JPH07257714A - 物品収納棚 - Google Patents

物品収納棚

Info

Publication number
JPH07257714A
JPH07257714A JP5369894A JP5369894A JPH07257714A JP H07257714 A JPH07257714 A JP H07257714A JP 5369894 A JP5369894 A JP 5369894A JP 5369894 A JP5369894 A JP 5369894A JP H07257714 A JPH07257714 A JP H07257714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
article
hole
sensor
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5369894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3446290B2 (ja
Inventor
Akikazu Yamamoto
明和 山本
Yoshimasa Nakano
吉雅 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP5369894A priority Critical patent/JP3446290B2/ja
Publication of JPH07257714A publication Critical patent/JPH07257714A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3446290B2 publication Critical patent/JP3446290B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観が美麗であり、棚面の腐食が有効に抑止
され、構造的に頑丈であり、棚板に対する物品の出入操
作を安全に行うことができ、さらに組み立て操作が容易
であり、しかもセンサー等の付加物の設置が容易で、か
つ、多くの販売拠点に配置された各種商品の同時的集中
管理に適したものにする。 【構成】 棚本体1aの側壁11間に棚板2が配設され
てなる物品収納棚1において、上記棚本体1a内には上
記棚板2上の収納物品の有無を検出するセンサー手段4
が設けられているとともに、このセンサー手段4が検出
した収納物品の有無の信号を電送する信号線が上記棚本
体1a内に配線されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品の出入操作を安全
に行うことができ、かつ、構造的に頑丈な物品収納棚に
関するものである。また、物品を収納した状態で在庫等
の管理をするのに適した物品収納棚に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】物品を収納する棚は、通常その物品を整
理して保管管理するために使用される。通常物品収納棚
には、左右一対の側壁が備えられ、これらの側壁間に棚
板が差し渡されて形成されている。組立て式の棚の場合
は、側壁の代わりに四本の支柱が適用され、これらの支
柱に棚板を支持させるようにしたものが一般的である。
棚板は木材製の場合もあるが、耐加重性、耐久性および
製造容易性から金属製とされている場合が多い。
【0003】特に、棚に使用される物品が、例えば相当
の重量を有する商品群であり、かつ、棚自体相当の収容
能力を有する大きなものが要求され、さらに棚からの物
品の出し入れ操作の頻度が頻繁であるような場合には、
棚は相当頑丈なものにする必要があることから、通常上
記側壁を含む物品収納棚全体が鋼製とされ、従って、棚
板も鋼板製とされている。
【0004】また近年、棚を単にローカル的に遊休品あ
るいは余剰品の保管にのみ用いるのではなく、商品の複
数の販売拠点に配置するようにし、それら多くの販売拠
点における商品の保管状態が常に集中的に管理され、在
庫切れの場合はその情報が直ちに電送回線を介して管理
センターに出力され、この情報を基に在庫切れを解消す
るアクションが即座にとられるようにする、いわゆる商
品の同時的集中在庫管理が脚光を浴びている。棚には在
庫の有無を検出するセンサーが付設され、このセンサー
からの信号が管理センターに電送され、この管理センタ
ーで各所からの入力情報を基に集中的に最適アクション
を行うための所定の演算が行われ、この演算結果で商品
の搬送計画等が出力されるのである。
【0005】このような同時的集中在庫管理を適用する
ことによって、従来各販売拠点で個々に行われていた各
種商品の在庫管理を、管理センター等で一括管理するこ
とが可能になるため、無駄のない効率的な在庫管理が実
現し、販売コストを低減させる上で極めて有効である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来上記の
ような鋼板製の棚は、その用途に応じて適宜製造され、
特殊な重量物を収納するようなものはつくり付けの別注
品で対処されるが、通常の手持ちすることができる程度
の物品を対象とした棚は、上記のように四本の支柱が立
設される組み立て式のものが一般的である。しかし、支
柱形式の組み立て式棚は、複数段の棚板を支柱に支持さ
せた状態で横揺れが起こり易く、安定した状態で棚板へ
の物品の出入操作を行うには不適なことが多い。特に棚
板に対する物品の出入操作が頻繁な場合には、出入操作
のたびに棚の横揺れ現象が起こり、棚への収納品の収納
位置がずれたり、極端な場合は収納品が落下する等の不
都合が発生する。
【0007】そのようなことから、構造材として支柱を
採用せず、左右一対の側壁を設け、これらの左右一対の
側壁を構造材として適用するようにしたものが用いられ
ることがある。このように側壁を構造材として適用すれ
ば、広い面で棚板を支持することになり、しかも、側壁
はその幅方向には変形しないため、幅方向の横揺れは有
効に阻止される。
【0008】しかし、たとえ側壁を適用したとしても、
構造材としての機能を発揮させるためには相当の厚みを
有する鋼板を用いなければならず、そうなると材料費が
高価になり、経済的に具合が悪いという問題点が発生す
る。そこで、安価な薄い鋼板を使用し、その代り別途側
壁の前後の縁部に支柱を固定する側壁および支柱の併用
方式の採用が考えられるが、側壁に支柱を取り付けると
なると、たとえ側壁に薄い安価な鋼板を用いたとして
も、別途採用する支柱のための費用や支柱の取り付け操
作のための作業費用が増加し、必ずしもコストが低減す
るとは限らない。
【0009】また、側壁のみでは棚の奥行き方向の横揺
れは阻止されるが、長手方向の横揺れは有効に阻止する
ことができない。
【0010】さらに、従来の棚板は、通常表面に塗装が
施されているが、物品の出入操作によって棚板の表面が
擦過されるため、塗装は容易に剥離し、鋼材の表面が露
出してしまうのが通常である。鋼材の表面が露出する
と、例えば物品が液状物のピン詰め品や缶詰め品のよう
な場合、内部の液状物が棚板の表面に漏洩すれば、露出
した鋼材の表面に錆が発生して損傷するとともに、棚板
の表面が汚染されて外観が美麗でなくなるという問題点
を有している。
【0011】また、上記のような同時的集中在庫管理に
適した棚は存在せず、従って既存の通常の棚が集中管理
用に転用されるのであるが、従来の棚は、収納する物品
毎に対応した区画が形成されておらず、ただ単に空いて
いる場所に物品を詰め込んで収納されるのが通常であ
り、その結果棚には雑然と収納物が載置されているのが
実情であった。このような状態ではたとえセンサーを設
けたとしても、商品の種類ごとの物品の存否を確実に検
出することはできない。
【0012】そこで、各販売拠点において従来からある
棚を同時的集中在庫管理に適するものに改造することが
考えられる。具体的には棚板を適当に区分し、区分ごと
に収納する商品の種類を設定するとともに、各区分ごと
にセンサーを配設し、各区分内の商品の有無を検出する
ようにするのである。
【0013】しかし、既存の棚を改造しようとすれば、
それぞれの棚に合致したような工作を現地で施さなけれ
ばならず、そのために一々作業者を全ての販売拠点に派
遣する必要があり、作業工賃は相当高価になる。また、
作業者を派遣したとしても、従来の棚は改造不可能な場
合もある。たとえ改造されたとしても、センサーや各種
配線、さらには中継器等の電子部品が棚の外部に露出
し、非常に見苦しくなったり、最悪の場合は確実な管理
が可能な収納棚としての機能を果たさない状態になるこ
ともある。
【0014】すなわち、従来の棚に、同時的集中在庫管
理に適した管理棚としての役割を果させることは望むべ
くもなく、せっかく周りのシステムが完成したとして
