JPH07254793A - 送風機ユニットの実装構造 - Google Patents

送風機ユニットの実装構造

Info

Publication number
JPH07254793A
JPH07254793A JP4356894A JP4356894A JPH07254793A JP H07254793 A JPH07254793 A JP H07254793A JP 4356894 A JP4356894 A JP 4356894A JP 4356894 A JP4356894 A JP 4356894A JP H07254793 A JPH07254793 A JP H07254793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective cover
blower unit
blower
unit
blades
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4356894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Isomoto
薫 礒本
Yasushi Yamagami
靖司 山上
Makoto Gohara
誠 郷原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4356894A priority Critical patent/JPH07254793A/ja
Publication of JPH07254793A publication Critical patent/JPH07254793A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器などに実装する送風機ユニットの実
装構造に関し、電子機器の稼働に支障なく筺体収容部に
送風機ユニットを安全に挿抜できることを目的とする。 【構成】 送風機ユニット1を筺体収容部10a に挿着す
ると同時に受電コネクタ1dが電気接続する送風機ユニッ
トの実装構造において、前記送風機ユニットは、送風機
1cの羽根を両側から未挿着時に覆い、挿着時に羽根から
外れる位置まで前記送風機ユニットの枠体1aとの間に備
えるガイド手段2に案内支持されて摺動する保護カバー
3と、前記筺体収容部と保護カバーとの間に係留手段4
を備え、前記送風機ユニットを筺体収容部に挿抜する過
程で保護カバーだけが前記係留手段に阻止されることに
より、保護カバーは挿着時に羽根から外れ、逆に引き出
し時に羽根を覆うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器などに実装す
る送風機ユニットの実装構造に関する。送風機ユニット
は、電子機器の筺体収容部に、ガイドレールに案内され
て挿抜可能に実装され、背面に備える受電コネクタは筐
体収容部に挿着すると同時に筺体収容部の給電コネクタ
にプラグインして電気接続し、逆に筐体収容部から引き
出しと同時に電気接続は切断される。
【0002】電子計算機システムを構成する電子機器
は、業務処理の関係上、稼働を停止することなく保守す
る場合があり、その保守時に稼働に支障なく送風機ユニ
ットを安全に挿抜できることが要望されている。
【0003】
【従来の技術】図9は従来の電子機器の斜視図、図10は
図9に挿着する従来の送風機ユニットの実装構造の斜視
図を示す。電子機器などの筺体に実装する従来の送風機
ユニットの実装構造は、図10に示した枠体11a と枠体内
を仕切る遮風板11b の奥方に備える送風機11c と背面に
備える受電コネクタ11d とが組み込まれた送風機ユニッ
ト11を、図9に示す電子機器10の電子回路シェルフ12を
上下左右4箇所の筺体収容部10a に矢印方向に挿抜可能
に実装し構成されている。
【0004】この送風機ユニット11は筺体収容部10a に
把手11e を持って挿入し、挿着完了と同時に奥方に備え
る給電コネクタ10b にプラグインし電気接続している。
送風機ユニットは、保守の際に電子機器の稼働を止める
ことができない場合は順次に引き出し、保守作業を行う
ことができる。送風機ユニットを筐体収容部から引き出
すと受電コネクタは引き抜かれ電気接続は切断される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな上記送風機ユニットの実装構造によれば、電子機器
に実装された送風機ユニットを保守する場合、電子計算
機システムの稼働を続ける必要があって受電中の送風機
ユニットを筺体収容部から引き出したとき、引き出すと
同時に給電コネクタからの受電は切れるものの、送風機
はすぐに止まらず慣性で回転しているため、羽根に指な
どが触れて怪我をする恐れがあり、そのため羽根の回転
が完全に止まるのを待つとすぐに作業に掛かれず時間が
掛かるとか、あるいは怪我をしないように送風機の上下
に金網などのガードを設けるとガードが送風抵抗になり
風量が減少して冷却能力を低下させ、また風切り音が生
じて機器の暗騒音が増加するといった問題があった。
【0006】上記問題点に鑑み、本発明は電子機器の稼
働に支障なく筺体収容部に送風機ユニットを安全に挿抜
できる送風機ユニットの実装構造を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の送風機ユニットの実装構造においては、枠
体と、該枠体に内設された送風機と、枠体背面に取着さ
れたコネクタとでなる送風機ユニットを筺体収容部に挿
着すると同時に電気接続する送風機ユニットの実装構造
において、前記送風機ユニットは、送風機の羽根を両側
から未挿着時に覆い、挿着時に羽根から外れる位置まで
前記送風機ユニットの枠体との間に備えるガイド手段に
案内支持されて摺動する保護カバーと、前記筺体収容部
と保護カバーとの間に係留手段を備え、前記送風機ユニ
ットを筺体収容部に挿抜する過程で保護カバーだけが前
記係留手段に阻止されることにより、保護カバーは挿着
時に羽根から外れ、逆に引き出し時に羽根を覆うように
構成する。
【0008】
【作用】送風機ユニットに備える保護カバーは、枠体に
内設された送風機の羽根を両側から未挿着時に覆い、挿
着時に羽根から外れる位置まで前記送風機ユニットの枠
体との間に備えるガイド手段に案内支持されて摺動し、
筺体収容部と保護カバーとの間に係留手段を備えること
により、保護カバーは、送風機ユニットが未挿着時には
送風機の羽根を覆う位置にあり、送風機ユニットを筺体
収容部に挿着する過程で保護カバーだけが係留手段に阻
止され、枠体が挿着完了するまでガイド手段を、送風機
の羽根を覆った位置から羽根を外れる位置まで摺動(移
動)して送風可能にするとともに、挿着完了と同時にコ
ネクタをプラグインして電気接続を行い、送風機を回転
可能にすることができる。
【0009】また、逆に送風機ユニットを筺体収容部か
ら引き出す過程で、送風機の羽根から外れた位置にある
保護カバーだけが係留手段に阻止され、送風機の羽根を
覆う位置までガイド手段を摺動(移動)するとともに、
コネクタは引き抜かれて電気接続が切断される。そのと
き、保護カバーは送風機の羽根がなお、慣性で回転して
いても指などが羽根に触れるのをガードするため、送風
機ユニットを筺体収容部から安全に引き出すことができ
る。
【0010】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
の要旨を詳細に説明する。なお、従来と同じ構成要素に
は同一符号を付している。
【0011】図1(a),(b) の第1実施例の斜視図及びそ
の要部背面斜視図に示すように、送風機ユニットの実装
構造は、従来と同じように、枠体1aと枠体内を仕切る遮
風板1bの奥方に備える1個の送風機1cと背面に備える受
電コネクタ1dとが組み込まれた送風機ユニット1を、図
9に示した電子機器10の上下左右4箇所の筺体収容部10
a に矢印方向に挿抜可能に実装し構成するが、さらに本
発明の送風機ユニット1は、送風機1cの羽根を上下両側
から未挿着時に覆い、挿着時に羽根から外れる位置まで
枠体1aとの間に備えたガイド手段2に案内支持され摺動
する上下2枚の保護カバー3を備え、さらに両保護カバ
ー3と筺体収容部10a との間に送風機ユニット1を筺体
収容部10a に挿抜する過程で両保護カバー3の移動をそ
れぞれに阻止する係留手段4を備える点が異なる。
【0012】この両保護カバー3は、送風機ユニット1
を筺体収容部10a に挿抜する過程で両係留手段4に移動
をそれぞれに阻止することにより、挿着完了時点で送風
機1cの羽根から外れ、逆に引き出した時点で羽根を覆う
ように構成する。
【0013】この図1に示す保護カバー及び係留手段は
第1の実施例で、保護カバー3及び係留手段4は上下共
