JPH07260819A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

Info

Publication number
JPH07260819A
JPH07260819A JP5008594A JP5008594A JPH07260819A JP H07260819 A JPH07260819 A JP H07260819A JP 5008594 A JP5008594 A JP 5008594A JP 5008594 A JP5008594 A JP 5008594A JP H07260819 A JPH07260819 A JP H07260819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acceleration sensor
parallel
acceleration
parallel circuit
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5008594A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Sato
顕 佐藤
Koichi Okamoto
幸一 岡本
Yoshiaki Fuda
良明 布田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP5008594A priority Critical patent/JPH07260819A/ja
Publication of JPH07260819A publication Critical patent/JPH07260819A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低周波にて加速度を検出できる加速度センサ
を提供する。 【構成】 加速度センサは,積層型バイモルフからなる
加速度センサ素子1と,この加速度センサ素子1に並列
に接続された抵抗を有する並列回路2と,この並列回路
2に接続されたインピーダンス変換回路3とを備えてい
る。この加速度センサ素子1は,圧電セラミックシート
a1〜a14と,電極層b1〜b13とを,圧電セラミ
ックシートa1及びa14が両端になるように交互に積
層して同時焼結して得られる。加速度センサ素子1の自
己静電容量と,並列回路2と,インピーダンス変換回路
3とによって,ハイパスフィルタを構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,カメラの手振れ検出,
自動車の操縦性改善のための揺れ検出,及びコンプレッ
サーの騒音対策のための振動検出等に用いられる加速度
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に,圧電セラミックスは,加速度α
に比例する力Fに応じて電圧V(電荷Q)を発生するこ
とから,加速度センサに応用されてきた。この圧電セラ
ミックスを用いた加速度センサにおいて,これを数式で
表すと,次の数1式,数2式,数3式が成り立つ。
【0003】
【数1】
【数2】
【数3】 ここに,k1 ,k2 は比例定数,Cは自己静電容量であ
る。
【0004】図2は従来の圧電応用の加速度センサの一
例を示す図である。この加速度センサは,金属薄板51
と,板厚を精密に研磨され,両端面に電極54,55が
形成され金属薄板51に接着された圧電セラミック板5
2,53からなり,板厚方向に振動すると前記電圧を発
生するバイモルフ素子50と,このバイモルフ素子50
に並列に接続された抵抗からなる並列回路2と,この並
列回路2に接続されたインピーダンス変換回路3によっ
て構成されている。今加速度が矢印57の方向に,印加
されたとき,圧電セラミック板52に加速度に比例した
電圧が発生し,この電圧がインピーダンス変換回路3で
変換され,出力端で加速度に比例した電圧として検出さ
れる。この回路構成は,ハイパスフィルタとして機能す
るため,検出可能な周波数は,低周波側にてカットオフ
周波数f0 が限界となり,カットオフ周波数f0 は次の
数4式で求められる。
【0005】
【数4】 ここに,Rは抵抗2の抵抗値である。
【0006】この従来の加速度センサの一例として,比
誘電率1800,自由端長さ7mm,幅3mm,厚さ
0.1mmの圧電板を用いてバイモルフ素子を制作した
場合,C=6.7×10-9Fとなり,R=22×106
Ωの抵抗を用いて並列回路を構成した場合,f0 =1.
08Hzとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】加速度センサの用途の
一例として,カメラの手振れ検出があげられる。かかる
用途に於いては,0.1Hzの検出能が要求されてい
る。このため前述した従来のバイモルフ素子を用いた場
合,素子寸法について面積を10倍にするか,圧電
板の厚みを10分の1にするか,並列の抵抗の抵抗値
を10倍にすることが考えられる。この解決方法につい
ては,いずれも問題があり,前記に関しては,カメラ
内部の開きスペースに限りがあり,センサ寸法ひいては
素子寸法を大きくできないこと,前記に関しては,
0.1mm以下に研磨された圧電板は非常に破損しやす
く,取扱が困難であること,及び前記に関しては,抵
抗素子1個についての抵抗値は22×106 Ωが現実的
には上限であり,10個を直列に接続して使用するには
スペースに無理を生じること等いずれも解決方法として
非現実的である。
【0008】そこで,本発明の技術的課題は,寸法を拡
大することなく,且つ制作困難なバイモルフ素子を用い
る事なく,また非現実的な高抵抗値の抵抗素子を用いる
ことなく,前記のような低周波数にて加速度を検出でき
る加速度センサを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,圧電バ
イモルフを有する加速度センサ素子と,前記加速度セン
サ素子に並列に接続された抵抗を有する並列回路と,前
記並列回路に接続されたインピーダンス変換回路とを具
備し,前記加速度センサ素子の自己静電容量と,前記並
列回路と,前記インピーダンス変換回路とによってハイ
パスフィルタを構成する加速度センサにおいて,前記圧
電バイモルフは,両端を電極層として,圧電セラミック
シートと電極層とを交互に積層し,同時焼結して得られ
る積層型セラミックスからなることを特徴とする加速度
センサが得られる。
【0010】
【作用】本発明による加速度センサに於いては,圧電バ
イモルフの電極層に挟まれた各圧電セラミックス層の静
電容量は並列に接続されるため,全体の静電容量は全層
の静電容量を加算した値となる。このC値の拡大によ
り,前記数4式からカットオフ周波数f0 は小さな値と
なり,前記の低周波数にて加速度を検出することが可能
な加速度センサを得ることができる。
【0011】
【実施例】以下,本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は本発明の実施例による加速度センサ
の構成の概略を示す図である。図1に示すように,加速
度センサは,加速度センサ素子1と,この加速度センサ
素子1に並列に接続された抵抗からなる並列回路2と,
この並列回路2に接続されたインピーダンス変換回路3
とから構成されている。この加速度センサ素子1は,圧
電セラミックスシートa1〜a14と電極層b1〜b1
3が,圧電セラミックスシートa1及びa14が両端と
なるように,交互に積層され,同時焼結して得られた積
層型バイモルフから形成されている。また,加速度セン
サ素子1の電極層b1〜b13は上下一層おきに,即
ち,電極層b1,b3,b5,…,b13が並列に接続
されて,並列回路2を経てインピーダンス変換回路3に
接続され,残る電極層b2,b4,…,b12も並列に
接続されて接地されている。
【0013】このような構成の加速度センサに,矢印6
方向に加速度を印加すると,圧電セラミックスシートa
2〜a7に加速度に比例した電圧が発生し,この電圧が
インピーダンス変換回路3でインピーダンス変換され,
出力端で,加速度の大きさに比例した電圧Vとして検出
される。
【0014】次に,本発明の実施例に係る加速度センサ
の製造の具体例を示す。比誘電率1800の材料を用い
て厚さ24μmの圧電セラミックシートa1〜a14を
作製し,この圧電セラミックシートa1〜a14と電極
層b1〜b13とを交互に14層積層し,同時焼結して
自由端長さ5mm,幅3mmの積層型バイモルフからな
る加速度センサ素子1を作製した。この加速度センサ素
子1(自己静電容量C=119×10-9F)および20
×106 Ωの抵抗からなる並列回路2およびオペアンプ
を用いたインピーダンス変換回路3により加速度センサ
を構成した結果,ハイパフィルタのカットオフ周波数
0.07Hzと,前記要求である0.1Hz以下を満足
する加速度センサを得ることができた。
【0015】なお,前述した本発明の実施例において
は,積層数を14層のものを用いたが,これに限らず,
本発明に於いては,積層数については,必要に応じて任
意の偶数層を用いることができる。更に,本発明の実施
例においては,圧電セラミックシートを厚さ24μmの
ものを用いたが,これに限定されずに厚さ10μmを有
するもの困難なく製作することができ,本発明の実施例
で示したものよりもさらに低い周波数の加速度を検出す
る加速度センサを製作することもできる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように,本発明によれば,比
較的容易に,従来の加速度センサに比し低い周波数にて
加速度が検出できる,すなわち周波数感度の高い加速度
センサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る加速度センサの構成の概
略を示す図である。
【図2】従来例に係る加速度センサの概略図である。
【符号の説明】
1 加速度センサ素子 2 並列回路(抵抗) 3 インピーダンス変換回路 50 バイモルフ素子 51 金属薄板 52,53 圧電セラミックス板 54,55 電極 a1〜a14 圧電セラミックスシート b1〜b13 電極層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電バイモルフを有する加速度センサ素
    子と,前記加速度センサ素子に並列に接続された抵抗を
    有する並列回路と,前記並列回路に接続されたインピー
    ダンス変換回路とを具備し,前記加速度センサ素子の自
    己静電容量と,前記並列回路と,前記インピーダンス変
    換回路とによってハイパスフィルタを構成する加速度セ
    ンサにおいて, 前記圧電バイモルフは,両端を電極層として,圧電セラ
    ミックシートと電極層とを交互に積層し,同時焼結して
    得られる積層型セラミックスからなることを特徴とする
    加速度センサ。
JP5008594A 1994-03-22 1994-03-22 加速度センサ Pending JPH07260819A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5008594A JPH07260819A (ja) 1994-03-22 1994-03-22 加速度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5008594A JPH07260819A (ja) 1994-03-22 1994-03-22 加速度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07260819A true JPH07260819A (ja) 1995-10-13