も、現場第一線の棚がシステムにマッチしないのであれ
ば、全体的に上記システムが機能しないという重要な問
題点が存在するのである。
【0015】本発明は、従来の上記のような問題点を解
決するためになされたものであり、外観が美麗であり、
棚面の腐食が有効に抑止され、構造的に頑丈であり、棚
板に対する物品の出入操作を安全に行うことができ、さ
らに組み立てが容易で、センサー等の付加物の設置が容
易で、かつ、多くの販売拠点に配置された各種商品の同
時的集中管理に適した物品収納棚を提供することを目的
としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
物品収納棚は、棚本体の側壁間に棚板が配設されてなる
物品収納棚において、上記棚本体内には上記棚板上の収
納物品の有無を検出するセンサー手段が設けられている
とともに、このセンサー手段が検出した収納物品有無の
信号を電送する信号線が上記棚本体内に配線されている
ことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】上記請求項1記載の物品収納棚によれば、棚本
体内には棚板上の収納物品の有無を検出するセンサー手
段が設けられているため、このセンサー手段によって棚
板上の物品の有無が検出され、棚本体内に配線された信
号線を介して上記検出結果を外部に取り出すことができ
る。そして、この信号線を所定の中継器等を介して電話
回線等に接続し、この電話回線を所定の集中管理センタ
ー等に接続すれば、地域的に分散して多数配設された末
端の物品収納棚の在庫状況が、集中管理センターにおい
て同時的に集中管理することが可能になる。
【0018】また、信号線が棚本体内に配線されてお
り、外部に露出していないので、物品の出し入れの際に
引っ掛るなどして断線することがない。
【0019】
【実施例】図1は、本発明に係る物品収納棚の一例を示
す一部切欠き斜視図である。また図2は図1のA−A線
断面図であり、図3は図2の平面図、図4は図2の正面
図である。まず、図1に示すように物品収納棚1は、左
右一対の側壁11,11(右側壁11a、左側壁11
b)と、上部を覆う天板12と、底部に位置した底板1
3と、背面部を閉止した背面壁14とからなる棚本体1
aの内部に、水平方向に複数段の棚板2が配設されてな
る基本構成を有する。
【0020】上記棚板2は、上記棚本体1aの開口部寄
りに左右の側壁11に差し渡されて形成されかつ下部に
長手方向に延びる二列の溝型の補強材22を備えた基礎
棚板21と、この基礎棚板21の表面を覆う覆い板23
とで構成されている。そして上記基礎棚板21および補
強材22は鋼板製とされ、覆い板23はステンレス製の
薄板でできている。この覆い板23は、基礎棚板21の
表面に被覆された状態で後述する適所において基礎棚板
21にビス止めされて基礎棚板21に固定されている。
上記底板13は、棚板としての機能を有しており、その
表面にも物品が収納されるようになっている。
【0021】上記右側壁11aおよび左側壁11bの内
側には、互いに対向した支持桟材11cが設けられ、上
記棚板2、上記底板13および天板12は、それらの長
手方向の両側部が上記支持桟材11cに支持された状態
でネジ止めされ、両側壁11,11間に固定されてい
る。
【0022】上記覆い板23には、図5に示すように、
前方縁部が折り返されて形成された折返し部23aが設
けられている。この折返し部23aには貫通孔23bが
穿設されているとともに、この貫通孔23bに対応した
基礎棚板21の前面縁部には雌ネジの螺設されたネジ孔
21aが螺設されており、折返し部23aを基礎棚板2
1の前面縁部に嵌め込んだ状態で上記貫通孔23bおよ
びネジ孔21aにネジ23dを差し込んで螺着すること
によって上記覆い板23が基礎棚板21に固定されるよ
うになっている。
【0023】また、上記覆い板23の左右両側部の後方
には、図5および図6に示すように、裏面に向かって切
り起された切起し片23cが形成されている。また、上
記基礎棚板21には上記切起し片23cに対応した係止
孔21bが穿設されている。そして、この係止孔21b
に上記切起し片23cが嵌入された状態で覆い板23が
基礎棚板21に固定されている。
【0024】このように、覆い板23は棚板2の前面縁
部におけるネジ止めと、棚板2の後方における覆い板2
3の表面から陥没した切起し片23cとによって基礎棚
板21の上面に装着されるため、覆い板23の上面には
ネジ等の異物の突出がなく、平な状態になっている。
【0025】上記天板12には、L字形状の転倒防止具
12aが付設されるようになっており、物品収納棚1を
壁に沿って配置した後この転倒防止具12aを壁および
天板12にネジ止めするようになっている。また、複数
の物品収納棚1を直列に並置するときは、平板状の連結
具12bがそれぞれの天板12上に差し渡され、それぞ
れの天板12にネジ止めするようになっている。
【0026】具体的には、上記天板の表面後方には転倒
防止具12aを螺着するための転倒防止用ネジ孔が螺設
されているとともに、長手方向の表面両側部には平板状
の連結具12bを螺着するための連結用ネジ孔が螺設さ
れている。また、上記転倒防止具12aの両側部にはそ
れぞれ貫通孔が設けられ、上記連結具の両側部にもそれ
ぞれ貫通孔が設けられている。そして、転倒防止具12
aおよび連結具12bの少なくとも一方の貫通孔は他方
の貫通孔に向かった長孔とされている。
【0027】従って、転倒防止具12aの一方の貫通孔
を介して天板12の転倒防止用ネジ孔にネジを螺着する
とともに、他方の貫通孔にネジ等の係止手段を挿通し、
建造物等の壁面に転倒防止具12aを固定することによ
って、地震等によって物品収納棚の載置面が揺れても、
物品収納棚は転倒防止具12aを介して建造物等の壁面
に固定されているため、転倒することはない。
【0028】そして、上記貫通孔のうち少なくとも一方
は長孔にされているため、この長孔を介して転倒防止具
12aを天板12に螺着すれば、壁面と物品収納棚との
間の距離が物品収納棚の据え付け場所によって種々変化
したとしても、ネジを長孔の中で相対移動させることに
より、対応することができる。
【0029】また、複数の物品収納棚を直列に据え付け
るときには、上記連結具を介してネジ止めで隣接する物
品収納棚を相互に連結することが可能である。また、連
結具の少なくとも一方の貫通孔は長孔にされているた
め、物品収納棚の据え付け場所その他の制約によって両
隣接した物品収納棚間の距離に変動があっても、ネジを
長孔の中で相対移動させることにより、対応することが
できる。
【0030】上記各側壁11,11の幅方向両側部は補
強のために角溝が形成されるように互いに対向して折り
曲げられ、一対の前方補強柱15,15(右前方補強柱
15a、左前方補強柱15b)および後方補強柱16,
16(右後方補強柱16a、左後方補強柱16b)が形
成されている。上記前方補強柱15および後方補強柱1
6間に上記支持桟材11cが設けられている。これらの
補強柱の内部空間は、電力線や信号線Hの通路として利
用されている。
【0031】また、上記天板12および棚板2は、左右
の前方補強柱15,15の前後方向の厚み分だけ後方に
引き下がった位置にそれらの前面縁部が位置するように
寸法設定されているのに対し、底板13は、その前面縁
部が左右の前方補強柱15,15の前面と面一になるよ
うに幅広に寸法設定されている。このように、底板13
の前方表面は、それより上の棚板2および天板12より
も前方に突出しているため、物品を最下段の底板13上
に収納したり底板13上から取り出したりするに際し、
この前方に突出した部分に物品の端を掛け置いた状態に
することができ、この状態で物品と上方の棚板2の前端
部とは互いに干渉し合わない状態になり、棚板2の底板
13に対する出入操作を容易にかつ安全に行うことが可
能になる。
【0032】そして、図1〜図4に示すように、特に左
側壁11bに形成された左前方補強柱15bの正面視の
横方向の幅は、右前方補強柱15aのそれよりも大きめ
に設定されている。そして、棚板2上であって、左前方
補強柱15bと左後方補強柱16bとの間に中継器5等
の電子制御機器が配置されている。
【0033】本実施例においては、最上段の棚板2の左
側部に平面視がL字形状のカバー板18が、その狭幅の
一側部を左前方補強柱15bの前面にビス止めで固定し
た状態で設けられ、このカバー板18の広幅の他側部と
左側壁11bと左前方補強柱15bとによって囲まれた
部分に中継器5を収容する収容空間17が確保され、こ
の収容空間17の棚板2上に配置された中継器5を外部
から隠蔽するようになっている。
【0034】また、左前方補強柱15bの前面にはチェ
ック孔15cが穿設されている。このチェック孔15c
は、中継器5の前面に設けられた作動チェック用のコネ
クタに対向して設けられている。このチェック孔15c