に同様構造で上側の保護カバー3及び係留手段4につい
て説明し、下側の説明を省略する。
【0014】第1の実施例の保護カバー3は、図2の単
体斜視図に示すように四角形の板金枠3aに指先の入らな
いメッシュの金網3bを張り、板金枠3aの左、右枠片3a-
1,3a-2 に外側に張り出す耳部3cを前後2箇所に備え
る。
【0015】この耳部3cは、図1のように送風機ユニッ
ト1の枠体1aの対向する左、右側壁1a-1,1a-2 のそれぞ
れの上、下縁部に挿抜方向に平行に穿設した左右一対の
ガイド手段2、即ちガイド溝に挿抜方向に摺動可能に嵌
挿する。
【0016】また、保護カバー3の手前左右端部と枠体
1aの奥方側壁1a-4との間に左右2本の引っ張りばね5を
張着し、送風機ユニット1の未挿着時(図1のように引
き出されているとき)は保護カバー3を送風機1cの羽根
を覆う位置に常にばね付勢する。そして、枠体1aの手前
側壁1a-3には送風機ユニット1を挿抜し易くするため、
コ字形の把手1eを備える。
【0017】第1の実施例の保護カバー3と筺体収容部
10a との間に備える係留手段4の一方の手段は、保護カ
バー3の板金枠3aの手前枠片3a-3(図2参照)に上側に
向き立ち上げ突出する係合突起4aと、筺体収容部10a の
入口の上縁に保護カバー3の係合突起4aを係止する係留
手段4である他方の手段、引っ掛け部4bとで構成する。
【0018】つぎに、図3(a),(b),(c) の模式図を用い
てこの第1の実施例の保護カバーの動きを説明する。い
ま、同図の(a) 図において、送風機ユニット1を筺体収
容部10a に矢印方向に挿入する。
【0019】同図の(b) 図において、挿入を進めていく
と、保護カバー3の係合突起4aは筺体収容部10a 入口の
引っ掛け部4bに係止し、保護カバー3の進入だけが阻止
される。阻止された保護カバー3はガイド溝2を摺動
し、引っ張りばね5が引き伸ばされながら枠体1aだけが
送風機1cと共に挿入されていく。その摺動過程で送風機
1cの羽根を覆っていた保護カバー3は羽根位置を外れ、
送風口を徐々に開口し送風可能にする。
【0020】同図の(c) 図において、さらに枠体1aを最
後の挿着完了位置まで押し込むことで受電コネクタ1dを
給電コネクタ10b にプラグインして電気接続し、送風機
1cを回転可能にする。
【0021】逆に、筺体収容部から送風機ユニットを矢
印方向に引き出す場合は、前記説明と逆過程になる。即
ち、把手を持って枠体を引くと、受電コネクタが引き抜
かれて電気接続が切れると共に、保護カバーは係留状態
を保ちながらガイド溝を摺動し引っ張りばねが縮んで羽
根を覆う元の位置に復帰する。
【0022】筺体収容部外に取り出したときに羽根が慣
性で回転していても保護カバーでガードされているた
め、怪我などの恐れなく安全に作業を行うことができ
る。なお、前記保護カバーは怪我の恐れのある一方側だ
けでもよく、金網構成でなく金属板などでもよい。
【0023】つぎに、第2の実施例の保護カバー及び係
留手段を図4を用いて説明する。この場合も、上側の保
護カバー及び係留手段について説明し、下側の説明を省
略する。
【0024】この第2の実施例の保護カバー3、即ち3-
1 は、第1の実施例と同様に送風機1cの羽根を覆い、保
護カバー3-1 のガイド手段2、即ち送風機ユニット1の
枠体1aの左、右側壁1a-1,1a-2 のガイド溝2に、耳部3c
(この耳部3cは図2の第1の実施例とは異なり、図5の
保護カバーの単体斜視図に示すように、保護カバー3-1
の板金枠3aの左、右枠片3a-1,3a-2 の中央にそれぞれ1
箇所備える)を嵌挿し挿抜方向に摺動するが、さらに第
1の実施例とは保護カバー3-1 と筺体収容部10a との間
に備える係留手段4が異なる。
【0025】この第2の実施例の係留手段4の一方の手
段は、保護カバー3-1 の耳部3cの先端を係合突起4aと
し、筺体収容部10a の内壁に内側に向け突設されて係合
突起4aを係止する係留手段4の他方の手段、引っ掛け部
4bとで構成する。この引っ掛け部4bは、金属ブロックに
ガイド溝2の摺動面(下面)に支持された耳部3cの先端
の係合突起4aが最初に当接係合する傾斜面4b-1と、傾斜
面4b-1に続く平坦面4b-2と、平坦面4b-2の終端に係合突
起4aを係止するストッパ部4b-3とを備え構成する。
【0026】つぎに、図6(a),(b),(c) を用いて第2の
