JPH07255584A - 折りたたみハンガー - Google Patents

折りたたみハンガー

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JPH07255584A
JPH07255584A JP5574794A JP5574794A JPH07255584A JP H07255584 A JPH07255584 A JP H07255584A JP 5574794 A JP5574794 A JP 5574794A JP 5574794 A JP5574794 A JP 5574794A JP H07255584 A JPH07255584 A JP H07255584A
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JP
Japan
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hanger
halves
hanging
trouser
hinge
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JP5574794A
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Toshimi Yamamoto
敏巳 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産コストが安価で済み、しかもカバン等へ
の収納性に優れ、さらに水平方向の振動に対しても強い
構造とする。 【構成】 左右一対のハンガー半体1A,1Bの両内端
部1a,1cを蝶番2を介して互いに枢支する。該蝶番
2を中心Mに各ハンガー半体1A,1Bを水平方向Aに
折りたたみ自在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば携帯用として用
いられる折りたたみハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の折りたたみハンガー
10としては、例えば図7に示すように、掛け棒12,
12の長さ方向の中央部に引っ掛け用のフック11を取
付け、このフック11の下部13aを中心Nに掛け棒1
2,12を上下方向Bに2つ折り自在とし、さらに2つ
折りされる掛け棒12,12の夫々の中央部13b,1
3cを上下方向Bに2つ折り自在としてコンパクト化を
図り、また、上記掛け棒12,12を広げて使用する時
に掛け棒12,12が水平状態よりも下方(フック11
と反対方向)へ折り曲がらないようにするために、掛け
棒12,12の各折りたたみ部分13aに曲がり止め機
能を持たせたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の上下
方向Bに折りたたみ式の掛け棒12,12では、掛け棒
12,12を広げて使用する時に掛け棒12,12が水
平状態よりも下方(フック11と反対方向)に折り曲が
らないようにするために、掛け棒12,12の各折りた
たみ部分13aに曲がり止め機能を持たせる必要が生
じ、しかも、掛け棒12,12が下方に折り曲がる方向
と衣服の荷重がかかる方向とが一致しているため、曲が
り止め機能の強度アップを図る必要も生じ、結果として
折りたたみハンガー10の生産コストが高くつくという
問題がある。また、折りたたみハンガー10を使用しな
い時には、掛け棒12,12は4つ折りにして折りたた
まれるため、折りたたみハンガー10全体が嵩張り、カ
バン等への収納性が悪くなるという問題もある。さら
に、折りたたみハンガー10を例えば列車や自動車等の
内部に設けた引掛具に引っ掛けて使用する場合などにお
いて、掛け棒12,12に水平方向(例えば図7の紙面
に対して垂直な方向)からの振動が加わると、従来のよ
うな上下方向Bへ回動する折りたたみ部分13aでは水
平方向からの振動を吸収できず、掛け棒12,12全体
に反りが発生したり、或いは破損し易くなる。特に、折
りたたみハンガー1′の軽量化のために、プラスチック
等でフック11と掛け棒12,12を一体成形したよう
な場合は、掛け棒12,12に水平方向からの振動がか
かったときに掛け棒12,12と一体のフック11に変
形や破損が発生し易くなるという問題もあった。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、生産コストが安価
で済み、しかもカバン等への収納性に優れ、さらに水平
方向の振動に対しても強い構造となった折りたたみハン
ガーを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、左右一対のハンガー半体1A,1Bの両
内端部1a,1cが蝶番2を介して互いに枢支され、該
蝶番2を中心Mに各ハンガー半体1A,1Bが水平方向
Aに折りたたみ自在とされて成ることを特徴とする。
【0006】また、上記各ハンガー半体1A,1Bの両
外端部1b,1dに、ハンガー半体1A,1Bの長さ方
向Cに沿ってスライドハンガー6を夫々伸縮自在に収納
して成るのが好ましい。さらに、各ハンガー半体1A,
1Bの両外端部1b,1dに、各ハンガー半体1A,1
Bの下方に離間して配置されるズボン吊り7の両外端部
7b,7dが係止され、該ズボン吊り7は、各ハンガー
半体1A,1Bの両内端部7a,7cに対応する位置で
分割された左右一対のズボン吊り半体7A,7Bと、各
ズボン吊り半体7A,7Bの両内端部7a,7cを互い
に枢支するズボン吊り用蝶番2′とから成り、該ズボン
吊り用蝶番2′を中心に各ズボン吊り半体7A,7Bが
水平方向Aに折りたたみ自在とされて成るのが好まし
い。
【0007】
【作用】本発明によれば、左右一対のハンガー半体1
A,1Bの両内端部a,1cを互いに枢支する蝶番2を
中心Mに、各ハンガー半体1A,1Bを水平方向Aに折
りたたみ自在としたから、左右のハンガー半体1A,1
Bを水平方向Aに広げて衣服を吊り下げる際に、各ハン
ガー半体1A,1Bの折りたたみ方向が水平方向Aとな
っているため、衣服の荷重が上方からかかってもハンガ
ー半体1A,1Bが蝶番2を中心Mに下方へ折れ曲がる
心配がなく、従って、ハンガー半体1A,1Bの蝶番2
には従来の上下方向に向けて折りたたみ式のハンガーに
おけるような曲がり止め機能を持たせる必要がなくな
り、折りたたみハンガー1の構造の簡略化及び小型化を
図ることができる。しかも、上記のようにハンガー半体
1A,1Bを水平方向Aに向けて折りたたむことによ
り、ハンガー半体1A,1Bを例えば車内に設けた引掛
具に引っ掛けて使用する場合などにおいて、ハンガー半
体1A,1Bに対して水平方向からの振動が加わった時
でも、ハンガー半体1A,1Bの蝶番2によってその振
動を吸収でき、ハンガー半体1A,1Bの反り等の発生
を未然に防止できるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、折りたたみハンガー1は、左右一
対のハンガー半体1A,1Bと、ハンガー半体1A,1
Bの両内端部1a,1cを互いに枢支する蝶番2と、引
掛具(図示せず)に引っ掛けられるフック3とで構成さ
れており、主にスーツ等の衣服を吊り下げるためのスー
ツハンガーとして用いられる。
【0009】ここで、左右一対のハンガー半体1A,1
Bは、例えばプラスチック等の軽量な材料から成り、そ
の形状は、ハンガー半体1A,1Bの両内端部1a,1
cから両外端部1b,1d側に向けて直線状に延ばし且
つ外端部1b,1d付近をカーブさせた水平型に構成さ
れており、このように各ハンガー半体1A,1Bを水平
型にすることにより、スーツ4を吊り下げた際にスーツ
4にしわが寄らず、またスーツ4が滑り落ちるのを防止
でき、さらに折りたたみ時には上下方向B′へのコンパ
クト化が図られるものである。また、ハンガー半体1
A,1Bの全長Lは、40cm程度以上あれば足り、こ
の程度の長さでもスーツ4の肩パッド5(図2)を考慮
すればハンガーとして十分に機能させることができる。
【0010】また、蝶番2は、左右のハンガー半体1
A,1Bの互いに対向する内端部1a,1c同士を互い
に回動自在に連結するものであって、従来のような上下
方向に折りたたみ式のハンガーと異なり、この蝶番2を
中心Mに各ハンガー半体1A,1Bは水平方向Aに向け
て折りたたみ自在となっている。さらに、各ハンガー半
体1A,1Bの内端部1a,1cの一方に、車内の引掛
具等(図示せず)に引っ掛けられるフック3が取付けら
れている。フック3の取付け方法としては、本実施例の
ようにハンガー半体1Aの内端部1aにおけるハンガー
背面に接着剤等により外付けする方法以外に、例えばハ
ンガー半体1A(又は1B)に埋め込む方法、さらには
蝶番2に接着剤等により外付けする方法があり、さらに
フック3を回動自在に取付ける場合には、例えばハンガ
ー半体1A(或いは蝶番2)に筒体を埋設又は外付け
し、この筒体内にフック3を回動自在に挿着する方法が
あり、さらに、フック3をハンガー半体1A(又は1
B)と一体型にする場合は、例えばプラスチック製のフ
ックをハンガー半体1A(又は1B)と一体成形する方
法がある。
【0011】なお、フック3をハンガー半体1A,1B
の一方に取付けたり、或いは一体成形したりする場合に
