JPH07254082A - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機Info
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- JPH07254082A JPH07254082A JP4356394A JP4356394A JPH07254082A JP H07254082 A JPH07254082 A JP H07254082A JP 4356394 A JP4356394 A JP 4356394A JP 4356394 A JP4356394 A JP 4356394A JP H07254082 A JPH07254082 A JP H07254082A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noise
- voice
- sound
- data
- vending machine
- Prior art date
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 周囲の騒音状態に応じて音声の発生速度や音
程の少なくとも一方を変化させ、更に音量も変化させる
ことにより、騒音の中でも聞き取りやすい音声を発生す
ることが可能な自動販売機を提供すること。 【構成】 マイク9により周囲の騒音を取り込み、その
騒音の大きさに基づいて、音声データ格納装置13に格
納された同一の音声を音声発生速度が異なる複数の音声
データの中から最適な一つの音声データを選択する。そ
の選択された音声データの音声を制御装置1により音声
発生装置5から発生させる。
程の少なくとも一方を変化させ、更に音量も変化させる
ことにより、騒音の中でも聞き取りやすい音声を発生す
ることが可能な自動販売機を提供すること。 【構成】 マイク9により周囲の騒音を取り込み、その
騒音の大きさに基づいて、音声データ格納装置13に格
納された同一の音声を音声発生速度が異なる複数の音声
データの中から最適な一つの音声データを選択する。そ
の選択された音声データの音声を制御装置1により音声
発生装置5から発生させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声による販売サービ
スを備えた音声出力装置付き自動販売機に関するもので
ある。
スを備えた音声出力装置付き自動販売機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、音声出力装置付き自動販売機の音
量の調節は、実開昭57−99281号公報で示される
ように、周囲の騒音状況を検出し、検出された騒音レベ
ルに応じて発生する音声の音量を調節するように構成さ
れていた。
量の調節は、実開昭57−99281号公報で示される
ように、周囲の騒音状況を検出し、検出された騒音レベ
ルに応じて発生する音声の音量を調節するように構成さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、騒音レ
ベルの高い場所で音声を聞き取らせるために、単に音量
を無制限に大きくしていた。このために、スピーカの性
能を上回る場合、いわゆる”割れた”音になってしま
い、逆に聞き取りにくくなるという不都合が生じること
があった。
ベルの高い場所で音声を聞き取らせるために、単に音量
を無制限に大きくしていた。このために、スピーカの性
能を上回る場合、いわゆる”割れた”音になってしま
い、逆に聞き取りにくくなるという不都合が生じること
があった。
【0004】一般に、人は、騒音レベルの高い場所で
は、通常の発話スピードよりもゆっくり発声する傾向が
あり、自動販売機の音声についてもこの傾向を踏襲した
ほうがよいと考えられる。
は、通常の発話スピードよりもゆっくり発声する傾向が
あり、自動販売機の音声についてもこの傾向を踏襲した
ほうがよいと考えられる。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、周囲の騒音状態を測定し、それ
騒音レベルによって、音声や音の音量を調節するばかり
でなく、音声の発生速度等を変化させることにより、聞
き取りやすい音量や速度で音声や音を発生することがで
きる自動販売機を提供することを目的とする。
になされたものであり、周囲の騒音状態を測定し、それ
騒音レベルによって、音声や音の音量を調節するばかり
でなく、音声の発生速度等を変化させることにより、聞