実施例の保護カバー3-1 の動きを説明する。いま、同図
の(a) 図に示すように、送風機ユニット1を筺体収容部
10a に矢印方向に挿入すると、保護カバー3-1 は耳部3c
がガイド溝2の摺動面(下面)に支持されていて枠体1a
と共に挿入される。
【0027】さらに挿入すると同図の(b) 図に示すよう
に、耳部3c先端の係合突起4aが筺体収容部10a の引っ掛
け部4bの傾斜面4b-1に当接係合し保護カバー3-1 だけが
進入を阻止され、耳部3cがガイド溝2の下面を摺動し始
める。その摺動過程で送風機1cの羽根を覆っていた保護
カバー3-1 は羽根位置から徐々に外れてくる。
【0028】枠体1aをさらに挿入すると、同図の(c) 図
に示すように、枠体1aの手前側壁1a-3の内面が保護カバ
ー3-1 の後端面に当接して保護カバー3-1 を後押し、耳
部3cの係合突起4aを傾斜面4b-1から平坦面4b-2に押し上
げる。押し上げにより耳部3cはガイド溝2の下面から離
れ宙に浮いた状態(ガイド溝2の耳部3cが押し上げられ
る部分は部分的に溝幅を大きくする)で平坦面4b-2を摺
動し最後の挿着完了位置でストッパ部4b-3に係止する。
そのとき、受電コネクタ1dを給電コネクタ10bにプラグ
インして電気接続し、送風機1cの羽根を覆っていた保護
カバー3-1 は羽根位置を外れ、送風口を開口し送風可能
にする。
【0029】なお、筺体収容部の引っ掛け部と送風機ユ
ニットの保護カバー及びその耳部との相互の位置関係
は、耳部が引っ掛け部の平坦面に載ればガイド溝の下面
から浮きはなれるように、また送風機ユニットの挿抜に
したがって保護カバーが送風機の送風口を開閉するよう
に予め、設定されている。
【0030】逆に、送風機ユニットを筺体収容部から矢
印方向に引き出す場合は、前記説明と逆過程になる。即
ち、把手を持って枠体を引くと、受電コネクタが引き抜
かれて電気接続が切れると共に、挿着完了時の保護カバ
ーは引っ掛け部の平坦面に支えられてガイド溝から宙に
浮いた状態にあるため、保護カバーは係留状態を保ちな
がら先ず枠体だけが引き出される。
【0031】続いて、枠体の奥方の側壁の内面が保護カ
バーを押し出し始め、耳部が平坦面、傾斜面を外れ、つ
ぎにガイド溝の下面を摺動しながら枠体と一緒に引き出
される。このとき、保護カバーは羽根を覆っており、羽
根が慣性で回転していても保護カバーでガードされてい
るため、第1の実施例と同様に安全に作業を行うことが
できる。
【0032】つぎに、第3の実施例の保護カバー及び係
留手段を図7を用いて説明する。この場合も、上側の保
護カバー及び係留手段について説明し、下側の説明を省
略する。なお、この第3の実施例では複数の送風機(2
個の場合を例示するが図示を省略してある)を覆う伸縮
可能の保護カバーとする。
【0033】この保護カバー3、即ち3-2 は、四角形の
金属板でなる複数の保護カバー片3-2a,3-2b,3-2c,3-2d
(図は4枚を示す)に分割し、組み合わせ重ねてなり、
各保護カバー片3-2a, 〜,3-2d は挿抜方向の前後両端を
互いに逆向きに直角L形に上向き/下向きに折曲した係
合部3dを備える。なお、保護カバーの分割数は送風機を
覆う大きさにより適宜に決定する。
【0034】また、重ねた保護カバー片3-2a, 〜,3-2d
の中、一番上の1枚目の保護カバー片3-2aは、係留手段
4である一方の手段、即ち先端にテーパ面を有する係合
突起4aを後端側に突設し、保護カバー片3-2aの後端側の
係合部は無いが、補強リブとして利用してもよい。
【0035】2枚目と3枚目の保護カバー片3-2b,3-2c
の下向きに曲がる係合部3dの中央部分の一部は、上向き
に折曲した係合部3d、即ち3d-1を備え且つ3枚目の上向
き曲げの係合部3d、即ち3d-1a は2枚目の係合部3d-1の
幅より長くする。4枚目の下向き曲げの係合部1dは枠体
1aの手前側壁1a-3の内面に固定する。
【0036】枠体1aの左、右側壁1a-1,1a-2 の内面に固
設するガイド手段2、即ちガイドレールは、重ねた4枚
の保護カバー片3-2a, 〜,3-2d に対応する4列のガイド
溝を備え、各保護カバー片3-2a, 〜,3-2d の左、右側端
を摺動案内する。
【0037】つぎに、図8を用いて第3の実施例の保護
カバー3-2 の動きを説明する。なお、図7の保護カバー
3-2 を摺動案内するガイドレール2は図を見易くするた
め図示を省略する。
【0038】いま、同図の(a) 図に示すように、送風機
ユニット1を筺体収容部10a に矢印方向に挿入すると、
保護カバー3-2 の左端1枚目の保護カバー片3-2aに突設
した係合突起4aが筺体収容部10a の係留手段4である他
方の手段、即ち先端にテーパ面を有する引っ掛け部4bに
係止し、その保護カバー片3-1aだけが一時的に進入を阻
止され図示しないガイドレールのガイド溝を摺動し始
め、送風機1cの羽根位置から徐々に外れ、送風口を開口
していく。
【0039】さらに挿入すると同図の(b) 図に示すよう
に、1枚目の保護カバー片3-2aが次の2枚目の保護カバ
ー片3-2bの上に重なり、保護カバー片3-2aの係合部3dが
2枚目の保護カバー片3-2bの上向き曲げの係合部3d-1に
衝接する。衝接すると、1枚目と2枚目の保護カバー片
3-2a,3-2b が重なり合ったままガイドレールを摺動し、
同様に3枚目の保護カバー片3-2cの上に重なり、2枚目
の保護カバー片3-2bの係合部3dが上向き曲げの係合部3d
-1a を押して4枚目の保護カバー3-2dに重なり、結果と
して保護カバー片3-2 の全長が縮んで2個の送風機1cを
外れた位置に偏り送風口を開口する。
【0040】最後に枠体1aをさらに押し込むと、同図の
(c) 図に示すように、係合突起4aは引っ掛け部4bを乗り
越える。そのとき、受電コネクタ1dを給電コネクタ10b
にプラグインして電気接続し、送風機1cを送風可能にす
る。
【0041】逆に、送風機ユニットを筺体収容部から矢
印方向に引き出す場合は、前記説明と逆過程になる。即
ち、把手を持って枠体を引くと、受電コネクタが引き抜
かれて電気接続が切れると共に、縮まっている保護カバ
ーは1枚目の保護カバー片の係合突起が引っ掛け部に係
止する。1枚目の保護カバー片が止められると、枠体を
更に引き出すことにより2枚目、3枚目の保護カバー片
の係合部が掛け合わされて順次に引き伸ばされる。最後
に、枠体を引き出すことにより係合突起は引っ掛け部を
乗り越えて伸び切った状態で引き出される。
【0042】このとき、保護カバーは2個の送風機の羽
根を共に覆っており、羽根が慣性で回転していても保護
カバーがガードしているため、第1、第2の実施例と同
様に安全に作業を行うことができる。とくに、この第3
の実施例では保護カバーが伸縮できるため、引き伸ばし
て複数の送風機を一度に覆うことができる一方で、逆に
小さく縮めて(重ねて)狭い空間に収容できるため、送
風機ユニットを小形にできる利点がある。
【0043】以上、いずれの実施例も送風機ユニットを
筺体収容部に挿着したとき、保護カバーは送風機の送風
口を外れ開口しているため、送風に支障はない。逆に、
筺体収容部から引き出したときには保護カバーが送風機
の羽根が慣性で回転していても、羽根を覆うため、誤っ
て指などが羽根に触れることはない。
【0044】このような構造の送風機ユニットを図9の
ように複数の筺体収容部を備える電子機器に適用するこ
とで、電子計算機システムの稼働を停止することなく、
順次、安全に短時間で保守を行うことができる。
【0045】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
送風機ユニットに備える保護カバーは、筺体収容部を挿
抜すると同時に送風機の送風口を開閉するため、送風量
が低下することなく、暗騒音も増加することはない。ま
た、保護カバーが送風機の羽根をガードしているため安
全に作業を行うことができ、羽根の回転停止を待たずに
直ぐに作業に掛かれるため作業効率を向上できるといっ
た産業上極めて有用な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による送風機ユニットの実装構造の第
1の実施例の斜視図及びその要部背面斜視図
【図2】 図1の保護カバーの単体斜視図
【図3】 図1の保護カバーの動きを説明する模式図
【図4】 本発明による保護カバー及び係留手段の第2
の実施例の斜視図
【図5】 図4の保護カバーの単体斜視図
【図6】 図4の保護カバーの動きを説明する模式図
【図7】 本発明による保護カバー及び係留手段の第3
の実施例の斜視図
【図8】 図7の保護カバーの動きを説明する模式図
【図9】 従来技術による電子機器の斜視図
【図10】 図9に挿着する従来の送風機ユニットの実装
構造の斜視図
【符号の説明】
1 送風機ユニット 1a 枠体 1c 送風機 1d 受電コネクタ 2 ガイド手段 3 保護カバー 3-2 保護カバー片 3c 耳部 3d 係合部 4 係留手段 4a 係合突起 4b 引っ掛け部 5 引っ張りばね 10a 筺体収容部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体(1a)と、該枠体(1a)に内設された送
    風機(1c)と、枠体背面に取着された受電コネクタ(1d)と
    でなる送風機ユニット(1) を筺体収容部(10a) に挿着す
    ると同時に該受電コネクタ(1d)が電気接続する送風機ユ
    ニットの実装構造において、 前記送風機ユニット(1) は、送風機(1c)の羽根を両側か
    ら未挿着時に覆い、挿着時に羽根から外れる位置まで前
    記送風機ユニット(1) の枠体(1a)との間に備えるガイド
    手段(2) に案内支持されて摺動する保護カバー(3) と、
    前記筺体収容部(10a) と保護カバー(3) との間に係留手
    段(4) を備え、前記送風機ユニット(1)を筺体収容部(10
    a) に挿抜する過程で保護カバー(3) だけが前記係留手
    段(4) に阻止されることにより、保護カバー(3) は挿着
    時に羽根から外れ、逆に引き出し時に羽根を覆うことを
    特徴とする送風機ユニットの実装構造。
  2. 【請求項2】 前記保護カバー(3) は送風機(1c)の羽根
    を常時に覆うようにばね付勢する引っ張りばね(5) を前
    記枠体(1a)との間に張着するとともに、前記係留手段
    (4) は、保護カバー(3) に備える係合突起(4a)と該係合
    突起(4a)が送風機ユニット(1) の挿入時に係止するよう
    に筺体収容部(10a) に備える引っ掛け部(4b)とからな
    り、 前記送風機ユニット(1) を筺体収容部(10a) に挿抜する
    過程で保護カバー(3)の係合突起(4a)と引っ掛け部(4b)
    とが係合し、送風機ユニット(1) の挿着時に引っ張りば
    ね(5) を引き伸ばして保護カバー(3) が前記羽根から外
    れ、逆に引き出し時にばね復帰して保護カバー(3) が羽
    根を覆うことを特徴とする請求項1記載の送風機ユニッ
    トの実装構造。
  3. 【請求項3】 前記係留手段(4) は、前記ガイド手段
    (2) に案内支持される保護カバー(3) の耳部(3c)先端の
    係合突起(4a)と、送風機ユニット(1) を挿着時に該係合
    突起(4a)が係止し且つ該係止時に保護カバー(3) をガイ
    ド手段(2) の摺動面から浮かすように筺体収容部(10a)
    に備える傾斜面(4b-1)とストッパ部(4b-3)とを有する引
    っ掛け部(4b)とからなり、 前記送風機ユニット(1) を筺体収容部(10a) に挿抜する
    過程で送風機ユニット(1) の挿着時に保護カバー(3) の
    係合突起(4a)が引っ掛け部(4b)に係止し羽根から外れ、
    逆に引き出し時に羽根を覆うことを特徴とする請求項1
    記載の送風機ユニットの実装構造。
  4. 【請求項4】 前記保護カバー(3) は複数の保護カバー
    片(3-2) からなり、該保護カバー片(3-2) は互いに係合
    する係合部(3d)を備え係合することで連接してなり、か
    つ前記係留手段(4) は、前記保護カバー(3-2) の中、1
    枚目の保護カバー片(3-2a)に突設した係合突起(4a)
    と、筺体収容部(10a) に備えて前記係合突起(4a)を送風
    機ユニット(1) を挿入時に係止する引っ掛け部(4b)とで
    なり、 前記送風機ユニット(1) を筺体収容部(10a) に挿抜する
    過程で前記複数の保護カバー片(3-2) は、前記送風機ユ
    ニット(1) の挿着時に係合部(4d)の相互の係合により重
    なり合って羽根から外れ、逆に引き出し時に引き伸ばさ
    れ、羽根を覆うことを特徴とする請求項1記載の送風機
    ユニットの実装構造。
JP4356894A 1994-03-15 1994-03-15 送風機ユニットの実装構造 Withdrawn JPH07254793A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4356894A JPH07254793A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 送風機ユニットの実装構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4356894A JPH07254793A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 送風機ユニットの実装構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07254793A true JPH07254793A (ja) 1995-10-03

Family

ID=12667357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4356894A Withdrawn JPH07254793A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 送風機ユニットの実装構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07254793A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010197031A (ja) * 2009-02-02 2010-09-09 Daikin Ind Ltd 電装品モジュール及び冷却部材の結合方法、及び空気調和装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010197031A (ja) * 2009-02-02 2010-09-09 Daikin Ind Ltd 電装品モジュール及び冷却部材の結合方法、及び空気調和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6407913B1 (en) Removable carrier for hard disk drive
US9696769B1 (en) Compute chassis having a lid that secures and removes air baffles
US5831822A (en) Personal computer having quick-release cooling fan
US8641107B2 (en) Latch apparatus
JPH07254793A (ja) 送風機ユニットの実装構造
CN102934289A (zh) 用于插座的前板
US5027257A (en) Deskside computer housing
US4248345A (en) Protective cap for a magnetic recording tape cassette
KR102662993B1 (ko) 보호판을 구비한 커넥터 어셈블리
JP6221079B2 (ja) 電気機器収納用箱の換気装置
US20220289440A1 (en) Safety Cover Box
CN112654199B (zh) 一种线路整理服务器机柜
EP2068608B1 (en) Telecommunication apparatus with air filtering
JP2003272753A (ja) 電子機器の外部接続端子カバー構造
JPH08162790A (ja) 冷却ファンモジュールの装着構造
CN216556017U (zh) 一种电气控制的变频器保护装置
JP2000323234A (ja) コネクタカバー
JPS62503Y2 (ja)
JPS5914951Y2 (ja) ビデオテ−プカセツト
US20240147658A1 (en) Fan module with handle
JP3142380U (ja) リール収容ケース
CN102033572A (zh) 闩锁机构
JP3564655B2 (ja) カバー構造
JP2005129258A (ja) コネクタ装置
JPS5847749Y2 (ja) 筐体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605