JPH0725677Y2 - 耐環境試験器 - Google Patents

耐環境試験器

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JPH0725677Y2
JPH0725677Y2 JP1523090U JP1523090U JPH0725677Y2 JP H0725677 Y2 JPH0725677 Y2 JP H0725677Y2 JP 1523090 U JP1523090 U JP 1523090U JP 1523090 U JP1523090 U JP 1523090U JP H0725677 Y2 JPH0725677 Y2 JP H0725677Y2
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JP
Japan
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water
temperature sensor
inspection container
temperature
heater
Prior art date
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Application number
JP1523090U
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JPH03109047U (ja
Inventor
雅之 山内
秀和 笠井
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Tiyoda Electric Co Ltd
Original Assignee
Tiyoda Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電子機器、通信機器等の各種精密機器やその
部品の加速試験を行なう為の耐環境試験器の改良に関
し、信頼性の高い耐環境試験器を提供するものである。
(従来の技術) 各種精密機器やその部品の加速試験を行なう為の耐環境
試験器として従来から、各種構造のものが知られてい
る。この様な従来から知られている耐環境試験器の1例
に就いて、本考案の実施例を示す図面により説明する。
この耐環境試験器は、横型有底筒状で、開放端を蓋体1
で密閉出来る様にした検査容器2内に、一端開放の内筒
3を設けると共に、検査容器2を外から加熱するヒータ
4、検査容器2の下部に供給した水を蒸発させるヒータ
5を設け、内筒3の奥に開放した通気口6の内側に設置
したファン7を、内部磁力カップリング片8a、外部磁力
カップリング片8bから成る磁力カップリングを介して、
検査容器2外からモータ9で駆動する様に構成してお
り、ファン7の付近にもヒータ10を設けている。
被検査物11は内筒3内の台12に載置され、ヒータ4、
5、10を制御する事により、試験器内の蒸気雰囲気を調
整して、被検査物11の加速試験を行なう。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述した様な従来の耐環境試験器に於いて
は、次の様な不都合を生じる。
即ち、加速試験を行なう際に、ヒータ5に通電する事で
検査容器2の底部に供給した水13を蒸発させ、この検査
容器2内を水蒸気で満たすが、試験条件によっては、検
査容器2内の温度と湿度とを所望値に保つ為、検査容器
2内の湿度を測定しつつ、ヒータ4、5、10への通電量
を制御する必要がある。
この様な制御を行なう為、検査容器2内の湿度を測定す
るには、検査容器2の内部空間の温度を測定する温度セ
ンサ(乾球)と、水13で湿った含水材により囲まれた別
の温度センサ(湿球)とを設け、両温度センサの検出値
から、湿度を測定する事が、正確な測定を行なう為に有
利である。
ところが、1対の温度センサの測定値から湿度を求める
場合、上記別の温度センサを囲んだ含水材が湿っている
必要がある。
例えば、検査容器2内の水位低下等に伴ない、上記含水
材が乾燥した場合、上記1対の温度センサの測定値に差
がなくなり、実際には湿度が低いにも拘らず、(100%
等)高い測定値が出て、信頼性のある試験を行なえなく
なってしまう。
本考案は、上述の様な不都合を解消するものである。
(課題を解決する為の手段) 本考案の耐環境試験器は、一端が開口した検査容器と、
この検査容器の一端開口を気密に開閉する蓋体と、検査
容器の底部に供給された水を加熱蒸発させるヒータと、
このヒータにより加熱された水の温度を測定する第一の
温度センサと、検査容器の内部空間の温度を検出する第
二の温度センサと、水面よりも上部に設けられ、下端部
を上記水に漬けた含水材により囲まれた第三の温度セン
サと、第一、第三の両温度センサからの信号を入力し、
第一の温度センサが検出する水温が、第三の温度センサ
の測定値よりも低くなった場合に、上記含水材が乾燥し
ていると判断する制御器とから構成されている。
(作用) 上述の様に構成される本考案の耐環境試験器を用いて、
被検査物の加速試験を行なう場合の作用自体は、従来の
耐環境試験器と同様である。
そして、通常の状態に於いては、第二、第三の両温度セ
ンサの測定値に基づき、検査容器内の湿度を求める。こ
の場合、検査容器内の水蒸気の一部が、蓋体の内面で凝
縮し、底部に戻されるので、検査容器内を高湿度に保つ
為には、底部のヒータに通電し、水温を十分に高く保つ
必要がある。この為、第一の温度センサが検出する水温
が、第三の温度センサの測定値よりも高くなる。
これに対して、第三の温度センサと囲んでいる含水材が
乾燥すると、この第三の温度センサの測定値と第二の温
度センサの測定値とが近付く為、制御器は、検査容器内
の湿度が十分に高いと判断し、それ以上の水蒸気の供給
を停止すべく、ヒータへの通電を停止する。
この結果、第一の温度センサが検出する水温が、第三の
温度センサの測定値よりも低くなる。
この測定結果に基づき制御器は、第三の温度センサを囲
んでいる含水材が乾燥していると判断するが、この状態
では検査容器内の湿度制御を行なえなくなるので、上記
制御器は、適宜警報手段により警報を発したり、或は耐
環境試験器の運転を停止したりする。
(実施例) 次に図示の実施例を説明しつつ本考案を更に詳しく説明
する。
図面は本考案の耐環境試験器の実施例を示している。
本考案の耐環境試験器は、従来の耐環境試験器と同様、
一端が開口した有底横円筒形の検査容器2と、この検査
容器2の一端開口を気密に開閉する蓋体1と、検査容器
2の内径よりも小さい外径を有し、その外周面と上記検
査容器2の内周面との間に円筒状の隙間14を介在させた
状態で検査容器2の内側に保持される内筒3と、検査容
器2の底部に供給された水13を加熱蒸発させるヒータ5
と、上記隙間14から内筒3の内側に向かう流れを惹起す
るファン7とから構成されている。
このファン7を駆動させる機構も、前述した従来の耐環
境試験器と同様、内部磁力カップリング片8a、外部磁力
カップリング片8bから成る磁力カップリングと、上記外
部磁力カップリング片8bを回転させるモータ9とから構
成されている。
図面に於いて4は、検査容器2の外周面に設けられたヒ
ータであり、このヒータ4により、検査容器2を外部か
ら加熱出来る様にすると共に、ファン7の近傍にもヒー
タ10を設け、検査容器2内の蒸気雰囲気を加熱出来る様
にしている。
更に、本考案の耐環境試験器に於いては、前記ヒータ5
により加熱された水13の温度を測定する第一の温度セン
サ15と、検査容器2の内部空間の温度を検出する第二の
温度センサ16と、水面よりも上部に設けられ、下端部を
上記水13に漬けた含水材17により囲まれた第三の温度セ
ンサ18とを設けている。
これら第一、第二、第三の各温度センサ15、16、18の検
出信号は、総て制御器19に入力し、この制御器19が各検
出信号に基づいて、前記各ヒータ5、4、10を制御する
と共に、上記含水材17が乾燥した場合には、ブザー、ラ
ンプ等の警報手段20を起動させる様にしている。
即ち、上記制御器19は、第一、第二、第三の各温度セン
サ15、16、18からの信号に基づいて、各ヒータ5、4、
10への通電量を制御し、検査容器2内を所望の温度及び
湿度に保つと同時に、第一、第三の両温度センサ15、18
からの信号を入力し、第一の温度センサ15が検出する水
温が、第三の温度センサ18の測定値よりも低くなった場
合に、上記含水材17が乾燥していると判断し、上記警報
手段20を起動させる。
上述の様に構成される本考案の耐環境試験器を用いて被
検査物の加速試験を行なう場合の作用自体は、従来の耐
環境試験器と同様である。
即ち、内筒3内の台12に被検査物11を載置し、ヒータ5
に通電する事で検査容器2の底部に供給した水13を加熱
蒸発させて、発生した水蒸気を、ファン7の回転によっ
て惹起される空気流により検査容器2内の隅々に迄行き
亙らせ、検査容器2内の蒸気雰囲気を調整して、被検査
物11の加速試験を行なう。
通常の状態、即ち、検査容器2内の温度及び湿度が所望
の値に達し、その状態のまま運転されている場合に於い
ては、第二、第三の両温度センサ16、18の測定値に基づ
