのファンクショ
ンキーの機能を示す、「表示1」,「表示2」,「表示
3」が表示されている。また、この表示領域51aの
「表示1」,「表示2」,「表示3」は、上述した「メ
モリ1」,「メモリ2」,「メモリ3」の表示と対応し
ている。したがって、記憶モードで読み込ませた先頭ア
ドレスに基づく波形を、画面に表示させる場合は、例え
ば「メモリ1」と対応するファンクションキーで読み込
ませた先頭アドレスに基づく波形を画面に表示させたい
ときは、「表示1」と対応するファンクションキーを押
す。なお、この図5は図4の画面を拡大したときの概念
を示しており、図4の画面の表示位置f,c,e,dと
一致していないので、表示位置を示していない。
【0020】次に、この波形観測装置の動作について説
明する。図6及び図7は同波形観測装置の動作を説明す
るフローチャートである。まず、図2の入力処理回路1
0によりそれぞれのチャネルに信号が入力され、これら
の信号は、比較回路12により、基準電圧制御回路11
の設定電圧で比較され、「H」信号や「L」信号に変換
されて波形データメモリ13に入力される。そして、波
形データメモリ13では、トリガ制御回路14から入力
したトリガ信号により、比較回路12から入力した信号
を記憶するのを開始する。また、波形データメモリ13
は、サンプリングクロック制御回路15から入力したク
ロック信号の立ち上がり又は立ち下がりに同期して、比
較回路12から入力した波形データを時系列順に記憶す
る。使用者は、表示器21(画面)に波形を表示させる
ときのモードを、キーボード19から指定する。このと
き、表示器21(画面)には、図3で示す表示領域51
a,51bに、キーボード19の各ファンクションキー
に対応するメニュ−が表示される。例えば、表示領域5
1aには「縮小モード」及び「拡大モード」、表示領域
51bには表示モードを示す「表示M」が表示される。
【0021】CPU3は、キーボード19から例えば1
/16の「縮小モード」の指定を受けると(ステップS
10)、15個ずつ飛ばしたアドレスを波形データメモ
リ13に指定して波形データメモリ13から波形データ
を読み出し(ステップS11)、RAM18のデータ記
憶領域42の42(1)から42(8)に書き込むとと
もに、波形データメモリ13に指示した上記アドレスを
表示アドレス記憶領域41のアドレスLから順次書き込
む(ステップS12)。このとき、CPU3により、表
示アドレス記憶領域41には、表示器21(画面)の1
画面分の波形データ(スクロールで表示できるものも含
めた波形データ)が書き込まれる。また、表示アドレス
記憶領域41のアドレス“M”が表示器21(画面)に
表示される先頭アドレス(表示器21の画面における表
示位置fの波形データのアドレス)となる。
【0022】次に、CPU3は、RAM18のデータ記
憶領域42に書き込んだ波形データを表示制御回路22
を介して表示メモリ23に書き込み(ステップS1
3)、表示制御回路22を制御して、表示メモリ23の
波形データを表示器21(画面)に、図4のように表示
させる(ステップS14)。このとき、表示領域51a
には「メモリ1」、「メモリ2」、「メモリ3」が表示
され、表示領域51bには表示モードを示す「表示M」
が表示され、表示領域53には、表示位置fの波形デー
タが記憶されている波形データメモリの先頭アドレス
「1234」が表示される。使用者は、キーボード19
を用いて表示器21(画面)をスクロールし、A0に表
示されている波形を移動させる。このとき、キーボード
19を用いて表示器21の画面をスクロールすると、表
示器21(画面)の表示領域53のアドレスは、そのス
クロールに伴い変化する。CPU3は、キーボード19
からスクロールの指示を受けると、表示制御回路22を
制御して、画面に表示できる部分を変える。
【0023】また、使用者により、ページングの操作が
行われたときは、CPU3は、波形データメモリ13に
次のアドレスを指示して波形データを読み出し、読み出
した波形データをRAM18にさらに書き加え、表示器
21の画面に表示する。RAM18では、表示アドレス
記憶領域41のアドレスLから新たな波形データが書き
加えられ、その波形データの分だけ古い波形データは消
される。同じ縮小モードで使用する場合は、以上の動作
が繰り返し行われる(ステップS15,S20でNO、
ステップS21でYES、ステップS23でNO、ステ
ップS22)。次に、図3の画面で表示された波形を記
憶する場合、まず表示器21の画面を記憶モードにす
る。すなわち、この記憶モードへの切替えは、使用者
が、図4の前画面の表示領域51bに表示された「記憶
モード」と対応するキーボード19のファンクションキ
ーを押すことにより行う。この操作により、表示器21
の画面の表示領域51aの「メモリ1」、「メモリ
2」、「メモリ3」と対応するファンクションキーは、
先頭アドレスを記憶する機能を持つ。一方、CPU3
は、上記「記憶モード」のファンクションキーを押され
