JPH07253298A - 高速飛翔体 - Google Patents

高速飛翔体

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JPH07253298A
JPH07253298A JP4666794A JP4666794A JPH07253298A JP H07253298 A JPH07253298 A JP H07253298A JP 4666794 A JP4666794 A JP 4666794A JP 4666794 A JP4666794 A JP 4666794A JP H07253298 A JPH07253298 A JP H07253298A
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JP
Japan
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wing
bullet
speed
pieces
divided
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4666794A
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English (en)
Inventor
Keisuke Tanimoto
啓介 谷本
Masanori Kawazoe
政宣 川添
Hideki Miyoshi
秀貴 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
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Publication of JPH07253298A publication Critical patent/JPH07253298A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B10/00Means for influencing, e.g. improving, the aerodynamic properties of projectiles or missiles; Arrangements on projectiles or missiles for stabilising, steering, range-reducing, range-increasing or fall-retarding
    • F42B10/32Range-reducing or range-increasing arrangements; Fall-retarding means
    • F42B10/48Range-reducing, destabilising or braking arrangements, e.g. impact-braking arrangements; Fall-retarding means, e.g. balloons, rockets for braking or fall-retarding
    • F42B10/50Brake flaps, e.g. inflatable
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B10/00Means for influencing, e.g. improving, the aerodynamic properties of projectiles or missiles; Arrangements on projectiles or missiles for stabilising, steering, range-reducing, range-increasing or fall-retarding
    • F42B10/32Range-reducing or range-increasing arrangements; Fall-retarding means
    • F42B10/48Range-reducing, destabilising or braking arrangements, e.g. impact-braking arrangements; Fall-retarding means, e.g. balloons, rockets for braking or fall-retarding
    • F42B10/52Nose cones
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B8/00Practice or training ammunition
    • F42B8/12Projectiles or missiles
    • F42B8/14Projectiles or missiles disintegrating in flight or upon impact

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各弾体分割片の分離時に翼部を推進軸から積極
的に外す手段を簡単に構成して、各弾体分割片の分離後
における翼部の飛翔距離を確実にかつ実施上有効に制限
することにある。 【構成】高速度で推進軸(m) 回りに回転しながら飛翔す
る高速飛翔体として、弾体部(2) と翼部(3) とを備え、
該弾体部(2) を、推進軸(m) を中心にして複数の分割片
(4) ,…に分割可能に形成するとともに、その各弾体分
割片(4) を飛翔途中で推進軸(m) 外に落下するよう翼部
(3) に分離可能に結合する。そして、上記任意の弾体分
割片(4) と、上記翼部(3) とを、可撓性のあるコイル
(9) により連結し、そのコイル(9) を、弾体部(2) と翼
部(3) との結合部における中空部(5b)内に収容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速で飛翔する高速飛
翔体に関し、詳しくは、その高速飛翔体の飛翔距離を制
限するための改良に係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、このような高速飛翔体は、弾体
部と翼部とを備え、その弾体部が、高速飛翔体の推進軸
を中心にして複数の分割片に分割可能に形成されている
と共に、その各弾体分割片が飛翔途中で推進軸外に落下
するよう翼部から分離可能に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記翼部
は、元来、高速飛翔体の飛翔安定を目的とする構成要素
であるため、上記各弾体分割片が飛翔途中で落下したと
きでも、上記翼部は推進軸上に位置し、各弾体分割片の
分離後も相当の距離を飛翔することになる。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、各弾体分割片の分離時に
翼部を推進軸から積極的に外す手段を簡単に構成するこ
とにより、各弾体分割片の分離後における翼部の飛翔距
離を確実にかつ実施上有効に制限することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、高速度で
推進軸(m) 回りに回転しながら飛翔する高速飛翔体(1)
として、弾体部(2) と翼部(3) とを備え、上記弾体部
(2) を、上記推進軸(m) を中心にして複数の分割片(4)
,…に分割可能に形成するとともに、その各弾体分割
片(4) を高速飛翔体の飛翔途中で推進軸(m) 外に落下さ
せるよう翼部(3) に対して分離可能に結合することを前
提とする。そして、上記各弾体分割片(4) のうちの少な
くとも1つの弾体分割片(4) と上記翼部(3) とを、可撓
性のある線状部材(9),(11),(12) により連結する構成と
したものである。
【0006】請求項2記載の発明が講じた解決手段は、
上記請求項1記載の発明の線状部材(11),(12) を特定
し、所定の引張荷重が作用したときに断線するもので、
上記推進軸(m) から偏心した位置で翼部(3) に連結する
構成としたものである。
【0007】請求項3記載の発明が講じた解決手段は、
上記請求項1または請求項2記載の発明の弾体部(2) と
翼部(3) との結合部を特定し、その結合部に中空部(5b)
を設ける。そして、該中空部(5b)内に上記線状部材(9),
(11),(12) を収容する構成としたものである。
【0008】請求項4記載の発明が講じた解決手段は、
高速度で推進軸(m) 回りに回転しながら飛翔する高速飛
翔体(1) として、弾体部(21)と翼部(3) とを備え、上記
弾体部(21)を、上記推進軸(m) を中心にして複数の分割
片(22), …に分割可能に形成することを前提とする。そ
して、その各弾体分割片(22)を、上記翼部(3) に対し、
上記高速飛翔体(1) の飛翔途中で外方へ放射状に拡げる
ようにそれぞれヒンジ部材(24)を介して連結する構成と
したものである。
【0009】さらに、請求項5記載の発明が講じた解決
手段は、上記請求項4記載の発明のヒンジ部材(24)を特
定し、上記各弾体分割片(22)および翼部(3) の内部に取
付ける構成としたものである。
【0010】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
少なくとも1つの弾体分割片(4) と、翼部(3) とは、可
撓性のある線状部材(9),(11),(12) により連結されてい
るので、高速飛翔体(1) の飛翔途中で弾体部(2) が各弾
体分割片(4) に分割されて翼部(3) から分離すると、該
翼部(3) は、推進軸(m) 外に重力により落下する上記1
つの弾体分割片(4) に引張られて推進軸(m) 外に外れ、
該弾体分割片(4)に伴って翼部(3) が落下することにな
り、該翼部(3) の飛翔距離が確実に制限される。
【0011】請求項2記載の発明では、推進軸(m) から
偏心した位置で翼部(3) に連結した線状部材(11)は、所
定の引張荷重が作用したときに断線するので、その荷重
の限界値が弾体分割片(4) の分離直後に達したときに
は、翼部(3) の偏心位置より翼部(3) 外方にはみ出す線
状部材(11)のはみ出し部分により、翼部(3) の推進軸
(m) 回りの回転に振れが生じ、その振れが次第に助長さ
れて翼部(3) の空気抵抗が増加することになり、翼部
(3) が推進軸(m) から外れて飛翔距離が確実に制限され
る。
【0012】また、上記線状部材(12)が、弾体分割片分
離時に推進軸(m) 外に落下する弾体分割片(4) により翼
部(3) に荷重が十分に作用したときに断線すれば、上記
荷重によって翼部(3) の回転振れが推進軸(m) から外れ
る程度に助長され、上記線状部材(12)が断線する荷重の
限界値では空気抵抗が大幅に増加して、翼部(3) が弾体
分割片(4) に伴うように落下することになり、翼部(3)
の飛翔距離が確実に制限される。
【0013】請求項3記載の発明では、可撓性のある線
状部材(9),(11),(12) が、弾体部(2) と翼部(3) との結
合部における中空部(5b)内に巻かれて収容されるので、
弾体分割片(4) と翼部(3) とが線状部材(9),(11),(12)
を介して連結されているにも拘らず、高速飛翔体(1) の
弾体部分割時以前の通常飛翔に影響を与えることはな
い。
【0014】請求項4記載の発明では、ヒンジ部材(24)
を介して翼部(3) に連結された各弾体分割片(22)は、飛
翔途中で推進軸(m) を中心にして外方へ放射状に拡が
り、その各弾体分割片(22)の拡がりが高速飛翔体(1) 飛
翔時の遠心力により維持されるので、弾体分割時に推進
軸(m) 方向からの空気を真正面に受けて翼部(3) の空気
抵抗が増大し、各弾体分割片(22)と共に翼部(3) が推進
軸(m) から外れて落下することになり、翼部(3) の飛翔
距離が確実に制限される。
【0015】さらに、請求項5記載の発明では、ヒンジ
部材(24), …が、各弾体分割片(22)および翼部(3) の内
部に取付けられているので、高速飛翔体(1) の径方向外
方側にはその飛翔の妨げとなるヒンジ部材(24), …が存
在せず、高速飛翔体(1) の通常飛翔に影響を与えること
はない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0017】図1および図2は本発明の第1実施例に係
る高速飛翔体を音速を越える速度で飛翔する場合に適用
したものを示し、この高速飛翔体(1) は、自身の軸線
(n) と一致する推進軸(m) 回りに回転しながら高速度で
飛翔するようになされている。上記高速飛翔体(1) は、
飛翔方向前端(以下、飛翔方向は省略する)に設けられ
た弾頭部(図示せず)と、該弾頭部の後側に配置された
略円柱形状の弾体部(2)と、該弾体部(2) の後側に配置
され、高速飛翔体(1) の推進軸(m) 方向への飛翔を安定
させる翼部(3) とを備えている。
【0018】上記弾体部(2) は、上記推進軸(m) を中心
にして放射状に3つの弾体分割片(4) ,…に等分に3分
割形成されている。該各弾体分割片(4) の前後方向中間
部には、上記推進軸(m) を挟んで互いに連通する内部空
間(4a)が形成されている。また、上記翼部(3) は、上記
弾体部(2) の後端に略面一状に連続し、後方へ行くに従
い小径となる略紡錘形状の紡錘体(5) と、該紡錘体(5)
の外面に固設された翼(6) ,…とを備えている。該各翼
(6) よりも前側に位置する紡錘体(5) の前側部分(5a)
は、内部に中空部(5b)を有する略円筒状に形成されてい
る。さらに、上記各弾体分割片(4) の後端部には、それ
ぞれ段差部(2a)を介して一様に小径となる小径部(2b)が
形成され、この各小径部(2b)によって、上記弾体部(2)
の後端部外径と、紡錘体(5) の前側部分(5a)の内径と一
致している。そして、上記各弾体分割片(4) の小径部(2
b)が前側部分(5a)の内周面(5c)に螺合されて、弾体部
(2) と翼部(3) との固定がなされるようになっている。
【0019】また、上記弾頭部には、飛翔途中に作動、
例えば高速度での飛翔時の熱によりストッパ(図示せ
ず)が溶融して作動するスイッチ(図示せず)が設けら
れている。そして、図3に示すように、上記各弾体分割
片(4) は、上記スイッチの作動により、前側が推進軸
(m) を中心にして径方向外方に拡がりながら分割するよ
うになっている。その分割動作は、上記紡錘体(5) の前
側部分(5a)前端に対して弾体部(2) の段差部(2a)周方向
一点を支点として行われる。この場合、小径部(2b)の内
方に対応する各弾体分割片(4) の後端部内方位置には、
段差部(2a)の周方向一点を支点とした各弾体分割片(4)
の分割動作(推進軸mを中心にする径方向外方への拡が
り動作)を可能とする切欠部(7) が形成されている。
【0020】さらに、図4に示すように、上記各弾体分
割片(4) は、翼部(3) に対して分離可能とされている。
つまり、各弾体分割片(4) は、分割状態で暫く推進軸
(m) 上を飛翔することになるが、この分割状態では、推
進軸(m) 方向から作用する空気流が各弾体分割片(4) の
内部空間(4a)に真正面から作用し、空気抵抗の増大を招
いて各弾体分割片(4) が翼部(3) から離れ、飛翔途中で
推進軸(m) 外に各弾体分割片(4) が重力により落下する
ように構成されることによる。この場合、中空部(5b)
は、弾体部(2) と翼部(3) との分離部において互いに連
通する中空部として形成される。
【0021】そして、本発明の特徴部分として、上記各
弾体分割片(4) のうちの任意に選んだ1つの弾体分割片
(4) の後端には、頭部(8a)が中空部(5b)内に露呈する螺
子部材(8b)が螺着されている。また、上記紡錘体(5)
(翼部(3) )の後側部分(5d)前端面には、頭部(8c)が中
空部(5b)内に露呈する螺子部材(8d)が螺着されている。
上記各螺子部材(8b),(8d) の頭部(8a),(8c) は、弾体部
(2) (各弾体分割片(4))と翼部(3) との結合状態で互
いに対向するようにそれぞれ中空部(5b)内に露呈してい
る。上記紡錘体(5) の後側部分(5d)前端面における螺子
部材(8) の螺着位置は、高速飛翔体(1) の軸線(n) (推
進軸(m) )から偏心した偏心位置となる。そして、上記
各頭部(8a),(8c) は、可撓性のある線状部材としてのコ
イル(9) により連結されている。該コイル(9) は、上記
中空部(5b)内に巻回された状態で収容されている。
【0022】したがって、上記実施例では、任意の1つ
の弾体分割片(4) の後端と、紡錘体(5) の後側部分(5d)
前端面における偏心位置(螺子部材(8d)の螺着位置)と
は、コイル(9) により連結されているので、高速飛翔体
(1) の飛翔途中に作動するスイッチにより、図3に示す
ように弾体部(2) がその後端側(段差部(2a)側)を支点
にして推進軸(m) を中心に径方向外方へ拡がりながら各
弾体分割片(4) に分割され、該各弾体分割片(4) が分割
状態で受ける空気抵抗の増大により推進軸(m)外に重力
により落下するよう翼部(3) から分離する。このとき、
翼部(3) は、推進軸(m) 外に落下する上記任意の弾体分
割片(4) に引張られることになり、その弾体分割片(4)
からの引張り荷重が紡錘体(5) の偏心位置に作用して翼
部(3) の推進軸(m) 回りの回転に振れを効果的に生じさ
せ、その回転振れが次第に助長されて翼部(3) の軸線
(n) が推進軸(m) から外れ始める。これにより、翼部
(3) は、図4に示すように推進軸(m) 外に落下する上記
任意の弾体分割片(4) に容易に引張られ、該任意の弾体
分割片(4) に伴って落下することになる。その結果、弾
体分割片(4) と翼部(3) とをコイル(9) により連結する
だけの簡単な構成で、翼部(3) の飛翔距離を確実にかつ
実施上有効に制限することができる。
【0023】しかも、上記コイル(9) が、紡錘体(5) の
前側部分(5a)内方の中空部(5b)内に巻回して収容される
ので、弾体分割片(4) と翼部(3) とがコイル(9) を介し
て連結されているにも拘らず、高速飛翔体(1) の弾体部
分割時以前の通常飛翔に支障を招くことがない。
【0024】尚、上記第1実施例では、翼部(3) をコイ
ル(9) を介して任意の弾体分割片(4) の落下に伴い引張
って推進軸(m) 外に落下させたが、図5に示すように、
コイル(11),(13) が、所定の引張り荷重が作用したとき
に限界値に達して断線するものであっても良い。その場
合、上記荷重の限界値が弾体分割片(4) の分離直後に達
したときに断線するコイル(11)であれば、翼部(3) の偏
心位置より翼部(3) 外方にはみ出すコイル(11)のはみ出
し部分により、翼部(3) の推進軸(m) 回りの回転に振れ
が生じ、その振れが次第に助長されて翼部(3) の空気抵
抗が増加することになり、翼部(3) が推進軸(m) から外
れて飛翔距離が確実に制限される。また、上記コイル(1
2)が、弾体分割片分離時に推進軸(m) 外に落下する任意
の弾体分割片(4) により翼部(3) に荷重が十分に作用し
たときに限界値に達して断線するものであれば、上記荷
重によって翼部(3) の推進軸(m) 回りの回転振れが推進
軸(m) から外れる程度に助長され、上記コイル(12)が断
線する荷重の限界値では空気抵抗が大幅に増加して、翼
部(3) がその弾体分割片(4) に伴うように落下すること
になり、翼部(3) の飛翔距離が同様に制限される。
【0025】次に、本発明の第2実施例を図6ないし図
8に基づいて説明する。
【0026】この第2実施例では、弾体部と翼部との連
結関係を変更している。
【0027】すなわち、本実施例では、図6に示すよう
に、弾体部(21)は、推進軸((m) を中心にして三分割可
能な各弾体分割片(22)に形成されているとともに、弾体
部(21)の後端部は、その各弾体分割片(22)の中空部分
(22b) を紡錘体(5) (翼部(3) )の中空部(5b)に連通さ
せるよう略円筒状の筒部(23)に形成されている。また、
各弾体分割片(22)の前後方向中間部には、推進軸(m) を
挟んで互いに連通する内部空間(22a) が形成されてい
る。そして、上記筒部(23)に対応する各弾体分割片(22)
後端の内周面中央位置と、その内周面中央位置に対応す
る紡錘体(5) (翼部(3) )の内周面(5c)とは、ヒンジ部
材(24), …を介して連結されていて、各弾体分割片(22)
が、弾頭部のスイッチの作動により、前側が推進軸(m)
を中心にして径方向外方に拡がりながら分割するように
なっている。この分割動作は、上記紡錘体(5) の前側部
分(5a)前端に対して各弾体分割片(22)の後端縁周方向中
央部を支点として行われるようになっている。尚、高速
飛翔体のその他の構成は、第1実施例の場合と同じであ
り、同一の部分については同一の符号を付してその説明
は省略する。
【0028】したがって、上記第2実施例では、ヒンジ
部材(24)を介して翼部(3) に連結された各弾体分割片(2
2)は、飛翔途中で外方へ放射状に拡がり、その拡がりが
高速飛翔体(1) 飛翔時の遠心力により維持されるので、
弾体部分割時に推進軸(m) 方向からの空気流を真正面に
受けて翼部(3) の空気抵抗が増大し、弾体分割時に各弾
体分割片(22)が翼部(3) と共に推進軸(m) から外れて落
下することになる。その結果、各弾体分割片(22)と翼部
(3) とをヒンジ部材(24)で連結するだけの簡単な構成
で、翼部(3) の飛翔距離を確実に制限することができ
る。
【0029】しかも、各ヒンジ部材(24)が、各弾体分割
片(22)後端の内周面中央位置と、紡錘体(5) の内周面(5
c)とに取付けられているので、高速飛翔体(1) の径方向
外方側にはその飛翔の妨げとなるヒンジ部材(24), …が
存在せず、高速飛翔体(1) の通常飛翔に支障を招くこと
がない。
【0030】尚、本発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。例えば、上記各実施例では、弾体部(2),(21)を3つ
の弾体分割片(4),(22)に分割したが、弾体部が2つまた
は4つ以上の弾体分割片に分割されるようにしても良い
のは勿論である。
【0031】また、上記第2実施例では、各弾体分割片
(22)を翼部(3) に対してヒンジ部材(24)を介してそれぞ
れ連結したが、少なくとも1つの弾体分割片がヒンジ部
材を介して翼部に連結される一方、残る弾体分割片が分
割時に受ける空気流により翼部に対して分離されるよう
にしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
る高速飛翔体によれば、少なくとも1つの弾体分割片と
翼部とを線状部材により連結した簡単な構成により、弾
体分割片分離時に上記1つの弾体分割片に伴い翼部を推
進軸外に落下させて、翼部の飛翔距離を確実にかつ実施
上有効に制限することができる。
【0033】請求項2記載の発明における高速飛翔体に
よれば、線状部材を所定の引張り荷重により断線させる
簡単な構成でもって、断線した線状部材のはみ出し部分
による翼部の回転振れを助長させた空気抵抗の増加によ
り翼部を落下させたり、弾体分割片による回転振れをか
なり助長させた翼部の空気抵抗の大幅な増加により翼部
を落下させたりして、翼部の飛翔距離を確実に制限する
ことができる。
【0034】請求項3記載の発明における高速飛翔体に
よれば、線状部材を高速飛翔体の中空部内に巻いて収容
したので、高速飛翔体の通常飛翔に支障を招くことなく
翼部の飛翔距離を確実に制限することができる。
【0035】請求項4記載の発明における高速飛翔体に
よれば、弾体分割時に翼部に対して外方へ放射状に拡が
る簡単な構成の各弾体分割片により、飛翔途中に推進軸
方向からの空気抵抗を各弾体分割片により増大させて翼
部を伴い落下させるので、翼部の飛翔距離を確実に制限
することができる。
【0036】さらに、請求項5記載の発明における高速
飛翔体によれば、ヒンジ部材を各弾体分割片および翼部
の径方向内方側に取付けたので、高速飛翔体の通常飛翔
に支障を招くことなく翼部の飛翔距離を確実に制限する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る図2のA−A線断面
図である。
【図2】同じく弾体部の縦断正面図である。
【図3】同じく弾体部の分割状態を示す図1相当図であ
る。
【図4】同じく弾体分割片の分離状態を示す図1相当図
である。
【図5】第1実施例の変形例に係る翼部の縦断側面図で
ある。
【図6】第2実施例に係る図1相当図である。
【図7】同じく図3相当図である。
【図8】同じく分割状態で高速飛翔体を前方より視た正
面図である。
【符号の説明】
(1) 高速飛翔体 (2),(21) 弾体部 (3) 翼部 (4),(22) 弾体分割片 (5b) 中空部 (9),(11),(12) 線状部材 (24) ヒンジ部材 (m) 推進軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速度で推進軸(m) 回りに回転しながら
    飛翔する高速飛翔体であって、 弾体部(2) と翼部(3) とを備えており、 上記弾体部(2) は、上記推進軸(m) を中心にして複数の
    分割片(4) ,…に分割可能に形成されているとともに、
    その各弾体分割片(4) が高速飛翔体の飛翔途中で推進軸
    (m) 外に落下するよう翼部(3) に対して分離可能に結合
    されており、 上記各弾体分割片(4) のうちの少なくとも1つの弾体分
    割片(4) と上記翼部(3) とは、可撓性のある線状部材
    (9),(11),(12) により連結されていることを特徴とする
    高速飛翔体。
  2. 【請求項2】 上記線状部材(11),(12) は、所定の引張
    荷重が作用したときに断線するもので、上記推進軸(m)
    から偏心した位置で翼部(3) に連結されている請求項1
    記載の高速飛翔体。
  3. 【請求項3】 上記弾体部(2) と翼部(3) との結合部に
    は中空部(5b)が設けられ、該中空部(5b)内には上記線状
    部材(9),(11),(12) が収容されている請求項1または請
    求項2記載の高速飛翔体。
  4. 【請求項4】 高速度で推進軸(m) 回りに回転しながら
    飛翔する高速飛翔体であって、 弾体部(21)と翼部(3) とを備えており、 上記弾体部(21)は、上記推進軸(m) を中心にして複数の
    分割片(22), …に分割可能に形成され、 その各弾体分割片(22)は、上記翼部(3) に対し、上記高
    速飛翔体(1) の飛翔途中で外方へ放射状に拡がるように
    それぞれヒンジ部材(24)を介して連結されていることを
    特徴とする高速飛翔体。
  5. 【請求項5】 上記ヒンジ部材(24)は、上記各弾体分割
    片(22)および翼部(3) の内部に取付けられている請求項
    4記載の高速飛翔体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013228191A (ja) * 2012-03-29 2013-11-07 Daikin Industries Ltd 高速飛翔体

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