JPH07251052A - 炭酸水製造装置 - Google Patents
炭酸水製造装置Info
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- JPH07251052A JPH07251052A JP6043513A JP4351394A JPH07251052A JP H07251052 A JPH07251052 A JP H07251052A JP 6043513 A JP6043513 A JP 6043513A JP 4351394 A JP4351394 A JP 4351394A JP H07251052 A JPH07251052 A JP H07251052A
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Abstract
低濃度炭酸水を効率的に製造する。 【構成】 原水が供給される給水配管11と、原水と炭
酸ガスとが合流するように給水配管11に連結された、
炭酸ガスが供給されるガス配管12と、ガス配管12に
設けられたガス貯留部9、細管部6及び逆止弁7とを備
える炭酸水製造装置。 【効果】 ガス貯留部9に貯めたCO2 ガスを細管部6
で加圧して逆止弁7を開とすることにより、所望の低濃
度炭酸水を、容易に得ることができる。装置構成が簡単
かつコンパクトである。連続的に低濃度炭酸水を得るこ
とができる。
Description
特に、低濃度の炭酸水の製造が可能な炭酸水製造装置に
関する。
供給管と、液体二酸化炭素(CO2 )の供給管とを有
し、CO2 を液体状態で冷水と混合して炭酸水を製造す
るものが公知である。
る水の温度に依存するため、液状で混合する方が良いた
め、従来においては、液体CO2 を溶解させている。
を液体状態で混合すると、その質量との関係からCO2
の混合割合が多くなり、微量のCO2 を含んだ炭酸水を
製造することはできない。このため、従来の炭酸水製造
装置では、所望の低濃度炭酸水を安定に製造することは
できなかった。
水にCO2 ガスを安定に供給して、所望の低濃度炭酸水
を効率的に製造することができる炭酸水製造装置を提供
することを目的とする。
は、原水が供給される給水配管と、原水と炭酸ガスとが
合流するように該給水配管に連結された、炭酸ガスが供
給されるガス配管と、該ガス配管に設けられたガス貯留
部、細管部及び逆止弁とを備えてなることを特徴とす
る。
する場合、炭酸ガス圧の変動幅0.05〜0.2kg/
cm2 の圧力範囲内での微妙な制御が必要となることか
ら、条件変動により水圧が変化した場合には、目的とす
る低濃度炭酸水を得ることができない。
のCO2 ガスを注入することにより、所定の低濃度炭酸
水を製造できる本発明の炭酸水製造装置を開発した。
し、この給水量を、例えば、1cc毎に1パルスを発信
する定容積式の流量計などを用いて正確に計測する。
ためには、できるだけ頻度多く水とCO2 ガスを混合す
る必要があるが、配管中での水とCO2 ガスとの混合に
際し、所定の給水量に対してCO2 ガスを周期を合わせ
て注入するには、ガスの微少流量コントロールが必要と
なる。従来の技術では、このような微少流量コントロー
ルのための装置は、非常に高価なものとなる。
炭酸ガスボンベより一次減圧されたCO2 ガスの所定の
最高濃度を達成するために必要な質量分を、ガス配管の
ガス貯留部に確保する。このガス貯留部に確保したCO
2 ガスを一定流量毎に水側に放出することにより、水と
所定割合で混合させる。
る際、水側に圧力変動があると炭酸ガスの注入量に差が
でて、得られる炭酸水濃度に変動がでる。本発明におい
ては、ガス貯留部と混合点(ガス配管と給水配管との連
結部)との間に細管部と逆止弁を設け、ガス貯留部のC
O2 ガスを細管部で流量調整して混合点に送給すること
により、水側の圧力変化にかかわらず、CO2 ガス注入
量を一定とする。
置を詳細に説明する。
を示す系統図である。
り、流量計1を備える。12は、食品用炭酸ガスボンベ
1内のCO2 ガスを混合点(T字ジョイント)Mに供給
するガス配管であり、混合点Mにおいて、給水配管12
と連結されている。このガス配管12には、減圧弁3,
第1の電磁弁4,第2の電磁弁5,キャピラリーチュー
ブ6及び逆止弁7が設けられ、また、電磁弁4,5間に
は、圧力スイッチ8を備えるガスホルダー9が接続され
ている。10は流量計1及び圧力スイッチ8の計測値が
入力され、これらの結果に基いて電磁弁4,5の開閉を
制御するコントローラである。13は炭酸水の流出配管
である。12a〜12fはガス配管の一部を示す。
水は給水配管11より所定の圧力及び所定の流量で供給
され、このときの原水流量は、流量計1により正確に計
測され、計測値はコントローラ10に入力される。この
流量計1は、流量1cc毎に1パルスを発信する定容積
式の流量計が好ましく、これにより、正確な計測が可能
である。
原水流量に流量計1の計測値が達したことが確認される
と、コントローラ10より第2の電磁弁5の開信号が出
力され、電磁弁5が開く。これにより、ガスホルダー9
内の圧力7kg/cm2 のCO2 ガスは、配管12d,
配管12e,第2の電磁弁5,キャピラリーチューブ
6,逆止弁7及び配管12fを経て混合点Mにて給水配
管12内の原水に注入混合される。
れると、ガスホルダー9内のCO2ガス圧力は低下す
る。ガスホルダー9内の圧力が6.5kg/cm2 まで
低下すると、圧力スイッチ8から下限信号がコントロー
ラ10に入力され、第2の電磁弁5が閉じられる。
の下限信号が入力された後、若干の時間的遅れ(遅延タ
イマーによる)を取り、第1の電磁弁4と第2の電磁弁
5が同時に開くことのないように配慮をして、第1の電
磁弁4の開信号を出力すると電磁弁4が開く。これによ
り、食品用炭酸ガスボンベ2内の高圧CO2 ガスが配管
12aから減圧弁3で約8kg/cm2 程度に減圧され
た後、配管12b,第1の電磁弁4,配管12c、配管
12dを経てガスホルダー9に流入する。
スホルダー9内のCO2 ガス量が増加して圧力が7kg
/cm2 まで上昇すると、圧力スイッチ8から上限信号
がコントローラ10に入力され、第1の電磁弁4が閉じ
られ、1サイクルのCO2 ガス注入が終了する。
2 ガスを一定量毎原水に注入するサイクルを繰り返し行
うことにより、所定濃度の炭酸水を連続して得ることが
できる。
に設置される下流側の設備の圧力に依存し、左右され
る。この混合点Mでの圧力が変動すると、第2の電磁弁
5の出口側の圧力が変化し、第2の電磁弁5を通過する
CO2 ガス量(質量)が変化する。即ち、ガスホルダー
9の圧力スイッチ8は7kg/cm2 から6.5kg/
cm2 に圧力降下したときに下限信号をコントローラ1
0に送るが、これを検知してから第2の電磁弁5を閉じ
るまでの間は瞬時ではないので、第2の電磁弁5を通過
するCO2 ガスの質量は、混合点Mの圧力が高いと少な
く、低い場合は多くなる。
磁弁5と逆止弁7との間にキャピラリーチューブ6を設
けることで、ガスホルダー9内のCO2 ガス圧がキャピ
ラリーチューブ6の両端での差圧により徐々に変化する
ようにして流量調整し、下限信号を出す圧力を確実に検
出できるようにすると共に、混合点Mの圧力が低い場合
でも、必要以上のCO2 ガスが注入されないよう構成さ
れている。
下限圧力(6.5kg/cm2 )から逆止弁7のバネ圧
による圧損を差し引いた圧力以下にすることで、混合点
Mでの圧力が高いためにCO2 ガスの注入が不十分にな
ることがなくなる。
かわらず、CO2 ガスの注入量が一定となって、所定濃
度の炭酸水を安定に得ることが可能とされる。
管部の管径は、その炭酸水製造装置の原水圧力や圧力ス
イッチ8の上限信号、下限信号の設定値等によっても異
なるが、通常の場合、ガス配管12の他の部分(配管1
2e,12f等)の管径の1/5〜1/10程度である
ことが好ましい。
変えることにより、得られる炭酸水の設定濃度を変える
ことができる。また、CO2 ガスの注入間隔を変更する
ことにより、この設定濃度の範囲内で、炭酸水の濃度を
更に調節することができる。
容量約3ml、ガス配管12の管径を6mm、キャピラ
リーチューブの管径を0.8mm、給水圧力を6kg/
cm2 とし、前述の上限信号、下限信号のもとに、1サ
イクルを200〜700ccまで行って、10〜200
ppmの炭酸水を得た。
の炭酸水製造装置の一実施例であって、本発明はその要
旨を超えない限り、何ら図示のものに限定されるもので
はない。
のに限らず、CO2 ガスを貯める管状のものでも良い。
また、単に第1の電磁弁と第2の電磁弁との間の配管の
径を太くして、この大径部にCO2 ガスを貯めるもので
あっても良い。
に限らず、ラインミキサーであっても良い。
気を吸引するようにしても良い。この場合には、CO2
ガス供給配管系での全体の圧力を低下させることができ
る。即ち、空気吸引による減圧は、減圧弁3での減圧に
寄与する。通常、ガスボンベ2の圧力は50kg/cm
2 程度であり、上記実施例では減圧弁3でCO2 ガス圧
を8kg/cm2 に減圧しているが、CO2 ガス供給配
管系全体の圧力が低下することにより、CO2 ガス圧を
3.5kg/cm2 程度まで減圧することが可能とな
る。このCO2 ガス圧3.5kg/cm2 という値は、
ファーストフード店やコンビニエンスストアーなどで利
用されているCO2 ガス圧に等しく、従って、このよう
に減圧を図ることにより、既存の設備に変更を加えるこ
となく本発明を応用することが可能となる。
(図1において、排出配管13)には、通常の場合、炭
酸含有物質が充填されたミネラル水生成器、或いはウォ
ータークーラー、或いは炭酸水蛇口が接続される。
い実施態様は次の通りである。
であることを特徴とする炭酸水製造装置。
の大径部であることを特徴とする炭酸水製造装置。
ーチューブであることを特徴とする炭酸水製造装置。
イントとされていることを特徴とする炭酸水製造装置。
キサーとされていることを特徴とする炭酸水製造装置。
ーを設けたことを特徴とする炭酸水製造装置。
注入量を制御することを特徴とする炭酸水製造装置。
留部の圧力を検知し、検出圧力に応じて前記弁を閉とす
ることを特徴とする炭酸水製造装置。
装置によれば、 所望の低濃度炭酸水を、容易に、例えば、CO2 ガ
スの注入間隔を設定するだけで得ることができる。 装置構成が簡単かつコンパクトである。 連続的に低濃度炭酸水を得ることができる。 といった効果が奏される。
ウム塩含有物質を充填した塔と組み合わせることによ
り、安価なカルシウムイオン水生成装置を提供すること
ができる。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 原水が供給される給水配管と、 原水と炭酸ガスとが合流するように該給水配管に連結さ
れた、炭酸ガスが供給されるガス配管と、 該ガス配管に設けられたガス貯留部、細管部及び逆止弁
とを備えてなることを特徴とする炭酸水製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04351394A JP3391083B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 炭酸水製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04351394A JP3391083B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 炭酸水製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07251052A true JPH07251052A (ja) | 1995-10-03 |
JP3391083B2 JP3391083B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=12665822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04351394A Expired - Lifetime JP3391083B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 炭酸水製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3391083B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003071260A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-03-11 | Ngk Insulators Ltd | 炭酸水製造装置及びそれを備えた浄水器 |
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-
1994
- 1994-03-15 JP JP04351394A patent/JP3391083B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3391083B2 (ja) | 2003-03-31 |
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