たことにより、記憶モードと判断する(ステップS15
でYES)。
【0024】使用者は、A0の波形を観測し、例えば波
形cと波形dとの間の波形eの変化を詳細に見る場合、
その見る波形eの位置を、キーボード19を用いて画面
をスクロールさせて表示位置eに合わせ、「メモリ1」
と対応するファンクションキーを押す。CPU3は、そ
のファンクションキーが押されたのをキー信号発生回路
20から伝えられると、そのファンクションキーが押さ
れたときに、表示器21の画面の表示位置50cに表示
されていた波形データのアドレス(例えば「123
4」)を、先頭アドレスとして、RAM18の表示アド
レス記憶領域41(アドレス“M”)から読み出し(ス
テップS16)、選択アドレス記憶領域40(アドレス
“K+1”)に書き込む(ステップS17)。そして、
この操作後、CPU3は、表示器21の画面の表示領域
51aの「メモリ1」の色を変えたり、模様を変えるこ
とにより、記憶完了を使用者に知らせる(ステップS1
8)。
【0025】さらに、波形を記憶する場合は、上述のよ
うに、キーボード19を操作しながら、画面をスクロー
ルさせ、その見る波形の位置を、表示位置fに合わせて
は、「メモリ2」、「メモリ3」,…と対応するファン
クションキー押す動作を繰り返す。CPU3では、ステ
ップS16からステップS19までの処理を繰り返し行
い、この処理を、ファンクションキーの数だけ繰り返
す。次に、RAM18に記憶された波形データを、表示
器21の画面に表示させる場合は、表示領域51aには
「表示1」,「表示2」,「表示3」,…のメニューが
表示され、使用者は、これらの表示と対応するファンク
ションキーを押す。このとき、使用者は、「メモリ1」
に対応するファンクションキーで記憶されたアドレスを
表示させる場合は、「表示1」と対応するファンクショ
ンキーを押す。
【0026】CPU3では、「表示1」のファンクショ
ンキーが押されたのをキー信号発生回路20から伝えら
れると、RAM18の表示アドレス記憶領域40の「表
示1」と対応するアドレス“K+1”から、先頭アドレ
ス「1234」を読み出し、この先頭アドレスを始点と
するアドレス、例えばアドレス1234〜1394の波
形データを波形データメモリ13から読み出し(ステッ
プS24)、RAM18の波形データ記憶領域42に書
き込み(ステップS25)、その書き込んだ波形データ
を、さらに表示制御回路22を介して表示メモリ23に
書き込み(ステップS26)、表示器21の画面に表示
する。
【0027】使用者は、表示器21の画面への表示を繰
り返す場合は、キーボード19のファンクションキーを
押し、上記動作を繰り返し行う。また、操作を初期状態
に戻すときは、図5の表示器21(画面)の表示領域5
1bの初期画面の機能を示す「初期M」と対応するファ
ンクションキーを押す。CPU3は、表示器21の画面
を表示制御回路22によりクリヤしては、RAM18か
ら読み出したアドレスに基づいて、波形データメモリ1
3から波形データを読み出し、表示器21の画面に表示
する動作を繰り返す(ステップS24〜S28)。そし
て、キーボード19から初期状態(終了)に戻す指示が
あれば(ステップS29)、その表示動作を終了する。
この実施例の構成によれば、詳細に見たい部分の波形の
アドレスをRAMに記憶しておき、そのアドレスに基づ
いて、波形データメモリから波形データを読み出して、
画面に表示するようにしたので、頻繁にスクロールやペ
−ジングを行う必要がなく、したがって、詳細に観測し
たい波形を、短時間に画面に表示できる。
【0028】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述の実
施例では、表示器の画面に表示させる波形をデジタル信
号として表示しているが、デジタル信号だけでなくアナ
ログ信号でも良い。また、波形を記憶させる場合、上記
画面をスクロールして記憶したい波形の位置を画面の特
定の位置に合わせて、そのときの先頭アドレスを記憶さ
せるようにしているが、これに限らず、画面に特定のカ
ーソル(線)を表示させ、そのカーソルを記憶したい波
形の位置まで、キーボードの操作により、移動させても
良い。この場合、現在のカーソルの示す位置が、先頭ア
ドレス(波形データメモリのアドレス)を示している。
また、そのカーソルの移動に伴い、画面に表示されてい
る先頭アドレスは変化する。
【0029】また、上記先頭アドレスの記憶をファンク
ションキーを用いて行ったが、これでは、記憶できる先
頭アドレスの数がファンクションキーの数に限られるの
で、先頭アドレスを記憶する場合は、例えば指定された
1つのファンクションキーを押すごとに、その先頭アド
レスを表示器の画面の一部に連続して表示させて、使用
者の確認後に、一度に記憶させても良い。このようにす
れば、RAMの記憶容量が許す限り先頭アドレス及び波
形データを記憶できる。さらに、上述の実施例において
は、波形を拡大表示させる場合、その先頭アドレスを始