き取りやすい音量や速度で音声や音を発生することがで
きる自動販売機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の自動販売機は、その自動販売機の周辺の騒音
の大きさを測定する騒音測定手段と、同一の音声を音声
発生速度や音程等が異なる複数の音声データとして格納
する音声データ格納手段と、前記騒音測定手段により測
定された騒音の大きさに基づいて、前記音声データ格納
手段に格納された複数の音声データの中から最適な一つ
の音声データを選択する選択手段と、前記選択手段によ
り選択された音声データの音声を前記音声発生装置から
発生させる制御装置とを備えている。
に本発明の自動販売機は、その自動販売機の周辺の騒音
の大きさを測定する騒音測定手段と、同一の音声を音声
発生速度や音程等が異なる複数の音声データとして格納
する音声データ格納手段と、前記騒音測定手段により測
定された騒音の大きさに基づいて、前記音声データ格納
手段に格納された複数の音声データの中から最適な一つ
の音声データを選択する選択手段と、前記選択手段によ
り選択された音声データの音声を前記音声発生装置から
発生させる制御装置とを備えている。
【0007】また、前記制御装置は、前記騒音測定手段
により測定された騒音の大きさに基づいて、前記音声発
生装置から発生する音量を調節するように構成されてい
てもよい。
により測定された騒音の大きさに基づいて、前記音声発
生装置から発生する音量を調節するように構成されてい
てもよい。
【0008】前記騒音測定手段により測定された騒音の
大きさを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
た過去一定期間の騒音の大きさを算出する算出手段とを
備え、その算出手段によって算出された騒音の大きさ
を、前記最適な一つの音声データの選択の際もしくは前
記発生する音量の調節の際に適用するように構成しても
よい。
大きさを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
た過去一定期間の騒音の大きさを算出する算出手段とを
備え、その算出手段によって算出された騒音の大きさ
を、前記最適な一つの音声データの選択の際もしくは前
記発生する音量の調節の際に適用するように構成しても
よい。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明の自動販売機は、騒
音測定手段により周囲の騒音を測定し、その騒音の大き
さに基づいて、音声データ格納手段に格納された同一の
音声を音声発生速度や音程等が異なる複数の音声データ
の中から最適な一つの音声データを選択手段により選択
する。その選択された音声データの音声を制御装置によ
り音声発生装置から発生させる。
音測定手段により周囲の騒音を測定し、その騒音の大き
さに基づいて、音声データ格納手段に格納された同一の
音声を音声発生速度や音程等が異なる複数の音声データ
の中から最適な一つの音声データを選択手段により選択
する。その選択された音声データの音声を制御装置によ
り音声発生装置から発生させる。
【0010】また、前記制御装置は、前記騒音測定手段
により測定された騒音の大きさに基づいて、前記音声発
生装置から発生する音量を調節することができる。
により測定された騒音の大きさに基づいて、前記音声発
生装置から発生する音量を調節することができる。
【0011】更に、前記騒音測定手段により周囲の騒音
の大きさを測定し、記憶手段に記憶する。記憶手段に記
憶された過去一定期間の騒音の大きさを算出手段により
算出し、その騒音の大きさによって前記選択手段により
最適な一つの音声データを選択したり、前記制御装置に
より前記音声発生装置から発生する音量を調節する。
の大きさを測定し、記憶手段に記憶する。記憶手段に記
憶された過去一定期間の騒音の大きさを算出手段により
算出し、その騒音の大きさによって前記選択手段により
最適な一つの音声データを選択したり、前記制御装置に
より前記音声発生装置から発生する音量を調節する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の自動販売機を具体化した一実
施例を図面を参照して詳細に説明する。
施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0013】まず始めに、本実施例の自動販売機の構成
を図1に基づいて説明する。
を図1に基づいて説明する。
【0014】本実施例の自動販売機は、制御手段として
の制御装置1と、騒音測定手段としてのマイク9と、音
声データ格納手段としての音声データ格納装置13と、
記憶手段としての騒音記憶装置19と、音声発生装置5
と、近接センサ3と、商品を販売するための商品販売部
21とで構成されている。
の制御装置1と、騒音測定手段としてのマイク9と、音
声データ格納手段としての音声データ格納装置13と、
記憶手段としての騒音記憶装置19と、音声発生装置5
と、近接センサ3と、商品を販売するための商品販売部
21とで構成されている。
【0015】本発明の実施例の各構成要素について詳細
に説明する。
に説明する。
【0016】前記近接センサ3は、利用者の接近を検知
し、制御装置1に通知する。
し、制御装置1に通知する。
【0017】前記音声データ格納装置13は、自動販売
機の発生する音声データをデジタルデータとして格納
し、図2に示すように音声データは、1メッセージにつ
いて、通常の発話速度で発生するものと、ゆっくりした
発話速度で発生するものとの2種類が格納されている。
また、2種類の速度を用意する代わりに音程が異なる音
声データを格納するようにしてもよい。更に、速度と音
程が異なる音声データを格納するようにしてもよい。音
声データ格納装置13に格納された音声データは、前記
制御装置1によって読み出され、D/A変換装置11に
てアナログ信号に変換され、音声発生装置5より出力さ
れる。また、この自動販売機にはブザー15も取り付け
られており、前記制御装置1の制御によって鳴動させる
ことができる。ブザー15からのブザー音も、音声発生
装置5より出力される。
機の発生する音声データをデジタルデータとして格納
し、図2に示すように音声データは、1メッセージにつ
いて、通常の発話速度で発生するものと、ゆっくりした
発話速度で発生するものとの2種類が格納されている。
また、2種類の速度を用意する代わりに音程が異なる音
声データを格納するようにしてもよい。更に、速度と音
程が異なる音声データを格納するようにしてもよい。音
声データ格納装置13に格納された音声データは、前記
制御装置1によって読み出され、D/A変換装置11に
てアナログ信号に変換され、音声発生装置5より出力さ
れる。また、この自動販売機にはブザー15も取り付け
られており、前記制御装置1の制御によって鳴動させる
ことができる。ブザー15からのブザー音も、音声発生
装置5より出力される。
【0018】前記マイク9により取り込まれた騒音は、
A/D変換装置17によってデジタルデータに変換さ
れ、騒音記憶装置19に記憶される。騒音記憶装置19
は、10秒分のデータを記憶できるようになっている。
さらに、騒音記憶装置19内には、音声メッセージの音
量および発生速度を設定するために必要な騒音の基準値
を記憶している基準値記憶部19aがある。
A/D変換装置17によってデジタルデータに変換さ
れ、騒音記憶装置19に記憶される。騒音記憶装置19
は、10秒分のデータを記憶できるようになっている。
さらに、騒音記憶装置19内には、音声メッセージの音
量および発生速度を設定するために必要な騒音の基準値
を記憶している基準値記憶部19aがある。
【0019】次に、本実施例の動作について図3と図4
のフローチャートを用いて説明する。
のフローチャートを用いて説明する。
【0020】まず、制御装置1は、A/D変換装置17
にA/D変換開始コマンドを送り、A/D変換を開始さ
せる(ステップ1、以下、ステップをSで表わす)。A
/D変換装置17は、制御装置1からのコマンドを受け
取ると、一定時間間隔、例えば10ミリ秒間隔で騒音信
号をA/D変換し、1データずつ制御装置1に送信す
る。制御装置1では、このデータを騒音記憶装置19に
順次記憶していく(S3)。続いて制御装置1は、近接
センサ3の状態を調べ(S5)、利用者の接近が通知さ
れていない場合は、処理をS3に移行し、利用者の接近
が10秒以上ない場合、騒音記憶装置19が記憶領域が
なくなるので、順次古いデータから上書きしていく。こ
のようにすると、騒音記憶装置19には、いつも最新の
10秒分の騒音の大きさが記憶されていることになる。
にA/D変換開始コマンドを送り、A/D変換を開始さ
せる(ステップ1、以下、ステップをSで表わす)。A
/D変換装置17は、制御装置1からのコマンドを受け
取ると、一定時間間隔、例えば10ミリ秒間隔で騒音信
号をA/D変換し、1データずつ制御装置1に送信す
る。制御装置1では、このデータを騒音記憶装置19に
順次記憶していく(S3)。続いて制御装置1は、近接
センサ3の状態を調べ(S5)、利用者の接近が通知さ
れていない場合は、処理をS3に移行し、利用者の接近
が10秒以上ない場合、騒音記憶装置19が記憶領域が
なくなるので、順次古いデータから上書きしていく。こ
のようにすると、騒音記憶装置19には、いつも最新の
10秒分の騒音の大きさが記憶されていることになる。
【0021】S5において、利用者が自動販売機の前に
来ると、制御装置1はA/D変換装置17にA/D変換
終了コマンドを送り、A/D変換を終了させる(S
7)。次に、制御装置1は騒音記憶装置19に記憶され
ている騒音の大きさから、音声データを出力する音量の
計算を後述するように行う(S8)。
来ると、制御装置1はA/D変換装置17にA/D変換
終了コマンドを送り、A/D変換を終了させる(S
7)。次に、制御装置1は騒音記憶装置19に記憶され
ている騒音の大きさから、音声データを出力する音量の
計算を後述するように行う(S8)。
【0022】音声データを出力する音量の設定は、周囲
の騒音レベルを計算し、この騒音レベルから、音声デー
タを出力する際の倍率を求めることによって行う。
の騒音レベルを計算し、この騒音レベルから、音声デー
タを出力する際の倍率を求めることによって行う。
【0023】この計算方法は、騒音記憶装置19に記憶
されているすべての騒音の大きさを2乗し、その平均を
とる(これをAとする)。騒音の大きさを2乗するの
は、騒音の大きさに符号が付いているためである。
されているすべての騒音の大きさを2乗し、その平均を
とる(これをAとする)。騒音の大きさを2乗するの
は、騒音の大きさに符号が付いているためである。
【0024】また、自動販売機の設置時に、周囲の騒音
の大きさについて同様の計算を行った値をあらかじめ騒
音記憶装置19内の基準値記憶部19aに記憶しておく
(これをBとする)。Bは、自動販売機の設置場所の平
均的な騒音レベルを表す。また基準値記憶部19aに
は、かなり騒音の激しい状態について同様の計算を行っ
た値も記憶されている(これをCとする)。A≦Cの場
合には、A/Bの平方根を求め(これをNとする:A、
Bを計算するときに2乗しているのでNを求めるときに
は平方根を取る)、Nを音声データ格納装置13に格納
されている音声データを出力する時の倍率とする。逆
に、A>Cの場合には、C/Bの平方根を求め(これを
Mとする:Mは周囲の騒音に関係なく一定の値とな
る)、Mを音声データ格納装置13に格納されている音
声データを出力する時の倍率とする。
の大きさについて同様の計算を行った値をあらかじめ騒
音記憶装置19内の基準値記憶部19aに記憶しておく
(これをBとする)。Bは、自動販売機の設置場所の平
均的な騒音レベルを表す。また基準値記憶部19aに
は、かなり騒音の激しい状態について同様の計算を行っ
た値も記憶されている(これをCとする)。A≦Cの場
合には、A/Bの平方根を求め(これをNとする:A、
Bを計算するときに2乗しているのでNを求めるときに
は平方根を取る)、Nを音声データ格納装置13に格納
されている音声データを出力する時の倍率とする。逆
に、A>Cの場合には、C/Bの平方根を求め(これを
Mとする:Mは周囲の騒音に関係なく一定の値とな
る)、Mを音声データ格納装置13に格納されている音
声データを出力する時の倍率とする。
【0025】以上の計算により、騒音が設置時の周囲の
騒音よりも大きい場合には、倍率は1より大きくなり、
音声は増大されて出力される。逆に、騒音が設置時の周
囲の騒音よりも小さい場合には、倍率は1より小さくな
り、音声データは減少されて出力される。ただし、騒音
がある一定値よりも大きくなると、倍率として一定値M
が用いられるようになり、音声出力はある一定の音量よ
りも大きくなることはない。
騒音よりも大きい場合には、倍率は1より大きくなり、
音声は増大されて出力される。逆に、騒音が設置時の周
囲の騒音よりも小さい場合には、倍率は1より小さくな
り、音声データは減少されて出力される。ただし、騒音
がある一定値よりも大きくなると、倍率として一定値M
が用いられるようになり、音声出力はある一定の音量よ
りも大きくなることはない。
【0026】音声データを出力する音量の計算が終了す
ると、制御装置1は、出力する音声データの種類の選択
を行う(S9)。S8で倍率としてNが用いられた場合
には、通常の発話速度で発生する音声データを使用し、
Mが用いられた場合には、ゆっくりした発話速度で発生
する音声データを使用する。S8およびS9での処理に
よって、騒音がある一定値以下の場合には、通常の発話
速度の音声メッセージが音量を変化させて発生され、騒
音がある一定値を超えると、ゆっくりした発話速度で発
生する音声メッセージがある一定の音量で発生される。
ここで、ある一定の音量とは、音声メッセージ発生時の
最大の音量である。
ると、制御装置1は、出力する音声データの種類の選択
を行う(S9)。S8で倍率としてNが用いられた場合
には、通常の発話速度で発生する音声データを使用し、
Mが用いられた場合には、ゆっくりした発話速度で発生
する音声データを使用する。S8およびS9での処理に
よって、騒音がある一定値以下の場合には、通常の発話
速度の音声メッセージが音量を変化させて発生され、騒
音がある一定値を超えると、ゆっくりした発話速度で発
生する音声メッセージがある一定の音量で発生される。
ここで、ある一定の音量とは、音声メッセージ発生時の
最大の音量である。
【0027】S8およびS9の処理が終了すると、制御
装置1は、D/A変換装置11にD/A変換開始コマン
ドを送信する(S10)。続いて制御装置1は、音声デ
ータ格納装置13に格納された音声データのうち、S9
で使用すると判断した音声データを読み出し、これにS
8の方法で計算した倍率NまたはMをかけたものをD/
A変換装置11に出力する。出力された信号は、D/A
変換装置11によってアナログ信号に変換され、音声発
生装置5より出力される(S11)。その後、制御装置
1は、D/A変換装置11にD/A変換終了コマンドを
送信する(S12)。
装置1は、D/A変換装置11にD/A変換開始コマン
ドを送信する(S10)。続いて制御装置1は、音声デ
ータ格納装置13に格納された音声データのうち、S9
で使用すると判断した音声データを読み出し、これにS
8の方法で計算した倍率NまたはMをかけたものをD/
A変換装置11に出力する。出力された信号は、D/A
変換装置11によってアナログ信号に変換され、音声発
生装置5より出力される(S11)。その後、制御装置
1は、D/A変換装置11にD/A変換終了コマンドを
送信する(S12)。
【0028】以上の動作を利用者側から見れば、利用者
が自動販売機の前に立つと、例えば「いらっしゃいま
せ。お金を入れてボタンを押してください」というメッ
セージが、周囲の騒音状態に応じた音量および速度で発
生されるということになる。この後、利用者は通常の紙
コップ入り飲料水の購入動作を行う。本実施例では、紙
コップに飲料水の注入が終了した後、ブザー音を出力す
るようになっている。缶入り飲料等においては、購入物
が取り出し口に出てくる際に比較的大きな音がするの
で、利用者が気付きやすいが、紙コップへの飲料水の注
入終了は、利用者が気付きにくいためである。このブザ
ー音の出力について図4を参照して説明する。
が自動販売機の前に立つと、例えば「いらっしゃいま
せ。お金を入れてボタンを押してください」というメッ
セージが、周囲の騒音状態に応じた音量および速度で発
生されるということになる。この後、利用者は通常の紙
コップ入り飲料水の購入動作を行う。本実施例では、紙
コップに飲料水の注入が終了した後、ブザー音を出力す
るようになっている。缶入り飲料等においては、購入物
が取り出し口に出てくる際に比較的大きな音がするの
で、利用者が気付きやすいが、紙コップへの飲料水の注
入終了は、利用者が気付きにくいためである。このブザ
ー音の出力について図4を参照して説明する。
【0029】S12までの処理が終了した後、制御装置
1は、商品販売部21から購入動作終了の通知を待つ
(S13)。購入動作終了の通知を受信すると、制御装
置1は、S9での処理と同じように、ブザーの鳴動時間
を設定する(S15)。すなわち、S9において、通常
の発話速度で発生する音声メッセージが選択された場合
は通常のブザー鳴動時間を、ゆっくりした発話速度で発
生する音声メッセージが選択された場合は長めのブザー
鳴動時間を設定する。続いて、制御装置1は、S8で求
めた倍率NまたはMにしたがって、ブザーの鳴動を行う
(S17)。ブザー音は、音声発生装置5より出力され
る。すなわち、紙コップの中に飲料水の注入が終了した
後、注入終了を示すブザー音が周囲の騒音状態に応じた
音量および鳴動時間で発生されるということになる。S
17までの処理が終了した後、処理をS1に移行させ
る。
1は、商品販売部21から購入動作終了の通知を待つ
(S13)。購入動作終了の通知を受信すると、制御装
置1は、S9での処理と同じように、ブザーの鳴動時間
を設定する(S15)。すなわち、S9において、通常
の発話速度で発生する音声メッセージが選択された場合
は通常のブザー鳴動時間を、ゆっくりした発話速度で発
生する音声メッセージが選択された場合は長めのブザー
鳴動時間を設定する。続いて、制御装置1は、S8で求
めた倍率NまたはMにしたがって、ブザーの鳴動を行う
(S17)。ブザー音は、音声発生装置5より出力され
る。すなわち、紙コップの中に飲料水の注入が終了した
後、注入終了を示すブザー音が周囲の騒音状態に応じた
音量および鳴動時間で発生されるということになる。S
17までの処理が終了した後、処理をS1に移行させ
る。
【0030】尚、前記S9の処理工程は、騒音測定手段
により測定された騒音の大きさに基づいて、音声データ
格納手段に格納された複数の音声データの中から最適な
一つの音声データを選択する選択手段として機能し、S
8の処理工程は、記憶手段に記憶された過去一定期間の
騒音の大きさを算出する算出手段として機能する。以上
説明したことから明かなように、本発明の自動販売機に
よれば、周囲の騒音を騒音測定手段によって測定し、そ
の騒音の大きさによって音声速度や音程等が異なる音声
データを音声発生装置から発生させるため、周囲の騒音
に関係なく聞き取ることができる。
により測定された騒音の大きさに基づいて、音声データ
格納手段に格納された複数の音声データの中から最適な
一つの音声データを選択する選択手段として機能し、S
8の処理工程は、記憶手段に記憶された過去一定期間の
騒音の大きさを算出する算出手段として機能する。以上
説明したことから明かなように、本発明の自動販売機に
よれば、周囲の騒音を騒音測定手段によって測定し、そ
の騒音の大きさによって音声速度や音程等が異なる音声
データを音声発生装置から発生させるため、周囲の騒音
に関係なく聞き取ることができる。
【0031】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において
種々の変更は可能である。
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において
種々の変更は可能である。
【0032】例えば、利用者が接近したことを判断する
ために近接センサ3を用いているが、近接センサ3の代
わりに、料金の投入が開始されたことで利用者が接近し
たと判断してもよい。
ために近接センサ3を用いているが、近接センサ3の代
わりに、料金の投入が開始されたことで利用者が接近し
たと判断してもよい。
【0033】また、本実施例では、音声メッセージとブ
ザー音の両方を出力できるようにしたが、このどちらか
一方でもよい。
ザー音の両方を出力できるようにしたが、このどちらか
一方でもよい。
【0034】更に、本実施例では、音声データ格納装置
13に1メッセージにつき2種類の速度で発生する音声
データを格納したが、これを3種類以上にしてもよい。
13に1メッセージにつき2種類の速度で発生する音声
データを格納したが、これを3種類以上にしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の自動販売機によれば、周囲の騒音を騒音測定手段
によって測定し、その騒音の大きさによって音声速度や
音程等が異なる音声データを音声発生装置から発生させ
るため、周囲の騒音に関係なく聞き取ることができる。
発明の自動販売機によれば、周囲の騒音を騒音測定手段
によって測定し、その騒音の大きさによって音声速度や
音程等が異なる音声データを音声発生装置から発生させ
るため、周囲の騒音に関係なく聞き取ることができる。
【0036】また、騒音測定手段によって周囲の騒音を
測定し、その騒音の大きさによって音声速度もしくは音
程の少なくとも一方が異なり、更に音量も調節するよう
にしたため、よりいっそう聞き取ることができる。
測定し、その騒音の大きさによって音声速度もしくは音
程の少なくとも一方が異なり、更に音量も調節するよう
にしたため、よりいっそう聞き取ることができる。
【0037】更に、騒音測定手段により測定された騒音
の大きさを記憶し、過去一定期間の騒音の大きさを算出
手段により算出し、その算出された騒音の大きさに基づ
いて音声発生装置から音声データを発生させるため、突
然騒々しくなった場合、または突然静寂になった場合に
も、最適な音声データを音声発生装置から発生すること
ができる等の効果がある。
の大きさを記憶し、過去一定期間の騒音の大きさを算出
手段により算出し、その算出された騒音の大きさに基づ
いて音声発生装置から音声データを発生させるため、突
然騒々しくなった場合、または突然静寂になった場合に
も、最適な音声データを音声発生装置から発生すること
ができる等の効果がある。
【図1】構成を示すブロック図である。
【図2】音声データ格納装置に格納される音声データの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図3】音声の音量の調節方法を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図4】ブザー音の音量の調節方法を示すフローチャー
トである。
トである。
1 制御装置 5 音声発生装置 7 マイク 13 音声データ格納装置 19 騒音記憶装置 19a 基準値記憶部 21 商品販売部
Claims (3)
- 【請求項1】 音声発生装置を有する自動販売機におい
て、 前記自動販売機の周辺の騒音の大きさを測定する騒音測
定手段と、 同一の音声を音声発生速度や音程等が異なる複数の音声
データとして格納する音声データ格納手段と、 前記騒音測定手段により測定された騒音の大きさに基づ
いて、前記音声データ格納手段に格納された複数の音声
データの中から最適な一つの音声データを選択する選択
手段と、 前記選択手段により選択された音声データの音声を前記
音声発生装置から発生させる制御装置とを備えたことを
特徴とする自動販売機。 - 【請求項2】 前記制御装置は、前記騒音測定手段によ
り測定された騒音の大きさに基づいて、前記音声発生装
置から発生する音量を調節するように構成されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。 - 【請求項3】 前記騒音測定手段により測定された騒音
の大きさを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された過去一定期間の騒音の大きさ
を算出する算出手段とを備え、 その算出手段によって算出された騒音の大きさを、前記
最適な一つの音声データの選択の際もしくは前記発生す
る音量の調節の際に適用するように構成しことを特徴と
する請求項1または請求項2に記載の自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4356394A JPH07254082A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4356394A JPH07254082A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 自動販売機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07254082A true JPH07254082A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12667220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4356394A Pending JPH07254082A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07254082A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012128601A (ja) * | 2010-12-14 | 2012-07-05 | Nippon Conlux Co Ltd | 電子決済装置およびそれを備えた自動販売機 |
JP2015121990A (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | 株式会社日本コンラックス | 電子マネー決済端末装置 |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP4356394A patent/JPH07254082A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012128601A (ja) * | 2010-12-14 | 2012-07-05 | Nippon Conlux Co Ltd | 電子決済装置およびそれを備えた自動販売機 |
JP2015121990A (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | 株式会社日本コンラックス | 電子マネー決済端末装置 |
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