き、検査容器2内の湿度を求め、各ヒータ5、4、10へ
の通電を制御しつつ、そのままの状態を維持する。
この場合、検査容器2内の水蒸気は、断熱されていない
蓋体1の内面で凝縮し、検査容器2の底部に戻される
為、検査容器2内を高湿度に保つ為には、底部のヒータ
5に通電し、水温を十分に高く保つ必要がある。この
為、ヒータ5への通電は断続されるが、第一の温度セン
サ15が検出する水温は、常に第三の温度センサ18の測定
値よりも高くなる。
これに対して、第三の温度センサ18を囲んでいる含水材
17が乾燥すると、この第三の温度センサ18の測定値と第
二の温度センサ16の測定値とが近付く(含水材17が完全
に乾いた場合、互いに等しくなる。)為、制御器19は、
検査容器2内の湿度が十分に高いと判断し、それ以上の
水蒸気の供給を停止すべく、ヒータ5への通電を停止す
る。
この結果、検査容器2底部の水13の温度が次第に低下
し、第一の温度センサ15が検出する水温が、第三の温度
センサ18の測定値よりも低くなる。
この測定結果に基づき制御器19は、第三の温度センサ18
を囲んでいる含水材17が乾燥していると判断するが、こ
の状態では検査容器2内の湿度制御を行なえなくなる
(検査容器2内の湿度を高くする事が出来なくなる。)
ので、上記制御器19は、警報手段20により警報を発し、
更に必要であれば、耐環境試験器の運転を停止する。
(考案の効果) 本考案の耐環境試験器は、上述の様に構成され作用する
ので、検査容器内の湿度が低い事を知らずに、そのまま
検査を行なう事がなくなり、加速試験結果を狂わせる事
がなくなり、信頼性の高い加速試験を容易に行なえる様
になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の耐環境試験器の実施例を示す縦断側面図
である。 1:蓋体、2:検査容器、3:内筒、4、5:ヒータ、6:通気
口、7:ファン、8a:内部磁力カップリング片、8b:外部磁
力カップリング片、9:モータ、10:ヒータ、11:被検査
物、12:台、13:水、14:隙間、15:第一の温度センサ、1
6:第二の温度センサ、17:含水材、18:第三の温度セン
サ、19:制御器、20:警報手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が開口した検査容器と、この検査容器
    の一端開口を気密に開閉する蓋体と、検査容器の底部に
    供給された水を加熱蒸発させるヒータと、このヒータに
    より加熱された水の温度を測定する第一の温度センサ
    と、検査容器の内部空間の温度を検出する第二の温度セ
    ンサと、水面よりも上部に設けられ、下端部を上記水に
    漬けた含水材により囲まれた第三の温度センサと、第
    一、第三の両温度センサからの信号を入力し、第一の温
    度センサが検出する水温が、第三の温度センサの測定値
    よりも低くなった場合に、上記含水材が乾燥していると
    判断する制御器とから成る耐環境試験器。
JP1523090U 1990-02-20 1990-02-20 耐環境試験器 Expired - Lifetime JPH0725677Y2 (ja)

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JP1523090U JPH0725677Y2 (ja) 1990-02-20 1990-02-20 耐環境試験器

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JP1523090U JPH0725677Y2 (ja) 1990-02-20 1990-02-20 耐環境試験器

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Publication Number Publication Date
JPH03109047U JPH03109047U (ja) 1991-11-08
JPH0725677Y2 true JPH0725677Y2 (ja) 1995-06-07

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JP1523090U Expired - Lifetime JPH0725677Y2 (ja) 1990-02-20 1990-02-20 耐環境試験器

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