点とする昇順方向の一定範囲のアドレス群に対応する波
形データを波形データメモリから読み出すようにした場
合について述べたが、これに代えて、先頭アドレスを始
点とする降順方向の一定範囲のアドレス群に対応する波
形データを、波形データメモリから読み出すようにして
も良い。また、上述の実施例では、表示器に表示された
波形の先頭アドレスを指定して、波形を拡大して表示す
ることについて述べたが、これに限らず、表示器に拡大
された波形を表示し、時間軸の倍率を変化させて、その
拡大された波形を自由に拡大できるようにしても良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の波形観
測装置によれば、拡大したい波形範囲の先頭部分が記憶
されている波形記憶部内の先頭アドレスに基づいて、波
形記憶部から波形を読み出して、表示器に表示するよう
にしたので、表示器の画面を頻繁にスクロールやペ−ジ
ングを行う必要がなく、したがって、観測したい波形
を、短時間で画面に表示できる。また、上記表示部の画
面に波形を拡大表示しておき、その拡大表示された波形
を、時間軸の倍率を変えて拡大して表示することによ
り、使用する都合に応じて拡大の調整ができるので使い
やすい。また、上記先頭アドレスを表示部の画面に表示
することにより、先頭アドレスの確認ができるので使い
勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である波形観測装置の電気
的構成を概略に示す回路ブロック図である。
【図2】同波形観測装置の電気的構成を詳細に示すブロ
ック図である。
【図3】同波形観測装置の記憶部の使用状態を示す概念
図である。
【図4】同波形観測装置の表示器の記憶モードのおける
表示例を示す図である。
【図5】同波形観測装置の表示器の表示モードのおける
表示例を示す図である。
【図6】同波形観測装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図7】同波形観測装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図8】従来の波形観測装置の表示例を示す図である。
【符号の説明】
3 CPU(制御部) 4 主記憶部 5 操作部 6 表示部 10 入力処理回路(波形入力部) 13 波形データメモリ(波形記憶部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観測対象である波形を取り込むための波
    形入力部と、該波形入力部によって取り込まれた波形を
    デジタル記憶する波形記憶部と、波形を表示する表示部
    と、該表示部に表示されている一連の波形の中で、拡大
    して見たい所定の波形範囲の先頭部分が記憶されている
    前記波形記憶部内の先頭アドレスを入力するための操作
    部と、前記表示部を制御して、前記波形記憶部に記憶さ
    れている波形を表示させると共に、前記操作部を介して
    前記先頭アドレスが入力されると、該先頭アドレスを始
    点とする所定の記憶領域に記憶されている前記所定の波
    形範囲を前記波形記憶部から読み出して、前記表示部に
    時間軸を拡大して表示させる制御部とを備えてなること
    を特徴とする波形観測装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、該表示部に拡大表示され
    ている一連の波形の中で、拡大して見たい所定の波形範
    囲の先頭部分が記憶されている前記波形記憶部内の先頭
    アドレスが前記操作部から入力されると、 該先頭アドレスを始点とする所定の記憶領域に記憶され
    ている前記所定の波形範囲を前記波形記憶部から読み出
    して、前記表示部の時間軸の倍率を変えて、拡大して表
    示させることを特徴とする請求項1記載の波形観測装
    置。
  3. 【請求項3】 前記表示部は、表示されている一連の波
    形の中で、拡大して見たい所定の波形範囲の先頭部分が
    記憶されている前記波形記憶部内の先頭アドレスを表示
    することを特徴とする請求項1記載の波形観測装置。
JP6048841A 1994-03-18 1994-03-18 波形観測装置 Pending JPH07260828A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005255271A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ伝送システム
JP2007070027A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ伝送システムの情報モニタ装置

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