おいて、フック3がハンガー半体1A,1Bの中心部
(本実施例では、蝶番2の中心M)から位置ずれして、
フック3を引掛具に引っ掛けた状態で左右のハンガー半
体1A,1Bが傾くことも考えられるため、その防止対
策として、例えばフック3が取付けられる側のハンガー
半体1A(又は1B)の長さをフック3が取付けられな
い側のハンガー半体1B(又は1A)よりも長寸にした
り、或いはフック3が取付けられる側のハンガー半体1
A(又は1B)の重量をフック3が取付けられない側の
ハンガー半体1B(又は1A)よりも重くしたりして、
左右のバランスをとる方法がある。
【0012】しかして、折りたたみハンガー1を使用す
るにあたっては、蝶番2を中心Mに左右のハンガー半体
1A,1Bを水平方向Aに広げて、フック3を車内の引
掛具に引っ掛け、スーツ4等の衣服をハンガー半体1
A,1Bに吊り下げる(図2の状態)。このとき、各ハ
ンガー半体1A,1Bは蝶番2を中心Mに水平方向Aに
向けて折りたたまれるようになり、スーツ4の荷重が上
方から加わってもハンガー半体1A,1Bが蝶番2を中
心Mに下方へ折れ曲がる心配がなく、従って、ハンガー
半体1A,1Bの蝶番2には従来の上下方向に向けて折
りたたみ式のハンガーに設けたような曲がり止め機能を
持たせる必要がなくなり、折りたたみハンガーの構造を
簡略化でき、ハンガーの生産コストを低減させることが
できる。さらに、ハンガー半体1A,1Bを例えば車内
に設けた引掛具に引っ掛けて使用する場合などにおい
て、ハンガー半体1A,1Bに対して水平方向(例えば
ハンガー前面1e,1fに対して垂直な方向)からの振
動が加わった時でも、ハンガー半体1A,1Bの蝶番2
によってその振動が吸収され、ハンガー半体1A,1B
全体が大揺れしたりする心配がなく、ハンガー半体1
A,1Bが振動に強い構造となり、反りや破損が発生す
るのを未然に防止できる。
【0013】一方、折りたたみハンガー1を使用しない
ときには、左右のハンガー半体1A,1Bを蝶番2を中
心Mに折りたたむことにより、ハンガー半体1A,1B
が嵩張らず、カバン等に収納し易くなり、携帯性に優れ
たコンパクトなものとすることができる。また、本実施
例では、左右のハンガー半体1A,1Bを夫々水平型と
したから、スーツ4の滑り落ちを防止でき、しかも衣服
の形を保持して、スーツ4等にしわが寄らないようにす
ることができるという利点がある。また、フック3をハ
ンガー半体1A,1Bに取付けるにあたり、フック3を
ハンガー半体1A,1Bに外付けする場合には、フック
3をハンガー半体1A(又は1B)に容易に取付けるこ
とができるようになり、また、軽量化のためにフック3
をハンガー半体1A(又は1B)と一体型とした場合
は、プラスチック成形加工によりフック3をより安価に
作製できるようになる。さらにフック3が回動自在或い
は回動不能のいずれの状態で取付けられるにしても、上
記のようにハンガー半体1A,1Bに水平方向からの振
動が加わってもハンガー半体1A,1Bは水平方向から
の振動に対しても大揺れしないため、フック3にも大き
な振動がかからなくなり、たとえフック3がハンガー半
体1A(又は1B)と一体成形或いは固定されている場
合であってもフック3の変形や破損が発生し難くなる。
さらに、フック3をハンガー背面に取付けることによ
り、フック3の取付け部分がハンガー前面1e,1fか
ら見えず、外観が良好になるという利点もある。
【0014】本発明の他の実施例として、図3に示すよ
うに、各ハンガー半体1A′,1B′の両外端部1b,
1dに、ハンガー半体1A′,1B′の長さ方向Cに沿
ってスライドハンガー6を夫々伸縮自在に収納するよう
にしてもよい。他の構造は図1の実施例と同様である。
つまり、ハンガー半体1A′,1B′の夫々の長さを、
図1の実施例のハンガー半体1A,1Bの長さLの約半
分の長さにし、且つハンガー半体1A′,1B′を2重
筒構造とし、その内部にスライドハンガー6を伸縮自在
に収納したことにより、ハンガー半体1A′,1B′を
広げて使用する時には、スライドハンガー6を伸縮させ
て長さ調整を行なうことにより、短いハンガー半体1
A′,1B′であってもスーツのサイズに十分に対応さ
せることができる。しかも、ハンガー半体1A′,1
B′を折りたたむ際には、ハンガー半体1A′,1B′
の中にスライドハンガー6を収納することができ、短寸
のハンガー半体1A′,1B′が嵩張らず、より一層の
コンパクト化を図ることができるようになる。
【0015】ここで、スライドハンガー6を伸縮自在に
収納する方法として、例えば2本のスライドハンガー6
をハンガー半体1A′,1B′内部に個別に圧入し、各
スライドハンガー6とハンガー半体1A′,1B′の内