を介して中継器5の状況を診断するためのテスターのプ
ラグが収容空間17内に挿入され、上記コネクタと接続
されてテスターによる中継器5の初期設定、設定変更あ
るいは作動状況の診断等が行われるようになっている。
このチェック孔15cは普段は粘着シールが貼設されて
閉止された状態になっている。
【0035】また、カバー板18の前面には覗き孔18
aが設けられている。この覗き孔18aは中継器5の図
略の電源ランプに対向して設けられており、適宜この覗
き孔18aから覗き込むことによって電源ランプが点灯
しているか否かを確認することができるようになってい
る。
【0036】上記棚板2の表面には図1、図2、図5お
よび図6に示すように複数本の着脱可能な細長い円柱棒
状または角柱棒状の区画部材24が覆い板23の幅方向
に亘って取り付けられる。そしてこの区画部材24間で
物品収納のための区画Rが形成されるようになってい
る。上記区画部材24はまっすぐな金属製の棒の両端部
が同一方向に折り曲げられ、さらにこれらの折り曲げら
れた部分(係止部24a)が互いに接近する方向に傾斜
されて形成されている。これらの区画部材24の係止部
24aに対応するように覆い板23および基礎棚板21
には前方嵌合孔25aおよび後方嵌合孔25bからなる
嵌合孔25が穿孔されており、これらの嵌合孔25に上
記折り曲げ部分を嵌め込むことによって区画部材24は
覆い板23に装着された状態になる。
【0037】本実施例の場合、上記前方嵌合孔25aは
長孔とされ、後方嵌合孔25bは円孔にされている、ま
た、上記区画部材24の係止部24a,24aの根元部
分間の距離は、前方嵌合孔25aの後方縁部と、後方嵌
合孔25bの前方縁部との間の距離に等しくなるように
寸法設定されている。従って、区画部材24の係止部2
4a,24aが前後一対の嵌合孔25に嵌入された状態
では、前方(図7の右方)の係止部24aは前方嵌合孔
25aの後方縁部に当接し、係止部24aの前方には隙
間が形成されて状態になっているとともに、前後一対の
係止部24aの下端部はそれぞれ前後一対の嵌合孔25
の前後縁部から内側に曲がり込んだ状態になっている。
【0038】上記のように、前方嵌合孔25aが長孔に
されている理由は、この長孔部分の遊びによって区画部
材24の前後一対の係止部24aを嵌合孔25に嵌装し
易くなるからであり、また、係止部24a,24aが鉛
直線に対して互いに対向する方向に若干傾けられている
のは、区画部材24が嵌合孔25から抜け難くするため
であり、こうすることによって、棚板2に対する出入操
作において、物品が区画部材24に当っても、係止部2
4aが容易に嵌合孔25から抜け出ることがない。
【0039】上記棚板2の表面に区画部材24を装着す
ることによって区画Rが形成される。一区画Rの間口は
収納が想定される最小幅の物品の寸法(基準間口L1)
に設定されており、従って、それより大きい物品を収納
する場合にはいずれか一本の区画部材24が取り外され
る。そうすることによって、その部分は基準間口L1の
二倍の間口(二倍間口L2)が形成された状態になる。
【0040】そして、本実施例の場合、図8に示すよう
に、収納が想定される物品の幅が考慮され、棚板2の覆
い板23の長手方向に亘ってa1〜a9からなる9組の嵌
合孔25が穿設されている。そして、左側壁11bとa
1との間、a1とa3との間、a3とa4との間、a4とa5
との間、a5とa7との間、a7とa8との間、a8とa9
の間、およびa9右側壁11aとの間はそれぞれ基準間
口L1に設定されている。従って、左側壁11bとa3
との間、a3とa5との間、a5とa8との間、およびa8
と右側壁11aとの間は、基準間口L1の2倍の間口を
有する二倍間口L2になっている。
【0041】また、a1とa2との間、a2とa3との間、
5とa6との間、およびa6とa7との間は、基準間口L
1の半分の間口を有する半間口に設定されている。従っ
て、左側壁11bとa2との間、a2とa4との間、a4
6との間、およびa6とaとの間はそれぞれ基準間口
L1の1.5倍の間口を有する一半間口L3になってい
る。
【0042】このように、基準間口L1、二倍間口L
2、半間口、および一半間口L3半間口の四種類の間口
を設定した理由は、基準間口L1に納まる幅を有する物
品と、二倍間口L2に納まる幅を有する物品と、一半間
口L3に納まる物品との四種類の物品を区画部材24に
よって区画して収納するためである。なお、半間口に納
まる狭幅の物品の収納は想定されていない。
【0043】従って、a、a3、a4、a5、a7、a8
およびa9の嵌合孔25のそれぞれに7本の区画部材2
4を装着すれば、棚板2上に区画部材24によって区画
された基準間口L1を有する8区画が形成され、それら
に収まる幅の物品8種類を棚板2上に収納することがで
きる。
【0044】また、a3、a5およびa8の嵌合孔25の
それぞれに区画部材24を装着すれば、棚板2上に区画
部材24によって区画された二倍間口L2を有する4区
画が形成され、幅の広い物品4種類を収納することがで
きる。因に、図1に示す例においては、棚本体1a内に
形成された3段の棚板2のうち、最上段と最下段の棚板
2は区画部材24によって8区画に分けられており、中
段は4区画に分けられている。さらに、a2、a4、a6
およびa8の嵌合孔25に区画部材24を装着すれば、
棚板2上の右端のみは二倍間口L2の区画になっている
が、残りには四つの一半間口L3の区画が形成された状
態になる。
【0045】上記区画部材24の装着位置を案内するた
めに、棚板2の覆い板23には角表示孔26a、円表示
孔26bおよび小円表示孔26cからなる表示孔26が
前方嵌合孔25aと後方嵌合孔25bとを結ぶ直線上に
穿設されている。そして角表示孔26aは嵌合孔25の
位置a1、a3、a4、a5、a7、a8、a9に対応して設
けられ、円表示孔26bは嵌合孔25の位置a3、a5
8に対応して設けられている。なお、図1および図5
に示すように、角表示孔26aに対応した前面角表示孔
26a′が覆い板23の前面縁部にも穿設されており、
物品収納棚1を正面から目視することによって角表示孔
26aに対応する前方嵌合孔25aの位置が認識可能に
なっている。
【0046】従って、角表示孔26aに対応する嵌合孔
25にのみ区画部材24を装着することによって基準間
口L1に納まる物品を収納する区画Rが形成され、円表
示孔26bに対応する嵌合孔25にのみ区画部材24を
装着することによって二倍間口L2に納まる物品を収納
する区画Rが形成されることになる。
【0047】また、嵌合孔25の位置a2、a4、a6
よびa8には小円表示孔26cが穿設されている。この
小円表示孔26cは予備の目印であり、この小円表示孔
26cに対応する嵌合孔25にのみ区画部材24を装着
することによって一半間口L3に納まる物品を収納する
区画Rが形成される。このように、上記角表示孔26
a、円表示孔26bおよび小円表示孔26cからなる表
示孔26は、区画Rの間口を設定するときの目安として
利用するためのものである。なお、上記表示孔26は上
記の組み合わせに限定されるものではなく、被収納物品
のサイズに合わせて適宜設定可能である。
【0048】図9は、棚板2の一部切欠き斜視図であ
る。この図に示すように、基礎棚板21の底面部であっ
て、前後一対の補強材22間には、棚板2上の物品の存
否を検出するセンサー手段4を取り付けるためのセンサ
ー支持構造体3が設けられている。このセンサー支持構
造体3は、側面視で上方に開口し、かつ開口の縁部が基
礎棚板21の底面に固定された梁材31と、この梁材3
1に締弛可能に結合されたセンサー支持部材32とから
構成されている。上記梁材31は基礎棚板21を補強す
る補強材としての機能を兼ね備えている。上記梁材31
の前方には間隙部31aを介して側面視がV字形状のス
トッパとしての庇部31bが延設されている。
【0049】上記センサー支持部材32は、図10に示
すように、側面視が横向きS字状を呈するように長尺の
鋼板が幅方向に折り曲げられて形成され、前方に上記梁
材31の下面部に上面部が密着する台地部33が設けら
れているとともに、この台地部33に引き続いて溝部3
4が延設されている。この溝部34の上部開口は、側面
視がL字形状のカバー板34aによって覆われるように
なっており、溝部34がカバー板34aで覆われた状態
でそれらの間に側面視が矩形状の配線通路34bが形成
されるようになっている。
【0050】上記溝部34の前方垂直壁34cには信号
線H用のコネクタ8(図13参照)を嵌装するためのコ
ネクタ孔34dが穿設されており、センサー手段4から
引き出された信号線Hはコネクタ8を介してコネクタ孔
34dから配線通路34bに導出されるようになってい
る。
【0051】上記台地部33の前方縁部には逆台形状の
センサ取付片35が下方に向かって直角に折り曲げられ
