JPH072507U - アスファルト溶液散布装置 - Google Patents
アスファルト溶液散布装置Info
- Publication number
- JPH072507U JPH072507U JP3825893U JP3825893U JPH072507U JP H072507 U JPH072507 U JP H072507U JP 3825893 U JP3825893 U JP 3825893U JP 3825893 U JP3825893 U JP 3825893U JP H072507 U JPH072507 U JP H072507U
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- spray
- valve
- asphalt solution
- piston rod
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 路面幅に応じて散布幅を簡単且つ正確に調整
し得るアスファルト溶液散布装置を提供する。 【構成】 散布管1に配設した多数個の散布ノズル8の
それぞれにバルブ2を設け、各バルブ2のバルブボディ
3内に上下摺動自在に設けたピストンロッド6を圧力流
体の供給によって作動させることにより散布管1内のア
スファルト溶液を散布ノズル8から散布させるようにす
ると共に、各バルブ2を遠隔操作によって単独的に作動
させるようにして路面に対応した複数個の散布ノズル8
からのみアスファルト溶液を散布するように構成してい
る。
し得るアスファルト溶液散布装置を提供する。 【構成】 散布管1に配設した多数個の散布ノズル8の
それぞれにバルブ2を設け、各バルブ2のバルブボディ
3内に上下摺動自在に設けたピストンロッド6を圧力流
体の供給によって作動させることにより散布管1内のア
スファルト溶液を散布ノズル8から散布させるようにす
ると共に、各バルブ2を遠隔操作によって単独的に作動
させるようにして路面に対応した複数個の散布ノズル8
からのみアスファルト溶液を散布するように構成してい
る。
Description
【0001】
本考案は路面にアスファルト舗装を行うアスファルト散布車において、該散布 車に配設されるアスファルト溶液散布装置の改良に関するものである。
【0002】
この種のアスファルト溶液散布装置としては、従来から、アスファルト散布車 に路幅方向に長い水平散布管を配設し、該散布管に長さ方向に一定間隔毎に複数 個の散布ノズルを装着すると共に各散布ノズルをコックの回動操作によって開閉 させることにより、散布管内に圧入されているアスファルト溶液を散布ノズルか ら路面に向かって散布するように構成したものが知られている。そして、各散布 ノズルを順次単独的に開閉させるのは極めて煩雑であるため、複数個のコックの 開閉レバーを1つのリンク板で連結して、該リンク板を長さ方向に往復動させる ことによりコックを一斉に開閉させるように構成している。
【0003】
しかしながら、上記のような構造によれば、リンク板の作動によって該リンク 板で連結している全てのコックを一斉に開閉させるものであるから、散布すべき 路幅が変化した場合、一旦、リンク板を取り外したのち、その路幅に応じた散布 管の長さ部分に装着している複数個のコックのみを新たなリンク板によって一連 に連結して散布幅を調整しなければならず、路幅が変化する度にこのような調整 作業を行うことは極めて煩わしく、且つ手間を要して作業能率が著しく低下する という問題点があった。
【0004】 さらに、散布車の走行中においては散布幅を変更することはできず、アスファ ルト溶液が散布されない部分などが生じて正確なアスファルト舗装が困難である 等の問題点を有している。本考案はこのような問題点を全面的に解消し得るアス ファルト溶液散布装置の提供を目的とするものである。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案のアスファルト溶液散布装置は、中空内部 をアスファルト溶液供給路1aに形成している水平散布管1に、下端に散布ノズル 8を設けたバルブ2を長さ方向に適宜間隔毎に装着してなるアスファルト溶液散 布装置において、各バルブ2における中央部にピストンロッド6を上下摺動自在 に配設した筒状のバルブボディ3を上記散布管1の上下壁面間に貫通状態に装着 し、該バルブボディ3の下部に散布管1内に連通する通孔10を設けると共に下端 に散布管1から下方に突出した上記散布ノズル8を設け、この散布ノズル8と通 孔10との間のバルブボディ3内に上記ピストンロッド6の弁座9を配設し、さら に、散布管1上に突出した各バルブボディ3の上端部内にピストンロッド6のピ ストン5を常時下方に押圧しているスプリング11を設けると共に該スプリング11 力に抗してピストン5の下面側に圧力流体を供給してピストンロッド6を上動さ せる流体圧流入口13を設け、各バルブ2を単独的に開閉させるように構成してい る。
【0006】
このように構成したので、バルブ2に圧力流体を供給すると、スプリング11力 に抗してピストンロッド6が上動し、該ピストンロッド6によって閉止されてい たバルブボディ3の下部通孔10が開放されて散布管1内に充満しているアスファ ルト溶液が該通孔10を通じてバルブボディ3内に流入し、散布ノズル8から路面 に散布される。又、圧力流体の供給を停止すると、スプリング11力によってピス トンロッド6が下動し、通路10を閉止してアスファルト溶液の散布が停止する。
【0007】 上記の各バルブ2は、散布車の運転席等から遠隔操作により任意に開閉させる ことが可能であり、従って、アスファルト舗装すべき路幅に応じて、該路幅に対 応する散布管1の長さ部分に装着している複数個のバルブ2を開閉させて路面全 面に正確にアスファルト舗装が行える。さらに、アスファルト散布車の走行中に おいて路幅が変化した場合には、その路幅に対応した複数個のバルブ2を開放す ることによって散布幅の調整が円滑に行えるものである。
【0008】
本考案の実施例を図面について説明すると、図1において、1は断面矩形状の 鋼管よりなるアスファルト溶液散布管で、その中空内部をアスファルト溶液供給 路1aに形成していると共に、図4に示すように、長さ方向に一定の小間隔毎にバ ルブ2、2・・・2を装着してある。このバルブ2は散布管1の幅よりも小径筒 状のバルブボディ3を有し、各バルブ2の該バルブボディ3を水平に配設した上 記散布管1の上下壁面の幅方向の中央部間に貫通させ、散布管1から上方に突出 する大径頭部3aの下面を散布管1にシール材21を介して密着させていると共に散 布管1の下壁面から下方に突出したノズル装着部3bの外周面にナット22を螺合さ せ、シール材23を介して散布管1に固定してある。
【0009】 4は上記大径頭部3aの上面に一体的に固着してなるシリンダ部であり、ピスト ン5を上下摺動自在に内装してある。このピストン5の中央にはピストンロッド 6の上端が一体的に固着してあり、該ピストンロッド6は上記筒状バルブボディ 3の中央孔3cに上下摺動自在に挿入してある。一方、上記ノズル装着部3bの中央 には上下方向に連通する散布通路7が設けられてあり、その通路7の下端に散布 ノズル8を装着していると共に通路7の上端に弁座9を配設、固定し、この弁座 9に上記ピストンロッド6のコーン状下端面を着脱自在に圧接させてある。
【0010】 上記バルブボディ3の下部一側壁面には、散布管1内のアスファルト溶液供給 路1aに連通する横孔形状の通孔10が穿設されてあり、この通孔10は上記弁座9の 上方における中央孔3cから弁座9を介して上記散布ノズル8に連通してある。ま た、上記シリンダ部4内にはピストン5の上面を常時弾圧しているコイルスプリ ング11が設けられてあり、このコイルスプリング11の弾発力によって常態におい てはピストンロッド6の下端を弁座9に圧着させて通孔10と散布ノズル8との連 通を遮断している。
【0011】 さらにシリンダ部4内において、ピストンロッド6の下面側には加圧室12が設 けられてあり、この加圧室12はシリンダ部4の一側壁に穿設している圧力流体流 入口13を通じて該流入口13に接続している圧力流体供給ホース14(図6に示す) に連通させてある。このように、散布管1に装着した各バルブ2に取付けている 圧力流体供給ホース14は、図6に示すように、夫々電磁弁15を介して空気、或い は油圧等の圧力流体供給源16に連結、連通してあり、所望の電磁弁15を運転席等 からの操作によって作動させることにより、該電磁弁15を備えた供給ホース14か ら該ホース14を接続しているバルブ2の加圧室12に圧力流体を供給し、そのバル ブ2のピストンロッド6を上動させて散布管1内のアスファルト溶液をノズル8 から噴射させるように構成している。
【0012】 このように構成したアスファルト溶液散布装置における散布管1は図2、図3 に示すように、アスファルト溶液散布車17の台車後端部下面に2本、並行に配設 されて上下動および左右方向に移動自在に取付けられている。即ち、両散布管1 、1を前後方向に並設して夫々取付板18、18に水平状態に固着する一方、図4、 図5に示すように、左右端面板19、19間の前後に、上下一対の固定ガイド棒20、 20を架設状態に固着し、これらのガイド棒20、20に上記取付板18、18の対向面に 取付けている左右一対の短筒状摺動片24、24を摺動自在に嵌合させ、ガイド棒20 に沿って夫々左右方向に移動可能としてある。
【0013】 この移動機構は、左右端面板19、19間に2本の油圧シリンダ25、25をそのロッ ド側を相反する方向に向けて同一軸線上に固定すると共にこれらの油圧シリンダ 25、25のロッド端を取付板18、18に固着した連結片26に一体に連結して該油圧シ リンダ25の作動により左右方向(路面幅方向)に伸縮させるように構成している ものである。また、左右端面板19、19は散布車17の台車後端部上に立設した油圧 シリンダ27(図2、図3に示す)のロッド端に連結され、該シリンダ27の作動に よって上下移動調整可能となっている。
【0014】 上記バルブ2への圧力流体やシリンダ25、27への油圧の圧送は、散布車17のエ ンジン28やコンプレッサ29を駆動することによって行われ、また、散布管1、1 へのアスファルト溶液の供給は、台車上にアスファルト溶液タンク30及びアスフ ァルトポンプ31、ポンプ駆動用油圧モータ32を設置し、タンク30に連結、連通さ せたアスファルト供給管33を通じて行われる。このアスファルト供給管33は、図 4に示すように、一方の散布管1の一端部に接続され、該散布管1内を流通して この散布管1の他端から中間ホース34を通じて他方の散布管1の一端に流入し、 該散布管1の他端から還流ホース35を通じてタンク30内に還流するように構成し ている。なお、散布管1はその両端が密閉されている。
【0015】 上記のように構成したアスファルト散布装置の作用を述べると、散布車17の運 転席内から操作によって任意の電磁弁15を作動させれば、該電磁弁15を備えた供 給ホース14から該ホース14を接続しているバルブ2の加圧室12にコンプレッサ29 側からの圧力流体が供給され、ピストン5はスプリング11の力に抗して上動して そのピストンロッド6の下端が弁座9から離間し、バルブボディ3の下部に穿設 している通孔10を弁座9を通じて散布通路7からノズル8側に連通させる。従っ て、散布管1内のアスファルト溶液は、該バルブ2のノズル8から路面に向かっ て散布される。又、上記電磁弁15を閉止すれば、加圧室12内への圧力流体の供給 が停止し、ピストン5がコイルスプリング11の力によって下動してピストンロッ ド6の下端面が弁座9に圧着し、通孔10と散布通路7間を遮断してアスファルト 溶液の散布が停止する。
【0016】 上記の各バルブ2は、散布車の運転席等から各電磁弁15を遠隔操作により開閉 させることで、所望のバルブ2を開放させることができる。一方、左右の油圧シ リンダ25、25を作動させると、前後2本の散布管1、1が路幅方向に伸縮し、こ れらの散布管1、1の突出端間の長さを路幅に一致させた状態にしてアスファル ト散布作業を行うものであるが、この際、前後に重複する散布管1、1の複数本 の散布ノズル8において、いずれか一方を開放、他方を閉鎖することにより、恰 も路幅と同一長さを有する散布管にノズル8を一列に設けた状態にして、路面全 面に均一なアスファルト散布が行えるものである。
【0017】
以上のように本考案のアスファルト溶液散布装置によれば、中空内部をアスフ ァルト溶液供給路1aに形成している水平散布管1に、下端に散布ノズル8を設け たバルブ2を長さ方向に適宜間隔毎に装着してなるアスファルト溶液散布装置に おいて、各バルブ2のバルブボディ3内に上下摺動自在に設けているピストンロ ッド11を圧力流体の供給によってそれぞれ単独的に作動させて散布管1内のアス ファルト溶液をノズル8から散布させるように構成しているので、路面幅に対応 した散布管1の長さ部分に装着している複数個のバルブ2のみを遠隔操作によっ て開放させて該バルブ2を備えているノズル8のみからアスファルト溶液を散布 させることができ、従って、散布幅を路面幅に応じて直ちに設定し得ると共に、 走行中に路面幅が変化してもその変化に対応して散布幅を自由自在に調整するこ とができ、アスファルト散布作業が能率良く行えるものである。
【0018】 さらに、下端に散布ノズル8を有するバルブボディ3は散布管1の上下壁面間 に貫通状態に装着していると共に該バルブボディ3の下部に設けた通孔10を散布 管1内に開口させているので、散布管1内に供給されるアスファルト溶液を配管 等を用いることなく直接散布ノズル8側に圧入させることができ、構造が簡単に して故障等の発生が生じ難いアスファルト溶液散布装置を提供し得る。
【図1】散布装置の縦断側面図、
【図2】散布装置を配設した散布車の側面図、
【図3】その背面図、
【図4】散布装置を路面幅方向に伸縮自在に配設した状
態の簡略平面図、
態の簡略平面図、
【図5】その簡略縦断側面図、
【図6】圧力流体およびアスファルト溶液供給回路図。
1 散布管 1a アスファルト溶液供給路 2 バルブ 3 バルブボディ 6 ピストンロッド 8 散布ノズル 9 弁座 10 通孔 11 コイルスプリング
Claims (1)
- 【請求項1】 中空内部をアスファルト溶液供給路1aに
形成している水平散布管1に、下端に散布ノズル8を設
けたバルブ2を長さ方向に適宜間隔毎に装着してなるア
スファルト溶液散布装置において、中央部にピストンロ
ッド6を上下摺動自在に配設した筒状のバルブボディ3
を上記散布管1の上下壁面間に貫通状態に装着し、該バ
ルブボディ3の下部に散布管1内に連通する通孔10を設
けると共に下端に散布管1から下方に突出した上記散布
ノズル8を設け、この散布ノズル8と通孔10との間のバ
ルブボディ3内に上記ピストンロッド6の弁座9を配設
し、さらに、散布管1上に突出した各バルブボディ3の
上端部内にピストンロッド6のピストン5を常時下方に
押圧しているスプリング11を設けると共に該スプリング
11力に抗してピストン5の下面側に圧力流体を供給して
ピストンロッド6を上動させる流体圧流入口13を設け、
各バルブ2を単独的に開閉させるように構成したことを
特徴とするアスファルト溶液散布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3825893U JPH072507U (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | アスファルト溶液散布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3825893U JPH072507U (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | アスファルト溶液散布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072507U true JPH072507U (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=12520300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3825893U Pending JPH072507U (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | アスファルト溶液散布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072507U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59154157A (ja) * | 1983-02-10 | 1984-09-03 | ダイナパツク・マスキン・アクチボラグ | 歴青結合材散布装置 |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP3825893U patent/JPH072507U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59154157A (ja) * | 1983-02-10 | 1984-09-03 | ダイナパツク・マスキン・アクチボラグ | 歴青結合材散布装置 |
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