JP3119150U - ズボンハンガー - Google Patents

Abstract

【課題】ズボンを吊るして整理するハンガーの、ズボンの皴や折り目や型崩れを気にしながら収納する手間をかけず、簡単かつ単純にズボンを吊るして収納することができるズボンハンガーを提供する。
【解決手段】固定側アーム２内部にスプリング４を仕込み、可動側アーム３を伸縮してアーム全長を可変することで、異なる裾の広さを持つ多種多様なズボンであっても、アーム両翼端に二股に配したフック５、７及び６、８の間にズボンの両裾を差し入れてズボンを係止することができ、また差し入れた後はそのスプリングの広がる力を利用して、係止したズボンが落ちること無く吊るして収納する。このことにより、重力の働きでズボンの自重を利用してズボンの皴や折り目に気を使うことや型崩れを防ぎ、ズボン専用であることから上着に隠れてズボンの保存状態がわかりにくいということが無くなる。
【選択図】図１

Description

本考案はズボンの両裾をアーム両翼端に付いたフックに差し入れ、裾を上にして吊るすズボンハンガーに関するものである。

家庭でズボンを整理するハンガーといえば、大抵の場合が上着を掛けることを目的としたハンガーの機能として付加されたもので、ハンガーの上着を掛ける部分の直下に付けた横棒のようなところにズボンの中ほどで折って掛けるものか、ハンガーの上着を掛ける部分の直下に設置した、ズボンを銜えるためのクリップ等の機構で腰周り部分を上にして吊るすものが見られる。

しかし、上記のハンガーは上着の型崩れを気にしながら収納する手間をかけず、簡単かつ単純に上着を掛けることを主な目的としたものであり、ズボンに関しては皴やズボンの折り目を気にしながら収納する手間がかかることや、クリップ等の機構を使ったハンガーではさらに、ベルトが付いたままでいるとクリップに銜えにくいなどの問題がある。

しかも、上着を掛けた場合は、上着に隠れてズボンの保存状態がわかりにくいこととなり、上記の問題のようなズボンの型崩れの発見が困難となる場合もある。

また、店舗のズボン売り場やジーンズショップなどには、腰周りの部分をズボンの折り目に合わせてクリップ等で吊るすズボン専用のハンガーがあるが、これらは商品であるズボンの展示用であり、家庭での着用と収納を繰り返す用途に使用するものとは目的が違うことと、使用する際にはズボンの皴や折り目や型崩れを気にしながら収納する手間がかかるという問題は残されたままである。

ズボンを整理するハンガーとして、ズボンの皴や折り目や型崩れを気にしながら収納する手間をかけず、簡単かつ単純にズボンを収納することができるズボンハンガーを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段として、ズボンの裾を上にして吊るすズボンハンガーといった特徴を持ち、ハンガーのアーム全長を伸縮可能にする機構を有することで、異なる裾の広さを持つ多種多様なズボンに対応させ、アーム両翼端に二股にフックを配することにより、フックにズボンの両裾を差し入れてズボンを係止すること、また差し入れた後はそのスプリングの広がる力を利用して、係止したズボンが落ちること無く吊るして収納できるようになっている。

ズボンの裾を上にして片裾づつ平衡して両裾を吊るすことで、重力の働きでズボンの自重を利用して皴や型崩れを防ぎ、腰周りを上にして吊るす方法のようにズボンの折り目に気を使うこともなく、ズボン専用であることから上着に隠れてズボンの保存状態がわかりにくいということは無くなり、ベルトを付けたままハンガーに吊るすこともできる。

ズボンを吊るして収納することを目的としたハンガーで、ハンガー自体を吊るすフックをハンガー全体の重心位置に配置した、ズボンの裾の長さに対応した適当な長さを持つアームを有し、アームの一翼の内部にスプリングを仕込み、もう一翼のアームをスプリングの伸縮動作を利用して可動させ、アーム全長を可変できる機構を有することと、アーム両翼端にズボンの裾を差し入れて係止するためのフックを一対づつ両裾分備えることを最良の形態とする。

図１は、本考案の１実施例の図であって、１はハンガー自体を吊るすためのフック、２は固定側のアーム、３は可動側のアーム、４はスプリング、５〜８はズボンの裾を差し入れて係止するためのフック、９は３の可動側アームを押し込んで収縮させる場合に２の固定側アームを支える取手である。

２の内部に４を仕込み、３を４の伸縮動作を利用してアーム全長を可変できる機構を有することにより、異なる裾の広さを持つ多種多様なズボンであっても、３を収縮してアーム両翼端に二股に配した５〜８のフックの５と７、及び６と８のフック間にズボンの片裾ごとにそれぞれ差し入れてズボンを係止し、また差し入れた後は４の広がる力を利用して、係止したズボンが落ちること無く吊るして収納する。

家庭で使用することを想定しており、衣料品の中でも主にズボンを整理するハンガーとして、ズボンの皴や折り目や型崩れを気にしながら収納する手間をかけず、簡単かつ単純にズボンを吊るして収納することができる。

ズボンハンガーの実施方法を示した説明図である。（実施例１）

符号の説明

１ ハンガー自身のフック
２ 固定側アーム
３ 可動側アーム
４ スプリング
５ ズボン裾用フックＡ
６ ズボン裾用フックＢ
７ ズボン裾用フックＣ
８ ズボン裾用フックＤ
９ 取手

Claims (1)

1. 本考案は、衣料品の中でも主にズボンを整理収納することを目的とするハンガーであり、ハンガーのアームの一翼の内部にスプリングを仕込み、もう一翼のアームをスプリングの伸縮動作を利用して可動できる機構を有することにより、アーム全長を可変して異なる裾の広さを持つ多種多様なズボンでも、ハンガーのアームを収縮してアーム両翼端に二股に配したフック間にズボンの両裾を差し入れてズボンを係止することができ、また差し入れた後はそのスプリングの広がる力を利用して、係止したズボンが落ちること無く吊るして収納することができるズボンハンガー。