た状態で延設されている。このセンサ取付片35は、本
実施例の場合、側壁11と角表示孔26aとの間および
隣接する角表示孔26a間に2片づつが設けられ、セン
サー支持部材32の正面図である図11に示すように、
1枚のセンサー支持部材32当り合計16片のセンサ取
付片35が設けられている。
【0052】また、図12はセンサー支持部材32の平
面図であるが、この図に示すように、センサー支持部材
32の台地部33には大径孔36aとこの大径孔36a
からセンサー支持部材32の同じ長手方向に延設された
狭隘溝36bとからなるカギ孔36が穿設されている。
そして、上記梁材31には狭隘溝36bに対応した部分
にネジ孔31cが螺設されている。そしてこのネジ孔3
1cには上記カギ孔36の大径孔36aに頭部61が挿
通可能であり、かつ、螺装部62が上記狭隘溝36bに
嵌まり込むように寸法設定された締弛ネジ6が螺着され
ている。さらに、図10に示すように、センサー支持部
材32の台地部33の長手方向両側部にはネジ孔37が
設けられており、このネジ孔37を介してネジ38が差
し通されて梁材31に螺設された図略のネジ孔に螺着さ
れている。
【0053】従って、カギ孔36の大径孔36aを締弛
ネジ6の頭部61に挿通させてから締弛ネジ6の螺装部
62が狭隘溝36bに嵌まり込むようにセンサー支持部
材32を水平に移動させ、締弛ネジ6を締結することに
よって、図13の(イ)に示すように、センサー支持部
材32は梁材31に固定された状態になる。そして、セ
ンサー支持部材32が締弛ネジ6によって梁材31に固
定されてから、さらにネジ38によって台地部33が梁
材31にネジ止めされているため、センサー支持部材3
2の梁材31への固定状態が確実なものになる。
【0054】そして、センサー支持部材32の前方に設
けられたセンサ取付片35には、略中央部に貫通孔35
aが穿設されており、この貫通孔35aにスペーサ73
を介してセンサー取付ネジ(吊持用突起)7の螺装部7
2が嵌装され、この螺装部72にナット74が螺着され
た状態でセンサー取付ネジ7がセンサ取付片35に固定
されている。なお、図10においては、ナット74はセ
ンサ取付片35の下方に描かれているが、実際は貫通孔
35aに対応してセンサ取付片35の裏面に溶接されて
いる。そして、予め全ての貫通孔35aにスペーサ73
を介してセンサー取付ネジ7が螺着されている。
【0055】上記センサー取付ネジ7の頭部71の径は
スペーサ73の径よりも大きく設定され、センサー取付
ネジ7がセンサ取付片35に固定された状態で頭部71
の周縁部はスペーサ73の外周よりも外部にはみ出した
状態になっている。そして、締弛ネジ6を締め付けてセ
ンサー支持部材32の台地部33を梁材31に密着させ
た状態で、センサー取付ネジ7の頭部71の外周縁部は
梁材31の庇部31bの下端部に位置するように寸法設
定されている。
【0056】そして、センサー手段4はセンサー取付ネ
ジ7のスペーサ73に取り付けられる。センサー手段4
は、自身の姿勢の変化で棚板上に物品が収納されている
か否かを検出するためのものである。このセンサー手段
4は、図1に示すように、板状センサー41と、この板
状センサー41の前面を保護する保護フィルム42と、
これらを上部で挟持する挟持部材43とから構成されて
いる。上記板状センサー41は折れ曲がるとスイッチが
入り、棚板2上に物品Bが収納されたことを示すように
なっている。
【0057】上記挟持部材43には左右一対の係止孔4
4が穿孔されており、これらの係止孔44を互いに隣合
った上記センサー取付ネジ7に嵌め込むことによってセ
ンサー手段4は棚板2の天井部から吊り下げられた状態
になる。従って、図2に二点鎖線で示すように、物品B
が棚板2の収納区画R内に収納された状態では、センサ
ー手段4の板状センサー41は保護フィルム42を介し
て上方に跳ね上げられて折れ曲がるため、物品Bが収納
されたことを示す信号が発信されることになる。
【0058】上記センサー取付ネジ7にセンサー手段4
を吊設したり取り替えたりするには、図13の(イ)に
示すような締弛ネジ6の締結によるセンサー支持部材3
2の梁材31に対する固着状態を、締弛ネジ6を弛める
ことによって解除し、同図の(ロ)に示すようにセンサ
ー支持部材32を前部が先下がりになるように傾斜させ
る。そうすると、梁材31の庇部31b下縁部とセンサ
ー取付ネジ7の頭部71の上縁部との間に隙間ができる
ため、センサー手段4の着脱が可能になる。
【0059】そして、図1に示すように、センサー手段
4が上記センサー取付ネジ7から垂下された状態でその
下端部は略棚板2の上面に接する程度の長さに設定され
ている。従って、このセンサー手段4が折れ曲がったと
き、すなわち棚板2上に物品が存在するときにそれを示
す信号が発信され、この信号によって棚板に物品が収納
されたことが検出される。各センサー手段4からの信号
は中継器5に集合され、電話回線を介して所定の集中管
理センターに電送されるようになっている。
【0060】なお、本実施例の場合、上記天板12に
は、その下部の棚板2用として、棚板2に設けられてい
るのと同様のセンサー支持構造体3が設けられ、その前
方にセンサー手段4が取り付け可能になっている。ただ
し、天板12の上面には物品を収納しないため、棚板2
に設けられているような覆い板23は設けられておら
ず、従って嵌合孔25や表示孔26も穿設されていな
い。
【0061】図14は、貫通孔35aに取り付けられた
センサー取付ネジ7と、コネクタ孔34dに取り付けら
れたコネクタ8との配列の位置関係を説明するための説
明図である。この図に示すように、b11、b12、b21
22・・・・・・b81、b82の位置にあるすべての貫通
孔35aには予め合計16本のセンサー取付ネジ7が取
り付けられているとともに、b1、b2・・・・・b8
位置にあるすべてのコネクタ孔34dには合計8個のコ
ネクタ8が取り付けられている。
【0062】そして、コネクタ8はセンサ取付片35の
i1,bi2の位置の一対づつのセンサ取付ネジ7に対応
して図10に示す前方垂直壁34cに合計8個が設けら
れている。
【0063】また、a1、a4、a7、a9の位置にある角
表示孔26aに対応したセンサ取付片35、すなわち、
12、b32、b52、b72の位置にあるセンサ取付片35
の右肩に大目印孔35bが穿設されている。この大目印
孔35bは、二倍間口L2に納まる幅の広い物品を収納
するべく区画部材24を装着したときのセンサー手段4
の吊設位置を案内するための目印であり、a3、a5、a
8の位置の嵌合孔25に区画部材24が装着され、左側
壁11bとa3の位置の嵌合孔25との間、a3の位置の
嵌合孔25とa5の位置の嵌合孔25との間、a5の位置
の嵌合孔25とa8の位置の嵌合孔25との間、および
8の位置の嵌合孔25と右側壁11aとの間に二倍間
口L2用の物品の区画Rが形成されたときにその左右に
あるセンサー取付ネジ7にセンサー手段4が装着される
のである。
【0064】また、上記の他b12、b31、b42、b61
72の位置にあるセンサ取付片35にはその右下に小目
印孔35cが穿設されている。この小目印孔35cは、
棚板2上に一半間口L3の区画Rを形成するときの目印
であり、図8に示す小円孔26cが隠れるように区画部
材24が装着された場合、すなわち、図14では、
2、a4、a6およびa8の位置の前方嵌合孔25aに区
画部材24が装着された場合に、センサー手段4を吊設
するセンサ取付ネジ7の位置を案内するためのものであ
る。そしてこの小目印孔35cの左右のセンサ取付ネジ
7にセンサー手段4が吊設されるのである。
【0065】また、上記前方垂直壁34c(図10)に
は、b1、b3、b5およびb7の位置の右下に大指示孔3
4eが穿設されているとともに、b1、b3、b4、b6
よびb7の位置のコネクタ孔34dの右上に小指示孔3
4fが穿設されている。大指示孔34eは、上記目印孔
35bに対応しており、この目印孔35bの左右のセン
サ取付ネジ7にセンサー手段4が吊設されたとき、この
センサー手段4の図13に示すプラグ81が、大指示孔
34eの左側のコネクタ8に接続されるのである。また
小指示孔34fは、上記小目印孔35cに対応してお
り、この小目印孔35cの左右のセンサ取付ネジ7にセ
ンサー手段4が吊設されたとき、このセンサー手段4の
プラグ81が、小指示孔34fの左側のコネクタ8に接
続されるのである。
【0066】上記のような位置関係で、溝部34には8
個のコネクタ孔34dが穿設されているとともに、セン
サ取付片35には16個の貫通孔35aおよび4個の大
目印孔35bが穿設されているので、例えば棚板2上に
8つの幅の狭い物品収納区画Rを形成させる場合には、
1、a3、a4、a5、a7、a8、a9の位置の嵌合孔2
5に区画部材24を装着するとともに、b11およびb12