Family

ID=12849196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5008594A Pending JPH07260819A (ja) 1994-03-22 1994-03-22 加速度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07260819A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6098460A (en) * 1995-10-09 2000-08-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Acceleration sensor and shock detecting device using the same
US6744181B1 (en) 1996-08-13 2004-06-01 Murata Manufacturing Co., Ltd Acceleration sensor

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6098460A (en) * 1995-10-09 2000-08-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Acceleration sensor and shock detecting device using the same
US6615465B2 (en) 1995-10-09 2003-09-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for producing an acceleration sensor
US6744181B1 (en) 1996-08-13 2004-06-01 Murata Manufacturing Co., Ltd Acceleration sensor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10801903B2 (en) Pressure sensor having a plurality of sheet-like and laminated piezoelectric elements
KR100255107B1 (ko) 가속도 센서
JP2008261838A (ja) 検出センサ、振動子
US6786095B2 (en) Acceleration sensor
JP2000275127A (ja) 力センサ回路
US20100043552A1 (en) 3-axial accelerometer
JP3339425B2 (ja) 加速度センサ及び加速度検出装置
JPH07260819A (ja) 加速度センサ
JP2996137B2 (ja) 振動ジャイロ
JP3966025B2 (ja) 加速度センサ
JP2001027648A (ja) 加速度センサ
JP2004226294A (ja) 静圧動圧検知センサ
JP3203523B2 (ja) 加速度センサ
JP2010032367A (ja) 静電容量型加速度センサ及び静電容量型加速度計
JP2000275126A (ja) 力センサ回路
JPH0862242A (ja) 加速度センサ
JPH0850141A (ja) 圧電型加速度センサ
JPH08101060A (ja) 加速度センサ
JPH09159690A (ja) 加速度センサ
JPS63283180A (ja) 変位センサを有する圧電アクチュエ−タ
JPH06186247A (ja) 加速度センサ
JPH0716168U (ja) 圧電式加速度センサ
JP3368403B2 (ja) 圧電型加速度センサ
JPH09184774A (ja) 圧電型物理量センサ
JPH04132921A (ja) 圧力検出器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020904