壁との摩擦力によってスライドハンガー6を無段階的に
伸縮させる方法、或いは2本のスライドハンガー6の外
周面にスライドハンガー6の長さ方向Cに間隔をあけて
複数個のリング状小突起を突設し、一方、ハンガー半体
1A′,1B′内壁にも、夫々、ハンガー半体1A′,
1B′の長さ方向Cに間隔をあけて複数個のリング状小
突起を突設し、一方の小突起が他方の小突起を乗り越え
て移動可能な構造とすることによって、スライドハンガ
ー6を段階的に伸縮させる方法がある。さらに、スライ
ドハンガー6がハンガー半体1A′,1B′から抜け出
るのを防ぐ手段として、スライドハンガー6の奥端側の
径をハンガー半体1A′,1B′の出口側の径よりも大
きくする方法、或いはスライドハンガー6の奥端部に抜
け止め部材を設け、この抜け止め部材をハンガー半体1
A′,1B′の出口に引っ掛ける方法等がある。
【0016】本発明のさらに他の実施例として、図4に
示すように、水平型のハンガー半体に代えて、ハンガー
半体1A,1Bの両内端部1a,1cから両外端部1
b,1d側に向けて下方に向かう程、徐々に傾斜する傾
斜型のハンガー半体1A″,1B″を用いるようにして
もよい。他の構造は図1の実施例と同様である。本実施
例では、ハンガー半体1A″,1B″が上下方向B′に
大型化するというデメリットはあるが、上記実施例と同
様、生産コストを低減でき、しかも水平方向の振動に対
して強い構造とすることができるという作用効果が得ら
れると同時に、一般的に用いられている傾斜型のハンガ
ーと同じ金型でハンガー半体1A″,1B″を作製でき
るので、従来のハンガー用金型をそのまま使うことがで
きるようになり、コスト面で有利となる。
【0017】本発明のさらに他の実施例として、図5に
示すように、水平型ハンガー1A,1Bの下方にズボン
吊り7を取付けるようにしてもよい。この場合、各ハン
ガー半体1A,1Bの両外端部1b,1dに、各ハンガ
ー半体1A,1Bの下方に離間して配置されるズボン吊
り7の両外端部7b,7dを夫々係止し、且つ、ズボン
吊り7を、各ハンガー半体1A,1Bの両内端部7a,
7cに対応する位置で左右一対のズボン吊り半体7A,
7Bに分割すると共に、各ズボン吊り半体7A,7Bの
両内端部7a,7cをズボン吊り用蝶番2′を介して互
いに枢支し、ズボン吊り用蝶番2′を中心に水平方向
(図5の紙面に対して垂直な方向)に折りたたみ自在と
したものである。
【0018】このように、各ズボン吊り半体7A,7B
は、左右のハンガー半体1A,1Bの下方に離間して配
置されているので、ズボンの出し入れの邪魔にならず、
また、各ズボン吊り半体7A,7Bは、長さ方向Cの中
央部に設けたズボン吊り用蝶番2′を介してハンガー半
体1A,1Bと同じ水平方向に折りたたみ自在となって
いるので、ハンガー半体1A,1Bを広げるだけでズボ
ン吊り半体7A,7Bを同時に広げて使用でき、また、
ハンガー半体1A,1Bを折りたたんだ時にはズボン吊
り半体7A,7Bも同時に折りたたまれるので、ズボン
吊り7付きハンガーのコンパクト化を図ることができ
る。
【0019】本発明のさらに他の実施例として、図6に
示すように、ハンガー半体1A,1Bのハンガー背面1
g,1hの長さ方向の中央部付近に複数個(本実施例で
は3個)の吸盤9を並べて取付け、フックを省略するよ
うにしてもよい。この実施例のハンガー半体1A,1B
にスーツを吊り下げる場合は、ハンガー背面1g,1h
側からではなく、ハンガー前面1e,1f側から吊り下
げるようにすれば、ハンガー背面1g,1hに吸盤9が
存在していてもスーツの吊り下げ時に吸盤9が邪魔にな
らなくなる。尚、スーツをハンガー前面1e,1f側か
ら吊り下げ易くするために、ハンガー半体1A,1Bの
中央部に吸盤9を1個だけ設けるようにしてもよく、吸
盤9の数及びその位置は必要に応じて選ぶことができ
る。このようにフックに代えて、吸盤9を用いたこと
で、例えば列車の窓や車の窓等のように引掛具の無い場
所に対してハンガー半体1A,1Bを係止でき、折りた
たみハンガーの使用範囲を広げることができるという利
点がある。尚、吸盤9以外に、例えば両面テープ等のよ
うな粘着部材を用いるようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】上述のように、請求項1記載の発明は、
左右一対のハンガー半体の両内端部が蝶番を介して互い
に枢支され、該蝶番を中心に各ハンガー半体が水平方向
に向けて折りたたみ自在に枢支されているから、衣服の
荷重が上方からかかってもハンガー半体が蝶番を中心に
下方へ折れ曲がる心配がなく、従来のようにハンガーの
折りたたみ部分に曲がり止め機能を持たせる必要がなく
なり、折りたたみハンガーの構造を簡略化でき、ハンガ
ーの生産コストを低減させることができ、且つ折りたた
みハンガーのコンパクト化によって、カバン等への収納
性を良好にすることができる。また、ハンガー半体を例
えば車内に設けた引掛具に引っ掛けて使用する場合など
において、ハンガー半体の蝶番によって水平方向からの
振動を吸収でき、折りたたみハンガーに反りや破損等が
発生するのを未然に防止できるという効果を奏する。
【0021】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の各ハンガー半体の両外端部に、ハンガー半体の長さ方
向に沿ってスライドハンガーを夫々伸縮自在に収納した
ことにより、ハンガー半体を広げて使用する時には、ス
ライドハンガーを伸縮させて長さ調整を行なうことによ
り、短いハンガー半体であってもスーツのサイズに十分
に対応させることができる。しかも、ハンガー半体を折
りたたむ際には、ハンガー半体の中にスライドハンガー
を収納することにより、短寸のハンガー半体が嵩張ら
ず、より一層のコンパクト化を図ることができるという
効果を奏する。
【0022】さらに請求項3記載の発明は、請求項1記
載の各ハンガー半体の両外端部に、各ハンガー半体の下
方に離間して配置されるズボン吊りの両外端部が係止さ
れ、該ズボン吊りは、各ハンガー半体の両内端部に対応
する位置で分割された左右一対のズボン吊り半体と、各
ズボン吊り半体の両内端部を互いに枢支するズボン吊り
用蝶番とから成り、該ズボン吊り用蝶番を中心に各ズボ
ン吊り半体が水平方向に折りたたみ自在とされて成るか
ら、各ズボン吊り半体は、左右のハンガー半体の下方に
離間して配置されているので、ズボンの出し入れの邪魔
にならず、また、各ズボン吊り半体はズボン吊り用蝶番
を中心にハンガー半体と同じ水平方向に折りたたみ自在
とされているので、ハンガー半体を広げるだけでズボン
吊り半体を同時に広げて使用でき、また、ハンガー半体
を折りたたんだ時にはズボン吊り半体も同時に折りたた
まれるので、ズボン吊り付きハンガーのコンパクト化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)(b)はハン
ガー半体を広げた状態の正面図及び平面図、(c)
(d)はハンガー半体を折りたたんだ状態の平面図及び
正面図である。
【図2】同上の使用状態を説明する正面図である。
【図3】(a)(b)は本発明の他の実施例に用いられ
るスライドハンガーの使用状態を説明する正面図であ
る。
【図4】本発明のさらに他の実施例の正面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例の正面図である。
【図6】(a)(b)は本発明のさらに他の実施例の正
面図及び背面図である。
【図7】(a)(b)(c)は従来の折りたたみハンガ
ーの動作状態を説明する正面図である。
【符号の説明】
1 折りたたみハンガー 1A,1B ハンガー半体 1a,1c 内端部 1b,1d 外端部 2 蝶番 2′ ズボン吊り用蝶番 6 スライドハンガー 7 ズボン吊り 7A,7B ズボン吊り半体 7a,7c 内端部 7b,7d 外端部 A 水平方向 C 長さ方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のハンガー半体の両内端部が蝶
    番を介して互いに枢支され、該蝶番を中心に各ハンガー
    半体が水平方向に向けて折りたたみ自在とされて成るこ
    とを特徴とする折りたたみハンガー。
  2. 【請求項2】 各ハンガー半体の両外端部に、ハンガー
    半体の長さ方向に沿ってスライドハンガーを夫々伸縮自
    在に収納して成ることを特徴とする請求項1記載の折り
    たたみハンガー。
  3. 【請求項3】 各ハンガー半体の両外端部に、各ハンガ
    ー半体の下方に離間して配置されるズボン吊りの両外端
    部が係止され、該ズボン吊りは、各ハンガー半体の両内
    端部に対応する位置で分割された左右一対のズボン吊り
    半体と、各ズボン吊り半体の両内端部を互いに枢支する
    ズボン吊り用蝶番とから成り、該ズボン吊り用蝶番を中
    心に各ズボン吊り半体が水平方向に折りたたみ自在とさ
    れて成ることを特徴とする請求項1記載の折りたたみハ
    ンガー。
JP5574794A 1994-03-25 1994-03-25 折りたたみハンガー Pending JPH07255584A (ja)

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