の位置の貫通孔35aに取り付けられた2本のセンサー
取付ネジ7にセンサー手段4が装着され、以後同様にb
21およびb22、b31およびb32、b41およびb42、b51
およびb52、b61およびb62、b71およびb72、b81
よびb82のそれぞれの位置の貫通孔35aに取り付けら
れた2本づつのセンサー取付ネジ7にセンサー手段4が
装着される。そして、図13に示すように、センサー手
段4のプラグ81が、すべてのコネクタ孔34dに装着
されているコネクタ8に接続される。
【0067】つぎに、棚板2上に4つの幅の広い物品用
の区画Rを形成させるには、a3、a5、a8の位置の嵌
合孔25に区画部材24を装着するとともに、b12、b
32、b52、b72の位置の大目印孔35bの左右の貫通孔
35aに取り付けられているセンサー取付ネジ7にセン
サー手段4が装着される。この場合、センサー手段4の
プラグ81は、大目印孔35bの左側にあるコネクタ孔
34d、すなわち、b1、b3、b5、b7の位置のコネク
タ孔34dのコネクタ8に接続される。
【0068】そして、同一の棚板2上に幅の狭い物品用
および幅の広い物品用の双方の区画Rを形成させるとき
は、上記の幅狭および幅広の区画形成操作の組み合わせ
の操作を行うようにすればよい。
【0069】図2の二点鎖線は、棚板2の所定の一区画
R内に物品Bが収納された状態を例示している。この図
に示すように、棚板2の所定の区画R内に物品Bが収納
されると、物品Bの一方の上端部はセンサー手段4の保
護フィルム42に当接してそれを上方に跳ね上げるた
め、この保護フィルム42の裏面に積層された板状セン
サー41も同様に跳ね上げられる。
【0070】そうすると、図4に示す板状センサー41
の中に挾持された圧電素子等からなるスイッチが折り曲
げられて動作し、その結果所定の区画R内に物品Bが収
納されたことを示す信号が発信される。この信号は物品
収納信号として図13に示すリード線82、プラグ8
1、コネクタ8および図3に示す中継器5を介して所定
の電話回線に導出される。
【0071】収納されている物品Bを棚板2の所定の区
画Rから取り出すと、センサー手段4はもと通りにセン
サー取付ネジ7から垂下した状態になるが、このとき板
状センサー41内からの物品収納状態であることを示す
信号は発信されなくなる。
【0072】上記電話回線は中央の指令センターに設け
られた中央制御部としてのコンピュータに接続されてい
るため、常に同時的に物品収納棚1の棚板2内における
物品の保管状況は把握された状態になっており、在庫補
充等のアクションを迅速かつ適切に行うことが可能にな
る。
【0073】なお、本実施例においては、底板13の表
面は棚板2の表面と同様に構成され、この部分にも物品
が収納されるようになっている。従って、底板13には
棚板2におけるのと同様の覆い板23が設けられている
とともに、この覆い板23には嵌合孔25および表示孔
26が穿設され、区画部材24が装着可能になってい
る。ただし、底板13の下部には物品は収納されないた
め、その裏面にセンサー支持構造体3の梁材31のみが
設けられている。
【0074】以上詳述したように、本発明の物品収納棚
は、まず、左右一対の側壁11と、天板12と、底板1
3とからなる棚本体1aの側壁間に棚板2が配設されて
なる物品収納棚1において、上記底板13および棚板2
の表面には物品収納用の区画Rを形成するための区画部
材24を底板13および棚板2の幅方向に延びるように
装着する複数の嵌合孔25が穿設されているため、物品
の幅に応じて区画部材24を棚板2に穿設された嵌合孔
25に装着することによって、適切に棚板2上に物品の
幅に応じた収納用の区画Rを形成させることができる。
従って、物品は区画R内を外れて隣接した他の区画Rに
跨って収納されることはなく、収納状態を整然とした状
態に管理する上で有効である。
【0075】また、上記棚板2の表面には、区画部材2
4の装着位置を表示する表示孔26が穿設されているた
め、この表示孔26を通して基礎棚板21の表面が目視
可能になっており、この表示孔26の位置を参照して確
実に物品の幅に応じて区画部材24を装着する嵌合孔2
5を選択することができる。
【0076】さらに、上記天板12および棚板2の基礎
棚板21の底面には上記区画Rに対応した区画内の物品
の有無を検出するセンサー手段4が吊設されているた
め、区画R上の物品の有無がこのセンサー手段4によっ
て検出され、物品収納棚1は各種商品の同時的集中管理
に適したものになる。
【0077】また本発明においては、上記区画部材24
は細長の円柱状または角柱状の棒状体で形成され、この
棒状体の両側部が互いに対向するように折り曲げられて
一対の係止部24aが形成され、これら一対の係止部2
4aのそれぞれは上記棚板2に穿設された複数の嵌合孔
25のいずれかに嵌合されて上記区画Rが形成されるよ
うに寸法設定されているため、区画部材24の両側部に
形成された係止部244を底板13および棚板2の嵌合
孔25に区画部材24が棚板2の幅方向に亘るように嵌
合することによって容易に底板13および棚板2の表面
に区画Rを形成させることができる。また、区画部材2
4は円柱状または角柱状の棒状体の両側部を互いに対向
するように折り曲げるだけで形成されているため、区画
部材24を簡単にかつ安価に製造することができる。
【0078】また、本発明においては、上記天板12お
よび棚板2の底面には長手方向に亘る梁材31が設けら
れ、この梁材31の底部には長手方向に亘るセンサー支
持部材32が梁材3に対して締弛可能に備えられ、この
センサー支持部材32の前面縁部にはセンサー手段4吊
設用のセンサー取付突起(センサー取付ネジ7)が前方
に向かって突設され、上記センサー支持部材32の梁材
31に対する締結を弛めることによってセンサー支持部
材32の前面縁部が下方に移動して上記センサー取付突
起が前面に露出するように構成されているため、センサ
ー支持部材32の梁材3に対する締結状態を解除するこ
とによってセンサー支持部材32の前面縁部を下方に移
動させ、センサー取付突起を前方に露出させることによ
って容易にセンサー手段4の着脱を行うことが可能にな
る。
【0079】また、本発明においては、上記梁材31の
前部に棚板2の底面から垂下した棚板2の長手方向に伸
びるストッパ(庇部31b、図9および図13参照)が
垂下され、このストッパの下端縁部は、センサー支持部
材32が梁材31に締結された状態で上記センサー取付
突起の上部先端に位置するように寸法設定されていると
ともに、ストッパの下端縁部は、センサー支持部材32
が梁材31に締結された状態で上記センサー取付突起の
上部先端に位置するように寸法設定されているため、セ
ンサー手段4をセンサー取付突起に吊設させた状態でセ
ンサー支持部材32を梁材31に締結すれば、センサー
手段4はストッパに阻止されてセンサー取付突起から外
れることはない。そして、センサー手段4を新たにセン
サー取付突起に装着したり、すでに装着されているセン
サー手段4を取り換えたりするときは、センサー支持部
材32の梁材31に対する締結状態を解除して下降さ
せ、、ストッパの下端縁部とセンサー取付突起の上部先
端との間に相当の隙間を形成させればよい。そうすれば
上記隙間の形成によって上記センサー取付突起に対する
センサー手段4の着脱が行い得るようになる。
【0080】また、本発明においては、上記側壁11の
前後両側部には内部が空洞の前方補強柱15および後方
補強柱16が設けられ、これら前方補強柱15および後
方補強柱16間に、上記センサー手段4から発信される
信号を中継する電子機器(中継器5)の収容空間17が
設けられ、上記前方補強柱15および後方補強柱16内
に電子機器用の配線が収容されるように構成されている
ため、前方補強柱15および後方補強柱16間の間隙部
が電子機器の収容空間17として有効に利用され、電子
機器を物品収納棚1の外部に付設する必要はなくなる。
また、前方補強柱15および後方補強柱16の内部の空
洞を配線配設用の通路として利用することにより、配線
が外部に露出せず、電子機器を上記収容空間17内に納
めることができることとも相俟って、物品収納棚1の外
観を美麗なものにすることができる。そして、配線が上
記通路内に納まっているため、配置換え等で物品収納棚
1を移動するに際し、配線が邪魔にならない。
【0081】さらに、本発明においては、上記センサー
支持部材32の後方に長手方向に亘って上記電子機器用
の配線を収容する配線通路34bが形成されているた
め、センサー支持部材32は梁材3に対する締結を弛め
ることによって下方に移動し、この移動によって配線通
路34bが梁材3から分離し配線操作が行い易くなる。
【0082】加えて、本発明においては、上記配線通路
34bの前方壁面(前方垂直壁34c)にはセンサー手
段4から導出された信号線と配線通路34b内の配線と
