JPH0725504B2 - エレベーター用張り車装置 - Google Patents
エレベーター用張り車装置Info
- Publication number
- JPH0725504B2 JPH0725504B2 JP16836689A JP16836689A JPH0725504B2 JP H0725504 B2 JPH0725504 B2 JP H0725504B2 JP 16836689 A JP16836689 A JP 16836689A JP 16836689 A JP16836689 A JP 16836689A JP H0725504 B2 JPH0725504 B2 JP H0725504B2
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- Japan
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- tension
- rope
- weight
- elevator
- tensioning
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、エレベーターの調速機用ロープ等に張力を
与える張り車装置に関するものである。
与える張り車装置に関するものである。
[従来の技術] 第5図及び第6図は、例えば実開昭60−177178号公報に
示された従来のエレベーター用張り車装置を示す図で、
第5図は正面図、第6図は平面図である。
示された従来のエレベーター用張り車装置を示す図で、
第5図は正面図、第6図は平面図である。
図中、(1)は昇降路に立設されエレベーターのかご
(図示しない)を案内するガイドレール、(2)はガイ
ドレール(1)の背面(1a)にクリップ(3)で固定さ
れ水平方向に配置された取付腕、(4A)(4B)は取付腕
(2)にボルト(4a)で固着されそれぞれガイドレール
(1)と並行に配置された案内レール、(5)は案内レ
ール(4A)(4B)にガイドシュー(6)によって上下移
動可能に係合した張り車枠、(7)は張り車枠(5)に
軸(7a)によって回転可能に支持された張り車で、その
円周上には溝が凹設されここに調速機(図示しない)に
より駆動されるロープ(8)がU字状に巻き掛けられて
いる。(9)は張り車枠(5)の下部に配設された複数
個のおもりである。
(図示しない)を案内するガイドレール、(2)はガイ
ドレール(1)の背面(1a)にクリップ(3)で固定さ
れ水平方向に配置された取付腕、(4A)(4B)は取付腕
(2)にボルト(4a)で固着されそれぞれガイドレール
(1)と並行に配置された案内レール、(5)は案内レ
ール(4A)(4B)にガイドシュー(6)によって上下移
動可能に係合した張り車枠、(7)は張り車枠(5)に
軸(7a)によって回転可能に支持された張り車で、その
円周上には溝が凹設されここに調速機(図示しない)に
より駆動されるロープ(8)がU字状に巻き掛けられて
いる。(9)は張り車枠(5)の下部に配設された複数
個のおもりである。
従来のエレベーター用張り車装置は上記のように構成さ
れ、張り車枠(5)、張り車(7)及びおもり(9)の
自重により、張り車(7)には下向きの力が加えられ、
ロープ(8)に張力を与えている。これによって、ロー
プ(8)の伸びに対し、いつでも均一な下向き張力が作
用し、ロープ(8)の揺れを防止している。また、高行
程エレベーターでは、張り車装置全体の重量は、ロープ
(8)に与える張力を安定化するため、ロープ(8)の
自重以上であることが必要となり、このために、おもり
(9)が装着されている。
れ、張り車枠(5)、張り車(7)及びおもり(9)の
自重により、張り車(7)には下向きの力が加えられ、
ロープ(8)に張力を与えている。これによって、ロー
プ(8)の伸びに対し、いつでも均一な下向き張力が作
用し、ロープ(8)の揺れを防止している。また、高行
程エレベーターでは、張り車装置全体の重量は、ロープ
(8)に与える張力を安定化するため、ロープ(8)の
自重以上であることが必要となり、このために、おもり
(9)が装着されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記のように構成された従来のエレベーター用張り車装
置では、張り車枠(5)に張り車(7)とおもり(9)
が装着され、これが案内レール(4A)(4B)に案内され
るようになっているため、ロープ(8)が伸びると張り
車枠(5)は下方へ移動し、張り車枠(5)の下端から
昇降路底部までの高さhは次第に短くなる。したがっ
て、高さhを一定に保つためには、ロープ(8)を切断
しなければならず、張り車(7)を取り付け直して、ロ
ープ(8)の掛変え作業が必要であるという問題点があ
る。
置では、張り車枠(5)に張り車(7)とおもり(9)
が装着され、これが案内レール(4A)(4B)に案内され
るようになっているため、ロープ(8)が伸びると張り
車枠(5)は下方へ移動し、張り車枠(5)の下端から
昇降路底部までの高さhは次第に短くなる。したがっ
て、高さhを一定に保つためには、ロープ(8)を切断
しなければならず、張り車(7)を取り付け直して、ロ
ープ(8)の掛変え作業が必要であるという問題点があ
る。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもの
で、ロープが伸びた場合でも、ロープの切断及び掛変え
作業が不要にできるようにしたエレベーター用張り車装
置を提供することを目的とする。
で、ロープが伸びた場合でも、ロープの切断及び掛変え
作業が不要にできるようにしたエレベーター用張り車装
置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明にかかるエレベーター用張り車装置は、張り車
と共に装着された複数個のおもりの内の少なくとも一部
を、張り車の上方部で保持する取付具を設けたものであ
る。
と共に装着された複数個のおもりの内の少なくとも一部
を、張り車の上方部で保持する取付具を設けたものであ
る。
[作用] この発明では、張り車と共に装着された複数個のおもり
の内の少なくとも一部を、張り車の上方部で保持する取
付具を設けたので、ロープが伸びておもりを移設する必
要が生じても、これらおもりの内の少なくとも一部を張
り車の上方部で取付具によって保持すればよく、ロープ
の切断及び掛変え作業が不要となり、作業時間の短縮を
図ることができる。
の内の少なくとも一部を、張り車の上方部で保持する取
付具を設けたので、ロープが伸びておもりを移設する必
要が生じても、これらおもりの内の少なくとも一部を張
り車の上方部で取付具によって保持すればよく、ロープ
の切断及び掛変え作業が不要となり、作業時間の短縮を
図ることができる。
[実施例] 第1図〜第4図はこの発明の一実施例を示す図で、第1
図は初期状態の正面図、第2図はロープ伸長時の正面
図、第3図はおもり部分の拡大平面図、第4図は第3図
の要部正面図であり、従来装置と同様の部分は同一符号
で示す。
図は初期状態の正面図、第2図はロープ伸長時の正面
図、第3図はおもり部分の拡大平面図、第4図は第3図
の要部正面図であり、従来装置と同様の部分は同一符号
で示す。
図中、(11)は張り車(7)が装着された張り車板、
(12)は隣接するおもり(9)をボルト(13)で互いに
結合する取付具である。なお、ガイドシュー(6)は張
り車板(11)及びおもり(9)のいずれにも取り付けら
れるようになっている。
(12)は隣接するおもり(9)をボルト(13)で互いに
結合する取付具である。なお、ガイドシュー(6)は張
り車板(11)及びおもり(9)のいずれにも取り付けら
れるようになっている。
上記のように構成されたエレベーター用張り車装置にお
いて、初期状態では、第1図に示すように、おもり
(9)は張り車(7)の下方に配置されている。すなわ
ち、張り車板(11)の下部に取付具(12)をボルト(1
3)で固定し、これに最上段のおもり(9)をボルト(1
3)で固定する。以下同様に全部のおもり(9)は順次
ボルト(13)で取付具(12)に固定されている。
いて、初期状態では、第1図に示すように、おもり
(9)は張り車(7)の下方に配置されている。すなわ
ち、張り車板(11)の下部に取付具(12)をボルト(1
3)で固定し、これに最上段のおもり(9)をボルト(1
3)で固定する。以下同様に全部のおもり(9)は順次
ボルト(13)で取付具(12)に固定されている。
次に、ロープ(8)が伸びると、第2図に示すように、
最下段のおもり(9)を取り外して、張り車板(11)の
上方に移設し、張り車板(11)に固定された取付具(1
2)にボルト(13)で固定する。これで、ロープ(8)
には第1図の場合と同じ張力を下向きに与えることがで
き、かつおもり(9)の下端から昇降路底部までの高さ
hはほぼ一定に保たれる。更に、ロープ(8)が伸びた
ときは、上述と同様にそのときの最下段のおもり(9)
を張り車板(11)の上方の最上段のおもり(9)の上に
移設する。なお、このときガイドシュー(6)は適宜張
り車板(11)又はおもり(9)に移設される。
最下段のおもり(9)を取り外して、張り車板(11)の
上方に移設し、張り車板(11)に固定された取付具(1
2)にボルト(13)で固定する。これで、ロープ(8)
には第1図の場合と同じ張力を下向きに与えることがで
き、かつおもり(9)の下端から昇降路底部までの高さ
hはほぼ一定に保たれる。更に、ロープ(8)が伸びた
ときは、上述と同様にそのときの最下段のおもり(9)
を張り車板(11)の上方の最上段のおもり(9)の上に
移設する。なお、このときガイドシュー(6)は適宜張
り車板(11)又はおもり(9)に移設される。
また、上記実施例では、調速機用ロープに用いられる張
り車(7)について説明したが、これ以外でも、ロープ
に下向きの張力を与える装置であれば適用可能である。
り車(7)について説明したが、これ以外でも、ロープ
に下向きの張力を与える装置であれば適用可能である。
[発明の効果] 以上説明した通り、この発明によれば、張り車と共に装
着された複数個のおもりの内の少なくとも一部を、張り
車の上方部で保持する取付具を設けたので、ロープが伸
びておもりを移設する必要が生じても、これらおもりの
内の少なくとも一部を張り車の上方部で取付具によって
保持すればよく、ロープの切断及び掛変え作業が不要と
なり、作業時間の短縮を図ることができる。
着された複数個のおもりの内の少なくとも一部を、張り
車の上方部で保持する取付具を設けたので、ロープが伸
びておもりを移設する必要が生じても、これらおもりの
内の少なくとも一部を張り車の上方部で取付具によって
保持すればよく、ロープの切断及び掛変え作業が不要と
なり、作業時間の短縮を図ることができる。
第1図〜第4図はこの発明によるエレベーター用張り車
装置の一実施例を示す図で、第1図は初期状態の正面
図、第2図はロープ伸長時の正面図、第3図は第2図の
上部おもり部分の拡大平面図、第4図は第3図の要部正
面図、第5図は従来のエレベーター用張り車装置を示す
正面図、第6図は第5図の平面図である。 図中、(1)はガイドレール、(4A)(4B)は案内レー
ル、(6)はガイドシュー、(7)は張り車、(9)は
おもり、(12)は取付具、(13)はボルトである。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
装置の一実施例を示す図で、第1図は初期状態の正面
図、第2図はロープ伸長時の正面図、第3図は第2図の
上部おもり部分の拡大平面図、第4図は第3図の要部正
面図、第5図は従来のエレベーター用張り車装置を示す
正面図、第6図は第5図の平面図である。 図中、(1)はガイドレール、(4A)(4B)は案内レー
ル、(6)はガイドシュー、(7)は張り車、(9)は
おもり、(12)は取付具、(13)はボルトである。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】昇降路内に立設されたガイドレールにこれ
と並行する案内レールを固定し、この案内レールに上下
方向へ移動可能に係合しかつこのロープが巻き掛けられ
た張り車を設けると共に、この張り車に上記ロープに張
力を与える複数個のおもりを装着したものにおいて、上
記複数個のおもりの内の少なくとも一部を上記張り車の
上方部で保持する取付具を備えたことを特徴とするエレ
ベーター用張り車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16836689A JPH0725504B2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | エレベーター用張り車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16836689A JPH0725504B2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | エレベーター用張り車装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0336182A JPH0336182A (ja) | 1991-02-15 |
JPH0725504B2 true JPH0725504B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=15866756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16836689A Expired - Fee Related JPH0725504B2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | エレベーター用張り車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725504B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20060225965A1 (en) * | 2003-04-22 | 2006-10-12 | Siewert Bryan R | Elevator system without a moving counterweight |
JP5672103B2 (ja) * | 2011-03-23 | 2015-02-18 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
FR2974359B1 (fr) * | 2011-04-19 | 2014-03-14 | Octe | Tendeur de cable de limiteur de vitesse pour ascenseur |
-
1989
- 1989-06-30 JP JP16836689A patent/JPH0725504B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0336182A (ja) | 1991-02-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |