JPH072543Y2 - 薄板サンプル材の反転装置 - Google Patents
薄板サンプル材の反転装置Info
- Publication number
- JPH072543Y2 JPH072543Y2 JP1988026894U JP2689488U JPH072543Y2 JP H072543 Y2 JPH072543 Y2 JP H072543Y2 JP 1988026894 U JP1988026894 U JP 1988026894U JP 2689488 U JP2689488 U JP 2689488U JP H072543 Y2 JPH072543 Y2 JP H072543Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample material
- traveling
- base plate
- box
- clamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Registering Or Overturning Sheets (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は金属帯板の各種連続処理設備におけるサンプリ
ング材の積重ね順序を反転する装置に関する。
ング材の積重ね順序を反転する装置に関する。
例えば、薄板帯鋼の連続熱処理ライン、連続メッキライ
ン等では、成品コイル巻き終り部のような、箇所をシャ
ーによって所定の長さに切断してサンプル材を採取して
いる。このサンプル材は表面性状のチェック、機械試
験、化学試験等を行なうので、例えば１度に15枚といっ
た多数のサンプル材を採取する。そして、採取順に積重
ねてライン外へ搬送し、最初に採取したサンプル材が上
になるように、積重ね順を逆にして１枚づつ別の搬送台
車へ積替えていた。
ン等では、成品コイル巻き終り部のような、箇所をシャ
ーによって所定の長さに切断してサンプル材を採取して
いる。このサンプル材は表面性状のチェック、機械試
験、化学試験等を行なうので、例えば１度に15枚といっ
た多数のサンプル材を採取する。そして、採取順に積重
ねてライン外へ搬送し、最初に採取したサンプル材が上
になるように、積重ね順を逆にして１枚づつ別の搬送台
車へ積替えていた。
上記従来のサンプル材積替え作業には解決すべき次の課
題があった。即ち、積替え作業によってサンプル材にす
り傷が発生する。また、この作業はほとんど手作業で行
うため、重いサンプル材は取扱いが困難であり、作業能
率の低下を免れず安全性も充分とは言えない。
題があった。即ち、積替え作業によってサンプル材にす
り傷が発生する。また、この作業はほとんど手作業で行
うため、重いサンプル材は取扱いが困難であり、作業能
率の低下を免れず安全性も充分とは言えない。
本考案は上記課題の解決手段として、走行台車と、同走
行台車に竪台板により懸吊されて走行台車の走行方向に
平行かつ水平な反転軸の回りに回転可能な回転箱と、同
回転箱に配設され回転箱上で前記反転軸と垂直な平面上
を昇降可能な昇降箱と、同昇降箱から前記竪台板の反対
側にほぼ水平に前記走行台車の走行方向に沿って延設さ
れた台板と、同台板に前記走行台車の走行方向に見て前
記反転軸を通る鉛直線に対称に吊設され各下端に対向し
て突設された鉤部でサンプル材の両端を下から相互支持
可能な一対の下クランプと、同下クランプが支持したサ
ンプル材の上面押圧可能な上クランプとを具備してなる
ことを特徴とする薄板サンプル材の反転装置を提供しよ
うとするものである。
行台車に竪台板により懸吊されて走行台車の走行方向に
平行かつ水平な反転軸の回りに回転可能な回転箱と、同
回転箱に配設され回転箱上で前記反転軸と垂直な平面上
を昇降可能な昇降箱と、同昇降箱から前記竪台板の反対
側にほぼ水平に前記走行台車の走行方向に沿って延設さ
れた台板と、同台板に前記走行台車の走行方向に見て前
記反転軸を通る鉛直線に対称に吊設され各下端に対向し
て突設された鉤部でサンプル材の両端を下から相互支持
可能な一対の下クランプと、同下クランプが支持したサ
ンプル材の上面押圧可能な上クランプとを具備してなる
ことを特徴とする薄板サンプル材の反転装置を提供しよ
うとするものである。
本考案は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。即ち、走行台車を走行させてサンプル材の載置場所
へ移動し、上クランプと下クランプとによってサンプル
材をクランプする。次に、昇降箱を上昇することによっ
て上クランプと下クランプとを上昇して、サンプル材を
持上げ、サンプル材の反転可能な場所迄走行台車を移動
し、回転箱を半回転すると昇降箱及び上クランプと下ク
ランプとも共に回転し、サンプル材をクランプしたまま
で反転する。次に所望の載置場所でクランプを開放し、
サンプル材を載置すれば上から下へとサンプル材の採取
順に積重ねが達成される。
る。即ち、走行台車を走行させてサンプル材の載置場所
へ移動し、上クランプと下クランプとによってサンプル
材をクランプする。次に、昇降箱を上昇することによっ
て上クランプと下クランプとを上昇して、サンプル材を
持上げ、サンプル材の反転可能な場所迄走行台車を移動
し、回転箱を半回転すると昇降箱及び上クランプと下ク
ランプとも共に回転し、サンプル材をクランプしたまま
で反転する。次に所望の載置場所でクランプを開放し、
サンプル材を載置すれば上から下へとサンプル材の採取
順に積重ねが達成される。
本考案の一実施例を第１図及び第２図により説明する。
第１図はサンプル材の反転装置を示す側面概念図、第２
図は第１図を右から見た正面概念図である。
図は第１図を右から見た正面概念図である。
第１図及び第２図において、１は走行台12へ自走行可能
に搭載された走行台車であり、竪台板２が懸吊されてい
る。この竪台板２には反転駆動装置３が固設され、この
反転駆動装置３へ連結された反転軸４を介して回転箱５
が装設されている。７は昇降箱であり、回転箱５に内装
された油圧シリンダ６によって回転箱５へ昇降可能に装
設され、その正面には台板８が固設されている。９は下
クランプであり、台板８の側面にそれぞれ固設されてい
る。10は一対の上クランプであり、台板８へ装着された
各々の油圧シリンダ11のピストン端にそれぞれ固設され
ている。
に搭載された走行台車であり、竪台板２が懸吊されてい
る。この竪台板２には反転駆動装置３が固設され、この
反転駆動装置３へ連結された反転軸４を介して回転箱５
が装設されている。７は昇降箱であり、回転箱５に内装
された油圧シリンダ６によって回転箱５へ昇降可能に装
設され、その正面には台板８が固設されている。９は下
クランプであり、台板８の側面にそれぞれ固設されてい
る。10は一対の上クランプであり、台板８へ装着された
各々の油圧シリンダ11のピストン端にそれぞれ固設され
ている。
次に本装置の作用について説明する。
先ず、走行台車１を走行させ、帯鋼処理ラインから採取
した順に積重ねられたサンプル材Ｓの下方及び上方へ下
クランプ９及び上クランプ10を移動する。そして油圧シ
リンダ６で昇降箱７を上昇することによって下クランプ
９でサンプル材Ｓを持ち上げると共に、油圧シリンダ11
によって上クランプ10を下降してサンプル材Ｓをクラン
プする。
した順に積重ねられたサンプル材Ｓの下方及び上方へ下
クランプ９及び上クランプ10を移動する。そして油圧シ
リンダ６で昇降箱７を上昇することによって下クランプ
９でサンプル材Ｓを持ち上げると共に、油圧シリンダ11
によって上クランプ10を下降してサンプル材Ｓをクラン
プする。
次に走行台車１によってサンプル材Ｓの反転可能な位置
迄移動し、反転駆動装置３によって反転軸４の軸心Ｃを
中心に回転箱５、昇降箱７、台板８、下クランプ９、上
クランプ10等を180°回転するとサンプル材Ｓは下クラ
ンプ９及び上クランプ10にクランプされた状態で上方へ
回転移動して反転し、最初に採取したサンプル材Ｓが上
になる。そして、サンプル材Ｓをクランプしたままで次
工程の例えばフオークのような載置台（図示せず）の上
方へ移動し、逆になっている上クランプ10を下降してそ
のクランプを解除すると共に、前記載置台へサンプル材
Ｓを載置する。
迄移動し、反転駆動装置３によって反転軸４の軸心Ｃを
中心に回転箱５、昇降箱７、台板８、下クランプ９、上
クランプ10等を180°回転するとサンプル材Ｓは下クラ
ンプ９及び上クランプ10にクランプされた状態で上方へ
回転移動して反転し、最初に採取したサンプル材Ｓが上
になる。そして、サンプル材Ｓをクランプしたままで次
工程の例えばフオークのような載置台（図示せず）の上
方へ移動し、逆になっている上クランプ10を下降してそ
のクランプを解除すると共に、前記載置台へサンプル材
Ｓを載置する。
このように本実施例によれば採取した順に積重ねてある
サンプル材Ｓを個々に動かすことなく、そっくり反転し
て順序に逆にすることができるので従来のようにサンプ
ル材Ｓに傷がつくこともなく、能率的かつ安全に上から
下へと採取順にサンプル材Ｓを積重ねることができる。
サンプル材Ｓを個々に動かすことなく、そっくり反転し
て順序に逆にすることができるので従来のようにサンプ
ル材Ｓに傷がつくこともなく、能率的かつ安全に上から
下へと採取順にサンプル材Ｓを積重ねることができる。
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。即ち、上クランプと下クランプとで、積重ねたサン
プル材を固定把持し、昇降箱で持ち上げて、回転箱で反
転することにより、サンプル材を積重ねたまま機械的に
反転できるのでサンプル材に傷を付けることがなく、か
つ、安全、能率的にサンプル材を上から下へ採取順に積
重ねることが出来る。
る。即ち、上クランプと下クランプとで、積重ねたサン
プル材を固定把持し、昇降箱で持ち上げて、回転箱で反
転することにより、サンプル材を積重ねたまま機械的に
反転できるのでサンプル材に傷を付けることがなく、か
つ、安全、能率的にサンプル材を上から下へ採取順に積
重ねることが出来る。
第１図は本考案の一実施例のサンプル材の反転装置を示
す側面概念図、第２図は第１図を右から見た正面概念図
である。 １…走行台車、２…竪台板、３…反転駆動装置、４…反
転軸、５…回転箱、６…油圧シリンダ、７…昇降箱、８
…台板、９…下クランプ、10…上クランプ、11…油圧シ
リンダ、12…走行台、Ｓ…サンプル材。
す側面概念図、第２図は第１図を右から見た正面概念図
である。 １…走行台車、２…竪台板、３…反転駆動装置、４…反
転軸、５…回転箱、６…油圧シリンダ、７…昇降箱、８
…台板、９…下クランプ、10…上クランプ、11…油圧シ
リンダ、12…走行台、Ｓ…サンプル材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤井 慎吾 岡山県倉敷市水島川崎通１丁目（番地の記 載なし） 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)考案者 太田 智之 岡山県倉敷市水島川崎通１丁目（番地の記 載なし） 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)考案者 岡田 康秀 岡山県倉敷市水島川崎通１丁目（番地の記 載なし） 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)考案者 横路 整次 広島県広島市西区観音新町４丁目６番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)考案者 都留 良男 広島県広島市西区観音新町４丁目６番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)考案者 伊藤 博 広島県広島市西区観音新町４丁目６番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (56)参考文献 特公 昭56−12788（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】走行台車と、同走行台車に竪台板により懸
吊されて走行台車の走行方向に平行かつ水平な反転軸の
回りに回転可能な回転箱と、同回転箱に配設され回転箱
上で前記反転軸と垂直な平面上を昇降可能な昇降箱と、
同昇降箱から前記竪台板の反対側にほぼ水平に前記走行
台車の走行方向に沿って延設された台板と、同台板に前
記走行台車の走行方向に見て前記反転軸を通る鉛直線に
対称に吊設され各下端に対向して突設された鉤部でサン
プル材の両端を下から相互支持可能な一対の下クランプ
と、同下クランプが支持したサンプル材の上面を押圧可
能な上クランプとを具備してなることを特徴とする薄板
サンプル材の反転装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988026894U JPH072543Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 薄板サンプル材の反転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988026894U JPH072543Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 薄板サンプル材の反転装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01132637U JPH01132637U (ja) | 1989-09-08 |
| JPH072543Y2 true JPH072543Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31248927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988026894U Expired - Lifetime JPH072543Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 薄板サンプル材の反転装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072543Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5612788A (en) * | 1979-07-10 | 1981-02-07 | Nec Corp | Manufacture of semiconductor element |
-
1988
- 1988-03-02 JP JP1988026894U patent/JPH072543Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01132637U (ja) | 1989-09-08 |
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