の接続を行うコネクタ嵌装用のコネクタ孔34dが穿設
されているため、このコネクタ孔34dに配線用のコネ
クタを装着しておくことにより、センサー手段4の信号
線の先端に設けられたプラグを上記コネクタに接続する
ことによって容易にセンサー手段4を稼動状態にするこ
とができる。
【0083】図15は本発明の物品収納棚を用いた同時
的集中在庫管理システムの一例を示す説明図である。こ
の図に示すように、末端の販売拠点にはそれぞえ物品収
納棚101,102,・・・,10Nが配置されてい
る。これらの物品収納棚1は中継器51,52,・・
・、5N、電話回線61,62,・・・,6N、中継器
C1を介して中央の指令センターに設けられたコンピュ
ータと接続されている。
【0084】そして、例えば物品収納棚101には物品
Bを収納する区画R1,R2,R3が設けられており、
これらの区画Rにはセンサー手段401,402,40
3が設けられている。このセンサー手段4は、上記のと
おり、区画R内に物品Bが収納されると、それに押され
て傾き、物品Bが収納されていることを検出する。そし
てそれぞれの区画R内の検出結果は中継器51、電話回
線61および中継器C1を介して中央制御部としてのコ
ンピュータCに入力されるようになっている。
【0085】例えば、図示した物品収納棚101の場合
は、区画R1には物品Bが収納されておらず、センサー
手段401は垂下した状態になっているため、この区画
R1には物品Bは存在しないと判断され、センサー手段
401から収納物有の信号は発信されない。これに対し
て、区画R2,R3には物品Bが収納されており、セン
サー手段402,403は下端部が上方に跳ね上がって
いる。従って、これらのセンサー手段4は区画R内に収
納物が存在すると検出してその信号がコンピュータCに
発信される。
【0086】以下の物品収納棚102,・・・,10N
についても上記物品収納棚101と同様に構成されてい
る。従って、中央の指令センターに設けられたコンピュ
ータCには、常に各物品収納棚101,102,・・
・,10Nから各区画Rを対象にした物品Bの保管情報
が入力される。そして、コンピュータCには予め上記の
入力に基づいて各物品収納棚101,102,・・・,
10Nに補充すべき物品Bの品目、数量、配送順序等を
演算するプログラムが入力されている。
【0087】従って、上記コンピュータCによる演算結
果の出力を参照して、配送センターから所定の物品Bが
計画的に各販売拠点の物品収納棚1に配送されるため、
在庫切れの期間を最小限におさえることができるととも
に、従来のような人手による煩雑な物品収納棚1の管理
や、連絡ミスによる誤配送は解消される。
【0088】本発明の物品収納棚を採用することによ
り、収納される物品の種類や内容に拘らず棚板が損傷す
ることなく、しかも極めて整理し易い状態で、かつ、収
納物品の存否を確実に検出可能な状態で収納されるた
め、以上概略を説明したような同時的集中在庫管理が可
能になるなどその効果は大きい。
【0089】なお、本発明の好ましい態様としてつぎの
ものを挙げることができる。
【0090】(1)左右一対の側壁と、天板と、底板と
からなり、上記底板および棚板の表面には物品収納用の
区画を形成するための区画部材を底板および棚板の幅方
向に延びるように装着する複数の嵌合孔が穿設されてい
るとともに、区画部材の装着位置を表示する表示孔が穿
設され、上記天板および棚板底面には上記区画に対応し
た区画内の物品の有無を検出するセンサー手段が吊設さ
れていることを特徴とする物品収納棚。
【0091】(2)上記区画部材は細長の円柱状または
角柱状の棒状体で形成され、この棒状体の両側部が互い
に対向するように折り曲げられて一対の係止部が形成さ
れ、これら一対の係止部のそれぞれは上記棚板に穿設さ
れた複数の嵌合孔のいずれかに嵌合されて上記区画が形
成されるように寸法設定されていることを特徴とする
(1)に記載の物品収納棚。
【0092】(3)上記天板および棚板の底面には長手
方向に亘る梁材が設けられ、この梁材の底部には長手方
向に亘るセンサー支持部材が梁材に対して締弛可能に備
えられ、このセンサー支持部材の前面縁部にはセンサー
手段吊設用のセンサー取付突起が前方に向かって突設さ
れ、上記センサー支持部材の梁材に対する締結を弛める
ことによってセンサー支持部材の前面縁部が下方に移動
して上記センサー取付突起が前面に露出するように構成
されていることを特徴とする(1)または(2)に記載
の物品収納棚。
【0093】(4)上記梁材の前部に棚板の底面から垂
下した棚板の長手方向に伸びるストッパが垂下され、こ
のストッパの下端縁部は、センサー支持部材が梁材に締
結された状態で上記センサー取付突起の上部先端に位置
するように寸法設定されていることを特徴とする(1)
乃至(3)のいずれかに記載の物品収納棚。
【0094】(5)上記側壁の前後両側部には内部が空
洞の前方補強柱および後方補強柱が設けられ、これら前
方補強柱および後方補強柱間に、上記センサー手段から
発信される信号を中継する電子機器の収容空間が設けら
れ、上記前方補強柱および後方補強柱内に電子機器用の
配線が収容されるように構成されていることを特徴とす
る(1)乃至(4)のいずれかに記載の物品収納棚。
【0095】(6)上記センサー支持部材の後方に長手
方向に亘って上記電子機器用の配線を収容する配線通路
が形成されていることを特徴とする(1)乃至(5)の
いずれかに記載の物品収納棚。
【0096】(7)上記配線通路の前方壁面にはセンサ
ー手段から導出された信号線と配線通路内の配線との接
続を行うコネクタ嵌装用のコネクタ孔が穿設されている
ことを特徴とする(1)乃至(6)のいずれかに記載の
物品収納棚。
【0097】(8)上記側壁間の背面部に背面壁が設け
られ、上記底板および棚板は、上記両側壁間に固定され
た基礎棚板と、この基礎棚板の表面を被覆する覆い板と
から構成され、上記底板は上記天板および棚板よりも前
方に突出して設けられ、上記覆い板には前方縁部が長手
方向に亘って折り曲げられて形成された折返し部が設け
られ、この折返し部によって基礎棚板の前面縁部が覆わ
れた状態で覆い板が基礎棚板に取り付けられていること
を特徴とする(1)乃至(7)のいずれかに記載の物品
収納棚。
【0098】(9)上記覆い板の折返し部には貫通孔が
穿設され、この貫通孔に対応した上記基礎棚板の前面縁
部にはネジ孔が螺設され、上記覆い板の後方側には下方
に向かって突出した切起し片が設けられ、この切起し片
に対応した上記基礎棚板の表面には係止孔が穿設され、
覆い板が基礎棚板に装着された状態で貫通孔を介してネ
ジ孔にネジが螺着されるとともに、係止孔に切起し片が
嵌入された状態で覆い板が基礎棚板に固定されているこ
とを特徴とする(1)乃至(8)のいずれかに記載の物
品収納棚。
【0099】上記好ましい態様によれば、本発明はさら
に以下の作用効果を生じる。
【0100】上記(1)に記載の物品収納棚によれば、
物品の幅に応じて区画部材を棚板に穿設された嵌合孔に
装着することによって、適切に棚板上に物品の幅に応じ
た収納用の区画を形成させることができる。従って、物
品は区画内を外れて隣接した他の区画に跨って収納され
ることはなく、収納状態を整然とした状態に管理する上
で有効である。
【0101】また、棚板には、収納される物品の幅に応
じて区画部材の装着位置を表示する表示孔が穿設されて
いるため、この表示孔の位置を参照して確実に物品の幅
に応じて区画部材を装着する嵌合孔を選択することがで
きる。
【0102】さらに、天板および棚板の底面には上記区
画に対応した区画内の物品の有無を検出するセンサー手
段が吊設されているため、区画上の物品の有無がこのセ
ンサー手段によって検出され、物品収納棚は各種商品の
同時的集中管理に適したものになる。
【0103】上記(2)に記載の物品収納棚によれば、
区画部材の両側部に形成された係止部を底板および棚板
の嵌合孔に区画部材が棚板の幅方向に亘るように嵌合す
ることによって容易に底板および棚板の表面に区画を形
成させることができる。また、区画部材は円柱状または
角柱状の棒状体の両側部を互いに対向するように折り曲
げるだけで形成されているため、区画部材を簡単にかつ
安価に製造することができる。
【0104】上記(3)に記載の物品収納棚によれば、
センサー支持部材の梁材に対する締結状態を解除するこ
とによってセンサー支持部材の前面縁部を下方に移動さ
せ、センサー取付突起を前方に露出させることによって
容易にセンサー手段の着脱を行うことが可能になる。
【0105】上記(4)に記載の物品収納棚によれば、
ストッパの下端縁部は、センサー支持部材が梁材に締結
された状態で上記センサー取付突起の上部先端に位置す
るように寸法設定されているため、センサー手段をセン
サー取付突起に吊設させた状態でセンサー支持部材を梁
材に締結すれば、センサー手段はストッパに阻止されて
センサー取付突起から外れることはない。そして、セン
サー手段を新たにセンサー取付突起に装着したり、すで
に装着されているセンサー手段を取り換えたりするとき
は、センサー支持部材の梁材に対する締結状態を解除し
て下降させ、、ストッパの下端縁部とセンサー取付突起
の上部先端との間に相当の隙間を形成させればよい。そ
うすれば上記隙間の形成によって上記センサー取付突起
に対するセンサー手段の着脱が行い得るようになる。
【0106】上記(5)に記載の物品収納棚によれば、
前方補強柱および後方補強柱間の間隙部が中継器等の電
子機器の収容空間として有効に利用され、電子機器を物
品収納棚の外部に付設する必要はなくなる。また、前方
補強柱および後方補強柱の内部の空洞を配線配設用の通
路として利用することにより、配線が外部に露出せず、
電子機器を上記収容空間内に納めることができることと
も相俟って、物品収納棚の外観を美麗なものにすること
ができる。そして、配線が上記通路内に納まっているた
め、配置換え等で物品収納棚を移動するに際し、配線が
邪魔にならない。
【0107】上記(6)に記載の物品収納棚によれば、
センサー支持部材の後方に長手方向に亘って電子機器用
の配線を収容する配線通路を形成されているため、セン
サー支持部材は梁材に対する締結を弛めることによって
下方に移動し、この移動によって配線通路が梁材から分
離し配線操作が行い易くなる。
【0108】上記(7)に記載の物品収納棚によれば、
配線通路には前方壁面にはセンサー手段から導出された
信号線と配線通路内の配線との接続を行うコネクタ嵌装
用のコネクタ孔が穿設されているため、このコネクタ孔
に配線用のコネクタを装着しておくことにより、センサ
ー手段の信号線の先端に設けられたプラグを上記コネク
タに接続することによって容易にセンサー手段を稼動状
態にすることが可能である。
【0109】上記(8)に記載の物品収納棚によれば、
側壁間に設けられた背面壁によって収納棚の横揺れが有
効に阻止される。また、覆い板が被覆されて底板および
棚板が形成されているため、棚板上に対する被収納物品
の出入操作を行うに際し、物品によって棚板の表面が擦
過されても、覆い板によって基礎棚板は覆われているた
め、構造材である基礎棚板に擦過傷がつくことはなく、
基礎棚板の損傷を有効に防止することができる。
【0110】また、上記底板は上記天板および棚板より
も前方に突出して設けられているため、底板に対して物
品の出入操作を行うに際し、上部の棚板の前方縁部が邪
魔にならない状態で底板の前方に突出した部分に物品の
下縁部を掛け置くことができ、物品収納棚に対する物品
の出入操作が容易になる。しかも、棚板から取り出す際
に誤って物品を落しても、上記底板の突出した部分に落
ちるので、落下した物品が足の爪先等に激突することは
ない。
【0111】さらに、上記覆い板には前方縁部が長手方
向に亘って折り曲げられて形成された折返し部が設けら
れているため、この折返し部によって基礎棚板の前面縁
部を覆うことができ、物品が当ることによって起こる棚
板の前面縁部の破損が有効に抑止される。
【0112】上記(9)に記載の物品収納棚によれば、
覆い板が基礎棚板に装着された状態で貫通孔を介してネ
ジ孔にネジが螺着されるとともに、係止孔に切起し片が
嵌入された状態で覆い板が基礎棚板に固定されているた
め、覆い板の表面にはネジの頭部等の異物が上部に突出
しておらず、物品の出入操作時に物品が異物との衝突に
よって損傷するような不都合は起こらない。
【0113】
【発明の効果】本発明の物品収納棚によれば、棚本体内
には棚板上の収納物品の有無を検出するセンサー手段が
設けられているため、このセンサー手段によって棚板上
の物品の有無が検出され、棚本体内に配線された信号線
を介して上記検出結果を外部に取り出すことができる。
そして、この信号線を所定の中継器等を介して電話回線
等に接続し、この電話回線を所定の集中管理センター等
に接続すれば、地域的に分散して多数配設された末端の
物品収納棚の在庫状況が、集中管理センターにおいて同
時的に集中管理することが可能になる。
【0114】また、信号線が棚本体内に配線されてお
り、外部に露出していないので、物品の出し入れの際に
引っ掛るなどして断線することがなく、確実な在庫状況
の管理を行う上で好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物品収納棚の一例を示す一部切欠
き斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2の正面図である。
【図5】棚板の一例を示す部分斜視図である。
【図6】棚板の切起し片付近の断面図である。
【図7】棚板に区画部材が装着された状態を例示する断
面図である。
【図8】棚板の覆い板に穿設された嵌合孔および表示孔
の配設状態を例示する平面視の説明図である。
【図9】本発明に係る物品収納棚に適用される棚板の一
例を示す一部切欠き部分斜視図である。
【図10】センサー支持部材を例示する一部切欠き分解
斜視図である。
【図11】センサー支持部材の正面図である。
【図12】センサー支持部材の平面図である。
【図13】センサー手段の取り付け状態を例示する棚板
の断面図であり、(イ)はセンサー支持部材が締弛ネジ
によって梁材に締結されている状態、(ロ)は締弛ネジ
を弛めることによってセンサー支持部材が傾いた状態を
示している。
【図14】コネクタ孔、センサー取付片に設けられた貫
通孔、棚板に設けられた嵌合孔および表示孔の位置関係
を例示する説明図である。
【図15】本発明の物品収納棚を用いた同時集中在庫管
理システムの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 物品収納棚 1a 棚本体 11 側壁 11a 右側壁 11b 左側壁 13 底板 14 背面壁 15 前方補強柱 15a 前方補強柱 15b 前方補強柱 16 後方補強柱 16a 後方補強柱 16b 後方補強柱 17 収容空間 18 仕切り壁 2 棚板 21 基礎棚板 22 補強材 23 覆い板 24 区画部材 24a 係止部 25 嵌合孔 25a 前方嵌合孔 25b 後方嵌合孔 26 表示孔 26a 角表示孔 26b 円表示孔 26c 小円表示孔 3 センサー支持構造体3 31 梁材 31a 間隙部 31b 庇部 32 センサー支持部材 4 センサー手段 41 板状センサー 42 保護フィルム 5 中継器 6 締弛ネジ 61 頭部 62 螺装部 7 センサー取付ネジ(センサー取付突起) 71 頭部 72 螺装部 73 スペーサ 8 コネクタ B 物品 C コンピュータ(中央制御部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚本体の側壁間に棚板が配設されてなる
    物品収納棚において、上記棚本体内には上記棚板上の収
    納物品の有無を検出するセンサー手段が設けられている
    とともに、このセンサー手段が検出した収納物品有無の
    信号を電送する信号線が上記棚本体内に配線されている
    ことを特徴とする物品収納棚。
JP5369894A 1994-03-24 1994-03-24 物品収納棚 Expired - Fee Related JP3446290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5369894A JP3446290B2 (ja) 1994-03-24 1994-03-24 物品収納棚

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5369894A JP3446290B2 (ja) 1994-03-24 1994-03-24 物品収納棚

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07257714A true JPH07257714A (ja) 1995-10-09
JP3446290B2 JP3446290B2 (ja) 2003-09-16

Family

ID=12950043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5369894A Expired - Fee Related JP3446290B2 (ja) 1994-03-24 1994-03-24 物品収納棚

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3446290B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1004087A1 (en) * 1997-08-19 2000-05-31 Imaging Technologies Pty Limited Improved electronic ordering and vending systems
WO2006027951A1 (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Tosho Inc. 医材収納管理装置および医療品管理システム
JP2007331923A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Anywire:Kk ターミナルシステム
JP2008073472A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Okamura Corp 棚板
EP2005402A2 (en) * 2004-02-03 2008-12-24 Rtc Industries, Inc. System for inventory management
US9805539B2 (en) 2004-02-03 2017-10-31 Rtc Industries, Inc. System for inventory management
US9818148B2 (en) 2013-03-05 2017-11-14 Rtc Industries, Inc. In-store item alert architecture
US11109692B2 (en) 2014-11-12 2021-09-07 Rtc Industries, Inc. Systems and methods for merchandizing electronic displays
US11182738B2 (en) 2014-11-12 2021-11-23 Rtc Industries, Inc. System for inventory management
US11397914B2 (en) 2004-02-03 2022-07-26 Rtc Industries, Inc. Continuous display shelf edge label device

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1004087A4 (en) * 1997-08-19 2002-06-05 Imaging Technologies Pty Ltd IMPROVED ELECTRONIC ORDERING AND SALES SYSTEM
EP1004087A1 (en) * 1997-08-19 2000-05-31 Imaging Technologies Pty Limited Improved electronic ordering and vending systems
US10535216B2 (en) 2004-02-03 2020-01-14 Rtc Industries, Inc. System for inventory management
EP2005402A2 (en) * 2004-02-03 2008-12-24 Rtc Industries, Inc. System for inventory management
EP2005402A4 (en) * 2004-02-03 2011-03-02 Rtc Ind Inc INVENTORY MANAGEMENT SYSTEM
US9805539B2 (en) 2004-02-03 2017-10-31 Rtc Industries, Inc. System for inventory management
US11580812B2 (en) 2004-02-03 2023-02-14 Rtc Industries, Inc. System for inventory management
US11397914B2 (en) 2004-02-03 2022-07-26 Rtc Industries, Inc. Continuous display shelf edge label device
WO2006027951A1 (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Tosho Inc. 医材収納管理装置および医療品管理システム
US8438067B2 (en) 2004-09-03 2013-05-07 Tosho Inc. Medical resource storage and management apparatus and medical supply management system
JP2007331923A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Anywire:Kk ターミナルシステム
JP2008073472A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Okamura Corp 棚板
US11188973B2 (en) 2013-03-05 2021-11-30 Rtc Industries, Inc. In-store item alert architecture
US10410277B2 (en) 2013-03-05 2019-09-10 Rtc Industries, Inc. In-store item alert architecture
US9818148B2 (en) 2013-03-05 2017-11-14 Rtc Industries, Inc. In-store item alert architecture
US11109692B2 (en) 2014-11-12 2021-09-07 Rtc Industries, Inc. Systems and methods for merchandizing electronic displays
US11182738B2 (en) 2014-11-12 2021-11-23 Rtc Industries, Inc. System for inventory management
US11468401B2 (en) 2014-11-12 2022-10-11 Rtc Industries, Inc. Application system for inventory management

Also Published As

Publication number Publication date
JP3446290B2 (ja) 2003-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3446290B2 (ja) 物品収納棚
US7963621B1 (en) Multi pegboard surface tool cabinet
US8016135B2 (en) Product display support systems and methods
US4344367A (en) Modular product display system
US20180278029A9 (en) System and method for distribution of electrical power
JP2015144276A (ja) 情報技術装置および関連の可搬式情報技術ホスティングセンタ
US20080149576A1 (en) Merchandising Devices
AU2006248801A1 (en) RFID chip holder device and tagging systems incorporating same
US6196139B1 (en) Wall shelf amusement device for cats
US6612527B1 (en) One-piece, straight entry display hook
JP3172743B2 (ja) 物品管理棚および物品管理装置
JP3116582B2 (ja) 物品収納棚
JP3341366B2 (ja) 物品収納棚
CN217182888U (zh) 线束固定装置及货架
CN217161599U (zh) 一种货架层板及货架
TWI750040B (zh) 工具掛架之連接件結構
JP2008212304A (ja) トレー棚
JP3468021B2 (ja) 自動販売機のラック支持装置
KR102496444B1 (ko) 배전선 설치가 용이한 편의성 향상 건축물용 전선 트레이
KR20120002400U (ko) 상품 진열구
KR200282803Y1 (ko) 영수증 보관함
JP3096473U (ja) ショーケース
JP2007262790A (ja) 電気機器取付用間仕切壁パネル
JPH01195810A (ja) 販売ケース
KR200318688Y1 (ko) 신발장

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees